JP2638262B2 - 自動演奏装置 - Google Patents

自動演奏装置

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JP2638262B2
JP2638262B2 JP2194590A JP19459090A JP2638262B2 JP 2638262 B2 JP2638262 B2 JP 2638262B2 JP 2194590 A JP2194590 A JP 2194590A JP 19459090 A JP19459090 A JP 19459090A JP 2638262 B2 JP2638262 B2 JP 2638262B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、自動演奏装置に関し、特に自動演奏のテ
ンポ変更パターンをプログラムする技術の改良に関する
ものである。
[発明の概要] この発明は、自動演奏を進行させつつテンポ変更操作
に応じたテンポ制御情報をリアルタイムでメモリに書込
むことにより初心者等でも簡単に所望のテンポ変更パタ
ーンをプログラム可能としたものである。
[従来の技術] 従来、自動演奏装置としては、演奏データメモリ中に
高音・符長データと共にテンポ制御データを記憶してお
き、テンポクロック信号及び符長データに基づいて音高
データを順次に読出して自動演奏を行なう際にテンポ制
御データを読出してテンポクロック信号の周波数を制御
することにより自動演奏テンポを自動的に変更するよう
にしたものが知られている(例えば、特公昭64−8832号
公報参照)。
この種の自動演奏装置において、自動演奏のテンポ変
更パターンをプログラムするには、演奏データメモリ中
で高音・符長データ配列に関して任意の記憶位置を指定
して所望のテンポに対応したテンポ制御情報を書込む方
法が採られていた。
[発明が解決しようとする課題] 上記した従来技術によると、テンポ変更パターンをプ
ログラムする際に書込むべきテンポ制御情報と実際の演
奏テンポとの対応関係を熟知している必要があり、初心
者等が1回のプログラミング作業で満足なテンポ変更パ
ターンを得るのは極めて困難であった。
また、プログラムしたテンポ変更パターンに従って自
動演奏を進行させてみたところ、不満足なテンポ変更個
所が発見されたときは、自動演奏を停止又は終了させた
後メモリ内容を書換える必要があり、非常に不便であっ
た。
この発明の目的は、初心者等であっても簡単且つ確実
に所望のテンポ変更パターンをプログラムすることがで
きる新規な自動演奏装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] この発明による自動演奏装置は、 (a)テンポクロック信号を発生する手段と、 (b)前記テンポクロック信号に基づいて該テンポクロ
ック信号の周波数に対応したテンポで自動演奏を遂行す
る自動演奏手段と、 (c)テンポ制御情報及びテンポ制御タイミング情報を
記憶可能な記憶手段と、 (d)所望のテンポ値を指示するための操作手段と、 (e)前記自動演奏の進行中に前記操作手段での指示操
作に応答して該指示操作で指示されるテンポ値に対応し
たテンポ制御情報に基づいて前記テンポクロック信号の
周波数を制御することにより前記自動演奏のテンポを制
御する制御手段と、 (f)前記自動演奏の進行中に前記操作手段での指示操
作に応答して該指示操作で指示されるテンポ値に対応し
たテンポ制御情報と該指示操作のタイミングに対応した
テンポ制御タイミング情報とを前記記憶手段に書込む書
込手段と を備えたものである。
[作用] この発明の構成によれば、操作手段でのテンポ値指示
操作に応じて自動演奏のテンポが制御されると共に、そ
の操作に基づくテンポ制御情報が操作タイミング対応の
テンポ制御タイミング情報と共に記憶手段に書込まれ
る。従って、自動演奏にてテンポを確認しながら簡単に
所望のテンポ変更パターンをプログラムすることができ
る。
この発明の構成において、操作手段としては、所望の
絶対テンポ値を指示するための第1の操作子と、所望の
相対テンポ値を指示するための第2の操作子とを用い、
角操作子毎に上記したと同様に自動演奏のテンポ制御と
記憶手段へのテンポ制御情報及びテンポ制御タイミング
情報の書込みとを行なうようにしてもよい。このように
すると、絶対テンポ値と相対テンポ値の組合せにより所
望のテンポ変更パターンを迅速にプログラム可能であ
る。
また、この発明の構成において、テンポ制御情報及び
テンポ制御タイミング情報を記憶した他の記憶手段と、
この記憶手段から記憶に係るテンポ制御タイミング情報
の指示するタイミングで記憶に係るテンポ制御情報を読
出す読出手段とを設け、テンポ制御情報の読出しに応答
して該読出しに係るテンポ制御情報に基づいてテンポク
ロック信号の周波数を制御することにより自動演奏のテ
ンポを制御する一方、該読出しに係るテンポ制御情報を
該読出しのタイミングに対応したテンポ制御タイミング
情報と共に前記(c)の記憶手段に書込むようにしても
よい。このようにすると、プログラムしたテンポ変更パ
ターンに従って自動演奏を進行させつつリアルタイムで
パターン修正を行なうことができる。
[実施例] 第1図は、この発明の一実施例による自動演奏装置を
そなえた電子楽器の構成を示すもので、この電子楽器
は、マニアル演奏音発生、キー演奏データ及びテンポ制
御データ等の演奏データの記録、記録データに基づく演
奏再生(自動演奏)、自動リズム演奏等がマイクロコン
ピュータによって制御されるようになっている。
電子楽器構成(第1図) 第1図において、データバス10には、鍵盤回路12、操
作子及び表示器群14、中央処理装置(CPU)16、プログ
ラム及びデータメモリ18、レジスタ群20、演奏データメ
モリ22、クロック発生器24、トーンジェネレータ(TG)
26等が接続されている。
鍵盤回路12は、パネル28に設けられた鍵盤KBの各キー
毎にキー操作情報を検出するようになっている。なお、
鍵盤KBの各キーについては、例えばC2ならば36、C3なら
ば48というように予めキーコードが定められている。
操作子及び表示器群14は、パネル28等に設けられた各
種操作子及び表示器を含むもので、各操作子毎に操作情
報が検出されるようになっている。
この発明の実施に関係する操作子及び表示器として
は、テンポ値設定用のテンポボリュームTVL、テンポア
ップ/ダウン用のフットコントローラFTC、スタート/
ストップスイッチSSW、モード指定スイッチTPS,TRS,KP
S,KRS、テンポ表示器TDP、モード表示器LED等が設けら
れている。スイッチTPS及びTRSはいずれもテンポ制御デ
ータに関するもので、それぞれ再生指定用及び記録指定
用である。また、スイッチKPS及びKRSはいずれもキー演
奏データに関するもので、それぞれ再生指定用及び記録
指定用である。
スイッチTPS,TRS,KPS,KRSのオン/オフ組分せにより
第7図に示すようにNo.1〜No.16のモードが存在する。
第7図において、「−」は無指定、「P」は再生指定、
「R」は記録指定をそれぞれ表わす。TPS,TRS,KPS,KRS
の各スイッチは、無指定状態では対応するモード表示器
LEDが消灯状態であり、その状態でオンすると対応するL
EDが点灯して指定状態となり、指定状態でオンすると対
応するLEDが消灯して無指定状態に戻る。
CPU16は、メモリ18にストアしたプログラムに従って
楽音発生、記録、再生等のための各種処理を実行するも
ので、これらの処理については第8図乃至第17図につい
て後述する。CPU16には、タイマ発生器30から15msのク
ロック周期を有するタイマクロック信号TMが割込命令信
号として供給され、この信号TMを構成する各クロックパ
ルスが第11図の割込みルーチンを開始させる。
メモリ18には、上記したプログラムの他に、リズム種
類毎に自動リズム演奏用のリズムパターンデータが記憶
されると共に、第5図及び第6図について後述するよう
に第1及び第2の変換テーブルが記憶されている。
レジスタ群20は、CPU16による各種処理に際して利用
される多数のレジスタ含むもので、この発明の実施に関
係するレジスタについては後述する。
演奏データメモリ22は、キー演奏データ、テンポ制御
データ等の演奏データを記憶するもので、詳しくは第2
図乃至第4図について後述する。
クロック発生器24は、テンポクロック信号TCLを発生
するもので、この信号TCLは、CPU16に割込命令信号とし
て供給され、信号TCLを構成する各クロックパルスが第1
3図の割込みルーチンを開始させる。信号TCLの周波数
は、メモリ22に記憶したテンポ制御データに基づいて制
御可能であると共に、テンポボリュームTVL又はフット
コントローラFTCの操作に基づいて制御可能であり、信
号TCLの周波数に応じて演奏データの記録又は再生のテ
ンポあるいは自動リズム演奏のテンポが決定される。
TG26は、キーコード音源及びリズム音源を含むもの
で、キーコード音源は鍵盤から検出したキー演奏データ
に基づくマニアル演奏音発生又はメモリ22から読出した
キー演奏データに基づく自動演奏音発生に用いられ、リ
ズム音源はメモリ18に記憶したリズムパターンデータに
基づく自動リズム音発生に用いられる。
サウンドシステム32は、出力アンプ、スピーカ等を含
むもので、TG26からの楽音信号を音響に変換するように
なっている。
演奏データメモリ22(第2図乃至第4図) 第2図(A)〜(H)は、演奏データメモリ22に記憶
される各種データのフォーマットを示すもので、(A)
はキーオンデータ、(B)はキーオフデータ、(C)は
テンポアップデータ、(D)はテンポダウンデータ、
(E)は小節線データ、(F)はエンドコードデータ、
(G)はテンポ設定データ、(H)はタイミングデータ
の各フォーマットを示す。
(A)のキーオンデータは、第1及び第2バイトのデ
ータからなるもので、第1バイトのデータは90H(下つ
きのHは16進表記であることを表わし、以下同様とす
る)の値を有するマークデータであり、第2バイトのデ
ータはMSB(最上位ビット)が0であり、下位8ビット
がキーオンに係るキーのキーコードを表わす。
(B)のキーオフデータは、第1及び第2バイトのデ
ータからなるもので、第1バイトのデータは80Hの値を
有するマークデータであり、第2バイトのデータはMSB
が0であり、下位8ビットがキーオフに係るキーのキー
コードを表わす。
(C)のテンポアップデータは、1バイトのデータで
あり、上位4ビットがAHの値を有し、下位4ビットが第
5図に示すような0〜15のいずれかの加算値を表わす。
また、(D)のテンポダウンデータは、1バイトのデー
タであり、上記4ビットがBHの値を有し、下位4ビット
が第5図に示すような0〜15のいずれかの減算値を表わ
す。
(E)の小節線データは、FEHの値を有する1バイト
のデータである。また、(F)のエンドコードデータ
は、FFHの値を有する1バイトのデータである。
(G)のテンポ設定データは、1バイトのデータであ
り、上記2バイトが「11」であり、下位6ビットが第6
図に示すように0〜61のいずれかのテンポナンバを表わ
す。テンポナンバは、テンポボリュームTVLの出力値に
相当するものである。テンポ設定データを1バイトとし
て見たときその値はCOH〜FDHのいずれかである。
(H)のタイミングデータは、1バイトのデータであ
り、MSBが0であり、下位7ビットが1小節内で0〜95
のいずれかのタイミング値を表わす。
第3図は、メモリ22内の記憶部配置を示すもので、第
1及び第2の記憶部M1及びM2が設けられている。記憶部
M1及びM2は、例えばメモリ22の記憶部全体を2分割して
得られる2つの分割記憶部によって構成されるもので、
いずれか一方が書込用記憶部として指定され、他方が読
出用記憶部として指定される。このような用途指定は、
固定したものではなく、変更されることとがありうる。
例えば、M1からM2にデータを転送するときはM1が読出
用、M2が書込用となるが、この後M2からM1にデータを転
送するときはM1が書込用、M2が読出用となる。
一例として記憶部M1から記憶部M2に演奏データを転送
するときは、予め記憶部M1に演奏データを記憶してお
く。すなわち、記憶部M1において、先頭アドレスPTP0
は初期テンポナンバを表わすテンポ設定データを記憶
し、この後にキーオン/オフデータ、テンポアップ/ダ
ウンデータ等を演奏進行に従って記憶し、データ配列末
尾にはFFHの値を有するエンドコードデータを記憶す
る。転送開始に先立って、読出用アドレスポインタPTP
及び書込用アドレスポインタPTRにはそれぞれ記憶部M1
及びM2の先頭アドレスPTP0及びPTR0をセットする。M1の
アドレスPTP0のテンポ設定データはM2のアドレスPTR0
転送される。この後、ポインタPTP及びPTRを進めながら
データ転送を行なう。なお、ポインタPTPでアドレス指
定される記憶領域又は記憶データはMEM(PTP)のように
表わし、ポインタPTRでアドレス指定される記憶領域をM
EM(PTR)のように表わすものとする。
第4図は、記憶部M1(又はM2)へのデータ書込みの一
例を示すものである。
先頭アドレスのデータD1は、初期テンポナンバを表わ
す初期テンポ設定データである。そして、このデータD1
の後に続くデータ群D2は、タイミング値24にてキーコー
ド値60及び64の2キーがオンされたことを表わすもので
ある。データD3は、小節線データである。データD4は、
ある小節のタイミング値0(小節頭)にてテンポナンバ
を7に変更することを示すテンポ設定データである。デ
ータD5は、ある小節のタイミング値48にてテンポナンバ
を2だけ増大することを示すテンポアップデータであ
る。データD6は、エンドコードデータである。
変換テーブル(第5図及び第6図) 第5図及び第6図は、メモリ18に記憶された変換テー
ブルTBL1及びTBL2の変換特性を示すものである。
第5図の変換テーブルTBL1は、フットコントローラFT
Cの出力値0〜31をそれぞれ対応する−15〜+15の値に
変換するためのもので、各値を表わす5ビットのデータ
が記憶されている。5ビットのデータにおいて、右端を
第0ビットとすると最上位の第4ビットは符号ビットで
あり、0ならばプラスを、1ならばマイナスをそれぞれ
表わす。便宜上、プラスの符号を有する値を加算値と称
し、マイナスの符号を有する値を減算値と称する。
第1図に示したフットコントローラFTCは一例として
中点復帰式のもので、ペダルPに加わる外力をなくすと
中点Mの位置に復帰する。ペダルPを上方から中点Mに
向けて踏込むのに伴ってFTCからは0〜14の出力値(TBL
1からは−15〜−1の出力値)が得られ、中点MではFTC
から15又は16の出力値(TBL1からはM対応値0)が得ら
れ、ペダルPを中点Mから下方に踏込むのに伴ってFTC
から17〜31の出力値(TBL1から+1〜+15の出力値)が
得られる。TBL1からの出力値のうち、プラス符号を有す
るもの(加算値)は演奏テンポに対応するテンポナンバ
に加算され、マイナス符号を有するもの(減算値)は演
奏テンポに対応するテンポナンバから減算される。従っ
て、FTCにおいてペダルPが中点Mに位置したときの演
奏テンポを基準テンポとすれば、ペダルPを中点Mより
踏込むことにより演奏テンポを基準テンポより速くする
ことができ、ペダルPを中点Mより踏戻すことにより演
奏テンポを基準テンポより遅くすることができる。
第6図の変換テーブルTBL2は、テンポボリュームTVL
の出力値に相当するテンポナンバ0〜16をそれぞれ対応
するテンポ値40〜360に変換するためのもので、各テン
ポ値を表わすデータが記憶されている。各テンポ値は、
毎分当りのビート数を示すもので、クロック発生器24の
周波数を制御するのに用いられる。一例として、テンポ
値「120」の場合、1小節を96クロック、4拍子とする
と、1拍当りのクロック数は24となり、(120×24)/60
=48(クロック/秒)となるようにクロック発生器24の
周波数が制御される。なお、テンポ表示器TDPには、第
6図に示したテンポ値が表示される。
レジスタ群20 レジスタ群20に属するレジスタのうち、この発明の実
施に関係するものを列挙すると、次の通りである。
(1)テンポクロックカウンタCLK…これは、クロック
発生器24からのテンポクロック信号TCLに応じてパルス
をカウントするもので、1小節内で0〜95のカウント値
をとり、96になるタイミングで0にリセットされる。
(2)ランフラグRUN…これは、1ビットのレジスタで
あり、0ならば自動リズムの停止を表わし、1ならば自
動リズムの走行を表わす。
(3)キーコードレジスタKC…これは、キーオン又はキ
ーオフに係るキーのキーコードをストアするためのもの
である。
(4)読出用アドレスポインタPTP…これは、第3図に
関して前述したようにメモリ22の記憶部M1及びM2のうち
読出用記憶部のアドレスを指定するためのものである。
(5)書込用アドレスポインタPTR…これは、第3図に
関して前述したようにメモリ22の記憶部M1及びM2のうち
書込用記憶部のアドレスを指定するためのものである。
(6)テンポ制御関連モードレジスタTMD…これは、2
ビットのレジスタであり、第0ビット(最下位ビット)
の0又は1に応じて再生指定のなし又はありをそれぞれ
示し、第1ビットの0又は1に応じて記録指定のなし又
はありをそれぞれ示す。すなわち、TMDの値は、第7図
に示すように0〜3のいずれかである。
(7)キー演奏関連モードレジスタKMD…これは、2ビ
ットのレジスタであり、第0ビット(最下位ビット)の
0又は1に応じて再生指定のなし又はありをそれぞれ示
し、第1ビットの0又は1に応じて記録指定のなし又は
ありをそれぞれ示す。すなわち、KMDの値は、第7図に
示すように0〜3のいずれかである。
(8)旧タイミングレジスタOTM…これは、テンポクロ
ックカウンタCLKからのタイミングデータがセットされ
るものである。OTMは、CLKのタイミングデータをメモリ
22に書込む際に前回の書込みタイミングを表わす。
(9)フットコントローラ情報レジスタFC…これは、フ
ットコントローラFTCからの出力値(0〜31のいずれ
か)又はこの出力値を第5図の変換テーブルTBL1で変換
した値(−15〜+15のいずれか)がセットされるもので
ある。
(10)テンポボリューム情報レジスタTVOL…これは、テ
ンポボリュームTVLからの出力値(0〜61のいずれかの
テンポナンバ)がセットされるものである。
(11)絶対テンポ値レジスタTMPA…これは、0〜61のい
ずれかのテンポナンバ(絶対テンポ値)がセットされる
ものである。
(12)相対テンポ値レジスタTMPR…これは、第5図に示
したような−15〜+15のいずれかの相対テンポ値がセッ
トされるものである。
(13)テンポ計算用レジスタTMP…これは、レジスタTMP
A及びTMPRの内容に基づく加算又は減算の結果をストア
するためのものである。
(14)テンポ値レジスタTEMPO…これは、第6図に示し
たような40〜360のいずれかのテンポ値がセットされる
もので、このレジスタの内容に基づいてテンポ表示器TD
Pでのテンポ表示及びクロック発生器24のクロック周波
数が制御される。
(15)マークデータ書込用レジスタDT1…これは、メモ
リ22へのキーオン/オフデータ書込みに際して90H又は8
0Hのマークデータがセットされるものである。
(16)キーコードデータ書込用レジスタDT2…これは、
メモリ22へのキーオン/オフデータの書込みに際してレ
ジスタKCからキーコードデータがセットされるものであ
る。
モード毎の動作の概要(第7図) 第7図を参照してNo.1〜16の各モード毎の動作の概要
を述べる。
No.1のモードでは、テンポ制御及びキー演奏のいずれ
についても記録又は再生の指定がなく、TMD及びKMDの値
はいずれも0である。記憶部M1及びM2の間でのデータ転
送は行なわれず、メモリ22の記憶データに基づく制御も
行なわれない。この場合、鍵盤KBでの演奏操作に基づい
てTG26からマニアル演奏音信号を発生させることができ
る。また、スタート/ストップスイッチSSWをオンしてR
UNの値を1とすると、選択されたリズム種類に対応する
リズムパターンデータに基づいて自動リズム演奏が行な
われる。自動リズム演奏のテンポは、テンポボリューム
TVL又はフットコントローラFTCで変更可能である。スイ
ッチSSWは、自動リズムのスタート/ストップスイッチ
として使用する。なお、No.2〜16のモードでは、スイッ
チSSWは記録及び/又は再生のスタート/ストップスイ
ッチとしても作用し、記録及び/又は再生には必ず自動
リズム演奏が伴い、必要に応じてマニアル演奏音発生も
可能である。
No.2〜4のモードでは、No.1のモードと同様にTMDの
値は0であるが、KMDの値は1〜3である。KMD=1(N
o.2)の場合、キー演奏に関して再生指定であり、M1−M
2間ではテンポ制御データ(テンポ設定データ、テンポ
アップ/ダウンデータ)TD及びキー演奏データ(キーオ
ン/オフデータ)KDの転送が行なわれ、記憶したキー演
奏データKDに基づいて楽音発生制御(自動演奏)が行な
われる。
また、KMD=2(No.3)の場合は、キー演奏に関して
記録指定であり、転送される記憶データはテンポ制御デ
ータTDだけとなり、記憶データに基づく制御は行なわれ
ない。この場合、メモリ22において転送データTDが書込
まれる書込用記憶部には、鍵盤KBの操作に応じてキー演
奏データを書込可能である。
さらに、KMD=3(No.4)の場合は、キー演奏に関し
て再生指定の他に記録指定が加わり、No.2のモードで述
べたと同様のデータ転送及び演奏再生動作に平行して鍵
盤操作により記憶内容の修正が可能になる。例えば、第
3図に示すようにM1に記憶した演奏データを読出して自
動演奏を行ないつつM1の演奏データをM2に転送し、M2に
は鍵盤KBの操作に基づく演奏データの書込みを許容する
ので、M2の記憶データはM1とは異なったものになる。
No.5のモードでは、テンポ制御に関して再生指定(TM
D=1)であり、キー演奏に関して無指定(KMD=0)で
ある。M1−M2間で転送される記憶データは、テンポ制御
データTD及びキー演奏データKDであり、記憶したテンポ
制御データTDに基づいて自動リズム演奏のテンポが制御
される。この場合、記憶したキー演奏データに基づく自
動演奏は行なわれない。
No.6〜8のモードは、記憶したテンポ制御データTDに
基づいてテンポ制御が行なわれる点を除き前述のNo.2〜
3のモードとそれぞれ同様である。
No.9〜12のモードは、いずれもテンポ制御に関して記
録指定(TMD=2)のものである。No.9のモードは、キ
ー演奏に関して無指定(KMD=1)であり、M1−M2間で
転送される記憶データはキー演奏データKDだけであり、
記憶データに基づく制御は行なわれない。No.9のモード
では、メモリ22において転送データKDが書込まれる書込
用記憶部には、テンポボリュームTVL又はフットコント
ローラFTCの操作に応じてテンポ制御データを書込可能
である。
No.10のモードは、キー演奏に関して再生指定(KMD=
1)であるので記憶したキー演奏データKDに基づく自動
演奏が行なわれる点を除きNo.9のモードと同様である。
No.11のモードでは、テンポ制御及びキー演奏のいず
れに関しても記録指定(TMD=2,KMD=2)であり、M1−
M2間のデータ転送は行なわれず、記憶データに基づく制
御も行なわれない。この場合、メモリ22の書込用記憶部
には、鍵盤KBの操作に応じてキー演奏データを書込可能
であると共に、テンポボリュームTVL又はフットコント
ローラFTCの操作に応じてテンポ制御データを書込可能
である。
No.12のモードでは、キー演奏に関して再生指定の他
に記録指定が加わり、KMD=3となる。No.12のモード
は、メモリ22の書込用記憶部に対して鍵盤KBの操作に応
じてキー演奏データを書込可能となる点を除きNo.10の
モードと同様である。
No.13〜16のモードでは、テンポ制御に関して再生指
定の他に記録指定が加わり、TMD=3となる。No.13〜16
のモードは、メモリ22の書込用記憶部に対してテンポボ
リュームTVL又はフットコントローラFTCの操作に応じて
テンポ制御データを書込可能となる点を除きNo.5〜8の
モードとそれぞれ同様である。
メインルーチン(第8図) 第8図は、メインルーチンの処理の流れを示すもの
で、このルーチンは電源オン等に応じてスタートする。
ステップ40では、各種レジスタ等に関して初期設定処
理を行なう。例えば、レジスタTEMPOに標準的なテンポ
値(例えば120)をセットすると共に該テンポ値を表示
器TDPに表示させる。また、メモリ22の読出用記憶部
(例えばM1)において、先頭アドレスには初期テンポナ
ンバを表わす初期テンポ設定データを書込むと共に該先
頭アドレスの次のアドレスにはFFHの値を有するエンド
コードデータを書込む。
次に、ステップ42では、キーオン又はキーオフイベン
トありか判定し、あり(Y)ならばステップ44で第9図
について後述するようにキーオン/オフのサブルーチン
を実行する。
ステップ42の判定結果が否定的(N)であったとき又
はステップ44の処理が終ったときはステップ46に移り、
スタート/ストップスイッチSSWにオンイベントありか
判定する。この判定結果が肯定的(Y)であればステッ
プ48に移り、1からフラグRUNの値を差引いたものをRUN
にセット(すなわちRUNの値を反転)する。そして、ス
テップ50に移る。
ステップ50では、RUNの値が1か(走行開始か)判定
し、1である(Y)ならばステップ52に移る。ステップ
52では、ポインタPTPにメモリ22の読出用記憶部の先頭
アドレスをセットすると共に、ポインタPTRにメモリ22
の書込用記憶部の先頭アドレスをセットする。そして、
ステップ54に移る。
ステップ54では、レジスタTMDの値が1又は3か(テ
ンポ制御に関し再生指定ありか)判定する。この判定結
果が肯定的(Y)であればステップ56に移り、読出用記
憶部の記憶領域MEM(PTP)の初期テンポデータを書込用
記憶部の記憶領域MEM(TPR)[この場合は先頭アドレ
ス]に書込む。また、ステップ54の判定結果が否定的
(N)であったときはステップ58に移り、レジスタTMPA
のテンポナンバを書込用記憶部の記憶領域MEM(PTR)
[この場合も先頭アドレス]に初期テンポ設定データと
して書込む。なお、TMPAには、ステップ40で標準テンポ
対応のテンポナンバがセットされているか又は第11図の
タイマ割込みルーチンによりテンポボリュームTVLの出
力値としてのテンポナンバがセットされている。
ステップ56又は58の処理が終ったときはステップ60に
移り、PTP及びPTRの値をそれぞれ1アップする。そし
て、ステップ62に移り、カウンタCLKに0をセットする
と共に、レジスタOTMにFFHをセットする。OTMにタイミ
ング値としてあり得ないFFHをセットするのは、第10図
のクロック書込みのサブルーチンで最初のタイミングデ
ータ書込みを可能にするためである。
ステップ50の判定結果が否定的(N)であったときは
走行停止であったことになり、ステップ64に移る。ステ
ップ64では、読出用記憶部の記憶領域MEM(PTP)のデー
タを書込用記憶部の記憶領域MEM(PTR)に書込む。そし
て、ステップ66に移る。
ステップ66では、MEM(PTP)のデータがエンドコード
データ(FFH)か判定する。例えば、電源オン後最初の
記録指定によりメモリ22に演奏データを記録させていて
走行停止としたときは、MEM(PTP)のデータはエンドコ
ードデータであり、ステップ66の判定結果は肯定的
(Y)となる。これは、ステップ40で読出用記憶部にて
先頭アドレスの次のアドレスにエンドコードデータを書
込む一方、走行開始時にステップ60でPTPの値を1アッ
プしてエンドコードデータを指示させるようにしたから
である。
また、読出用記憶部から書込用記憶部へのデータ転送
を進行させている途中で走行停止としたときは、PTPが
エンドコードデータを指示していないのでステップ66の
判定結果が否定的(N)となる。この場合には、ステッ
プ68に移り、PTP及びPTRの値をそれぞれ1アップする。
そして、ステップ64に戻ってMEM(PTP)からMEM(PTR)
へのデータ転送を行なう。このようなデータ転送は、ス
テップ66の判定結果が肯定的(Y)となるまで(エンド
コードデータに遭遇するまで)行なわれる。従って、読
出用記憶部における走行停止時以降エンドコードデータ
までのデータが高速で書込用記憶部に転送されることに
なる。
ステップ46の判定結果が否定的(N)であったとき、
ステップ62の処理が終ったとき又はステップ66の判定結
果が肯定的(Y)となったときはステップ70に移る。
ステップ70では、RUNの値が0か(走行停止中か)判
定する。これは、走行中(RUN=1)でのモード変更を
無効とするためである。ステップ70の判定結果が肯定的
(Y)であればステップ72に移る。
ステップ72では、スイッチTRSにオンイベントありか
判定し、あり(Y)ならばステップ74でTMDの第1ビッ
トを反転する。ステップ72の判定結果が否定的(N)で
あったとき又はステップ74の処理が終ったときはステッ
プ76に移る。
ステップ76では、スイッチTPSにオンイベントありか
判定し、あり(Y)ならばステップ78でTMDの第0ビッ
トを反転する。ステップ76の判定結果が否定的(N)で
あったとき又はステップ78の処理が終ったときはステッ
プ80に移る。
ステップ80では、スイッチKRSにオンイベントありか
判定し、あり(Y)ならばステップ82でKMDの第1ビッ
トを反転する。ステップ80の判定結果が否定的(N)で
あったとき又はステップ82の処理が終ったときはステッ
プ84に移る。
ステップ84では、スイッチKPSにオンイベントありか
判定し、あり(Y)ならばステップ86でKMDの第0ビッ
トを反転する。ステップ84の判定結果が否定的(N)で
あったとき又はステップ86の処理が終ったときはステッ
プ88に移る。
ステップ88では、TMD及びKMDの各ビットの値に応じて
対応する表示器LEDの点灯を制御してモード表示を行な
う。
ステップ70の判定結果が否定的(N)であったとき又
はステップ88の処理が終ったときはステップ90に移り、
その他の処理(例えば、音色、音量等の設定処理、リズ
ム選択処理等)を行なう。この後は、ステップ42に戻
り、それ以降の処理を上記したと同様に繰返す。
キーオン/オフのサブルーチン(第9図) 第9図は、キーオン/オフのサブルーチンを示すもの
で、ステップ100ではキーオンイベント又はキーオフイ
ベントのあったキーのキーコードをレジスタKCにセット
する。そして、ステップ102に移る。
ステップ102では、キーオンイベント又はキーオフイ
ベントのいずれが生じたかに応じてTG26のキーオン処理
又はキーオフ処理をそれぞれ行なう。キーオン処理で
は、キーオン信号及びKCのキーコードデータをTG26のキ
ーコード音源に送出し、該キーコードデータの支持する
音高を有する音学信号を発生させる。また、キーオフ処
理では、キーオフ信号及びKCのキーコードデータをTG26
のキーコード音源に送出し、該キーコードデータの指示
する音高を有する音楽信号を減衰開始させる。
次に、ステップ104では、KMDの値が2以上か(キー演
奏に関して記録指定ありか)判定する。この判定結果が
肯定的(Y)であればステップ106に移り、第10図につ
いて後述するようにクロック書込みのサブルーチンを実
行する。そして、ステップ108に移る。
ステップ108では、レジスタDT1にキーオンイベントな
らば90Hを、キーオフイベントならば80Hをそれぞれセッ
トする。また、DT2には、KCのキーコードデータをセッ
トする。そして、ステップ110でDT1及びDT2のデータを
それぞれメモリ22の書込用記憶部の記憶領域MEM(PTR)
及びMEM(PTR+1)に書込む。
この後は、ステップ112でPTRの値を2アップしてか
ら、第8図のルーチンにリターンする。
クロック書込みのサブルーチン(第10図) 第10図は、クロック書込みのサブルーチンを示すもの
で、ステップ120では、OTMの値とCLKの値とが等しいか
判定する。この判定結果が否定的(N)であればステッ
プ122に移る。
ステップ122では、CLKの値をメモリ22の書込用記憶部
の記憶領域MEM(PTR)にタイミングデータとして書込
む。また、CLKの値をOTMにセットする。そして、ステッ
プ124でPTRの値を1アップする。
ステップ120の判定結果が肯定的(Y)であったとき
又はステップ124の処理が終ったときは元のルーチン
(第9図、第11図又は第13図のルーチン)にリターンす
る。
一例として、第8図のステップ62でOTMにFFHをセット
した後最初にステップ120にきたものとする、ステップ1
20の判定結果は否定的(N)となり、ステップ122に移
る。ステップ122では、CLKの値のMEM(PTR)に書込む一
方、OTMにセットする。そして、ステップ124でPTRの値
を1アップしてから第9図のルーチンにリターンする。
この結果、例えば第4図に示したように初期テンポ設
定データD1の後に最初のタイミングデータが書込まれ、
この後第9図のステップ108,110により最初の2バイト
のキーオンデータが書込まれる。
最初のキーオン操作で2キーを同時にオンしたものと
すると、最初のキーオンデータ書込みの後第8図のステ
ップ42の判定結果が再び肯定的(Y)となり、第9図の
ステップ106にくる。このとき、第10図のステップ120で
は、CLKの値が前回と変りないので、OTM=CLKで判定結
果が肯定的(Y)となり、ステップ122,124を経ずに第
9図のルーチンにリターンする。
第9図のルーチンにリターンした後、ステップ108,11
0では、第4図に示したように最初の2バイトのキーオ
ンデータに続けて2番目の2バイトのキーオンデータが
書込まれる。
上記したのは、最初のキーオン操作に関するクロック
書込み処理であるが、この後のキーオン又はキーオフイ
ベントについても上記したと同様にステップ120の判定
結果が否定的(N)であればタイミングデータの書込み
を行ない、肯定的(Y)であればタイミングデータの書
込みを行なわないようにして演奏データの記録が行なわ
れる。
タイマ割込みルーチン(第11図) 第11図は、タイマ割込みルーチンを示すもので、この
ルーチンは、タイマ発生器30からのタイマクロック信号
TMの各クロックパルス毎にスタートし、15ms周期で反復
されるものである。
ステップ130では、フットコントローラFTCの出力値を
レジスタFCにセットする。そして、ステップ132では、F
Cの値を変換テーブルTBL1で変換した値TBL1(FC)をFC
にセットする。
次に、ステップ134では、FCの値とレジスタTMPRの値
とが等しいか又はFCの値に変化なしか判定する。FTCを
操作しないときは、FCの値が変化しないので、ステップ
134の判定結果が肯定的(Y)となる。FTCを操作する
と、通常はFCの値が変化するので、ステップ134の判定
結果が否定的(N)となる。FTCを操作してFCの値が変
化したときであっても、FCの値がTMPRの値(例えば第16
図のルーチンでメモリ22から読出した値)と等しければ
ステップ134の判定結果は肯定的(Y)となる。
ステップ134の判定結果が否定的(N)であったとき
はステップ136に移り、FCの値(−15〜+15のいずれ
か)をTMPRにセットする。そして、ステップ138に移
り、第12図について後述するようにテンポ制御のサブル
ーチンを実行する。この後、ステップ140に移る。
ステップ140では、TMDの値が2以上か(テンポ制御に
関して記録指定ありか)判定する。この判定結果が肯定
的(Y)であればステップ142に移り、第10図で述べた
ようにクロック書込みサブルーチンを実行する。従っ
て、通常は、MEM(PTR)にFC値変更時のCLK値がタイミ
ングデータとして書込まれ、PTRの値が1アップされ
る。
次に、ステップ144では、AOHのデータとFCのデータと
を対応するビット毎にOR演算して得たテンポアップデー
タ又はテンポダウンデータをMEM(PTR)に書込む。そし
て、ステップ146でPTRの値を1アップする。
ステップ134の判定結果が肯定的(Y)であったと
き、ステップ140の判定結果が否定的(N)であったと
き又はステップ146の処理が終ったときはステップ148に
移る。
ステップ148では、テンポボリュームTVLの出力値をレ
ジスタTVOLにセットする。そして、ステップ150に移
り、TVOLの値とレジスタTMPAの値とが等しいか又はTVOL
の値に変化なしか判定する。TVLを操作しないときは、T
VOLの値が変化しないので、ステップ150の判定結果が肯
定的(Y)となる。TVLを操作すると、通常はTVOLの値
が変化するので、ステップ150の判定結果が否定的
(N)となる。TVLを操作してTVOLの値が変化したとき
であっても、TVOLの値がTMPAの値(例えば第17図のルー
チンでメモリ22から読出した値)と等しければステップ
150の判定結果は肯定的(Y)となる。
ステップ150の判定結果が否定的(N)であったとき
はステップ152に移りTVOLの値(0〜61のいずれか)をT
MPAにセットする。そして、ステップ154に移り、第12図
について後述するようにテンポ制御のサブルーチンを実
行する。この後、ステップ156に移る。
ステップ156では、TMDの値が2以上か(テンポ制御に
関して記録指定ありか)判定する。この判定結果が肯定
的(Y)であればステップ158に移り、第10図で述べた
ようにクロック書込みのサブルーチンを実行する。従っ
て、通常は、MEM(PTR)にTVOL値変更時のCLK値がタイ
ミングデータとして書込まれ、PTRの値が1アップされ
る。
次に、ステップ160では、COHのデータとTVOLのデータ
とを対応するビット毎にOR演算して得たテンポ設定デー
タをMEM(PTR)に書込む。そして、ステップ162でPTRの
値を1アップする。
ステップ150の判定結果が肯定的(Y)であったと
き、ステップ156の判定結果が否定的(N)であったと
き又はステップ162の処理が終ったときは第8図のルー
チンにリターンする。
テンポ制御のサブルーチン(第12図) 第12図は、テンポ制御のサブルーチンを示すもので、
ステップ170では、TMPRの第4ビットが1か(相対テン
ポ値の符号がマイナスか)判定する。この判定結果が肯
定的(Y)であればステップ172に移り、否定的(N)
であればステップ174に移る。
ステップ172では、TMPRのデータとOFHのデータとを対
応するビット毎にAND演算して得たデータ(TMPRの下位
4ビットのデータ)の値をTMPAの値から減算し、この減
算により得られた差のデータをレジスタTMPにセットす
る。また、ステップ174では、TMPAの値にTMPRの値を加
算して得た和のデータをTMPにセットする。
ステップ172又は174の処理が終ったときはステップ17
6に移り、TMPの値を0〜61の範囲内に制限する。そし
て、ステップ178に移る。
ステップ178では、TMPの値を変換テーブルTBL2で変換
した値TBL2(TMP)をレジスタTEMPOにセットする。そし
て、ステップ180でTEMPOのテンポ値を表示器TDPに表示
させてからステップ182に移る。
ステップ182では、TEMPOのテンポ値に対応してクロッ
ク発生器24のクロック周波数を制御する。この後は、元
のルーチン(第11図、第16図又は第17図のルーチン)に
リターンする。
第11図のステップ138で第12図のサブルーチンを実行
することによりフットコントローラFTCの操作に応じた
テンポ変更が可能となる。また、第11図のステップ154
で第12図のサブルーチンを実行することによりテンポボ
リュームTVLの操作に応じたテンポ変更が可能となる。
クロック割込みルーチン(第13図) 第13図は、クロック割込みルーチンを示すもので、こ
のルーチンは、クロック発生器24からのテンポクロック
信号TCLの各クロックパルス毎にスタートする。
ステップ190では、フラグRUNの値が1か(走行中か)
判定する。この判定結果が否定的(N)であれば第8図
のルーチンにリターンし、ステップ192以下の処理は行
なわない。
ステップ190の判定結果が肯定的(Y)であったとき
はステップ192に移り、リズム音発生処理を行なう。す
なわち、メモリ18に記憶された複数種類のリズムパター
ンデータのうち選択されたリズム種類に対応するリズム
パターンデータについてCLKの示すタイミング値で発音
すべき打楽器音があれば、TG26中のリズム音源において
該打楽器音に対応する打楽器音源を駆動して打楽器音信
号を発生させる。従って、RUN=1のときは、第7図に
示したNo.1〜16のいずれのモードであっても自動リズム
演奏が行なわれ、自動リズムを伴奏として鍵盤KBでマニ
アル演奏を行なうことができる。
次に、ステップ194では、TMD及びKMDの値がいずれも
0又は2であるか(いずれも無指定又は記録のみ指定
か)判定する。この判定結果が肯定的(Y)であればメ
モリ22の読出用記憶部の記憶領域MEM(PTP)からの読出
処理等は不要なのでステップ196に移る。
ステップ196では、CLKの値を1アップする。そして、
ステップ198でCLKの値が96か判定し、この判定結果が否
定的(N)であれば第8図のルーチンにリターンする。
ステップ198の判定結果が肯定的(Y)であったとき
は1小節が終ったことになり、ステップ200でCLKに0を
セットする。そして、ステップ202で第14図について後
述するように小節線書込みのサブルーチンを実行してか
ら第8図のルーチンにリターンする。
一方、ステップ194の判定結果が否定的(N)であっ
たときはステップ204に移り、MEM(PTP)の値がCLKの値
と等しいか(読出すべきタイミングか)判定する。この
判定結果が否定的(N)であれば読出すべきタイミング
に達していないのでステップ196以下の処理を実行して
から第8図のルーチンにリターンする。
ステップ204の判定結果が肯定的(Y)となると、ス
テップ106に移り、第10図で述べたようにクロック書込
みのサブルーチンを実行する。この結果、MEM(PTR)に
はCLKの値がタイミングデータとして書込まれ、PTRの値
も1アップされる。
次に、ステップ208では、PTPの値を1アップし、読出
用記憶部においてタイミングデータの次のデータを指示
させる。そして、ステップ210に移る。
ステップ210では、MEP(PTP)のデータがキーオン/
オフデータ(90H,80H)、テンポアップ/ダウンデータ
(AXH,BXH)、テンポ設定データ(COH〜FDH)又はエン
ドコードデータ(FFH)のいずれか判定する。この判定
の結果、キーオン/オフデータであればステップ212で
第15図について後述するようにキー再生のサブルーチン
を実行し、テンポアップ/ダウンデータであればステッ
プ214で第16図について後述するようにテンポ変化再生
のサブルーチンを実行し、テンポ設定データであればス
テップ216で第17図について後述するようにテンポ再生
のサブルーチンを実行する。
ステップ212、214又は216の処理が終ったときはステ
ップ218に移り、MEM(PTP)のデータが小節線データ(F
EH)か判定する。このとき、PTPは、ステップ212により
2アップされるか又はステップ214もしくは216により1
アップされるかしているので、判定対象となるデータME
M(PTP)は、キーオン/オフデータの次のデータ、テン
ポアップ/ダウンデータの次のデータ又はテンポ設定デ
ータの次のデータである。
ステップ218の判定結果が肯定的(Y)であればステ
ップ196以下の処理を実行してから第8図のルーチンに
リターンする。また、ステップ218の判定結果が否定的
(N)であればステップ220に移る。
ステップ220では、MEM(PTP)のMSBが1か判定する。
この判定は、MEM(PTP)のデータがタイミングデータ以
外のデータか判定しているのと等価である。ステップ22
0の判定結果が肯定的(Y)であれば、たとえば第4図
のデータD2におけるキーコード値64のキーオンデータの
ように同一タイミングで読出すべきデータが残っている
ことになり、ステップ210に戻ってそれ以降の処理を上
記したと同様に繰返す。
ステップ220の判定結果が否定的(N)となったとき
は、MEM(PTP)のデータがタイミングデータであったこ
とになり、ステップ196以下の処理を実行してから第8
図のルーチンにリターンする。この後、テンポクロック
信号TCLに応じてクロック割込みがかかると、ステップ2
04で読出すべきタイミングか判定され、この判定結果が
否定的(N)であればステップ196以下の処理が、肯定
的(Y)であればステップ204以下の処理がそれぞれ行
なわれる。
ステップ210での判定の結果、MEM(PTP)のデータが
エンドコードデータ(FFH)であったときはステップ222
に移り、TMD及びKMDの値がいずれも1以下か(いずれも
記録指定なしか)判定する。この判定結果が肯定的
(Y)であればステップ224に移り、RUNに0をセットす
る。この結果、次のクロック割込みではステップ190の
判定結果が否定的(N)となり、自動リズム演奏及びメ
モリ22からのデータ読出しは自動的に停止される。
ステップ222の判定結果が否定的(N)であったとき
又はステップ224の処理が終ったときはステップ226に移
り、TMD及びKMDの各々の第0ビットをクリア(0をセッ
ト)し、各々の第0ビットに対応する表記LEDを消灯制
御する。ステップ226の後は、ステップ196以下の処理を
実行してから第8図のルーチンにリターンする。
ステップ222の判定結果が否定的(N)であったとき
は、テンポ制御又はキー演奏のいずれかに関して記録指
定があったことになり、記録を続行させる必要があるの
でステップ224を経由せず、RUNは0としない。この場
合、ステップ226で再生指定は解除されるが、自動リズ
ム演奏は続行される。記録動作及び自動リズム演奏を停
止させるには、スイッチSSWを操作してRUNを0とすれば
よい。
小節線書込みのサブルーチン(第14図) 第14図は、小節線書込みのサブルーチンを示すもの
で、ステップ230では、TMD又はKMDのいずれかにおいて
第0ビットが1か(テンポ制御又はキー演奏のいずれか
に関して再生指定ありか)判定する。この判定結果が肯
定的(Y)であればステップ232に移り、PTPの値を1ア
ップする。この結果、PTPは、小節線データの次のデー
タを指示するようになる。
ステップ230の判定結果が否定的(N)であったとき
はステップ234に移り、TMD又はKMDのいずれかにおいて
第1ビットが1か(テンポ制御又はキー演奏に関して記
録指定ありか)判定する。この判定結果が否定的(N)
であれば再生指定も記録指定もなかったことになり、小
節線データ書込みが不要なので第13図のルーチンにリタ
ーンする。
ステップ232の処理が終ったとき又はステップ234の判
定結果が肯定的(Y)であったときはステップ236に移
り、MEM(PTR)に小節線データ(FEH)を書込む。そし
て、ステップ238でPTRの値を1アップしてから第13図の
ルーチンにリターンする。
キー再生のサブルーチン(第15図) 第15図は、キー再生のサブルーチンを示すもので、ス
テップ240では、KMDの値が2か(キー演奏に関して記録
のみ指定か)判定する。この判定結果が肯定的(Y)で
あれば読出処理等が不要なのでステップ254に移り、PTP
の値を2アップしてから第13図のルーチンにリターンす
る。
ステップ240の判定結果が否定的(N)であったとき
はステップ242に移り、MEM(PTP)及びMEM(PTP+1)
のキーオンデータ又はキーオフデータの第1及び第2バ
イトをそれぞれMEM(PTR)及びMEM(PTR+1)に転送す
る。そして、ステップ244でPTRの値を2アップする。
次に、ステップ246では、KMDの値が0か(キー演奏に
関して無指定か)判定する。この判定結果が肯定的
(Y)であればキーオン/オフ処理が不要なのでステッ
プ254を経て第13図のルーチンにリターンする。
ステップ246の判定結果が否定的(N)であったとき
は、KMDの値が1又は3(キー演奏に関して再生指定あ
り)であったことになり、ステップ248でMEM(PTP)の
データが90Hか(キーオンマークか)判定する。この判
定結果が肯定的(Y)であればステップ250に移り、否
定的(N)であればステップ252に移る。
ステップ250では、キーオン処理を行なう。すなわ
ち、キーオン信号とMEM(PTP+1)のキーコードデータ
とをTG26のキーコード音源に送出することにより該キー
コードデータの指示する音高を有する音楽信号を発生さ
せる。また、ステップ252ではキーオフ処理を行なう。
すなわち、キーオフ信号とMEM(PTP+1)のキーコード
データとをTG26のキーコード音源に送出することにより
該キーコードデータの指示する音高を有する音楽信号を
減衰開始させる。
ステップ250又は252の処理が終ったときは、ステップ
254を経て第13図のルーチンにリターンする。
テンポ変化再生のサブルーチン(第16図) 第16図は、テンポ変化再生のサブルーチンを示すもの
で、ステップ260では、TMDの値が2か(テンポ制御に関
して記録のみ指定か)判定する。この判定結果が肯定的
(Y)であれば読出処理等が不要なのでステップ272に
移り、PTPの値を1アップしてから第13図のルーチンに
リターンする。
ステップ260の判定結果が否定的(N)であったとき
はステップ262に移り、MEM(PTP)のテンポアップデー
タ又はテンポダウンデータをMEM(PTR)に転送する。そ
して、ステップ264でPTRの値を1アップする。
次に、ステップ266では、TMDの値が0か(テンポ制御
に関して無指定か)判定する。この判定結果が肯定的
(Y)であればテンポ制御処理が不要なのでステップ27
2を経て第13図のルーチンにリターンする。
ステップ266の判定結果が否定的(N)であったとき
は、TMDの値が1又は3(テンポ制御に関して再生指定
あり)であったことになり、ステップ268でMEM(PTP)
の下位5ビットのデータ(相対テンポ値データ)をTMPR
にセットする。そして、ステップ270に移り、第12図で
述べたようにテンポ制御のサブルーチンを実行する。こ
の結果、テンポクロック信号TCLの周波数、ひいては演
奏再生や自動リズム演奏のテンポは、MEM(PTP)から読
出した相対テンポ値に応じて変更制御され、表示器TDP
には変更後のテンポ値が表示される。
ステップ270の後は、ステップ272を経て第13図のルー
チンにリターンする。
テンポ再生のサブルーチン(第17図) 第17図は、テンポ再生のサブルーチンを示すもので、
ステップ280では、TMDの値が2か(テンポ制御に関して
記録のみ指定か)判定する。この判定結果が肯定的
(Y)であれば読出処理等が不要なのでステップ292に
移り、PTPの値を1アップしてから第13図のルーチンに
リターンする。
ステップ280の判定結果が否定的(N)であったとき
はステップ282に移り、MEM(PTP)のテンポ設定データ
をMEM(PTR)に転送する。そして、ステップ284でPTRの
値を1アップする。
次に、ステップ286では、TMDの値が0か(テンポ制御
に関して無指定か)判定する。この判定結果が肯定的
(Y)であればテンポ制御処理が不要なのでステップ29
2を経て第13図のルーチンにリターンする。
ステップ286の判定結果が否定的(N)であったとき
は、TMDの値が1又は3(テンポ制御に関して再生指定
あり)であったことになり、ステップ288でMEM(PTP)
の下位6ビットのデータ(テンポナンバデータ)をTMPA
にセットする。そして、ステップ290に移り、第12図で
述べたようにテンポ制御のサブルーチンを実行する。こ
の結果、テンポクロック信号TCLの周波数、ひいては演
奏再生や自動リズム演奏のテンポは、MEM(PTP)から読
出したテンポナンバ(絶対テンポ値)に応じて変更制御
され、表示器TDPには変更後のテンポ値が表示される。
ステップ290の後は、ステップ292を経て第13図のルー
チンにリターンする。
変形例 この発明は、上記した実施例に限定されるものではな
く、種々の改変形態で実施可能なものである。例えば、
次のような変更が可能である。
(1)データフォーマットは実施例に示したものに限定
されない。また、扱うデータも実施例に示したものに限
らず、音量データ、音色データ、タッチデータ(キータ
ッチの強さに応じたデータ)等を適宜追加してもよい。
(2)リアルタイム書込みだけでなく、各イベント毎に
非リアルタイムで入力するいわゆるステップ入力モード
を追加してもよい。
(3)演奏データは、例えばメロディ及び伴奏等複数パ
ート分記録・再生するようにしてもよい。
(4)テンポ制御データは、絶対値的表現(テンポボリ
ューム対応)又は相対値的表現(フットコントローラ対
応)のいずれか一方のみでもよい。
(5)テンポ操作子は、フットコントローラやボリュー
ムに限らず、スライドスイッチ、回転ホィールな等でも
よい。
(6)伴奏データとテンポ制御データとはメモリ内で各
々専用の記憶部に記憶させるようにしてもよい。
[発明の効果] 以上のように、この発明によれば、自動演奏にてテン
ポを確認しつつ操作手段でテンポ値を指示するだけでテ
ンポ制御情報及びテンポ制御タイミング情報を自動的に
記録することができるので、初心者等であっても簡単且
つ確実に所望のテンポ変更パターンをプログラム可能に
なると共に、第18図に例示するように曲想に応じて変化
に富んだテンポ変更パターンを容易にプログラム可能に
なる効果が得られるものである。
また、操作手段として、絶対テンポ値を指示するため
の第1の操作子と相対テンポ値を指示するための第2の
操作子とを用いると、絶対テンポ値と相対テンポ値との
組合せにより所望のテンポ変更パターンを迅速にプログ
ラム可能となる利点もある。
その上、プログラムしたテンポ変更パターンに従って
自動演奏を進行させつつリアルタイムでパターン修正を
行なえるようにしたので、従来のように自動演奏の停止
又は終了を待ってメモリ内容を書換える必要はなく、簡
単且つ確実にパターン修正を行なえる利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例による電子楽器の構成を
示すブロック図、 第2図(A)〜(H)は、演奏データメモリ22に記憶さ
れる各種データのフォーマット図、 第3図は、演奏データメモリ22内の記憶部配置を示す
図、 第4図は、記憶部への書込例を示す図、 第5図及び第6図は、それぞれ第1及び第2の変換テー
ブルの変換特性を示す図、 第7図は、モード毎の動作の概要を示す図、 第8図は、メインルーチンを示すフローチャート、 第9図は、キーオン/オフのサブルーチンを示すフロー
チャート、 第10図は、クロック書込みのサブルーチンを示すフロー
チャート、 第11図は、タイマ割込みルーチンを示すフローチャー
ト、 第12図は、テンポ制御のサブルーチンを示すフローチャ
ート、 第13図は、クロック割込みルーチンを示すフローチャー
ト、 第14図は、小節線書込みのサブルーチンを示すフローチ
ャート、 第15図、第16図及び第17図は、それぞれキー再生、テン
ポ変化再生及びテンポ再生のサブルーチンを示すフロー
チャート、 第18図は、テンポ変更パターンの一例を示すグラフであ
る。 10……データバス、12……鍵盤回路、14……操作子及び
表示器群、16……中央処理装置、18……プログラム及び
データメモリ、20……レジスタ群、22……演奏データメ
モリ、24……クロック発生器、26……トーンジェネレー
タ、28……パネル、30……タイマ発生器、KB……鍵盤、
KPS,KRS,TPS,TRS……モード指定スイッチ、SSW……スタ
ート/ストップスイッチ、TVL……テンポボリューム、F
TC……フットコントローラ。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)テンポクロック信号を発生する手段
    と、 (b)前記テンポクロック信号に基づいて該テンポクロ
    ック信号の周波数に対応したテンポで自動演奏を遂行す
    る自動演奏手段と、 (c)テンポ制御情報及びテンポ制御タイミング情報を
    記憶可能な記憶手段と、 (d)所望のテンポ値を指示するための操作手段と、 (e)前記自動演奏の進行中に前記操作手段での指示操
    作に応答して該指示操作で指示されるテンポ値に対応し
    たテンポ制御情報に基づいて前記テンポクロック信号の
    周波数を制御することにより前記自動演奏のテンポを制
    御する制御手段と、 (f)前記自動演奏の進行中に前記操作手段での指示操
    作に応答して該指示操作で指示されるテンポ値に対応し
    たテンポ制御情報と該指示操作のタイミングに対応した
    テンポ制御タイミング情報とを前記記憶手段に書込む書
    込手段と を備えた自動演奏装置。
  2. 【請求項2】(a)テンポクロック信号を発生する手段
    と、 (b)前記テンポクロック信号に基づいて該テンポクロ
    ック信号の周波数に対応したテンポで自動演奏を遂行す
    る自動演奏手段と、 (c)テンポ制御情報及びテンポ制御タイミング情報を
    記憶可能な記憶手段と、 (d)所望の絶対テンポ値を指示するための第1の操作
    子と、 (e)所望の相対テンポ値を指示するための第2の操作
    子と、 (f)前記自動演奏の進行中に前記第1の操作子の指示
    操作に応答して該指示操作で指示される全体テンポ値に
    対応したテンポ制御情報に基づいて前記テンポクロック
    信号の周波数を制御することにより前記自動演奏のテン
    ポを制御すると共に、前記自動演奏の進行中に前記第2
    の操作子の指示操作に応答して該指示操作で指示される
    相対テンポ値に対応したテンポ制御情報に基づいて前記
    テンポクロック信号の周波数を制御することにより前記
    自動演奏のテンポを制御する制御手段と、 (g)前記自動演奏の進行中に前記第1の操作子の指示
    操作に応答して該指示操作で指示される絶対テンポ値に
    対応したテンポ制御情報と該指示操作のタイミングに対
    応したテンポ制御タイミング情報とを前記記憶手段に書
    込むと共に、前記自動演奏の進行中に前記第2の操作子
    の指示操作に応答して該指示操作で指示される相対テン
    ポ値に対応したテンポ制御情報と該指示操作のタイミン
    グに対応したテンポ制御タイミング情報とを前記記憶手
    段に書込む書込手段と を備えた自動演奏装置。
  3. 【請求項3】(a)テンポクロック信号を発生する手段
    と、 (b)前記テンポクロック信号に基づいて該テンポクロ
    ック信号の周波数に対応したテンポで自動演奏を遂行す
    る自動演奏手段と、 (c)テンポ制御情報及びテンポ制御タイミング情報を
    記憶した第1の記憶手段と、 (d)テンポ制御情報及びテンポ制御タイミング情報を
    記憶可能な第2の記憶手段と、 (e)所望のテンポ値を指示するための操作手段と、 (f)前記自動演奏の進行中に前記第1の記憶手段から
    記憶に係るテンポ制御タイミング情報の指示するタイミ
    ングで記憶に係るテンポ制御情報を読出す読出手段と、 (g)前記自動演奏の進行中に前記操作手段での指示操
    作に応答して該指示操作で指示されるテンポ値に対応し
    たテンポ制御情報に基づいて前記テンポクロック信号の
    周波数を制御することにより前記自動演奏のテンポを制
    御すると共に、前記第1の記憶手段からのテンポ制御情
    報の読出しに応答して該読出しに係るテンポ制御情報に
    基づいて前記テンポクロック信号の周波数を制御するこ
    とにより前記自動演奏のテンポを制御する制御手段と、 (h)前記自動演奏の進行中に前記操作手段での指示操
    作に応答して該指示操作で指示されるテンポ値に対応し
    たテンポ制御情報と該指示操作のタイミングに対応した
    テンポ制御タイミング情報とを前記第2の記憶手段に書
    込むと共に、前記第1の記憶手段からのテンポ制御情報
    の読出しに応答して該読出しに係るテンポ制御情報と該
    読出しのタイミングに対応したテンポ制御タイミング情
    報とを前記第2の記憶手段に書込む書込手段と を備えた自動演奏装置。
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