JP2551662Y2 - 自動開閉ドアの制御装置 - Google Patents

自動開閉ドアの制御装置

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JP2551662Y2
JP2551662Y2 JP4728992U JP4728992U JP2551662Y2 JP 2551662 Y2 JP2551662 Y2 JP 2551662Y2 JP 4728992 U JP4728992 U JP 4728992U JP 4728992 U JP4728992 U JP 4728992U JP 2551662 Y2 JP2551662 Y2 JP 2551662Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はドアの位置検出器にカウ
ンタ機能を有し、そのカウンタ値をドア開閉に伴って増
減してドアの開閉動作を制御する自動開閉ドアの制御装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】特公平2−4747号公報には、回転モ
ータと減速機とプーリおよびベルトにより自動開閉ドア
を駆動する原動部と回転モータに取付けたタコジュネレ
ータとベルトに取付けた位置および開閉方向検出可能な
特別な2相検出器と人体検出器と制御回路とを備え、ド
ア施工時にのみドアを駆動させてドアの基準ストローク
値を測長により設定し、それ以外の電源投入時にはドア
が無駄に動作しないようにした自動開閉ドアの制御装置
が開示されている。この自動開閉ドアの制御装置はドア
の移動量に比例したパルスを光学系の2相検出器によっ
て発生したパルス数を計数回路で計数し予め設定された
ドアの基準ストローク値と加減算してドアの位置を制御
する自動ドア開閉制御装置である。
【0003】ところが、上記制御装置は振動や温度変化
及び電気的ノイズ等により計数回路に誤計数が発生する
と、ドア開き動作で計数値が増加している場合は正常な
制動開始位置より手前で制動が開始され停止しドアが半
開き状態となり、計数値が減少している場合は開端部へ
ドアが当たる。また、ドア閉じ動作で計数値が増加して
いる場合も閉端部へドアが当たり、計数値が減少してい
る場合には正常な制動開始位置より手前で制動が開始さ
れ停止し隙間が発生するという欠点がある。
【0004】そこで上記計数回路が保持したズレを防止
する為に、別途、絶対位置検出手段としてドア開閉端に
リミットスイッチを設けスイッチが作動する位置で計数
回路をリセットする方法があるが、この検出手段は施工
時に位置調整が必要であったり専用の配線を必要として
コスト高になる。
【0005】更に、自動開閉ドア制御装置はリミットス
イッチ等の絶対位置検出手段を備えず、ドア位置検出手
段を備え、前記検出手段を構成する位置カウンタの値が
ドア開閉に伴って増減することによりドア位置を制御し
ドア開閉端へドアを押し付けドアが停止した位置で前記
位置カウンタをリセットすることによりノイズ等に対す
る対策がなされた自動開閉ドア制御装置が本出願人より
提案されている(特願平4−38515)。
【0006】その自動開閉ドア制御装置は、ドア開閉端
において位置カウンタをリセットする機能を有した制御
装置で、図13に示すようにドアが閉方向へ動作して停
止すると、その位置の位置カウンタ値Pcを閉側停止位
置Pstpとして記憶し、或いは閉動作途中に位置カウ
ンタ値Pcが予め設定されている閉側停止位置Pstp
に達すると一定時間ドアを停止させ、更にドアが閉端で
停止するまでドアを微速度で移動し位置カウンタ値Pc
を閉端位置カウンタ初期値P0にリセットすると共にP
stpをP0として記憶した後ドアの閉動作を停止す
る。
【0007】しかしながら、上記記載の自動開閉ドア制
御装置は異物を挟み込んだ際にドアが停止しその位置の
位置カウンタ値Pcを閉側停止位置Pstpとして記憶
して第1回目の閉動作を終了するから、Pstpは閉端
位置カウンタ初期値P0とは異なり異物を除去した次の
正常な第2回目の閉動作で前記異物挟み込みで停止した
位置にドア一時停止した後、微速度移動しながら閉端に
到達しなければならないので、動作が円滑に行われない
という欠点がある。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】本考案は従来技術の問
題点を解決するもので異物挟み込みで停止した後の動作
において無駄な動作をしない円滑なドア開閉動作が行わ
れる自動開閉ドア制御装置を提供する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記課題を解
決するために、ドアの駆動源に多相ブラシレス直流リニ
アモータを用い、そのモータの可動子とドアを機械的に
連結して直接駆動すると共に、可動子又は固定子上の磁
気検出センサの信号によってドアの位置及び速度を検出
する検出器を備え、予めドアの開閉端を前記検出器を構
成する位置カウンタに記憶し以降ドア開閉に伴って前記
位置カウンタが増減してドア位置を制御する制御回路と
人体検出センサとによりドアを開閉制御する自動開閉ド
ア制御装置において、ドアが停止した際にドアの開方向
動作による位置カウンタ値が開端位置より大きい場合に
その開端位置を開端で前記位置カウンタにリセットし、
ドアの閉方向動作による位置カウンタ値が閉端位置より
小さい場合に閉端位置を閉端で前記位置カウンタにリセ
ットして、その他の条件では各々の開閉方向動作による
位置カウンタ値を保持することによって、異物の挟み込
みで停止した後の動作において無駄な動作をしない円滑
なドア開閉動作が行われる自動開閉ドア制御装置を提供
する。
【0010】
【実施例】本考案の実施例を図面を参照して説明する。
図1は本考案のリニアモータ式自動開閉ドア装置の全体
システム構成の説明図である。図1(a)及び図1
(b)に示す自動開閉ドア20は連結金具によりモータ
可動子19に連結され、ガイドレール27上を滑車22
が走行して直線移動可能に構成される。ガイドレール2
7は、モータ固定子23と一体化されたもので両端が開
側柱24と閉側柱21により支持される。モータ可動子
19はモータ固定子23内を移動自在に配設され、給電
ケーブル26により自動開閉ドア制御装置25に接続さ
れている。自動開閉ドア制御装置25には人体検出セン
サ6の信号が導入される。
【0011】自動開閉ドア20が移動すると、モータ可
動子19から出力され自動開閉ドア制御装置25に送ら
れるパルス信号は、後述する自動開閉ドア制御装置25
に内蔵されたカウンタへ入力し図1(c)に示す様にド
ア開閉に伴ってモータ可動子19の移動量に比例したパ
ルスを開方向動作でカウントアップし或いは閉方向動作
でカウントダウンして計数される。自動開閉ドア制御装
置25は、カウンタ値Pcを自動開閉ドア20の開閉に
伴って増減して予め施工時の測長モードで記憶していた
ドアの開端位置P0や閉端位置P1と前記Pcを比較演
算処理し常にドアのブレーキ位置や停止位置を制御す
る。
【0012】図2は本実施例の自動開閉ドア制御装置2
5の制御システム構成図である。図2の1チップマイク
ロコンピュータ1(以下単にCPU1と称する)は、入
力に操作キー17と人体検出センサ6と速度検出器4及
び位置カウンタ5の出力端子が接続され、出力にモータ
駆動用トランジスタ2及び位置カウンタ5のリセット端
子が接続されている。操作キー17は測長又は自動開閉
動作の選択に使用され特に施工時には測長操作に使用す
るもので操作スイッチ信号18をCPU1へ入力し普段
は制御装置収容器内に収められている。人体検出センサ
6は人体等を検出するもので操作スイッチ等でもよく、
スイッチ信号16をCPU1へ入力する。モータ駆動用
トランジスタ2は複数のパワートランジスタ等で構成し
たリニアモータドライブ回路でCPU1より出力される
駆動信号9及び電流コントロール信号10を入力しパル
ス信号15により3相ブラシレス直流リニアモータ3の
可動コイル7を通電する。前記3相ブラシレス直流リニ
アモータ3は、モータ可動子19が自動開閉ドア20と
結合され前記モータ駆動用トランジスタ2で速度制御さ
れるリニアモータでドア位置を検出する磁気検出センサ
8をモータ可動子19に配設している。磁気検出センサ
8は、モータ可動子19に可動コイル7と共に設けられ
た電磁変換型感磁素子のホール素子でモータ可動子19
の移動量に比例した3相パルスを発生し位置カウンタ5
及び速度検出器4へ出力波形信号14を入力する。速度
検出器4は磁気検出センサ8の出力波形が変化する時間
を計測して速度を検出するもので速度信号13をCPU
1へ入力する。位置カウンタ5は予め記憶しているドア
の開閉端位置を磁気検出センサ8の出力波形信号14の
パルス信号をカウントしてドアの移動位置を検出するも
のでCPU1へ位置信号12を入力しCPU1からのリ
セット信号11により位置カウンタ5をリセットする。
【0013】ここで本実施例に使用する3相ブラシレス
直流リニアモータ3の説明をする。図7は、本実施例の
3相ブラシレス直流リニアモータ3を構成するモータ可
動子19の斜視図である。可動コイル7は、同一形状の
3個の扁平コイル7a,7b及び7cを組み込む。ま
た、磁気検出センサ8には、3個のホール素子8a,8
b及び8cを組み込み、各々の扁平コイル7a〜7cと
ホール素子8a〜8cを個々に対応づける。その対応位
置関係は後に詳述する。各扁平コイル7a〜7cへ通電
するための給電線と各ホール素子8a〜8cの信号線
は、フレキシブルプリント配線板28を用いて接続す
る。
【0014】前記可動コイル7及び磁気検出センサ8で
一体構成したモータ可動子19は、図8の断面図に示す
ようにアウタレール29とインナレール30とから形成
されるモータ固定子23の走行部23'へ移動自在に配
置され可動コイル型の3相ブラシレス直流リニアモータ
3を構成する。アウタレール29とインナレール30間
には、ヨーク32を介在させて等長の永久磁石31を長
手方向に複数個配置して磁石体33を構成すると共に、
その極性を隣り合うもの及び向かい合うものは逆極性と
し、向かい合う永久磁石31間に一様な磁界を形成す
る。この場合、永久磁石31は片側のみで他方はヨーク
32のみを配置して磁気回路を形成してもよい。
【0015】モータ可動子19への給電は、図9に示す
前記フレキシブルプリント配線板28による給電で一端
をモータ固定子23の端部に設置する固定子エンド34
で支持する。その固定子エンド34ではコネクタ35に
より給電ケーブル26の一端と前記フレキシブルプリン
ト配線板28を接続する。前記給電ケーブル26の他端
は自動開閉ドア制御装置25と接続する。
【0016】前記可動コイル7を構成する扁平コイル7
a〜7cの寸法及びその対応位置関係、磁気検出センサ
8を構成するホール素子8a〜8cの対応位置関係、及
び偏平コイル7a〜7cとホール素子8a〜8cの対応
距離の特定について、等長の永久磁石31の寸法との関
係を図10〜図12に示し以下に説明する。扁平コイル
7a,7b及び7cの配置ピッチLは、 である。また、ホール素子8a,8b及び8cの配置ピ
ッチMは、 である。個々に対応づけられた扁平コイル7a〜7cと
ホール素子8a〜8cとの対応距離Nxは、扁平コイル
7a〜7cの通電端子間の結線によって異なるが次のよ
うに表すことができる。 (1)図10に示すタイプ1のスター結線の場合は、 Nx=(2px+1)l (2)図11に示すタイプ2のスター結線の場合は、 Nx=2(px+1/3)l 又は Nx=2(px+2/3)l (3)図12に示すデルタ結線の場合は、 Nx=2(px+1/3)l 又は Nx=2(px+2/3)l である。 ここで、2l=磁石体33の磁極ピッチ PX=0,1,2,3,4・・・ x=a,b,c 但し、Naは扁平コイル7aの中心からホール素子8a
までの距離を表す。以下Nb,Ncの場合も同様に、扁平
コイル7b,7cの中心からホール素子8b,8cまで
の距離を表す。
【0017】以下、前記で規定される寸法関係の実施例
について説明する。図10は、前記タイプ1のスター結
線の場合の実施例である。扁平コイル7aと7b及び7
bと7cとの距離L=10l/3は、L=2nl/3に
おいてn=5としたものである。また、扁平コイル7a
の中心からホール素子8aまでの対応距離Na=11l
は、Na=(2pa+1)l においてpa=5としたもので
あり、同様にNb=7lはpb=3、Nc=3l はpc
1としたものである。扁平コイル7a〜7cの巻線の各
巻き始め端をA1,B1,C1とし、巻き終わり端をA2
2,C2とし、扁平コイル7aの巻き終わり端A2と扁
平コイル7bの巻き始め端B1及び扁平コイル7cの巻
き終わり端C2とを接続してスター結線を施す。
【0018】図11は、前記したタイプ2のスター結線
の場合の実施例を示したものである。 扁平コイル7a
と7b及び7bと7cとの距離L=10l/3は、L=
2nl/3でn=5としたものである。扁平コイル7a
の中心からホール素子8aまで距離Na=32l/3
は、Na=2(pa+1/3)l において、pa=5とした
ものであり、同様にNb=20l/3はpb=3、Nc
8l/3はpc=1としたものである。扁平コイル7a
〜7cの巻線の各巻き始め端をA1,B1,C1とし、巻
き終わり端をA2,B2,C2とし、扁平コイル7aの巻
き終わり端A2と扁平コイル7bの巻き始め端B1及び扁
平コイル7cの巻き終わり端C2とを接続して、前記タ
イプ1の場合と同様にスター結線を施す。
【0019】図12は、前記したデルタ結線の場合の実
施例を示したものである。扁平コイル7aと7b及び7
bと7cとの距離及び各扁平コイル7a〜7cの中心か
ら、各ホール素子8a〜8cまでの対応距離は、前記タ
イプ2の図11に示すスター結線と同様である。扁平コ
イル7a〜7cの巻線の各巻き始め端をA1,B1,C1
とし、巻き終わり端をA2,B2,C2とし、A1とB1
2とC1及びB2とC2とを接続して、それぞれ端子
A',C'及びB'とするデルタ結線を施す。
【0020】次に本考案の自動開閉ドア制御装置25の
作動について説明する。図3は上記CPU1が実行する
自動開閉ドア制御装置のメインフローチャートである。
処理が始まると、ステップ100でCPU1に接続され
た操作キー17で施工時には測長モードを選択し、通常
使用時には自動モードを選択する。ステップ101では
自動開閉ドア装置システムを停止するか否か判断しシス
テムを停止する場合にはプログラムを停止する。ステッ
プ102では前記ステップ100で操作されたスイッチ
によるモード判断を行い、測長モードの場合はステップ
103の測長サブルーチン副プログラムへ分岐され、自
動モードの場合は自動開閉動作プログラムのステップ1
04へ分岐される。後述するステップ103の測長サブ
ルーチン副プログラムはドア開閉端の停止位置を予め施
工時に記憶するプログラムで測長操作又は手動キー入力
によりドア開端位置をP0にドア閉端位置をP1にそれ
ぞれ記憶した後ステップ100へ戻る。
【0021】一方、自動モードを選択するとステップ1
04でドア開閉方向の判断処理を実行し、開又は閉の指
令によってステップ105で閉時に閉方向動作の制動開
始や停止位置等目標値の条件を設定し、同様に開時には
開方向動作の諸条件を設定した後、ステップ200でド
ア開閉動作サブルーチン副プログラムを開又は閉指令に
従って実行し、終了後ステップ100へ戻ることにより
繰り返し自動開閉ドア装置システムが動作する。
【0022】図4は、ドア施工時の測長モードのサブル
ルーチン副プログラムを示すフローチャートである。上
記ステップ103が呼び出され測長操作が始まるとステ
ップ50でドアを閉端方向へドアが停止するまで動作さ
せ、ステップ51でドアが停止したらこれを閉端位置と
判断し、ステップ52で位置カウンタ値Pcを閉端位置
P1として記憶する。次に、ステップ53でドアを開端
方向へドアが停止するまで動作させる、ステップ54で
ドアが停止したらこれを開端位置と判断し、ステップ5
5で位置カウンタ値Pcを開端位置P0として記憶す
る。
【0023】次にドア開閉動作サブルーチン副プログラ
ムの詳細について説明する。図5はドア開閉動作サブル
ーチン副プログラムのフローチャートである。上記自動
開閉ドア制御装置のメインプログラムでドア閉方向動作
が指令されてステップ200が呼び出されるとドア開閉
動作サブルーチン副プログラムが始まり、ステップ20
1で3相ブラシレス直流リニアモータ3に推力を発生さ
せドアを閉方向へ移動させる。ステップ202でドアが
停止したか否かを、速度検出器4の検出する速度により
判定する。速度が0ならば後述するステップ300を実
行する。速度が0でなければステップ203へ進み位置
カウンタ5のカウンタ値Pcが停止目標位置に対応した
カウント値P1に達したかを判定し、達するまでドアを
閉方向へ移動させる。
【0024】前記PcがP1に達すると、ステップ20
4で一定時間の間ドアに制動をかけて停止させる。そし
て、一定時間経過後ステップ205で可動コイル7に通
電を行い微速度でドアを閉方向へ移動させ、ステップ2
06でドアが閉端に達して停止するまで前記通電を行
う。ドアが閉端で停止し速度が0になると、ステップ3
00の後述するリセットサブルーチン副プログラムを呼
び出しカウンタのリセット処理を実行したのち、ステッ
プ207で閉方向動作のプログラムを終了して前記メイ
ンプログラムへ戻る。以上閉動作処理について説明した
が、開動作処理は本質的に閉動作処理と同様であるので
詳細な説明を省略する。
【0025】次いで本実施例のリセットサブルーチン副
プログラムについて説明する。図6はリセットサブルー
チン副プログラムのフローチャートである。上記ドア開
閉動作プログラムでドア速度が0となりドアが停止する
と位置カウンタリセット処理のステップ300が呼び出
されリセットサブルーチン副プログラムの実行が開始さ
れる。ステップ301で予め記憶されている開端位置P
0又は閉端位置P1とドア位置を検出した位置カウンタ
5のカウンタ値Pcを比較判定する。ドア閉方向動作の
場合にステップ302でPc<P1ならばノイズ等の誤
カウントと判断されPcの値を閉端位置P1に書き換え
るリセット処理を実行しCPU1は位置カウンタ5へカ
ウンタリセット信号11を出力しリセットする。Pc≧
P1ならば異物の挟み込み又は閉端と判断され位置カウ
ンタ5は正常でありPcの値を変えず、位置カウンタ5
はリセットされない。ドア開方向動作の場合にステップ
302でPc>P0ならばノイズ等の誤カウントと判断
されPcの値を開端位置データ値P0に書き換えるリセ
ット処理を実行しCPU1は位置カウンタ5へカウンタ
リセット信号11を出力しリセットする。Pc≦P0な
らば異物の挟み込み又は開端と判断され位置カウンタ5
は正常でありPcの値を変えず、位置カウンタ5はリセ
ットされない。尚、位置カウンタ5のリセット処理はC
PU1からカウンタリセット信号11が出力されドア開
閉両端で必ず実行される。
【0026】 以下前記プログラムリセット処理を簡単にまとめて示す。 ドア開方向動作の場合−−カウンタ値Pc>P0 P0をPcにリセット カウンタ値Pc≦P0 何もしない。 ドア閉方向動作の場合−−カウンタ値Pc<P1 P1をPcにリセット カウンタ値Pc≧P1 何もしない。 Pc;位置カウンタ値 P0;開端位置 P1;閉端位置 但し、Po>P1 Pcは開方向動作でカウントアップ 閉方向動作でカウントダウン
【0027】以上記述した上記ドア開閉動作中におい
て、異物挟み込み及びノイズ等による位置カウンタ5の
カウンタ値Pcのリセット処理について以下に説明す
る。 (1)開方向動作途中、ノイズ等でPcが実際よりも増
えている場合。 開端で停止するとPc>P0と判定されリセット動作に
よりPcはP0にリセットされ、次の閉方向動作からP
cの誤差分が除去され正常な動作をする。 (2)開方向動作途中、ノイズ等でPcが実際よりも減
っている場合。 開端で停止するとPc<P0と判定されPcはリセット
されず、閉方向動作に移り閉端で停止するとPc<P1
と判定されリセット動作によりPcはP1にリセットさ
れ、次の開方向動作からPcの誤差分が除去され正常な
動作をする。 (3)閉方向動作途中、ノイズ等でPcが実際よりも増
えている場合。 閉端で停止するとPc>P1と判定されPcはリセット
されず、開方向動作に移り開端で停止するとPc>P0
と判定されリセット動作によりPcはP0にリセットさ
れ、次の閉方向動作からPcの誤差分が除去され正常な
動作をする。 (4)閉方向動作途中、ノイズ等でPcが実際よりも減
っている場合。 閉端で停止するとPc<P1と判定されリセット動作に
よりPcはP1にリセットされ、次の開方向動作からP
cの誤差分が除去され正常な動作をする。 (5)開方向動作途中、異物挟み込みでドアが停止した
場合。 途中で停止するとPc<P0と判定されPcはリセット
されないからPcはずれることなく閉動作から正常な動
作をする。 (6)閉方向動作途中、異物挟み込みでドアが停止した
場合。 途中で停止するとPc>P1と判定されPcはリセット
されないからPcはずれることなく開動作から正常な動
作をする。
【0028】このように位置カウンタ5のリセットは、
上記(1)〜(4)の場合の様にカウンタ値Pcは開閉
端でドアが停止した位置で必ず開閉端位置のP0やP1
にリセットされているから位置カウンタ5は以降の開閉
動作時にカウンタの誤差分がない動作が可能となる。ま
た、(5)及び(6)の異物挟み込みの場合は位置カウ
ンタ値Pcにかかわらず停止点でリセットすると位置カ
ウンタ5が大きくずれるが本考案によると(5)及び
(6)の場合位置カウンタ5には誤差は存在してないか
ら停止点でのカウンタ値Pcは正常で次の開動作又は閉
動作してもカウンタの誤差分がない動作が可能となる。
【0029】
【考案の効果】以上説明したように本考案のドアが停止
する位置によりカウンタ値Pcを修正する位置カウンタ
のリセット処理は、異物の挟み込みで停止した後の動作
において無駄な動作をしないで円滑なドア開閉動作が行
われ確実に位置カウンタ値を補正できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の自動開閉ドアの全体システム構成の
説明図である。
【図2】本実施例の自動開閉ドア制御装置の制御システ
ム構成図である。
【図3】本実施例の自動開閉ドア制御装置のメインフロ
ーチャートである。
【図4】本実施例のドア施工時の測長モードのサブルー
チン副プログラムを示すフローチャートである。
【図5】本実施例のドア開閉動作サブルーチン副プログ
ラムのフローチャートである。
【図6】本実施例のリセットサブルーチン副プログラム
のフローチャートである。
【図7】本実施例の3相ブラシレス直流リニアモータを
構成するモータ可動子の斜視図である。
【図8】本実施例の3相ブラシレス直流リニアモータの
断面図である。
【図9】本実施例の3相ブラシレス直流リニアモータの
構成を説明する斜視図である。
【図10】本実施例の3相ブラシレス直流リニアモータ
のスター結線による可動子コイルと磁気検出センサの位
置関係を示す説明図である。
【図11】本実施例の3相ブラシレス直流リニアモータ
のスター結線による可動子コイルと磁気検出センサの位
置関係を示すその他の説明図である。
【図12】本実施例の3相ブラシレス直流リニアモータ
のデルタ結線による可動子コイルと磁気検出センサの位
置関係を示す説明図である。
【図13】従来技術のドア閉動作処理フローチャートで
ある。
【符号の説明】
1…1チップマイクロコンピュータ、3…ブラシレス直
流リニアモータ、4…速度検出器、5…位置カウンタ、
6…人体検出センサ、7…可動コイル、8…磁気検出セ
ンサ、11…リセット信号、12…位置信号、14…パ
ルス信号、17…操作キー、19…モータ可動子、20
…自動開閉ドア、23…モータ固定子、25…自動開閉
ドア制御装置。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−210267(JP,A) 特開 平5−202671(JP,A) 特開 平5−239974(JP,A) 特開 平4−363488(JP,A) 特開 平3−244777(JP,A) 実開 昭61−115482(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアの駆動源に多相ブラシレス直流リニ
    アモータを用い、そのモータの可動子とドアを機械的に
    連結して直接駆動にすると共に、可動子又は固定子上の
    磁気検出センサの信号によってドアの位置及び速度を検
    出する検出器を備え、予めドアの開閉端を前記検出器を
    構成する位置カウンタに記憶し以降ドア開閉に伴って前
    記位置カウンタが増減してドア位置を制御する制御回路
    と人体検出センサとによりドアを開閉制御する自動開閉
    ドア制御装置において、 ドアが停止した際にドアの開方向動作による位置カウン
    タ値が開端位置より大きい場合にその開端位置を開端で
    前記位置カウンタにリセットし、ドアの閉方向動作によ
    る位置カウンタ値が閉端位置より小さい場合に閉端位置
    を閉端で前記位置カウンタにリセットして、その他の条
    件では各々の開閉方向動作による位置カウンタ値を保持
    することを特徴とする自動開閉ドアの制御装置。
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