JP2639134B2 - 廃棄物の処分場 - Google Patents
廃棄物の処分場Info
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- JP2639134B2 JP2639134B2 JP1278061A JP27806189A JP2639134B2 JP 2639134 B2 JP2639134 B2 JP 2639134B2 JP 1278061 A JP1278061 A JP 1278061A JP 27806189 A JP27806189 A JP 27806189A JP 2639134 B2 JP2639134 B2 JP 2639134B2
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- Japan
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- waste
- disposal site
- water
- dumping
- water flow
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- Processing Of Solid Wastes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は一般廃棄物の最終処分場に関する。
一般廃棄物は焼却ごみ、粉砕ごみとなして処分され
る。最近はこれら一般廃棄物量の増加に伴ない、狭い用
地に建設ができる。第3図のごとき周囲を不透水層の地
盤1に達する地中連続壁2で囲み、内部に水3を湛えた
廃棄物投棄の筒形空間を有する深型の処分場4が提案さ
れている。このような深型の処分場では、投棄した廃棄
物5は焼却時に燃え残った有機物の分解、粉砕ごみ隙間
などにより、長時間に圧縮沈下していくので、この沈下
を均等に起さしめるために、また地中連続壁2に偏荷重
を作用させないために、廃棄物を層状をなし均等に埋立
てていく必要がある。
る。最近はこれら一般廃棄物量の増加に伴ない、狭い用
地に建設ができる。第3図のごとき周囲を不透水層の地
盤1に達する地中連続壁2で囲み、内部に水3を湛えた
廃棄物投棄の筒形空間を有する深型の処分場4が提案さ
れている。このような深型の処分場では、投棄した廃棄
物5は焼却時に燃え残った有機物の分解、粉砕ごみ隙間
などにより、長時間に圧縮沈下していくので、この沈下
を均等に起さしめるために、また地中連続壁2に偏荷重
を作用させないために、廃棄物を層状をなし均等に埋立
てていく必要がある。
浅型の処分場ではブルドーザーにより敷均していくこ
とにより、層状に埋立てていくが、屋根6を取付けた構
造となっている深型処分場では、内部に水を湛えた場合
は勿論、水のない空の場合でも内部に入ることは作業環
境上困難であり、外部から操作できるクレーン7にする
方法が考えられる。
とにより、層状に埋立てていくが、屋根6を取付けた構
造となっている深型処分場では、内部に水を湛えた場合
は勿論、水のない空の場合でも内部に入ることは作業環
境上困難であり、外部から操作できるクレーン7にする
方法が考えられる。
クレーンとしては桁の上を移動する方式のごみクレー
ンが実用化されているが、処分場の一般的容量である10
〜30万m2の場合、桁長が60〜85m程度となり、大規模な
クレーンが必要となる。そのため設備が高価となる。
屋根を先につくるため、工事の初期にあたる地中連続
壁の施工後にクレーンの桁を架設しておく必要があり、
工事期間中の設備コスト、管理コストの負担が大とな
る。クレーン操作のための作業員が必要になる。
ンが実用化されているが、処分場の一般的容量である10
〜30万m2の場合、桁長が60〜85m程度となり、大規模な
クレーンが必要となる。そのため設備が高価となる。
屋根を先につくるため、工事の初期にあたる地中連続
壁の施工後にクレーンの桁を架設しておく必要があり、
工事期間中の設備コスト、管理コストの負担が大とな
る。クレーン操作のための作業員が必要になる。
この発明は上記問題点の解消を図ったものであり、ク
レーンを用いることなく廃棄物を深型・水中投棄型の処
分場内に層状をなし均等に投棄できる廃棄物の処分場を
提案するにある。
レーンを用いることなく廃棄物を深型・水中投棄型の処
分場内に層状をなし均等に投棄できる廃棄物の処分場を
提案するにある。
この廃棄物の処分場は周囲を不透水層に達する地中連
続壁で囲み内部に水を湛えた廃棄物を投棄する円筒型空
間を有する深型・水中投棄型の廃棄物の処分場におい
て、前記円筒形空間内の水の上層に周方向の水流を起さ
せる水中ファン、この水流内下流側に設けた板面角度の
変換が可能な水流方向を制御する方向板、および水中フ
ァンと方向板との間に設けた廃棄物の投入装置とからな
る廃棄物投棄設備を備えてなることを特徴とする。
続壁で囲み内部に水を湛えた廃棄物を投棄する円筒型空
間を有する深型・水中投棄型の廃棄物の処分場におい
て、前記円筒形空間内の水の上層に周方向の水流を起さ
せる水中ファン、この水流内下流側に設けた板面角度の
変換が可能な水流方向を制御する方向板、および水中フ
ァンと方向板との間に設けた廃棄物の投入装置とからな
る廃棄物投棄設備を備えてなることを特徴とする。
以下、図示する実施例により説明する。第1,2図は不
透水層地盤1に達する地中連続壁2で囲まれ、内部に水
3を湛え、上部が屋根6で覆われてなる深型・水中投棄
型の円筒形の処分場4である。この処分場4は次の廃棄
物の投棄設備が付帯している。この投棄設備は処分場内
の水3上層高さ位置の円筒型をなした地中連続壁2の内
面に、水平、周左廻り方向に水流を発生する3つの水中
ファン8、それぞれの水中ファン8の下流側に方向板
9、それぞれの水中ファン8とその下流側の方向板9と
の間に廃棄物の投入装置10を取付け構成されている。な
お、3つの水中ファン8、3つの方向板9および3つの
投入装置10はそれぞれ互に内周を1/3等分する関係位置
に配置されている。なお、水中ファン,方向板,投入装
置の組数は、処分場の大きさにより設定される。
透水層地盤1に達する地中連続壁2で囲まれ、内部に水
3を湛え、上部が屋根6で覆われてなる深型・水中投棄
型の円筒形の処分場4である。この処分場4は次の廃棄
物の投棄設備が付帯している。この投棄設備は処分場内
の水3上層高さ位置の円筒型をなした地中連続壁2の内
面に、水平、周左廻り方向に水流を発生する3つの水中
ファン8、それぞれの水中ファン8の下流側に方向板
9、それぞれの水中ファン8とその下流側の方向板9と
の間に廃棄物の投入装置10を取付け構成されている。な
お、3つの水中ファン8、3つの方向板9および3つの
投入装置10はそれぞれ互に内周を1/3等分する関係位置
に配置されている。なお、水中ファン,方向板,投入装
置の組数は、処分場の大きさにより設定される。
方向板9は表面が平面で裏面と連続壁2内面との間に
ジャッキ11が取付けてあり、水中ファン8で発生させた
水流12に対し板面方向角度を自由に変換し、板面に当っ
た周方向の水流方向を変化させ制御することができる。
ジャッキ11が取付けてあり、水中ファン8で発生させた
水流12に対し板面方向角度を自由に変換し、板面に当っ
た周方向の水流方向を変化させ制御することができる。
水中ファン8と方向板9との間に設けた廃棄物の投入
装置10は、焼却ごみあるいは破砕ごみをベルトコンベヤ
ー、あるいは水と混合したスラリー状となしパイプ輸送
により、投入する。また、この投入装置には直接ダンプ
アップする手段も含まれる。
装置10は、焼却ごみあるいは破砕ごみをベルトコンベヤ
ー、あるいは水と混合したスラリー状となしパイプ輸送
により、投入する。また、この投入装置には直接ダンプ
アップする手段も含まれる。
この廃棄物の処分場は以上の構成からなり、水中ファ
ン8により発生した水の上層の周方向の水流12は方向板
9の表面に当り、制御され、所望の方向に変化する。そ
の水流12の水中ファン8と方向板9との間に投入装置か
ら投入された廃棄物5は、この水流12にのり運ばれなが
ら、所定の位置に沈降し、堆積していき均等な埋立てが
可能となる。
ン8により発生した水の上層の周方向の水流12は方向板
9の表面に当り、制御され、所望の方向に変化する。そ
の水流12の水中ファン8と方向板9との間に投入装置か
ら投入された廃棄物5は、この水流12にのり運ばれなが
ら、所定の位置に沈降し、堆積していき均等な埋立てが
可能となる。
この発明は以上の通りであり、次の効果を奏する。
この処分場の廃棄物の投棄設備はごみクレーンに比
べ小型であり、屋根に小さな開口部を設けることによ
り、取付け、取外しが容易にできる。従って設備の取付
けは工事の最後に行なうことができ、稼動中の保守管理
も容易となる。
べ小型であり、屋根に小さな開口部を設けることによ
り、取付け、取外しが容易にできる。従って設備の取付
けは工事の最後に行なうことができ、稼動中の保守管理
も容易となる。
投棄設備は同構造の他処分場に転用し繰返し使用で
きる。
きる。
この処分場は投棄設備を自動運転でき、コントロー
ル室で運転管理することにより、特別の運転要員を必要
としない。
ル室で運転管理することにより、特別の運転要員を必要
としない。
第1,2図は実施例の廃棄物の処分場の縦断面図および平
面図、第3図は従来のクレーンを取付けた処分場の縦断
面図である。 1……不透水層地盤、2……地中連続壁、3……水、4
……処分場、5……廃棄物、6……屋根、7……クレー
ン、8……水中ファン、9……方向板、10……廃棄物投
入装置、11……ジャッキ、12……水流。
面図、第3図は従来のクレーンを取付けた処分場の縦断
面図である。 1……不透水層地盤、2……地中連続壁、3……水、4
……処分場、5……廃棄物、6……屋根、7……クレー
ン、8……水中ファン、9……方向板、10……廃棄物投
入装置、11……ジャッキ、12……水流。
Claims (1)
- 【請求項1】周囲を不透水層に達する地中連続壁で囲み
内部に水を湛えた廃棄物を投棄する円筒型空間を有する
深型・水中投棄型の廃棄物の処分場において、前記円筒
形空間内の水上層に周方向の水流を起させる水中ファ
ン、この水流内下流側に設けた板面角度の変換が可能な
水流方向を制御する方向板、および水中ファンと方向板
との間に設けた廃棄物の投入装置とからなる廃棄物、投
棄設備を備えてなることを特徴とする廃棄物の処分場。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1278061A JP2639134B2 (ja) | 1989-10-25 | 1989-10-25 | 廃棄物の処分場 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1278061A JP2639134B2 (ja) | 1989-10-25 | 1989-10-25 | 廃棄物の処分場 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03137980A JPH03137980A (ja) | 1991-06-12 |
JP2639134B2 true JP2639134B2 (ja) | 1997-08-06 |
Family
ID=17592111
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1278061A Expired - Fee Related JP2639134B2 (ja) | 1989-10-25 | 1989-10-25 | 廃棄物の処分場 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2639134B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2713112B2 (ja) * | 1993-08-24 | 1998-02-16 | 鹿島建設株式会社 | 廃棄物処理場の造成工法 |
-
1989
- 1989-10-25 JP JP1278061A patent/JP2639134B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03137980A (ja) | 1991-06-12 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |