JPS63166079A

JPS63166079A - 磁気デイスク装置

Info

Publication number: JPS63166079A
Application number: JP31129886A
Authority: JP
Inventors: Yasuhiro Futaki; 二木　康裕
Original assignee: Mitsubishi Electric Corp
Current assignee: Mitsubishi Electric Corp
Priority date: 1986-12-27
Filing date: 1986-12-27
Publication date: 1988-07-09

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕この発明は磁気ディスク装置に関するものであり、特に
回転する磁気ディスクと磁気ヘッドとの接触防止に関す
るものである。

〔従来の技術〕

第８図は磁気ディスクと磁気ヘッドとの関係を定める従
来の構造を示す略側面図であって、図において（１）は
磁気ディスク、（２）は磁気ヘッド、（３）は磁気ヘッ
ド（２）を支えるアーム、（４）はアーム（３）に対し
圧力を作用して磁気ヘッド（２）を磁気ディスク（１）
に押し付けるスプリング、（５）はスプリング（４）を
固定している支持枠、（１１）は磁気ディスク（１）と
磁気ヘッド（２）との間の微小な間隙である。

磁気ディスク（１）の回転が停止している状態では、ス
プリング（４）がアーム（３）を押下げ、磁気ヘッド（
２）の下面が磁気ディスク（１）の上面に接触している
。

磁気ディスク装置（装置全体は図示せず）の動作時には
磁気ディスク（１）は磁気ヘッド（２）に対し高速の定
格回転速度で回転しているので、磁気ディスク（１）上
を流れる空気流が磁気ヘッド（２）を押上げる力を作用
し、この力とスプリング（４）の力との平衡によって、
磁気ヘッド（２）と磁気ディスク（１）との間の間隙（
１１）は定められた微小な値に保たれ、磁気ディスク（
１）と磁気ヘッド（２）との間の記録再生動作には支障
のない微小な間隔ではあるが、磁気ヘッド（２ンと磁気
ディスク（１）とが接触して摩擦することが避けられる
間隙に保たれている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

従来の装置は以上のように構成されているので、磁気デ
ィスク（１）が停止状態から所定の回転速度に達するま
での間と、所定の回転速度から停止するまでの間は、磁
気ディスク＋１１上の空気流の速度が所定値以下となっ
て磁気ヘッドに及ぼす浮上刃が不足し、間隙（１１）が
零になって、回転する磁気ディスク（１）に対し磁気ヘ
ッド（２）が摩擦的に接触し、その結果、摩滅を発生す
るという問題があった。

この発明は上記のような問題点を解決するためになされ
たもので、磁気ディスク（１）と磁気ヘッド（２１の摩
擦的接触を避けることができる磁気ディスク装置を提供
することを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明では磁気ディスク（１）の回転速度を計測する
速度検知器を設け、この速度検知器が検知した回転速度
が所定値以下の間は磁気ヘッド（２）を磁気ディスク（
１）から強制的に引離す手段を講じた。

〔作用〕

この発明の装置によると、磁気ディスクが所定の回転数
以下（停止状態を含む）である間は磁気ヘッドは磁気デ
ィスクから強制的に離隔されており、所定の回転数を超
えるとこの強制的に離隔する手段は無効にされるが、磁
気ヘッドは空気流によって磁気ディスク上に自動的に浮
上するので磁気ディスクと磁気ヘッドの接触は起らない
。

〔実施例〕

以下この発明の実施例を図面について説明する。

第１図はこの発明の一実施例を示す略斜視図であって、
第８図と同一符号は同−又は相当部分を示し、（６）は
磁気ヘッドを磁気ディスク表面から強制的に離隔すため
のスプリング、（１０）はこのスプリング（６）を引く
（圧縮する）力を作用する七−タである。

第２図は第１図の構造において磁気ディスク（１１が定
格回転速度で回転している場合の状態を示す略側面図、
第３図は第１図の構造において磁気ディスク（１）が停
止し又は所定回転速度以下で回転をしている場合の略側
面図である。第２図、第３図において第１図、第８図と
同一符号は同一部分を示し、１７）はアーム（３１とス
プリング１６）との間の緩衝器、（９）はスプリング（
６）の軸、（１２）は磁気ディスク（１）の回転速度を
計測する速度検知器、（１３）は速度検知器（１２）か
らの信号線である。

第４図は第２図及び第３図のモータ（工０）がスプリン
グ（６）に与える力ｆを示す説明図であって横軸は時間
ｔを示し、縦軸のＷは速度検知器（１２）の検知した速
度で、Ｗｏはあらかじめ定めた所定回転速度である。Ｗ
ｏは磁気ディスク（１）の定格回転速度以下ではあるが
磁気ディスク＋１１の速度がＷｏ以上であれば空気流の
為に磁気ヘッド（２）は磁気ディスり（１）上から確実
に浮上するような値にＷ。を設定する。

以下第４図を用いて第１〜第３図に示す装置の動作を説
明する。第４図の１１時点以前及びｔ２時点以後では磁
気ディスク（１）の回転数ｗ　＃′１Ｗ（１以下であり
、この間はモータ（１０）は付勢されず、したがってス
プリング（６）へ何等の力を作用しないので、スプリン
グ１６）の力で緩衝器（７）を介しアーム（３）を上方
に押上げ、磁気へラド１２）を磁気ディスク（１）の面
から強制的に離隔している。この状態が第３図に示す状
態である。

次ＫＤ−ｔｚＯ間は磁気ディスク（１）の回転数ＷはＷ
。以上であって、速度検知器（１２）から信号線（１３
）　ｆｔ経てモータ（１０）に入力される信号により、
モータ（１０）はこの期間付勢されて第４図ｆに示す力
でスプリング（６）を引き（圧縮し）、そのためＮｋ衝
器（７）はアーム（３）から引き離されて何等の力を及
ぼしてない。然し、この期間は磁気ディスク（１）が高
速に回転しているので空気流によって磁気ディスクは浮
上し間隙（１１）を所定の値に保っている。

第５図及び第６図はこの発明の他の実施例を示す略側面
図であって、第２図及び第３図と同一符号は同−又は相
当部分を示し、（８）はスプリング（６）を保持する可
動枠である。第５図は第２図に対応する状態を、第６図
は第３図に対応する状態を示す。

また、第７図は第５図及び第６図のモータ（１０）がス
プリング（６）と可動枠（８）に与える力を示し、ｆｌ
　　はモータ（１０）がスプリング（６）を引く力、ｆ
２はモータ（ｌＯ）が可動枠（８１に作用する力を示し
、ｆ２　　の正の方向は可動枠（８）ヲ閉じる方向に作
用する力、負の方向は可動枠（８）を開く方向に作用す
る力を示す。横軸は時間ｔであシ、ｔ１？ｔ２は第４図
の同一符号と同一時点を、Ｗ　＊　Ｗｅ　　は第４図の
同一符号と同一速度を示す。ｔ３はｔｌから所定時間遅
れた時点である。

以下第７図を用いて第５図及び第６図に示す装置の動作
を説明する。１１時点より前の状態ではスプリング（６
）は可動枠（８）から緩衝器（７１を脱出させ緩衝器（
７）でアーム（３）を押上げて磁気ヘッド（２１を磁気
ディスク（１）の面から離隔している。

磁気ディスク（１）の回転が起動され、漸次増速してｗ
　＝　ｗ　　となる点ｔ１に到ると信号線（１３）によ
リモータ（１０）に送られる信号によりモータ（１０）
はスプリング（６）を引いて圧縮し、その圧縮が所定の
量に達したとき、ｔ３時点から可動枠（８１に閉じる方
向の力を作用して可動枠（８１を閉じ、緩衝器（７）を
可動枠（８）によって定められる所定の位置に保持する
。この状態では緩衝器（７）の上面がアーム（３１の裏
面から離脱して第５図に示す関係位置になり、アームは
スプリング（４）によって押下けられるが、他方におい
て磁気ヘッド（２）が空気流で浮上させられるから２つ
の力の釣合いによって間隙（１１）が適当な値に自動的
に調整される。

磁気ディスク（１′Ｉの回転速度が低下してｔ２　時点
においてｗ　＝　ｗｏとなると、モータ（ｌＯ）は可動
枠（８）を開く方向の力を作用させ、可動枠（８）が開
いて緩衝器（７）を可動枠（８）による保持から開放す
る。緩衝器（７）はスプリング（６）で押上げられ、第
６図に示す状態に帰る。

第４図と第７図を比較すると明らかなように、第５図、
第６図に示す実施例では第２図、第３図に示す実施例に
対し可動枠（８１による緩衝器（７）の保持とその保持
の開放を実行する機構を追加したので、ｔｌ〜ｔ２の間
の磁気ディスク１１）の動作期間全期間にわたってモー
タ（１０）からスプリング（６）に力を作用しつづけて
置くことの必要はなくなった。

以上のようにして、磁気ディスク（１）の回転が所定の
値以下（停止状態をも含む）となり、磁気へラド１２）
を浮上させるに充分な空気流が得られない状態でも、磁
気ヘッド（２）と磁気ディスク（１）の接触を防止する
ことができる。

なお、上記実施例ではアーム（３１を押上げ磁気ヘッド
（２１を磁気ディスク（１）から離隔するためスプリン
グ（６）を使用したが、これに代えて板バネを使用して
もよく、一般的に言えば弾性部材の弾性力によって離隔
保持手段を構成することができる。

またアーム（３１を押上げる力は上記実施例のようにア
ーム（３）の中間点に加えなくても、アーム（３）を磁
気ディスク装置筐体へ固定する固定部に加え、この固定
部の固定位置を上下に変動させるような構造にすること
もできる。

さらに、第５図及び第６図に示す実施例において緩衝器
（７）を保持する可動枠１８）の構造をラチェット構造
とし、可動枠（８）を閉じる力をモータ（１０）から加
えなくても、モータ（１０）がスプリング（６）を引く
ときラチェット構造の可動枠１８１が自動的に緩衝器（
７）を保持するよう駆動することができる。

なお、モータ（１０）としては種々の形のモータを使用
することができ、またモータ（１０）以外の駆動装置を
使用することもできる。

〔発明の効果〕

以上のようにこの発明によれば、磁気ヘッドと磁気ディ
スクの摩擦的接触を避けその摩滅を防止することができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示す略斜視図、第２図及
び第３図は第１図に対応する略側面図、第４図は第２図
及び第３図におけるモータの動作を示す説明図、第５図
及び第６図はこの発明の他の実施例を示す略側面図、第
７図は第５図及び第６図におけるモータの動作を示す説
明図、第８図は従来の装置を示す略９１１１面図。１１）は磁気ディスク、（２）は磁気ヘッド、（３）は
アーム、（４）はスプリング、（５）は支持枠、（６）
はスプリング、（７）は緩衝器、（８）は可動枠、（９
１は軸、（１０）はモータ、（１１）は間隙、（１２）
は速度検知器、（１３）は信号線。尚、各図中同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）磁気ディスクと、磁気ディスクに対し情報の書込
み及び読出しを行う磁気ヘッドと、磁気ディスクの定格
回転速度の回転により発生する空気流が磁気ヘッドを磁
気ディスクの面から離隔しようとする力に平衡して磁気
ディスクと磁気ヘッドの間に所定寸法の微細な間隙を保
たせるよう上記磁気ヘッドを磁気ディスクの面に接近さ
せる力を加える手段とを有する磁気ディスク装置におい
て、磁気ディスクの回転速度を計速する速度検知器、磁
気ディスクの定格回転速度より低い回転速度の範囲内で
あらかじめ定める所定回転速度を設定する手段、上記速度検知器の出力が上記所定回転速度以下の値を示
している間、上記磁気ヘッドを上記磁気ディスクの面に
接触しない位置に離隔して保持する離隔保持手段、を備えたことを特徴とする磁気ディスク装置。
（２）離隔保持手段は、弾性部材の弾性力によって磁気
ヘッドを磁気ディスク面に接触しない位置に離隔する手
段と、上記速度検知器の出力が上記所定回転速度を超え
る値を示している間上記弾性部材を圧縮して磁気ヘッド
に弾性力を及ぼすことのない位置に保持する駆動装置と
を備えたことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の
磁気ディスク装置。
（３）離隔保持手段は、弾性部材の弾性力によって磁気
ヘッドを磁気ディスク面に接触しない位置に離隔する手
段と、上記弾性部材を磁気ヘッドに弾性力を及ぼすこと
のない位置に保持する可動枠と、上記速度検知器の出力
が増加して上記所定回転速度以上になる時点において上
記弾性部材を上記可動枠内に保持するよう駆動し、上記
速度検知器の出力が減少して上記所定回転速度以下にな
る時点において上記弾性部材を上記可動枠内の保持から
解放するよう駆動する駆動装置とを備えたことを特徴と
する特許請求の範囲第１項記載の磁気ディスク装置。