JP2641657B2 - 抗酸化性を有する飲食品類 - Google Patents

抗酸化性を有する飲食品類

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は緑色植物の緑葉の搾汁液中に存在
する抗酸化活性物質を主体とする成分を配合した飲食品
類に関する。
【0002】従来より、パン、麺類、ハム、ソーセー
ジ、コンビーフ、食用植物油脂、マーガリン、植物性タ
ンパク、果実酒、果実(例えばみかん)の缶詰、果汁、
飲料、冷凍食品類など(本明細書ではこれら食品類、飲
料、嗜好品等を「飲食品類」と総称する)には、保存、
鮮度保持等の目的で抗酸化剤が配合されているが、抗酸
化剤としての効果と安全性に優れたものは現在まで見出
されていない。
【0003】従来の抗酸化剤としてはトコフェロール
類、BHA、BHT、ビタミンC(麹酸)等があるが、
トコフェロール類は油性のものに限定され、BHA、B
HTは安全性に関して必ずしも満足できず、ビタミンC
も用途が限定される。
【0004】本発明者らは、抗腫瘍作用、抗高脂血症作
用、血糖低下作用、抗ウイルス作用等の数多くの生理作
用を有する成分を含むことが明らかにされている麦類植
物、その他の緑色植物(海藻を含む。以下同じ)の緑葉
に着目し、抗酸化性という立場からその成分の検討を行
った。
【0005】その結果、イネ科植物、例えば麦類植物、
その他の緑色植物の緑葉成分中に、α−トコフェロール
と同等ないしそれ以上に強力な酸化防止活性を有する成
分が含まれており、それが飲食品類の鮮度保持、保存等
において極めて有効であり、しかも安全であることを見
い出し、本発明を完成するに至った。
【0006】かくして、本発明は、緑色植物の緑葉から
抽出された抗酸化活性物質を配合したことを特徴とする
飲食品類を提供するものである。
【0007】以下、本発明の飲食品類に配合される緑色
植物の緑葉から抽出された抗酸化活性物質について、さ
らに詳細に説明する。なお、本明細書における含水アル
コールの含水率%はv/v%によるものである。
【0008】原料となる緑色植物としては、麦類植物が
好適であるが、それ以外に、クローバー、アルファルフ
ァ、ケール、ホウレン草、レタス、パセリ、セロリ、キ
ャベツ、白菜、水菜、ピーマン、ニンジン緑葉、大根緑
葉、ササ、アシタバなどの牧草類、野菜類、山野草類植
物;さらに、スピルリナ、クロレラ、ワカメ、青ノリ等
の淡水産もしくは海水産緑色藻類、等もまた使用するこ
とができる。
【0009】本発明において好適に使用される麦類植物
としては、大麦が最も適しているが、その他に、小麦、
裸麦、エン麦、ハト麦、トウモロコキシ、キビ、イタリ
アンダイグラスなどもまた使用することができる。
【0010】本発明では、これら緑色植物、殊に麦類植
物の中でも成熟期前に収穫した若い植物の新鮮な茎及び
/又は葉の部分(本明細書ではこれらを総称して「緑
葉」という)が特に適している。
【0011】緑色植物、例えば麦類植物の緑葉はまず、
ミキサー、ジューサー、等の機械的破砕手段によって搾
汁し、必要に応じて、篩別、濾過等の手段によって粗固
形分を除去することにより搾汁液(以下、これを「青
汁」という)を調製する。
【0012】次いで、この青汁をそのままで、或いはそ
れを凍結乾燥、噴霧乾燥等の適当な乾燥手段で乾燥する
ことにより得られる青汁粉末を充分量の水又はn−ヘキ
サンで抽出処理する。この抽出処理は通常室温で行なう
ことができ、場合によっては2回又はそれ以上繰り返し
行なってもよく、それによって、水可溶性成分又はn−
ヘキサンに実質的に不溶性の成分を分離回収する。回収
された抽出成分はこの段階で前記と同様にして乾燥し固
形化することができる。
【0013】かくして得られる水可溶性成分又はn−ヘ
キサン不溶性成分を次いで含水率が0〜80%、好まし
くは10〜70%、さらに好ましくは15〜50%の含
水エタノール、例えば含水率20%の含水エタノールで
抽出処理を行ない、該含水エタノールに可溶性の成分を
分離回収する。
【0014】この含水エタノールによる抽出処理は、前
記の如くして調製される青汁もしくはそれから水不溶性
成分を完全に除去した緑葉の水溶性成分又はそれらを凍
結乾燥、噴霧乾燥等の適当な乾燥手段で乾燥して得られ
る粉末に対して直接行なうこともできる。
【0015】このようにして回収された含水エタノール
可溶性成分は、そのままで或いは濃縮又は溶媒を留去す
ることにより、本発明の抗酸化活性物質として使用する
ことができる。
【0016】さらに、本発明によれば所望に応じて、上
記含水エタノール可溶成分を適当な吸着剤、例えばSt
yrene−DVB樹脂吸着剤(例えば、ローム・アン
ド・ハース社製、アンバーライトR吸着剤XAD−2)
等で処理し且つ含水率0〜80%、好ましくは20〜7
0%、さらに好ましくは30〜60%の含水メタノール
で溶離処理を行なうことによって、該含水メタノールに
可溶性の成分を回収することができる。これによってさ
らに酸化防止活性に優れた画分を取得することができ
る。
【0017】このようにして回収される含水メタノール
可溶性成分はそのまま或いは濃縮又は溶媒を除去するこ
とにより、本発明の抗酸化活性物質として利用すること
ができる。
【0018】さらにまた、このようにして大麦から回収
される含水メタノール可溶性成分は、例えば、含水率が
30〜70%、好ましくは40〜60%の含水メタノー
ルを用いて再結晶精製することにより、抗酸化活性物質
の本体を微黄色結晶として取得することができる。この
ようにして単離された抗酸化活性物質の本体は、NM
R、質量分析等の分析の結果、下記式
【0019】
【化2】 で示される構造を有する2′−O−グリコシル−イソビ
テキシンであることが同定された(後記参考例1参
照)。このようにして単離された抗酸化活性物質を飲食
品類に配合することもできる。
【0020】上記構造式又はこれに類する構造を有する
抗酸化活性物質が、麦類植物をはじめとする緑色植物の
緑葉中に含まれており、それが本発明の抗酸化活性物質
の有効成分をなしているものと推定される。
【0021】以上に述べた如くして調製される抗酸化活
性物質は、淡黄色ないし無色であり、水溶性かつアルコ
ール可溶性であって、しかも生体への吸収性にも優れて
おり各種の飲食品類に対し、それらの組成成分や外観等
に対し実質的に影響を与えることなく容易に配合するこ
とができる。例えば、飲料等においてしばしば使用され
る果糖、ブドウ糖、水飴等の甘味料;クエン酸、リンゴ
酸、酒石酸、コハク酸等の有機酸;各種ビタミン類、着
色料、香料、各種可食性増粘剤等と自由に混合すること
ができ、それらの水溶性、透明度に影響を与えず、濾過
滅菌が可能であり、しかも製品の品質に変化を与えない
等の利点がある。
【0022】上記抗酸化活性物質の配合量は、飲食品類
の種類、用途等に応じて広い範囲で変えることができる
が、一般には、飲食品類に対して含水率20%のエタノ
ール抽出物は0.1〜10重量%、好ましくは0.5〜
7重量%、含水率40%のメタノール画分は、0.00
1〜5重量%、好ましくは0.01〜2重量%、そして
2′−O−グルコシルイソビテキシンは0.001〜1
重量%、好ましくは0.005〜0.5重量%の範囲内
で配合するのが適当である。
【0023】以下、参考例及び実施例により本発明をさ
らに具体的に説明する。
【0024】参考例 1(活性成分の分画と調製法) 成就期前の大麦の青汁の凍結感想粉末20gにn−ヘキ
サン500mlを加え常温で約5分間よく撹拌した後、
不溶成分を遠心分離(8000rpm、10min)に
より分離し、さらに分離した不溶成分にn−ヘキサン5
00mlを加え、同様の操作を繰り返しn−ヘキサン不
溶成分を得た。
【0025】この不溶成分に、含水率20v/v%のエ
チルアルコール500mlを加え常温で約5分間よく撹
拌した後、不溶分を濾別する。濾別した不溶分を再度含
水率20v/v%のエチルアルコール500mlで同様
に処理し、得られる濾液を合わせて、減圧下に溶媒を留
去擦する。これによってエチルアルコール抽出物13.
0gを得た。
【0026】このエチルアルコール可溶分をアンバーラ
イトXAD−2カラムに吸着させた後、蒸留水、含水率
がそれぞれ80、60、40、20及び0v/v%の含
水メタノール、ならびにアセトンで順次離溶させ、溶出
液を得た。
【0027】各溶出液は減圧蒸留にて溶媒を留去し、そ
の結果、水抽出物4.77g、20%メタノール抽出物
180mg、40%メタノール抽出物131mg、60
%メタノール抽出物199mg、80%メタノール抽出
物32mg、100%メタノール抽出物165mg、ア
セトン抽出物0.87mgを得た(ここで、メタノール
の%は含水メタノール中のメタノール濃度v/v%であ
る)。
【0028】上記の如くして得られた60%メタノール
抽出物を、さらに60%メタノールを用いて再結晶し、
180mgの微黄色の結晶を得た。この結晶の構造決定
を質量分析及びNMRにより行った。
【0029】質量分析はFAB−MS:VG ZAB−
2F、(Xenon Gun)(Jon Tech)型
質量分析装置を用いて行い、第1図に示す結果が得られ
た。この質量スペクトルからm/z=595に[M+H
+]のピークがみられ、分子量は594であることが決
定され、元素分析の結果と併せて考慮するとき、本物質
の分子式はC273015であると判断される。
【0030】本物質の紫外線吸収スペクトルをH2O及
びメタノール中で測定したところ、それぞれ第2図及び
第3図に示すようになりフラボノイドグルコシドの吸収
を示した。
【0031】赤外線吸収スペクトルをJASCO FT
/IR−7000SによりKBr法を適用して測定した
結果を第4図に示す。3422cm-1にOH基の存在を
示している。
【0032】本物質は常法により塩酸−メタノールで加
水分解するときグルコースを1分子遊離して、イソビテ
キシンを生成した。
【0033】さらに、本物質の13C NMRスペクトル
(500MHz)を、精製抗酸化活性物質25mgを用
いてGE OMEGA300型核磁気共鳴スペクトル吸
収測定装置によりテトラメチルシラン[TMS,(CH
34Si]を内部標準として用いて測定し、第5図に示
す結果を得た。第5図においては、化学シフトをδで表
示した。精製抗酸化活性物質はMeOH−d4中で27
炭素原子に対するシグナルを与え、イソビテキシンの13
C−NMRの標準値[Ramarathnam,N.,
Osawa,T.,Namiki,M.and Kaw
akishi,S.:J.Agric.Food Ch
em.,37,316−319(1989)]を基礎と
して次の構造式であることを推定した。
【0034】
【化3】 本物質は、この構造式より、2′−O−グルコシル−イ
ソビテキシンと命名する。
【0035】参考例2(脂質過酸化生成物、MA1)のガ
スクロマトグラフィ分析) ミクロソーム及びアラキドン酸7.5mgにα−トコフ
ェロール0.22mgまたは2′−O−グルコシル−イ
ソビテキシン0.22mgを加え、これにトリス塩酸緩
衝液(0.05M TrizmaHCl、pH7.4;
0.15M KCl;0.2%SDS)5mlを加え、
軽く振り混ぜて懸濁し、さらにフェントン試液(FeC
2/H22)200μlを加え、37℃にて16時間
反応させた。4%BHT2)50μlを加えて、反応を停
止させた後、N−メチルヒドラジン40μlを加えて室
温にて1時間、N−メチルヒドラジン誘導体を生成さ
せ、これに飽和食塩水15mlを加え、ジクロロメタン
5mlで3時間抽出した。
【0036】ジクロロメタン層を分取し、一定量のガス
クロマトグラフィ内部標準駅(I.S.)を加え、さら
にジクロロメタンにて正確に10mlとしてガスクロマ
トグラフィ分析用試料とし、以下の条件下にクロマトグ
ラフィーにかけた。
【0037】キャピラリーカラム:DB−WAX 25m×0.25mm カラム温度:35℃(保持1.0分)〜190℃(保持
20分) 昇温40℃/分 注入口温度:250℃ 検出器温度:300℃ 検出器:NPD(nitrogenphosphoru
s detector) キャリア−ガス:ヘリウム 上記の構造式で示した2′−O−グルコシル−イソビテ
キシンは、第6図、第7図および第8図に示すようにM
A生成のみならず、4HN(4−ヒドロキシノネナー
ル)の生成に対しても著しい抑制効果を示すことが明ら
かとなった。さらに60%メタノール抽出画分も同様の
活性を示した。
【0038】註)1)MA=マロンジアルデヒド 2)BHT=ジブチルヒドロキシトルエン
【0039】
【実施例】
実施例 1 大麦若葉の緑葉を洗浄した後、搾汁して得られた青汁を
噴霧乾燥して粉末化した青汁粉末1kgをヘキサン20
Lにて2回抽出を繰り返し、ヘキサン不溶部分に水10
Lを加えて水可溶性成分を噴霧乾燥後、380gの噴霧
乾燥物を得た。次いで、本乾燥粉末に含水率20%の含
水エタノール10Lを加えて、含水率20%の含水エタ
ノール可溶性成分300gを得、エタノールを留去し
た。
【0040】得られた含水率20%の含水エタノール可
溶性の抽出物を次の処法で配合して、飲料を調製した。
調製後、ジュースは85℃、30分間の加熱殺菌を行っ
た。 グラニュー糖 20g 果糖 35g クエン酸 3g コハク酸 0.1g 含水率20%エタノール抽出物 10g 香料 適量 全容 1l 本製品は、特有の好ましい香味を有する口臭の抑制に効
果的な飲料であった。 実施例 2 実施例1で得られた含水率20%のエタノール抽出物を
アンバーライトXAD‐2に吸着させ、含水率40%メ
タノールで分画された画分を乾燥物として、次の組成の
ジュースに配合した。調製後、ジュースは85℃、30
分間の加熱殺菌を行った。
【0041】 グラニュー糖 20g 果糖 35g クエン酸 3g 酒石酸 0.1g β‐カロチン 10mg (三栄化学工業株式会社カロチンベースNo3125
8) 含水率40%メタノール画分 0.5g 香料 適量 全容 1l 本製品を自然光のもとで15日間放置後、β‐カロチン
は83%残存していた。これに対し含水率40%メタノ
ールを添加しないものは、β‐カロチンは完全に消失し
た。なお、β‐カロチンの定量は日本薬学会編;衛生試
験法・注解、347〜349頁(1990年金原出版株
式会社)に記載の方法に準拠して行った。
【0042】実施例 3 実施例2において含水率40%メタノール画分の代りに
2′−O−グルコシルイソビテキシン0.01%を添加
してジュースを調製した。本製品を自然光のもと15日
間放置後β‐カロチンは73.2%残存していたが、
2′−O−グルコシルイソビテキシン無添加のジュース
ではβ‐カロチンは完全に消失した。
【0043】実施例 4 牛肉の脂肪を除去し、食塩を加え、5日間漬けこみ、そ
の後煮熟して肉繊維をほぐし、食塩、香辛料、脂肪、調
味料と共に、含水率40%メタノール画分を0.1%に
なるように添加してコンビーフを製造し、冷蔵庫で10
日間保存した。その結果、含水率40%メタノール画分
無添加のものは酸化により著るしく変色したが、本製品
は製造時のピンク色を保持していた。
【0044】実施例 5 通常の方法によりマーガリンを製造する際に、含水率2
0%エタノール抽出物10g/1000gの割合で添加
し、約3ケ月室温保存した。該抽出物無添加のものは香
味が変性し食用に適さない状態となったが、本製品は香
味に殆んど変化がなかった。
【0045】実施例 6 通常の方法で固形状ヨーグルトを製造する工程で、含水
率20%エタノール抽出物を0.2%添加し、小型容器
に充填し培養しヨーグルト製品を調製した。この製品は
特有の好ましい芳香を有しており長期保存後も安定して
いた。
【0046】実施例 7 通常の方法でヨーグルトを製造し、培養後、β‐カロチ
ンを0.001%及び2′−O−グルコシルイソビテキ
シンを0.02%添加して液状ヨーグルトを製造した。
本製品を積み重ねて直射日光の下で3日間放置後でも変
色は生じなかった。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、参考例1で得られた2′−O−グルコ
シル−イソビテキシンのFAB−MS法による測定チャ
ートを示す。
【図2】図2は、2′−O−グルコシル−イソビテキシ
ンのH2O系における紫外部吸収スペクトルである。
【図3】図3は、2′−O−グルコシル−イソビテキシ
ンのMeOH系における紫外部吸収スペクトルである。
【図4】図4は、2′−O−グルコシル−イソビテキシ
ンの赤外線吸収スペクトルである。
【図5】図5は、2′−O−グルコシル−イソビテキシ
ンの13C−NMRの測定結果を示す図である。
【図6】図6は、図5の続きである。
【図7】図7は、図6の続きである。
【図8】図8は、フェントン試験を用いるアラキドン酸
の脂質酸化生成物、MA及び4HNのガスクロマトグラ
フチャート(対照)である。
【図9】図9は、フェントン試験を用いるアラキドン酸
の脂質過酸化生成物、MA及び4HNのガスクロマトグ
ラフチャート(α−トコフェロール)である。
【図10】図10は、フェントン試験を用いるアラキド
ン酸の脂質過酸化生成物、MA及び4HNのガスクロマ
トグラフチャート(2′−O−グルコシル−イソビテキ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A23L 2/38 A23L 2/38 F 2/44 C09K 15/34 C09K 15/34 C07H 17/07 // C07H 17/07 A23L 2/00 P

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2′−O−グルコシル−イソビテキシン
    又は緑色植物の緑葉から抽出された2′−O−グルコシ
    ル−イソビテキシンを含んでなる抗酸化活性画分を配合
    したことを特徴とする飲食品類。
  2. 【請求項2】 抗酸化活性画分が、緑色植物の緑葉の水
    可溶性成分であって、含水率が0〜80%の含水エタノ
    ールに可溶性である成分よりなる請求項1記載の飲食品
    類。
  3. 【請求項3】 抗酸化活性画分が、緑色植物の緑葉成分
    であって、n−ヘキサンに実質的に不溶性で且つ含水率
    が0〜80%の含水エタノールに可溶性である成分より
    なる請求項1記載の飲食品類。
  4. 【請求項4】 含水エタノールが含水率15〜50%の
    エタノールである請求項2または3記載の飲食品類。
  5. 【請求項5】 緑色植物が麦類植物である請求項1〜4
    のいずれかに記載の飲食品類。
  6. 【請求項6】 抗酸化活性画分が、緑色植物の緑葉成分
    であって、n−ヘキサンに実質的に不溶性で且つ含水率
    が0〜80%の含水エタノールに可溶性であり、さらに
    含水率が0〜80%の含水メタノールに可溶性である成
    分よりなる請求項1記載の飲食品類。
  7. 【請求項7】 含水エタノールが含水率15〜50%の
    エタノールである請求項6記載の飲食品類。
  8. 【請求項8】 含水メタノールが含水率10〜70%の
    含水メタノールである請求項6または7に記載の飲食品
    類。
  9. 【請求項9】 緑色植物が麦類植物である請求項6〜8
    のいずれかに記載の飲食品類。
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