JP2640804B2 - フューエルインレットボックス材の製造方法 - Google Patents

フューエルインレットボックス材の製造方法

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JP2640804B2
JP2640804B2 JP5305991A JP30599193A JP2640804B2 JP 2640804 B2 JP2640804 B2 JP 2640804B2 JP 5305991 A JP5305991 A JP 5305991A JP 30599193 A JP30599193 A JP 30599193A JP 2640804 B2 JP2640804 B2 JP 2640804B2
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fuel
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Hino Motors Ltd
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Hino Jidosha Kogyo KK
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明はフューエルインレットボッ
クス材の製造方法、さらに詳細には燃料タンクに燃料を
供給するためのフューエルインレットパイプを設けるた
めに形成されるフューエルインレットボックス材の製造
方法に関する。
【0002】
【従来技術および問題点】燃料を自動車に供給するため
の燃料注入部の構造は、実開昭57−185634号、
実開昭58−6625号公報に示すようになっている。
この概略構造は、図1に示すように車体に空間を形成す
るためのフューエルインレットボックス1とこのフュー
エルインレットボックス1を開閉するフューエルリッド
2を有し、かつこのフューエルリッド2の閉時にフュー
エルリッド2がフューエルインレットボックス1と衝接
しないように干渉するクッション3とより基本的になっ
ている。そして、前記フューエルインレットボックス1
には、図2に示すような燃料タンクに燃料を導くための
フューエルインレットパイプ4を取り付けるための取付
部5が形成されている。
【0003】前述のようなクッション3を支持するため
のクッション取付部6は、図2に示すように、フューエ
ルインレットボックス1の端部に段差7を設けるととも
に、絞り加工によってフューエルリッド側に凸状に形成
し、前記凸状の頂面61(図3参照)に取付用穴62を
穿設した構造になっている。そしてクッション3を前記
取付用穴62に嵌合することによって取り付けるように
なっている。
【0004】近年になって、自動市業界においては、一
つの基本車型より種々の応用車型を製造するようになっ
てきているが、基本車型と応用車型間の部品をなるべく
共通にすることが応用車型を安価に製造するために望ま
しい。すなわち、たとえば燃料注入口付近のデザインが
応用車型と基本車型と若干異なる場合においてもフュー
エルインレットボックス材などは共通に使用できること
が好ましい。
【0005】従来、たとえば図2に示すように基本車型
(あるいは応用車型)が実線で描画する形状で応用車型
(あるいは基本車型)が破線で描画する形状の場合、図
4に示すようにクッション取付部6はまず、実線で示す
ような高さhの低い凸部の頂面61に取付用穴62を形
成したようなフューエルインレットボックス材10を用
意しておき、破線で示すような応用車型(あるいは基本
車型)のフューエルインレットボックス材10として使
用するときには、前記凸部をリプレスして高さh+αと
して使用することが行われている。このような方法を採
用することによって、まず応用車型と基本車型との間
でフューエルインレットボックス材を共通に使用可能に
なり、フューエルインレットボックス材を新たに製造す
る必要がないため、プレス型の大幅の削減ができる。ま
た、クッションを共通に使用できる、という利点があ
る。
【0006】
【発明が解決する問題点】 しかしながら、前記凸部をリ
プレスして高さをαだけ高くすると、必然的に凸部頂面
61に形成された取付用穴62の径が大きな寸法になる
という欠点を生じる。このため、水漏れなどの種々の欠
点を生じる可能性があった。
【0007】本発明は上述の点に鑑みなされたものであ
り、少なくとも二種類の車型に対応可能で、しかも前記
クッション取付用穴の径が変化しないフューエルインレ
ットボックス材の製造方法を提供することを目的とす
る。
【0008】
【問題点を解決するための手段】 したがって本発明によ
るフューエルインレットボックス材の製造方法は、車体
の一部に空間を形成し、かつ燃料タンクと連通するフュ
ーエルインレットパイプを設けるための取付部と前記空
間を開閉するフューエルリッドの閉時に干渉するような
クッションを取り付けるためのクッション取付部とを有
するフューエルインレットボックス材の製造方法におい
て、前記クッション取付部は、ある車型においては底面
にクッション取付用穴を穿設した凹部形状とし、他の車
型においてはフューエルインレットボックス材の段差か
前記凹部の底面までの深さと同一の高さの凸部に前記
凹部をフューエルリッド側にリプレスすることを特徴と
する。
【0009】
【実施例】図5は本発明によるフューエルインレットボ
ックス材10の一実施例を示すものであるが、この図よ
り明らかなように、この実施例においては、従来と同様
にフューエルインレットボックス材10の端部にはクッ
ション3を取り付けるための段差7が形成されており、
この段差7に凹部形状のクッション取付部6が設けられ
ている。そして、前記凹部の底面63にはクッション3
を嵌合固定するためのクッション取付用穴62が穿設さ
れている。
【0010】たとえば、応用車型(あるいは基本車型)
が図5で示すようなリッド2と段差7の間隔が小さいと
きには、前記フューエルインレットボックス材10をそ
のまま用いて、前記凹部形状の底面63に形成された取
付用穴62にクッション3を嵌合固定する。
【0011】しかしながら、図6に示すように基本車型
(あるいは応用車型)がフューエルリッド2と段差7と
の間隔が大きい場合においては、前記図5に示す凹部形
状のクッション取付部6をリプレスしてフューエルリッ
ド2側に押し出して、凸部形状とする。この場合、クッ
ション取付部6の底面63は凸部形状の頂面61に転換
し、クッション取付穴62も前記頂面61に形成したよ
うになる(図7参照)。
【0012】このとき、本発明にあっては、図7に示す
ように、凹部形状の取付部6のフューエルリッド2側
の押し出し量(凸部の高さ)hフューエルインレッ
トボックス材10の段差7から前記凹部の底面までの
さhと同一にする。このように凹部をフューエルリッ
ド2側へ押し出して、前記凹部の深さh2と凸部の高さ
を等しくすることにより、前記クッション取付穴6
2の径が変化することがなくなる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるフュ
ーエルインレットボックス材によれば、所定車型に対応
するクッション取付用凹部を形成し、他の車型にこのフ
ューエルインレットボックス材を共通に使用する場合に
は、前記凹部をフューエルリッド側に押し出して凸部形
状にし、しかも前記凹部の深さと凸部の高さを等しくし
たため、クッション取付穴の径を変化させることなく、
少なくとも二種類の車型に共通に使用できるという利点
がある。したがって、基本車型と応用車型のある自動車
を製造する場合、前記フューエルインレットボックス材
およびクッションを共通に使用し、しかも水漏れなどの
欠点を生じる恐れがないという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】燃料注入口付近の斜視図。
【図2】図1のA−A断面図。
【図3】従来のクッション取付部付近を示す断面図。
【図4】従来のフューエルインレットボックス材を異な
る車型の自動車に適用する方法を説明する断面図。
【図5】本発明によるフューエルインレットボックス材
の要部断面図。
【図6】本発明によるフューエルインレットボックス材
の要部断面図。
【図7】本発明によるフューエルインレットボックス材
を異なる車型の自動車に適用する方法を示す断面図。
【符号の説明】
1 フューエルインレットボックス 10 フューエルインレットボックス材 2 フューエルリッド 3 クッション 6 クッション取付部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の一部に空間を形成し、かつ燃料タ
    ンクと連通するフューエルインレットパイプを設けるた
    めの取付部と前記空間を開閉するフューエルリッドの閉
    時に干渉するようなクッションを取り付けるためのクッ
    ション取付部とを有するフューエルインレットボックス
    材の製造方法において、前記クッション取付部は、ある
    車型においては底面にクッション取付用穴を穿設した凹
    部形状とし、他の車型においてはフューエルインレット
    ボックス材の段差から前記凹部の底面までの深さと同一
    の高さの凸部に前記凹部をフューエルリッド側にリプレ
    スすることを特徴とするフューエルインレットボックス
    材の製造方法。
JP5305991A 1993-11-11 1993-11-11 フューエルインレットボックス材の製造方法 Expired - Fee Related JP2640804B2 (ja)

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