JPH04363488A - リニアモータ式自動ドア開閉装置 - Google Patents

リニアモータ式自動ドア開閉装置

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Publication number
JPH04363488A
JPH04363488A JP3167721A JP16772191A JPH04363488A JP H04363488 A JPH04363488 A JP H04363488A JP 3167721 A JP3167721 A JP 3167721A JP 16772191 A JP16772191 A JP 16772191A JP H04363488 A JPH04363488 A JP H04363488A
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JP
Japan
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door
linear motor
speed
coil
magnetic detection
Prior art date
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Pending
Application number
JP3167721A
Other languages
English (en)
Inventor
Takanari Fujii
藤井 隆也
Naoki Rachi
良知 直樹
Shigeru Sakagami
坂上 滋
Toshihiro Ando
敏広 安藤
Yoshiaki Nagasawa
長沢 義明
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Auto Body Co Ltd
Okamura Corp
Original Assignee
Toyota Auto Body Co Ltd
Okamura Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Auto Body Co Ltd, Okamura Corp filed Critical Toyota Auto Body Co Ltd
Priority to JP3167721A priority Critical patent/JPH04363488A/ja
Publication of JPH04363488A publication Critical patent/JPH04363488A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05FDEVICES FOR MOVING WINGS INTO OPEN OR CLOSED POSITION; CHECKS FOR WINGS; WING FITTINGS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, CONCERNED WITH THE FUNCTIONING OF THE WING
    • E05F15/00Power-operated mechanisms for wings
    • E05F15/60Power-operated mechanisms for wings using electrical actuators

Landscapes

  • Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)
  • Linear Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リニアモータによる自
動ドア開閉装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、回転モータとベルトによりド
アを駆動するエンジン部と、モータ又はベルトに取付け
た速度(位置)センサと、制御回路とからなる自動ドア
開閉装置が提案されている(特公平2−4747)。
【0003】しかし、従来の自動ドア開閉装置は減速機
、ベルト等の部品が必要であるので、複雑な構造となり
、高価であるとともに、小型化が難しいという問題点が
あった。また、速度センサとして一般のタコジェネレー
タをモータに取付けた場合、ベルトの伸縮、滑り等の為
、ドアの正確な速度および位置の検出が難しい。また、
ベルトに速度センサを取付ける為には専用の速度センサ
を考える必要があり、高価になる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の問題点
を解決するためになされたものであり、ドアの駆動源に
多相ブラシレスリニアモータを用い、該リニアモータの
可動子とドアを機械的を連結して直接駆動にすると共に
、可動子又は固定子上の駆動の為の磁気検出センサの信
号によってドアの位置および速度を検出し、この信号を
利用して制御回路と人体検出センサとによりドアを開閉
制御することを特徴とする。そして、本発明の構成によ
れば、減速機およびベルト等が必要なく、構造が簡単で
小型化が可能になる。また、駆動用ホール素子などの磁
気検出センサにより、ドアの位置および速度の検出がで
きるから専用センサがいらないという効果を達成するこ
とができ、多相モータ信号の為方向検出が可能であり、
またダイレクト駆動の為上記検出が正確である。
【0005】
【実施例】まず、リニアモータの構造と通電タイミング
について説明する。リニアモータの構造は、本願人が実
願平1−110953号として出願済である。
【0006】図5は、本発明のブラシレス直流リニアモ
ータ1を構成するコイルユニット2及び該コイルユニッ
ト2に一体的に付設されるセンサユニット3の斜視図で
ある。  コイルユニット2は、同一形状の3個の可動
子コイル2a,2b及び2cを組み込む。また、センサ
ユニット3には、3個のホール素子等を用いた磁気検出
センサ3a,3b及び3cを組み込み、各々の可動子コ
イル2a〜2cと磁気検出センサ3a〜3cを個々に対
応づける。その対応位置関係は後に詳述する。各可動子
コイル2a〜2cへ通電するための給電線と各センサ3
a〜3cの信号線は、フレキシブルプリント基板4を用
いて接続する。
【0007】前記コイルユニット2及びセンサユニット
3は、図6の断面図に示すようにアウタレール12,1
2とインナレール13,13とから形成されるレール1
1の走行部11’に移動自在に架装されて、コイル移動
型のブラシレス直流リニアモータ1を構成する。アウタ
レール12,12とインナレール13,13間には、ヨ
ーク14,14を介在させて等長の永久磁石15,15
を長手方向に複数個配置して磁石体16を構成するとと
もに、その極性を隣り合うもの及び向かい合うものは逆
極性とし、向かい合う磁石15,15間に一様な磁界を
形成する。この場合、磁石15は片側のみで他方はヨー
ク14のみを配設して磁気回路を形成してもよい。
【0008】前記フレキシブルプリント基板4を用いた
給電線の一端は、レール11の端部に設置するレールエ
ンド17に接続する(図7)。該レールエンド17には
コネクタ18によりワイヤハーネス19を接続する。該
ワイヤハーネス19の一端には、制御回路20を接続す
る。制御回路20は、前記磁石15,15の極性により
コイルユニット2と磁石体16の相対位置を検出する磁
気検出センサ3a〜3cの検出信号を入力して、可動子
コイル2a〜2cの通電極性を切換える通電切換手段を
構成する。
【0009】前記制御回路20の一例を図8に示す。該
制御回路20は、磁気検出センサ3a〜3cの磁気検出
信号を入力して、コイルユニット2(可動子コイル2a
〜2c)と磁石体16の相対位置を検出する位置検出回
路21と通電切換回路22とを有し、両回路21と22
間には通電切換回路22のスイッチング素子をロジック
駆動する駆動回路23と進行方向切換スイッチ25を接
続した進行方向制御回路24とを介装してなる。
【0010】前記コイルユニット2を構成する可動子コ
イル2a〜2cの寸法及びその対応位置関係、センサユ
ニット3を構成する磁気検出センサ3a〜3cの対応位
置関係、及びコイル2a〜2cと磁気検出センサ3a〜
3cの対応距離の特定について、等長の永久磁石15の
寸法との関係において以下に説明する。可動子コイル2
a,2b及び2cの配置ピッチLは、 L=2nl/3とする。 但し、 n:3の倍数を除く自然数 2l:磁石体16の磁極ピッチである。また、磁気検出
センサ3a,3b及び3cの配置ピッチMは、M=2l
/3+2l・2m 但し、 m:0,1,2,3・・・ 2l:磁石体16の磁極ピッチである。 個々に対応づけられた可動子コイル2a〜2cと磁気検
出センサ3a〜3cとの対応距離Nxは、可動子コイル
2a〜2cの通電端子間の結線によって異なるが次のよ
うに表すことができる。 (1)スター結線(タイプ1)の場合は、Nx=(2p
x+1)l (2)スター結線(タイプ2)の場合は、Nx=2(p
x+1/3)l  又は  Nx=2(px+2/3)
l (3)デルタ結線の場合は、 Nx=2(px+1/3)l  又は  Nx=2(p
x+2/3)lである。ここで、2l=磁石体16の磁
極ピッチPX=0,1,2,3,4・・・ x=a,b,c 但し、Naは可動子コイル2aの中心から磁気検出セン
サ3aまでの距離を表す。以下Nb,Ncの場合も同様
に、可動子コイル2b,2cの中心から磁気検出センサ
3b,3cまでの距離を表す。
【0011】以下、前記で規定される寸法関係の実例に
ついて説明するとともに、その作動についても説明する
。図9は、前記(1)のスター結線(タイプ1)の場合
の実例である。可動子コイル2aと2b及び2bと2c
との距離L=10l/3は、L=2nl/3においてn
=5としたものである。また、可動子コイル2aの中心
から磁気検出センサ3aまでの対応距離Na=11l 
は、Na=(2pa+1)l においてpa=5とした
ものであり、同様にNb=7l はpb=3、Nc=3
l はpc=1としたものである。可動子コイル2a〜
2cの巻線の各巻き始め端をA1,B1,C1とし、巻
き終わり端をA2,B2,C2とし、可動子コイル2a
の巻き終わり端A2と可動子コイル2bの巻き始め端B
1及び可動子コイル2cの巻き終わり端C2とを接続し
てスター結線を施す。
【0012】図10は、前記したスター結線(タイプ2
)の場合の実例を示したものである。可動子コイル2a
と2b及び2bと2cとの距離L=10l/3は、L=
2nl/3でn=5としたものである。可動子コイル2
aの中心から磁気検出センサ3aまで距離Na=32l
/3は、Na=2(pa+1/3)l において、pa
=5としたものであり、同様にNb=20l/3はpb
=3、Nc=8l/3はpc=1としたものである。可
動子コイル2a〜2cの巻線の各巻き始め端をA1,B
1,C1とし、巻き終わり端をA2,B2,C2とし、
可動子コイル2aの巻き終わり端A2と可動子コイル2
bの巻き始め端B1及び可動子コイル2cの巻き終わり
端C2とを接続して、前記タイプ1の場合と同様にスタ
ー結線を施す。
【0013】図11は、前記したデルタ結線の場合の実
例を示したものである。可動子コイル2aと2b及び2
bと2cとの距離及び各可動子コイル2a〜2cの中心
から、各磁気検出センサ3a〜3cまでの対応距離は、
前記スター結線(タイプ2)(図10)と同様である。 可動子コイル2a〜2cの巻線の各巻き始め端をA1,
B1,C1とし、巻き終わり端をA2,B2,C2とし
、A1とB1,A2とC1及びB2とC2とを接続して
、それぞれ端子A’,C’及びB’とするデルタ結線を
施す。
【0014】以上のように、各寸法関係を規定して可動
子コイル2a〜2c及び磁気検出センサ3a〜3cを、
それぞれコイルユニット2とセンサユニット3に配置し
て、前記レール11内に架装したブラシレス直流リニア
モータ1の作動について、図12〜図14を参照して説
明する。
【0015】前記図9に示すスター結線(タイプ1)の
場合は、図12に示すように、磁気検出センサ3aが磁
石体16のN極に対応する場合には、前記端子A1には
+V(v)を、S極に対応する場合は0(v)を印加し
、磁気検出センサ3bの場合はN極で0(v),S極で
+V(v)を、また磁気検出センサ3cの場合はN極で
+V(v),S極で0(v)をそれぞれ端子B2及びC
1に印加するように、前記制御回路20の通電切換回路
22を制御する。 このときの各磁気検出センサ3a〜3cの磁気検出タイ
ミングによる各端子A1,B2及びC1に対する通電状
態は、磁気検出センサ3aの位置で示せば同図に示され
るタイミングとなる。例えば磁気検出センサ3aの位置
(1)では、2l/3づつずれた磁気検出センサ3a,
3b及び3cがいずれもS極に対応し、端子A1,C1
に0(v),端子B2に+V(v)が印加され、可動子
コイル2a〜2cには、スター結線によりB2→B1,
A2→A1及びC2→C1の向きに電流が流れる。前記
したように、磁気検出センサ3a〜3cが磁石体16の
極性に基づいて出力する磁気検出信号により、スター結
線の3個の端子A1,B2,C1への通電状態が変化し
、可動子コイル2a〜2cに流れる電流方向が順次前記
したタイミングで切り換わる。またその時各可動子コイ
ル2a〜2cは、前記の寸法関係に規定される位置にあ
って、各巻線部に流れる電流の向き及び対応する磁石体
16の極性により、フレミングの左手法則に従う推力の
作用を受け、図12(a)〜(h)に模式的に示すよう
に、順次左から右方向へ移動する。
【0016】また、前記図10に示すスター結線(タイ
プ2)の場合は、図13に示すように、各端子A1,B
2,C1に通電する通電態様は、+V(v),0(v)
,−V(v)とし、その切換タイミングは磁気検出セン
サ3aの位置で示せば、同図に示されるタイミングとな
る。例えば磁気センサ3aの位置(2)では、端子A1
に−V(v),B2に+V(v)及びC1に0(v)が
印加される。この時、スター結線した端子A2,B1及
びC2の接続点の電位は、常に0 (v)となり端子C
10(v)へは電流が流れなくて、端子B2→B1,A
2→A1の向きに電流が流れる(図13)。この場合も
、前記と同様に各可動子コイル2a〜2cの巻線部に流
れる電流の向きと対応する磁石体16の極性によりフレ
ミングの左手法則に従う推力を受けて、図13(a)〜
(h)に模式的に示すように左から右方向に移動する。
【0017】前記図11に示すデルタ結線の場合は、図
14に示すように、磁気検出センサ3aが磁石体  1
6のN極に対応する場合には、前記端子A’には+V(
v)を、S極に対応する場合は0(v)を印加し、磁気
検出センサ3bの場合はN極で0(v),S極で+V(
v)を、また磁気検出センサ3cの場合はN極で+V(
v),S極で0(v)をそれぞれ端子B’及びC’に印
加するように、前記制御回路20の通電切換回路22を
制御する。このときの各磁気検出センサ3a〜3cの磁
気検出タイミングによる各端子A’,B’及びC’に対
する通電状態は、磁気検出センサ3aの位置で示せば同
図に示されるタイミングとなる。例えば磁気検出センサ
3aの位置(3)では、2l/3づつずれた磁気検出セ
ンサ3a,3b及び3cがいずれもS極に対応し、端子
A’に0(v),端子B’,C’に+V(v)が印加さ
れる。デルタ結線により、同電位となるB’,C’端子
間には電流が流れず、A2→A1,B2→B1の向きに
電流が流れる。この場合も、前記と同様に各可動子コイ
ル2a〜2cの巻線部に流れる電流の向きと対応する磁
石体16の磁性によりフレミングの左手法則に従う推力
を受けて、同図(a)〜(h)に模式的に示すように左
から右方向に移動する。
【0018】前記スター結線(タイプ1),(タイプ2
)及びデルタ結線の場合における、各々の可動子コイル
2a,2b及び2cに作用する推力Fa,Fb,Fcは
、磁界を一定とした場合、それぞれ図15〜図17に示
される。 但し、V:電圧 R:コイル一個の抵抗 B:磁束密度 N:コイル巻数 l:磁束作用長 とする。
【0019】図15に示すように、スター結線(タイプ
1)の場合、 Fa=Fb=Fc=(4V/3R)・BNlであり、そ
の推力パターンは可動子コイル2a〜2cと磁石体16
等の前記した寸法関係により、位相2l/3の位相を生
じコイルユニット2に作用する推力の最大は、F=(2
0V/9R)・BNl となり、また2l/3毎に生ず
る推力の低下もF’=(2V/R)・BNl であって
、推力変動を最大推力の10%に抑えることができる。
【0020】図16に示すように、スター結線(タイプ
2)の場合、 Fa=Fb=Fc=(V/R)・BNl及び、Fa’=
Fb’=Fc’=(2V/3R)・BNlとなる。また
最大推力Fは、F=(2V/R)・BNlであり、位相
2l/3毎に生ずる推力の低下はF’=(5V/3R)
・BNl となって、推力変動を最大推力の約17%に
抑えることができる。
【0021】図17に示すようにデルタ結線の場合、F
a=Fb=Fc=(2V/R)・BNl及び、Fa’=
Fb’=Fc’=(4R/3R)・BNlとなる。最大
推力Fは、F=(4V/R)・BNl であり、2l/
3毎に生ずる推力の低下はF’=(10V/3R)・B
Nl となる。位相2l/3毎に生じる推力の低下はF
’=(10V/3R)・BNl であって、推力変動を
最大推力の約17%に抑えることができる。以上の様な
構成及び作用を呈するブラシレス直流リニアモータ1は
、ブラシレスにより耐久性及び電気ノイズの低減を図る
ことができるのは勿論のこと、推力変動が小さくコイル
可動型のため可動部がコアレスとなってコントロール性
が良好になる。さらに、推力を増強するためのコイルユ
ニット2を複数個連結することができる。この場合、前
記した磁石体16及び各可動子コイル2a〜2cの寸法
関係により、各コイルユニット2,2’を構成する可動
子コイル2a〜2cのそれぞれが隣り合う各コイルユニ
ット2,2’毎に逆巻きになる様に、スター結線又はデ
ルタ結線を施す。
【0022】図18に示すように、コイルユニット2で
は可動子コイル2aの巻き終わり端A2と可動子コイル
2bの巻き始め端B1及び可動子コイル2cの巻き終わ
り端C2を結線し、コイルユニット2’では、可動子コ
イル2aの巻き始め端A1’と可動子コイル2bの巻き
終わり端B2’及び可動子コイル2cの巻き始め端C1
’とを結線する。コイルユニット2の3個の端子A1,
B2,C1とコイルユニット2’の3個の端子A2’,
B1’,C2’は、それぞれA1とA2’,B2とB1
’及びC1とC2’とを接続して、共通端子A,B,C
とする。このように、コイルユニット2を複数個追加し
た場合でも、可動子コイル2a〜2cの通電極性を切換
えるための配線数は、コイルユニット1個の場合と同様
3本であって増加する必要はない。また、通電極性の切
換えタイミングを規制するための磁気検出センサ3a〜
3cも、コイルユニット2の数に関係なく1組でよい。 また、磁気検出センサ3a〜3cの配置位置は、前記各
実施例に示した位置に限定されるものでなく、前記通電
極性の切換えタイミングを実現できるような位置であれ
ばよい。尚、移動方向を逆向きにする場合は、前記実施
例と逆向きの電流が、各可動子コイルに流れるように通
電極性を切換えるようにする。
【0023】図1は、リニアモータ式自動ドア開閉装置
の構成図である。図1(A),(B)において、31は
リニアモータ固定子であり、ガイドレール38と一体化
されている。リニアモータ可動子32は、連結金具34
によりドア33と連結する。これにより可動子32の動
作とドア33の動作が完全に一致する。ガイドレール3
8上にはドア33に取付けらけたローラ37が走行する
。コントローラ35は、人体検出用センサ39からの信
号によりドア33の開閉動作をつかさどる。電線36は
、可動子32への給電及び可動子32上の磁気検出セン
サ3a,3b,3c(図2)信号のコントローラ35へ
の受け渡しを行う電線であり、可動子32は電線36を
引張りながら動作する。
【0024】図2および図3は、リニアモータの構造と
通電タイミングの概略を示す。リニアモータの構造と通
電タイミングの詳細は、図5〜図18について前述した
通りである。
【0025】図4はシステム構成図である。リニアモー
タ可動子32は、前述の如くドア33と連結され、固定
子31上を走行する。ドア33の位置と可動子32の位
置とが一致する為、可動子32の速度及び位置によりド
ア33の速度及び位置が検出できる。リニアモータ可動
子32には、コイル2a,2b,2cが内蔵されており
、また磁気検出センサ3a,3b,3cが内蔵されてい
る。磁気検出センサ3a〜3cは可動子32と磁石15
との相対位置を検出する。コントローラ35は、人体検
出センサ44の信号に応じて可動子32を動作させる。 主制御部45は、人体検出センサ44の信号に応じて、
ドア33を動作させる目標位置を出力する。目標速度演
算器46は、主制御部45から出力された目標位置と、
位置算出器42からの現在位置との差、及び速度設定器
43からの設定速度とにより、動作すべき目標速度を算
出する。出力演算器47は、目標速度演算器46からの
目標速度と、速度算出器41からの実速度との差により
、可動子32の出力(推力)及びその出力の方向を演算
する。PWM変換器48は、出力演算器47により演算
された出力値をPWM値(パルス幅変調値)に変換する
。駆動トランジスタ設定器49は、出力演算器により示
された出力(推力)の方向と、波形整形器51からの相
状態信号(可動子32と固定子磁石15との相対位置)
とにより、通電すべき可動子コイル2a,2b,2cと
通電方向を決定し、各駆動トランジスタTr1a〜Tr
3bのON/OFFを設定する。可動子コイル通電器5
0は、駆動トランジスタTr1a,Tr1b,…Tr3
bとトランジスタ駆動回路とからなる。そして、可動コ
イル通電器50は、駆動トランジスタ設定器49で示さ
れたONすべきトランジスタを、PWM変換器48で示
されたPWM値に従って駆動することで、駆動トランジ
スタ設定器49で定められた出力(推力)となるような
電流を通電する。速度算出器41は、波形整形器51か
らの相状態信号の変化する間隔から。リニアモータ可動
子32の実速度を算出する。位置算出器42は、波形整
形器51からの相状態の変化する方向により可動子32
の動作方向を検出し、相状態変化ごとに方向に従いアッ
プ又はダウンカウントすることで、可動子32の位置を
算出する。波形整形器51は、リニアモータ可動子32
内の磁気検出センサ(ホール素子)3a〜3cからの信
号の波形を方形波に整形する。人体検出センサ44は、
人体等を無接触で検出するセンサ、あるいはタッチスイ
ッチ、マットスイッチ等よりなる。速度設定器43は、
ドアの開閉速度を設定する速度設定器であり、あらかじ
め定められた値又は人が必要な速度に設定する。
【0026】(本実施例装置の作動)図4において、波
形整形器51→位置算出器42→目標速度演算器46→
出力演算器47→可動子32のループは位置フィードバ
ックループである。波形整形器51→速度算出器41→
出力演算器47→可動子32のループは速度フィードバ
ックループである。
【0027】(位置フィードバックループの動作)目標
速度算出器46は、主制御部45からの目標位置と位置
算出器42からの現在位置との差の極性により、動作方
向(目標速度の符号)を判定する。また、差が大きい場
合は、目標速度の大きさを速度設定器43による設定速
度とし、差が所定値以内では目標位置に近づくに従い目
標速度の大きさを小さくし、一致した時点で零(=0)
とする。この様に、可動子32が目標位置へスムーズに
動作する様に目標速度を設定する。
【0028】(速度フィードバックループの動作)出力
演算器47は、目標速度算出器46からの目標速度と、
速度算出器41からの実速度との差の極性により推力方
向(出力値符号)を決定し、差の大きさによって出力値
を決定する。実速度が目標速度より小さい場合は動作方
向に対し正の推力とし、大きい場合は逆方向の推力とす
る。また、実速度と目標速度との差が大きいほど推力を
大きくする。これにより、可動子32の実速度が目標速
度となる様に制御する。
【0029】(駆動部の動作)モータ推力を発生させる
ためには、可動子32の磁気検出センサ3a〜3cで検
出した状態(固定子磁石15と可動子コイル2a〜2c
の位置関係)に応じて、コイル2a〜2cを励磁すれば
よい。  ここで、相状態とコイル励磁の関係は、推力
の方向各々についた1対1に定まる。これにより、通電
器50内に配置された駆動用トランジスタTr1a〜T
r3bのON/OFFと相状態の関係は推力方向各々に
ついて1対1に定まる。これをあらがじめテーブルとし
て通電器50内にもつ。トランジスタ設定器49は、出
力演算器47からの推力方向と波形整形器51からの相
状態とによって、上記テーブルを参照してONすべき駆
動トランジスタTr1a〜Tr3bを決定する。また、
可動子32の動作による相状態の変化、及び出力演算器
47からの推力方向の変化ごとに、上記テーブルを参照
してONすべき駆動トランジスタTr1a〜Tr3bを
変更する。PWM変換器48は、出力演算器47からの
推力の大きさに対応するPWM値を設定する。通電器5
0は、トランジスタ設定器49で指定されたトランジス
タをPWM変換器48で示されたPWM値で動作させる
ことにより、コイル2a〜2cを通電する。この際、a
側又はb側のどちらかのトランジスタをPWM動作させ
ればよい(図4、50部詳細)。
【0030】(位置及び速度の検出)本実施例装置では
、可動子32とドア33を機械的に結合している為、可
動子32の速度及び位置を検出することによってドア3
3の動作を検出することができる。更に、使用するモー
タはブラシレス直流リニアモータであり、駆動用磁気検
出センサ3a〜3cを取付けていることから、この磁気
検出センサの信号を利用すれば、可動子32の動作を検
出することができる。これにより、専用の位置及び速度
センサを必要とすることなく、ドア33の位置及び速度
制御をすることができる。
【0031】(位置の検出)本実施例のモータは直流3
相リニアモータであり、相状態(図4の波形整形器51
の出力)は、可動子32の動作に応じて磁気検出センサ
3a,3b,3cの様に変化する(図3)。ここで、例
えば磁気検出センサ3aのパルス長さlは磁石15の寸
法と等しくなる(図3)。これにより、相状態の変化順
番を見ることで、可動子32の動作方向を検出する。ま
た、あらかじめ原点をドア33の閉位置(又は他の特定
位置)に定め、上記より磁気検出センサ3a〜3cで検
出した動作方向に従い、カウントアップ又はダウンする
ことで、磁石15長さの1/3ピッチの分解能でドア3
3の位置を検出する。
【0032】(速度の検出)相状態の変化する時間t1
(図3)を計測することで可動子32の動作速度を検出
する。このとき、動作速度vは次式となる。 v=(l/3)/t1   また、方向(極性)は上記位置検出時の動作方向と
等しくなる。
【0033】(全体の動作)人体検出センサ44がON
すると、主制御部45は目標位置をドア開位置にセット
する。すると、前述の位置フィードバックループ(波形
整形器51→位置算出器42→目標速度演算器46→出
力演算器47→可動子32)、及び速度フィードバック
ループ(波形整形器51→速度算出器41→出力演算器
47→可動子32)のはたらきにより、可動子32(ド
ア)は開位置へ移動する。位置算出器42を確認するこ
とで、ドア33が開位置へ達したことを確認後、人体検
出センサ44により人がいないことを確認して、主制御
部45は目標位置を閉位置に変える。これにより、ドア
33は閉じる。閉動作中に、人体検出センサ44が人を
検知して場合には、再度、目標位置を開位置とし、以上
の動作を繰り返えす。
【0034】(発明の効果)以上述べたように、本発明
装置はドアの駆動源に多相ブラシレス直流リニアモータ
を用いた自動ドア開閉装置であり、リニアモータを用い
ることでギヤユニット及びベルト等を必要としない簡単
な構成で小型の駆動源(エンジン)を実現することがで
きる。また、本発明装置は可動子とドアを直結し、多相
ブラシレス直結リニアモータを駆動するための磁気検出
センサの信号からドア動作を正確に計測して、ドアを制
御することで、専用のセンサやリミットスイッチを用い
ることなく、非常に簡単な構成で、高機能の自動ドア開
閉装置を実現することができる、などの優れた効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】リニアモータ式自動ドア開閉装置の構成図であ
る。
【図2】リニアモータの構造の概略を示す説明図である
【図3】リニアモータの通電タイミングの概略を示す説
明図である。
【図4】本実施例のシステム構成図である。
【図5】コイルユニットとセンサユニットの斜視図であ
る。
【図6】同、断面図である。
【図7】ブラシレス直流リニアモータの概要斜視図であ
る。
【図8】制御回路の一例を示した結線図である。
【図9】スター結線における寸法関係の実例を示した説
明図である。
【図10】他のスター結線における寸法関係の実例を示
した説明図である。
【図11】デルタ結線における寸法関係の実例を示した
説明図である。
【図12】スター結線において通電極性の切換えによる
各可動子コイルの電流方向と永久磁石との関係を表す説
明図である。
【図13】他のスター結線の通電極性の切換えによる各
可動子コイルの電流方向と永久磁石との関係を表す説明
図である。
【図14】デルタ結線において通電極性の切換えによる
各可動子コイルの電流方向と永久磁石との関係を表す説
明図である。
【図15】スター結線において発生する推力パターンを
示した線図である。
【図16】他のスター結線において発生する推力パター
ンを示した線図である。
【図17】デルタ結線において発生する推力パターンを
示した線図である。
【図18】他の実施例を示したコイルユニットとセンサ
ユニットの正面図である。
【符号の説明】
1…3相ブラシレス直流リニアモータ  2…コイルユ
ニット  2a〜2c…可動子コイル  3…センサユ
ニット  3a〜3c…磁気検出センサ  11…レー
ル12…アウタレール  13…インナレール  15
…永久磁石  16…磁石体20…制御回路  21…
位置検出回路  22…通電切換回路  31…リニア
モータ固定子  32…リニアモータ可動子  33…
ドア  34…連結金具  35…コントローラ  3
6…電線  37…ローラ  38…ガイドレール  
41…速度算出器  42…位置算出器  43…速度
設定器  44…人体検出センサ  45…主制御部 
 46…目標速度演算器  47…出力演算器  48
…PWM変換器  49…トランジスタ設定器  50
…可動子コイル通電器  51…波形整形器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ドアの駆動源に多相ブラシレス直流リ
    ニアモータを用い、該リニアモータの可動子とドアを機
    械的に連結して直接駆動にすると共に、可動子又は固定
    子上の駆動の為の磁気検出センサの信号によってドアの
    位置および速度を検出し、この信号を利用して制御回路
    と人体検出センサとによりドアを開閉制御することを特
    徴とするリニアモータ式自動ドア開閉装置。
JP3167721A 1991-06-11 1991-06-11 リニアモータ式自動ドア開閉装置 Pending JPH04363488A (ja)

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