JPH0711890U - リニア直流モータ - Google Patents

リニア直流モータ

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JPH0711890U
JPH0711890U JP043943U JP4394393U JPH0711890U JP H0711890 U JPH0711890 U JP H0711890U JP 043943 U JP043943 U JP 043943U JP 4394393 U JP4394393 U JP 4394393U JP H0711890 U JPH0711890 U JP H0711890U
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
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    • H02K41/00Propulsion systems in which a rigid body is moved along a path due to dynamo-electric interaction between the body and a magnetic field travelling along the path
    • H02K41/02Linear motors; Sectional motors
    • H02K41/03Synchronous motors; Motors moving step by step; Reluctance motors
    • H02K41/031Synchronous motors; Motors moving step by step; Reluctance motors of the permanent magnet type

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型化を達成したリニア直流モータを提供す
ること。 【構成】 一次側の電機子コイル22内に磁気センサ1
51を配置し、該磁気センサ151が二次側の界磁マグ
ネット69に感応して発する信号を、該一次側及び二次
側の相対運動の基準位置信号として得ることとしてい
る。これにより、該基準位置信号を得るための構成の占
有スペースを実質的にゼロとし、上記の効果を奏してい
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば工作機械や産業用ロボットなどの運動機構部において、移動 させるべき物体を高精度に移動させるために多用されるリニア直流モータに関す る。
【0002】
【従来の技術】
図15に、従来のリニア直流モータを含む駆動ユニットを示す。なお、この駆 動ユニットは、リニア直流モータに、物体案内用の案内ユニットを付加したもの である。
【0003】 図示のように、この案内ユニットは、長尺のベース部材201と、該ベース部 材201に沿って移動する可動体202とを有している。詳しくは、可動体20 2には複数のローラ(図示せず)が設けられており、ベース部材201に長手方 向に沿って形成された軌道(図示せず)上をこれらのローラが転動する。
【0004】 一方、上記した案内ユニットと共に駆動ユニットを構成するリニア直流モータ については、下記のように構成されている。
【0005】 図示のように、当該リニア直流モータは、ベース部材201上に該ベース部材 201の長手方向において並設された多数の電機子コイル207を具備する一次 側と、該各電機子コイル207と対向すべく可動体202の下面側に取り付けら れた界磁マグネット(図示せず)を有する二次側とから成る。該界磁マグネット は、可動体202が移動すべき方向、すなわちベース部材202の長手方向に沿 ってN及びSの複数の磁極が交互に並ぶように着磁されている。
【0006】 ベース部材201の一側部には張出部201aが形成されており、該張出部2 01a上には、その略全長にわたって、リニアスケール204が設けられている 。このリニアスケール204には、その長手方向において、光を反射する反射部 と非反射部とが交互にかつ微細に形成されている。これに対し、可動体202の 側部には小ブラケット202aが設けられ、該小ブラケット202a上に、発光 素子205a及び受光素子205bが取り付けられている。
【0007】 かかる構成の駆動ユニットにおいては、電機子コイル207に所定の電流を供 給することにより、一次側及び二次側の両者間にフレミングの左手の法則に基づ く推力が生じ、例えば一次側が結合したベース部材201を固定とすれば、二次 側と一体の可動体202がこの推力によって移動する。
【0008】 また、一次側に対する二次側の位置の検知については、前述したリニアスケー ル204が用いられる。すなわち、二次側の移動に伴って発光素子205aによ りリニアスケール204に向けて光を照射し、リニアスケール204の各反射部 からの反射光を受光素子205bにより受光させてパルス信号を得、このパルス 信号を計数することを行う。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、パルス信号の計数に際し、基準となる位置を設定しておかねばなら ず、そのために下記の構成が多用される。
【0010】 図16に示すように、ベース部材201上において、基準とすべく定めた位置 に遮光プレート210を設置する。そして、この遮光プレート210を検知する ため、例えば透過型のフォトセンサ211を可動体202に取り付ける。フォト センサ211は、発光素子と受光素子とを備え、該発光素子から発せられる照射 光が遮光プレート210により遮られることに基づく受光素子からの出力の断を 以て検知信号とする。この検知信号を基準位置信号とし、上記パルス信号を計数 するのである。
【0011】 上記から明らかなように、従来のリニア直流モータにおいては、一次側及び二 次側の相対運動の基準位置信号を得るためにフォトセンサ211及び遮光プレー ト210を設けている。これらフォトセンサ211及び遮光プレート210はそ の占有スペースが比較的大きく、リニア直流モータの小型化を図る上で解決され るべき問題となっている。
【0012】 そこで本考案は、上記従来技術の欠点に鑑みてなされたものであって、小型化 を達成したリニア直流モータを提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本考案によるリニア直流モータは、電機子コイルを含む一次側と、前記一次側 に対する相対運動方向に沿って異なる磁極が交互に配設着磁されかつ前記電機子 コイルに対向して配置された界磁マグネットを有する二次側と、前記一次側及び 二次側の相対位置を検知する検知手段とを備え、該検知手段は、前記電機子コイ ル内に配置されて前記界磁マグネットに感応して信号を発する磁気センサを有し 、該信号を基準位置信号とするように構成したものである。
【0014】
【実施例】
次に、本考案に係るリニア直流モータを含む駆動ユニットについて添付図面を 参照しつつ説明する。なお、このリニア直流モータは可動マグネット型のもので ある。
【0015】 本考案に係るリニア直流モータは、一次側及び二次側から成り、本実施例にお いては一次側を給電側にしてしかも固定側とし、二次側を可動側として説明する 。
【0016】 以下、まず、これら一次側及び二次側の相互の案内をなす案内ユニットから説 明する。
【0017】 図1乃至図3に示すように、この案内ユニットは、全体として例えば略矩形板 状に形成されたベッド1と、該ベッド1の長手方向に沿って移動すべきテーブル 2とを有している。図1及び図3に示すように、ベッド1の上面には、略矩形板 状に形成されて該ベッド1とほぼ同じ長さを有するコイルヨーク3が配置されて おり、複数本のボルト(六角穴つき:図3参照)5によって該ベッド1に対して 締結されている。
【0018】 該コイルヨーク3の上面両側部には、軌道台としての2本のトラックレール7 が該コイルヨーク3の長手方向に沿って配置されており、かつ、複数本の平小ね じ8(図3参照)によって該コイルヨーク3に締結されている。
【0019】 図4に示すように、上記トラックレール7の外側部には、軌道として、断面形 状が略半円状の軌道溝7aが1条形成されている。そして、図1及び図3から明 らかなように、該トラックレール7の外側には該トラックレール7に対して相対 運動自在な摺動台としてのスライドメンバー10が配置されており、且つ、例え ば2本のボルト(六角穴つき)12によってテーブル2の下面側に締結されてい る。なお、図3に示すように、テーブル2には、このボルト12の頭部及びねじ 部が夫々挿通される座ぐり部2a及び挿通孔2bが形成されており、ボルト12 はこれら座ぐり部2a、挿通孔2b内に埋没せられ、テーブル2の上面に突出し てはいない。
【0020】 上記スライドメンバー10には転動体循環路(図示せず)が形成されており、 該転動体循環路内には転動体としての多数のボール13が配列収容されている。 これらのボール13は、トラックレール7に対するスライドメンバー10の移動 に伴ってトラックレール7の軌道溝7a上を転動しつつ循環してトラックレール 7及びスライドメンバー10の間で荷重を負荷する。
【0021】 図4に示すように、上記スライドメンバー10は、ケーシング14と、該ケー シング14の両端部になべ小ねじ15により結合された一対のエンドキャップ1 6a、16bと、該両エンドキャップ16a、16bの外面に共締めされた2枚 のシール17a及び17bとを有している。上記転動体循環路は、ケーシング1 4を直線的に貫くようにかつ互いに平行に形成された負荷軌道溝及びリターン路 と、両エンドキャップ16a、16bに形成されて該負荷軌道溝及びリターン路 の両端部同士を連通させる一対の略円弧状の方向転換路とから成る。なお、該負 荷軌道溝がトラックレール7の軌道溝7aと対向している。
【0022】 上記した構成の案内ユニットは、例えば工作機械(図示せず)が装備する平坦 な取付面に対して複数のボルト(六角穴つき:図示せず)によって締結される。 このため、図3に示すように、ベッド1は、これを該取付面に固定するための平 坦な取付底面1aを有している。図1乃至図3に示すように、ベッド1の両側部 には、該ベッドを締結するための上記ボルトの頭部及びねじ部が夫々挿通される 座ぐり部1b及び挿通孔1cが形成されており、該ボルトはこれら座ぐり部1b 、挿通孔1c内に埋没し、ベッド1の上面に突出することはない、また、図1及 び図2に示すように、、このベッド1に対して可動なテーブル2の上面側には例 えば4つのねじ孔2cが四偶に形成されており、当該駆動ユニットが装備される 装置が具備するテーブル(図示せず)がこれらのねじ孔2cに螺合するボルト( 図示せず)によって該テーブル2に対して締結される。
【0023】 続いて、上記した構成の案内ユニットによって相互の案内がなされるリニア直 流モータの一次側及び二次側について詳述する。
【0024】 まず、一次側については、図1乃至図3並びに図5に示すように、ベッド1上 に塔載された前述のコイルヨーク3と、該コイルヨーク3の上面側に該コイルヨ ークの長手方向に沿って配置されたコイル基板20と、該コイル基板20の下面 側、すなわちコイルヨーク3側に、上記テーブル2が移動すべき方向に沿って一 列に並べて貼着されることにより担持された例えば14個の電機子コイル22と を有している。なお、各電機子コイル22は、略矩形環状に巻回されている。ま た、図3及び図5に示すように、コイル基板20には、各電機子コイル22に対 応してホール効果素子43が設けられている。これらのホール効果素子43は、 後述する回路基板上に設けられた各電子部品等と共に駆動回路を構成する。該駆 動回路は、上記した各電機コイル22に対する給電等を行うためのものである。 各ホール効果素子43は、二次側(後述する)が具備する界磁マグネットが接近 したとき、該界磁マグネットが発する磁力線の量に応じた信号を発生する。この 信号に基づいて上記各電機子コイル22に対する給電及びその断を制御する訳で ある。
【0025】 上記各電機子コイル22及びコイル基板20の双方は、該各電機子コイル22 の個々について例えば2本ずつ挿通された締結部材としてのさら小ねじ24によ り、該コイル基板20を外側にしてコイルヨーク3に共締めされている。
【0026】 そして、図3及び図5に示すように、さら小ねじ24によって締付けられるコ イル基板20と該さら小ねじ24が螺合するコイルヨーク3との間には、間座ア センブリ26が介装されている。これらの間座アセンブリ26は、さら小ねじ2 4を締付けることによりコイル基板20が反り等の変形を生じぬように設けられ たものであり、各電機子コイル22の内側に嵌挿されている。
【0027】 次に、上記した各電機子コイル22に対する給電等を行うための回路基板につ いて説明する。
【0028】 図1、図3及び図5に示すように、この回路基板30は、上面側にてコイルヨ ーク3を介してコイル基板20を搭載したベッド1の下面側に該コイル基板20 と平行に配置されており、且つ、複数のボルト(六角穴つき)5により該ベース 部材1に対して締結されている。なお、これらのボルト5は、上記コイルヨーク 3のベッド1に対する締結をもなすものである。
【0029】 図5に示すように、上記回路基板30は、電子部品33、34等で構成された 駆動回路を夫々設けた複数の区割部35を連ねて成る。これらの区割部35は、 14個並設された各電機子コイル22のうち、2つずつの電機子コイルを単位と してこれに対応して設けられ、その数はこの場合7となっている。
【0030】 上記各区割部35に設けられた駆動回路は、1つの電機子コイル22に対して 励磁電流を供給する回路部分を1組、すなわち2つの電機子コイル22に対応す る回路を含んでいる。
【0031】 続いて、上記回路基板30と、その上方に配置されたコイル基板20の区割り の構成について詳述する。
【0032】 まず、回路基板30について説明する。
【0033】 この回路基板30を製作する場合、図6乃至図8に示す基本長さを有する基本 基板54を用意する。図6及び図8から明らかなように、この基本基板54は、 図5に基づいて説明した区割部35を例えば6つ、一体に連ねてなる。前述した ように、これらの区割部35には、単位化された2つずつの電機子コイル22に 対して給電等を行う駆動回路が設けられている。なお、図6及び図8に示すよう に、基本基板54の表裏両面には、各区割部35を判別するためのマークとして 例えば破線55が印刷されている。また、図8に示すように、各区割部35の駆 動回路が有する接続端子35aは、各区割部35の接続方向端部に配置されてお り、且つ、互いに隣接する区割部35間、具体的には上記破線55上において一 体に接続されている。
【0034】 前述した回路基板30は、上記区割部35を7つ連ねなければならないから、 上記の基本基板54が有する6つの区割部35のうち1つを破線55にて切断し て分割し、この分割した区割部35を図5に示すように未分割の基本基板54の 一端に列設し、相互の接続端子同士を接続することにより完成する。
【0035】 なお、図5において、上記分割された区割部35と基本基板54との接続は、 例えば、両者の接続端子35a(図8参照)部分に設けられたスルーホール35 b(図6及び図8にも図示)に嵌入する端子57aを有する単一の接続部品57 により行われる。なお、この接続端子35a同士の接続は銅線等を用いて行って もよいが、上記のように区割部35の接続端子35aを各々の接続方向端部に配 置してこのような接続部品57を用いて接続を行うようになしたことにより、す べての接続端子35aについて一度に接続することができると共に、該接続部品 57が有する剛性によって接続部の補強がなされる。また、接続部品57として は、単に導通接続作用のみをなす部品を用いてもよい他、IC等の電子部品を共 用してもよい。
【0036】 次いで、コイル基板20について説明する。
【0037】 全体としては図示していないが、このコイル基板20を製作する場合、図5に 示すように、上記した回路基板30用の基本基板54とほぼ同じ長さの基本基板 59を用意する。この基本基板59は、回路基板30用の基本基板54と同様に 6つの区割部60を一体に連ねてなる。図示のように、これら6つの区割部60 には、2つずつの電機子コイル22が単位化されて貼着されており、基本基板5 9上に並設された電機子コイル22の総数は12となっている。なお、図5及び 図2に示すように、基本基板59の表面には、これらの区割部60を判別するた めのマークとして例えば破線61が印刷されている。図5に示すように、この未 分割の基本基板59の一端に対して、他の図示しない基本基板から分割した1つ の区割部60を連ねて接続することにより回路基板30が形成される。なお、図 5において、参照符号60aは、該各区割部60に設けられた接続端子を示して いる。
【0038】 ところで、これまでの記載では、コイル基板20及び回路基板30について、 2つずつの電機子コイル22とこれらを駆動するための駆動回路とを単位化して 区割りしているが、3つ以上の電機子コイル及びその駆動回路について夫々単位 化して区割りしてもよい。また、本実施例においては、総数14の電機子コイル 22を備える駆動ユニットを製造する際、12個の電機子コイル22を担持させ た基本基板54とこれら電機子コイル22のうち2つずつに対応する駆動回路を 複数並設させた基本基板59とを用意するものとしているが、これら基本基板5 4、59の全長、すなわちこれらに具備させるべき電機子コイル及び駆動回路の 数についてはその設定を適宜変え得ることは勿論である。
【0039】 また、本実施例においては、基本基板54、59に設けられた区割部35、6 0のうち1以上を分割し、これを未分割の基本基板54、59に継ぎ足すことに よりコイル基板20及び回路基板30を構成しているが、製作すべき駆動ユニッ トの作動ストロークが基本基板54、59の全長よりも短い場合は、該各基本基 板54、59に設けられた各区割部35、60のうち1以上を必要に応じて切除 すればよい。
【0040】 なお、図3、図5並びに図6乃至図8に示すように、ベッド1及びコイルヨー ク3を介して互いに離間して配置されたコイル基板20及び回路基板30は、該 両基板の相互対向面側に設けられた複数、この場合7つずつの接続手段としての 雌雄両コネクタ63及び64同士を接続させることにより接続される。これらの コネクタ63、64は、前述のように単位化された2つずつの電機子コイル22 及びその駆動回路が夫々設けられた各区割部35及び60の各々に対して1つず つ配置されており、図3に示すように、ベッド1及びコイルヨーク3に形成され た開口部1e及び3eを通じて相互接続される。このように、コイル基板20及 び回路基板30の各区割部35、60について1つずつのコネクタ63、64を 設けたので、該両区割部35、60同士を互いに組付ける際に両者の方向性を迅 速かつ容易に認識することができ、作業が容易となる。なお、両区割部35、6 0同士の接続については、上記のようにコネクタによらず、導電線によってもよ い。また、設けるコネクタの数は、上記のように各区割部35、60について1 つのみ設ける他、2つずつ以上設けることとしてもよい。
【0041】 一方、二次側に関しては、下記のように構成されている。
【0042】 図1及び図3に示すように、該二次側は、テーブル2の下面側に固着されたマ グネットヨーク68と、上記一次側の電機子コイル22の各々と対向すべく該マ グネットヨーク68の下面に固設された界磁マグネット69とを有している。図 9に示すように、界磁マグネット69は、全体として略矩形板状に形成され、一 次側及び二次側の相対移動がなされる方向A、すなわちベッド1の長手方向に沿 って、N及びSの磁極が複数、例えば5極が交互に並ぶように着磁されている。
【0043】 かかる構成の駆動ユニットにおいては、電機子コイル22に所定の電流を供給 することにより、一次側及び二次側の両者間にフレミングの左手の法則に基づく 推力が生じ、例えば一次側が結合したベッド1を固定とすれば、二次側と一体の テーブル2がこの推力によって移動する。
【0044】 当該駆動ユニットにおいては、上記一次側及び二次側の相対位置を検知する検 知手段として、下記の構成のものが設けられている。
【0045】 すなわち、該検知手段は、図1乃至図3に示すリニア磁気スケール71と、図 3に示す磁気センサ部72とを有している。該リニア磁気スケール71は、上記 二次側の移動方向において延在せられ、図10から明らかなように、その長手方 向に沿ってN、Sの磁極が交互に微細ピッチで多極着磁されている。
【0046】 なお、図1乃至図3に示すように、上記磁気センサ部72から信号の取出しを なすためのケーブル74と、該ケーブル74を覆うカバー75とが設けられてい る。該ケーブル74はフレキシブル基板からなる。
【0047】 また、図10に示すように、上記磁気センサ部72については、上記リニア磁 気スケール71の各磁極を検知するためのホール効果素子等からなる2つの磁電 変換素子129及び130を有している。
【0048】 上記磁電変換素子130は、磁電変換素子129に対して、リニア磁気スケー ルの各磁極間のピッチPの1/2だけずれて設けられており、これにより図12 の(A)に示す波形に対してπ/2だけ位相の異なる波形が得られる。なお、図 12に示すように、磁電変換素子129及び磁電変換素子130により得られる 波形はOレベルを基準として正・負の連続した正弦波が得られるが、図11に示 すように増幅回路131a及び131bを通すことによってOレベルからVma xのレベルになるように増幅処理がなされている。これは後段における信号処理 を容易にするためである。
【0049】 ここで、上記磁電変換素子129、130等により発せられる信号に基づいて 一次側及び二次側の相対位置の制御をなす制御系の構成について説明する。
【0050】 図11に示すように、磁電変換素子129及び磁電変換素子130より出力さ れた波形は増幅回路131a及び131bに入力される。この増幅回路131a 及び131bは、A/D変換回路132a及び132b、ラッチ回路133a及 び133b、マルチプレクサ(MPX)134が順次接続され、このマルチプレ クサ134の出力がCPU(制御回路)135に入力される構成となっている。 また、CPU135にはメモリ(ROM)137及びメモリ(RAM)140並 びに計数手段としてのアップダウンカウンタ138、D/A変換回路139が接 続されている。
【0051】 上記A/D変換回路132a及び132bは、前段の増幅回路131a及び1 31bによりレベル増幅されたアナログ波形を二値化データに変換してラッチ回 路133a及び133bに夫々のデータを入力する。このラッチ回路133a及 び133bは、前段のA/D変換回路132a及び132bによって刻刻変換さ れるデータを同期処理するために該A/D変換回路132aと132bのデータ をラッチしてホールドさせる。このホールドされたデータはマルチプレクサ(M PX)134に入力される。このマルチプレクサ(MPX)134は、後段のC PU135に出力する場合にラッチ回路133a及び133bでラッチ処理され たデータを同時に出力することができないので、時分割処理して別々にCPU1 35に出力して演算処理がなされる。
【0052】 一方、前述の検知手段は、一次側及び二次側がその相対運動の基準位置に達し たことを検知するため、下記の構成を含んでいる。
【0053】 すなわち、図2、図3、図5、図9及び図13に示すように、この検知のため の検知素子として、ホール効果素子等からなる磁電変換素子151が設けられて いる。図2及び図5から明らかなように、この磁電変換素子151は具体的には 、一次側が具備する14個の電機子コイル22のうち、例えば右端から2つ目に 位置する電機子コイル22の内部空間に配設されており、かつ、回路基板20に 固着されている。そして、該磁電変換素子151により検知される被検知素子と して作用するのは、二次側が有する界磁マグネット(図9及び図13に図示)6 9の右端の磁極69aとなされている。上記磁電変換素子151は、この磁極6 9aに感応して信号を発する。この信号が基準位置信号とされる。なお、磁電変 換素子151に代えて、磁気抵抗素子を使用してもよい。
【0054】 このように、当該リニア直流モータにおいては、一次側の電機子コイル22内 に検知素子としての磁電変換素子151を配置し、該磁電変換素子151が二次 側の界磁マグネット69に感応して発する信号を、一次側及び二次側の相対運動 の基準位置信号として得ている。かかる構成によれば、該基準位置信号を得るた めの構成部品として特別に設けるべきは磁電変換素子151のみであり、しかも その設置スペースとして電機子コイル22の内部空間を有効に利用しているため に占有スペースは実質的にゼロである。従って、リニア直流モータ全体としての 小型化が図られる。
【0055】 図13において、参照符号Sは上記一次側及び二次側の相対運動を可とするス トロークを表すものであるが、該図に示すように、上記磁電変換素子151はこ のストロークSの端若しくはその近傍に位置している。但し、本実施例ではスト ロークSの端よりも内側に配置されている。また、該一次側及び二次側がこのス トロークSを逸脱して作動したことを検知して信号を発する2つの限界センサ1 53及び154が設けられている。これら限界センサ153、154は、磁電変 換素子あるいは磁気抵抗素子等の磁気センサからなり、一次側が具備する14個 の電機子コイル22のうち、左右両端に位置する電機子コイル22の内部空間に 各々配置されており、かつ、回路基板20に固着されている。そして、テーブル 2が上記ストロークSからTだけ逸脱した際に、二次側が有する界磁マグネット (図9及び図13に図示)69の左右両端の磁極に夫々感応して信号を発する。 このように、限界センサ153、154についても、界磁マグネット69に感応 して信号を発する磁気センサを採用し、しかもその設置スペースを電機子コイル 22内としているので、前述の磁電変換素子151と同様にその実質的な占有ス ペースがゼロとなり、リニア直流モータの更なる小型化が図られている。
【0056】 なお、前述した各磁電変換素子129、130及び151並びに上記両限界セ ンサ153、154より発せられる信号は当該駆動ユニットの作動制御を図る制 御部(図示せず)に送られ、該制御部はこれらの信号に基づいて後述のタイミン グにて作動制御を行う。
【0057】 次に、上記した構成の駆動ユニットの動作について説明する。
【0058】 作業者が操作スイッチ等を操作することによって上記制御部(図示せず)より 作動指令が発せられると、まず、初期動作として、任意の位置に停止していた二 次側がその作動ストロークS(図13参照)の一端側、この場合、図13におけ る右端側に設定された基準位置に向けて移動せられる。二次側が該基準位置に至 ると、図13などに示す磁電変換素子151が界磁マグネット69の端部磁極6 9aに感応することにより発する基準位置信号に応じてメモリ(RAM)140 にメモリされたスケール位置データがリセットされる。
【0059】 ここで、この基準位置信号発信までの動作を更に詳しく説明する。
【0060】 上記のように、作動指令に応じて二次側が任意の位置から基準位置に向かって 移動するのであるが、図13に示すように、一旦はストロークSの端を距離Tだ け通過して逸脱することが行われる。これによって限界センサ153より信号が 発せられ、これに応じて二次側は停止せられる。この逸脱動作の際、上記界磁マ グネット69の端部磁極69aが磁電変換素子151を通過するので該磁電変換 素子151から信号が発せられるのであるが、該信号については制御部がこれを 信号として取り込まないように設定されている。従って、上記限界センサ153 より発せられた信号のみが制御部に取り込まれる。この限界センサ153からの 信号は、この後に上記磁電変換素子151より発せられる信号の認識を制御部に 促すための誘発信号として作用する。
【0061】 上記限界センサ153よりの誘発信号を受信した制御部は、これに応じて二次 側をそれまでとは反対方向に作動させる。すると、上記界磁マグネット69の端 部磁極69aが再び磁電変換素子151上を通過し、該磁電変換素子151より 信号が発せられる。制御部はこの信号を前述した基準位置信号として取り入れ、 二次側を停止させる。かくして二次側が基準位置に位置決めされ、前述したよう にメモリ(RAM)140にメモリされたスケール位置データがリセットされる 。
【0062】 なお、上記のように、磁電変換素子151よりの基準位置信号を得るべく二次 側をそれまでとは反対方向に移動させる際の速度は低速とし、それ以前までは高 速にて作動させる。かかる構成の故、基準位置までの移動が短時間にて行われる と共に、基準位置信号を確実に得ることができる。
【0063】 上述のリセット指令により二次側が所望の位置に移動を開始する。これに応じ て磁電変換素子129及び磁電変換素子130から図12(A)及び(B)に示 すようなレベル増幅された位相の異なる連続波形が得られる。
【0064】 図12(A)及び(B)に示すように、例えばmの領域についてみると、磁電 変換素子129及び磁電変換素子130の出力データは図12の(A)と(B) とでは対応する波形が異なることがわかる。その結果、CPU135はこの異な るデータを比較することによって二次側の移動方向を判定することができる。
【0065】 次に、二次側の基準位置からの移動量については下記のように求まる。
【0066】 すなわち、図10において、磁電変換素子129、130の基準位置からの移 動量をXとすると、これが二次側の移動量となる。
【0067】 上記の移動量Xは、図12の(A)及び(B)に示すように例えば、磁電変換 素子129の出力をVA 、磁電変換素子130の出力をVB とすると、VA /V B の電圧の比を求める。これは例えば、磁電変換素子129及び磁電変換素子1 30と、これらに検知されるべき各磁極とのギャップの変化により、α×VA 及 びα×VB の電圧が得られるが、このようなギャップが変化したにもかかわらず 恰も移動したような演算処理がなされる恐れがある。そこで、このような機械的 な誤差を防ぐためα×VA /α×VB として処理すると、αは位置データとは関 係しないものとしてVA /VB として求めることができる。
【0068】 しかして、メモリ137内にはVA /VB に対応する1ピッチ(P)内の微細 な位置データが予めメモリされているので、CPU135は、上記のような演算 処理によって求められたVA /VB の値と一値する値をメモリ(ROM)137 から読み出して比較することによって図10に示す距離αを求めることができる 。この求められた距離αの位置データは、それ以前に求められた位置データが既 にメモリ140にメモリ(前記基準位置から最初に書き込まれる時点ではメモリ されていない。)されているから、該データをCPU135は読み出した後今回 求められた距離αを加算し、これによって算出された距離Xを位置データとして メモリ140に書き込む。
【0069】 このような演算処理を繰り返すことによって上記距離Xが前記メモリ140内 に位置データとしてメモリされることになる。
【0070】 ところで、CPU135には、図示せぬ制御部によって与えられるパルスをア ップダウンするアップダウンカウンタ138が接続されている。このアップダウ ンカウンタ138は、メモリ140のリセット指令に対応して作動するように構 成されており、また図10に示す1ピッチ(P)に発生するパルス数が予め求め られているので、CPU135は、このアップダウンカウンタ138から出力さ れるパルス数を計数することによって距離X’を算出することができる。
【0071】 この求められる距離X’と前記メモリ140内にメモリされた距離Xとを比較 して偏差量を求める。この求められた偏差量をCPU135はD/A変換器13 9により出力する。この出力に基づいて二次側は、正規の位置まで駆動される。
【0072】 続いて、本考案の第2実施例としての駆動ユニットについて図14に基づいて 説明する。なお、当該駆動ユニットは以下に説明する構成以外については図1乃 至図13に示した第1実施例としての駆動ユニットと同様に構成されている故、 駆動ユニット全体としての説明は省略し、要部のみの説明に留める。また、以下 の説明において、該第1実施例としての駆動ユニットの構成部材と同一の構成部 材については同じ参照符号を付して示している。
【0073】 図示のように、当該駆動ユニットにおいては、基準位置信号を発生するための 磁電変換素子151が、二次側の作動ストロークSの中央に配置されている。但 し、電機子コイル22(図1乃至図3並びに図5等を参照)内に配置されている 。
【0074】 そして、前述した第1実施例たる駆動ユニットにおいては、制御部(図示せず )をして該磁電変換素子151よりの基準位置信号の認識を促すための誘発信号 を発する誘発信号発生手段として限界センサ153が利用されたが、本実施例に おいては、該磁電変換素子151自体が誘発信号発生手段としても活用される。
【0075】 すなわち、任意の位置に停止していた二次側を、基準位置信号を得るべく、作 動ストロークSの一端側(図14における右端側でも左端側でもどちらでもよい )に向けて移動させる。すると、被検知素子としての界磁マグネット69の端部 磁極69aが上記磁電変換素子151上を通過し、該磁電変換素子151より信 号が発せられる。この信号が誘発信号として制御部に送られ、制御部はこれに応 じて、例えば時間管理により、上記端部磁極69aが磁電変換素子151を僅か な距離だけ行き過ぎた時点で二次側を停止させる。
【0076】 この後、制御部は、二次側をそれまでとは反対方向に作動させる。すると、上 記界磁マグネット69の端部磁極69aが再び磁電変換素子151上を通過し、 該磁電変換素子151より信号が発せられる。制御部はこの信号を前述した基準 位置信号として取り入れ、二次側を停止させる。かくして二次側が基準位置に位 置決めされ、前述したようにメモリ(RAM)140にメモリされたスケール位 置データがリセットされる。
【0077】 なお、以後に行われる二次側の所望位置までの移動は第1実施例の動作と同様 であるのでその説明は省略する。
【0078】 上記磁電変換素子151の配置位置に関しては、第1実施例及び第2実施例に おいて設定した位置に限らず必要に応じていかなる位置に配置してもよい。
【0079】 ところで、前述したリニア直流モータにおいては、コイル基板20及び回路基 板30について、2以上の電機子コイル22及びその駆動回路ごとに区割りして いる。かかる構成によれば、このコイル基板20及び回路基板30の各区割部の うち少なくとも1を分割して未分割の長尺のものと接続したり、1以上の区割部 を切除して長尺のものを短くすることにより、当該リニア直流モータが装備され るべき装置などが必要とする作動ストロークに合致した最適なストロークを得る ことができ、該装置等の小型化及びコストの低減に寄与するという効果が奏され ると同時に、下記の効果が得られる。
【0080】 すなわち、上記磁電変換素子151はコイル基板20に取り付けられるのであ るが、該コイル基板20の各区割部にこの磁電変換素子151を接続するための 接続端子を含む回路部をそれぞれ個別に設けておくことにより、磁電変換素子1 51を任意の区割部に装着することができるのである。また、磁電変換素子15 1は、これら区割部各々内において、その位置を自在に設定することが可能であ り、これにより、自由度が増大する。
【0081】 なお、上記の各実施例では、一次側及び二次側の相互の案内をなす案内手段と して機械的構成の室内ユニットを示したが、流体(空気や油)の圧力やマグネッ トの磁力により該両者を相対的に浮揚させる構成の案内手段とすることもできる 。
【0082】 また、上記各実施例においては電機子コイル22側を固定として界磁マグネッ ト69側が移動する可動マグネット型のリニア直流モータを示したが、本考案は 可動コイル型リニア直流モータにも適用可能である。
【0083】 更に、他の実施例として、ベッド1がある曲率を持っており、曲線運動を行う 場合にも同様に適用できる。
【0084】 また、本考案は、前述した各実施例の構成に限らず、これら各実施例が含む構 成の一部ずつを互いに組み合わせることなどにより、多岐に亘る構成を実現でき ることは勿論である。
【0085】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によるリニア直流モータにおいては、一次側の電 機子コイル内に磁気センサを配置し、該磁気センサが二次側の界磁マグネットに 感応して発する信号を、該一次側及び二次側の相対運動の基準位置信号として得 ている。かかる構成によれば、該基準位置信号を得るための構成部品として特別 に設けるべきは上記磁気センサのみであり、しかも該磁気センサの設置スペース として電機子コイル内の内部空間を活用しているために占有スペースは実質的に ゼロである。よって、リニア直流モータ全体としての小型化が達成され、延いて は当該リニア直流モータが組み込まれるべき工作機械や産業用ロボット等の省ス ペース化に寄与するという効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本考案に係る駆動ユニットの、一部断
面を含む斜視図である。
【図2】図2は、図1に示した駆動ユニットの、一部断
面を含む平面図である。
【図3】図3は、図2に関するBーB矢視にて、一部断
面を含む図である。
【図4】図4は、図1乃至図3に示した駆動ユニットが
具備するトラックレール及びスライドメンバーの、一部
断面を含む斜視図である。
【図5】図5は、図1乃至図3に示した駆動ユニットが
含むリニア直流モータの要部の、一部断面を含む拡散分
解斜視図である。
【図6】図6は、図1乃至図3に示した駆動ユニットに
組込まれるべき基本基板の平面図である。
【図7】図7は、図6に示した基本基板の正面図であ
る。
【図8】図8は、図6及び図7に示した基本基板の底面
図である。
【図9】図9は、図1乃至図3に示した駆動ユニットが
含むリニア直流モータの要部の、一部断面を含む斜視図
である。
【図10】図10は、図1乃至図3に示した駆動ユニッ
トに設けられたリニア磁気スケールと、該リニア磁気ス
ケールの検知をなす磁気センサ部とを示す平面図であ
る。
【図11】図11は、図1乃至図3に示した駆動ユニッ
トの作動制御を行う制御系のブロック図である。
【図12】図12は、図10に示した磁気センサ部によ
り得られる波形を示す図である。
【図13】図13は、図1乃至図3に示した駆動ユニッ
トの動作説明図である。
【図14】図14は、本考案の第2実施例としての駆動
ユニットの動作説明図である。
【図15】図15は、従来の駆動ユニットの要部の斜視
図である。
【図16】図16は、図15に示した駆動ユニットに組
み込まれるべき検知手段の斜視図である。
【符号の説明】
1 ベッド 2 テーブル 7 トラックレ
ール 10 スライドメ
ンバー 20 コイル基板 22 電機子コイ
ル 30 回路基板 69 界磁マグネ
ット 69a 磁極 71 リニア磁気
スケール 72 磁気センサ
部 129,130,151 磁電変換素
子 153,154 限界センサ

Claims (12)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電機子コイルを含む一次側と、前記一次
    側に対する相対運動方向に沿って異なる磁極が交互に配
    設着磁されかつ前記電機子コイルに対向して配置された
    界磁マグネットを有する二次側と、前記一次側及び二次
    側の相対位置を検知する検知手段とを備え、該検知手段
    は、前記電機子コイル内に配置されて前記界磁マグネッ
    トに感応して信号を発する磁気センサを有し、該信号を
    基準位置信号とすることを特徴とするリニア直流モー
    タ。
  2. 【請求項2】 前記磁気センサは前記一次側及び二次側
    の相対運動を可とする所定ストローク中の任意の位置に
    配置され、前記一次側及び二次側が所定方向に相対運動
    することにより作動して前記磁気センサよりの信号の認
    識を制御部に促すための誘発信号を発する誘発信号発生
    手段が設けられ、前記誘発信号に応じて前記一次側及び
    二次側を前記所定方向とは反対方向に相対運動させるこ
    とにより前記磁気センサより発せられた信号を前記基準
    位置信号とすることを特徴とする請求項1記載のリニア
    直流モータ。
  3. 【請求項3】 前記一次側及び二次側が前記所定ストロ
    ークを逸脱して作動したことを検知して信号を発する限
    界センサが設けられ、該限界センサよりの信号を前記誘
    発信号とすることを特徴とする請求項2記載のリニア直
    流モータ。
  4. 【請求項4】 前記限界センサは、前記界磁マグネット
    に感応して信号を発する磁気センサからなり、前記電機
    子コイル内に配置されていることを特徴とする請求項3
    記載のリニア直流モータ。
  5. 【請求項5】 前記基準位置信号を発する磁気センサ自
    体より発せられた信号を前記誘発信号とすることを特徴
    とする請求項2乃至請求項4のうちいずれか1記載のリ
    ニア直流モータ。
  6. 【請求項6】 前記基準位置信号を発する磁気センサ
    は、前記所定ストロークの端若しくはその近傍に配置さ
    れていることを特徴とする請求項2乃至請求項5のうち
    いずれか1記載のリニア直流モータ。
  7. 【請求項7】 前記基準位置信号を発する磁気センサ
    は、前記所定ストロークの端及びその近傍以外の位置に
    配置されていることを特徴とする請求項2乃至請求項5
    のうちいずれか1記載のリニア直流モータ。
  8. 【請求項8】前記基準位置信号を得るべく前記一次側及
    び二次側を相対運動させる際の速度をそれ以前に比して
    低速とすることを特徴とする請求項1乃至請求項7のう
    ちいずれか1記載のリニア直流モータ。
  9. 【請求項9】 前記一次側は、前記電機子コイルを担持
    したコイル基板と該電機子コイルに対して給電等を行う
    回路基板とを有し、該コイル基板上に設けた2以上の電
    機子コイルと前記回路基板上に設けた駆動回路とを単位
    化して複数一体に連ねて配設し、前記コイル基板及び回
    路基板を前記単位化された電機子コイル、駆動回路毎に
    区割りすることによって互いに分割可能としたことを特
    徴とする請求項1乃至請求項8のうちいずれか1記載の
    リニア直流モータ。
  10. 【請求項10】 前記基準位置信号を発する磁気センサ
    は区割りされた部分内において自在に位置の設定が可能
    であることを特徴とする請求項9記載のリニア直流モー
    タ。
  11. 【請求項11】 前記基準位置信号を発する磁気センサ
    は磁電変換素子からなることを特徴とする請求項1乃至
    請求項10のうちいずれか1記載のリニア直流モータ。
  12. 【請求項12】 前記基準位置信号を発する磁気センサ
    は磁気抵抗素子からなることを特徴とする請求項1乃至
    請求項11のうちいずれか1記載のリニア直流モータ。
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