JP2642355B2 - 液晶表示素子の製造方法 - Google Patents

液晶表示素子の製造方法

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JP2642355B2 JP62152946A JP15294687A JP2642355B2 JP 2642355 B2 JP2642355 B2 JP 2642355B2 JP 62152946 A JP62152946 A JP 62152946A JP 15294687 A JP15294687 A JP 15294687A JP 2642355 B2 JP2642355 B2 JP 2642355B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は有機高分子フィルムを基板とする液晶液晶表
示素子の製造方法に係り、特に液晶表示素子の封入口部
を封止する封止材を除去する方法に関する。
(従来の技術) 近時、液晶表示素子のハンドヘルド機器への応用が拡
大されるに従って、液晶表示素子の軽量薄型化がますま
す求められるようになってきており、また過酷な環境下
で使用されることからこれらの素子には高い信頼性が要
求されている。
従来のこの種の液晶表示素子の製造方法としては、例
えば第10図に示すようなものがある。第10図において、
1、2は対向面に電極を形成したプラスチックフィルム
基板であり、プラスチックフィルム基板1、2は最終形
状にカットした後、封入口を除いて図示しないシール材
により接着される。セル内部には封入口より液晶が封入
され、液晶の封入はプラスチックフィルム基板1、2の
端面1a、2aの挿入口に封止材3を塗布することにより行
う。ところで、上記のような液晶表示素子の液晶の封入
口部は、同図に示すように端面1a、2a上にあるので封入
口部を封止する封止材3の接着面積は前記端面1a、2aの
みとなり、接着面積が非常に小さく、封止の信頼性が悪
いという欠点があった。また、封止材3としては、一般
にエポキシ樹脂や紫外線硬化型樹脂が用いられるが、こ
れらの封止材はプラスチックに対する接着力が乏しいた
め、同図に示すように接着面積が非常に小さい場合に
は、封止の信頼性が更に低下する。さらに、封止材3が
セル端面より突出しているため、限られたスペースに実
装しようとした場合にこれが邪魔になることがある。ま
た、実装時や機器の使用時にセル、特に封止部に機械的
ショックが加わった場合、封止材がセルから脱落するこ
ともあった。
そこで以上のような問題点を解決するものとして、例
えば第11図に示すようなものがある(特開昭60−73522
号、特開昭59−231516号各公報参照)。この素子では封
入口側のセル端部において、一方の基板5を他方の基板
4に対して延ばして段差5bを形成し、この段差部分4a、
4bに封止材3を塗布することにより、接着面積を広くし
て信頼性の向上を図ろうとしている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、このような従来の液晶表示素子にあっ
ては、基板に段差を形成するという構成となっていたた
め、接着面積は若干広くなり封止の信頼性はある程度改
善されるものの、依然として封止材がセル外部に露出し
ているため機械的ショックに対して万全であるとは言い
難い。例えば、封止材に直接機械的ショックが加わった
場合は勿論のことセルの曲がりに対しても封止材が剥離
してしまうことがある。また、本来必要なセル形状より
も片方の基板5が段差5bだけ突出しているわけであるか
ら、セル形状が大きくなって限られたスペースに実装す
る場合不利になる。
(発明の目的) そこで本発明は、封止材が前記基板の端面または表面
で形成される平面から突出していないようにすることに
より、コンパクトでかつ封止の信頼性を向上させること
ができる液晶表示素子の製造方法を提供することを目的
としている。
(発明の構成) 本発明は、上記目的を達成するため、電極を複数の有
機高分子フィルム基板の表面に形成し、これらの有機高
分子フィルム基板の周辺部を液晶の封入口部を残してシ
ール材で接着して外囲器を形成し、前記封入口部より外
囲器内部に液晶を封入し、前記封入口部封止材を充填し
て液晶表示素子を製造する方法において、前記封入口部
に封止材を充填して前記封入口部を完全に封止した後、
基板の端面または表面から突出する封止材のみを取り除
くことにより、封止材が基板の端面または表面から突出
しないようにしたことを特徴とするものである。
以下、本発明の実施例に基づいて具体的に説明する。
第1〜5図は有機高分子フィルムとしてプラスチック
フィルムを用いた液晶表示素子の製造方法を示す図であ
る。
まず、構成を説明する。第1図において、11は液晶セ
ル(液晶表示素子)であり、液晶セル11は第2図に示す
ように、対向面に電極が形成された2枚のプラスチック
フィルム基板12、13の周辺部を液晶の封入口部を除いて
シール材(外囲器)14で接着し、図示しない封入口より
セル内部に液晶を封入して封入口に封止材15をシール材
14に接するように充填させる。このとき封止材15は後述
する方法によりプラスチックフィルム基板12、13の端面
12a、13aより外部に突出させないようにする。すなわ
ち、封止材15は封入口部の上下基板12、13間隙にシール
材14に接するように充填され、かつ基板12、13の端面12
a、13bよりなる平面から突出していない。
かかる構成の液晶表示素子は、予め2枚の基板12、13
の封入口側端部を延長しておき、この延長部にシール材
14を延在させて液晶および封止材15の注入経路および封
入口を形成する。封入口より液晶を封入した後、封入口
より未硬化の封止材15を注入する。このとき、封止材15
は前記注入経路を満たしていき、セル封止機構が得られ
る位置まで充填される。しかる後、封止材が硬化あるい
は半硬化させ、流動性がなくなった状態で2枚の基板の
延長部分を切断・除去してセルを最終形状とする。具体
的には、基板延長部の形状、封入口の形状、封止材の注
入方法等の違いによりさまざまなものが考えられる。以
下、第3〜5図を用いて上記製造方法を例示する。
第3図(a)〜(d)は2枚の基板12、13を同じ長さ
だけ延長し、ノズル16により封止材15を注入した後、切
断線B−B′で示す位置で切断する方法を示す。
第4図(a)〜(d)は基板12に対して基板13をより
長く延長し段差部分を形成し、ノズル16により封止材15
を注入した後、切断線B−B′で示す位置で切断する方
法を示す。
第5図(a)〜(d)は一方の基板12に封止材15の注
入穴17を設け、この注入穴17よりノズル16により封止材
15を注入した後、切断線B−B′で示す位置で切断する
方法を示す。
以上のような製造方法を採用すれば、封止材15がセル
外部にはみ出すことなく、封止の信頼性が高い液晶セル
を得ることができる。
このように、本実施例では封止材15が封入口を確実に
封止し、かつ、封止材15がセル外部にはみ出していない
ので、封止の信頼性は極めて高く、実装時や機器使用中
に曲げや衝撃などの機械的ショックが加わった場合でも
封止材15が剥離したり脱落することがない。また、セル
の正規の形状より突出する部分がないため、セル寸法を
最小限にすることができ、限られたスペースに実装する
ことが可能になる。したがって、最近のハンドヘルド機
器などのように、軽薄短小を追求し、限られたスペース
内に高密度に部品を実装しなければならない場合や過酷
な環境下で使用される場合にコンパクトでかつ封止信頼
性の高い本発明に係る液晶表示素子を適用すれば極めて
好適である。
第6〜9図は本発明の一実施例を示す図であり、本実
施例はプラスチックフィルム基板に注入穴を設け、この
注入穴に封止材を注入する例である。
第6、7図において、プラスチックフィルム基板12の
シール材14近傍には封止材15の注入穴17が設けられてお
り、注入穴17には封止材15がシール材14に接するように
充填されている。そして、第1〜5図の場合と同様に封
止材15はプラスチックフィルム基板12の外部には突出さ
せないように構成される。
したがって、かかる構成の液晶表示素子は2枚の基板
12、13の延長部を設けず、セル最終形状にした状態で封
止材の注入を行い、セル外部にはみ出した封止材を拭き
取るか、またはヘラ等でこすり取るかして除去する。以
下、第8、9図で上記製造方法を例示する。
第8図(a)〜(c)はノズル16により封止材15を注
入した後、セル側面および表面にはみ出した封止材15を
布等で抜き取り同図(c)に示すようなセルにする方法
を示す。
第9図(a)〜(c)は一方の基板に注入穴17を設
け、ノズル16により封止材15を注入した後、同図(b)
に示すようにセル表面に盛り上がった封止材17をシリコ
ンゴム製のヘラ18でこすり取って同図(c)に示すよう
なセルにする方法を示す。このように本実施例では、基
板12、13の端面にはみ出した封止材のみを取り除くよう
にして、封止材15が基板12、13の端面または表面から突
出しないようにしているため、封止の信頼性が極めて高
く、曲げや衝撃等の機械的ショックが加わった場合でも
封止材15が剥離したり、脱落することがないコンパクト
で、かつ封止の信頼性の高い液晶セル11を提供すること
ができる。また、基板11、12の延長部を切断しないた
め、基板12、12やシール材14を無駄に使用するのを不要
にでき、液晶セル11の製造コストを低減することができ
る。
以上、封止材15の注入にあたって、ノズル16により注
入する例を示したが、それ以外の方法を用いてもよい。
なお、上記各実施例では基板にプラスチックフィルム
を用いているが、これに限らず、フィルム状のものであ
るばプラスチックフィルム以外の他の有機高分子フィル
ムであってもよいことは言うまでもない。
また、上記各実施例では2層構造のものについて示し
たが、それ以上の多層液晶表示素子でも同様に構成でき
ることは勿論である。
(効果) 本発明によれば、封止材が前記基板の端面または表面
で形成される平面から突出していないようにしているの
で、封止の信頼性が極めて高く、曲げや衝撃などの機械
的ショックが加わった場合でも封止材が剥離したり、脱
落することがないコンパクトでかつ、封止の信頼性の高
い液晶表示素子を提供することができる。また、基板の
端面または表面から突出する封止材のみを取り除くよう
にしているので、封止にあたり基板やシール材の無駄を
省くことができ、液晶表示素子の製造コストを低減する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1〜5図は液晶表示素子の製造方法を示す図であり、
第1図はその平面図、第2図はその第1図のA−A′断
面図、第3図はその液晶表示素子の製造方法を説明する
ための図、第4図はその液晶表示素子の製造方法を説明
するための図、第5図はその液晶表示素子の製造方法を
説明するための図、第6〜9図は本発明に係る液晶表示
素子の一実施例を示す図であり、第6図はその平面図、
第7図はその第6図のA−A′断面図、第8図はその液
晶表示素子の製造方法を説明するための図、第9図はそ
の液晶表示素子の製造方法を説明するための図、第10、
11図は従来の液晶表示素子を示す斜視図である。 11……液晶セル(液晶表示素子)、 12、13……プラスチックフィルム基板(有機高分子フィ
ルム基板)、 12a、13a……端面、 14……シール材(外囲器)、 15……封止材。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電極を複数の有機高分子フィルム基板の表
    面に形成し、これらの有機高分子フィルム基板の周辺部
    を液晶の封入口部を残してシール材で接着して外囲器を
    形成し、前記封入口部より外囲器内部に液晶を封入し、
    前記封入口部に封止材を充填して液晶表示素子を製造す
    る方法において、前記封入口部に封止材を充填して前記
    封入口部を完全に封止した後、基板の端面または表面か
    ら突出する封止材のみを取り除くことにより、封止材が
    基板の端面または表面から突出しないようにしたことを
    特徴とする液晶表示素子の製造方法。
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