JPH0741Y2 - 脱穀機の扱室内送塵弁における調節装置 - Google Patents

脱穀機の扱室内送塵弁における調節装置

Info

Publication number
JPH0741Y2
JPH0741Y2 JP1988108357U JP10835788U JPH0741Y2 JP H0741 Y2 JPH0741 Y2 JP H0741Y2 JP 1988108357 U JP1988108357 U JP 1988108357U JP 10835788 U JP10835788 U JP 10835788U JP H0741 Y2 JPH0741 Y2 JP H0741Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dust
handling
valve
inclination angle
handling chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1988108357U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0229233U (ja
Inventor
繁雄 大野
Original Assignee
セイレイ工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by セイレイ工業株式会社 filed Critical セイレイ工業株式会社
Priority to JP1988108357U priority Critical patent/JPH0741Y2/ja
Publication of JPH0229233U publication Critical patent/JPH0229233U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0741Y2 publication Critical patent/JPH0741Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Threshing Machine Elements (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、扱室の内周壁に、該扱室内に回転自在に収蔵
軸架される扱胴の軸と交叉して傾斜角度を変更調節自在
に装着する脱穀機の扱室内送塵弁における調節装置に関
するものである。
(ロ)従来の技術 上記のように、扱室の内周壁に傾斜角度を変更調節自在
に装着する送塵弁において、従来のものは、扱室の始端
側から終端側にかけて設ける送塵弁の全部のものが、そ
の傾斜角度を同一の角度でセットし、その状態で変更調
節自在にしているのである。
したがって、脱粒性の難易等穀稈の条件に応じて扱室の
始端側と終端側とで送塵機能を異ならしめて、始端側で
は扱室からの漏下を促進し終端側では排塵の流通性を良
くする調節操作が不可能であった。
(ハ)考案が解決しようとする課題 このように、従来の構成のものでは、扱室の始端側から
終端側にかけて設ける送塵弁の全部のものが、その傾斜
角度を同一の角度でセットし、その状態で変更調節自在
にしているから、脱粒性の難易等穀稈の条件に応じて扱
室の始端側では扱室からの漏下を促進し終端側では排塵
の流通性を良くする調節操作が不可能であるという問題
点あるので、本考案にあってはこの従来の問題点を解消
して、脱穀する穀稈の条件に応じて扱室内における送塵
弁の送塵機能を適応させるようにし脱穀性能の向上に寄
与せしめる目的として考案されたものである。
(ニ)課題を解決するための手段 そこで、本考案は、前記の目的を構成させるために、扱
室の内周壁に、該扱室内に回転自在に収蔵軸架される扱
胴の軸と交叉して傾斜角度を変更調節自在に装着する脱
穀機の扱室内送塵弁において、次に記載する手段を講じ
たのである。
すなわち、該送塵弁のうち、扱室始端側の送塵弁の傾斜
角度を終端側の送塵弁の傾斜角度より小なる傾斜角度に
変更ならしめる変更手段を施して構成したのである。
(ホ)作用 このように構成すると、扱室の始端部に供給される穀稈
はこの扱室内を終端部に移送されながら扱胴の回転によ
って脱穀処理されるのである。
そのとき、扱室の内周壁に装着する送塵弁のうち、始端
側の送塵弁の傾斜角度を変更手段によって終端側の送塵
弁の傾斜角度より小に変更し、その変更した状態で傾斜
角度を調節し、脱穀する穀稈の条件に送塵弁の送塵機能
を適応させて脱穀作業を行なうのである。
すなわち、例えば、脱粒性が難なる穀稈を脱穀する場合
は、変更手段によって始端側の送塵弁の傾斜角度を終端
側のものより小にし送塵機能を弱め扱室内における処理
作用を高めて扱室からの漏下を促進し、終端側の送塵弁
の傾斜角度は大であるから終端部からの排塵の流通性を
良くするように調節する。
(ヘ)実施例 以下本考案について実施例図を参照して説明する。この
例図に示す脱穀機はコンバイン搭載用のものであるか
ら、コンバインの全体概要から記載する。
(3)は機台(4)を支持する走行装置で、この機台
(4)上の左側にはスクリュー式の扱胴(2)を前後方
向にして収蔵軸架する扱室(1)と、この扱室(1)か
ら扱卸物を選別する揺動選別体(5)を上下に配設し、
揺動選別体(5)の下側に選別風路(6)を形成して構
成する脱穀選別部(B)を搭載し、その右側には操縦席
(7)と穀粒タンク(図示省略)を前後に設け、前記脱
穀選別部(B)と操縦席(7)の前方にフィーダーハウ
ス(8)を介して刈取部(A)を連設し刈取部(A)で
の刈取穀稈を扱室(1)に供給するようにしている。
刈取部(A)には刈刃(9)と掻込オーガ(10)が横設
され刈刃(9)の前側上方に掻込リール(11)が設けて
ある。
前記の扱室(1)の下側周りには始端側から終端側にか
けて弧状の受網(12)が張設され、終端側には下向き開
口の排稈口(13)を開設している。
また、揺動選別体(5)は始端部から終端部にかけてフ
ィードパン(14)・第1チャフシーブ(15)・第2チャ
フシーブ(16)を順次連設し、第1チャフシーブ(15)
の下側にグレンシーブ(17)を設けて、これらフィード
パン(14)・第1チャフシーブ(15)・第2チャフシー
ブ(16)・グレンシーブ(17)が一体となって前後に揺
動するようになっている。
前記の揺動選別体(5)の下側に形成する選別風路
(6)にはフィードパン(14)の下側に設ける圧風ファ
ン(18)によって起風される選別風が揺動選別体(5)
にそって吹流して上方に吹き抜けるようになり、選別風
路(6)の底部でグレンシーブ(17)の下方に横設され
る1番物受樋(19)によって1番物は前記の穀粒タンク
(図示省略)に収納されるのである。
したがって、コンバインを走行装置(3)によって前進
させると、植立穀稈は掻込リール(11)で掻込まれなが
ら刈刃(9)で刈取られこの刈取られた穀稈は掻込オー
ガ(10)によって集合されてフィーダーハウス(8)内
を送上ののち扱室(1)に供給されてスクリュー式の扱
胴(2)で脱穀され、この脱穀によって受網(12)から
漏下する扱卸物は前後に揺動する揺動選別体(5)に受
止められ、フィードパン(14)・第1チャフシーブ(1
5)・第2チャフシーブ(16)・グレンシーブ(17)の
揺動作用と選別風路(6)を吹流する選別風によって選
別されて、1番物は1番物受樋(19)から穀粒タンク
(図示省略)に収納された2番物は2番物受樋(20)に
落下して扱室(1)に還元され再処理されるようにな
る。
また、受網(12)から漏下しない藁屑などの排塵は終端
部の排稈口(13)から排出されるのである。
次に、本考案の要部について記載する。
前記扱室(1)の上部がわの内周壁には(イ)方向に回
転するスクリュー式の扱胴(2)の軸と交叉する送塵弁
(S1)(S2)が、始端側から終端側にかけて略々等間隔
に装着されていて、その始端側の4個の送塵弁(S1)…
と終端側の3個の送塵弁(S2)…は共に扱室(1)の上
部がわの内周壁から垂設する支軸(21)……に枢着され
て揺動自在に取着され、これら始端側の送塵弁(S1)…
と終端側の送塵弁(S2)…はその基部が各連杆(22)
(23)によって連動連結され、その連杆(22)と連杆
(23)とを連結することによって各送塵弁(S1)…(S
2)…の傾斜角度(α)が同一の角度にセットされてい
る。
そして、この傾斜角度(α)の変更調節は、前記支軸
(21)のうち、前から2番目のものを上方に延出して露
出させ、この露出部に調節レバー(24)を取着しこの調
節レバー(24)の回動操作によって各連杆(22)(23)
を介して始端側の送塵弁(S1)…と終端側の送塵弁(S
2)…の傾斜角度(α)は同時に大小に変更調節される
ようになっている。
また、前記の連杆(22)と連杆(23)の連結部(25)に
は、各連杆(22)(23)端部の重合量を変更することに
よって、始端側の送塵弁(S1)…の傾斜角度(α)を終
端側の送塵弁(S2)…の傾斜角度(α)より小に変更す
る変更手段(P)が施されている。
なお、(26)はこの変更手段(P)を操作するための開
閉自在の蓋板である。
そこで、例えば脱粒性の容易な通常の穀稈を脱穀する場
合には第1図に示すヨウニ、連杆(22)と連杆(23)の
各端部の重合量を小にして始端側の送塵弁(S1)…と終
端側の送塵弁(S2)…の傾斜角度(α)を同一にセット
し、この状態で調節レバー(24)を操作して傾斜角度
(α)を変更調節し扱室(1)内の藁屑のような排塵の
終端部への移送を助長する。
また、例えば、脱粒難なる穀稈の場合には蓋板(26)を
開放し、そこから変更手段(P)を操作して連結部(2
5)の重合量を大にすれば、第4図に示すように始端側
の送塵弁(S1)…の傾斜角度(α)は(β)となって小
になり、この状態で調節レバー(24)を操作して終端側
の送塵弁(S2)…とともに傾斜角度(β)(α)を同時
に調節するようにする。
したがって、始端側の送塵弁(S1)…の傾斜角度(α)
が(β)となることによって送塵の機能は弱まり扱室
(1)内における処理作用が高まって受網(12)からの
漏下が促進され、終端側の送塵弁(S2)…の傾斜角度
(α)は大であって終端側の排塵を良くするのである。
(ト)考案の効果 本考案は、以上説明したように、扱室の内周壁に、該扱
室内に回転自在に収蔵軸架される扱胴の軸と交叉して傾
斜角度を変更調節自在に装着する脱穀機の扱室内送塵弁
において、該送塵弁のうち、扱室始端側の送塵弁の傾斜
角度を終端側の送塵弁の傾斜角度より小なる傾斜角度に
変更ならしめる変更手段を施して構成したのであるか
ら、例えば、脱粒性が難なる穀稈を脱穀する場合は、変
更手段によって始端側の送塵弁の傾斜角度を終端側のも
のより小にして送塵機能を弱め扱室内における処理作用
を高めて扱室からの漏下を促進し、終端側の送塵弁の傾
斜角度は大であるから終端側からの排塵の流通性を良く
することが可能になり、脱穀する穀稈の難易等その条件
に応じて扱室内における送塵弁の送塵機能を適応させる
ことができて脱穀性能の向上に寄与するものとなったの
である。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案の実施態様を例示せるものにして、第1
図は本考案要部の平面図、第2図は脱穀選別部の縦断側
面図、第3図はコンバイン全体の概略側面図、第4図は
作用の説明図である。 1……扱室、2……扱胴、α・β……傾斜角度 S1・S2……送塵弁、P……変更手段

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】扱室(1)の内周壁に、該扱室(1)内に
    回転自在に収蔵軸架される扱胴(2)の軸と交叉して傾
    斜角度(α)を変更調節自在に装着する脱穀機の扱室
    (1)内送塵弁(S1)(S2)において、該送塵弁(S1)
    (S2)のうち、扱室(1)始端側の送塵弁(S1)の傾斜
    角度(α)を終端側の送塵弁(S2)の傾斜角度(α)よ
    り小なる傾斜角度(β)に変更ならしめる変更手段
    (P)を施してあることを特徴とする脱穀機の扱室内送
    塵弁における調節装置。
JP1988108357U 1988-08-17 1988-08-17 脱穀機の扱室内送塵弁における調節装置 Expired - Lifetime JPH0741Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988108357U JPH0741Y2 (ja) 1988-08-17 1988-08-17 脱穀機の扱室内送塵弁における調節装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988108357U JPH0741Y2 (ja) 1988-08-17 1988-08-17 脱穀機の扱室内送塵弁における調節装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0229233U JPH0229233U (ja) 1990-02-26
JPH0741Y2 true JPH0741Y2 (ja) 1995-01-11

Family

ID=31343609

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988108357U Expired - Lifetime JPH0741Y2 (ja) 1988-08-17 1988-08-17 脱穀機の扱室内送塵弁における調節装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0741Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5185959B2 (ja) * 2010-02-26 2013-04-17 株式会社クボタ 脱穀装置の上部構造

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5633054U (ja) * 1979-08-21 1981-04-01

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0229233U (ja) 1990-02-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0741Y2 (ja) 脱穀機の扱室内送塵弁における調節装置
JPH07289067A (ja) 脱穀機の送塵物処理装置
JPH0719231Y2 (ja) 軸流形脱穀機における扱室受網
JPH0751875Y2 (ja) 全稈投入形脱穀機における扱胴
JP3874373B2 (ja) コンバインの脱穀機
JP2002000052A (ja) 脱穀機における風量センサのチェック装置
JP2540644Y2 (ja) 脱穀処理装置
JPH0451822A (ja) 脱穀機における排塵物処理装置
JPH0719228Y2 (ja) コンバインにおける扱室への穀稈取込み装置
JP2000316368A (ja) コンバイン用の脱穀装置
JP2520651B2 (ja) 脱穀選別機における揺動選別体
JP2004065247A (ja) コンバイン
JP2001269047A (ja) 脱穀装置の揺動選別装置
JPS5913789Y2 (ja) 揺動選別装置
JPH0536358Y2 (ja)
JPH0228682Y2 (ja)
JP3756466B2 (ja) コンバイン
JP2004242537A (ja) コンバイン
JPH065715Y2 (ja) 全稈投入型コンバインの脱穀装置
JP2881991B2 (ja) 脱穀機の排塵選別制御装置
JPS5926833Y2 (ja) 脱穀装置における選別装置
JPS581142Y2 (ja) コンバインノセンベツヨウドウタイニオケル ストロ−ラツク
JPH05304818A (ja) 脱穀装置の詰まり検出装置
JPH0698621A (ja) 脱穀機における扱室の送塵調節弁
JPH046520Y2 (ja)