JP5044425B2 - ドアウエザーストリップ - Google Patents

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Description

本発明は、自動車のドアの周囲に装着されるドアウエザーストリップの改良に関し、特にコーナー部において均一断面形状の一般部たる押出成形部に連続するように接続される型成形部の構造に関するものである。
この種のドアウエザーストリップにおいては、押出成形部であるか型成形部であるかにかかわらず取付基部とシールリップとで形成されるのが一般的であるが、例えば特許文献1,2に記載のように、取付基部およびシールリップ共にそれぞれに独立した中空形状のものとする場合であっても、型成形部では製造法上の制約から取付基部とシールリップのそれぞれの中空部が連続したいわゆる単一中空形状のものとならざるを得ない。
その理由は、型成形部では、その名の通り金型成形にて型成形部を所定の断面形状に成形する際に同時に押出成形部と接続することになるため、型成形部の成形を司っていた中子を成形後に取り出すためには、少なくとも型成形部での形状は上記のような単一中空形状のものである必要があるからである。
ところが、上記のように型成形部が取付基部とシールリップの双方にまたがる単一中空形状のものであると、シールリップの反力または剛性が不足気味となり、ドア閉時において型成形部でのシールリップの撓み挙動が不安定となる等の不具合の発生が危惧されることから、特許文献3の図7に記載のように、押出成形部の柱状壁を型成形部の単一中空部の側壁に連続させるようにしたものが提案されている。
実開平5−10054号公報 実開平5−16435号公報 特開2004−291705号公報
しかしながら、特許文献1,2に記載のものでは、先にも述べたように型成形部が取付基部とシールリップの双方にまたがる単一中空形状のものであることから、ドア閉時において型成形部でのシールリップの根元部での剛性不足のためにそのシールリップの撓み挙動が不安定となり、それによってしわの発生による見栄えの低下やシール部での面圧低下による水漏れが発生することがある。その対策として、型成形部のシールリップにウレタンフォーム等の詰め物を施して剛性不足を補うことが行われているが、加工工数の増加によるコストアップが余儀なくされる。
加えて、中子抜き穴の幅より取付基部部分の中子の幅が極端に大きいため、取付基部部分の中子を中子抜き穴から取り出す際に取付基部が変形し易くなり、見栄えの低下や水漏れが発生することがある。
また、特許文献3に記載の技術では、押出成形部の柱状壁を型成形部の単一中空部の側壁に連続させることで、型成形部においても取付基部とシールリップとの間に押出成形部と同様の柱状壁を設けるようにしたものではあるが、柱状壁は型成形部の断面形状のなかで徐々に背部側に移動することになるため、型成形部におけるシールリップの撓み挙動をなおも十分に安定化させることはできない。その上、側壁外表面側に凹溝の発生が不可避であるため、断面方向の水密性やドアサッシュに対する保持性の悪化が危惧される。
さらに、特許文献3の一部に記載のものでは、型成形部における取付基部の背面側の中空部が外部に開口することになるので、この開口を塞ぐべく遮蔽壁を設定しているが、遮蔽壁による遮蔽は不完全であり、なおも上記開口からの走行風や埃の進入を完全には防止することはできない。加えて、特許文献3の別の一部に記載のものでは、型成形部における取付基部の背面側の中空部を型成形時に押し潰すようにしているが、型成形時の型のセットがやりにくく、作業が繁雑になるという不具合がある。
本発明はこのような課題に着目してなされたものであり、成形性の悪化やコストアップ等の二次的不具合を招くことなく、型成形部でのシールリップの撓み挙動を押出成形部側と同等にまで安定化させることができるドアウエザーストリップを提供するものである。
請求項1に記載の発明は、中空状の取付基部から突出する中空状のシールリップを有する押出成形部と、押出成形部の長手方向の端部に接続された型成形部と、を備えたドアウエザーストリップであることを前提とする。その上で、押出成形部では取付基部とシールリップの中空部同士が互いに独立しているのに対して、型成形部では取付基部とシールリップのそれぞれの中空部同士が互い連続した単一中空形状のものとなっていて、押出成形部および型成形部ともにその取付基部は相手側のドアパネルに着座する座面を有しているとともに、型成形部における単一の中空部の一部が当該型成形部における取付基部の座面に形成された中子抜き穴をもって外部に開放されていて、中子抜き穴をもって外部に開放された部分以外の部分において取付基部の中空部を埋める突出部が部分的に形成されてその部分が中実形状となっていることにより上記中空部が消失しているとともに、上記突出部に形成された肉抜き部が上記座面で外部に開放されていることを特徴とする。
ここで、中実形状の取付基部に肉抜き部を部分的に形成してあるのは、取付基部の中空部全体を埋めて完全中実形状としてしまうと、型成形部の断面のなかに極端に肉厚の大きな厚肉部が存在することになり、それによって成形性が安定せずに「ひけ」等の形状不良が発生するおそれがあるためである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明と同様に、中空状の取付基部から突出する中空状のシールリップを有する押出成形部と、押出成形部の長手方向の端部に接続された型成形部とを備えたドアウエザーストリップであることを前提とする。その上で、押出成形部では取付基部とシールリップの中空部同士が互いに独立しているのに対して、型成形部では取付基部とシールリップのそれぞれの中空部同士が互い連続した単一中空形状のものとなっていて、押出成形部および型成形部ともにその取付基部は相手側のドアパネルに着座する座面を有しているとともに、型成形部における単一の中空部の一部が当該型成形部における取付基部の座面に形成された中子抜き穴をもって外部に開放されていて、中子抜き穴をもって外部に開放された部分以外の部分において取付基部の中空部が間欠的に埋められて中実形状となっていることにより上記中空部が間欠的に消失していることを特徴とする。
したがって、少なくとも請求項1,2に記載の発明では、型成形部における取付基部の中空部が部分的ではあっても埋められていて、当該中空部が消失した中実形状となっていることにより、型成形部におけるシールリップの根元部の剛性が高くなり、そのシールリップの撓み挙動が押出成形部側のものと同等にまで安定化するようになる。
請求項1に記載の発明によれば、型成形部側におけるシールリップの根元部に壁が設定されることになるので、そのシールリップの撓み挙動を押出成形部側のシールリップと同等程度にまで安定化させることができ、従来のような見栄えの低下や水漏れ等の不具合の発生を未然に防止できるほか、シールリップの反力の安定化とともにドアサッシュへの保持性も損なわないで済むようになる。また、肉抜き部を形成したことで型成形部における取付基部が無用に厚肉化することもなく、成形性も良好で、「ひけ」等の形状不具合の発生も未然に防止できる。
さらに、型成形部の取付基部に形成された肉抜き部は中子抜き穴とともに座面にて開放されているので、従来のものと異なり取付基部の背面側には何も開口しないことになり、ドアサッシュへの保持性が一段と良好になるとともに、走行風や埃等の進入も未然に防止できるようになるほか、中子の抜き取りが容易となり、取付基部の変形を未然に防止できる。
請求項2に記載の発明によれば、型成形部における取付基部の中空部が間欠的に埋められて中実形状となっていることにより上記中空部が間欠的に消失しているものであるから、上記肉抜き部を設けずとも請求項1に記載の発明と同等の効果が得られ、構造の一層の簡素化が図れるほか、特に座面に粘着テープ等を貼り合わせる場合でも貼着面積をより大きく確保して確実に貼り付けることが可能となる。
さらに、シールリップの撓み挙動を押出成形部側のシールリップと同等程度にまで安定化させることができるとともに、中子抜き穴の幅より取付基部部分の中子の幅が極端に大きい範囲を減らすことができ、中子の抜き取りが容易となり、取付基部の変形を防止できる。
図1〜4は本発明に係るドアウエザーストリップのより具体的な第1の実施の形態を示すものであり、特に図1は自動車のフロントドアおよびリアドアに適用されるそれぞれのドアウエザーストリップ1,2の全体形状を示している。
これらのうち例えばリアドア用のドアウエザーストリッ2は、断面形状が均一な一般部としての押出成形部3a,3b,3cと、ドアサッシュ等のコーナー部に相当する部分で押出成形部3a,3b同士または3b,3c同士の間に介在して断面輪郭形状が押出成形部3a〜3cのそれと近似する型成形部4a,4b,4cとから形成されて、いわゆる長尺な閉ループ状のものとなっている。かかる構造は、押出成形部5a,5bと型成形部6a,6bとを有するフロントドア用のドアウエザーストリップ1についても基本的に同様である。なお、ドアウエザーストリップ1,2の代表的な材質は、発泡EPDMあるいはTPV等である。
図2は図1のリアドア用のドアウエザーストリップ2のうちのQ部、すなわち一般部としての押出成形部3b,3c同士の間に介在してそれらと接続される型成形部4bを矢印M方向から見た展開拡大図であり、また図3の(A)〜(C)は図2のA−A線、B−B線およびC−C線に沿うそれぞれの断面図を示している。
図2,3から明らかなように、一方の押出成形部3bは、中空状の取付基部7と、この取付基部7と一体に形成されて横方向に突出する中空状のシールリップ8と、同じく取付基部7と一体に形成されてシールリップ8とは略反対方向に斜めに突出する舌片状のサブシールリップ9と、を備えていて、その断面形状は全体として横長偏平形状のものとなっている。そして、取付基部7とシールリップ8との間に柱状壁部10が設定されているために、取付基部7の中空部7aとシールリップ8の中空部8aとは相互に独立している。
また、他方の押出成形部3cは、中空状の取付基部17と、この取付基部17と一体に形成されて斜めに突出する中空状のシールリップ18と、を備えていて、その断面形状は全体として一方の押出成形部3bのそれと近似している。そして、この押出成形部3cにおいても、取付基部17とシールリップ18との間に柱状壁部20が設定されているために、取付基部17の中空部17aとシールリップ18の中空部18aとは相互に独立している。
これらの押出成形部3b,3cに対し型成形部4bの両端が接合線11をもってそれぞれ接続されているとともに、型成形部4bの断面形状は押出成形部3b,3cの断面形状とは微妙に異なっていて、その断面形状が異なる押出成形部3b,3c同士を滑らかに連続させるために型成形部4bはその断面形状が長手方向で徐変している。特に一方の押出成形部3bのシールリップ8と他方の押出成形部3cのシールリップ18とではその形状が異なるために、型成形部4bのシールリップ28は中空形状のものであってもサブシールリップ29とともにその断面形状が長手方向で徐変している。
他方、型成形部4bの取付基部27は押出成形部3b,3cの取付基部7,17同士を接続しているものであるが、この型成形部27の断面形状もまた長手方向で大きく変化している。この型成形部4bの取付基部27において、長手方向の両端部ではシールリップ28側の中空部と連続したいわゆる単一の中空部12をもって中空状のものとして形成されているのに対して、図2に示すようにその長手方向の中央部においては取付基部27の背面27a側からシールリップ28側に向けて突出する突出部13が形成されている。この突出部13があることによって取付基部27の長手方向の中央部ではそれ自体の中空部が消失していて、図3の(C)に示すように実質的に中実構造のものとなっている。
中空部12は、図2に示すように取付基部27の座面27bの長手方向に沿って開口形成された中子抜き穴14をもって外部に開放されている。この中子抜き穴14は、型成形部4bを金型にて成形しつつ押出成形部3b,3c同士を接続する際に使用される図示外の中子を事後的に抜き取るために不可避的に設定してあるもので、長手方向の両端部で端部開口部14aとして大きく口開きしているものの、長手方向の中央部、すなわち突出部13が形成された部分ではその開口隙間が極端に小さい狭窄部14bとなっており、この狭窄部14bは中子抜き取り後に接着剤にて接着されて塞がれ、図4に示すように接着接合部34bと化することになる。なお、取付基部27の座面27bは図4に示すようにドアサッシュSに対する着座面として機能することになる。
より詳しくは、図2のほか図3の(A)に示すように、型成形部4bの取付基部27のうち中子抜き穴14の端部開口部14aに相当する部分では、シールリップ28側と共有する単一の中空部12をもって中空状のものとして形成されていて、他方、中子抜き穴14の狭窄部14bに相当する部分では、図3の(B),(C)に示すように突出部13があることによって中空部12のうち取付基部27に相当する部分が埋められて当該取付基部27に相当する部分で中空部12が消失しており、これによって取付基部27のうち狭窄部14bに相当する部分では実質的に中実形状のものとなっている。
そして、突出部13には座面27b側から部分的に彫り込みを形成して、例えば相互に独立した一対の矩形状の肉抜き部15を互いに近接するように形成してあり、これらの肉抜き部15は中子抜き穴14とともに座面27bにて外部に開放されている。これにより、図3の(B),(C)に示すように型成形部4b側の取付基部27のうち少なくとも突出部13が形成された部分では、シールリップ28の根元部28aに相当する位置に押出成形部3b,3c側の柱状壁部10,20と同等の壁面16を有していることになる。
ここで、突出部13に肉抜き部15を形成しているのは次のような理由による。すなわち、突出部13の全長において取付基部27を完全な中実形状とするべく、突出部13の全長で図3の(C)のような断面形状とした場合には、当該取付基部27の肉厚が他の部位に比べて極端に大きくなり、金型による型成形部27の成形の際に「ひけ」等の形状不良が発生し易くなるためである。
なお、以上のような構造は、図1のQ部の型成形部4以外にも、型成形部4a,4cおよび6a,6bの全部または一部に必要に応じて採用される。
したがって、このように形成されたドアウエザーストリップ2において、押出成形部3b,3cおよび型成形部4bだけについてみれば、図4に示すようなドアDに対する装着時には、押出成形部3b,3cおよび型成形部4bともに取付基部27の座面27bを着座面としてドアDに着座し、特にドアサッシュSに相当する部分ではリテーナ部のフックFによって嵌合保持される一方、ドアサッシュS以外のドア本体に相当する部分では図示外のクリップによって保持されることになる。この場合において、部位によっては取付基部27の座面27bとドアサッシュSあるいはドアパネルとの間に両面粘着テープが介装されることもある。なお、図3の中子抜き穴14における狭窄部14bは相互に突き合わされて接着され、接着接合部34bと化するものであることは先に述べた通りである。
そして、型成形部4bにおける取付基部27のうち突出部13が設定されている部分では、図3の(B)のように肉抜き部15が形成された部分であるか、同図(C)のように肉抜き部15が形成されていない部分であるかにかかわらず、シールリップ28の根元部28a側に押出成形部3b,3c側の柱状壁部10,20と同等の壁面16が存在していることになる。そのため、図4に示すように、型成形部4bのシールリップ28が相手側の車体パネルPに弾接した場合には、特に壁面16があることによってシールリップ28の根元部28aで十分な剛性が確保されることから、シールリップ28は押出成形部3b,3c側のものと同様にその撓み変形の挙動が安定して行われるようになる。その結果として、従来のような見栄えの低下や水漏れ等の二次的な不具合の発生を未然に防止できるほか、シールリップ28の反力の安定化とともにドアサッシュS等への保持性も損なわないで済むようになる。
なお、先に述べた従来の一般的な構造では、型成形部4bにおける取付基部27の全長において図3(A)のような断面形状となるものと理解することができることから、同図に示したシールリップ28の根元部28aでの剛性が不足気味となることは否めない。そのために型成形部4bにおけるシールリップ28の撓み変形の挙動が不安定となり、この傾向は同図に示すようにドアウエザーストリップ2の断面形状が横長偏平形状である場合、特にサブシールリップ29がある場合に、そのサブシールリップ29とシールリップ28との相手側となる車体パネルPへの当接タイミング次第で顕著となる傾向にあるとされている。
本実施の形態によれば、先に述べたようにかかる不具合を効果的に解消することができ、実用上きわめて有益なものとなる。
ここで、図2のB−B線に沿う断面、すなわち図3(B)に相当する断面での型成形部4bの成形を司る金型構造の一例を図5に示す。
この金型40は、上型41と下型42および一対のスライド型(横型)43,44のほか、スライド型43側の金型素片45と一体に形成された中子46とから構成されている。そして、型成形部4bを含むドアウエザーストリップ2を成形した後、型開きに際して上型41およびスライド型43,44をそれぞれ製品であるドアウエザーストリップ2の型成形部4bから離型させ、次いでドアウエザーストリップ2を中子46とともに下型42から離型させた上、最後に中子46を先の中子抜き穴14を利用して型成形部4bからR方向に抜き取ることになる。
図6,7は本発明に係るドアウエザーストリップ2の第2の実施の形態を示す図であり、特に図6は図2と同じ部位の展開拡大図を、図7の(A),(B)は図6のD−D線およびE−Eに沿う断面図をそれぞれ示している。なお、これらの図において図2,3と共通する部分には同一符号を付してある。
図6に示すドアウエザーストリップ2の型成形部4bにおいて、座面37bを有する取付基部37は基本的には図6の(A)に示すようにシールリップ38と共有する単一の中空部22をもって中空形状のものとして形成されている。その一方、図6および図7の(B)に示すように、単一の中空部22のうち取付基部37に相当する部分、より具体的には中子抜き穴14の狭窄部14bに相当する部分において長手方向に間欠的に肉盛り部23(図7の(B)でクロスハッチングを施した部分)を設けて、単一の中空部12のうち取付基部37に相当する部分を間欠的に埋めて中実形状とすることにより、当該単一の中空部12のうち取付基部37に相当する部分が間欠的に消失している。なお、狭窄部14bは事後的に突き合わされた上で接着剤にて接着されて閉塞される点は第1の実施の形態と同様である。
したがって、この第2の実施の形態によれば、図7に示すように型成形部4bの取付基部37のうち少なくとも肉盛り部23が形成された部分では、先の第1の実施の形態と同様に、シールリップ38の根元部38aに相当する位置に押出成形部3b,3c側の柱状壁部10,20と同等の壁面26が存在することになることから、図4と同様に、型成形部37のシールリップ38が相手側の車体パネルPに弾接した場合には、特に壁面26があることによってシールリップ38の根元部38aで十分な剛性が確保されることから、シールリップ38は押出成形部3b,3c側のものと同様にその撓み変形の挙動が安定して行われるようになる。
ここで、先の第1の実施の形態と同様に、図6のE−E線に沿う断面、すなわち図7(B)に相当する断面での型成形部4bの成形を司る金型構造の一例を図8に示す。
この金型50は、上型51と下型52および一対のスライド型(横型)53,54のほか、スライド型53側の金型素片55と一体に形成された中子56とから構成されている。そして、図5の場合と同様に、型成形部4bを含むドアウエザーストリップ2を成形した後、型開きに際して上型51およびスライド型53,54をそれぞれ製品であるドアウエザーストリップ2の型成形部4bから離型させ、次いでドアウエザーストリップ2を中子56とともに下型52から離型させた上、最後に中子56を中子抜き穴14を利用して型成形部4bからR方向に抜き取ることになる。
自動車のフロントドアおよびリアドアに適用されるそれぞれのドアウエザーストリップの全体形状を示す説明図。 本発明の第1の実施の形態を示す図で、図1のQ部を矢印M方向から見た展開拡大図。 図2の各部の断面形状を示す図で、(A)は図2のA−A線に沿う断面図、(B)は図2のB−B線に沿う断面図、(C)は図2のC−C線に沿う断面図。 図3の(B)の断面においてドアウエザーストリップが相手側の車体パネルに弾接した状態を示す説明図。 図2に示したドアウエザーストリップの型成形部の成形を司る金型構造の一例を示す断面図。 本発明の第2の実施の形態を示す図で、図1のQ部を矢印M方向から見た展開拡大図。 図6の各部の断面形状を示す図で、(A)は図6のD−D線に沿う断面図、(B)は図6のE−E線に沿う断面図。 図6に示したドアウエザーストリップの型成形部の成形を司る金型構造の一例を示す断面図。
符号の説明
1,2…ドアウエザーストリップ
3a,3b,3c…押出成形部
4a,4b,4c…型成形部
5a,5b…押出成形部
6a,6b…型成形部
12…中空部
13…突出部
14…中子抜き穴
14a…端部開口部
14b…狭窄部
15…肉抜き部
16…壁面
22…中空部
23…肉盛り部
26…壁面
27…取付基部
27b…座面
28…シールリップ
28a…根元部
37…取付基部
37b…座面
38…シールリップ
38a…根元部

Claims (2)

  1. 中空状の取付基部から突出する中空状のシールリップを有する押出成形部と、押出成形部の長手方向の端部に接続された型成形部と、を備えたドアウエザーストリップであって、
    押出成形部では取付基部とシールリップの中空部同士が互いに独立しているのに対して、型成形部では取付基部とシールリップのそれぞれの中空部同士が互い連続した単一中空形状のものとなっていて、
    押出成形部および型成形部ともにその取付基部は相手側のドアパネルに着座する座面を有しているとともに、
    型成形部における単一の中空部の一部が当該型成形部における取付基部の座面に形成された中子抜き穴をもって外部に開放されていて、
    中子抜き穴をもって外部に開放された部分以外の部分において取付基部の中空部を埋める突出部が形成されてその部分が中実形状となっていることにより上記中空部が消失しているとともに、
    上記突出部に形成された肉抜き部が上記座面で外部に開放されていることを特徴とするドアウエザーストリップ。
  2. 中空状の取付基部から突出する中空状のシールリップを有する押出成形部と、押出成形部の長手方向の端部に接続された型成形部と、を備えたドアウエザーストリップであって、
    押出成形部では取付基部とシールリップの中空部同士が互いに独立しているのに対して、型成形部では取付基部とシールリップのそれぞれの中空部同士が互い連続した単一中空形状のものとなっていて、
    押出成形部および型成形部ともにその取付基部は相手側のドアパネルに着座する座面を有しているとともに、
    型成形部における単一の中空部の一部が当該型成形部における取付基部の座面に形成された中子抜き穴をもって外部に開放されていて、
    中子抜き穴をもって外部に開放された部分以外の部分において取付基部の中空部が間欠的に埋められて中実形状となっていることにより上記中空部が間欠的に消失していることを特徴とするドアウエザーストリップ。
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