JP2642707B2 - 抗生物質ムレイドマイシンe,fおよびその誘導体 - Google Patents

抗生物質ムレイドマイシンe,fおよびその誘導体

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JP2642707B2 JP63290516A JP29051688A JP2642707B2 JP 2642707 B2 JP2642707 B2 JP 2642707B2 JP 63290516 A JP63290516 A JP 63290516A JP 29051688 A JP29051688 A JP 29051688A JP 2642707 B2 JP2642707 B2 JP 2642707B2
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【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 本発明は新抗生物質ムレイドマイシン(Mureidomyci
n)E,Fおよびその誘導体並びにこれらの塩およびエステ
ル、その製造法およびそれを有効成分とする抗菌剤に関
するものである。先に本発明者らは、ムレイドマイシン
A,B,CおよびDについて出願した(特願昭61−115639号
(特開昭63−211295号)、特願昭61−137567号(特開昭
63−218685号))。今回、本発明者らは、更に土壌から
分離したストレプトミセス属に属するSANK60486株が、
主としてグラム陰性細菌特にシュウドモナス スペシー
ズ(Pseudomonas sp。)に対して有効な新抗生物質ムレ
イドマイシンEおよびFを生産することを見出した。
本発明の抗生物質ムレイドマイシンEおよびFはその
諸性状より新規抗生物質と同定された。
抗生物質ムレイドマイシンE,Fおよびその誘導体並び
にこれらの塩およびエステルはグラム陰性細菌、特にシ
ュウドモナス スペシーズに対して強い坑菌力を示すこ
とから、ヒトおよび動物のこれらの細菌に起因する疾病
の予防および治療に用いられる。
〔発明の構成〕
本発明は下記式 (式中、Xは を示す。Rは水素原子、アルキル基、アルケニル基、ア
ルキニル基、アリール基またはアラルキル基を示す。) を有する抗生物質ムレイドマイシンE,Fおよびその誘導
体並びにこれらの塩およびエステルに関する。
上記式中、Xが である化合物をムレイドマイシンEと称する。Xが である化合物をムレイドマイシンFと称する。
上記式中、 Rがアルキル基である場合、例えばメチル、エチル、
プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、t−ブ
チル、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、t−ペ
ンチル、ヘキシル、1,1−ジメチルブチル、1,3−ジメチ
ルブチル、ヘプチル、オクチル、2−エチルヘキシル、
ノニル、デシルのような直鎖状もしくは分枝鎖状の炭素
数1乃至10個、好適には1乃至5個、最適には1乃至3
個、を有するアルキル基をあげることができる。
Rがアルケニル基である場合、例えばビニル、アリ
ル、メタアリル、2−ブテニル、3−ブテニル、3−ペ
ンテニル、4−ヘキセニル、5−ヘプテニルのような直
鎖状もしくは分枝鎖状の炭素数2乃至7個、好適には2
乃至4個、を有するアルケニル基をあげることができ
る。
Rがアルキニル基である場合、例えばエチニル、1−
プロピニル、2−プロピニル、2−ブチニル、3−ペン
チニル、3−ヘキシニル、4−ヘプチニルのような直鎖
状もしくは分枝鎖状の炭素数3乃至7個、好適には3乃
至4個、を有するアルキニル基をあげることができる。
Rがアリール基ある場合、例えばフェニル、ナフチル
のような炭素数6乃至10個、好適にはフェニル、を有す
るアリール基をあげることができる。
Rがアラルキル基である場合、例えばベンジル、フェ
ネチル、α−メチルベンジル、3−フェニルプロピル、
4−フェニルブチルのような炭素数7乃至10個、好適に
は7乃至8個、を有するアラルキル基をあげることがで
きる。
Rがアリール基またはアラルキル基である場合に、該
基は芳香環部にメチル、エチル、プロピル、ブチル、ペ
ンチルのような直鎖状もしくは分枝鎖状の炭素数1乃至
5個を有するアルキルまたは塩素、弗素、臭素のような
ハロゲンを置換分として有していてもよい。
前記一般式(1)を有する化合物の塩としては、例え
ば塩酸、硫酸、燐酸のような無機塩:酢酸、クエン酸、
酒石酸、マロン酸、マレイン酸、リンゴ酸、フマル酸、
イタコン酸、シトラコン酸、コハク酸のような有機カル
ボン酸;メタンスルホン酸、ベンゼルスルホン酸、ナフ
タレンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸のような有
機スルホン酸などとの塩をあげることができる。
また、カルボキシル基も塩素と共に塩を形成する。そ
のような塩としてはリチウム、ナトリウム、カリウム、
カルシウム、マグネシウムのようなアルカリ金属および
アルカリ土類金属との金属塩;アンモニウム塩;例えば
シクロヘキシルアミン、ジイソプロピルアミン、トリエ
チルアミンのような有機アミンとの塩;リジン、アルギ
ニンのような塩基性アミノ酸との塩などをあげることが
できる。
更に、前記一般式(1)を有する化合物のエステルと
しては、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブ
チル、イソブチル、s−ブチル、t−ブチル、ペンチ
ル、ヘキシルのようなC1-6、好ましくはC1-4、のアルキ
ルエステル;ベンジル、p−ニトロベンジル、ベンズヒ
ドリルのようなアラルキルおよびジアリ−ルアルキルエ
ステル;エトキシカルボニルメチル、t−ブトキシカル
ボニルメチルのようなアルコキシおよびアルキル部分が
C1-4であるアルコキシカルボニルアルキルエステル;2−
メトキシカルボニルオキシエチル、2−エトキシカルボ
ニルオキシエチル、2−t−ブトキシカルボニルオキシ
エチルのようなアルコキシおよびアルキル部分がC1-4
あるアルコキシカルボニルオキシアルキルエステル;ま
たはフタリジル、置換フタリジル、フェナシル、置換フ
ェナシル(例えばp−ニトロフェナシル)および(5−
メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル)
メチルエステルのような特定のエステルをあげることが
できる。
前記一般式(1)を有する抗生物質ムレイドマイシン
E,Fおよびその誘導体並びにこれらの塩およびエステル
において、好適にはXが を示し、Rが水素原子、C1-10アルキル基または置換分
としてC1-5アルキルまたはハロゲンを有していてもよい
フェニル基を示す化合物であり、最適にはXが を示し、Rが水素原子、C1-5アルキル基またはフェニル
基を示す化合物である。
抗生物質ムレイドマイシンE,Fおよびその誘導体並び
にこれらの塩およびエステルは各種細菌感染性疾患を対
照とする坑菌剤として使用される。その投与形態として
は皮下注射、静脈内注射、筋肉注射、坐剤などによる非
経口投与法あるいは錠剤、カプセル剤、散剤、顆粒剤な
どによる経口投与法があげられる。投与量は対称疾患、
投与経路および投与回数などによって異なるが、例えば
成人に対して通常は1日0.1g〜10gを1回または数回に
分けて投与するのが好ましい。
本発明の抗生物質ムレイドマイシンEおよびFを生産
するSANK60486株の菌学的性状は次の通りである。
1. 形態学的特徴 一般的に基生菌糸は寒天培地上で分岐してよく伸長し
気菌糸は単純分岐である。胞子鎖の形態は多くのものは
直〜曲線状を示す。1胞子鎖状に形成される胞子数は多
くの場合、約10〜50個まではそれ以上が観察される。胞
子の形は楕円状であり、その大きさは0.5〜0.8μm×0.
7〜1.1μmであり、その表面は平滑状を示す。また気菌
糸の車軸分岐、菌核、胞子のうなどの特殊器官は観察さ
れなかった。
2. 各種培養基上の諸性質 各種培養基上で28℃、14日間培養後の性状は第1図に
示す通りである。色調の表示は日本色彩研究所版“標準
色票”のカラーチップ・ナンバーを表わす。
3. 生理学的性質 SANK 60486株の生理学的性質は第2表に示す通りで
ある。
また、プリドハム・ゴトリーブ寒天培地(ISP9)を使
用して、28℃、14日間培養後に観察したSANK 60486株
の炭素源の資化性は第3表に示す通りである。
4.菌体成分について SANK 60486株の細胞壁はビー・ベッカーらの方法
〔B.Becker et al.,アプライドマイクロバイオロジー
(Applied Microbiology),12巻,421〜423頁,1964年〕
に従い検討した結果、L,L−ジアミノピメリン酸および
グリシンが検出されたことから、スレプトミセス・フラ
ビドビレンスSANK 60486(Streptomyces flavidoviren
sSANK 60486)(微工研条寄第1347号;FERM BP−1347)
と同定された。
なお、SANK 60486株の同定は、ISP〔ジ・インターナ
ショナル・ストレプトミセス・プロジェクト(The Inte
rnational Streptomyces Project)〕基準、バージエー
ズ・マニュアル(Bergey's Manual of Determinative B
acteriology)第8版、エス・エイ・ワックスマン(S.
A.Waksman)著〔ジ・アクチノミセテス(The Actinomyc
etes)〕および放線菌に関する最近の文献によって行っ
た。
以上、抗生物質ムレイドマイシンEおよびFの生産菌
について説明したが、放線菌の諸性質は一定したもので
なく、自然的、人工的に容易に変化することは周知のと
おりであり、本発明で使用しうる菌株はストレプトミセ
ス属に属する、抗生物質ムレイドマイシンEおよびFを
生産するすべての菌株を包含するものである。
本発明における培養な一般放線菌における培養方法に
準じて行われ、液体培地中での振盪培養あるいは通気撹
拌培養によるのが好ましい。培地成分としては、たとえ
ば炭素源としてブドウ糖、マルトース、シュクロース、
マンニット、糖蜜、グリセリン、デキストリン、澱粉、
大豆油、綿実油などが、窒素源として大豆粉、落花生
粉、綿実粉、ファーマミン、魚粉、コーン・スチープ・
リカー、ペプトン、肉エキス、、イースト、イーストエ
キス、硝酸ソーダ、硝酸アンモニウム、硫酸アンモニウ
ムなどが、また、無機塩として食塩、燐酸塩、炭酸カル
シウム、微量金属塩などが必要に応じて適宜添加され
る。液体培養に際してはシリコン油、植物油、界面活性
剤等が消泡剤として適宜使用される。
培地のpHは中性付近、培養温度は20℃から37℃、特に
22℃前後が好ましい。
培養の経過に伴って生産される抗生物質ムレイドマイ
シンEおよびFの力価の経時変化は、シュウドモナス・
エルギノーサ SANK 70579を被検菌としたペーパーディ
スク(東洋科学産業(株)製、直径8mm、thick)検定法
により測定される。通常72〜96時間の培養で抗生物質ム
レイドマイシンEおよびFの生産量は最高値に達する。
主として培養液中の液体部分に存在する抗生物質ムレ
イドマイシンEおよびFは、培養終了後、菌体その他の
固形部分をけいそう土等を過助剤とする過操作、あ
るいは遠心分離によって除去し、その液または上清中
から抽出、精製することによって得られる。
抗生物質ムレイドマイシンEおよびFはその物理化学
的性状を利用することによって、分離、採取、精製され
る。すなわち、溶媒抽出;イオン交換、例えばダウエッ
クスSBR−P(ダウケミカル社製)などの陰イオン交換
樹脂、ダウエックス50W(ダウケミカル社製)、ICR−5
0,CG−50などの陽イオン交換樹脂;吸着剤として活性
炭、アンバーライトXAD−2,XAD−4,XAD−7等(ローム
・アンド・ハース社製)やダイヤイオンHP10,HP20,CHP2
0P,HP50(三菱化成工業(株)製)等による非イオン性
吸着樹脂等の樹脂、シリカゲル、アルミナ等による処理
も適宜使用される。またアビセル(旭化成工業(株)
製)などのセルロース、セファデックスLH−20(ファル
マシア社製)などを用いた分配カラムクロマトグラフィ
ー:セファデックスG−10,G−25,G−50,G−100(ファ
ルマシア社製)やトヨパールHW−40(生化学工業社製)
などを用いたゲル過法;また結晶化;再結晶等の手段
も有効でありこれらの手段を単独または任意の順序で組
み合わせ、また反復して用いて分離、採取、精製を行
う。
抗生物質ムレイドマイシンEおよびFはまた培養条件
によっては培養液中の菌体部分に存在する。この場合
は、アルコール類、アセトン等の親水性有機溶媒によっ
て抽出し、抽出液より溶媒を除去し、次いで水溶液とし
たのち、培養液からと同様の方法で抽出精製すること
ができる。
抗生物質ムレイドマイシンEおよびFが塩の形で分離
された場合には、例えばイオン交換樹脂や吸着逆相クロ
マトグラフィーを使用する常法によって遊離の形に変換
できる。同様に遊離の化合物は常法によって塩の形にで
きる。
例えば水または水性有機溶剤中で水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム、水酸化カルシウム、炭酸ナトリウム等
の該金属の水酸化物、炭酸塩等と接触させることによっ
て製造される。
エステル類は常法のエステル化反応によって製造され
る。例えば酸触媒の存在下でアルコール類と接触させる
ことによって製造される。
あるいは、前記一般式(1)を有する抗生物質ムレイ
ドマイシンE,Fおよびその誘導体並びにこれらの塩およ
びエステルは式 を有するムレイドマイシンA並びにこの塩およびエステ
ル式 R−CHO (III) (式中、Rは前述したものと同意義を示す。)を有する
アルデヒド類と反応させることによっても得られる。
反応は通常溶剤の存在下または不存在下で前記式(I
I)を有するムレイドマイシンAあるいはこの塩または
エステル1モリに対して前記式(III)を有するアルデ
ヒド類約3〜6モルを接触させることによって達成され
る。反応は溶剤の存在下で好適に行なわれる。使用され
る溶剤としては反応に関与しないものであれば特に限定
はなく、例えば水;テトラヒドロフラン、ジオキサンの
ようなエーテル類;またはこれらの有機溶剤と水との混
合溶剤が好適に用いられる。反応温度には特に限定はな
いが通常は5℃〜100℃、好ましくは室温〜80℃で行な
われる。反応時間は主に反応試剤、反応温度などによっ
て異なるが通常1〜24時間である。反応終了後、目的化
合物の分離、採取、精製の工程およ塩およびエステル下
の工程は前述の微生物培養の場合と同様に行なわれる。
なお、原料化合物の前記一般式(II)を有するムレイ
ドマイシンAは新規化合物であり、本発明の目的化合物
であるムレイドマイシンEおよびFを生産する生産菌ス
トレプトミセス・フラビドビレンス SANK 60486株を培
養することにもって得られる。
次に実施例、製剤例をあげて本発明を具体的に説明す
る。
実施例1. ストレプトミセス・フラビドビレンス SANK 60486株
をA培地(グルコース:3%、生イースト:1%、大豆粉:3
%、CaCO3:0.4%、MgSO4・7H2O%:0.2%、ニツサン・デ
イスフオームCB−442:0.01%、滅菌前pH7.2)80mlを含
む500ml容三角フラスコに一白金耳接種し、220rpmの回
転振盪培養機により22℃で84時間培養した。この培養液
25mlをA培地500mlを含む2容三角フラスコ4本に接
種して220rpmの回転振盪培養機により22℃、24時間培養
した。この培養液750mlをA培地15を含む30容ジヤ
ーフアーメンター2基に接種し、22℃、回転数;150rp
m、通気量;15/分で96時間通気撹拌培養した。この培
養液30に過助剤としてセライト545を加えて過す
ると、液30が得られた。この液を3のアンバー
ライトXAD−2カラムに吸着させ、15の精製水および1
2の15%メタノール水で順次洗浄した後、15の40%
メタノール水にて溶出した。得られた活性画分を減圧下
でメタノールを留去後、凍結乾燥すると粗粉末17.4gが
得られた。得られた粗粉末17gを3の精製水に溶解し
アンバーライトCG−50(H+),800mlのカラムを通過させ
有効物質を吸着させた。このカラムから有効物質を0.5M
のアンモニア水で溶出した。活性画分4.0を集め、減
圧下1.0に濃縮した。濃縮液1.0を0.1Mの炭酸水素ア
ンモニウムで平衝化した500mlのDE−52(ワットマン社
製)に通過吸着させ、02Mの炭酸水素アンモニウムで溶
出した。活性画分1000mlを集め、ダイヤイオンHP20(三
菱化成工業(株)社製)200mlに吸着後50%アセトン500
mlで有効物質を溶出した。活性画分を濃縮し凍結乾燥す
ることにより抗生物質ムレイドマイシンE,Fおよび原料
化合物ムレイドマイシンAを含む粗粉末15gを得た。こ
の粗粉末14gを500mlの精製水に溶解し0.05Mの炭酸水素
アンモニウムで平衝化した500mlのDE−52に吸着させ、
0.05Mの同緩衝液で洗浄後、0.1Mの同緩衝液で溶出し、2
0mlごとに分画した。活性画分としてフラクション80か
ら130を集め、HP20カラムに吸着、脱塩することにより
脱塩し、減圧濃縮、凍結乾燥し、抗生物質ムレイドマイ
シンE,FおよびAを含む部分精製粉末3.1gを得た。部分
精製粉末3.0gを100gのシリカゲルカラムにかけ、n−ブ
タノール:n−プロパノール:水(8:4:1)より成る混合
溶媒で展開し、20mlごとに分画した。フラクション13か
ら70を集め水を加えて濃縮後、凍結乾燥することにより
抗生物質ムレイドマイシンE,FおよびAを含む粗粉末320
mgを得た。得られた粗粉末のうち300mgを30%メタノー
ルで作成した1000mlのトヨパールカラームに吸着させ同
溶媒で展開し、10mlずつに分画した。活性画分としてフ
ラクション95から105を集め、10mlのCG−50(H+型)に
吸着後、0.5Mのアンモニア水にて溶出した。活性画分を
集め濃縮後、凍結乾燥することにより抗生物質ムレイド
マイシンE15mgを得た。
また、同様にしてフラクション80から90を集めて抗生
物質ムレイドマイシンF32mgを得た。
また、同様にしてフラクション50から70を集めて抗生
物質ムレイドマイシンA24mgを得た。
このようにして得られた本発明の目的化合物ムレイド
マイシンEおよびFならびに原料化合物ムレイドマイシ
ンAは下記の理化学的性質を有する。
1. 抗生物質ムレイドマイシンE。
1) 物質の性状:両性水溶性、白色粉末。
2) 比施光度:▲〔α〕25 D▼=−34.2゜(c1.17,50
%メタノール水) 3) 元素分析値(%):C:48.57,H:5.35,N:11.34,S:3.
00(水和物として) 4) 分子量:852(高分解能質量分析FAB−MASS:853.32
12(QM+)) 5) 分子式:C39H48N8O12S1 6) 酸加水分解: ウラシル、m−チロシン、2−アミノ−3−N−メチル
アミノ酪酸、8−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ
−3−イソキノリンカルボン酸 7) 紫外線吸収スペクトル:λmaxnm(▲E1% 1cm▼)
中性,258nm(252);0.01NHCl,258nm(247);0.01NNaOH,
240nm(432),265nm(235sh)および295nm(80sh) 8)核磁気共鳴スペクトル(δ:ppm) 重水中、外部基準にTMS(テトラメチルシラン)を使
用して測定した核磁気共鳴スペクトル(270MHz)は第1
図に示す通りである(配座異性体を含む)。
9) 溶解性: 水、メタノールに可溶、アセトンに難溶、酢酸エチ
ル、クロロホルム、ベンゼンに不溶。
10) 呈色反応: ニンヒドリン、硫酸、ヨード、塩化第二鉄、バイエル
反応に陽性。
11) 薄層クロマトグラフィー: Rf;0.39 吸着剤;シリカゲルプレート(メルク社製Kieselgel 60
F254) 展開溶媒;n−ブタノール:n−プロパノール:水(4:2:
1) 12) 高速液体クロマトグラフィー: カラム:アクアシルSS372−N(センシュウ科学社製) 展開溶媒;クロロホルム:イソプロパノール:メタノー
ル:水(200:100:100:40) 流速;1.0ml/分 保持時間;4.7分 2. 抗生物質ムレイドマイシンF。
1) 物質の性状:両性水溶性、白色粉末。
2) 比施光度:▲〔α〕25 D▼=40.3゜(c1.05,50%
メタノール水) 3) 元素分析値(%):C,50.40;H,5.53;N,11.20;S,2.
92(水和物として) 4) 分子量:852(高分解能質量分析FAB−MASS:853.31
80(QM+)) 5) 分子式:C39H48N8O12S1 6) 酸加水分解: ウラシル、m−チロシン、2−アミノ−3−N−メチル
アミノ酪酸、6−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ
−3−イソキノリンカルボン酸 7) 紫外線吸収スペクトル:λmaxnm(▲E1% 1cm▼) 中性,258nm(232)s0.01NHCl,258nm(232);0.01NNaO
H,240nm(352),265nm(200sh)および295nm(64sh) 8) 核磁気共鳴スペクトル(δ:ppm) 重水中、外部基準にTMS(テトラメチルシラン)を使
用して測定した核磁気共鳴スペクトル(270MHz)は第2
図に示す通りである(配座異性体を含む)。
9) 溶解性: 水、メタノールに可溶、アセントに難溶、酢酸エチ
ル、クロロホルム、ベンゼンに不溶。
10) 呈色反応: ニンヒドリン、硫酸、ヨード、塩化第二鉄、バイエル
反応に陽性。
11) 薄膜クロマトグラフィー: Rf;0.34 吸着剤;シリカゲルプレート(メルク社製Kieselgel60F
254) 展開溶媒;n−ブタノール:n−プロパノール:水(4:2:
1) 12) 高速液体クロマトグラフィー: カラム;アクアシルSS372−N(センシユウ科学社製) 展開溶媒;クロロホルム:イソプロパノール:メタノー
ル:水(200:100:100:40) 流速;1.0ml/分 保持時間;5.3分 3. 抗生物質ムレイドマイシンA。
1) 物質の性状:両性水溶性、白色粉末。
2) 比施光度:▲〔α〕25 D▼=+40.9゜(c0.69,50
%メタノール) 3)元素分析値(%):C,49.73;H,5.65;N,12.08;S,3.40
(水和物として) 4)分子量:840(高分解能質量分析FAB−MASS:841.3179
8(QM+)) 5) 分子式:C38H48N8O12S1 6) 酸加水分解: ウラシル、m−チロシン、2−アミノ−3−N−メチ
ルアミノ酪酸 7) 紫外線吸収スペクトル:λmaxnm(▲E1% 1cm▼)
中性,260nm(348);0.01NHCl,258nm(358);0.01NNaOH,
240nm(499),265nm(330sh)および295nm(78sh) 第3図AおよびBに示す通りである。
8) 赤外線吸収スペクトル: KBrディスクで測定した赤外線吸収スペクトルは第4
図に示す通りである。
9)核磁気共鳴スペクトル(δ:ppm) ジメチルスルフォキシド中、外部基準にTMS(テトラ
メチルシラン)を使用して測定した核磁気共鳴スペクト
ル(400MHz)は第5図に示す通りである(配座異性体を
含む)。
10) 溶解性: 水、メタノールに可溶、アセトンに難溶、酢酸エチ
ル、クロロホルム、ベンゼンに不溶。
11) 呈色反応: ニンヒドリン、硫酸、ヨード、塩化第二鉄、バイエル
反応に陽性。
12) 薄層クロマトグラフィー: Rf値;0.36 吸着剤;シリカゲルプレート(メルク社製Kieselgel60F
254) 展開溶媒;n−ブタノール:n−プロパノール:水(4:2:
1) 13) 高速液体クロマトグラフィー: カラム;アクアシルSS372−N(センシユウ科学社製) 展開溶媒;クロロホルム:イソプロパノール:メタノー
ル:水(200:100:100:40) 流速;1.0ml/分 保持時間;3.92分 実施例2. ムレイドマイシンEおよびF ムレイドマイシンA270mgを蒸留水60mlに溶解した後、
ホルマリン300μを加えて室温で一夜放置した。反応
終了後、得られた反応混合物を1500mlのトヨパールカラ
ムに吸着させ、30%メタノール水にて展開し15mlずつ分
画した。活性画分としてフラクション81から88を集め、
減圧濃縮後、凍結乾燥するとムレイドマイシンF65mgが
得られた。同様に、フラクション92から100を集め、減
圧濃縮後、凍結乾燥するとムレイドマイシンE64mgが得
られた。
ムレイドマイシンEおよびFの理化学的性質は実施例
1で得られたものと同じであった。
実施例3. メチルムレイドマイシンEおよびF ムレイドマイシンA200mgを蒸留水50mlに溶解した後、
アセトアルデヒド500μを加えて70℃で3時間撹拌し
た。反応終了後、得られた反応混合物を1500mlのトヨパ
ールカラムに吸着させ、30%メタノール水にて展開し15
mlずつ分画した。活性画分としてフラクション85から90
を集め、減圧濃縮後、凍結乾燥するとメチルムレイドマ
イシンF30mgが得られた。同様に、フラクション93から9
8を集め、減圧濃縮後、凍結乾燥するとメチルムレイド
マイシンE27mgが得られた。
メチルムレイドマイシンEおよびFの理化学的性質は
次の通りである。
1. メチルムレイドマイシンE 1) 物質の性状:両性水溶性物質 2) 分子量:866 3) 分子式:C40H50N8O12S1 4) 核磁気共鳴スペクトル(δ:ppm) 重水中、外部基準にTMS(テトラメチルシラン)を使
用して測定した核磁気共鳴スペクトル(270MHz)は第6
図に示す通りである(配座異性体を含む)。
5) 薄層クロマトグラフィー: Rf値;0.27 吸着剤;シリカゲルプレート(メルク社製Kieselgel60F
254) 展開溶媒;n−ブタノール:n−プロパノール:水(4:2:
1) 6) 高速液体クロマトグラフィー: カラム;アクアシルSS372−(センシュウ科学社製) 展開溶媒;クロロホルム:イソプロパノール:メタノー
ル:水(200:100:100:40) 流速;1.0ml/分 保持時間;4.5分 2. メチルムレイドマイシンF 1) 物質の性状:両性水溶性物質 2) 分子量:866 3) 分子式:C40H50N8O12S1 4) 核磁気共鳴スペクトル(δ:ppm) 重水中、外部基準にTMS(テトラメチルシラン)を使
用して測定した核磁気共鳴スペクトル(270MHz)は第7
図に示す通りである(配座異性体を含む)。
5) 薄層クロマトグラフィー: Rf値;0.27 吸着剤;シリカゲルプレート(メルク社製Kieselgel60F
254) 展開溶媒;n−ブタノール:n−プロパノール:水(4:2:
1) 6) 高速液体クロマトグラフィー: カラム;アクアシルSS372−N(センシュウ科学社製) 展開溶媒;クロロホルム:イソプロパノール:メタノー
ル;水(200:100:100:40) 流速;1.0ml/分 保持時間;5.2分 実施例4. フェニルムレイドマイシンEおよびF ムレイドマイシンA200mgを蒸留水50mlに溶解した後、
ベンズアルデヒド500μを加えて70℃で3時間撹拌し
た。反応終了後、得られた反応混合物を1500mlのトヨパ
ールカラムに吸着させ、30%メタノール水にて展開し15
mlずつ分画した。活性画分としてフラクション91から98
を集め、減圧濃縮後、凍結乾燥するとフェニルムレイド
マイシンF15mgが得られた。同様に、フラクション101か
ら106を集め、減圧濃縮後、凍結乾燥するとフェニルム
レイドマイシンE8mgが得られた。
フェニルムレイドマイシンEおよびFの理化学的性質
は次の通りである。
1. フェニルムレイドマイシンE 1) 物質の性状:両性水溶性物質 2) 分子量:928 3) 分子式:C45H52N8O12S1 2. フェニルムレイドマイシンF 1) 物質の性状:両性水溶性物質 2) 分子量:928 3) 分子式:C45H52N8O12S1 次に製剤例について述べる。
製剤例1. 経口用カプセル剤 ムレイドマイシンE 100 mg 乳 糖 100 トウモロコシ澱粉 148.5 ステアリン酸マグネシウム 1.5 350 mg 上記処方の粉末を混合し、30メッシュのふるいを通し
た後、この粉末350mgを2号ゼラチンカプセルに入れ、
カプセル剤とした。
製剤例2. 経口用カプセル剤 ムレイドマイシンF 100 mg 乳 糖 100 トウモロコシ澱粉 148.5 ステアリン酸マグネシウム 1.5 350 mg 上記処方の粉末を混合し、30メッシュのふるいを通し
た後、この粉末350mgを2号ゼラチンカプセルに入れ、
カプセル剤とした。
製剤例3. 注射剤 ムレイドマイシンE1.0gを1/15M燐酸緩衝液(pH6.9)
5.0mlに加えて溶解し、次いで5mlアンプルに封入し、常
法に従って滅菌し注射剤とした。
製剤例4. 注射剤 ムレイドマイシンF1.0gを1/15M燐酸緩衝液(pH6.9)
5.0mlに加えて溶解し、次いで5mlアンプルに封入し、常
法に従って滅菌し注射剤とした。
〔発明の効果〕
本発明の抗生物質ムレイドマイシンE,Fおよびその誘
導体は下記の生物学的性状を示す。
1) 抗菌力: 一般グラム陽性、グラム陰性細菌に対する抗生物質ム
レイドマイシンE,Fおよびその誘導体の最小阻止濃度(M
IC)はミューラーヒントン寒天培地(デイフコ社製)を
用いた寒天培地希釈法によって測定した。その結果は第
4表に示すとおりである。
メチルムレイドマイシンEおよびF、フェニルムレイ
ドマイシンEおよびFもシュウドモナス・エルギノーザ
SANK70579の生育を抑制した。
以上から、抗生物質ムレイドマイシンE,Fおよびその
誘導体はグラム陰性細菌、特にシュウドモナス属細菌に
有効である。
2) 毒性: マウスに400mg/kgを静脈内投与したが毒いずれも性は
認められなかった。
【図面の簡単な説明】
第1図は抗生物質ムレイドマイシンEの核磁気共鳴スペ
クトルを示す。 第2図は抗生物質ムレイドマイシンFの核磁気共鳴スペ
クトルを示す。 第3図は抗生物質ムレイドマイシンAの紫外線吸収スペ
クトルを示し、第4図は同物質の赤外線吸収スペクトル
を示し、第5図は同物質の核磁気共鳴スペクトルを示
す。 第6図は抗生物質メチルムレイドマイシンEの核磁気共
鳴スペクトルを示す。 第7図は抗生物質メチルムレイドマイシンFの核磁気共
鳴スペクトルを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12R 1:465) (C12N 1/20 C12R 1:465) (72)発明者 磯野 藤男 東京都品川区広町1丁目2番58号 三共 株式会社内 (72)発明者 境田 義陽 東京都品川区広町1丁目2番58号 三共 株式会社内 (72)発明者 木下 武 東京都品川区広町1丁目2番58号 三共 株式会社内

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式 (式中、Xは を示す。Rは水素原子、アルキル基、アルケニル基、ア
    ルキニル基、アリール基またはアラルキル基を示す。) で表わされる化合物またはその塩。
  2. 【請求項2】Xが (式中、Rは水素原子、アルキル基、アルケニル基、ア
    ルキニル基、アリール基またはアラルキル基を示す。) である、特許請求の範囲第1項記載の化合物。
  3. 【請求項3】Xが (式中、Rは水素原子、アルキル基、アルケニル基、ア
    ルキニル基、アリール基またはアラルキル基を示す。) である、特許請求の範囲第1項記載の化合物。
  4. 【請求項4】ストレプトミセス属に属する特許請求の範
    囲第1項記載の化合物の生産菌を培養し、その培養液よ
    り該化合物を採取することを特徴とする、該化合物の製
    造法。
  5. 【請求項5】ストレプトミセス属に属する特許請求の範
    囲第1項記載の化合物の生産菌がストレプトミセス・フ
    ラビドビレンス(Streptomyces flavidovirens)SANK
    60486(FERM BP−1347)株である、特許請求の範囲第
    4項記載の製造法。
  6. 【請求項6】式 で表わされる化合物またはその塩を式 R−CHO (式中、Rは水素原子、アルキル基、アルケニル基、ア
    ルキニル基、アリール基またはアラルキル基を示す。) で表わされるアルデヒド類と反応させることを特徴とす
    る式 (式中、Xは を示す。Rは水素原子、アルキル基、アルケニル基、ア
    ルキニル基、アリール基またはアラルキル基を示す。) で表わされる化合物またはその塩の製造法。
  7. 【請求項7】特許請求の範囲第1項、第2項または第3
    項のいずれかに記載の化合物またはその塩を有効成分と
    する抗菌剤。
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