JP2640894B2 - 床部伸縮継手の施工法 - Google Patents
床部伸縮継手の施工法Info
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Description
関する。
面本体の仕上材上面と同一面とされず、しかも、ゴムや
プラスチック製の部材が表て面に露出していた。
縮継手では、表て面が床面本体の仕上材の上面と同一面
とされないので、キャスタを有する机、椅子等がこの床
部伸縮継手を通過する際、その凸部によりなめらかに通
過させることができなかった。
面に露出しているので、耐久性に劣り長期にわたって使
用することができなかった。
ることなく、耐久性にも優れると共に外観も美しく仕上
げることができる床部伸縮継手の施工法を提供すること
を目的とする。
めに、本発明に係る床部伸縮継手の施工法は、係止溝を
有する縁材を、躯体の上面の端縁部に載置固定した後、
上記縁材の係止溝に係止する係止部を有すると共に自由
状態で上記躯体間の間隔部の幅方向に対して傾斜する複
数のアームを、所定ピッチで配設し、その後、端部が上
記縁材上に載置されると共に該間隔部の幅方向と略平行
に配設される複数の横骨材を、上記アームの配設ピッチ
に応じたピッチにて配設した後、上記アームと横骨材と
を連結具を介して連結し、次に、押出型材からなる見切
材の段付部にその側端縁が当接す るように該見切材を予
め取付けた平板状の下地板を、上記横骨材が該見切材間
に介装されるように該横骨材上に載置固定した後、床面
本体の仕上材の上面乃至上記見切材の露出面と略同一面
となる表て面を有する継手用仕上材にて、上記下地板の
上面を被覆するものである。
された縁材の係止溝に係止させれば、このアームを縁材
に取付けることができる。
横骨材を、アームの配設ピッチに応じたピッチにて配設
して、連結具にてアームと横骨材とを連結すれば、アー
ムと横骨材とが一体化される。
置固定すれば、下地板を躯体に取付けることができる。
この場合、下地板には予め見切材が取付けられており、
現場にて見切材を取付ける必要がない。
地板の上面を被覆すれば、継手用仕上材の表て面が、床
面本体の仕上材の上面乃至見切材の露出面と略同一面と
なる。従って、この床部伸縮継手を有する床面には、凸
部が形成されず、床面本体の仕上材の上面と、継手用仕
上材の表て面と、見切材の露出面と、が露出するのみ
で、形成される床面は美しく仕上がる。
詳説する。
に基づいて施工された床部伸縮継を示し、この継手は、
相対向する躯体1,1(図例では、一方の躯体を省略し
ている。)間の間隔部2の上方開口部を施蓋する。
躯体1の上面1aの端縁部3,3に、切欠き部4を形成
し、この切欠き部4に、ならしモルタル5を塗って、縁
材嵌合用の凹所6を形成する。
イル等の仕上材7が貼り付けられ、床面本体8が形成さ
れる。
9を嵌合させて、ならしモルタル5を介して、該縁材9
を、躯体1の上面1aの該端縁部3,3に載置固定す
る。
られ、この固定具10は、躯体1に埋設されるプラグ1
0aと、このプラグ10aに螺合するボルト10bと、
からなる。
側端に連設される係止溝9bと、本体部9aの外側端に
連設される傾斜壁9cと、傾斜壁9cから連設される断
面略Lの字型の支持壁部9dと、(係止溝9bを形成す
るための)下壁12に連設される止水板用水溝9eと、
を備える。
36が設けられ、この凹所34,35に固定具10のボ
ルト10bの頭部13が嵌合する。
された際には、支持壁部9dの外側面が床面本体8の端
面8aに当接し、(係止溝9bを形成するための)側壁
の下方側の内面14がモルタル5の外端面15に当接す
る。また、固定具10の頭部13を図4に示すように、
シーリング材16にて被覆する。
に、図4に示すように、止水板17と、アーム18とを
取付ける。即ち、止水板17の係止部19を、縁材9の
止水板用水溝9eに嵌合させると共に、アーム18の端
部の係止部20を縁材9の係止溝9bに係止させる。ア
ーム18は、平板状の本体部21と、その両端部に設け
られる半楕円球状の上記係止部20と、からなる。
すように、所定ピッチで複数個配設する。なお、アーム
18を自由状態において、間隔部2の幅方向に対して僅
かに傾斜させる。
る方向に移動した場合にも追従することができるように
するためである。
ピッチにて図6に示すように、間隔部2の幅方向と略平
行に横骨材22…を配設する。横骨材22は、スチール
の角パイプからなり、その両端部22a,22aが図5
に示すように、縁材9に載置される。
5に示すように、連結具23を介して連結する。
23aに螺合されるナット23bと、該ボルト23aに
外嵌される弾発部材23cと、からなる。
ーム18に挿通し、アーム18から下方へ突出している
ボルト突出部に弾発部材23cを外嵌し、さらに、ワッ
シャ24を介してナット23bをその突出部に螺着す
る。
の上壁に係止し、弾発部材23cにて、横骨材22はア
ーム18に引き寄せられて、該アーム18に取付けられ
る。
らなる下地板25を横骨材22上に載置する。即ち、下
地板25は、間隔部2の開口部を十分に施蓋することが
できるものであり、その幅寸法が横骨材22の長さ寸法
より大きく設定される。
ように、予め工場等で見切材26,26を取付けてお
く。見切材26は、図1に示すように、例えば、アルミ
ニウムの中空押出型材からなり、その上面27は階段状
となっている。即ち、上面27は、上段部27aと中段
部27bと下段部27cと、からなる。また、見切材2
6の外側壁28は、順次下方に向って内方へ傾斜してい
る。
の下段部27cに嵌合させ、リベット等の固着具29に
て下地板25と見切材26とを一体化する。この場合、
中段部27bと下地板25の上面25aとを略同一面と
する。即ち、下地板25は、その側端縁が見切材26の
段付部、つまり、中段部27bと下段部27cとの間の
段付部に、当接している。
後、皿ビス等の固着具30にて該下地板25を横骨材2
2に取付ける。この際、横骨材22…は見切材26,2
6間に介装される。
ル等からなる継手用仕上材31を貼り付け、該上面25
aを被覆する。
aと、見切材26の露出面32(つまり、上段部27a
の表て面)と、継手用仕上材31の表て面33とを略同
一面とする。
見切材26の外側壁28の傾斜角度とを略同一角度に設
定し、しかも、通常は、つまり、自由状態では、図例の
如く、傾斜壁9cと外側壁28との間に僅かな隙間Sを
形成しておく。
近した場合の動き代である。勿論、この図1に示す状態
から躯体1,1が相互に離間した場合も、各横骨材22
は縁材9に対してスライド可能であり、十分対応するこ
とができる。
aと継手用仕上材31の表て面33との模様、色彩等を
統一させることができ、統一させれば、これらの仕上材
7,31と模様等が相違する部位は、見切材26の露出
面32乃至隙間Sの僅かな範囲Aであり、形成される床
面としては、外観を損なうことなく、その外観を美しく
仕上けることができる。
ない。しかも、下地板25は、その両端部22a,22
aが縁材9上に載置されており、縁材9と躯体1の上面
1aの端縁部3に載置されているので、下地板25の重
量が大であっても、その重量に十分対応して下地板25
を保持することができ、この床部伸縮継手は強度的に優
れる。
合、上述の実施例とは縁材9の形状が異なる場合を示し
ている。
34が一個の場合を示している。従って、この縁材9
は、その幅寸法が上述の実施例の縁材9の幅寸法より小
さく設定されるが、凹所35,36が省略されている
分、横骨材22の載置面積を上述の実施例の縁材9と略
同一とすることができる。
に示す施工法と同様の施工法にて行なうので、その説明
を省略する。
切材26をアルミニウムの押出型材から形成するので、
下地板25の厚さ寸法、仕上材31の厚さ寸法に応じて
見切材26を正確かつ簡単に製造することができる。
ず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で設計変更自由であ
り、例えば、縁材9に耐火帯を付設するようにするも自
由であり、アーム18及び横骨材22の配設ピッチやそ
の数としても自由に変更することができる。
で、次に記載する効果を奏する。
アーム18の配設ピッチに応じたピッチにて横骨材22
…を配設し、その後、アーム18と横骨材22…とを連
結具を介して連結し、次に、下地板25を載置固定すれ
ばよいので、施工が極めて容易であり、しかも、確実に
この床部伸縮継手を躯体1,1に装着することができ
る。
は、十分な長さで縁材9,9上に載っているので、施工
された床部伸縮継手は、重量が大なる下地板25を十分
に保持することができ、間隔部2が大きいため下地板2
5の幅寸法が大となってその重量が大となった場合にも
十分に対応することができる。
部2の幅方向に対して傾斜しているので、躯体1,1間
が相互に接近・離間する方向に移動した際に、その変動
に十分追従することができる。
ので、下地板25及び仕上材31の厚さ寸法や縁材に応
じて見切材26を正確かつ簡単に製造することができ、
形成される床面には段差部が設けられず、該床面には凸
部が形成されず、キャスタを有する机、椅子等を移動さ
せる際や、人が歩く際等においても引掛けることがなく
安全であると共に、形成される床面の外観を美しく仕上
げることができる。
6,26の段付部に当接するので、下地板25は確実に
位置決めされ、安定した床部とすることができる。ま
た、施工の際には、見切材26,26が予め取付けられ
ているので、現地で、これらを組立てる必要がなく、作
業性及び寸法精度が著しく向上することができる。
継手の要部断面図である。
る。
る。
である。
Claims (1)
- 【請求項1】 係止溝9bを有する縁材9,9を、躯体
1,1の上面1a,1aの端縁部3,3に載置固定した
後、上記縁材9,9の係止溝9b,9bに係止する係止
部20,20を有すると共に自由状態で上記躯体1,1
間の間隔部2の幅方向に対して傾斜する複数のアーム1
8…を、所定ピッチで配設し、その後、端部22a,2
2aが上記縁材9,9上に載置されると共に該間隔部2
の幅方向と略平行に配設される複数の横骨材22…を、
上記アーム18の配設ピッチに応じたピッチにて配設し
た後、上記アーム18…と横骨材22…とを連結具23
を介して連結し、次に、押出型材からなる見切材26,
26の段付部にその側端縁を当接させて該見切材26,
26を予め取付けた平板状の下地板25を、上記横骨材
22…が該見切材26,26間に介装されるように該横
骨材22…上に載置固定した後、床面本体8の仕上材7
の上面7a乃至上記見切材26,26の露出面32,3
2と略同一面となる表て面33を有する継手用仕上材3
1にて、上記下地板25の上面25aを被覆することを
特徴とする床部伸縮継手の施工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4184569A JP2640894B2 (ja) | 1992-06-17 | 1992-06-17 | 床部伸縮継手の施工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4184569A JP2640894B2 (ja) | 1992-06-17 | 1992-06-17 | 床部伸縮継手の施工法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH062373A JPH062373A (ja) | 1994-01-11 |
JP2640894B2 true JP2640894B2 (ja) | 1997-08-13 |
Family
ID=16155504
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP4184569A Expired - Fee Related JP2640894B2 (ja) | 1992-06-17 | 1992-06-17 | 床部伸縮継手の施工法 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2640894B2 (ja) |
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AU2004262724A1 (en) | 2003-08-11 | 2005-02-17 | Tokushu Paper Mfg. Co., Ltd. | Oil-resistant sheet material |
JP4864331B2 (ja) | 2005-02-10 | 2012-02-01 | 特種東海製紙株式会社 | 耐油性シート状物 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS61266753A (ja) * | 1985-05-18 | 1986-11-26 | 大松 敏一 | 伸縮継手装置 |
JPH0291804U (ja) * | 1989-01-06 | 1990-07-20 |
-
1992
- 1992-06-17 JP JP4184569A patent/JP2640894B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH062373A (ja) | 1994-01-11 |
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