JP2639655B2 - 多用途兼用可能の建物骨組構造 - Google Patents

多用途兼用可能の建物骨組構造

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JP2639655B2
JP2639655B2 JP62153536A JP15353687A JP2639655B2 JP 2639655 B2 JP2639655 B2 JP 2639655B2 JP 62153536 A JP62153536 A JP 62153536A JP 15353687 A JP15353687 A JP 15353687A JP 2639655 B2 JP2639655 B2 JP 2639655B2
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亀年 中村
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、公衆手洗所における個室、コーヒーショッ
プ等におけるテーブル、椅子、馬券売場等発売所におけ
る券売窓口のような多数の個別使用施設を隣接状態に配
置すると共に、出入口フロア、コンピュータ室、監視室
等の共用施設を上記個別使用施設からほぼ等距離の位置
に配置することが望まれる上記公衆手洗所、コーヒーシ
ョップ、券売所等の建物に兼用できる多用途兼用可能の
建物骨組構造に関する。
(従来の技術) 従来、公衆手洗所、コーヒーショップ、券売所等の設
計においては、それらの建物が、多数の個別使用施設を
隣接状態に配置すると共に共用施設を各個別使用施設か
らほぼ等距離の位置に配置するという基本配置を共通に
する場合が多いが、そのような場合であってもそれぞれ
個別に骨組構造から設計を行っており、そのため設計期
間、設計費等がかさんで注文主の経費負担を増大させて
おり、その点の何らかの改善策が切望されていた。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は、基本配置を共通にする公衆手洗所、コーヒ
ーショップ、券売所等の設計費負担を軽減することがで
きる多用途に兼用可能の建物骨組構造を提供することを
目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本発明の多用途兼用可能の
建物骨組構造は、 多数本の柱を等間隔をあけて床上に円弧に沿って起立
し、各隣り合う柱の上端部を梁でそれぞれ連結し、それ
により該柱群の内側に共用施設用コアスペースを形成す
べきコアスペース用骨組を構成し、 上記コアスペース用骨組の外側の床上に、多数本の柱
を上記コアスペース用柱群と同心円上に等間隔をあけて
起立し、各隣り合う柱の上端部を梁でそれぞれ連結する
と共に、各柱の上端部に各一端を連結した多数本の梁を
中心方向に延長して上記コアスペース用骨組の上端部に
連結し、それにより該柱群と上記コアスペース用柱群と
の間に個別使用施設用のほぼ円筒状本体スペースを形成
すべき本体スペース用骨組を構成した、ことを特徴とす
る。本発明における上記「ほぼ円筒状本体スペース」と
は、円形床面をもつ円筒状のほか、半円形床面をもつ半
円筒状等の本体スペースも含むものである。以下図面を
参照して本発明の実施例を説明する。
(実施例) 第1、2図は、平面からみてほぼ円形のコアスペース
及びほぼ半円形の本体スペースを形成すべき骨組構造の
例で、まずコンクリート床(F)上に、本例では8本の
スチールパイプからなるコアスペース用柱(1a)、(1
b)、(1c)、(1d)、(1e)、(1f)、(1g)、(1
h)を円弧に沿って等間隔をあけて起立し、これらの各
隣り合う柱(1a)(1b)、…(1h)(1a)の上端部をH
形鋼からなる梁(2)…によりそれぞれ連結すると共
に、上記梁(2)…の各柱(1a)〜(1h)に対応する位
置に、T形鋼からなる小梁(3)…を中心方向にほぼ水
平に向けた状態でその一端をそれそれ連結し、該小梁
(3)…の各他端を中心位置において短円筒状の接続環
(4)の外周面にそれぞれ連結し、それにより柱(1a)
〜(1h)、梁(2)…及び小梁(3)…からなる共用施
設を設けるべきコアスペース用骨組(5)を構成してい
る。
上記コアスペース用骨組(5)の外側の床(F)上に
は、本例では9本のスチールパイプからなる本体スペー
ス用柱(6a)、(6b)、(6c)、(6d)、(6e)、(6
f)、(6g)、(6h)、(6i)を上記コアスペース用柱
(1a)〜(1e)に対する同心円上に等間隔をあけて起立
し、これらの各隣り合う柱(6a)(6b)、…の上端部を
H形鋼からなる梁(7)…によりそれそれ連結すると共
に、上記各梁(7)…の各柱(6a)〜(6i)に対応する
位置にH形鋼からなる梁(8)…を中心方向へ向けた状
態でその一端をそれぞれ連結し、一方上記コアスペース
用骨組(5)の梁(2)…上において、上記本体スペー
ス用柱(6a)〜(6i)の半円弧の範囲内にある柱(1a)
〜(1e)(本例では5本)に対応する位置に短いスチー
ルパイプからなる小柱(9a)、(9b)、(9c)、(9
d)、(9e)をそれぞれ起立すると共に、隣り合う小柱
(9a)(9b)、…の上端部をH形鋼からなる梁(10)…
によりそれぞれ連結し、これら梁(10)…の柱(1a)〜
(1e)に対応する位置に、上記梁(8)…のうち1本お
きの梁(8)…の他端を連結し、又、梁(10)…の各中
間位置に残りの梁(8)…の他端を連結し、それにより
これら柱(6a)〜(6i)、梁(7)…及び梁(8)と、
上記コアスペース用骨組の柱(1a)〜(1e)とで個別使
用施設を設けるべきほぼ半円筒状本体スペース用骨組
(11)を構成している。
このようにコアスペース用骨組(5)の外側に本体ス
ペース用骨組(11)を連結してなる全体の骨組構造は、
第1図示のように平面剛性の強いものとなる。(12)は
コアスペース用骨組(5)の小梁(3)…上に張設した
屋根材、(13)は本体スペース用骨組(11)の梁(8)
…上に張設した屋根材である。
上例のような建物骨組構造を例えば公衆手洗所の建築
に使用する場合は、一例として第3、4図示のようにコ
アスペース用骨組(5)においては、柱(1b)、(1c)
間、(1c)、(1d)間に壁パネル(14)、(15)を、柱
(1f)、(1g)間、(1g)、(1h)間に外壁パネル(1
6)、(17)をそれぞれ取付けてコアスペース(A)を
形成し、該スペース(A)を他の柱(1a)、(1b)間、
(1d)、(1e)間、(1e)(1f)間及び(1h)(1a)間
を出入口として開放した出入口フロア(共用施設)と
し、又本体スペース用骨組(11)においては、柱(6
a)、(6b)間、(6b)、(6c)間…(6h)、(6i)間
にそれぞれ外壁パネル(18)、(19)、(20)、(2
1)、(22)、(23)、(24)、(25)を、柱(6a)、
(1a)間及び(6i)、(1e)間にそれぞれ外壁パネル
(26)、(27)をそれぞれ取付けてほぼ半円形床面をも
つほぼ半円筒状本体スペースを形成すると共に、上記柱
(6e)、(1c)間に壁パネル(28)を取付けて上記本体
スペースを、上記コアスペース(A)と開通するほぼ4
分の1円形床面をもつ2個の本体スペース(B1)、
(B2)に区分し、一方の本体スペース(B1)を男子用便
所として、外壁パネルに沿って個別使用施設として男子
用小用便器(29)…、仕切パネル(30)…を介して大用
便器(31)、(31)を隣接状態に配置し、又壁パネル
(28)に沿って洗面台(32)、(32)を取付けてあり、
又、他方の本体スペース(B2)を女子用便所として、外
壁パネルに沿って仕切パネル(33)…を介して個別使用
施設として女子用便器(34)…を隣接状態に配置し、又
壁パネル(28)に沿って洗面台(35)…を取付けてあ
る。
次に、第1、2図の建物骨組構造を喫茶店の建築に使
用する場合は、一例として第5図示のようにコアスペー
ス用骨組(5)においては、柱(1c)、(1d)間に壁パ
ネル(50)を、柱(1a)、(1h)間、(1e)、(1f)間
に外壁パネル(51)、(52)をそれぞれ取付けると共に
柱(1b)、(1c)間にレジ台(53)を取付けて、柱(1
a)、(1b)間、(1d)、(1e)間、(1f)(1g)間及
び(1g)、(1h)間を出入口として開放したコアスペー
ス(A50)を形成し、該スペース内には共用施設として
外壁パネル(51)、(52)間に引き戸(54)を有する出
入口フロア及び玄関ポーチを設けてあり、又本体スペー
ス用骨組(11)においては、柱(6a)、(6b)間、…
(6h)、(6i)間に外壁パネル(55)、(56)、(5
7)、ガラス板(58)、(59)、(60)、(61)、(6
2)を、柱(6a)、(1a)間及び(6i)、(1e)間にそ
れぞれ外壁パネル(63)、(64)をそれぞれ取付けて、
ほぼ半円形床面をもつほぼ半円筒状本体スペース
(B50)を形成し、該スペース(B50)内には、右過半面
に外壁ガラス板に沿って適宜仕切パネル(65)、(65)
を介して個別使用施設として長椅子(66)…、テーブル
(67)…、椅子(68)…を隣接状態に配置し、又左半面
には、外壁パネルに沿って、個別使用施設として壁パネ
ル(69)…により手洗室(70)を、その隣りに壁パネル
(71)を介して更衣室(72)を、さらにその内側に調理
室(73)を形成してある。(74)はカウンターである。
第6図の使用例は、第1、2図の骨組構造におけるコ
アスペース用骨組(5)の外側に、16本の本体スペース
用柱(6a)〜(6p)をコアスペース用柱(1a)〜(1e)
に対する同心円上に等間隔をあけて起立し、他の構造は
第1、2図と実質的に同一に構成してなる、ほぼ円形の
床面をもつほぼ円筒上本体スペースを形成すべき骨組構
造を例えば馬券売場の建築に使用した例である。本使用
例では、コアスペース用骨組(5)において、柱(1
e)、(1f)間を開放し、残りの隣り合う柱(1a)、(1
b)間、…(1h)、(1a)間にガラス板(100)〜(10
6)をそれぞれ取付けると共に柱(1e)、(1f)間にド
ア(107)を取付けて、閉鎖状のコアスペース(A100
を形成し、そのコアスペースを共用施設としてコンピュ
ータ室兼監視室とし、又、本体スペース用骨組において
は、柱(6a)、(6p)間及び(6i)、(6j)間を除いた
残りの隣り合う柱(6a)、(6b)間、…(6o)、(6p)
間にそれぞれ外壁パネル(109)〜(122)を取付けると
共に、柱(6a)、(6p)間に両開きドア(123)を、柱
(6i)、(6j)間にドア(125)つき外壁パネル(124)
をそれぞれ取付けて、上記コアスペース(A100)を囲む
ほぼ円形床面をもつ本体スペース(B100)を形成し、該
スペース内には、上記外壁パネル(109)〜(122)に個
別使用施設としてそれぞれ券売窓口(108)、(108)を
設け上記ドアつき外壁パネル(124)の内側に壁パネル
(125)、(125)により手洗室(126)を、その隣りに
壁パネル(127)を介して湯沸室(128)を配設すると共
に、各券売窓口つき外壁パネル(109)〜(122)の各両
側に小巾の仕切パネル(129)…をそれぞれ中心方向に
向けて対応する柱(6a)〜(6p)に固定して配設してあ
る。
(発明の効果) 本発明の多用途兼用可能の建物骨組構造は、多数の個
別使用施設を隣接状態に配置すると共に共用施設を各個
別使用施設からほぼ等距離に配置することが望まれる公
衆手洗所、コーヒーショップ、券売所等の建物の骨組構
造に兼用することができ、使用においては公衆手洗所の
個室、コーヒーショップのテーブル、券売所の券売窓口
等の多数の個別使用施設は、本体スペース用骨組により
形成されるべきほぼ円筒状本体スペースの周辺部に隣接
状態に配置し、出入口フロア、コンピュータ室、監視室
等の共用施設はコアスペース用骨組により形成されるべ
きコアスペースに設けることにより、所望の位置をとる
ことができ、それにより設計期間、設計費の節減を実現
することができ、しかも平面剛性の強い骨組構造である
から丈夫な建物を提供することができるのである。
【図面の簡単な説明】
第1、2図は本発明の実施の一例を示し、第1図は一部
切欠平面図、第2図は第1図のII−II線断面図、第3図
は本発明の骨組構造を使用した公衆手洗所の水平断面
図、第4図は第3図のIV−IV線拡大断面図、第5図は本
発明の骨組構造を使用した喫茶店の水平断面図、第6図
は本発明の骨組構造を使用した馬券売場の水平断面図で
ある。 1a、1b、1c、1d、1e、1f、1g、1h……コアスペース用
柱、2……梁、3……小梁、5……コアスペース用骨
組、6a、6b、6c、6d、6e、6f、6g、6h、6i、6j、6k、6
l、6m、6n、6o、6p……本体スペース用柱、7、8……
梁、11……本体スペース用骨組。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数本の柱を等間隔をあけて床上に円弧に
    沿って起立し、各隣り合う柱の上端部を梁でそれぞれ連
    結し、それにより該柱群の内側に共用施設用コアスペー
    スを形成すべきコアスペース用骨組を構成し、 上記コアスペース用骨組の外側の床上に、多数本の柱を
    上記コアスペース用柱群との同心円上に等間隔をあけて
    起立し、各隣り合う柱の上端部を梁でそれぞれ連結する
    と共に、各柱の上端部に各一端を連結した多数本の梁を
    中心方向に延長して上記コアスペース用骨組の上端部に
    連結し、それにより該柱群と上記コアスペース用柱群と
    の間に個別使用施設用のほぼ円筒状本体スペースを形成
    すべき本体スペース用骨組を構成した、 多用途兼用可能の建物骨組構造。 多用途の建物骨組構造。
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