JP2636845B2 - 面順次カラー撮像装置 - Google Patents

面順次カラー撮像装置

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JP2636845B2 JP61270463A JP27046386A JP2636845B2 JP 2636845 B2 JP2636845 B2 JP 2636845B2 JP 61270463 A JP61270463 A JP 61270463A JP 27046386 A JP27046386 A JP 27046386A JP 2636845 B2 JP2636845 B2 JP 2636845B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は面順次方式のカラー撮像装置に関する。
〔従来の技術〕
このようなカラー撮像装置の一例として内視鏡の応用
した装置がある。内視鏡の先端に電荷結合素子(CCD)
等の固体撮像素子を設け、体腔内を撮像し、表示装置の
画面に表示されたカラー画像に基づいて診断を下す内視
鏡撮像装置(いわゆる電子スコープ)が開発されてい
る。ここで、固体撮像素子は内視鏡先端という狭い場所
に設けられる関係から画素数を多くとれない。そのた
め、カラー撮像は全画素を有効に使える面順次方式によ
り行われている。すなわち、赤(R)、緑(G)、青
(B)の3色の成分画像を順次撮像して、各画素毎に3
色の成分画像を合成して1枚のカラー画像信号を生成す
るものである。
ところが、この方式では1枚のカラー画像信号を撮像
するのに3色の成分画像を撮影する必要があるので、そ
れだけ、時間がかかり、被写体の動きや手ブレにより画
像の色ずれが発生しやすい。内視鏡画像においては、色
ずれが生じると、病巣の発見が困難になり、正確な診断
が不可能になる。しかしながら、体腔内は常に動いてい
るので、色ずれの発生を完全には防止できない。また、
動きを少なくさせるために被検体に息を止める等の苦し
い動作を求める場合があった。
この色ずれを考慮した例としては、本出願人が既に出
願した特願昭59−193641号に記載の装置がある。この装
置はの2フレーム間の同一画像の間のずれを検出する
と、色ずれ警告を発生するものである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、この従来装置は色ずれの発生を警告す
ることが主眼であり、色ずれ発生時には、ライトペン等
でシフト方向を指示することにより、各色成分の画像の
位置を合せることはできるが、自動的に色ずれを補償す
ることは不可能であった。
この発明は上述した事情に対処すべくなされたもの
で、その目的は色ずれが発生した場合、それを自動的に
補償できる面順次カラー撮像装置を提供することであ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明によれば、少なくとも第1の色成分のフレー
ム画像、及び第2の色成分のフレーム画像を周期的に撮
像し、第1のフレーム画像撮像信号、及び第2のフレー
ム画像撮像信号を順次出力する撮像手段を備え、前記第
1のフレーム画像撮像信号、及び第2のフレーム画像信
号に基づきカラー画像信号を生成する面順次カラー撮像
装置において、前記撮像手段から出力される第1のフレ
ーム画像撮像信号を記憶する第1のメモリ手段と、前記
撮像手段から出力される第2のフレーム画像撮像信号を
記憶する第2のメモリ手段と、前記第1のメモリ手段に
記憶された前記第1のフレーム画像撮像信号とは1周期
異なる時点で得られた第1のフレーム画像撮像信号を相
関演算用フレーム画像撮像信号として記憶する第3のメ
モリ手段と、前記第3のメモリ手段に記憶された相関演
算用フレーム画像撮像信号を前記第1のメモリ手段に記
憶された第1のフレーム画像撮像信号に対して予め決め
られた複数方向に所定量だけ相対的にずらす位置ずらし
手段と、前記位置ずらし手段によって各方向にずらされ
た前記相関演算用フレーム画像撮像信号のそれぞれと前
記第1のメモリ手段に記憶された第1のフレーム画像撮
像信号との相関値を演算する相関演算手段と、前記相関
演算手段の演算結果に応じて前記位置ずらし手段による
位置ずらし方向の中の最も相関値の高い位置ずらし方向
を決定する方向決定手段と、前記第2のメモリ手段に記
憶された第2のフレーム画像撮像信号を前記方向決定手
段により決定された方向にずらす画像ずらし手段とを具
備することを特徴とする面順次カラー撮像装置が提供さ
れる。
〔作用〕
この発明による面順次カラー撮像装置によれば、1周
期異なる2枚の第1のフレーム画像撮像信号の一方を他
方に対して予め決められた複数方向に所定量だけ相対的
にずらし、両者の相関を演算することにより面順次方式
で撮像された画像がどのようにずれて撮像された画像で
あるかを知ることができる。そして、ずらし方向決定手
段で最も相関性の高い位置ずらし方向を検出し、移動手
段によってそのずれを補償するように第2のフレーム画
像撮像信号をずらしている。このため、容易、かつ確実
に色ずれの補正を自動的に行なうことができる。
〔実例例〕
以下図面を参照してこの発明による面順次カラー撮像
装置の一実施例を説明する。
第1図は第1実施例のブロック図である。イメージセ
ンサ10からの映像信号が増幅器12を介してスイッチ14の
入力端に供給される。図示してはいないが、イメージセ
ンサ10の前面、または、内視鏡等の専用照明の場合には
光源の前面に回転フィルタが設けられていて、回転フィ
ルタの1回転期間に撮像画像が順次R,B,Gに着色され
る。
スイッチ14は3出力端子を有し、回転フィルタの回転
に同期して切替わり、イメージセンサ10からの各色成分
の画像信号を、時分割的に第1、第2、第3出力端子に
振り分ける。スイッチ14の第1、第2、第3出力端子は
それぞれA/D変換器16a,16b,16cを介してフレームメモリ
18a,18b,18cに接続される。これにより、フレームメモ
リ18a,18b,18cにはそれぞれR,B,G色成分の画像信号が格
納される。
フレームメモリ18a,18bの出力信号が像ずらし回路20
a,20bに供給される。像ずらし回路20a,20bは入力された
画像信号の位置情報をシフトさせ、画像を入力画像に対
してずらす機能を有する。像ずらし回路20a,20bのずら
し量(シフト量)はそれぞれずらし量演算回路42a,42b
により決定される。勿論、ずらし量が0に設定されれ
ば、像ずらし回路20a,20bは画像をずらさない。
像ずらし回路20a,20bは同一の構成であり、第2図に
その回路図を示す。像ずらし回路20a(20b)はバッファ
メモリ50と加減算器52を具備する。
フレームメモリ18a(18b)の出力画像データがバッフ
ァメモリ50に書込まれる。アドレスデータAdが加減算器
52の第1入力端子に供給される。ずらし量演算回路42a
(42b)からのずらし量(絶対値)信号が加減算器52の
第2入力端子に供給される。ずらし量演算回路42a(42
b)からのずらし方向信号が加減算器52の制御端子に供
給される。
加減算器52はずらし方向信号に応じて原アドレスデー
タAdとずらし量信号を加減算してアドレスデータAd′を
求め、バッファメモリ50へ供給する。ここで、バッファ
メモリ50への書込み時にはずらし量信号は0にされてい
る。このため、バッファメモリ50から読出された画像デ
ータは書込み時とはアドレス(要素位置)が異なり、結
果として像がシフトされたことになる。
像ずらし回路20a,20b、フレームメモリ18cの出力がD/
A変換器22a,22b,22cを介して表示装置24に供給される。
表示装置24はこれら3色の成分画像を重ねて1枚のカラ
ー画像として表示する。
フレームメモリ18cの出力は、ダイレクトメモリアク
セス(DMA)等を用いて、スイッチ30を介してフレーム
メモリ18dにも供給される。スイッチ30はスイッチ14がA
/D変換器16a,16bに接続されている間に導通され、1フ
レーム前のG画像信号をフレームメモリ18cからフレー
ムメモリ18dに転送する。フレームメモリ18dの出力は位
置ずらし回路32に供給される。
位置ずらし回路32は像ずらし回路20a,20bと同様に、
入力された画像信号の位置情報を変化させ、画像を入力
画像に対してずらす機能を有する。位置ずらし回路32の
位置ずらし量は位置ずらし制御回路36により決定され
る。ここでは、位置ずらし制御回路36は画像を上下、左
右、斜めの計8方向に3画素単位で順次ずらす指令を位
置ずらし回路32に供給できるようにプログラムされてい
る。
位置ずらし回路32の出力は相関演算器34に供給され
る。相関演算器34にはフレームメモリ18cの出力も供給
され、フレームメモリ18cから出力されたG成分の画像
信号と、位置ずらし回路32でずらされた後の1フレーム
前のG成分の画像信号との相関が演算される。
相関演算器34の出力が最大値検出器38に供給される。
最大値検出器38は位置ずらし回路32が上記8方向に種々
のずらし量で画像をずらした時の相関の最大値を検出す
る。
最大値検出器38が最大値を検出すると、ずれ量検出回
路40は、その時に位置ずらし制御回路36が設定している
位置ずらしの方向、量を像のずれ方向、量として検出す
る。
ずれ量検出回路40の検出値はずらし量演算回路42a,42
bに供給される。ずらし量演算回路42a,42bはこれに基づ
いて、像ずらし回路20a,20bの像ずらし方向、量を決定
する。
次に、第1実施例の動作を説明する。先ず、回転フィ
ルタがテレビジョン方式の1フレーム周期に同期して、
すなわち1/30秒で1回転していて、イメージセンサ10か
らは1/30秒間にR,B,G色成分の画像信号が出力されてい
る。
スイッチ14はR,B,Gの各色成分画像信号の出力に同期
して切替わり、R,B,G色成分の画像信号がフレームメモ
リ18a,18b,18cにそれぞれ格納される。また、R,Bの画像
信号がフレームメモリ18a,18bに格納される間に、スイ
ッチ30を介してフレームメモリ18cの画像がフレームメ
モリ18dに転送されるので、1フレーム前のG成分の画
像信号がフレームメモリ18dに格納される。
今、1フレーム周期(1/30秒)の間に被写体が、第3
図に示すように、AからBのように移動したとする。こ
の間、被写体の動きが等速であるとすると、フレームメ
モリ18c内の画像Gとフレームメモリ18d内の画像G′の
間のR画像とB画像は、第4図に示すように、それぞれ
異なる位置に存在する。そのため、色ずれを防止するに
は、G画像とG′画像のずれに応じてR画像とB画像を
G画像の位置までシフトし、全て同じ位置に表示すれば
よい。
第1実施例では、このフレームメモリ18dの画像G′
をテンプレートと見なし、フレームメモリ18cの画像G
とテンプレートマッチングを行ない、G画像とG′画像
のずれ方向、量を検出している。テンプレートマッチン
グのために、位置ずらし回路32はテンプレート、すなわ
ち、フレームメモリ18dの画像G′を元の位置に対して
上下、左右、斜めの計8方向に3画素だけ順次ずらす。
ここで、3画素単位にしたのは、像補正は1画素単位で
あり、第4図から明らかなように、R画像、B画像のず
れ補正量はG画像のずれ量の1/3,2/3として決められて
いるので、G画像のずれ量は3画素単位で求まればよい
からである。
相関演算器34は位置ずらし回路32が画像G′を8方向
に3画素だけ順次ずらした時のそれぞれの場合に次のよ
うな相関関数Fを求める。
F=−∫∫|G(x,y)−G′(x,y)|dxdy …(1) ここで、G(x,y)はフレームメモリ18cに格納されて
いるG画素の各画素のデータ、G′(x,y)は位置ずら
し回路32でずらされた後のフレームメモリ18dの出力
G′画像の各画素のデータである。∫∫dxdyは全てのx,
yについての積分を表わす。
ここで、G(x,y)とG′(x,y)が全画素にわたって
等しければ、(1)式のFは0になる。逆に、G(x,
y)とG′(x,y)が等しくなければ、(1)式のFはマ
イナスになる。1/30秒の時間差では、フレームメモリ18
cに格納されているG画素と、フレームメモリ18dに格納
されているG′画像の相関は非常に高い。そのため、
(1)式のFは非常に0に近くなりうる。
上下、左右、斜めの計8方向に3画素だけずらした時
の、(1)式のFの最大値(0、または、非常に0に近
い値)が最大値検出器38で検出される。この時の、位置
ずらし回路36の位置ずらし量がずれ量検出回路40で検出
される。すなわち、この位置ずらし量がG′画像とG画
像との間の像ずれ量である。この位置ずらし量はx方向
成分ΔXGと、y方向成分ΔYGとして検出される。ΔX
GとΔYGの絶対値が第2図のずらし量であり、ΔXGと
ΔYGの符号が第2図のずらし方向である。
ずらし量演算回路42aはΔXG,ΔYGからR成分画像
の像ずらし量のx方向成分ΔXRと、y方向成分ΔYRを
次のようにして求める。
ΔXR=(2/3)ΔXG …(2) ΔYR=(2/3)ΔYG …(3) 同様にして、ずらし量演算回路42bはΔXG,ΔYGか
らB成分画像の像ずらし量のx方向成分ΔXBと、y方
向成分ΔYBを次のようにして求める。
ΔXB=(1/3)ΔXG …(4) ΔYB=(1/3)ΔYG …(5) これらのΔXR,ΔYR;ΔXB,ΔYBが像ずらし回路
20a,20bに供給され、フレームメモリ18a,18bから読出さ
れたR,B成分画像の位置がずらされる。この結果、G画
像の画素と同じ位置にR,B画像の画素が重なり、R,B,Gの
3色成分画像間の位置ずれ(色ずれ)が防止される。
さらに、この実施例を内視鏡に適用した場合は、特
に、次のような効果がある。色ずれのない画像が得られ
るので、正確な診断ができる。被検体に息を止めさせる
等の苦しい動作を強いる必要がなく、診断がスムーズに
進められる。また、被写体の移動情報が得られるので、
動体分析も可能である。
第5図は第2実施例のブロック図である。第2実施例
は像ずらし量の演算等の演算処理を全てマイクロプロセ
ッサで処理した実施例である。
A/D変換器16aの出力であるR成分の画像信号が書込ま
れるフレームメモリ18aのアドレスラインがスイッチ64a
を介してアドレス発生回路62、またはマイクロプロセッ
サ66のアドレスバス68に接続される。フレームメモリ18
aはデュアルポートRAM等から構成される。アドレス発生
回路62はカウンタ等から構成される。フレームメモリ18
aのデータは、書込み時とは別のポートから読出され、
マイクロプロセッサ66のデータバス70に供給される。
データバス70には同じくデュアルポートRAM等から構
成されるフレームメモリ78aも接続され、フレームメモ
リ18aの出力データがマイクロプロセッサ66を介して転
送されるようになっている。フレームメモリ78aのアド
レスラインもスイッチ78aを介してアドレス発生回路6
2、またはアドレスバス68に接続される。フレームメモ
リ78aのデータは、書込み時とは別のポートから読出さ
れ、D/A変換器22aに供給される。
A/D変換器16bの出力であるB成分の画像信号が書込ま
れるフレームメモリ18bも同様に接続される。すなわ
ち、フレームメモリ18bのアドレスラインがスイッチ64b
を介してアドレス発生回路62、またはアドレスバス68に
接続される。フレームメモリ18bもデュアルポートRAM等
から構成される。フレームメモリ18bのデータは、書込
み時とは別のポートから読出され、データバス70に供給
される。
データバス70には同じくデュアルポートRAM等から構
成されるフレームメモリ78bも接続され、フレームメモ
リ18bの出力データがマイクロプロセッサ66を介して転
送されるようになっている。フレームメモリ78bのアド
レスラインもスイッチ78bを介してアドレス発生回路6
2、またはアドレスバス68に接続される。フレームメモ
リ78bのデータは、書込み時とは別のポートから読出さ
れ、D/A変換器22bに供給される。
A/D変換器16cから出力されるG成分の画像信号はスイ
ッチ60を介してフレームメモリ18c、またはフレームメ
モリ18dに格納される。フレームメモリ18c,18dのアドレ
スラインがスイッチ64c,64dを介してアドレス発生回路6
2、またはアドレスバス68に接続される。フレームメモ
リ18c,18dもデュアルポートRAM等から構成される。フレ
ームメモリ18c,18dのデータは、書込み時とは別のポー
トから読出される。フレームメモリ18cの読出しデータ
はスイッチ72を介してデータバス70、またはD/A変換器2
2cに供給される。フレームメモリ18dの読出しデータは
データバス70に供給される。
アドレスバス68、データバス70にはプログラムROM73
とワーキングRAM74が接続されている。プログラムROM73
はEPROM等で構成される。ワーキングRAM74はDRAM等で構
成され、データの一時退避等に使われる。
次に、第6図(a)〜(b)に示したフローチャート
を参照して、第2実施例の動作を説明する。
ステップS10で、スイッチ14をA/D変換器16aに接続す
る。ステップS12で、スイッチ64aをアドレス発生回路62
に接続し、フレームメモリ18aの書込みアドレスをアド
レス発生回路62により発生する。ステップS14で、イメ
ージセンサ10から出力されるR成分の画像信号をフレー
ムメモリ18aに書込む。アドレス発生回路62はイメージ
センサ10の出力に同期してアドレスを発生しているの
で、画像信号はその位置関係を保持したままフレームメ
モリ18aに書込まれる。
R画像の書込みと同様に、B画像がフレームメモリ18
bに書込まれる。すなわち、ステップS16で、スイッチ14
をA/D変換器16bに接続する。ステップS18で、スイッチ6
4bをアドレス発生回路62に接続する。ステップS20で、
B成分画像をフレームメモリ18bに書込む。
ステップS22で、スイッチ14をA/D変換器16cに接続す
る。ステップS24で、スイッチ60をフレームメモリ18cに
接続する。ステップS26で、スイッチ64cをアドレス発生
回路62に接続する。ステップS28で、G成分の画像信号
をスイッチ60を介してフレームメモリ18cに書込む。こ
れにより、フレームメモリ18a,18b,18cに1フレームの
R,B,G成分の画像信号が格納される。
ステップS30で、スイッチ60をフレームメモリ18dに接
続する。ステップS32で、スイッチ64dをアドレス発生回
路62に接続する。ステップS34で、次のフレームのG成
分画像の撮像タイミングになっているかどうか判定さ
れ、次のフレームのG成分画像の撮像タイミングまで動
作が中断される。
次のフレームのG成分画像の撮像タイミングになる
と、ステップS36で、このG成分の画像信号をスイッチ6
0を介してフレームメモリ18dに書込む。これにより、フ
レームメモリ18c,18dには1フレーム周期ずれた2枚の
G成分画像が格納される。
ステップS38で、スイッチ72をデータバス70に接続す
る。ステップS40で、スイッチ64cをアドレスバス68に接
続する。ステップS42で、スイッチ64dをアドレスバス68
に接続する。ステップS44で、マイクロプロセッサ66内
のずらし量レジスタ(図示せず)をクリアする。
ステップS64で、相関関数 F1=∫∫|Ga(x,y)−Gb(x,y)|dxdyを計算する。こ
こで、Ga(x,y)はフレームメモリ18cから読出されたG
画像の各画素のデータ、Gb(x,y)はフレームメモリ18d
から読出された1フレーム後のG′画像の各画素のデー
タである。∫∫dxdyは全てのx,yについての積分を表わ
す。ここで、Ga(x,y)とGb(x,y)が全画素にわたって
等しければ、F1は0になる。逆に、Ga(x,y)とGb(x,
y)が等しくなければ、F1はプラスになる。そのため、
G画像とG′画像のずれが少ければ、F1は0、または非
常に0に近いプラスの値になるうる。
ステップS48で、フレームメモリ18dから読出された
G′画像の位置を上下、左右、斜めの8方向のいずれか
の方向に3画素だけずらし、相関関数F2=∫∫|Ga(x,
y)−Gb(x,y)|dxdyを計算する。ステップS50で、F1>
F2かどうか判定される。すなわち、位置ずらし処理によ
り像ずれが小さくなったかどうか判定される。この相関
関数の最小値を与えるステップS48のずらし量がG画像
とG′画像のずれに相当する。
ステップS50でF1>F2と判定されると、ステップS52
で、F2を計算した時のずらし量をずらし量レジスタに書
込む。ステップS54で、全てのずらし位置での相関関数
を計算したかどうか判定される。全てのずらし位置での
相関関数がまだ計算されていないと判定されると、ステ
ップS56で、F2の値をF1とし、ステップS48が実行され
る。
ステップS50でF1>F2でないと判定されると、ステッ
プS58で、全てのずらし位置での相関関数を計算したか
どうか判定される。全てのずらし位置での相関関数がま
だ計算されていないと判定されると、ステップS60で、F
2の値をF1とし、ステップS48が実行される。
ステップS54,S58で、全てのずらし位置での相関関数
が計算されたと判定されると、この時のずらし量レジス
タの値がG画像とG′画像のずれになる。ステップS62
で、ずらし量レジスタの値の2/3をR成分画像のずれ量
と予測し、マイクロプロセッサ66内のRずらしレジスタ
(図示せず)に書込む。同様に、ステップS64で、ずら
し量レジスタの値の1/3をB成分画像のずれ量と予測
し、マイクロプロセッサ66内のBずらしレジスタ(図示
せず)に書込む。
ステップS66で、スイッチ64a,78aをアドレスバス68に
接続する。ステップS68で、フレームメモリ18aのR成分
画像をマイクロプロセッサ66に取込み、Rずらしレジス
タを参照して位置をずらし、フレームメモリ78aに転送
する。
ステップS70で、スイッチ64b,78bをアドレスバス68に
接続する。ステップS72で、フレームメモリ18bのB成分
画像をマイクロプロセッサ66に取込み、Bずらしレジス
タを参照して位置をずらし、フレームメモリ78bに転送
する。
ステップS74で、スイッチ72をD/A変換器22cに接続す
る。ステップS76で、スイッチ78a,78b,64cをアドレス発
生回路62に接続する。ステップS78で、フレームメモリ7
8a,78b,18cの画像を表示装置24に表示する。
これにより、第2実施例によっても、1フレームのR,
B,G画像が同一の画素位置に表示され、色ずれが防止さ
れる。
この発明は上述した実施例に限定されず、種々変更可
能である。上述した実施例では、1画面全体にわたって
G画像のずれが検出され、R,B画像も1画面全体にわた
って均一にずらされていたが、これでは不具合が生じる
場合もある。例えば、電子スコープによる体腔内の撮像
の場合は、食道、胃、腸等は1画面の中で場所によって
はランダムな方向に移動していることがある。このよう
な場合には、1画面をマトリクス状の複数の小区分に分
割して、各小区分毎にG画像とG′画像のずれを検出し
て、これに基づいて各小区分毎にR画像とB画像をずら
せればよい。この小区分の形状は正方形に限らず、長方
形、六角形、同心円状のドーナッツ形等でもよいし、分
割数も自由に設定してよい。また、各小区分についてR
画像、B画像の補正のための像ずらし量のテーブルを作
成し、そのテーブルの内容に基づいて第2図に示したよ
うな像ずらし用のハードウェアで補正してもよい。
また、この発明は内視鏡に限らず何にでも適用でき
る。
なお、色ずれを検出するための色成分画像として緑画
像を利用したが、赤画像、青画像でもよい。さらには、
複数の色成分画像のずれ量から色ずれ量を予測してもよ
い。
〔発明の効果〕
以上説明のようにこの発明によれば、色ずれのないカ
ラー画像が得られる面順次カラー撮像装置が提供され
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明による面順次カラー撮像装置の第1実
施例の構成を示すブロック図、第2図は第1実施例の像
ずらし回路のブロック図、第3図は被写体の移動を説明
するモデル図、第4図は色ずれを説明するモデル図、第
5図はこの発明による面順次カラー撮像装置の第2実施
例の構成を示すブロック図、第6図(a)〜(d)は第
2実施例の動作を示すフローチャートである。 14,30……スイッチ 18a,18b,18c,18d……フレームメモリ 20a,20b……像ずらし回路 32……位置ずらし回路 34……相関演算器 40……ずれ量検出回路 42a,42b……ずらし量演算回路
フロントページの続き (72)発明者 鶴岡 建夫 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−71791(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも第1の色成分のフレーム画像、
    及び第2の色成分のフレーム画像を周期的に撮像し、第
    1のフレーム画像撮像信号、及び第2のフレーム画像撮
    像信号を順次出力する撮像手段を備え、 前記第1のフレーム画像撮像信号、及び第2のフレーム
    画像信号に基づきカラー画像信号を生成する面順次カラ
    ー撮像装置において、 前記撮像手段から出力される第1のフレーム画像撮像信
    号を記憶する第1のメモリ手段と、 前記撮像手段から出力される第2のフレーム画像撮像信
    号を記憶する第2のメモリ手段と、 前記第1のメモリ手段に記憶された前記第1のフレーム
    画像撮像信号とは1周期異なる時点で得られた第1のフ
    レーム画像撮像信号を相関演算用フレーム画像撮像信号
    として記憶する第3のメモリ手段と、 前記第3のメモリ手段に記憶された相関演算用フレーム
    画像撮像信号を前記第1のメモリ手段に記憶された第1
    のフレーム画像撮像信号に対して予め決められた複数方
    向に所定量だけ相対的にずらす位置ずらし手段と、 前記位置ずらし手段によって各方向にずらされた前記相
    関演算用フレーム画像撮像信号のそれぞれと前記第1の
    メモリ手段に記憶された第1のフレーム画像撮像信号と
    の相関値を演算する相関演算手段と、 前記相関演算手段の演算結果に応じて前記位置ずらし手
    段による位置ずらし方向の中の最も相関値の高い位置ず
    らし方向を決定する方向決定手段と、 前記第2のメモリ手段に記憶された第2のフレーム画像
    撮像手段を前記方向決定手段により決定された方向にず
    らす画像ずらし手段とを具備することを特徴とする面順
    次カラー撮像装置。
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