JP2636294B2 - 映像信号及びデジタル音声信号の記録方法 - Google Patents

映像信号及びデジタル音声信号の記録方法

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JP2636294B2
JP2636294B2 JP63025475A JP2547588A JP2636294B2 JP 2636294 B2 JP2636294 B2 JP 2636294B2 JP 63025475 A JP63025475 A JP 63025475A JP 2547588 A JP2547588 A JP 2547588A JP 2636294 B2 JP2636294 B2 JP 2636294B2
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Description

【発明の詳細な説明】 以下の順序で説明する。
A 産業上の利用分野 B 発明の概要 C 従来の技術 D 発明が解決しようとする課題 E 課題を解決するための手段(第1図) F 作用 G 実施例 G1第1の実施例(第1図〜第4図) H 発明の効果 A 産業上の利用分野 この発明は映像信号及びデジタル音声信号の記録方法
に関する。
B 発明の概要 この発明は、映像信号と複数のデジタル音声信号とを
記録する記録方法において、複数のデジタル音声信号を
圧縮デジタル音声データとこの圧縮デジタル音声データ
をデコードするためのパラメータとにエンコードし、ブ
ロックの始点を示し映像信号と同期のための所定ビット
の長のビットパターンを含むマーカを発生し、マーカと
エンコードされた複数の信号とを順次の1つのブロック
とし、映像信号とこのブロックとを記録するようにし
て、適切な再生処理ができるようにしたものである。
C 従来の技術 例えば、8ミリビデオにおいては、オプションの機能
として、記録時、オーディオ信号をPCM信号にデジタル
化し、このPCM信号を、テープのオーバースキャン区間
に記録し、再生時、その逆の処理を行なうことによりも
とのオーディオ信号を得ることが認められている。
この場合、PCM信号のサンプリング周波数及び量子化
ビット数を多くすれば、より優れた特性でオーディオ信
号を記録再生できるが、そのようにすると、記録再生す
べきビット数が多くなり、記録再生できなくなってしま
う。
そこで、記録時、PCM信号のビット数の圧縮を行い、
再生時、そのビット数の伸張を行うことにより、テープ
上のビット数が少なくても優れた記録再生特性が得られ
るようにすることが考えられている。
そして、そのようなビット圧縮・伸張の方法としてAD
PCMと呼ばれる方法がある。
第7図は、そのADPCMによる伝送システムの一例を示
し、この例においては、入力データの連続する64サンプ
ルごとに、その64サンプルを1ブロックとし、この1ブ
ロックごとに予測フィルタの予測係数を最適値に制御す
る場合である。そして、このとき、入力データの1サン
プルごとにビット圧縮した主データを出力するととも
に、1ブロックごとにそのビット圧縮に関する補助デー
タを出力する。
すなわち、同図において、(10)はエンコーダ、(3
0)は信号伝送系、(40)はデコーダを示し、例えば、
8ミリビデオにおけるPCM音声系に適用される場合であ
れば、エンコーダ(10)は記録系に設けられ、デコーダ
(40)は再生系に設けられるとともに、伝送系(30)
は、エラー訂正の処理回路,回転磁気ヘッドなどを含む
ものである。
そして、エンコーダ(10)において、デジタルデータ
Xtが、1サンプルごとに並列に入力端子(11)から遅延
回路(12),(13)を通じて減算回路(14)に供給され
る。この場合、入力データXtは、アナログのオーディオ
信号がリニアにA/D変換されたPCM信号であり、例えば、
サンプリング周波数は48kHz,量子化ビット数は16ビット
である。また、データXtは、第6図に示すように、−1
Xt<1の固定小数点で表現されているとともに、2の
補数で表現されているものとする(他のデータについて
も同様)。
さらに、遅延回路(12),(13)は、主データと、補
助データとのタイミングを合わせるためのものであり、
それぞれ1ブロック期間の遅延時間を有する(このた
め、厳密には、端子(11)の入力値をXtとすれば、遅延
回路(13)の出力はXt-128となるが、煩雑になるので、
単にXtと記す)。
また、予測フィルタ(19)からデータXtに対する予測
値tが取り出され、この値tが減算回路(14)に供
給されて減算回路(14)からは、値Xtとtとの差Dt Dt=Xt−t が残り出される。この値Dtは、入力値Xtに対する予測値
tの誤差(予測残差)である。したがって、値Dtは、
理想的には、Dt=0であり、一般的にも小さな値なの
で、値Dtの語長が例えば16ビットであるとしても、例え
ば第6図に示すように、Dt0のときには、そのMSB側
のかなりのビットは、すべて“0"になり、Dt<0のとき
には、すべて“1"になるとともに、残るLSB側の数ビッ
トが、値Xtとtとの差に対応して“0"または“1"とな
る。また、値Dtが大きい値となったときには、下位ビッ
トは無視できる。
そこで、この値Dtが、利得制御回路(15)に供給され
てI/G倍(0<G1)されることにより正規化された
値Dt/Gとされ、この値Dt/Gが再量子化回路(16)に供給
されて例えば4ビットの値t/Gに再量子化される。
さらに、この値t/Gが利得制御回路(17)に供給さ
れてG倍され、したがって、値Dtと同じオーダーで、正
規化されていない値tとされ、この値tが加算回路
(18)に供給されるとともに、フィルタ(19)からの予
測値tが加算回路(18)に供給されて加算回路(18)
からは、値tとtとの和t t=t+t が取り出され、この値tがフィルタ(19)に供給され
る。
この場合、値tは、値Xtに対する予測値であり、値
tは、その予測時における誤差Dtの下位ビットを切り
捨てた、あるいはまるめた値であるから、これら値t
とtとの和である値tは、入力値Xtにほぼ等しい。
そして、この値tが、フィルタ(19)に供給されたも
のであるから、そのフィルタ出力である値tは、次の
サンプル時点の入力値Xt+1を予測した値とすることがで
きる。
そして、再量子化回路(16)からの値t/Gが、伝送
系(30)を通じてデコーダ(40)に供給される。
このデコーダ(40)においては、値t/Gが利得制御
回路(41)によりG倍されて値tとされ、この値t
が加算回路(42)に供給され、その加算出力が出力端子
(44)に取り出されるとともに、フィルタ(19)と同様
に構成された予測フィルタ(43)に供給され、そのフィ
ルタ出力が加算回路(42)に供給される。
したがって、フィルタ(43)の出力が、値tとなる
とともに、端子(44)には、入力データXtにほぼ等しい
デジタルデータtが取り出される。
さらに、フィルタ(19),(43)における予測係数1
ブロックごとに最適値とするため、次のような回路が設
けられる。
すなわち、予測フィルタ(19),(43)は、予測係数
として例えば偏自己相関係数(PARCOR係数)を使用する
3次のフィルタとされるとともに、その第1次〜第3次
の係数a1〜a3は、任意の値に変更できるようにされる。
また、端子(11)からの入力データXtが、時間窓回路
(21)に供給されて所定の重みづけが行われてから自己
相関回路(22)に供給されて相関係数が算出され、この
係数が予測係数回路(23)に供給されてデータXtの1ブ
ロックごとに第3次までの予測係数として偏自己相関係
数k1〜k3が算出され、この係数k1〜k3がフィルタ(19)
に供給するとともに、ラッチ(51)を通じてフィルタ
(43)に供給される。
さらに、遅延回路(12)からのデータXtが予測誤差フ
ィルタ(24)に供給され、そのフィルタ出力がブロック
内最大値検出回路(25)に供給される。
この場合、フィルタ(24)は、予測フィルタ(19)と
同様に構成された3次の予測フィルタ(241)と、減算
回路(242)とを有するとともに、係数回路(23)から
の予測係数k1〜k3がフィルタ(241)に供給され、入力
データXtに対する誤差Dtの予測値(予測誤差)tを、
1サンプルごとに生成するものである。また、検出回路
(25)は、入力データXtの1ブロックごとに、そのブロ
ック内における予測誤差t(これは64個ある)のう
ち、絶対値が最大である予測誤差の絶対値maxを検出
するものである。
そして、この最大値maxが正規化利得算出回路(2
6)に供給されて正規化時の利得係数G G=max/b ・・・(i) bは、0<b<1の安全係数で、 例えば、b=0.9 に変換され、この正規化用の利得係数Gがビット圧縮回
路(27)に供給されて指数部及び仮数部で表現されたデ
ータEXMAに圧縮される。すなわち、今、例えば、 G=“0.000011011011010" とすると、小数点から4ビットにわたって、“0"が連続
しているので、その「4」が例えば5ビットの2進値で
表現されて “00100"……指数部EX とされる。つまり指数部EXは、小数点から連続する“0"
の数を2進値で表現したデータである。
また、指数部EXは、小数点から連続する“0"の数を示
しているのであるから、小数点から「EX+1」ビット
目、今の例では5ビット目は、必ず“1"になり、したが
って、これは情報としてデコーダ(40)に伝送しなくて
もよい。
そして、「EX+2」ビット目、今の例では第6ビット
目から下位は、データGにしたがって“0"または“1"に
なるので、「EX+2」ビット目から下位の例えば3ビッ
ト、今の例では、第6ビット目から第8ビット目までの
3ビットが “101"……仮数部MA とされ、残る下位ビットは、例えば切り捨てられる。
そして、この指数部EXと仮数部MAとが、シリアルに並
べられたデータEXMA EXMA=“001001001" とされ、つまり、 EXMA=EX×24+MA とされてデータEXMAとされる。したがって、16ビットの
データGが、8ビットのデータEXMAに圧縮されることに
なる。
そして、このデータEXMA(=G)が、ビット伸張回路
(28)に供給されて逆の処理によりもとのデータGに伸
張され(厳密には、第「EX+6」ビット以下が切り捨て
られた近似値)、このデータGが利得制御回路(15),
(17)に供給される。
また、データEXMAが、伝送系(30)を通じ、さらに、
ラッチ(52)を通じてビット伸張回路(58)に供給され
てデータGに伸張され、このデータGが利得制御回路
(41)に供給される。
この場合、利得制御回路(15)からの値Dt/Gに(i)
式を代入すると、 Dt/G=Dt/(max/b)=b・Dt/max であるとともに、値maxは、64個ある値tの最大値
であるから、値Dt/Gは、−1Dt/G<1に正規化され
る。
また、減算回路(14)からの誤差Dtと、フィルタ(2
4)からの予測誤差tとは、理想的には、Dt=tで
あるが、実際には、Dt≠tとなることがあり、このと
き、利得制御回路(15)からのデータDt/Gが正規化の範
囲である。
−1Dt/G<t からオーバーフローすることがある。また、そうでなく
ても、Dt/G=1は表現できず、オーバーフローとなる。
しかし、値Dt/Gには、安全係数bが乗算されているの
で、値Dt/Gがオーバーフローすることはない。
なお、ラッチ(51),(52)は係数k1〜k3、Gを、対
応するt・Gの1ブロック期間にわたって保持するた
めのものである。
また、エンコーダ(10)から伝送系(30)を通じてデ
コーダ(40)に伝送されるデータ量について考えると、
主データである予測残差t/Gは、例えば4ビットで1
サンプルごとに伝送され、補助データ(予測パラメー
タ)である予測係数k1〜k3及び利得係数Gは、例えば16
ビット,12ビット,12ビット及び8ビットで1ブロックご
とに伝送されるので、1ブロック期間におけるデータ量
は、 4ビット×64サンプル分+16ビット+12ビット +12ビット+8ビット=304ビット となる。そして、データ圧縮を行なわない場合における
1ブロック期間のデータ量は、 16ビット×64サンプル分=1024ビット である。したがって、データ量は、 304ビット/1024ビット≒29.7% に圧縮されて伝送されたことになる。
また、伝送系(30)が8ミリビデオのPCMオーディオ
系である場合、1フィールド期間におけるデータ量を計
算すると、予測残差t/Gのデータ量は、1チャンネル
あたり、 48000サンプル/フィールド周波数 =48000/59.94…… ≒800.8サンプル となるので、ステレオの左及び右の2チャンネルでは、 800.8サンプル×4ビット×2チャンネル =800.8ワード (1ワード=8ビット) となる。
また、予測パラメータk1〜k3,G(=EXMA)のデータ量
は、64サンプル(1ブロック)ごとに1組が得られるの
で、1チャンネルあたりでは、 800.8サンプル/64サンプル≒12.51組 となるので、左及び右の2チャンネルでは、ワード数に
換算すると、 (26+12+12+18)ビット×12.51組×2チャンネル =6ワード×25.02組 ≒150.1ワード となる。
したがって、1フィールド期間における全データ量
は、 800.8ワード+150.1ワード=950.9ワード となる。
これに対して、現行の8ミリビデオにおけるPCMオー
ディオのデータ量を計算すると、サンプリング周波数が
2fh≒31.468kHz(fhは水平周波数),量子化ビット数が
8ビットなので、1フィールド期間におけるデータ量
は、左及び右の2チャンネルで、 2fh/フィールド周波数×2チャンネル =525サンプル×2チャンネル =1050ワード となる。
したがって、上述のADPCMオーディオによるデータ量
は、現行の8ミリビデオにおけるPCMオーディオのデー
タ量よりも少ないので、上述のADPCMによる各データ
を、そのまま現行の8ミリビデオにおけるデジタルオー
ディオデータとみなして記録のエンコード処理を行なう
ことができる。また、これにより現行のテープフォーマ
ットのままで、オーディオ信号をより優れた音質で記録
再生できる。
さらに、上述のADPCMシステムによれば、係数及び演
算の語長に制限があっても、予測フィルタ(19),(4
3)の予測係数を入力データXtにしたがって最適値に制
御しているので、デコードされたデータtの圧縮によ
り生じるエラーを最小にすることができる。
また、予測残差Dtを伝送する場合、この残差Dtを再量
子化によりビット数を少なくするとともに、その再量子
化の前に正規化を行っているので、伝送されるデータ
t・Gは、ビット数が少なく、しかも、誤差の少ないデ
ータとなる。
文献:「音声情報処理の基礎」オーム社発行特願昭61−
299285号の明細書及び図面 D 発明が解決しようとする課題 ところで、上述のADPCMシステムにおけるサンプリン
グ周波数48kHzと、8ミリビデオの映像信号のフィール
ド周波数59.94…Hz及び水平周波数15.734…kHzとは、そ
れぞれ独立した周波数であり、整数比関係などの同期関
係は全くない。
したがって、8ミリビデオにおいて、簡単のため、例
えば第5図Aに示すように、データt/G,k1〜k3,Gがブ
ロック単位で得られるとともに、同図Bに示すように、
映像信号のあるフィールド期間の始点と、データt/G
〜Gのブロックの始点とが一致したとしても、1フィー
ルド期間後には、両者の始点は、互いにずれたものとな
ってしまう。
そして、1フィールド期間におけるデータt/G〜G
のデータ量には、上述のように小数点以下の端数がつく
ので、映像信号のフィールド期間の始点と、ADPCMのブ
ロックの始点とは、一致しない回数がはるかに多くな
る。
このため、再生時、映像信号の垂直あるいは水平同期
パルスを基準にしてブロックの始点を判別することがで
きないので、あるいは予測残差t/Gと予測パラメータk
1〜k3,Gとの境界を区別することができないので、テー
プの途中から再生を行うことはできないことになる。ま
た、つなぎどりをすると、そのつなぎ目点では、映像信
号の連続性か優先されるので、そのつなぎ目でブロック
の連続性が乱れ、したがって、そのつなぎ目点以後は、
やはり再生ができなくなってしまう。
この発明は、このような問題点を解決しようとするも
のである。
E 課題を解決するための手段 このため、この発明においては、映像信号と複数のデ
ジタル音声信号とを記録する記録方法であって、上記複
数のデジタル音声信号を圧縮デジタル音声データと上記
圧縮デジタル音声データをデコードするためのパラメー
タとにエンコードし、ブロックの始点を示し、映像信号
と同期のための所定ビット長のビットパターンを含むマ
ーカを発生し、上記マーカと上記エンコードされた複数
の信号とを順次1つのブロックとし、上記映像信号と上
記ブロックとを記録するようにしたものである。
F 作用 再生時、マーカにより各ブロックの始点が判別され、
映像信号とデジタル音声信号との同期を容易にとること
ができる。
G 実施例 G1第1の実施例 第1図及び第2図は、この発明を、8ミリビデオのオ
ーディオ信号の記録系及び再生系に適用した場合の一例
を示す。
すなわち、記録系においては、例えばNTSC方式のカラ
ービデオ信号が、端子(61)を通じて記録ビデオ回路
(62)に供給されて輝度信号がFM信号に変換されるとと
もに、搬送色信号が、そのFM輝度信号よりも低域側、す
なわち、搬送周波数fcが、fc=47.25fh(≒743kHz)の
信号に周波数変換され、これらFM輝度信号と、低域変換
された搬送色信号と、再生時のトラッキングサーボ用の
パイロット信号との加算信号Svが取り出され、この信号
Svが記録アンプ(63)を通じてスイッチ回路(64)に供
給される。
また、ステレオの左及び右チャンネルのオーディオ信
号L,Rが、端子(71L),(71R)を通じてA/Dコンバータ
(72L),(72R)に供給されて信号L,Rのそれぞれにつ
いて例えばサンプリング周波数48kHz、量子化ビット数1
6ビットのデジタルデータLt,RtにA/D変換され、これら
データLt,Rtが上述したエンコーダ(10)と同様に構成
されたエンコーダ(10L),(10R)に供給されて各チャ
ンネルごとに、データt/G,k1〜k3,G(=EXMA)に対応
するデータXLt,Lk1〜k3,LG及びXRt,Rk1〜k3,RGが取り出
される。
この場合、残差XLt,XRtは、「0」を中心にしてプラ
ス側に“0001"〜“0111"の7レベル、マイナス側に“11
11"〜“1001"の7レベルをとれるが、“1000"はとれな
いように再量子化される。
また、利得係数EXMAに対応する係数LG,RGはその各指
数部EX,EXの“0",“1"が反転されて取り出される。
したがって、係数LG,RGは、その指数部EX,EX、すなわ
ち、それぞれの上位5ビットが“00000"となることはな
い。
また、上述のように、残差XLt,XRtも、それぞれ“100
0"となることはない。
さらに、予測係数Lkも系の安定性を考えると、「1」
未満であり、必ず Lk1≠“1000000000000000" である。また、係数Rk1についても同様である。
そして、これらデータXLt〜LG,XRt〜RGが、エラー訂
正用のエンコーダ(73)に供給されるとともに、形成回
路(79)からブロックの始点を示すマーカMKがエンコー
ダ(73)に供給される。
この場合、マーカMKは32ビット長で、その上位16ビッ
ト、中位8ビット、下位(4+4)ビットは、それぞ
れ、係数Lk1(またはRk1)、係数LG(RG)、残差XLt及
びXRtがとりえない値、すなわち、 上位16ビット=“1000000000000000" 中位8ビット=“00000000" 下位(4+4)ビット=“10001000" とされる。
そして、エンコーダ(73)においては、そのエラーエ
ンコード用のフィールドメモリにデータが書き込まれる
とき、第4図に示すように、まず、マーカMKが1ワード
分ずつ順に書き込まれ、次に、あるブロックの残差XLt,
XRtが書き込まれ、続いてそのブロックの予測パラメー
タLk1〜LG,Rk1〜RGが書き込まれる。
この場合、残差XLt,XRtは1サンプルにつきそれぞれ
4ビットなので、サンプリング時点が対応する残差XLt
及びXRtが、それぞれ上位4ビット及び下位ビットを占
める1ワードのデータとされ、したがって、1ブロック
には64ワードの残差XLt,XRtが含まれる。また、この残
差XLt,XRtに対応して予測パラメータは、左及び右の2
チャンネル分の12ワードとなる。
そして、このようなマーカMKの付加処理が、各ブロッ
クごとに行われながらデータXLt〜LG,XRt〜Rが、マー
カMKとともにエンコーダ(73)のフィールドメモリに順
次書き込まれていく。
そして、エンコーダ(73)においては、1フィールド
期間分ごとに、エラー訂正データの付加,インターリー
ブ及び各フィールド期間の終わりのほぼ1/5フィールド
期間への時間軸圧縮などの記録エンコード処理が行わ
れ、この記録エンコード処理の行われたデータがデジタ
ル信号Saとして取り出され、この信号Saが、変調回路
(74)に供給されて例えばバイフェイズマーク信号Sbと
され、この信号Sbが記録アンプ(75)を通じてスイッチ
回路(64)に供給される。
そして、スイッチ回路(64)が所定のタイミングで制
御されて信号Svが1フィールド期間ごとに交互に回転磁
気ヘッド(1A),(1B)に供給されるとともに、信号Sb
が信号Svとは逆の関係でヘッド(1A),(1B)に供給さ
れる。
また、ヘッド(1A),(1B)は、互いに180゜の角間
隔を有し、端子(61)のカラービデオ信号に同期してフ
レーム周波数で回転させられるとともに、その回転周面
の216゜強の角範囲にわたって磁気テープ(2)が斜め
に一定の速度で走行させられる。なお、ヘッド(1A),
(1B)は、互いに異なるスリット角、いわゆるアジマス
角を有する。
したがって、テープ(2)には、第3図に示すよう
に、トラック(2T)が隣接して順次形成されるととも
に、そのトラック(2T)の始めから36゜の区間には1フ
ィールド期間分の信号Sbが記録され、残る180゜の区間
には1フィールド期間分の信号Svが記録されることにな
る。
なお、上述における記録系及び記録フォーマットなど
は、信号Sbにおける信号Saを除けば、現行の8ミリビデ
オと同様である。
一方、再生系においては、ヘッド(1A)により1つお
きのトラック(2T)から信号Sv,Sbが順次再生され、ヘ
ッド(1B)により残る1つおきのトラック(2T)から信
号Sv,Sbが順次再生され、これら再生信号が再生アンプ
(81A),(81B)を通じてスイッチ回路(82)に供給さ
れ、スイッチ回路(82)からはヘッド(1A),(1B)の
再生した信号Sv,Svが連続して取り出されるとともに、
ヘッド(1A),(1B)の再生した信号Sb,Sbが各フィー
ルド期間の終わりのほぼ1/5フィールド期間ごとに取り
出される。
そして、スイッチ回路(82)からの信号Svが再生ビデ
オ回路(83)に供給されて記録時とは逆の処理が行われ
てもとのカラービデオ信号が端子(84)に取り出され
る。
また、スイッチ回路(82)からの信号Sbが、復調回路
(91)に供給されて信号Saが復調され、この信号Saが再
生デコーダ(92)に供給されて時間軸伸張,デインター
リーブ及びエラー訂正などが行われることにより、マー
カMK及びもとのデータXLt〜LG,XRt〜RGがデコードさ
れ、これらデータが、上述のデコーダ(40)と同様に構
成されたデコーダ(40L),(40R)に供給されるととも
に、デコーダ(92)からのデータが検出回路(99)に供
給されてマーカMKが検出され、このマーカMKがデコーダ
(40L),(40R)にブロックの始点を示す信号として供
給されてデータLt,Rtがデコードされ、これらデータがD
/Aコンバータ(93L),(93R)に供給されて端子(94
L),(94R)にもとのオーディオ信号L,Rが取り出され
る。
H 発明の効果 以上のようにしてオーディオ信号L,Rが記録再生され
るが、この場合、この発明によれば、データXLt〜LG,XR
t〜RGのブロックに対して、そのブロックの始点を示す
マーカMKを付加しているので、テープ(2)に対する記
録再生の基準となる周波数が、フィールド周波数及び水
平周波数であって、オーディオ信号L,Rに対して基準と
なるサンプリング周波数と同期関係になくても、再生
時、そのマーカMKによりブロックの始点を判別でき、し
たがって、テープ(2)の途中から再生したり、つなぎ
どりがしてあっても信号L,Rを正常に再生できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一例の系統図、第2図〜第7図はそ
の説明のための図である。 (10)はエンコーダ、(30)は信号伝送系、(40)はデ
コーダである。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−152061(JP,A) 特開 昭62−199179(JP,A) 特開 昭62−150943(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定のフィールド周波数、及び所定の水平
    周波数の映像信号とそれらの周波数と整数比関係などの
    同期関係の無いサンプリング周波数の複数のデジタル音
    声信号とを記録する記録方法であって、 上記複数のデジタル音声信号を圧縮デジタル音声データ
    と上記圧縮デジタル音声データをデコードするためのパ
    ラメータとにエンコードし、 ブロックの始点を示し、映像信号と同期のための上記圧
    縮デジタル音声データがとりえない値である所定ビット
    長のビットパターンを含むマーカを発生し、 上記マーカと上記エンコードされた複数の信号とを順次
    1つのブロックとし、 上記映像信号と上記ブロックとを記録する 映像信号及びデジタル音声信号の記録方法。
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