JP2641443B2 - 5H−1,3,4−チアジアゾロ〔3,2−a〕ピリミジン−5−オン誘導体及びこれを有効成分とする農園芸用殺菌剤 - Google Patents

5H−1,3,4−チアジアゾロ〔3,2−a〕ピリミジン−5−オン誘導体及びこれを有効成分とする農園芸用殺菌剤

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JP2641443B2 JP62083005A JP8300587A JP2641443B2 JP 2641443 B2 JP2641443 B2 JP 2641443B2 JP 62083005 A JP62083005 A JP 62083005A JP 8300587 A JP8300587 A JP 8300587A JP 2641443 B2 JP2641443 B2 JP 2641443B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、新規な5H−1,3,4−チアジアゾロ〔3,2−
a〕ピリミジン−5−オン誘導体及びそれを有効成分と
して含有する農園芸用殺菌剤に関するものである。さら
に詳しくいえば、本発明は、2位にベンジルスルホニル
基をもつ新規な5H−1,3,4−チアジアゾロ〔3,2−a〕ピ
リミジン−5−オン誘導体及びこれを有効成分とする農
園芸用殺菌剤に関するものである。
従来の技術 これまで、ある種の生理活性を有するいくつかの5H−
1,3,4−チアジアゾロ〔3,2−a〕ピリミジン−5−オン
誘導体が知られている。例えば、特開昭52−118494号公
報には、一般式 (式中のR1はアルキル基又はアリール基、R2は水素原
子、ハロゲン原子、ニトロ基、カルボアルコキシル基又
はアルキル基、R3はアルキル基又はアラルキル基、Y1
−SO−又は−SO2−である) で表わされるピリミド〔2,1−b〕チアジアゾール−5
−オン誘導体及びこのものが、がん細胞の増殖阻害活性
を示し、制がん剤として有用であることが記載され、ま
た特開昭58−177997号公報には、一般式 (式中のR4は1H−テトラゾール−5−イル基、2H−テト
ラゾール−5−イル基、カルボキシル基又は低級アルコ
キシカルボニル基、R5はアルキル基、アルコキシル基、
ヒドロキシル基、あるいは無置換若しくはハロゲン置換
アリール基又はヘテロアリール基、X1はアルキレン基、
アルケニレン基、アルキニレン基又はこれらの置換基の
いずれかの末端が酸素原子、硫黄原子若しくはSO2基と
結合した置換基であつて、それぞれの置換基には、1又
は2以上の鎖状アルキル基、環状アルキル基又は置換基
R5が置換していてもよい) で表わされるピリミド〔2,1−b〕チアジアゾール−5
−オン誘導体及びその生体許容塩及びこれらが、優れた
抗アレルギー作用を有することが記載されている。
このように、5H−1,3,4−チアジアゾロ〔3,2−a〕ピ
リミジン−5−オン誘導体はこれまで数種知られている
が、主として医薬に関するものであり、植物病害の防除
に使用することについては全く知られていない。
発明が解決しようとする問題点 本発明の目的は、植物病害に対し卓効を示す新規な5H
−1,3,4−チアジアゾロ〔3,2−a〕ピリミジン−5−オ
ン誘導体を提供すること及びこれを有効成分とした農園
芸用殺菌剤を提供することである。
問題点を解決するための手段 本発明者らは、植物病害に対し卓効を示す化合物を開
発するために種々研究を重ねた結果、従来種々の薬理作
用を示すことが知られている5H−1,3,4−チアジアゾロ
〔3,2−a〕ピリミジン−5−オン誘導体の中で、一般
(式中のXは水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、ア
ルコキシ基、ニトロ基、シアノ基、フエノキシ基又はフ
エニル基、Yは水素原子、ハロゲン原子、ハロアルキル
基、アルコキシ基、シアノ基又は不飽和炭化水素基であ
る) で表わされる5H−1,3,4−チアジアゾロ〔3,2−a〕ピリ
ミジン−5−オン誘導体がアルタナリア属の病原菌に起
因する小松菜黒すす病、リンゴ斑点落葉病及びナシ黒斑
病等に対し、従来これらの防除に使用されてきたキヤプ
タン、8−オキシキノリン銅、プロピネブ等にも優る殺
菌力を有することを見い出し、この知見に基づいて本発
明をなすに至つた。
すなわち、本発明は、前記一般式(I)で表わされる
5H−1,3,4−チアジアゾロ〔3,2−a〕ピリミジン−5−
オン誘導体及びそれを有効成分として含有する農園芸用
殺菌剤を提供するものである。
前記一般式(I)中の6位の置換基Xとしては、水素
原子、塩素原子、臭素原子、フツ素原子のようなハロゲ
ン原子、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプ
ロピル基、n−ブチル基、イソブチル基のような直鎖状
及び分枝状のアルキル基、メトキシ基、エトキシ基、プ
ロポキシ基のようなアルコキシ基、ニトロ基、シアノ
基、フエノキシ基、フエニル基などがある。また、7位
の置換基Yとしては、水素原子、塩素原子、臭素原子、
フツ素原子のようなハロゲン原子、クロロメチル基、ク
ロロエチル基、ブロモメチル基、フルオロメチル基、ジ
クロロエチル基、パーフルオロメチル基、パーフルオロ
エチル基のようなハロアルキル基、メトキシ基、エトキ
シ基、プロポキシ基のようなアルコキシ基、シアノ基、
プロペニル基、エチニル基、プロピニル基、フエニルエ
チニル基などの不飽和炭化水素基などがある。
したがつて、本発明化合物の例としては、2−ベンジ
ルスルホニル−5H−1,3,4−チアジアゾロ〔3,2−a〕ピ
リミジン−5−オン(融点174〜176℃)、2−ベンジル
スルホニル−6−メチル−5H−1,3,4−チアジアゾロ
〔3,2−a〕ピリミジン−5−オン(融点171〜173
℃)、2−ベンジルスルホニル−6−エチル−5H−1,3,
4−チアジアゾロ〔3,2−a〕ピリミジン−5−オン(融
点143〜153℃)、2−ベンジルスルホニル−6−イソプ
ロピル−5H−1,3,4−チアジアゾロ〔3,2−a〕ピリミジ
ン−5−オン(融点154〜156℃)、2−ベンジルスルホ
ニル−6−イソブチル−5H−1,3,4−チアジアゾロ〔3,2
−a〕ピリミジン−5−オン(融点115〜119℃)、2−
ベンジルスルホニル−6−フエニル−5H−1,3,4−チア
ジアゾロ〔3,2−a〕ピリミジン−5−オン(融点166〜
167℃、分解)、2−ベンジルスルホニル−6−クロロ
−5H−1,3,4−チアジアゾロ〔3,2−a〕ピリミジン−5
−オン(融点219〜221℃)、2−ベンジルスルホニル−
7−クロロ−5H−1,3,4−チアジアゾロ〔3,2−a〕ピリ
ミジン−5−オン(融点182〜187℃)、2−ベンジルス
ルホニル−6−メチル−7−クロロ−5H−1,3,4−チア
ジアゾロ〔3,2−a〕ピリミジン−5−オン(融点211〜
213℃)、2−ベンジルスルホニル−6−フルオロ−5H
−1,3,4−チアジアゾロ〔3,2−a〕ピリミジン−5−オ
ン(融点203〜205℃)、2−ベンジルスルホニル−7−
フルオロ−5H−1,3,4−チアジアゾロ〔3,2−a〕ピリミ
ジン−5−オン(融点186〜190℃)、2−ベンジルスル
ホニル−6−メトキシ−5H−1,3,4−チアジアゾロ〔3,2
−a〕ピリミジン−5−オン(融点204〜206℃)、2−
ベンジルスルホニル−6−エトキシ−5H−1,3,4−チア
ジアゾロ〔3,2−a〕ピリミジン−5−オン(融点198〜
201℃)、2−ベンジルスルホニル−6−フエノキシ−5
H−1,3,4−チアジアゾロ〔3,2−a〕ピリミジン−5−
オン(融点160〜164℃)、2−ベンジルスルホニル−7
−エチニル−5H−1,3,4−チアジアゾロ〔3,2−a〕ピリ
ミジン−5−オン(融点101〜106℃)、2−ベンジルス
ルホニル−7−プロペニル−5H−1,3,4−チアジアゾロ
〔3,2−a〕ピリミジン−5−オン(融点194〜199
℃)、2−ベンジルスルホニル−7−クロロメチル−5H
−1,3,4−チアジアゾロ〔3,2−a〕ピリミジン−5−オ
ン(融点209〜211℃)、2−ベンジルスルホニル−7−
トリフルオロメチル−5H−1,3,4−チアジアゾロ〔3,2−
a〕ピリミジン−5−オン(融点207〜213℃)、2−ベ
ンジルスルホニル−7−シアノ−5H−1,3,4−チアジア
ゾロ〔3,2−a〕ピリミジン−5−オン(融点214〜217
℃)、2−ベンジルスルホニル−6−メチル−7−シア
ノ−5H−1,3,4−チアジアゾロ〔3,2−a〕ピリミジン−
5−オン(融点203〜216℃)、2−ベンジルスルホニル
−6−シアノ−5H−1,3,4−チアジアゾロ〔3,2−a〕ピ
リミジン−5−オン(融点219〜221℃)、2−ベンジル
スルホニル−6−ニトロ−7−クロロ−5H−1,3,4−チ
アジアゾロ〔3,2−a〕ピリミジン−5−オン(融点220
〜223℃)、2−ベンジルスルホニル−6−ニトロ−7
−メトキシ−5H−1,3,4−チアジアゾロ〔3,2−a〕ピリ
ミジン−5−オン(融点216〜218℃)、2−ベンジルス
ルホニル−6−ニトロ−7−エトキシ−5H−1,3,4−チ
アジアゾロ〔3,2−a〕ピリミジン−5−オン(融点210
〜211℃)、2−ベンジルスルホニル−6−クロロ−7
−クロロメチル−5H−1,3,4−チアジアゾロ〔3,2−a〕
ピリミジン−5−オン(融点211〜215℃)などを挙げる
ことができる。
これらの化合物は、いずれも文献未載の新規化合物で
あり、例えば一般式 (式中のX及びYは前記と同じ意味を示す) で表わされる化合物を酸化することによつて製造するこ
とができる。式(II)の化合物の酸化は、有機スルフイ
ド類の酸化に際して通常使用されている方法で行うこと
ができる。
使用しうる酸化剤としては、例えば過酸化水素、ある
いはm−クロロ過安息香酸などの有機過酸及びオキソン
(OXONE,デユポン社商品名:ベルオキソ硫酸水素カリウ
ム含有物)などを挙げることができる。
また、これらの酸化剤とともに、例えば、酢酸などの
酸触媒、タングステン酸ナトリウムなどの金属触媒など
を用いて酸化反応を促進することができる。
酸化を行うに際して使用しうる溶媒としては、例え
ば、水、あるいはジクロロメタン、クロロホルム、四塩
化炭素、クロロベンゼンなどのハロゲン化炭化水素類、
酢酸、プロピオン酸などの脂肪酸類、アセトン、メチル
エチルケトンなどのケトン類、ジメチルホルムアミド、
ジメチルアセトアミドなどのアミド類、メチルアルコー
ル、エチルアルコールなどのアルコール類、ヘキサン、
石油エーテル、ベンゼンなどの炭化水素類などを挙げる
ことができる。
酸化の際の温度は、通常−20℃から溶媒の沸点までの
範囲で行われる。
酸化剤の使用量は前記一般式(II)の化合物に対して
通常2倍当量以上で行い得るが、厳密な制限はない。
出発原料として用いる前記一般式(II)の化合物も新
規な化合物であり、例えば、2−アミノ−5−ベンジル
チオ−1,3,4−チアジアゾールに、以下の(A)ないし
(C)に従つて、β−ケトエステル誘導体、2−プロペ
ン酸エステル誘導体、マロン酸エステル誘導体などを反
応させることによつて製造することができる。
(A) β−ケトエステル誘導体との反応 反応式 (式中、X1は水素原子、ハロゲン原子、Y1はハロアルキ
ル基、R1はアルキル基を示す) に従い式(III)の化合物と式(IV)のβ−ケトエステ
ル誘導体とをキシレンなどの高沸点溶媒の存在下又は非
存在下、必要ならばポリリン酸、三フツ化ホウ素エーテ
ラート、硫酸などの縮合剤の存在下で反応させることに
よつて式(V)の化合物を製造することができる。
式(IV)の化合物は、市販品として入手できるが、も
し入手できない場合は、公知方法例えば「ケミカル・ア
ブストラクツ(Chem.Abst.)」、第74巻、第3229ページ
に記載の方法により製造することができる。
原料の中の式(V)のX1がハロゲン原子の化合物は、
X1が水素原子の化合物をハロゲン化することによつても
製造することができる。ハロゲン化剤としては、例えば
塩素、臭素、塩化スルフリル、一塩化ヨウ素などを用い
る。必要に応じて、塩化亜鉛、ハロゲン化第二鉄等の金
属ハロゲン化物などを触媒として、また塩化亜鉛などを
脱ハロゲン化水素剤として用いてもよい。
(B) 2−プロペン酸エステル誘導体との反応 反応式 (式中、X2は、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、
フエニル基、アルコキシ基又はフエノキシ基、R2はアル
キル基、R3はヒドロキ基又はアルコキシ基を示す) に従い、式(III)の化合物と式(VI)の化合物とを製
法Aに準じて反応させ式(VII)の化合物を製造する。
式(VII)のX2がハロゲン原子を示す場合は、X2が水
素原子の化合物を製法Aに準じてハロゲン化させること
によつても製造することができる。
さらに、式(VII)のX2のハロゲン原子、好ましくは
ヨウ素原子をシアノ基に導くことができる。シアノ化剤
としては、例えばシアン化ナトリウムとシアン化第一銅
を併用し、ジメチルホルムアミド溶媒中で反応させるの
が有利である。
この反応で用いる式(VI)の化合物は市販品として入
手しうるが、入手できない場合は、公知の方法例えば
「ジヤーナル・オブ・ケミカル・ソサエテイ(J.Chem.S
oc.)」、1960、第463〜465ページに記載されている方
法に従つて製造することができる。
(C) マロン酸エステル誘導体との反応 式(II)の化合物のYがハロゲン原子、不飽和炭化水
素基又はシアノ基の場合は、例えば反応式 (式中、X4は水素原子又はアルキル基を示し、Y2はハロ
ゲン原子、Y3は不飽和炭化水素基又はシアノ基、R4はフ
エニル基又は置換フエニル基を示す)に従い、公知の方
法例えば「フアルマジー(Pha−rmazie)」、第33巻、
H、第11〜13ページに記載された方法により、比較的高
沸点の溶媒中で、式(III)の化合物と式(VIII)の化
合物とを反応させ、次いでこの反応生成物(IX)のヒド
ロキシル基を常法によりハロゲン原子に変換させること
によつて製造することができる。
このハロゲン変換の際に使用するハロゲン化剤として
は、例えばオキシ塩化リン、五塩化リンなどが好適であ
る。この場合、必要に応じてトルエンのような溶媒やN,
N−ジメチルアニリンのような脱ハロゲン化水素剤を併
用することもできる。このようにして得られた式(X)
のハロゲンは、所望ならば、ハロゲン交換により他のハ
ロゲンに変えることができる。このハロゲン交換には、
例えばヨウ化水素酸、フツ化カリウムなどが用いられ
る。
このハロゲン原子好ましくはヨウ素原子は、所望に応
じ、シアノ化剤との反応により、シアノ基に変換するこ
とができる。
また、式(XI)のY3が不飽和炭化水素基である化合物
を製造するには、式(X)のY2がハロゲン原子、好まし
くはヨウ素原子の化合物とアルキルアセチレン、エチニ
ルトリメチルシランなどのアルキン類とを塩化ビス(ト
リフエニルホスフイン)パラジウム(II)、ヨウ化第一
銅などの触媒とトリエチルアミンなどの脱ハロゲン化水
素剤の存在下に反応を行うことによつて製造することが
できる。必要があればアルキニル基に結合したトリメチ
ルシリルなどの保護基を炭酸カリウムなどの塩基、テト
ラアルキルアンモニウムフルオライドなどを用いて除去
する。
さらに、Xがニトロ基を示す場合は、式(IX)のX4
水素原子の化合物を発煙硝酸と例えば酢酸などの溶媒の
存在下又は非存在下に反応させることによつてニトロ化
すればよい。7位のヒドロキシ基は(X)及び(XI)の
製造法に準じて各種置換基に変換することができる。
また、7位にアルコキシ基をもつ化合物は、7位ハロ
ゲン体を過剰のアルコールの存在下、又は不活性溶媒の
存在下で、ピリジンなどの脱ハロゲン化水素剤の存在下
にアルコールと反応させることにより製造することがで
きる。
式(VIII)の化合物の中の公知でない化合物は既知の
方法、例えば「ケミカル・アブストラクツ(Ch−cm.Abs
t.)」第52巻、17253(1958年)に記載された方法に従
つて製造することができる。
次に、本発明の農園芸用殺菌剤は本発明化合物それ自
体で用いてもよいが、通常は担体、界面活性剤、分散剤
又は補助剤などを配合して定法により、例えば粉剤、水
和剤、乳剤、微粒剤又は粒剤に製剤して用いられる。
好適な担体としては、例えばタルク、ベントナイト、
クレー、カオリン、ケイソウ土、ホワイトカーボン、バ
ーミキユライト、消石灰、ケイ砂、硫安、尿素などの固
体担体、イソプロピルアルコール、キシレン、シクロヘ
キサノン、メチルナフタレンなどの液体担体などが挙げ
られる。界面活性剤及び分散剤としては、例えばアルコ
ール硫酸エステル塩、アルキルアリールスルホン酸塩、
リグニンスルホン酸塩、ジアリールメタンジスルホン酸
塩、ポリオキシエチレングリコールエーテル、ポリオキ
シエチレンアルキルアリールエーテル、ポリオキシエチ
レンソルビタンモノアルキレートなどが挙げられる。補
助剤としては、例えばカルボキシメチルセルロース、ポ
リエチレングリコール、アラビアゴムなどが挙げられ
る。これらの製剤は適宜な濃度に希釈して散布するか、
又は直接施用する。
有効成分の配合割合については、必要に応じ適宜選ば
れるが、粉剤又は粒剤とする場合は0.5〜20%(重
量)、乳剤又は水和剤とする場合は5〜80%(重量)が
適当である。
本発明の農園芸用殺菌剤の施用量は、使用される化合
物の種類、対象病害、発生傾向、被害の程度、環境条
件、使用する剤型などによつて変動するが、粉剤及び粒
剤のようにそのまま使用する場合は有効成分として10ア
ール当り10〜500gの範囲から適宜に選ぶのがよい。又、
乳剤あるいは水和剤のように最終的に液状で使用する場
合は、10〜2000ppmの範囲から適宜に選ぶのがよい。
本発明化合物は、アルタナリア属に属する小松菜黒す
す病、リンゴ斑点落葉病及びナシ黒斑病などに優れた防
除効果を示すと共に、キユウリ、ナス、ブドウの灰色か
び病、キユウリ、ブドウのべと病、トマト、バレイシヨ
の疾病、及びイネいもち病などをも有効に防除すること
ができるものである。さらに、土壌病害のキユウリつる
割病、ハクサイ根こぶ病、種子伝染性病害のイネ馬鹿苗
病、細菌病であるイネ籾枯病細菌病等にもきわめて高い
防除効果が認められる。
この活性は、予防的にも治療的にも発現し、しかも持
続性を有する。さらに、作物、温血動物及び魚介類に対
しても安全性が高いなどの優れた特徴を有している。
実施例 次に参考例、実施例及び適用例により本発明を詳細に
説明する。
なお、製剤実施例中の%は重量%を意味する。
参考例1 2−ベンジルチオ−6−メチル−5H−1,3,4−チアジア
ゾロ〔3,2−a〕ピリミジン−5−オン(中間体)の製
造; 2−アミノ−5−メルカプト−1,3,4−チアジアゾー
ル21.1g及び水酸化ナトリウム6.9gを水40mlとエタノー
ル45mlとの混合溶媒に溶解し、この溶液に塩化ベンジル
19.6gを加え50℃で1時間かきまぜた。冷却後、水を加
えて析出物をろ別し、水及びエタノールとn−ヘキサン
の等容混合物で順次洗浄した後、減圧乾燥し、2−アミ
ノ−5−ベンジルチオ−1,3,4−チアジアゾール32.5gを
得た。このものの融点は159〜161℃、収率は94%であつ
た。
このようにして得た2−アミノ−5−ベンジルチオ−
1,3,4−チアジアゾール5.6gと3−ヒドロキシ−2−メ
チル−2−プロペン酸エチル3.6gをポリリン酸7.5gに混
合し、130〜150℃で45分間加熱かきまぜた。冷却後、水
を加えクロロホルムで抽出し、有機層を炭酸水素ナトリ
ウム水溶液及び水でそれぞれ洗浄した。有機層は無水硫
酸ナトリウムで乾燥後溶媒を留去し、エタノールで再結
晶して、2−ベンジルチオ−6−メチル−5H−1,3,4−
チアジアゾロ〔3,2−a〕ピリミジン−5−オン4.4gを
得た。このものの融点は130〜132℃、収率は61%であつ
た。
参考例2 2−ベンジルチオ−7−クロロ−6−メチル−5H−1,3,
4−チアジアゾロ〔3,2−a〕ピリミジン−5−オン(中
間体)の製造; 2−アミノ−5−ベンジルチオ−1,3,4−チアジアゾ
ール19.3g、ビス(2,4,6−トリクロロフエニル)2−メ
チルマロン酸エステル41.3g及びクロロベンゼン60mlの
混合液を135〜140℃で1時間かきまぜた。冷却後、n−
ヘキサンを加えて析出物をろ別し、ろ液にさらにn−ヘ
キサンを加えて析出物をろ別した。次に、ろ別された固
形物を合し、n−ヘキサンで洗浄して、2−ベンジルチ
オ−7−ヒドロキシ−6−メチル−5H−1,3,4−チアジ
アゾロ〔3,2−a〕ピリミジン−5−オン23.9gを得た。
このものの融点は247〜250℃、収率は91%であつた。
このようにして得た2−ベンジルチオ−7−ヒドロキ
シ−6−メチル−5H−1,3,4−チアジアゾロ〔3,2−a〕
ピリミジン−5−オン18.3gと五塩化リン13.1g及びオキ
シ塩化リン36.8gとの混合液を85〜95℃で1時間30分か
きまぜた。次いで反応液を減圧濃縮したのち、これにト
ルエンを加え、炭酸カリウム水溶液及び水でそれぞれ洗
浄した。さらに、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を
留去し、残留分をシリカゲルカラムを用い、酢酸エチル
とn−ヘキサンの容量比3:7の混合溶媒で展開溶出し
た。溶媒を留去して、2−ベンジルチオ−7−クロロ−
6−メチル−5H−1,3,4−チアジアゾロ〔3,2−a〕ピリ
ミジン−5−オン14.0gを得た。ものものの融点は102〜
104℃、収率は72%であつた。
参考例3 2−ベンジルチオ−6−メトキシ−5H−1,3,4−チアジ
アゾロ〔3,2−a〕ピリミジン−5−オン(中間体)の
製造; 2−アミノ−5−メルカプト−1,3,4−チアジアゾー
ル70.3gと水酸化ナトリウム23.0gを水190mlとエタノー
ル150mlの混合溶媒に溶解し、この溶液に塩化ベンジル1
65.2gを加えて、50℃で1時間加熱かきまぜた。冷却
後、水を加えて析出物をろ過した。残留分を水及びエタ
ノール/ヘキサンの混合液で洗浄した後乾燥して、2−
アミノ−5−ベンジルチオ−1,3,4−チアジアゾール10
8.1gを得た。融点は159〜161℃であり、収率は94%であ
つた。
このようにして得た2−アミノ−5−ベンジルチオ−
1,3,4−チアジアゾール4.0gと3−ヒドロキシ−2−メ
トキシ−プロペン酸プロピル3.2g及びポリリン酸11gを
混合し、130〜135℃で20分間加熱かきまぜた。冷却後、
水を加えてクロロホルムで抽出した。有機層はさらに炭
酸水素ナトリウム水溶液、水でそれぞれ洗浄した後、無
水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒留去後、残留分をエ
タノール/ヘキサンの混合溶媒で洗浄して、2−ベンジ
ルチオ−6−メトキシ−5H−1,3,4−チアジアゾロ〔3,2
−a〕ピリミジン−5−オン5.1gを得た。収率は93%で
あつた。エタノールで再結晶したこの化合物の融点は14
5〜147℃であつた。
参考例4 2−ベンジルチオ−7−エチニル−5H−1,3,4−チアジ
アゾロ〔3,2−a〕ピリミジン−5−オン(中間体)の
製造; 2−アミノ−5−ベンジルチオ−1,3,4−チアジアゾ
ール44.7g、ビス(2,4,6−トリクロロフエニル)マロン
酸エステル98.1g、クロロベンゼン140mlの混合液を130
〜140℃で20分間加熱かきまぜた。冷却後ヘキサンを加
え析出物をろ過した。残留分はさらにヘキサンで洗浄し
て、2−ベンジルチオ−7−ヒドロキシ−5H−1,3,4−
チアジアゾロ〔3,2−a〕ピリミジン−5−オン57.1gを
得た。収率は98%であつた。
このようにして得た2−ベンジルチオ−7−ヒドロキ
シ−5H−1,3,4−チアジアゾロ〔3,2−a〕ピリミジン−
5−オン31.7gと五塩化リン24.0g及びオキシ塩化リン11
7gを混合し、70〜80℃で25分間加熱かきまぜた。冷却後
反応液を減圧濃縮し、残留分に水を加えクロロホルムで
抽出した。有機層を炭酸水素ナトリウム水溶液、水でそ
れぞれ洗浄した。無水硫酸ナトリウム乾燥後、溶媒を留
去した。残留分をシリカゲルカラムクロマトグラフイー
(溶出溶媒、酢酸エチル/ヘキサン)で分離して2−ベ
ンジルチオ−7−クロロ−5H−1,3,4−チアジアゾロ
〔3,2−a〕ピリミジン−5−オン8.5gを得た。融点
は、138〜140℃であり、収率は25%であつた。
このようにして得た2−ベンジルチオ−7−クロロ−
5H−1,3,4−チアジアゾロ〔3,2−a〕ピリミジン−5−
オン12.2gと57%ヨウ化水素酸124gの混合液を100〜105
℃で4時間加熱かきまぜた。冷却後ろ過し、残留分を水
洗した後クロロホルムに溶解した。有機層を炭酸水素ナ
トリウム水溶液、チオ硫酸ナトリウム水溶液、水でそれ
ぞれ洗浄した。無水硫酸ナトリウムで乾燥後溶媒を留去
して純度55%の2−ベンジルチオ−7−ヨード−5H−1,
3,4−チアジアゾロ〔3,2−a〕ピリミジン−5−オン1
3.9gを得た。収率は48%であつた。
このようにして得た2−ベンジルチオ−7−ヨード−
5H−1,3,4−チアジアゾロ〔3,2−a〕ピリミジン−5−
オン7.0gをトリエチルアミン30ml、テトラヒドロフラン
60mlの混合溶媒に溶解し、塩化ビス(トリフエニルホス
フイン)パラジウム(II)0.68g、ヨウ化第一銅0.18gを
加えた。エチニルトリメチルシラン3.8gをトリエチルア
ミン20mlに溶解してこの混合液に滴下し、68〜70℃で4
時間加熱かきまぜた。冷却後反応液をろ過して、ろ液を
減圧濃縮した。残留分をシリカゲルカラムクロマトグラ
フイー(溶出溶媒、酢酸エチル/ヘキサン)で分離して
2−ベンジルチオ−7−トリメチルシリルエチニル−5H
−1,3,4−チアジアゾロ〔3,2−a〕ピリミジン−5−オ
ン4.2gを得た。
このようにして得た2−ベンジルチオ−7−トリメチ
ルシリルエチニル−5H−1,3,4−チアジアゾロ〔3,2−
a〕ピリミジン−5−オン4.1gをテトラヒドロフラン50
mlに溶解し、アセトン−ドライアイスで−65℃に冷却し
た。テトラブチルアンモニウムフルオリド0.16gをテト
ラヒドロフラン50mlに溶解してこの溶液に滴下した後、
−60〜−65℃で10分間かきまぜた。室温にもどした後、
反応液をろ過して、ろ液はエーテルで抽出し、水洗し
た。有機層は無水硫酸ナトリウムで乾燥後溶媒を留去
し、残留分をシリカゲルカラムクロマトグラフイー(溶
出溶媒、酢酸エチル/ヘキサン)で分離して2−ベンジ
ルチオ−7−エチニル−5H−1,3,4−チアジアゾロ〔3,2
−a〕ピリミジン−5−オン2.3gを得た。融点は、112
〜120℃であり、収率は65%であつた。
参考例5 2−ベンジルチオ−7−シアノ−5H−1,3,4−チアジア
ゾロ〔3,2−a〕ピリミジン−5−オン(中間体)の製
造; 純度90%の2−ベンジルチオ−7−ヨード−5H−1,3,
4−チアジアゾロ〔3,2−a〕ピリミジン−5−オン9gを
ジメチルホルムアミド120mlに溶解し、シアン化第一銅
3.05g、シアン化ナトリウム1.57gを加え、100℃で1時
間加熱かきまぜた。冷却後、反応液に水を加えクロロホ
ルムで抽出し、有機層を水洗した。クロロホルムを留去
した後、残留分に水を加えてトルエンで抽出した。さら
に有機層を水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、
Florisil(Floridin社商品名:ケイ酸マグネシウム)を
加えて充分に振りまぜた。溶媒を留去して2−ベンジル
チオ−7−シアノ−5H−1,3,4−チアジアゾロ〔3,2−
a〕ピリミジン−5−オン3.0gを得た。収率は50%であ
つた。
参考例6 2−ベンジルチオ−6−シアノ−5H−1,3,4−チアジア
ゾロ〔3,2−a〕ピリミジン−5−オン(中間体)の製
造; 2−アミノ−5−ベンジルチオ−1,3,4−チアジアゾ
ール15.5g、3−エトキシプロペン酸エチル10g、ポリリ
ン酸15g、キシレン15mlを混合して、125℃で30分間かき
まぜた。冷却後反応液に水を加えてトルエンで抽出し
た。有機層を炭酸水素ナトリウム水溶液、水でそれぞれ
洗浄した。無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧留
去した。残留分をエタノール/ヘキサンの混合溶媒で再
結晶して、2−ベンジルチオ−5H−1,3,4−チアジアゾ
ロ〔3,2−a〕ピリミジン−5−オン10.3gを得た。収率
は54%であつた。
このようにして得た2−ベンジルチオ−5H−1,3,4−
チアジアゾロ〔3,2−a〕ピリミジン−5−オン5gと塩
化亜鉛5g及び酢酸50mlの混合液に一塩化ヨウ素6gを加
え、70〜80℃で1時間かきまぜた。冷却後、反応液に食
塩水を加え析出した結晶をろ別した。得られた結晶を水
及びイソプロピルエーテルで洗浄して2−ベンジルチオ
−6−ヨード−5H−1,3,4−チアジアゾロ〔3,2−a〕ピ
リミジン−5−オン1.3gを得た。収率は18%であつた。
このようにして得た2−ベンジルチオ−6−ヨード−
5H−1,3,4−チアジアゾロ〔3,2−a〕ピリミジン−5−
オン1.3gをジメチルホルムアミド15mlに溶解し、この溶
液にシアン化第一銅0.6g、シアン化ナトリウム0.3gを加
えて130℃で3時間かきまぜた。冷却後、反応液に水と
トルエンを加えて充分にかきまぜた。この混合液をろ過
助剤を用いてろ別して不溶物を除去した。ろ液の有機層
を水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧
留去した。得られた粗結晶をエタノールで再結晶して2
−ベンジルチオ−6−シアノ−5H−1,3,4−チアジアゾ
ロ〔3,2−a〕ピリミジン−5−オン0.3gを得た。収率
は31%であつた。
参考例7 2−ベンジルチオ−7−メトキシ−6−ニトロ−5H−1,
3,4−チアジアゾロ〔3,2−a〕ピリミジン−5−オン
(中間体)の製造; 2−ベンジルチオ−7−ヒドロキシ−5H−1,3,4−チ
アジアゾロ〔3,2−a〕ピリミジン−5−オン24gを酢酸
250mlに懸濁して40℃に加温し、発煙硝酸7.9gを滴下し
た。滴下終了後40℃でさらに5時間かきまぜた。反応液
を冷却し、水に注ぎ析出した結晶をろ過した。得られた
結晶は水洗後乾燥して2−ベンジルチオ−7−ヒドロキ
シ−6−ニトロ−5H−1,3,4−チアジアゾロ〔3,2−a〕
ピリミジン−5−オン24gを得た。収率は87%であつ
た。
このようにして得た2−ベンジルチオ−7−ヒドロキ
シ−6−ニトロ−5H−1,3,4−チアジアゾロ〔3,2−a〕
ピリミジン−5−オン24gとオキシ塩化リン40ml及びN,N
−ジメチルアニリン8.6gの混合液を30分間還流した。反
応終了後、反応液を減圧濃縮し、残留分をトルエンに溶
解した。トルエン溶液に水を加えて洗浄した後、水酸化
ナトリウム水溶液で洗浄し、さらに水洗水が中性になる
まで水洗した。トルエン溶液を無水硫酸マグネシウムで
乾燥後、Florisil(前出)で処理した。溶媒を減圧留去
し、残留分をイソプロピルエーテルで洗浄して2−ベン
ジルチオ−7−クロロ−6−ニトロ−5H−1,3,4−チア
ジアゾロ〔3,2−a〕ピリミジン−5−オン19.5gを得
た。収率は77%であつた。
このようにして得た2−ベンジルチオ−7−クロロ−
6−ニトロ−5H−1,3,4−チアジアゾロ〔3,2−a〕ピリ
ミジン−5−オン3gをメタノール50mlに溶解し、ピリジ
ン0.8gを加えて30分間還流した。反応液は冷却後水に注
ぎ、トルエンで抽出した。有機層は水洗して無水硫酸マ
グネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去して、残留分を
イソプロピルエーテルで洗浄して、2−ベンジルチオ−
7−メトキシ−6−ニトロ−5H−1,3,4−チアジアゾロ
〔3,2−a〕ピリミジン−5−オン2.1gを得た。収率は7
0%であつた。
実施例1 2−ベンジルスルホニル−6−メチル−5H−1,3,4−チ
アジアゾロ〔3,2−a〕ピリミジン−5−オンの製造; 参考例1で得た2−ベンジルチオ−6−メチル−5H−
1,3,4−チアジアゾロ〔3,2−a〕ピリミジン−5−オン
2.8gにエタノール75mlを加え、60℃に加熱し溶解した。
この溶液にオキソン35.7gを水150mlに懸濁した水溶液を
加え、60℃で2時間かきまぜた。冷却後水を加えて無機
物を溶解し、析出した結晶をろ別した。エタノールで再
結晶して2−ベンジルスルホニル−6−メチル−5H−1,
3,4−チアジアゾロ〔3,2−a〕ピリミジン−5−オン1.
6gを得た。このものの融点は171〜173℃、収率は52%で
あつた。
実施例2 2−ベンジルスルホニル−7−クロロ−6−メチル−5H
−1,3,4−チアジアゾロ〔3,2−a〕ピリミジン−5−オ
ンの製造; 参考例2で得た2−ベンジルチオ−7−クロロ−6−
メチル−5H−1,3,4−チアジアゾロ〔3,2−a〕ピリミジ
ン−5−オン4.9gをメタノールに溶解した。オキソン6
9.2gを水240mlに懸濁させ、これを前記メタノール溶液
に加えて、60℃で1時間45分かきまぜた。冷却後、クロ
ロホルムで抽出し、有機層をチオ硫酸ナトリウム水溶
液、炭酸水素ナトリウム水溶液及び水でそれぞれ洗浄し
た。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後溶媒を留去
し、残留分をトルエン:エタノール=1:1の混合溶媒で
再結晶して、2−ベンジルスルホニル−7−クロロ−6
−メチル−5H−1,3,4−チアジアゾロ〔3,2−a〕ピリミ
ジン−5−オン3.3gを得た。このものの融点は211〜213
℃、収率は62%であつた。
実施例3 2−ベンジルスルホニル−6−メトキシ−5H−1,3,4−
チアジアゾロ〔3,2−a〕ピリミジン−5−オンの製
造; 参考例3で得た2−ベンジルチオ−6−メトキシ−5H
−1,3,4−チアジアゾロ〔3,2−a〕ピリミジン−5−オ
ン5.1gをメタノール155mlに溶解した。オキソン46.2gを
水160mlに懸濁させ、これを前記メタノール溶液に加え
て、60〜65℃で50分間かきまぜた。冷却後、クロロホル
ムで抽出し、有機層をチオ硫酸ナトリウム水溶液及び水
でそれぞれ洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾
燥後溶媒を留去し、残留分をトルエン:エタノールの混
合溶媒で再結晶して、2−ベンジルスルホニル−6−メ
トキシ−5H−1,3,4−チアジアゾロ〔3,2−a〕ピリミジ
ン−5−オン2.8gを得た。このものの融点は204〜206
℃、収率は50%であつた。
実施例4 2−ベンジルスルホニル−7−エチニル−5H−1,3,4−
チアジアゾロ〔3,2−a〕ピリミジン−5−オンの製
造; 参考例4で得た2−ベンジルチオ−7−エチニル−5H
−1,3,4−チアジアゾロ〔3,2−a〕ピリミジン−5−オ
ン2.3gを酢酸100mlに溶解し、タングステン酸ナトリウ
ム2水塩0.12gを加えて50℃に加温した。30%過酸化水
素水12.0gを酢酸50mlに溶解して上記の酢酸溶液に滴下
し、50〜60℃で1時間30分加熱かきまぜた。冷却後、実
施例3と同様の操作を行い、得られた残留分をエタノー
ルで洗浄して2−ベンジルスルホニル−7−エチニル−
5H−1,3,4−チアジアゾロ〔3,2−a〕ピリミジン−5−
オン1.1gを得た。このものの融点は101〜106℃、収率は
43%であつた。
実施例5 2−ベンジルスルホニル−7−シアノ−5H−1,3,4−チ
アジアゾロ〔3,2−a〕ピリミジン−5−オンの製造; 参考例5で得た2−ベンジルチオ−7−シアノ−5H−
1,3,4−チアジアゾロ〔3,2−a〕ピリミジン−5−オン
3.0gを酢酸60mlに溶解し、タングステン酸ナトリウム2
水塩0.12gを加えて45℃に加温した。30%過酸化水素水
5.6gを酢酸30mlに溶解して上記の酢酸溶液に滴下し、45
〜50℃で3時間加熱かきまぜた。冷却後、実施例3と同
様の操作を行い、得られた残留分をエタノールで再結晶
して2−ベンジルスルホニル−7−シアノ−5H−1,3,4
−チアジアゾロ〔3,2−a〕ピリミジン−5−オン1.1g
を得た。このものの融点は214〜217℃、収率は33%であ
つた。
実施例6 2−ベンジルスルホニル−6−シアノ−5H−1,3,4−チ
アジアゾロ〔3,2−a〕ピリミジン−5−オンの製造; 参考例6で得た2−ベンジルチオ−6−シアノ−5H−
1,3,4−チアジアゾロ〔3,2−a〕ピリミジン−5−オン
0.3gを酢酸10mlに溶解し、タングステン酸ナトリウム2
水塩17mgを加えた。この混合液に30%過酸化水素水2.3g
を液温が50℃を越えないように滴下した。滴下終了後50
℃で3時間加熱かきまぜた。反応終了後、冷却して反応
液に水を加え、析出した結晶をろ別し水洗した。この粗
結晶をエタノールで再結晶して、2−ベンジルスルホニ
ル−6−シアノ−5H−1,3,4−チアジアゾロ〔3,2−a〕
ピリミジン−5−オン0.17gを得た。このものの融点は2
19〜221℃、収率は51%であつた。
実施例7 2−ベンジルスルホニル−7−メトキシ−6−ニトロ−
5H−1,3,4−チアジアゾロ〔3,2−a〕ピリミジン−5−
オンの製造; 参考例7で得た2−ベンジルチオ−7−メトキシ−6
−ニトロ−5H−1,3,4−チアジアゾロ〔3,2−a〕ピリミ
ジン−5−オン2.1gを酢酸20mlに溶解し、タングステン
酸ナトリウム2水塩0.1gを加えた。この混合液に30%過
酸化水素水2.0gを液温が50℃を越えないように滴下し
た。滴下終了後50℃で1時間加熱かきまぜた。反応終了
後、冷却して反応液に水を加え、析出した結晶をろ別し
水洗した。この粗結晶をエタノールで再結晶して2−ベ
ンジルスルホニル−7−メトキシ−6−ニトロ−5H−1,
3,4−チアジアゾロ〔3,2−a〕ピリミジン−5−オン1.
8gを得た。このものの融点は216〜218℃、収率は80%で
あつた。
実施例8 (粉剤) 2−ベンジルスルホニル−5H−1,3,4−チアジアゾロ
〔3,2−a〕ピリミジン−5−オン2%、ケイソウ土5
%及びクレー93%を均一に混合粉砕して粉剤を調製し
た。
実施例9 (水和剤) 2−ベンジルスルホニル−6−メチル−5H−1,3,4−
チアジアゾロ〔3,2−a〕ピリミジン−5−オン50%、
ケイソウ土45%、ジナフチルメタンジスルホン酸ナトリ
ウム2%及びリグニンスルホン酸ナトリウム3%を均一
に混合粉砕して水和剤を調製した。
実施例10 (乳剤) 2−ベンジルスルホニル−6−エチル−5H−1,3,4−
チアジアゾロ〔3,2−a〕ピリミジン−5−オン30%、
シクロヘキサノン20%、ポリオキシエチレンアルキルア
リールエーテル11%、アルキルベンゼンスルホン酸カル
シウム4%及びメチルナフタリン35%を均一に溶解して
乳剤を調製した。
実施例11 (粒剤) 2−ベンジルスルホニル−6−イソプロピル−5H−1,
3,4−チアジアゾロ〔3,2−a〕ピリミジン−5−オン5
%、ラウリルアルコール硫酸エステルのナトリウム塩2
%、リグニンスルホン酸ナトリウム5%、カルボキシメ
チルセルロース2%及びクレー86%を均一に混合粉砕す
る。この混合物に水20%を加えて混練し、押出式造粒機
を用いて14〜32メツシユの粒状に加工したのち、乾燥し
て粒剤を調製した。
次に適用例により本発明農園芸用殺菌剤の殺菌活性を
説明するが、各例において使用されている化合物を第1
表に示す。
適用例1 小松菜黒すす病予防効果試験 9cm×9cmのポリ塩化ビニル製鉢に小松菜種子を12粒ず
つ播種し、温室内で7日間育成させた。子葉が展開した
小松菜幼苗に実施例9に準じて調製した水和剤を、有効
成分換算50ppmに水で希釈し、1鉢当り10mlを散布し
た。風乾後アブラナ科黒すす病菌(Alternaria brassic
icola)の胞子懸濁液を噴霧接種し、30℃の湿室内に入
れた。接種3日後に病斑を数えて一葉当りの平均病斑数
を求めて下記基準により防除価を算出した。
結果を第2表及び第3表に示す。
適用例2 リンゴの斑点落葉病防除効果試験 リンゴ(品種:インド)の若枝を6〜7葉付けて切り
取り、瓶に水差し、実施例9に準じて調製した水和剤を
有効成分として1500ppmに水で希釈し散布した。風乾
後、斑点落葉病菌(Altern−aria mali)の胞子懸濁液
を噴霧接種し、28℃の湿室内に入れた。接種4日後に下
記基準に従い被害度を調査し、防除価を算出した。
*N:調査葉数 n1:病斑面積率(5%未満)の葉数 n2:病斑面積率(5%以上10%未満)の葉数 n3:病斑面積率(10%以上25%未満)の葉数 n4:病斑面積率(25%以上50%未満)の葉数 n5:病斑面積率(50%以上)の葉数 結果を第4表に示す。
適用例3 キユウリ灰色かび病予防効果試験 9cm×9cmの塩化ビニル製鉢にキユウリ種子(品種:相
模半白)を12粒ずつ播種し、温室内で7日間育成させ
た。子葉が展開したキユウリ幼苗に実施例9に準じて調
製した水和剤を有効成分として500ppmに水で希釈し、1
鉢当たり10mlを散布した。風乾後液体培地で培養したキ
ユウリ灰色かび病菌(Botrytis cinerea)の菌糸磨砕液
を噴霧接種し、20〜23℃の湿室内に入れた。接種4日後
下記基準により鉢全体の発病程度を調査した。
発病指数 0:発病を認めず 〃 1:25%未満の発病面積 〃 2:25〜50%未満の発病面積 〃 3:50〜75%未満の発病面積 〃 4:75%以上の発病面積 結果を第5表に示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 沢井 伸光 静岡県小笠郡菊川町加茂3360番地 (72)発明者 笹生 泰夫 宮城県遠田郡小牛田町南小牛田字山の神 100番地

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 (式中のXは水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、ア
    ルコキシ基、ニトロ基、シアノ基、フエノキシ基又はフ
    エニル基、Yは水素原子、ハロゲン原子、ハロアルキル
    基、アルコキシ基、シアノ基又は不飽和炭化水素基であ
    る) で表わされる5H−1,3,4−チアジアゾロ〔3,2−a〕ピリ
    ミジン−5−オン誘導体。
  2. 【請求項2】一般式 (式中のXは水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、ア
    ルコキシ基、ニトロ基、シアノ基、フエノキシ基又はフ
    エニル基、Yは水素原子、ハロゲン原子、ハロアルキル
    基、アルコキシ基、シアノ基又は不飽和炭化水素基であ
    る) で表わされる5H−1,3,4−チアジアゾロ〔3,2−a〕ピリ
    ミジン−5−オン誘導体を有効成分として含有する農園
    芸用殺菌剤。
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