JP2642533B2 - 情報記録再生装置 - Google Patents
情報記録再生装置Info
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- JP2642533B2 JP2642533B2 JP3129731A JP12973191A JP2642533B2 JP 2642533 B2 JP2642533 B2 JP 2642533B2 JP 3129731 A JP3129731 A JP 3129731A JP 12973191 A JP12973191 A JP 12973191A JP 2642533 B2 JP2642533 B2 JP 2642533B2
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- Japan
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- disk
- head
- floating
- recording medium
- magnetic
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、浮上型磁気ヘッド、あ
るいは、浮上型光学ヘッド等の浮上型ヘッドを備えた情
報記録再生装置に係り、特にその浮上型ヘッドの昇降に
関するものである。
るいは、浮上型光学ヘッド等の浮上型ヘッドを備えた情
報記録再生装置に係り、特にその浮上型ヘッドの昇降に
関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、情報の記録・消去および再生の可
能な光メモリ素子としての光磁気ディスクの開発が進め
られている。光磁気ディスクは記録媒体として、磁化の
方向が膜面と垂直な垂直磁化膜を使用し、レーザ光の照
射にて昇温させて保磁力を低下させた状態で上記垂直磁
化膜に外部磁場を印加することにより、磁化の向きを外
部磁場の向きと一致させ、情報の記録を行うものであ
る。
能な光メモリ素子としての光磁気ディスクの開発が進め
られている。光磁気ディスクは記録媒体として、磁化の
方向が膜面と垂直な垂直磁化膜を使用し、レーザ光の照
射にて昇温させて保磁力を低下させた状態で上記垂直磁
化膜に外部磁場を印加することにより、磁化の向きを外
部磁場の向きと一致させ、情報の記録を行うものであ
る。
【０００３】光磁気ディスクにおける記録方式は、一定
方向の外部磁場を連続的に印加しながら記録すべき情報
に応じてレーザ光の強度を変調する光変調方式と、一定
強度のレーザ光を照射しながら記録すべき情報に応じて
外部磁場の向きを反転させる磁界変調方式とに大別され
る。
方向の外部磁場を連続的に印加しながら記録すべき情報
に応じてレーザ光の強度を変調する光変調方式と、一定
強度のレーザ光を照射しながら記録すべき情報に応じて
外部磁場の向きを反転させる磁界変調方式とに大別され
る。
【０００４】ところで、記録済の情報を書き換える場
合、旧情報の消去過程を経ずに旧情報に重ねて新情報の
記録を直接行う、いわゆるオーバライトを実現できる方
式として磁界変調方式が有望視されている。その際、外
部磁場の向きのスイッチング速度を高めて、転送レート
を向上させるためには、磁気ヘッドの低インダクタンス
化を図る必要があるが、それに伴って磁界強度が低下す
るので、磁気ヘッドは光磁気ディスクにできるだけ接近
させねばならない。
合、旧情報の消去過程を経ずに旧情報に重ねて新情報の
記録を直接行う、いわゆるオーバライトを実現できる方
式として磁界変調方式が有望視されている。その際、外
部磁場の向きのスイッチング速度を高めて、転送レート
を向上させるためには、磁気ヘッドの低インダクタンス
化を図る必要があるが、それに伴って磁界強度が低下す
るので、磁気ヘッドは光磁気ディスクにできるだけ接近
させねばならない。
【０００５】ところが、光磁気ディスクの基板として、
特にポリカーボネイト等の樹脂を使用する場合、基板の
表面にかなりの面振れ、つまり円周方向の凹凸が存在す
るので、磁気ヘッドを光磁気ディスクに過度に接近させ
ると、上記面振れの影響で磁気ヘッドが光磁気ディスク
に接触し、磁気ヘッドまたは光磁気ディスクに損傷が生
じる恐れがある。従って、磁気ヘッドと光磁気ディスク
との間にある程度の間隔を隔てなければならないので、
磁界強度が不足しがちになる問題があった。さらに面振
れにより、磁気ヘッドと垂直磁化膜との距離が変動する
に伴い、磁界強度の変動も生じやすいものであった。
特にポリカーボネイト等の樹脂を使用する場合、基板の
表面にかなりの面振れ、つまり円周方向の凹凸が存在す
るので、磁気ヘッドを光磁気ディスクに過度に接近させ
ると、上記面振れの影響で磁気ヘッドが光磁気ディスク
に接触し、磁気ヘッドまたは光磁気ディスクに損傷が生
じる恐れがある。従って、磁気ヘッドと光磁気ディスク
との間にある程度の間隔を隔てなければならないので、
磁界強度が不足しがちになる問題があった。さらに面振
れにより、磁気ヘッドと垂直磁化膜との距離が変動する
に伴い、磁界強度の変動も生じやすいものであった。
【０００６】そこで、磁気ディスク等で使用されている
浮上型磁気ヘッドを採用し、磁気ヘッドを板ばね等から
なるサスペンションにより、光磁気ディスクの一方の表
面側に付勢して、光磁気ディスクの停止時には光磁気デ
ィスク表面に接触させるとともに、光磁気ディスクの回
転に伴って浮上型磁気ヘッドを面振れに追従させながら
光磁気ディスクとの間にほぼ一定の微小間隔を隔てて浮
上させ、記録を行うことが考えられる。
浮上型磁気ヘッドを採用し、磁気ヘッドを板ばね等から
なるサスペンションにより、光磁気ディスクの一方の表
面側に付勢して、光磁気ディスクの停止時には光磁気デ
ィスク表面に接触させるとともに、光磁気ディスクの回
転に伴って浮上型磁気ヘッドを面振れに追従させながら
光磁気ディスクとの間にほぼ一定の微小間隔を隔てて浮
上させ、記録を行うことが考えられる。
【０００７】また、一方では光学ヘッドを小型化、軽量
化、集積化するために浮上型ヘッドとして形成し、光磁
気ディスク上に浮上させることも検討されている。
化、集積化するために浮上型ヘッドとして形成し、光磁
気ディスク上に浮上させることも検討されている。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な浮上型ヘッドを用い、磁気ディスクと同様の方法で光
磁気ディスクの停止状態から浮上型ヘッドを光磁気ディ
スク表面に付勢して接触させ、光磁気ディスクの回転に
伴って浮上型ヘッドを面振れに追従させながら浮上させ
るとともに、光磁気ディスク回転の減速、停止に伴って
浮上型ヘッドが光磁気ディスクに接触するようにした、
いわゆるＣＳＳ(Contact Start and Stop)方式を取る場
合、このＣＳＳの繰り返しのために光磁気ディスクおよ
び浮上型ヘッドが磨耗、損傷する恐れがあるばかりでな
く、光磁気ディスクと浮上型ヘッドとが吸着してスピン
ドルモーターが光磁気ディスクを回転させることができ
なくなる等の問題があった。
な浮上型ヘッドを用い、磁気ディスクと同様の方法で光
磁気ディスクの停止状態から浮上型ヘッドを光磁気ディ
スク表面に付勢して接触させ、光磁気ディスクの回転に
伴って浮上型ヘッドを面振れに追従させながら浮上させ
るとともに、光磁気ディスク回転の減速、停止に伴って
浮上型ヘッドが光磁気ディスクに接触するようにした、
いわゆるＣＳＳ(Contact Start and Stop)方式を取る場
合、このＣＳＳの繰り返しのために光磁気ディスクおよ
び浮上型ヘッドが磨耗、損傷する恐れがあるばかりでな
く、光磁気ディスクと浮上型ヘッドとが吸着してスピン
ドルモーターが光磁気ディスクを回転させることができ
なくなる等の問題があった。
【０００９】これらの問題は、浮上型ヘッドの使用を想
定しないで定められようとしているＩＳＯ規格の光磁気
ディスクカートリッジに対して、浮上型ヘッドを使用し
た場合には一層深刻なものとなる。
定しないで定められようとしているＩＳＯ規格の光磁気
ディスクカートリッジに対して、浮上型ヘッドを使用し
た場合には一層深刻なものとなる。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明の情報記録再生装
置は、樹脂基板からなるディスク状記録媒体を回転駆動
するとともに、該ディスク状記録媒体に浮上型ヘッドで
情報を記録する情報記録再生装置において、上記浮上型
ヘッドをディスク状記録媒体に対して昇降させる昇降手
段と、ディスク状記録媒体の単位時間当たりの回転数を
検出する回転数検出手段と、浮上型ヘッドの位置を検出
する位置検出手段と、浮上型ヘッドをディスク状記録媒
体に接近させるように昇降手段を制御する制御手段とを
備えており、上記制御手段は、ディスク状記録媒体の単
位時間当たりの回転数が、所定値以上になったとき、昇
降手段により浮上型ヘッドを下降させる一方、位置検出
手段は、浮上型ヘッドが情報の記録・再生が可能な高さ
に下降したことを検出することにより浮上型ヘッドの下
降動作を終了させることを特徴としている。
置は、樹脂基板からなるディスク状記録媒体を回転駆動
するとともに、該ディスク状記録媒体に浮上型ヘッドで
情報を記録する情報記録再生装置において、上記浮上型
ヘッドをディスク状記録媒体に対して昇降させる昇降手
段と、ディスク状記録媒体の単位時間当たりの回転数を
検出する回転数検出手段と、浮上型ヘッドの位置を検出
する位置検出手段と、浮上型ヘッドをディスク状記録媒
体に接近させるように昇降手段を制御する制御手段とを
備えており、上記制御手段は、ディスク状記録媒体の単
位時間当たりの回転数が、所定値以上になったとき、昇
降手段により浮上型ヘッドを下降させる一方、位置検出
手段は、浮上型ヘッドが情報の記録・再生が可能な高さ
に下降したことを検出することにより浮上型ヘッドの下
降動作を終了させることを特徴としている。
【００１１】
【作用】上記の構成により、回転駆動されているディス
ク状記録媒体に浮上型ヘッドで情報を記録する情報記録
再生装置において、上記浮上型ヘッドをディスク状記録
媒体に対して昇降させる昇降手段と、ディスク状記録媒
体の単位時間当たりの回転数を検出する回転数検出手段
と、ディスク状記録媒体の単位時間当たりの回転数が所
定値以上になったとき、浮上型ヘッドをディスク状記録
媒体に接近させるように昇降手段を制御する制御手段と
を備えたので、浮上型ヘッドはディスク状記録媒体に接
近するとき、ディスク状記録媒体の回転駆動により必ず
所定の浮上力を受ける。このため、浮上開始時における
浮上型ヘッドとディスク状記録媒体の接触がほとんど回
避される。これにより、浮上型ヘッドまたはディスク状
記録媒体の損傷や、ディスク状記録媒体に対する浮上型
ヘッドの吸着を防止することができる。
ク状記録媒体に浮上型ヘッドで情報を記録する情報記録
再生装置において、上記浮上型ヘッドをディスク状記録
媒体に対して昇降させる昇降手段と、ディスク状記録媒
体の単位時間当たりの回転数を検出する回転数検出手段
と、ディスク状記録媒体の単位時間当たりの回転数が所
定値以上になったとき、浮上型ヘッドをディスク状記録
媒体に接近させるように昇降手段を制御する制御手段と
を備えたので、浮上型ヘッドはディスク状記録媒体に接
近するとき、ディスク状記録媒体の回転駆動により必ず
所定の浮上力を受ける。このため、浮上開始時における
浮上型ヘッドとディスク状記録媒体の接触がほとんど回
避される。これにより、浮上型ヘッドまたはディスク状
記録媒体の損傷や、ディスク状記録媒体に対する浮上型
ヘッドの吸着を防止することができる。
【００１２】
【実施例】本発明の一実施例について図１および図２に
基づいて説明すれば、以下の通りである。
基づいて説明すれば、以下の通りである。
【００１３】図２に浮上型磁気ヘッド５（浮上型ヘッ
ド）を用いた磁気ディスク装置の概略の構成を示す。こ
の装置は、磁気ディスク３（ディスク状記録媒体）の上
面側に配置され、磁気ディスク３に磁界を印加すること
により情報を記録すると共に、磁気ディスク３からの漏
れ磁束を検出することにより情報を再生する浮上型磁気
ヘッド５と、磁気ディスク３の表面に対して垂直方向に
浮上型磁気ヘッド５を昇降させると共に、浮上型磁気ヘ
ッド５が磁気ディスク３に対して最近接状態にあるかど
うかを検出する位置検出センサー（図示されていない）
を備えた昇降手段６と、磁気ディスク３を回転駆動する
スピンドルモーター２と、磁気ディスク３の回転速度、
すなわち、単位時間当たりの回転数を検出する回転数検
出手段４と、昇降手段６の位置検出センサーおよび回転
数検出手段４からの信号に基づいて昇降手段６による浮
上型磁気ヘッド５の昇降およびスピンドルモーター２の
回転を制御する制御部１（制御手段）とを備えている。
ド）を用いた磁気ディスク装置の概略の構成を示す。こ
の装置は、磁気ディスク３（ディスク状記録媒体）の上
面側に配置され、磁気ディスク３に磁界を印加すること
により情報を記録すると共に、磁気ディスク３からの漏
れ磁束を検出することにより情報を再生する浮上型磁気
ヘッド５と、磁気ディスク３の表面に対して垂直方向に
浮上型磁気ヘッド５を昇降させると共に、浮上型磁気ヘ
ッド５が磁気ディスク３に対して最近接状態にあるかど
うかを検出する位置検出センサー（図示されていない）
を備えた昇降手段６と、磁気ディスク３を回転駆動する
スピンドルモーター２と、磁気ディスク３の回転速度、
すなわち、単位時間当たりの回転数を検出する回転数検
出手段４と、昇降手段６の位置検出センサーおよび回転
数検出手段４からの信号に基づいて昇降手段６による浮
上型磁気ヘッド５の昇降およびスピンドルモーター２の
回転を制御する制御部１（制御手段）とを備えている。
【００１４】浮上型磁気ヘッド５は、例えば、磁気ヘッ
ドと、磁気ヘッドを取り付けたスライダーと、スライダ
ーを支持すると共に、磁気ヘッドを磁気ディスク３の一
方の表面側に付勢するサスペンションとから構成されて
いる。そして、磁気ディスク３の回転速度が所定値以上
になったとき、スライダーの底面と磁気ディスク３の表
面との間の空気流により生じる浮上力と前記サスペンシ
ョンによる付勢力とを均衡させることにより、スライダ
ーと共に磁気ヘッドを磁気ディスク３とほぼ一定の間隔
を保って磁気ディスク３上に安定して浮上するように設
計されている。
ドと、磁気ヘッドを取り付けたスライダーと、スライダ
ーを支持すると共に、磁気ヘッドを磁気ディスク３の一
方の表面側に付勢するサスペンションとから構成されて
いる。そして、磁気ディスク３の回転速度が所定値以上
になったとき、スライダーの底面と磁気ディスク３の表
面との間の空気流により生じる浮上力と前記サスペンシ
ョンによる付勢力とを均衡させることにより、スライダ
ーと共に磁気ヘッドを磁気ディスク３とほぼ一定の間隔
を保って磁気ディスク３上に安定して浮上するように設
計されている。
【００１５】また、浮上型磁気ヘッド５は、リニアモー
ター等の移動手段（図示されていない）により、磁気デ
ィスク３の半径方向に移動するようになっている。
ター等の移動手段（図示されていない）により、磁気デ
ィスク３の半径方向に移動するようになっている。
【００１６】回転数検出手段４には、例えば、スピンド
ルモーター２の回転軸に取り付けた磁石の小片と固定磁
気ヘッドとからなるパルスジェネレーター、あるいは、
周波数発電機が使用される。
ルモーター２の回転軸に取り付けた磁石の小片と固定磁
気ヘッドとからなるパルスジェネレーター、あるいは、
周波数発電機が使用される。
【００１７】上記の磁気ディスク装置の記録・再生時に
おける浮上型磁気ヘッド５の昇降動作を図１のフローチ
ャートに基づいて説明する。
おける浮上型磁気ヘッド５の昇降動作を図１のフローチ
ャートに基づいて説明する。
【００１８】磁気ディスク３に対して情報の記録・再生
を行う際、まず、ステップ１（以下、ステップ１をＳ１
で表す）として、浮上型磁気ヘッド５が磁気ディスク３
に対して情報の記録・再生を行うことが可能な位置にあ
るかどうか、すなわち、浮上型磁気ヘッド５が磁気ディ
スク３に対して最近接状態にあるかどうか、をチェック
するために、昇降手段６に備えられた位置検出センサー
により検出した浮上型磁気ヘッド５の位置情報が制御部
１に読み込まれる。制御部１では、この位置情報に基づ
いて、浮上型磁気ヘッド５が磁気ディスク３に対して最
近接状態にあるかどうかが判断される（Ｓ２）。
を行う際、まず、ステップ１（以下、ステップ１をＳ１
で表す）として、浮上型磁気ヘッド５が磁気ディスク３
に対して情報の記録・再生を行うことが可能な位置にあ
るかどうか、すなわち、浮上型磁気ヘッド５が磁気ディ
スク３に対して最近接状態にあるかどうか、をチェック
するために、昇降手段６に備えられた位置検出センサー
により検出した浮上型磁気ヘッド５の位置情報が制御部
１に読み込まれる。制御部１では、この位置情報に基づ
いて、浮上型磁気ヘッド５が磁気ディスク３に対して最
近接状態にあるかどうかが判断される（Ｓ２）。
【００１９】浮上型磁気ヘッド５が最近接状態にあると
き、新たな処理は行われないで、昇降動作は終了する。
浮上型磁気ヘッド５が最近接状態にないとき、磁気ディ
スク３の回転状態をチェックするために、回転数検出手
段４から磁気ディスク３の回転速度が制御部１に読み込
まれる（Ｓ３）。制御部１では、回転速度情報に基づい
て、磁気ディスク３が所定回転速度以上で回転している
かどうかが判断される（Ｓ４）。
き、新たな処理は行われないで、昇降動作は終了する。
浮上型磁気ヘッド５が最近接状態にないとき、磁気ディ
スク３の回転状態をチェックするために、回転数検出手
段４から磁気ディスク３の回転速度が制御部１に読み込
まれる（Ｓ３）。制御部１では、回転速度情報に基づい
て、磁気ディスク３が所定回転速度以上で回転している
かどうかが判断される（Ｓ４）。
【００２０】磁気ディスク３が所定の回転速度に達して
いないとき、制御部１では、磁気ディスク３が停止状態
であるかどうかが判断される（Ｓ５）。磁気ディスク３
が停止状態であるとき、制御部１はスピンドルモーター
２を回転させる（Ｓ６）。それから、処理をＳ３に戻
す。磁気ディスク３が停止状態でないとき、処理をＳ３
に戻し、磁気ディスク３が所定の回転速度に達するま
で、Ｓ３〜Ｓ５が繰り返される。
いないとき、制御部１では、磁気ディスク３が停止状態
であるかどうかが判断される（Ｓ５）。磁気ディスク３
が停止状態であるとき、制御部１はスピンドルモーター
２を回転させる（Ｓ６）。それから、処理をＳ３に戻
す。磁気ディスク３が停止状態でないとき、処理をＳ３
に戻し、磁気ディスク３が所定の回転速度に達するま
で、Ｓ３〜Ｓ５が繰り返される。
【００２１】磁気ディスク３が所定の回転速度に達する
と、制御部１は昇降手段６による浮上型磁気ヘッド５の
下降を開始させ、浮上型磁気ヘッド５を磁気ディスク３
に徐々に接近させる（Ｓ７）。それから、浮上型磁気ヘ
ッド５が磁気ディスク３に対して最近接状態にあるかど
うかをチェックするために、昇降手段６に備えられた位
置検出センサーにより検出した浮上型磁気ヘッド５の位
置情報が制御部１に読み込まれる（Ｓ８）。制御部１で
は、位置情報に基づいて、浮上型磁気ヘッド５が磁気デ
ィスク３に対して最近接状態にあるかどうかが判断され
る（Ｓ９）。
と、制御部１は昇降手段６による浮上型磁気ヘッド５の
下降を開始させ、浮上型磁気ヘッド５を磁気ディスク３
に徐々に接近させる（Ｓ７）。それから、浮上型磁気ヘ
ッド５が磁気ディスク３に対して最近接状態にあるかど
うかをチェックするために、昇降手段６に備えられた位
置検出センサーにより検出した浮上型磁気ヘッド５の位
置情報が制御部１に読み込まれる（Ｓ８）。制御部１で
は、位置情報に基づいて、浮上型磁気ヘッド５が磁気デ
ィスク３に対して最近接状態にあるかどうかが判断され
る（Ｓ９）。
【００２２】浮上型磁気ヘッド５が最近接状態にあると
き、制御部１は昇降手段６による浮上型磁気ヘッド５の
下降を停止させ（Ｓ１０）、昇降動作が終了する。浮上
型磁気ヘッド５が最近接状態にないとき、処理をＳ８に
戻し、浮上型磁気ヘッド５が最近接状態になるまで、Ｓ
８〜Ｓ９が繰り返される。
き、制御部１は昇降手段６による浮上型磁気ヘッド５の
下降を停止させ（Ｓ１０）、昇降動作が終了する。浮上
型磁気ヘッド５が最近接状態にないとき、処理をＳ８に
戻し、浮上型磁気ヘッド５が最近接状態になるまで、Ｓ
８〜Ｓ９が繰り返される。
【００２３】以上のように、本実施例の磁気ディスク装
置は、磁気ディスク３が所定の回転速度以上になってか
ら、浮上型磁気ヘッド５を磁気ディスク３に接近させる
構成であるので、浮上型磁気ヘッド５は磁気ディスク３
の回転駆動により必ず所定の浮上力を受ける。このた
め、浮上開始時における浮上型磁気ヘッド５と磁気ディ
スク３の接触がほとんど回避される。これにより、浮上
型磁気ヘッド５または磁気ディスク３の損傷や、磁気デ
ィスク３に対する浮上型磁気ヘッド５の吸着を防止する
ことができる。
置は、磁気ディスク３が所定の回転速度以上になってか
ら、浮上型磁気ヘッド５を磁気ディスク３に接近させる
構成であるので、浮上型磁気ヘッド５は磁気ディスク３
の回転駆動により必ず所定の浮上力を受ける。このた
め、浮上開始時における浮上型磁気ヘッド５と磁気ディ
スク３の接触がほとんど回避される。これにより、浮上
型磁気ヘッド５または磁気ディスク３の損傷や、磁気デ
ィスク３に対する浮上型磁気ヘッド５の吸着を防止する
ことができる。
【００２４】また、浮上型磁気ヘッド５が磁気ディスク
３に対して最近接状態にあるかどうかを検出する位置検
出センサーを備えたので、閉ループ制御によって浮上型
磁気ヘッド５を精度良く最近接状態にすることができ
る。
３に対して最近接状態にあるかどうかを検出する位置検
出センサーを備えたので、閉ループ制御によって浮上型
磁気ヘッド５を精度良く最近接状態にすることができ
る。
【００２５】なお、以上の実施例では、浮上型磁気ヘッ
ド５を備えた磁気ディスク装置について説明したが、光
磁気ディスク装置等の情報記録再生装置にも応用でき
る。また、浮上型磁気ヘッド５だけでなく、浮上型光学
ヘッド等の各種浮上型ヘッドに対しても同様の効果が得
られる。
ド５を備えた磁気ディスク装置について説明したが、光
磁気ディスク装置等の情報記録再生装置にも応用でき
る。また、浮上型磁気ヘッド５だけでなく、浮上型光学
ヘッド等の各種浮上型ヘッドに対しても同様の効果が得
られる。
【００２６】
【発明の効果】本発明の情報記録再生装置は、以上のよ
うに、樹脂基板からなるディスク状記録媒体を回転駆動
するとともに、該ディスク状記録媒体に浮上型ヘッドで
情報を記録する情報記録再生装置において、浮上型ヘッ
ドをディスク状記録媒体に対して昇降させる昇降手段
と、ディスク状記録媒体の単位時間当たりの回転数を検
出する回転数検出手段と、浮上型ヘッドの位置を検出す
る位置検出手段と、浮上型ヘッドをディスク状記録媒体
に接近させるように昇降手段を制御する制御手段とを備
えており、上記制御手段は、ディスク状記録媒体の単位
時間当たりの回転数が、所定値以上になったとき、昇降
手段により浮上型ヘッドを下降させる一方、位置検出手
段は、浮上型ヘッドが情報の記録・再生が可能な高さに
下降したことを検出することにより浮上型ヘッドの下降
動作を終了させるので、浮上型ヘッドはディスク状記録
媒体に接近するとき、ディスク状記録媒体の回転駆動に
より必ず所定の浮上力を受ける。このため、浮上開始時
における浮上型ヘッドとディスク状記録媒体の接触がほ
とんど回避される。また、ディスク状記録媒体に対する
浮上型ヘッドの位置を検出する位置検出手段を設けたの
で、浮上型ヘッドの高さを精度良く保てる。これによ
り、浮上型ヘッドまたはディスク状記録媒体の損傷や、
ディスク状記録媒体に対する浮上型ヘッドの吸着を防止
することができるという効果を奏する。
うに、樹脂基板からなるディスク状記録媒体を回転駆動
するとともに、該ディスク状記録媒体に浮上型ヘッドで
情報を記録する情報記録再生装置において、浮上型ヘッ
ドをディスク状記録媒体に対して昇降させる昇降手段
と、ディスク状記録媒体の単位時間当たりの回転数を検
出する回転数検出手段と、浮上型ヘッドの位置を検出す
る位置検出手段と、浮上型ヘッドをディスク状記録媒体
に接近させるように昇降手段を制御する制御手段とを備
えており、上記制御手段は、ディスク状記録媒体の単位
時間当たりの回転数が、所定値以上になったとき、昇降
手段により浮上型ヘッドを下降させる一方、位置検出手
段は、浮上型ヘッドが情報の記録・再生が可能な高さに
下降したことを検出することにより浮上型ヘッドの下降
動作を終了させるので、浮上型ヘッドはディスク状記録
媒体に接近するとき、ディスク状記録媒体の回転駆動に
より必ず所定の浮上力を受ける。このため、浮上開始時
における浮上型ヘッドとディスク状記録媒体の接触がほ
とんど回避される。また、ディスク状記録媒体に対する
浮上型ヘッドの位置を検出する位置検出手段を設けたの
で、浮上型ヘッドの高さを精度良く保てる。これによ
り、浮上型ヘッドまたはディスク状記録媒体の損傷や、
ディスク状記録媒体に対する浮上型ヘッドの吸着を防止
することができるという効果を奏する。
【図１】本発明に係る磁気ディスク装置において、浮上
開始時における浮上型磁気ヘッドの昇降動作を説明する
ためのフローチャートである。
開始時における浮上型磁気ヘッドの昇降動作を説明する
ためのフローチャートである。
【図２】磁気ディスク装置の概略の構成図である。
１ 制御部（制御手段） ２ スピンドルモーター ３ 磁気ディスク（ディスク状記録媒体） ４ 回転数検出手段 ５ 浮上型磁気ヘッド（浮上型ヘッド） ６ 昇降手段
Claims (1)
- 【請求項１】樹脂基板からなるディスク状記録媒体を回
転駆動するとともに、該ディスク状記録媒体に浮上型ヘ
ッドで情報を記録する情報記録再生装置において、 上記浮上型ヘッドをディスク状記録媒体に対して昇降さ
せる昇降手段と、 ディスク状記録媒体の単位時間当たりの回転数を検出す
る回転数検出手段と、浮上型ヘッドの位置を検出する位置検出手段と、 浮上型ヘッドをディスク状記録媒体に接近させるように
昇降手段を制御する制御手段とを備えており、 上記制御手段は、ディスク状記録媒体の単位時間当たり
の回転数が、所定値以上になったとき、昇降手段により
浮上型ヘッドを下降させる一方、位置検出手段は、浮上
型ヘッドが情報の記録・再生が可能な高さに下降したこ
とを検出することにより浮上型ヘッドの下降動作を終了
させる ことを特徴とする情報記録再生装置。
Priority Applications (7)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3129731A JP2642533B2 (ja) | 1991-05-31 | 1991-05-31 | 情報記録再生装置 |
| US07/840,905 US5313445A (en) | 1991-03-01 | 1992-02-25 | Reproducing apparatus with suspension supporting a floating-type head with a bevelled slider |
| EP92103367A EP0501477B1 (en) | 1991-03-01 | 1992-02-27 | Information processing apparatus |
| DE69214177T DE69214177T2 (de) | 1991-03-01 | 1992-02-27 | Informationsverarbeitungsgerät |
| CA002062041A CA2062041C (en) | 1991-03-01 | 1992-02-28 | Information processing apparatus having a floating-type head with a bevelled slider |
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-
1991
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| JPH04355286A (ja) | 1992-12-09 |
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