JP2640374B2 - 菓子片の整列分離装置 - Google Patents

菓子片の整列分離装置

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【発明の詳細な説明】 [利用分野及び発明の概要] 本発明は、菓子片等のような直方体小片の整列装置に
関するものであり、特に、定速走行するコンベアベルト
上に直方体小片を一定姿勢で配列できるようにするもの
である。
[従来技術及びその問題点] 菓子片の整列装置として、すでに、実開昭59−15625
号公報に開示されたものがあり、このものは、第9図,
第10図のように、一定速度で回転する回転円板(10)
と、この回転円板(10)の周縁に一致する環状平面部
(11)を具備する移送円板(1)と、前記移送円板
(1)の周縁の環状平面部(11)の一部からその接線方
向に延長させた排出路(2)とから構成され、この移送
円板(1)の前記環状平面部(11)によって囲まれる凹
陥部(19)内に前記回転円板(10)を傾斜状態に収容す
るとともに、上端周縁の高さを環状平面部(11)に一致
させ、移送円板(1)の回転速度を回転円板(10)のそ
れよりも低速度に設定し、排出路(2)を回転円板(1
0)の下端周縁近傍から延長させたものである。
この従来のものでは、ホッパ(H)よって回転円板
(10)の上面に供給された多数の菓子片(K)(K)は
回転円板(10)の回転に伴う遠心力によって周辺に移動
せしめられる。前記回転円板(10)は傾斜状態に設置さ
れるとともにその上端周縁は、これの外周に接近して位
置する環状平面部(11)と同じ高さに設定されているか
ら、この部分で菓子片(K)(K)はこの環状平面部
(11)側に移動する。この環状平面部(11)を具備する
移送円板(1)は比較的遅い速度で回転円板(10)と同
方向に回転することから、この環状平面部(11)に支持
された状態で菓子片(K)(K)が移送され最終的には
排出路(2)に送り込まれる。
なお、菓子片(K)(K)の上記動作において、回転
円板(10)の上端部に移動した菓子片(K)(K)は、
その外周に位置する環状壁(3)に沿って移動すること
となり、直方体形状の菓子片(K)(K)の大部分は、
その長手方向の辺が前記環状壁(3)に接触する態様で
移動することとなる。又、菓子片(K)(K)が環状平
面部(11)と共に移動するにつれて、環状平面部(11)
と回転円板(10)の周縁との距離が徐々に離れることと
なるから、又、前記環状平面部(11)の幅は直方体形状
の菓子片(K)の短辺の幅に略一致させてあるから、菓
子片(K)(K)が、その長辺が環状壁(3)に対して
直角となる姿勢となったまま移動する場合には、排出路
(2)に達するまでの間で移送円板(1)の環状平面部
(11)から外れて凹陥部内に落下し、回転円板(10)の
上面に復帰する。
従って、排出路(2)に導入される菓子片(K)
(K)は、一定姿勢に整列されたもののみとなる。
このように、簡単な構成によって直方体形状の菓子片
が一定姿勢に整列した状態で取出せる。
そして、排出路(2)の終端部に第11図のような分離
取出しの為の手段を連動させると、菓子片(K)(K)
が一定間隔で配設された状態に分離される。上記移送円
板(1)及び回転円板(10)によって、排出路(2)に
整列状態で押し込まれた最下流側の菓子片(K)は、前
記ストッパ(21)に当接した位置にあり、この菓子片
(K)が一定速度で走行する後続移送路(4)に所定タ
イミングで押し出されると、後続移送路(4)には、菓
子片(K)(K)が一定間隔で配列された状態に分離さ
れることとなって、後続の包装工程等の動作が円滑に進
行する。
ところが、上記構成のものでは、整列工程での円滑さ
に問題があり、分離工程でも若干の問題が残る。
先ず、上記整列工程では、環状平面部(11)にて横向
き姿勢になった菓子片(K)が凹陥部(19)内に自重に
よって落下するものであるから、菓子片(K)の縦横比
率が小さい場合や、先行する菓子片(K)と後続の菓子
片(K)とが移送推力によって相互に押しつけられた場
合等では、凹陥部(19)内に落下せず、そのままの姿勢
で環状平面部(11)の上面に沿って移送されて、排出路
(2)の入口部分でつまったりするという問題がある。
又、柔らかいキャラメルや壊れ易い素材からなる菓子
片(K)の場合には、上記分離工程における押出し杆
(R)による押出し動作の際、ストッパ(21)によって
移動阻止状態に維持された菓子片(K)(K)を押出し
杆(R)によって強制的に後続移送路(4)側に押し出
すことから、押出し杆(R)の対接部が変形したり、排
出路(2)の端部との係合部が部分的に欠けたりするこ
とがある。
本発明は、このような、『一定方向に回転する皿状の
移送円板(1)の周縁の隆起部頂面部に環状平面部(1
1)を形成し、この移送円板(1)内にこれより速く回
転する扁平な円錐形状の回転円板(10)を傾斜姿勢に設
け、この回転円板(10)の周縁の最上位部が前記環状平
面部(11)に一致し、前記環状平面部(11)に沿って環
状案内壁が周方向に設けられ、前記回転円板(10)の上
面に載置された直方体状の菓子片(K)(K)を、前記
回転円板(10)及び移送円板(1)の回転により前記環
状平面部(11)の上面に移動させた後前記環状案内壁に
沿って整列させ、前記菓子片(K)(K)を前記環状平
面部(11)に連続する排出路(2)に導き、その終端部
より下流側で後続移送路(4)に一定間隔で移送するよ
うにした菓子片の整列分離装置』において、菓子片
(K)(K)が柔らかい菓子や脆い菓子であっても、こ
れらが損傷することなく確実に後続移送路(4)に移送
され、又、菓子片(K)(K)の縦横比が小さい場合で
あっても、整列・分離が確実に行われるようにすること
を技術的な課題とするものである。
[技術的手段] 上記技術的課題を解決するために講じた本発明の技術
的手段は 『前記排出路(2)は、相互に平行な一対の帯状案内板
が湾曲状態で並設された構成とすると共に前記帯状案内
板相互の幅を菓子片(K)の横幅に一致させ、 この排出路(2)を前記移送円板(1)の回転方向下流
側に向って前記環状平面部(11)の上方域から前記分離
域(13)の上方域に緩やかに湾曲させると共にその終端
で前記分離域(13)に一致させ、 前記排出路(2)の終端より下流側の一定範囲で且前記
分離域(13)の下方に支持板(14)を配設するととも
に、 前記排出路(2)の終端より上流側の一定範囲に収容部
(12)(12)の配設域上方を閉塞する閉塞板(15)を設
け、 前記閉塞板(15)の上面を前記環状平面部(11)の上面
に略一致させ、 前記支持板(14)の終端部の下方から下流側に前記移送
円板(1)の接線方向に延長する後続移送路(4)を連
続させ、 前記排出路(2)の外周側の帯状案内板の上流端は前記
移送円板(1)と略同心状に形成された前記環状案内壁
に連続され、 前記排出路(2)の入口部における内周側の帯状案内板
の近傍にて上下方向姿勢に軸支された回転軸部(5)
と、菓子片(K)を移送円板(1)の中心側に排出させ
る方向に前記回転軸部(5)を回転駆動するモータ(5
0)とからなる排除装置(R)を具備させた』ことであ
る。
[作用] 本発明の上記技術的手段は次のように作用する。
環状平面部(11)の上面に一定姿勢で整列された菓子
片(K)(K)は、移送円板(1)の回転に伴って前記
環状案内壁に沿って排出路(2)側に押し込まれる。
このとき、この排出路(2)を構成する帯状案内板間
の幅は、菓子片(K)の横幅に一致させているから、排
出路(2)の入口部で横向き姿勢にあるものは、排出路
(2)内に押し込まれない。また、排出路(2)の入口
部における内周側の帯状案内板の近傍にて上下方向姿勢
に軸支された回転軸部(5)と、菓子片(K)を移送円
板(1)の中心側に排出させる方向に回転軸部(5)を
回転駆動するモータ(50)とからなる排除装置(R)を
具備させたことから、前記横向きの姿勢にある菓子片
(K)は強制的に凹陥部(19)内に脱出せしめられ、排
出路(2)内に押し込まれた菓子片(K)(K)は、長
さ方向が排出路(2)内での移送方向と一致した状態に
整列される。
一方、前記環状平面部(11)の外周域には、一定間隔
で配列させた収容部(12)(12)が位置し、排出路
(2)に押し込まれた菓子片(K)(K)は前記移送円
板(1)の回転に伴って収容部(12)(12)の上方域に
移行せしめられる。そして、排出路(2)の終端部で
は、上記整列状態にある菓子片(K)(K)が、これら
の整列姿勢に一致した態様で配設される収容部(12)
(12)と一致して、各収容部(12)内には菓子片(K)
が適正姿勢に収容される。移送円板(1)の回転に伴っ
て、前記状態で菓子片(K)が下流側に移動せしめられ
るが、前記収容部(12)は表裏に貫通する構成であり且
支持板(14)は排出路(2)の終端部から一定範囲に配
設されているだけであるから、その下流側では、収容部
(12)(12)に収容された菓子片(K)(K)は自重に
よって下方に脱出し、後続移送路(4)の上面に載置さ
れる。つまり、菓子片(K)(K)には、外力が作用し
ない条件下で収容部(12)(12)毎に分離されるととも
に所定のタイミングで移送円板(1)から後続移送路
(4)に移送されることとなる。
[効果] 本発明は上記構成であるから次の特有の効果を有す
る。
排出路(2)の入口部で横向き姿勢にあるものが排除
装置(R)によって強制的に排除されて排出路(2)に
押し込まれた菓子片(K)(K)は、確実に縦向き姿勢
に整列され、しかも、この姿勢のままで分離域(13)の
収容部(12)(12)内に収容されて分離されるから、整
列・分離動作が円滑かつ確実である。
又、一旦整列された菓子片(K)(K)は、強制外力
が作用しない条件下で分離されるとともに所定のタイミ
ングで移送円板(1)から後続移送路(4)に移送され
ることとなるから、柔らかい菓子片や脆い菓子片を整列
分離する場合においても、これら菓子片が分離動作の際
に損傷する不都合が解消できる。
[実施例] 以下、本発明の実施例を第1図から第8図に基いて説
明する。この実施例の整列装置は、キャンデー等の直方
体形状の菓子片を一定の姿勢に整列分離する装置であ
り、上記請求項1の発明及び請求項2の発明の実施例と
なる。
なお、この実施例の移送円板(1)と回転円板(10)
との関係は既述の従来例と同様に構成されるが、環状平
面部(11)の外周側には、第1図に示すように、菓子片
を一定姿勢で保持する分離域(13)が形成され、この分
離域(13)は、円周方向に一定間隔で配列された収容部
(12)(12)からなり、この実施例では、前記収容部
(12)(12)を外周側に開放する矩形の切欠部としてあ
る。そして、この切欠部は、菓子片(K)が丁度嵌入す
る大きさに設定された矩形状となっており、この切欠部
の長辺が移送円板(1)の円周方向と一致する姿勢に設
定されている。
この下方には、環状の支持板(14)が配設されている。
したがって、前記収容部(12)(12)に嵌入した菓子片
(K)は移送円板(1)の回転に伴って前記支持板(1
4)に支持された状態で収容部(12)(12)とともに移
動する。
前記移送円板(1)は、この実施例では高速域と低速
域とが交互に連続する態様で回転(以下、間欠回転とい
う)するようになっているが、この移送円板(1)の周
縁は、環状壁(3)によって包囲されており、この環状
壁(3)に取付けた第1案内板(31)及び第2案内板
(32)が環状平面部(11)及び分離域(13)の上面の所
定の範囲に環状に配設されている。そして、前記第1案
内板(31)は、回転円板(10)の上端周縁が一致する整
列始点部(P1)から排出路(2)の終端部にかけて設け
られ、前記整列始点部から約180度の範囲が回転円板(1
0)とほぼ同心(僅かに曲率中心が外側にズレた状態)
の円弧状となっており、この円弧状の部分によって上記
環状案内壁が構成されている。そしてこの部分は菓子片
(K)(K)を一定姿勢に連続させるための整列部
(S)として機能する。このため、第2図,第3図に示
すように、前記区域の第1案内板(31)の内周壁には、
環状平面部(11)の上面との間隔を菓子片(K)の厚さ
よりも僅かに大きく設定した姿勢矯正板(33)が突出さ
れている。
上記整列部(S)に続く部分には、第1図に示すよう
に、排出路(2)が連設され、この排出路(2)は、第
5図〜第7図に示すように、上記第1案内板(31)の下
流側部分とその内周側に配設された第2案内板(32)と
から構成され、第1案内板(31)は、前記整列部(S)
の終端部から徐々にその曲率半径が大きくなって環状平
面部(11)の外周側に滑らかに移行するように曲成され
ており、その終端部では環状壁(3)の内周壁に対接す
るようになっている。又、この排出路(2)の終端部で
は収容部(12)(12)と一致する位置に前記第1案内板
(31)・第2案内板(32)と一致させてあり、この排出
路(2)の溝幅の大きさは、菓子片(K)の長辺がこの
排出路(2)に対して直角となる姿勢で入り込むのを阻
止する程度に設定されている。そして、この排出路
(2)では、移送円板(1)の周縁に載置されて移動す
る菓子片(K)(K)は環状平面部(11)から分離域
(13)に移行することとなるが、この区間には、第7図
に示すように、前記第1案内板(31)第2案内板(32)
の下端に接するように収容部(12)(12)の上方域を被
覆する閉塞板(15)が配設されており、この閉塞板(1
5)の上面は環状平面部(11)の上面と略一致するよう
になっている。従って、この区間に移行された菓子片
(K)(K)は環状平面部(11)の上面が閉塞板(15)
の上面に移行せしめられて移送円板(1)の回転に伴う
押し込み力によって下流側に移動せしめられる。
上記した構成のものでは、回転円板(10)の回転に伴
う遠心力によってその上面の菓子片(K)(K)は周縁
に移動せしめられ、整列部(S)では第1案内板(31)
・姿勢矯正板(33)及び環状平面部(11)によって構成
され且内周側に開放した空間内に押し込まれる。ここ
で、前記姿勢矯正板(33)と環状平面部(11)との間隔
は菓子片(K)の厚さに一致した間隔に設定してあるか
ら、少なくとも菓子片(K)の厚さ方向が上下方向に一
致した一定姿勢に設定された態様で移動する。
その後、移送円板(1)の回転に伴って環状平面部
(11)に載置された状態で菓子片(K)(K)が移動せ
しめられるが、移送円板(1)は間欠回転するものであ
るから、この回転動作によって菓子片(K)(K)の長
辺が第1案内板(31)の壁面に接触した姿勢に修正され
易いものとなる。又、移送円板(1)の移動に伴って、
環状平面部(11)に載置された菓子片(K)(K)は排
出路(2)に達し、第1案内板(31)と第2案内板(3
2)の間に挿入され、徐々に移送円板(1)の外周側に
移動せしめられる。尚、この排出路(2)の入口部で
は、第2案内板(32)の先端は移送円板(1)の凹陥部
(19)の周縁上方に位置するから、菓子片(K)(K)
のうち、環状平面部(11)による支持姿勢が、移動方向
に対してその長辺が直角に向く菓子片については、環状
平面部(11)の内周端から突出する部分が前記第2案内
板(32)の端部に衝突してその姿勢が修正されるか又は
分離域(13)内に落下せしめられ、適正姿勢に整列され
た菓子片(K)のみが排出路(2)の第1案内板(31)
と第2案内板(32)との間隔内に押し込められる。
その後、移送円板(1)の回動に伴って、菓子片
(K)(K)は閉塞板(15)の上面に移行して、前記押
し込みによって下流側に移動せしめられ、閉塞板(15)
の終端部から移送円板(1)の周縁の収容部(12)(1
2)に収容される。ここで、移送円板(1)は間欠回転
するから、菓子片(K)(K)が円滑に前記収容部に収
容されることとなる。この区間の収容部(12)(12)の
下方域には、菓子片(K)の厚さに適合させて所定の間
隔で支持板(14)が設けられているから、収容部(12)
(12)に収容された菓子片(K)(K)は前記支持板
(14)によって支持された態様で移送円板(1)の回転
に伴って移動せしめられる。
整列始点部(P1)の上流側の一定範囲では、第8図の
ように、支持板(14)が一部切り欠かれており、その下
流側の端部は、同図に示すように下方に滑らかに傾斜
し、その下方にはコンベア式の後続移送路(4)が配設
されている。従って、収容部(12)(12)に収容されて
整列始点部(P1)の外周部に帰還してきた菓子片(K)
(K)は収容部(12)(12)の移動に伴って前記傾斜部
に沿って下方に脱出し、後続移送路(4)に移し換えら
れる。このとき、後続移送路(4)の移送速度と移送円
板(1)の回転速度との比率は所定比率に設定されてい
るから、後続移送路(4)には、一定の間隔で菓子片
(K)(K)が配列されることとなる。
尚、この実施例では、移送円板(1)の回転方向にお
ける整列始点部(P1)の上流側には、回転ブラシ(6)
を設けてあり、装置運転中においては、前記回転ブラシ
(6)が回転円板(10)の周縁の菓子片(K)(K)を
掻き出す方向に常時回転するようにしている。従って、
この回転ブラシ(6)の掻き出し力と回転円板(10)の
遠心力の両方によって菓子片(K)(K)が回転円板
(10)の周縁に整列されることとなる。
又、排出路(2)の入口部の第2案内板(32)の先端
部には、第4図のように、軸線方向が上下方向となる姿
勢で軸支された回転軸部(5)と、これを一定の方向
(第1図において時計回りの方向)に回転駆動するモー
タ(50)とからなる排除装置(R)が設けられている。
従って、環状平面部(11)の上面に支持されて移動する
菓子片(K)(K)のうちその長辺が移動方向に対して
直交する姿勢にあるものについては、排出路(2)の入
口部に達すると、その一部が前記回転軸部(5)に接触
して、これの回転によって凹陥部(19)内に落下せしめ
られることとなり、整列姿勢が不十分なものについて
は、確実に凹陥部(19)内に位置する回転円板(10)の
上面に復帰せしめられる。
上記実施例のものでは、後続移送路(4)としてコン
ベア式のものを採用したが他の形式のものを採用しても
良い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例の説明図,第2図はA−A断面
図,第3図はB−B断面図,第4図はC−C断面図,第
5図はD−D断面図,第6図はE−E断面図,第7図は
F−F断面図,第8図はX−X断面図,第9図,第10図
は従来例の説明図,第11図はこれの改良例の説明図であ
り、図中, (1)……移送円板 (11)……環状平面部 (K)……菓子片 (4)……後続移送路 (13)……分離域 (12)……収容部 (2)……排出路 (14)……支持板 (15)……閉塞板

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一定方向に回転する皿状の移送円板(1)
    の周縁の隆起部頂面部に環状平面部(11)を形成し、こ
    の移送円板(1)内にこれより速く回転する扁平な円錐
    形状の回転円板(10)を傾斜姿勢に設け、この回転円板
    (10)の周縁の最上位部が前記環状平面部(11)に一致
    し、前記環状平面部(11)に沿って環状案内壁が周方向
    に設けられ、前記回転円板(10)の上面に載置された直
    方体状の菓子片(K)(K)を、前記回転円板(10)及
    び移送円板(1)の回転により前記環状平面部(11)の
    上面に移動させた後前記環状案内壁に沿って整列させ、
    前記菓子片(K)(K)を前記環状平面部(11)に連続
    する排出路(2)に導き、その終端部より下流側で後続
    移送路(4)に一定間隔で移送するようにした菓子片の
    整列分離装置において、 前記移送円板(1)の前記隆起部頂面部には、前記環状
    平面部(11)の外周側に円周方向に延びる分離域(13)
    を形成し、 前記分離域(13)は、菓子片(K)(K)がその長さ方
    向を移送円板(1)の円周方向に一致した整列姿勢で収
    容され且表裏に貫通する矩形の多数の収容部(12)(1
    2)が一定の間隔で形成された構成とし、 前記排出路(2)は、相互に平行な一対の帯状案内板が
    湾曲状態で並設された構成とすると共に前記帯状案内板
    相互の幅を菓子片(K)の横幅に一致させ、 この排出路(2)を前記移送円板(1)の回転方向下流
    側に向って前記環状平面部(11)の上方域から前記分離
    域(13)の上方域に緩やかに湾曲させると共にその終端
    で前記分離域(13)に一致させ、 前記排出路(2)の終端より下流側の一定範囲で且前記
    分離域(13)の下方に支持板(14)を配設するととも
    に、 前記排出路(2)の終端より上流側の一定範囲に収容部
    (12)(12)の配設域上方を閉塞する閉塞板(15)を設
    け、 前記閉塞板(15)の上面を前記環状平面部(11)の上面
    に略一致させ、 前記支持板(14)の終端部の下方から下流側に前記移送
    円板(1)の接線方向に延長する後続移送路(4)を連
    続させ、 前記排出路(2)の外周側の帯状案内板の上流端は前記
    移送円板(1)と略同心状に形成された前記環状案内壁
    に連続され、 前記排出路(2)の入口部における内周側の帯状案内板
    の近傍にて上下方向姿勢に軸支された回転軸部(5)
    と、菓子片(K)を移送円板(1)の中心側に排出させ
    る方向に前記回転軸部(5)を回転駆動するモータ(5
    0)とからなる排除装置(R)を具備させた菓子片の整
    列分離装置。
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