JP2636599B2 - リニアモータ式自動ドアの安全装置 - Google Patents

リニアモータ式自動ドアの安全装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リニアモータ式自動ド
アが開閉端に高速でぶつかる事を防止するリニアモータ
式自動ドアの安全装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、多相ブラシレス直流リニア
モータの可動子とドアを機械的に連結して直接駆動にす
るリニアモータ式自動ドア開閉装置を他の出願人と共同
で先に発明した(特願平3−167721号)が、その
リニアモータ式自動ドアにおいて可動子に取付けられた
磁気検出センサあるいはその信号ラインに故障が発生す
ると、可動子と固定子レール磁石の相対位置及びドア位
置とドア速度の検出が不可能となり、正常な磁気検出セ
ンサ信号は、ドア移動により図3のHA,HB,HCの
ように変化するため、信号の変化する順序を監視するこ
とで、その信号系の異常を検出することができる。しか
しながら、ドアの動作中の上記異常を検出した際、リニ
アモータへの通電を停止しても、第1にはリニアモータ
はその構成により動作抵抗が非常に小さいこと、そして
第2には機械的拘束機構を持たないことにより、ドアが
高速で開閉端にぶつかってしまうことが考えられる。
【0003】
【発明が解決しょうとする課題】磁気検出センサ信号が
異常な相励磁関係となる状態においては、リニアモータ
可動子を途中で電気的に拘束させ、ドアが開閉端にぶつ
かることを防ぎ得る方法を示す。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の問題点
を解決するためになされたものであり、本発明のリニア
モータ式自動ドアの安全装置は、磁気検出センサの信号
に相励磁関係異常が発生した時異常信号を発生する異常
検出手段と、前記異常検出手段から異常信号がはいると
拘束信号を一定時間発生する主制御手段と、前記主制御
手段の拘束信号が入力する間、前記可動子に加えるパル
スのパルス幅変調値を一定値に固定するパルス幅変調変
換手段と、前記主制御手段の拘束信号が入力する間可動
子通電用トランジスタをあらかじめ定められたオンオフ
設定状態に保持する駆動トランジスタ設定手段と、を備
えることを特徴とする。そして、本発明の構成によれ
ば、異常発生を検出したら磁気検出センサの状態にかか
わらず、一定時間は前進推力、後退推力、および可動子
拘束のいずれかの相励磁関係を維持する。これにより、
固定子レールに対しドアが動いている為いずれかの位置
で可動子に拘束力が発生する相対位置関係となり、リニ
アモータの可動子を拘束させ、ひいてはドアを停止させ
ることでドアの開閉端へのぶつかりを防止する。
【0005】
【実施例】まず、本発明の実施例に用いる多相ブラシレ
ス直流リニアモータの構造と通電タイミングについて説
明する。そのリニアモータの構造は、本願人が特願平1
−110953号として出願済である。
【0006】図5は、本発明のブラシレス直流リニアモ
ータ1を構成するコイルユニット2及び該コイルユニッ
ト2に一体的に付設されるセンサユニット3からなる可
動子32の斜視図である。 コイルユニット2は、同一
形状の3個の可動子コイル2a,2b及び2cを組み込
む。また、センサユニット3には、3個のホール素子等
を用いた磁気検出センサ3a,3b及び3cを組み込
み、各々の可動子コイル2a〜2cと磁気検出センサ3
a〜3cを個々に対応づける。各可動子コイル2a〜2
cへ通電するための給電線と各センサ3a〜3cの信号
線は、後述の制御回路35と電線36を用いて接続す
る。
【0007】前記コイルユニット2及びセンサユニット
3は、図6の断面図に示すようにアウタレール12,1
2とインナレール13,13とから形成される固定子レ
ール11の走行部11’に移動自在に架装されて、コイ
ル移動型の三相ブラシレス直流リニアモータ1を構成す
る。アウタレール12,12とインナレール13,13
間には、ヨーク14,14を介在させて等長の永久磁石
15,15を長手方向に複数個配置して磁石体16を構
成するとともに、その極性を隣り合うもの及び向かい合
うものは逆極性とし、向かい合う磁石15,15間に一
様な磁界を形成する。この場合、磁石15は片側のみで
他方はヨーク14のみを配設して磁気回路を形成しても
よい。
【0008】図1は、リニアモータ式自動ドア開閉装置
の構成図である。図1(A),(B)において、11は
リニアモータ固定子をなす固定子レールであり、ガイド
レール38と一体化されている。リニアモータ可動子3
2は、連結金具34によりドア33と連結する。これに
より可動子32の動作とドア33の動作が完全に一致す
る。可動子32は前述のコイルユニット2とセンサユニ
ット3よりなる。ガイドレール38上にはドア33に取
付けらけたローラ37が走行する。制御回路35は、人
体検出用センサ44からの信号によりドア33の開閉動
作をつかさどる。電線36は、可動子32への給電及び
可動子32上の磁気検出センサ3a,3b,3c(図
2)信号のコントローラ35への受け渡しを行う電線で
あり、可動子32は電線36を引張りながら動作する。
【0009】図2および図3は、三相ブラシレス直流リ
ニアモータの構造と通電タイミングの概略を示す。リニ
アモータは、固定子レール内に長手方向に沿って永久磁
石15を配置している。固定子レール内には前述の如く
可動子32が配置されている。可動子32には可動子コ
イル2a〜2cが設けてあり、該コイル2aの巻き始め
を端子A1、コイル2bの巻き終わりを端子B2、コイ
ル2cの巻き始めを端子C1として導出し、各コイル2
a〜2cの他端を接続してスター結線を施している。ま
た、可動子32には磁気検出センサ3a,3b,3cが
設けてあり、このセンサ3a〜3cと各コイル2a〜2
cの配置位置との間には、磁石15のピッチlに或る倍
数を掛け合せた関係があり、図3に示す通電タイミング
が得られるようにしてある。
【0010】図4はシステム構成図である。リニアモー
タ可動子32は、前述の如くドア33と連結され、固定
子レール上を走行する。ドア33の位置と可動子32の
位置とが一致する為、可動子32の速度及び位置により
ドア33の速度及び位置が検出できる。リニアモータ可
動子32には、可動子コイル2a,2b,2cが内蔵さ
れており、また磁気検出センサ3a,3b,3cが内蔵
されている。磁気検出センサ3a〜3cは可動子32と
磁石15との相対位置を検出する。制御回路35は、人
体検出センサ44の信号に応じて可動子32を動作させ
る。主制御部45は、人体検出センサ44の信号に応じ
て、ドア33を動作させる目標位置を出力する。目標速
度演算器46は、主制御部45から出力された目標位置
と、位置算出器42からの現在位置との差、及び速度設
定器43からの設定速度とにより、動作すべき目標速度
を算出する。出力演算器47は、目標速度演算器46か
らの目標速度と、速度算出器41からの実速度との差に
より、可動子32の出力(推力)及びその出力の方向を
演算する。PWM変換器48は、出力演算器47により
演算された出力値をPWM値(パルス幅変調値)に変換
する。駆動トランジスタ設定器49は、出力演算器47
により示された出力(推力)の方向と、波形整形器51
からの相励磁関係信号(可動子32と固定子磁石15と
の相対位置)とにより、通電すべき可動子コイル2a,
2b,2cと通電方向を決定し、各駆動トランジスタT
r1a〜Tr3bのON/OFFを設定する。可動子コ
イル通電器50は、駆動トランジスタTr1a,Tr1
b,…Tr3bとトランジスタ駆動回路とからなる。そ
して、可動子コイル通電器50は、駆動トランジスタ設
定器49で示されたONすべきトランジスタを、PWM
変換器48で示されたPWM値に従って駆動すること
で、駆動トランジスタ設定器49で定められた出力(推
力)となるような電流を通電する。速度算出器41は、
波形整形器51からの相励磁関係信号の変化する間隔t
1から可動子32の実速度を算出する(図3)。位置算
出器42は、波形整形器51からの相励磁関係の変化す
る方向により可動子32の動作方向を検出し、相励磁関
係の変化ごとに方向に従いアップ又はダウンカウントす
ることで、可動子32の位置を算出する。波形整形器5
1は、可動子32内の磁気検出センサ(ホール素子)3
a〜3cからの信号の波形を方形波に整形する。人体検
出センサ44は、人体等を無接触で検出するセンサ、あ
るいはタッチスイッチ、マットスイッチ等よりなる。速
度設定器43は、ドアの開閉速度を設定する速度設定器
であり、あらかじめ定められた値又は人が必要な速度に
設定する。
【0011】システム構成図(図4)は、本出願人の先
願(特願平3−167721)と基本的に同じである
が、以下の機能を追加する。つまり、本発明において
は、磁気検出センサ異常検出器52を波形整形器51と
主制御部45との間に挿入している。前記異常検出器5
2が各相で検出する磁束HA,HB,HCにおいて、正
常時の磁気検出センサ信号は、 (HA,HB,HC) = (1,1,1),(0,1,
1,),(0,0,1)(0,0,0),(1,0,
0,),(1,1,0) の順に変化する(図3)。信号の変化方向はドアの実際
の動きによる。ここで、前記異常検出器52は、波形整
形器51からの信号が上記順序に従い変化するかを比較
チェックし、順番がとんだ場合、または上記にない信号
がはいってきた場合に異常と判断し、主制御部45へ磁
気検出センサ異常を知らせる。主制御部45は、基本的
には本出願人の上記先願と同様であるが下記機能を追加
する。つまり、前記異常検出器52より主制御部45に
磁気検出センサ異常信号が入ると、拘束信号S1を一定
時間オンする。その後、速度零信号S2を目標速度演算
器46へ出力する。目標速度演算器46は、速度零信号
S2が出力されると目標速度を零(=0)にする。他
は、本出願人の上記先願と同様である。PWM変換器4
8は、拘束信号S1がオフの場合は本出願人の上記先願
と同様であるが、拘束信号S1がオンの場合は、そのオ
ンの間PWM値を一定値例えば許容される最大値に固定
する。これにより拘束力が増加する。駆動トランジスタ
設定器49は、拘束信号S1がオンの場合は、その間ト
ランジスタTr1a〜Tr3bをあらかじめ定められた
オンオフ設定状態に保持する。オンするトランジスタが
あらかじめ定められた状態であるよう保持するか、或は
拘束信号S1がオンした時点のオンオフ設定状態に保持
するかのどちらでも可である。
【0012】(本実施例装置の作動)図4において、波
形整形器51→位置算出器42→目標速度演算器46→
出力演算器47→可動子32のループは位置フィードバ
ックループである。波形整形器51→速度算出器41→
出力演算器47→可動子32のループは速度フィードバ
ックループである。
【0013】(位置フィードバックループの動作)目標
速度演算器46は、主制御部45からの目標位置と位置
算出器42からの現在位置との差の極性により、動作方
向(目標速度の符号)を判定する。また、差が大きい場
合は、目標速度の大きさを速度設定器43による設定速
度とし、差が所定値以内では目標位置に近づくに従い目
標速度の大きさを小さくし、一致した時点で零(=0)
とする。この様に、可動子32が目標位置へスムーズに
動作する様に目標速度を設定する。
【0014】(速度フィードバックループの動作)出力
演算器47は、目標速度演算器46からの目標速度と、
速度算出器41からの実速度との差の極性により推力方
向(出力値符号)を決定し、差の大きさによって出力値
を決定する。実速度が目標速度より小さい場合は動作方
向に対し正の推力とし、大きい場合は逆方向の推力とす
る。また、実速度と目標速度との差が大きいほど推力を
大きくする。これにより、可動子32の実速度が目標速
度となる様に制御する。
【0015】(駆動部の動作)モータ推力を発生させる
ためには、可動子32の磁気検出センサ3a〜3cで検
出した相励磁関係(固定子磁石15と可動子コイル2a
〜2cの位置関係)に応じて、コイル2a〜2cを励磁
すればよい。 ここで、相励磁関係とコイル励磁の関係
は、推力の方向各々について1対1に定まる。これによ
り、通電器50内に配置された駆動用トランジスタTr
1a〜Tr3bのON/OFFと相励磁関係の関係は推
力方向各々について1対1に定まる。これを後述の如く
あらかじめテーブルとして通電器50内にもつ。トラン
ジスタ設定器49は、出力演算器47からの推力方向と
波形整形器51からの相励磁関係とによって、上記テー
ブルを参照してONすべき駆動トランジスタTr1a〜
Tr3bを決定する。また、可動子32の動作による相
励磁関係の変化、及び出力演算器47からの推力方向の
変化ごとに、上記テーブルを参照してONすべき駆動ト
ランジスタTr1a〜Tr3bを変更する。PWM変換
器48は、出力演算器47からの推力の大きさに対応す
るPWM値を設定する。通電器50は、トランジスタ設
定器49で指定されたトランジスタをPWM変換器48
で示されたPWM値で動作させることにより、コイル2
a〜2cを通電する。この際、a側又はb側のどちらか
のトランジスタをPWM動作させればよい(図4、50
部詳細)。
【0016】(位置及び速度の検出)本実施例装置で
は、可動子32とドア33を機械的に結合している為、
可動子32の速度及び位置を検出することによってドア
33の動作を検出することができる。更に、使用するモ
ータは三相ブラシレス直流リニアモータであり、駆動用
磁気検出センサ3a〜3cを取付けていることから、こ
の磁気検出センサの信号を利用すれば、可動子32の動
作を検出することができる。これにより、専用の位置セ
ンサ及び速度センサを必要とすることなく、ドア33の
位置制御及び速度制御をすることができる。
【0017】(位置の検出)本実施例のモータは直流3
相ブラシレス直流リニアモータであり、相励磁関係(図
4の波形整形器51の出力)は、可動子32の動作に応
じて磁気検出センサ3a,3b,3cによる磁界の強さ
HA,HB,HCの様に変化する(図3)。ここで、例
えば磁界強さHAのパルス長さlは磁石15の寸法と等
しくなる(図3)。これにより、相励磁関係の変化順番
を見ることで、可動子32の動作方向を検出する。ま
た、あらかじめ原点をドア33の閉位置(又は他の特定
位置)に定め、上記より磁界の強さHA〜HCで検出し
た動作方向に従い、カウントアップ又はダウンすること
で、磁石15長さの1/3ピッチの分解能でドア33の
位置を検出する。
【0018】(速度の検出)相励磁関係の変化する時間
t1(図3)を計測することで可動子32の動作速度を
検出する。このとき、動作速度vは次式となる。 v=(l/3)/t また、方向(極性)は上記位置検出時の動作方向と等
しくなる。
【0019】(全体の動作)人体検出センサ44がON
すると、主制御部45は目標位置をドア開位置にセット
する。すると、前述の位置フィードバックループ(波形
整形器51→位置算出器42→目標速度演算器46→出
力演算器47→可動子32)、及び速度フィードバック
ループ(波形整形器51→速度算出器41→出力演算器
47→可動子32)のはたらきにより、可動子32(ド
ア)は開位置へ移動する。位置算出器42を確認するこ
とで、ドア33が開位置に達したことを確認後、人体検
出センサ44により人がいないことを確認して、主制御
部45は目標位置を閉位置に変える。これにより、ドア
33は閉じる。閉動作中に、人体検出センサ44が人を
検知した場合には、再度、目標位置を開位置とし、以上
の動作を繰り返えす。
【0020】(拘束力の発生)表1は、図2のモータ構
成及び図4の50部詳細に示すトランジスタ構成の場合
において、磁気検出センサ3a〜3cによる相励磁関係
HA,HB,HCとオンするトランジスタTr1a〜T
r3b及び発生推力方向の関係を示す。
【表1】 図7は、通電器50におけるトランジスタのオンオフ設
定を(Tr1a,Tr1b,Tr2a,Tr2b,Tr
3a,Tr3b)=(0,1,0,0,1,0)に固定
した場合の可動子対固定子位置と発生推力の関係を示
す。図7において、相励磁関係(1,1,0,)と
(1,1,1,)の境界をなすX点より左側では右方向
推力、X点より右側(X−Y間)では左方向推力となる
ことにより、トランジスタのオンオフ設定を固定するこ
とで、可動子32はX点で拘束される。つまり、トラン
ジスタのオンオフ設定を固定すると、モータ動作の1周
期(=磁石長l×2)に必ず1点は拘束力を発生する点
が存在するといえる。このことは、表1中のどのオフオ
フ設定状態においても同様である。上記の様に、トラン
ジスタTr1a〜Tr3bをある1つのオフオン設定状
態に固定すると、モータ動作の1周期の1点で可動子3
2に拘束力を発生する。
【0021】(実施例装置の動作)図4において、可動
子32の走行中に、磁気検出センサ3a〜3cに異常が
発生すると、波形整形器51にて検出する相励磁関係の
順序がくるう。これを異常検出器52で検出する。異常
検出器52は主制御部45に異常信号を送る。主制御部
45はこの異常信号を受けると、PWM変換器48とト
ランジスタ設定器49へ一定時間拘束信号S1を出力す
る。その後、主制御部45は速度零信号S2を出力し、
可動子32の目標速度を零(=0)に保つ。拘束信号S
1がオンの間PWM変換器48のPWM値は最大とな
り、またトランジスタ設定器49は特定のオンオフ設定
状態を保つ。これにより、先に説明した様に可動子32
に拘束力が発生し、ドア33は拘束力発生点で停止す
る。また、拘束力発生点は永久磁石15のピッチlに対
し、1周期=2×lの間に1点は必ず存在する為、異常
発生の近くでドア32は停止する。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明のリニアモー
タ式自動ドアの安全装置は、トランジスタのオンオフ設
定状態を固定することで可動子に拘束力を発生させ,ド
アを停止させるため,ドア動作中に磁気検出センサ信号
の異常が発生しても安全にドアを停止させることができ
る。また、本発明は磁気検出センサ異常のみでなく、制
御回路をマイコンで構成した場合のプログラム暴走等の
異常検出時にも、同様に可動子に拘束力を発生させるこ
とで安全性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】リニアモータ式自動ドア開閉装置の構成図であ
る。
【図2】多相ブラシレス直流リニアモータの構造の概略
を示す説明図である。
【図3】同リニアモータの通電タイミングの概略を示す
説明図である。
【図4】本実施例のシステム構成を示すブロック図であ
る。
【図5】コイルユニットとセンサユニットからなるリニ
アモータ可動子の斜視図である。
【図6】多相ブラシレス直流リニアモータの断面図であ
る。
【図7】通電器におけるトランジスタのオンオフ設定を
固定した場合の可動子対固定子位置を発生推力の関係を
示す説明図である。
【符号の説明】
3a〜3c…磁気検出センサ、 11…固定子レール、
32…可動子、 33…ドア、 35…制御回路、 4
4…人体検出センサ、 45…主制御部、 48…パル
ス幅変調(PWM)変換器、 49…駆動トランジスタ
設定器、52…磁気検出センサ異常検出器。 S1…拘
束信号、 Tr1a〜Tr3b…可動子通電用トランジ
スタ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアの駆動源に多相ブラシレス直流リニ
    アモータを用い、該リニアモータの可動子とドアを機械
    的に連結して直接駆動にすると共に、可動子又は固定子
    レール上の駆動の為の磁気検出センサの信号によってド
    アの位置および速度を検出し、この信号を利用して制御
    回路と人体検出センサとによりドアを開閉制御するリニ
    アモータ式自動ドアにおいて、 前記磁気検出センサの信号に相励磁関係異常が発生した
    時異常信号を発生する異常検出手段と、 前記異常検出手段から異常信号がはいると拘束信号を一
    定時間発生する主制御手段と、 前記主制御手段の拘束信号が入力する間、前記可動子に
    加えるパルスのパルス幅変調値を一定値に固定するパル
    ス幅変調変換手段と、 前記主制御手段の拘束信号が入力する間可動子通電用ト
    ランジスタをあらかじめ定められたオンオフ設定状態に
    保持する駆動トランジスタ設定手段と、 を備えることを特徴とするリニアモータ式自動ドアの安
    全装置。
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