JP2635929B2 - マスフローコントローラ絶対流量検定システム - Google Patents

マスフローコントローラ絶対流量検定システム

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JP2635929B2
JP2635929B2 JP6099333A JP9933394A JP2635929B2 JP 2635929 B2 JP2635929 B2 JP 2635929B2 JP 6099333 A JP6099333 A JP 6099333A JP 9933394 A JP9933394 A JP 9933394A JP 2635929 B2 JP2635929 B2 JP 2635929B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体製造プロセスに
おけるガスシステムに使用するマスフローコントローラ
の流量検定に関し、さらに詳細にはシステム中に組み込
んだ状態でのマスフローコントローラが計測する絶対流
量の計測精度の検定が可能な絶対流量検定システムに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体製造工程中の成膜装置、乾式エッ
チング装置等においては、例えばシランやホスフィン等
のいわゆる特殊材料ガスや塩素ガス等の腐食性ガスおよ
び水素ガス等の強燃性ガス等を使用する。これらのガス
の使用に当たっては、次に述べる理由によりその流量を
極めて厳格に管理しなければならない。
【0003】その理由として、ガス流量がプロセスの良
否に直接影響することが挙げられる。すなわち、成膜プ
ロセスにおいては膜質が、エッチングプロセスにおいて
は回路加工の良否が、ガス流量の精度により多大な影響
を受けるのである。別の理由として、この種のガスの多
くは人体や環境に対する有害性あるいは爆発性等を有す
ることが挙げられる。このため使用後のこれらのガス
は、直接大気に排気することは許されず、ガス種に応じ
た除害手段を備えなければならない。かかる除害手段は
通例処理能力が限られていて、許容値以上の流量が流れ
ると有害ガスの環境への流出や除害手段の破損につなが
ることがある。さらに、これらのガス、特に半導体製造
プロセスにて使用しうる高純度かつ無塵のものは高価な
上、ガス種によっては自然劣化による使用期限があるた
め大量保管ができないことも理由となる。
【0004】一方、プロセス機器が要求するこれらのガ
スの実際の流量は、多くても500sccm程度と小さ
いので、従来より配管中に公知のマスフローコントロー
ラを配して、ガス種ごとに最適の流量を流すようにして
いる。かかるマスフローコントローラは、印加電圧を変
更することにより、設定流量を変更してプロセスレシピ
の変更に対応できるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この種のガスプロセス
におけるマスフローコントローラは、小流量をコントロ
ールすることを目的とするものであるため内部に細管を
有し、該細管の作用により流量のモニター等を行ってい
る。一方マスフローコントローラを流れるガスのうち特
に成膜用材料ガスは、その特性上配管内でも固形物を析
出する可能性があり、配管の流量容量を変化させること
がある。かかる変化が起こればそのマスフローコントロ
ーラにおける印加電圧と実流量との関係は当然変化し、
印加電圧の設定に変化がなくても実流量が変化するの
で、プロセスの安定性を阻害することになる。現実にこ
のような変化が起こった場合には、正しいガス流量を流
すべく印加電圧の設定を修正しなければならない。この
とき、マスフローコントローラの実流量を計測する必要
が生ずる。
【0006】また、このようなマスフローコントローラ
を使用し続けることは、半導体製造上最も嫌うべきパー
ティクルをプロセス機器に送り込むことになり、好まし
くない。したがってこのような場合には、マスフローコ
ントローラを新品に交換しなければならない。ここでマ
スフローコントローラの印加電圧と実流量との関係は、
同一機種であっても個体差を無視できず、交換した新し
いマスフローコントローラにおいて実流量を計測する必
要がある。
【0007】しかしながら、マスフローコントローラの
実流量を計測することは、過去ほとんど行われていな
い。その理由は、配管系に組み込んだ状態でのマスフロ
ーコントローラの実流量の計測が困難なことにある。そ
こで、実流量を計測するかわりに作業者の勘と経験とに
より暫定的に印加電圧を設定し、プロセスを実行してそ
の良否により暫定値の良否を判断し、これを繰り返して
最適設定値を決定しているのである。このため最適値決
定までに時間がかかるためプロセス装置の実稼動率が低
くなるばかりでなく、その過程で消費する各種ガスやテ
ストウェハ等のコストも軽視し得ない。
【0008】この問題を解決するために本出願人は、特
願平4−286986号により、配管系に実際に取り付
けたマスフローコントローラの流量検定を行うシステム
を提案している。この方法では、マスフローコントロー
ラへのプロセスガスの供給を遮断した後、パージ用窒素
ガスの配管系から窒素ガスを導入し、マスフローコント
ローラの入口側配管を窒素ガスで満たした後、時間経過
に伴う圧力降下を計測することにより、マスフローコン
トローラの流量検定を行っていた。さらに詳細には、配
管系にマスフローコントローラを設置したときに時間経
過に伴う圧力降下の初期値を計測、記憶しておき、マス
フローコントローラを使用した後、時間経過に伴う圧力
降下の値を計測し、その値と初期値との変化を知ること
により、マスフローコントローラの流量検定を行ってい
た。
【0009】しかしながら、特願平4−286986号
で提案したシステムには、次の問題があった。すなわ
ち、流量計測の異常を発見したときに、絶対流量を正確
に知りたい場合がある。また、新品のマスフローコント
ローラを取り付けたときに、絶対流量を正確に計測し、
そのマスフローコントローラの絶対精度を確認しておき
たい場合がある。特願平4−286986号のシステム
では、絶対流量を計測することができなかった。そし
て、絶対流量を計測する必要がある場合は、配管系に絶
対流量を計測可能な流量計測器を接続し直して計測し、
計測後元に戻していた。そのため、配管の接続等に時間
がかかり、約5時間の余分な時間がかかっていた。さら
に、半導体工程では配管の取り外しにより、室内の空気
に存在するパーティクル等が配管内に侵入して、配管系
を汚染する可能性があり、問題であった。
【0010】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、配管系に組み込んだ状態でのマ
スフローコントローラの絶対流量の計測を可能とするこ
とにより、マスフローコントローラの個体差や経時変化
に適切に対応して、正しいガス流量を与える電圧設定値
を迅速に知り、もってガスを使用するプロセスの安定運
転と高稼動率操業とを可能とするマスフローコントロー
ラ絶対流量検定システムを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のマスフローコントローラ絶対流量検定システ
ムは、プロセスガス源から第1開閉弁およびマスフロー
コントローラを順次経由してプロセスチャンバに該プロ
セスガスを供給するガス配管系において、第1開閉弁と
マスフローコントローラとの間のマスフローコントロー
ラ入口配管上にあって、所定圧力P1の計測用ガスを蓄
える計測用ガスタンクと、マスフローコントローラの入
口側の圧力を計測する圧力センサとを有し、マスフロー
コントローラへのプロセスガスの供給を第一開閉弁によ
り遮断した後、計測用ガスタンク内に蓄えられた計測用
ガスをマスフローコントローラに流して、圧力センサに
より所定の圧力降下に要する時間Tを計測し、時間T及
び計測用ガスタンクの容積Vよりマスフローコントロー
ラの絶対流量を検定することを特徴とする。
【0012】また、上記システムにおいて、計測用ガス
タンクとマスフローコントローラ入口配管との間で管路
を開閉する計測用開閉弁を有し、マスフローコントロー
ラへのプロセスガスの供給を前記第一開閉弁により遮断
した後、マスフローコントローラを所定の開度にして、
圧力センサにより計測用ガスの圧力P1を計測し、次
に、圧力センサの計測する圧力が所定の低圧P2になっ
たときに、マスフローコントローラを遮断状態にし、次
に、計測用開閉弁を開いて、所定時間経過後圧力センサ
により圧力P3を計測し、圧力P1、P2、P3及び計
測用タンクの容積Vからマスフローコントローラ入口配
管の容積を算出することを特徴とする。また、上記シス
テムにおいて、第1開閉弁とマスフローコントローラと
の間のマスフローコントローラ入口配管上にあって、所
定圧力P1の計測用ガスを蓄える第1計測用ガスタンク
と、同じくマスフローコントローラ入口配管上にあっ
て、所定圧力P2の計測用ガスを蓄える第2計測用ガス
タンクと、第1計測用ガスタンクとマスフローコントロ
ーラ入口配管との間で管路を開閉する第1計測用開閉弁
と、第2計測用ガスタンクとマスフローコントローラ入
口配管との間で管路を開閉する第2計測用開閉弁とを有
し、マスフローコントローラへのプロセスガスの供給を
第一開閉弁により遮断した後、第1計測用開閉弁を開い
て、圧力センサにより所定の圧力降下に要する時間T1
を計測し、次に、第2計測用開閉弁を開いて、圧力セン
サにより所定の圧力降下に要する時間T2を計測し、時
間T1、T2、第1計測用ガスタンクの容積、及び第2
計測用ガスタンクの容積からマスフローコントローラの
絶対流量を検定することを特徴とする。
【0013】
【作用】前記構成を有する本発明のマスフローコントロ
ーラ絶対流量検定システムでは、配管系にマスフローコ
ントローラを取り付けた時に、マスフローコントローラ
の絶対流量を計測を行うことができる。絶対流量は、次
の3つの方法により、算出することができる。マスフロ
ーコントローラの絶対流量の検定は、算出した絶対流量
とマスフローコントローラの計測値とを比較することに
より行われる。第一の方法では、(1)マスフローコン
トローラへのプロセスガスの供給を第一開閉弁により遮
断し、(2)計測タンク内の計測ガスをマスフローコン
トローラに流し、(3)圧力が所定値P1からP2に圧
力降下するのに要する時間Tを計測し、(4)時間T及
び計測用ガスタンクの容積Vより、気体の状態方程式に
基づいて、マスフローコントローラに流れた絶対流量を
算出する。
【0014】第二の方法では、(1)マスフローコント
ローラへのプロセスガスの供給を第一開閉弁により遮断
し、(2)マスフローコントローラを所定の開度にし
て、前記圧力センサにより計測用ガスの圧力P1を計測
し、(3)圧力センサの計測する圧力が所定の低圧P2
になったときに、マスフローコントローラを遮断状態に
し、(4)計測用開閉弁を開いて、所定時経過後圧力セ
ンサにより圧力P3を計測し、(5)圧力P1、P2、
P3及び計測用タンクの容積Vからマスフローコントロ
ーラ入口配管の容積を算出し、第一の方法の容積として
計測用ガスタンクの容積とマスフローコントローラ入口
配管の容積との和を用いる。
【0015】第三の方法では、(1)マスフローコント
ローラへのプロセスガスの供給を第一開閉弁により遮断
し、(2)第1計測用開閉弁を開いて、第1計測タンク
内の計測ガスをマスフローコントローラに流し、(3)
所定の圧力P1からP3に圧力降下するのに要する時間
T1を計測し、(4)第2計測用開閉弁を開いて、第2
計測タンク内の計測ガスをマスフローコントローラに流
し、(5)所定の圧力P2からP4に圧力降下するのに
要する時間T2を計測し、(6)圧力降下P1−P3、
P2−P4、及び計測した時間T1、時間T2、第1計
測用ガスタンクの容積、及び第2計測用ガスタンクの容
積より、気体の状態方程式に基づいて、マスフローコン
トローラに流れた絶対流量を算出する。
【0016】
【実施例】以下、本発明のガス実流量検定システムを具
体化してガス配管系に組み込んだ一実施例を図面を参照
して説明する。図3は本発明にかかるガス実流量検定シ
ステムを組み込んだガスシステムのブロック図である。
図3においては、2種類のプロセスガス(A,B)がそ
れぞれマスフローコントローラ(11A,11B)を挟
む第1開閉弁(15A,15B)と第2開閉弁(2A,
2B)とを通してプロセスチャンバ5A,5Bに供給さ
れるようになっている。一方、マスフローコントローラ
11を窒素ガスでパージするための窒素ガス供給ライン
が、窒素ガスタンクから、レギュレタ32、フィルタ3
3、パージ弁17を介して、連結用開閉弁(4A,4
B)を経て各ガスラインに合流している。また、パージ
弁17と連結用開閉弁4の間の配管には、圧力センサ1
3が接続している。また、パージ弁17と連結用開閉弁
4の間の配管には、計測用開閉弁14を介して計測用ガ
スタンク12が接続している。ここで、連結用開閉弁4
A,4Bを設けているのは、マスフローコントローラ1
1A,11Bを個別に検定するためである。すなわち、
マスフローコントローラ11Aを検定する場合は、連結
用開閉弁4Aのみ開とし、他の連結用開閉弁4B等を閉
じて使用する。圧力センサ13は、マスフローコントロ
ーラ11の入口側の配管における窒素ガスの圧力を計測
するものである。プロセスチャンバ5A,5Bは、ドラ
イエッチング、気相成膜、熱酸化等を行うためのもので
ある。
【0017】この計測用ガスタンク12を含む窒素ガス
の配管系の構成を簡略化して示すと、図1のようにな
る。すなわち、パージ弁17とマスフローコントローラ
11の間のマスフローコントローラ入口配管16上にあ
って、所定圧力P1の窒素ガスを蓄える計測用ガスタン
ク12が配設されている。また、計測用ガスタンク12
とマスフローコントローラ入口配管16との間に計測用
開閉弁14が配設されている。また、マスフローコント
ローラ入口配管16には、マスフローコントローラ11
の入口側の圧力を計測する圧力センサ13が配設されて
いる。一方、パージ弁17はパイロット式開閉弁であっ
て、パージ弁17を駆動するためのエアを供給、遮断す
る電磁弁21が接続されている。
【0018】次に、本システムの制御装置の構成につい
て図2により説明する。流量検定制御装置22は、演算
手段であるCPU23、入出力インターフェイスである
I/O24、アナログデータをデジタルデータに変換す
るためのA/Dコンバータ25、表示装置26、上位コ
ンピュータとのインターフェイスであるI/O27によ
り構成されている。ここで、図2のCPU23には、制
御プログラムを記憶しているROM、及び一時的にデー
タ等を記憶するRAMを含んでいる。圧力センサ13の
出力は、A/Dコンバータ25に接続されている。ま
た、電磁弁21は、I/O24に接続している。一方、
流量検定制御装置22は、プロセス全体を制御している
上位コンピュータ28に接続している。すなわち、I/
O27はデータ通信線31を介して、上位コンピュータ
28側のインターフェイスであるI/O29に接続して
いる。I/O29は、上位コンピュータ28のCPU3
0に接続している。
【0019】次に、上記構成を有するマスフローコント
ローラの絶対流量検定システムの作用を説明する。始め
に、通常プロセスの作用を説明する。かかるガスシステ
ムにおいて通常のプロセスレシピを実行する際には、遮
断弁(4A,4B)を閉として、計測用ガスタンク12
からの窒素ガスが各ガスラインに流れることがなく、か
つ、各プロセスガスが圧力センサ13の方に逆流するこ
とのないようにした上で、各マスフローコントローラ1
1に設定電圧を印加し、必要な第1開閉弁15及び第2
開閉弁2を開として、プロセスチャンバ5に各プロセス
ガスを必要な流量だけ流す。プロセスチャンバ5内に
は、処理しようとするウェハが収納されており、適宜加
熱、プラズマ印加等を行い、プロセスガスの作用と併せ
て必要な処理が行われる。
【0020】さて、かかるガスシステムにおいて、マス
フローコントローラ11Aを新品に交換した場合を考え
る。一般にマスフローコントローラは内部に細管を有す
るので、同一形式のものであっても、その印加電圧と実
絶対流量との関係の個体差は無視しえず、システムに組
み込んだ状態での実際の絶対流量を計測して、必要とす
る流量に対する印加電圧を設定し直しておくのが、プロ
セスの良好な操業を図る上で望ましい。また、実レシピ
を多数回数実行することにより、細管の詰まり等によ
り、マスフローコントローラ11の特性が変化すること
があるので、絶対流量の精度が品質に直接与える影響の
きわめて大きい半導体製造工程においては、必要に応じ
てマスフローコントローラ11が計測する絶対流量を検
定することが必要である。本実施例のガスシステムで
は、ガス絶対流量検定システムが組み込まれているの
で、各マスフローコントローラ(11A,11B)のガ
ス絶対流量を計測し、マスフローコントローラ11の精
度を確認することができる。
【0021】本実施例のガスシステムにおけるガス実流
量計測の手順を図4のフローチャートに基づいて説明す
る。ここでは、マスフローコントローラ11Aの絶対流
量を検定する方法について説明する。図1のガスシステ
ムにおいてガス絶対流量を計測するには、まず第1開閉
弁15Aを閉とし、マスフローコントローラ11Aへの
プロセスガスAの供給を遮断し、第2開閉弁2A及びマ
スフローコントローラ11A、計測用開閉弁14、連結
用開閉弁4A、パージ弁17を開いて、マスフローコン
トローラ11内に残っているプロセスガスAを排出し、
マスフローコントローラ11内部を窒素ガスでパージす
る(S1)。これにより、計測用ガスタンク12内にパ
ージ圧力の窒素ガスが蓄えられる。次に、マスフローコ
ントローラ11Aの流量設定を通常プロセスで使用する
予定の所定値とし(S2)、パージ弁17を閉じ、マス
フローコントローラ11Aに対して、計測用ガスタンク
12内の窒素ガスを流す(S3)。そして、圧力センサ
13が計測した圧力は、A/Dコンバータ25によりA
/D変換され、CPU23に読み込まれる。また、CP
U23は、所定圧力P1を検出した時から時間計測を行
い、所定圧力P2を検出するまでに要する時間Tを計測
する。
【0022】そして、CPU23が上記圧力降下P1−
P2、時間Tにより、気体の状態方程式に基づいて、マ
スフローコントローラ11Aに流れた窒素ガスの絶対流
量を算出する(S5)。次に、その算出方法について説
明する。気体の状態方程式 PV=nRTここで、P
は気体の圧力、Vは気体の容積、nは気体のモル数、T
は気体の温度である。この気体の状態方程式を時間tで
微分することにより、(dP/dt)=(dn/dt)
RTとなり、これを(dn/dt)について整理する
と、 (dn/dt)=(dP/dt)/(RT)となる。 (式1) 一方、流量Qは、 Q=(dn/dt)mとなる。 (式2) ここで、mは気体の分子量である。(式1)及び(式
2)より、 Q=(dP/dt)mV/(RT)となる。 (式3)
【0023】本実施例では、dP=P2−P1、dt=
T、mは窒素ガスの分子量、Vは計測用ガスタンク12
の容積V1、Rは気体定数、Tは窒素ガスの温度であ
る。本作用においる気体の変化では気体の温度はほとん
ど変化しないので、窒素ガスの温度は、室温20度をそ
のまま使用している。また、容積Vは正確には、計測用
ガスタンク12の容積とマスフローコントローラ入口配
管16の容積とを加えた容積で計算する必要がある。本
実施例では、簡便のため、計測用ガスタンク12の容積
で計算を行っているが、本実施例の計測用ガスタンク1
2の容積は、マスフローコントローラ入口配管16の容
積の約100倍に設定してあるので、容積による誤差を
1%程度に押さえることができる。マスフローコントロ
ーラ11は一つづつ、流量計の実測絶対流量により検定
されており、計測値と絶対流量との関係が設計値として
表等で示されている。本発明の目的の一つは、実際の配
管系にマスフローコントローラ11を組み込んだとき
に、計測値と絶対流量の関係が変化しないことを確認す
ることである。従って、算出した絶対流量とマスフロー
コントローラ11Aの設計値とを比較することにより、
マスフローコントローラ11Aの検定を行う(S6)。
【0024】以上詳細に説明したように、本実施例のマ
スフローコントローラ絶対流量検定システムによれば、
第1開閉弁15とマスフローコントローラ11との間の
マスフローコントローラ入口配管16上にあって、所定
圧力P1の計測用窒素ガスを蓄える計測用ガスタンク1
2と、計測用ガスタンク12とマスフローコントローラ
入口配管16との間で管路を開閉する計測用開閉弁14
と、マスフローコントローラ11の入口側の圧力を計測
する圧力センサ13とを有し、マスフローコントローラ
11へのプロセスガスの供給を第一開閉弁15により遮
断した後、計測用開閉弁14を開いて、圧力センサ13
により所定の圧力降下に要する時間Tを計測し、時間T
及び計測用ガスタンク12の容積Vよりマスフローコン
トローラ11の絶対流量を検定しているので、マスフロ
ーコントローラ11の絶対流量を容易かつ簡便に検定で
きるため、マスフローコントローラ11を正確に制御し
て、プロセスガスを必要な分量だけ正確に供給すること
ができる。
【0025】次に、第二の実施例について説明する。第
二の実施例の構成は第一の実施例と全く同様なので、説
明を省略する。第二の実施例で第一の実施例と異なって
いるのは、マスフローコントローラ入口配管16の容積
を求めている点であるので、第二の実施例のマスフロー
コントローラ入口配管16を求める作用を図5を用いて
詳細に説明する。ここでも、マスフローコントローラ1
1Aの絶対流量を検定する方法について説明する。第1
開閉弁15を閉じ、パージ弁17、連結用開閉弁4A、
計測用開閉弁14、マスフローコントローラ11を開い
て、マスフローコントローラ11A内を窒素ガスでパー
ジする(S11)。
【0026】次に、マスフローコントローラ11Aを設
定流量状態にし、圧力P1を計測する(S12)。次
に、計測用開閉弁14を閉じた後パージ弁17を閉じ、
圧力が所定の低圧P2になったときにマスフローコント
ローラ11Aを閉じ、圧力P2を計測する(S13)。
計測用開閉弁14を閉じた後パージ弁17を閉じている
のは、パージ弁17を先に閉じると、計測用ガスタンク
12内に蓄えられるガス量に誤差が発生するからであ
る。次に、計測用開閉弁14を開き、所定時間経過後圧
力P3を計測する(S14)。次に、計測した圧力P
1、P2、P3、及び計測用ガスタンク12の容積V0
よりマスフローコントローラ入口配管16の容積VXを
算出する(S15)。
【0027】次に、その算出方法について説明する。 PV=nRTより、n=PV/(RT)。 (計測用ガスタンク12内のモル数)+(マスフローコ
ントローラ入口配管16内のモル数)=(バルブを開に
した時の全モル数)だから、P1V0/(RT)+P2VX
/(RT)=P3(V0+VX)/(RT)となり、これ
を整理すると、(P1−P3)V0=(P3−P2)VXこれ
をVXについて解くと、 VX=V0(P1−P3)/(P3−P2) (式4) ここで、既知の計測用ガスタンク12の容積をV0と
し、マスフローコントローラ入口配管16の容積をVX
としている。
【0028】S16からS19のステップは、第1実施
例と同様であり、説明を省略する。(式2)により、マ
スフローコントローラ入口配管16の容積VX を求める
ことができ、(式3)においてV=V0+VXとすること
により、マスフローコントローラ入口配管16の容積ま
で含めて、絶対流量を第一実施例より正確に算出するこ
とができる。本実施例では、計測用ガスタンク12内を
高圧P1、マスフローコントローラ入口配管16内を低
圧P2としてから、計測用開閉弁14を開いて、計測用
ガスタンク12及びマスフローコントローラ入口配管1
6内を中圧P3としてマスフローコントローラ入口配管
16の容積VX を求めているが、逆に、計測用開閉弁1
4内を低圧P1、マスフローコントローラ入口配管16
内を高圧P2としてから、計測用開閉弁14を開いて、
中圧P3としてマスフローコントローラ入口配管16内
の容積VXを求めても同様である。
【0029】第二の実施例のマスフローコントローラ絶
対流量検定システムによれば、第1開閉弁15Aを遮断
した後、マスフローコントローラ11Aを遮断状態に
し、マスフローコントローラを所定の開度にして、圧力
センサにより計測用ガスの圧力P1を計測し、次に、圧
力センサの計測する圧力が所定の低圧P2になったとき
に、マスフローコントローラを遮断状態にし、次に、計
測用開閉弁を開いて、所定時間経過後圧力センサにより
圧力P3を計測し、圧力P1、P2、P3及び計測用タ
ンクの容積Vからマスフローコントローラ入口配管の容
積を算出し、その容積を用いてマスフローコントローラ
絶対流量検定を行っているので、第一の実施例と比較し
て、マスフローコントローラ入口配管16の容積を求め
ることができ、絶対流量を正確に算出することができ
る。そのため、計測用ガスタンク12の容積を大きくし
ないで済み、システムをコンパクトに構成することがで
きる。
【0030】次に、第三の実施例について説明する。第
三の実施例の構成を図2に示す。第三の実施例が第一の
実施例と異なるのは、計測用ガスタンク12及び計測用
開閉弁14を各々2組備えている点である。すなわち、
第1計測用ガスタンク121が第1計測用開閉弁141
を介して、マスフローコントローラ入口配管16に接続
し、第2計測用ガスタンク122が第2計測用開閉弁1
42を介して、マスフローコントローラ入口配管16に
接続している。次に、第三の実施例の作用を図6を用い
て詳細に説明する。ここでも、マスフローコントローラ
11Aの絶対流量を検定する方法について説明する。図
1のガスシステムにおいてガス絶対流量を計測するに
は、まず第1開閉弁15Aを閉とし、マスフローコント
ローラ11AへのプロセスガスAの供給を遮断し、第2
開閉弁2A、マスフローコントローラ11A、第1計測
用開閉弁141、第2計測用開閉弁142、連結用開閉
弁4A、パージ弁17を開いて、マスフローコントロー
ラ11内に残っているプロセスガスAを排出し、マスフ
ローコントローラ11A内を窒素ガスでパージする(S
21)。これにより、第1計測用ガスタンク121、第
2計測用ガスタンク122にパージ圧力の窒素ガスを蓄
える。
【0031】次に、マスフローコントローラ11Aの流
量設定を通常プロセスで使用する予定の所定値とする
(S22)。次に、第1計測用開閉弁141を開き、第
2計測用開閉弁142を閉じる(S23)。次に、パー
ジ弁17を閉じ、圧力センサ13により圧力がP1から
P3に圧力降下する時間T1を測定する(S24)。次
に、パージ弁17を開ける(S25)。次に、第1計測
用開閉弁141を閉じ、第2計測用開閉弁142を開け
る(S26)。次に、パージ弁17を閉じ、圧力センサ
13により圧力がP2からP4に圧力降下する時間T2
を測定する(S27)。
【0032】そして、CPU23が計測した圧力降下時
間T1、T2を用いて、気体の状態方程式に基づいて、
マスフローコントローラ11Aに流れた窒素ガスの絶対
流量を算出する(S28)。そして、算出した絶対流量
と設計値とを比較して、マスフローコントローラ11の
検定をおこなう(S29)。次に、窒素ガスの絶対流量
の算出方法について説明する。(式3)より、第1計測
用ガスタンク121の容積をV1 、第2計測用ガスタン
ク122の容積をV2、マスフローコントローラ入口配
管16の容積をVXとすれば、 Q=(dP/dt1)m(V1+VX)/(RT)となる。 (式5) Q=(dP/dt2)m(V2+VX)/(RT)となる。 (式6) (式5)と(式6)からVXを消去すると、 Q=(dP/(dt1−dt2))m(V1−V2)/(RT)となる。(式7 ) (式7)は、タンクの容積の差分だけ圧力降下時間の差
になっていると考えて、dt=dt2−dt1、V=V
2−V1を(式3)に代入した形である。これにより、マ
スフローコントローラ入口配管16の容積VX を求める
ことができるので、マスフローコントローラ入口配管1
6の容積まで含めて、絶対流量を第一実施例より正確に
算出することができる。
【0033】本実施例では、(1)第2計測用開閉弁1
42を閉じた状態で第1計測用開閉弁141を開けて計
測し、(2)次に、第1計測用開閉弁141を閉じた状
態で第2計測用開閉弁142を開けて計測を行っている
が、(2)の場合に第1計測用開閉弁141を開いた状
態のままで第2計測用開閉弁142を開いて計測を行っ
ても良い。流量Qは、2つのタンクの容積の差分だけ圧
力降下する時間の差として計測されるので、この方法に
よれば、同じタンクを使用しても容積差を大きくできる
からである。
【0034】第三の実施例のマスフローコントローラ絶
対流量検定システムによれば、所定圧力P1の窒素ガス
を蓄える第1計測用ガスタンク121と、所定圧力P2
の窒素ガスを蓄える第2計測用ガスタンク122と、第
1計測用ガスタンク121とマスフローコントローラ入
口配管16との間で管路を開閉する第1計測用開閉弁1
41と、第2計測用ガスタンク122とマスフローコン
トローラ入口配管16との間で管路を開閉する第2計測
用開閉弁142とを有し、マスフローコントローラ11
Aへのプロセスガスの供給を第一開閉弁15Aにより遮
断した後、第1計測用開閉弁141を開いて、圧力セン
サ13により所定の圧力降下に要する時間T1を計測
し、次に、第2計測用開閉弁142を開いて、圧力セン
サ13により所定の圧力降下に要する時間T2を計測
し、計測した時間T1、T2、第1計測用ガスタンク1
21の容積、及び第2計測用ガスタンク122の容積か
らマスフローコントローラ11Aの絶対流量を検定して
いるので、第一の実施例と比較して、マスフローコント
ローラ入口配管16の容積を求めることができ、絶対流
量を正確に算出することができる。また、第二の実施例
において、マスフローコントローラ11を完全な遮断状
態にするのは困難であるが、第三の実施例では、小型タ
ンクを2つ必要とするだけなので、より正確に絶対流量
を計測することができる。
【0035】一方、実レシピの実行を多数回数繰り返す
と、マスフローコントローラ11の印加電圧と実流量と
の関係が変化することがあり、そのことはマスフローコ
ントローラ11に正常電圧を印加しているのにプロセス
結果が良好でなくなることによって知られる。プロセス
結果が良好でないとは、例えば成膜プロセスの場合、形
成された膜の膜厚や膜質(屈折率等)が正常値からはず
れたり、それらの均一性が悪くなることをいう。この場
合は、マスフローコントローラ11の印加電圧を修正し
て所要流量が得られるようにしなければならない。ま
た、このような正常値からのずれが大きくなったマスフ
ローコントローラ11は、えてしてパーティクルを発生
してプロセス歩留まりを悪化させるので、ずれがある限
界値を超えた時点でなんらかのアラームが発せられるよ
うにしておくのが好ましい。
【0036】本実施例のガスシステムにおいては実際の
配管系における絶対実流量計測手段を備えているので、
以上のようにして、マスフローコントローラ11の印加
電圧の修正あるいは交換すべきか否かの判断を制度良く
かつ効率的に行うことができるため、半導体の歩止まり
を向上させることができる。また、消費するプロセスガ
スやテストウェハのコスト、あるいは試行および結果解
析に必要な時間を本実施例のシステムを採用することに
より削減できる。
【0037】なお、上記実施例は本発明を限定するもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種
々の変形、改良が可能であることはもちろんである。ま
た、計測用ガスとしてここでは窒素ガスを使用したが、
窒素ガスに限らず不活性であってかつクリーンなものが
入手可能なガスであれば他のガスでもよい。ただし、半
導体工程で使用されるプロセスガスは、高価であり、ま
た毒性を有する場合もあるので、計測用ガスは、本実施
例のようにプロセスガスと異なるものを使用すると良
い。
【0038】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように本発
明のマスフローコントローラ絶対流量検定システムによ
れば、第1開閉弁とマスフローコントローラとの間のマ
スフローコントローラ入口配管上にあって、所定圧力P
1の計測用ガスを蓄える計測用ガスタンクと、計測用ガ
スタンクとマスフローコントローラ入口配管との間で管
路を開閉する計測用開閉弁と、マスフローコントローラ
の入口側の圧力P2を計測する圧力センサとを有し、マ
スフローコントローラへのプロセスガスの供給を第一開
閉弁により遮断した後、計測用開閉弁を開いて、圧力セ
ンサにより所定の圧力降下に要する時間Tを計測するこ
とによりマスフローコントローラの絶対流量を検定して
いるので、マスフローコントローラの絶対流量を容易か
つ簡便に検定できるため、マスフローコントローラを正
確に制御して、プロセスガスを必要な分量だけ正確に供
給することができる。それにより、半導体製造工程の歩
留まりを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例であるマスフローコント
ローラ流量検定システムの主要部の構成を示すブロック
図である。
【図2】本発明の第三の実施例であるマスフローコント
ローラ流量検定システムの主要部の構成を示すブロック
図である。
【図3】第一の実施例のマスフローコントローラ絶対流
量検定システムの全体構成を示すブロック図である。
【図4】第一の実施例のマスフローコントローラ絶対流
量検定システムの作用を示すフローチャートである。
【図5】第二の実施例のマスフローコントローラ絶対流
量検定システムの作用を示すフローチャートである。
【図6】第三の実施例のマスフローコントローラ絶対流
量検定システムの作用を示すフローチャートである。
【符号の説明】
11 マスフローコントローラ 12 計測用ガスタンク 121 第1計測用ガスタンク 122 第2計測用ガスタンク 13 圧力センサ 14 計測用開閉弁 141 第1計測用開閉弁 142 第2計測用開閉弁 15 第1開閉弁 16 マスフローコントローラ入口配管 21 電磁弁 22 流量検定制御装置 23 CPU23

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロセスガス源から第1開閉弁およびマ
    スフローコントローラを順次経由してプロセスチャンバ
    に該プロセスガスを供給するガス配管系において、 前記第1開閉弁と前記マスフローコントローラとの間の
    マスフローコントローラ入口配管上にあって、所定圧力
    P1の計測用ガスを蓄える計測用ガスタンクと、 前記マスフローコントローラの入口側の圧力を計測する
    圧力センサとを有し、 前記マスフローコントローラへの前記プロセスガスの供
    給を前記第一開閉弁により遮断した後、前記計測用ガス
    タンク内に蓄えられている計測用ガスを前記マスフロー
    コントローラに流し、前記圧力センサにより所定の圧力
    降下に要する時間Tを計測し、 前記時間T及び前記計測用ガスタンクの容積Vより前記
    マスフローコントローラの絶対流量を検定することを特
    徴とするマスフローコントローラ絶対流量検定システ
    ム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載するシステムにおいて、 前記計測用ガスタンクと前記マスフローコントローラ入
    口配管との間で管路を開閉する計測用開閉弁を有し、 前記マスフローコントローラへの前記プロセスガスの供
    給を前記第一開閉弁により遮断した後、前記マスフロー
    コントローラを所定の開度にして、前記圧力センサによ
    り計測用ガスの圧力P1を計測し、 次に、前記計測用開閉弁を閉じ、前記圧力センサの計測
    する圧力が所定の低圧P2になったときに、前記マスフ
    ローコントローラを遮断状態にし、 次に、前記計測用開閉弁を開いて、所定時間経過後圧力
    センサにより圧力P3を計測し、 前記圧力P1、P2、P3及び計測用タンクの容積Vか
    らマスフローコントローラ入口配管の容積を算出するこ
    とを特徴とするマスフローコントローラ絶対流量検定シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載するシステムにおいて、 前記第1開閉弁と前記マスフローコントローラとの間の
    マスフローコントローラ入口配管上にあって、所定圧力
    P1の計測用ガスを蓄える第1計測用ガスタンクと、 同じく前記マスフローコントローラ入口配管上にあっ
    て、所定圧力P2の計測用ガスを蓄える第2計測用ガス
    タンクと、 前記第1計測用ガスタンクと前記マスフローコントロー
    ラ入口配管との間で管路を開閉する第1計測用開閉弁
    と、 前記第2計測用ガスタンクと前記マスフローコントロー
    ラ入口配管との間で管路を開閉する第2計測用開閉弁と
    を有し、 前記マスフローコントローラへの前記プロセスガスの供
    給を前記第一開閉弁により遮断した後、前記第1計測用
    開閉弁を開いて、前記圧力センサにより所定の圧力降下
    に要する時間T1を計測し、 次に、前記第2計測用開閉弁を開いて、前記圧力センサ
    により所定の圧力降下に要する時間T2を計測し、 前記時間T1、T2、前記第1計測用ガスタンクの容
    積、及び前記第2計測用ガスタンクの容積から前記マス
    フローコントローラの絶対流量を検定することを特徴と
    するマスフローコントローラ絶対流量検定システム。
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