JP2638848B2 - 自動二輪車の油圧操舵システム - Google Patents

自動二輪車の油圧操舵システム

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JP2638848B2
JP2638848B2 JP62273972A JP27397287A JP2638848B2 JP 2638848 B2 JP2638848 B2 JP 2638848B2 JP 62273972 A JP62273972 A JP 62273972A JP 27397287 A JP27397287 A JP 27397287A JP 2638848 B2 JP2638848 B2 JP 2638848B2
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cylinder
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昭彦 村松
和之 高垣
千秋 平田
達也 新海
浩 北川
行博 高崎
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Suzuki Motor Corp
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Suzuki Motor Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は自動二輪車の油圧操舵システムに関するもの
である。
〔従来技術〕
昨今、操舵動作時における搭乗者の負担を軽減する等
の目的から、ステアリングハンドルの動きを油圧システ
ムを介して車輪に伝えるよう構成した自動二輪車がいく
つか提供されている。
ところで、上記油圧システム(油圧操舵システム)
は、オイルポンプを始めとして、コントロールバルブ、
アシストシリンダ、あるいは駆動シリンダ等、数多くの
部品から構成されており、上記油圧システムを搭載した
自動二輪車の大型化を招来していた。
〔発明の目的〕
上記実状に鑑み、本発明の目的は、自動二輪車の可及
的な小型化を達成し得る自動二輪車の油圧操舵システム
を提供することにある。
〔発明の構成〕
そこで本発明では、車体本体の上方に設けたステアリ
ング用のベースフレームに各々前後移動自在に配設した
左右一対のステアリングハンドルと、左右方向へ揺動自
在に支承された車輪との間に設けられ、上記ステアリン
グハンドルの動作に基づいて、上記車体本体を操舵する
べく上記車輪を揺動させる自動二輪車の油圧操舵システ
ムにおいて、コントロールバルブ、アシストシリンダ、
および駆動シリンダから構成されて上記ベースフレーム
に設置された駆動側油圧シリンダユニットと、上記車輪
を揺動自在に支承するアクスルシャフトの近傍に設けら
れて上記車輪を揺動させる従動シリンダとを、作動油パ
イプを介して互いに連通することによって上記目的を達
成している。
〔実施例〕
以下、本発明を図面に基づいて説明する。
第3図は、本発明に関わる自動二輪車を示している。
この自動二輪車1では、エンジン2の前方(図中左方)
にフロントスイングアーム3が支承されており、該スイ
ングアーム3の自由端には後述するハブセンター機構4
を介して前輪5が支承されている。一方、エンジン2の
後方には、自由端に後輪6を軸支したりリヤスイングア
ーム7が支承されており、上記エンジン2、フロントス
イングアーム3等によって、車体本体10が構成されてい
る。
車体本体10の上方には、ステイ15,15を介してステア
リング用のベースフレーム20が設置されている。このベ
ースフレーム20は、第1図に示す如く、四角い枠形状を
呈しており、上記ベースフレーム20の側枠20a,20bに
は、それぞれガイドレール21,22を介して右方ステアリ
ングハンドル23(以下、右ハンドル23と称する)と左方
ステアリングハンドル24(以下、左ハンドル24と称す
る)とが、車体の前後方向に沿って摺動自在に設けられ
ている。また、両ハンドル23,24間には、ワイヤ25,26が
係留されており、これにより上記両ハンドル23,24は、
互いに反対方向へ同距離だけ相対的に摺動する。
さらに、上記ベースフレーム20には、後に詳述する駆
動側油圧シリンダユニット30が設置されている。この油
圧シリンダユニット30から延びる作動油パイプ70,71
は、第3図に示す如く、従動シリンダ80に連結されてい
る。
上記従動シリンダ80は、ハブセンター機構4を介して
前輪5を揺動させるための要素である。ここで、ハブセ
ンター機構4を簡単に説明する。第4図に示すように、
ハブセンター機構4は、前輪5を保持するホイール4aの
中心に、軸受け4bを介してハブ4cが設置されており、こ
のハブ4cにはアクスルシャフト90が遊嵌している。また
上記ハブ4cはアクスルシャフト90のステムシャフト91に
揺動自在に支承されている。ハブ4cとアクスルシャフト
90との間には、上述した従動シリンダ80が介装されてお
り、該シリンダ80におけるロッド81の先端部は、ハブ4c
に設けられたブラケット4dにピン結合されている一方、
シリダ本体82は、アクスルシャフト90に設けられたホル
ダ90aに軸支されている。上記従動シリンダ80の伸縮動
作によってハブ4c、言い換えれば、ハブ4c、ホイール4a
を介して前輪5が図中矢印Rおよび矢印Lで示す如く、
ステムシャフト91を中心に揺動する。なお、上記アクス
ルシャフト90は、フロントスイングアーム3,3に架設さ
れた支軸92に、軸受け93を介して装置されているが、上
記フロントスイングアーム3を要素の1つとする平行リ
ンク95(第3図)の作用により、上記アクスルシャフト
90はスイングアーム3の揺動に対して微少角度、回動す
るだけである。
上記駆動側油圧シリンダユニット30は、後に詳述する
油圧操舵システム100の構成要素であるコントロールバ
ルブ40と、アシストシリンダ50と、駆動シリンダ60とか
ら構成されている。なお、上記コントロールバルブ40は
4ポート切換え弁から構成されており、アシストシリン
ダ50は複動ピストン形、駆動シリンダ60は複動両ロッド
形のシリンダアクチュエータから構成されている。第1
図に明示するように、上記バルブ40、およびシリンダ5
0,60は、共にハンドル23,24の摺動方向に沿って配置さ
れており、上記コントロールバルブ40のロッド41は、左
ハンドル24のアーム部24aに連係されている。また、ア
シストシリンダ50の一方側ロッド51と他方側ロッド52と
は、それぞれベースフレーム20の前枠20cと後枠20dとに
固設されており、駆動シリンダ60のロッド61は上記ベー
スフレーム20の前枠20cに固設されている。さらに、上
記コントロールバルブ40のボディ42、および両シリンダ
50,60のボディ53,62は、互いに一体に組み付けられてお
り、上記バルブ40とシリンダ50、およびシリンダ50とシ
リンダ60とは、各ボディ42,53,62内に形成された油通路
(図示せず)を介して互いに連通している。このよう
に、上記バルブ40とシリンダ50,60とを一体に構成し、
かつ、ベースフレーム20に設置することにより、両ハン
ドル23,24間の空間を有効に利用することができる。ま
た、上記バルブ40とシリンダ50,60との間での配管作業
が不要となる。
第2図は、油圧操舵システム100を示すものである。
該システム100は、上述した駆動側油圧シリンダユニッ
ト30、作動油パイプ70,71、および従動シリンダ80と、
オイルタンク110、オイルポンプ120、電磁バルブ130、
および車速に基づいて上記電磁バルブ130を動作させる
コントローラ140等から構成されている。なお、符号141
は電源、142は車速データ、31は駆動側油圧ユニット30
に組み付けられたリザーバタンクである。
いま、車体を右方向へ旋回させるべく、右ハンドル23
を車体後方側へ摺動させるとともに左ハンドル24を車体
前方側へ第2図中の破線で示す位置まで摺動させ、コン
トロールバルブ40のスプール43を左行させると、オイル
タンク110内の作動油が、オイルポンプ120によって、ア
シストシリンダ50の前方側油室50aに供給される。これ
により、アシストシリンダ50のボディ53が左行し、ま
た、駆動シリンダ60のボディ62が上記ボディ53と共に左
行する。上記ボディ62が左行すると駆動シリンダ60の後
方側油室60aから、作動油パイプ70を介して従動シリン
ダ80の後方側油室80aに作動油が供給され、ロッド81が
伸出し、前輪5が第4図矢印Rで示すように車体の右方
へ揺動する。上記ユニット30の各ボディ42,53,62が左行
し、スプール43がバルブボディ42に対して右行すると、
上記スプール43は中立位置に達し、各ボディ42、53,62
は停止する。上記左ハンドル24を介してスプール43を右
行させるとアシストシリンダ50の後方側油室50bに供給
される作動油によって、アシストシリンダ50のボディ53
と駆動シリンダ60のボディ62とが右行し、駆動シリンダ
60の前方側油室60aから作動油パイプ71を介して従動シ
リンダ80の前方側油室80bに作動油が供給され、上記従
動シリンダ80のロッド81が縮退する。かくして前輪5が
第4図中矢印Lで示す如く車体の左方へ揺動し、車体が
左方向へ旋回する。また、各ボディ42,53,62は右行のの
ち、上記スプール43が中立位置に達することによって停
止する。なお、電磁バルブ130は、車速データ142に基づ
くコントロール140の指令によって動作し、車速に対応
したハンドルの操舵力を作り出すもので、既によく知ら
れている。
〔発明の効果〕
以上、詳述した如く、本発明に関わる自動二輪車の油
圧操舵システムによれば、油圧操舵システムにおけるコ
ントロールバルブとアシストシリンダと駆動シリンダと
から駆動側油圧ユニットを構成し、この駆動側油圧ユニ
ットを、ステアリングハンドルを支持するステアリング
用のベースフレームに設置するとともに、車輪を揺動自
在に支承するアクスルシャフトの近傍に、車輪を揺動さ
せるための従動シリンダを設け、駆動側油圧シリンダユ
ニットと従動シリンダとを作動油パイプを介して互いに
連通したことにより、スペースの有効利用が図れ、この
結果、自動二輪車を可及的に小型化することが可能とな
った。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に関わる自動二輪車のベースフレームお
よび駆動側油圧シリンダユニット周辺を示す要部斜視図
であり、第2図は油圧操舵システムの配管系統図、第3
図は自動二輪車の主たる構成要素を示す全体側面図であ
り、第4図は前輪を支承するハブセンター機構および従
動シリンダの設置態様を示す要部断面平面図である。 1……自動二輪車、20……ベースフレーム、 23……右ハンドル、24……左ハンドル、 30……駆動側油圧シリンダユニット、 40……コントロールバルブ、 50……アシストシリンダ、60……駆動シリンダ、 70,71……作動油パイプ、 80……従動シリンダ、100……油圧操舵システム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高崎 行博 静岡県浜松市白羽町231―1 (56)参考文献 実開 昭55−56772(JP,U) 実開 昭55−56763(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体本体の上方に設けたステアリング用の
    ベースフレームに各々前後移動自在に配設した左右一対
    のステアリングハンドルと、左右方向へ揺動自在に支承
    された車輪との間に設けられ、上記ステアリングハンド
    ルの動作に基づいて、上記車体本体を操舵するべく上記
    車輪を揺動させる自動二輪車の油圧操舵システムであっ
    て、 コントロールバルブ、アシストシリンダ、および駆動シ
    リンダから構成されて上記ベースフレームに設置された
    駆動側油圧シリンダユニットと、上記車輪を揺動自在に
    支承するアクスルシャフトの近傍に設けられて上記車輪
    を揺動させる従動シリンダとを具備し、上記駆動側油圧
    シリンダユニットと上記従動シリンダとを作動油パイプ
    を介して互いに連通したことを特徴とする自動二輪車の
    油圧操舵システム。
JP62273972A 1987-10-29 1987-10-29 自動二輪車の油圧操舵システム Expired - Lifetime JP2638848B2 (ja)

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JPS615335Y2 (ja) * 1978-10-13 1986-02-18
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