JP6343781B2 - 流量測定装置、流量測定方法及びガス分析システム - Google Patents

流量測定装置、流量測定方法及びガス分析システム Download PDF

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Description

本発明は、ガスの流量を測定する流量測定装置、流量測定方法及びガス分析システムに関する。
ガスの流量を測定する方法として、さまざまな方法が知られている。例えば、流量を測定する対象となるガスの種別が予め判明している場合、ガスが接触することによる素子の温度変化量を測定することにより、ガスの流量を算出できることが知られている。
また、ガスの流路の上流側の圧力と下流側の圧力との差に基づいて、ガスの流量を測定する方法も知られている。例えば、特許文献1には、ガスの流量が、上流側の圧力と下流側の圧力との差に比例するという性質を用いてガスの流量を算出するガス流量計が開示されている。
特開2007−248320号公報
ところで、原油回収率向上技術として知られているCOEOR(CO Enhanced Oil Recovery)の適用可能性の判断に必要な油層流体の特性を把握するために、スリムチューブ試験が行われている。スリムチューブ試験は、実際の油層の温度・圧力環境下において、原油を注入したスリムチューブにCOを掃攻ガスとして圧入した際の原油と掃攻ガスの相挙動を把握することを目的として行われる。また、スリムチューブ試験において把握される原油回収率に基づいて、効率的なCOEORを実施する上で重要なパラメータとなる最小混和圧力(MMP:Minimum Miscibility Pressure)を推測することができる。
スリムチューブ試験においては、実際の油層の温度・圧力環境下でスリムチューブ内を原油で満たし、掃攻ガスとして、炭酸ガス又は随伴ガスをスリムチューブに圧入する。そして、スリムチューブから原油及びガスを回収し、計量及び分析を行う。原油重量及びガスの流量を計測することにより、原油回収率及びガス油比を算出したり、ガス組成変化の特性を把握したりすることができる。ガス油比を高い精度で算出するには、長時間にわたって、ガスの流量を高い精度で測定しなければならない。
ところが、スリムチューブ試験において排出されるガスの種別は予め定められた種別に限られないので、ガスに接触することにより温度が変化する素子を用いて、高い精度で流量を測定することは困難である。
また、ガスの流路の上流側の圧力と下流側の圧力との差に基づいて流量を測定する従来のガス流量計においては、流入するガスを蓄積する空間が小さいので、短時間における流量を測定することしかできなかった。したがって、スリムチューブ試験で必要とされるような長時間にわたってガスの流量を測定することは困難である。
従来のガス流量計においても、流入するガスを蓄積する空間を大きくすることにより、測定可能時間を延ばすことはできる。しかし、流入するガスを蓄積する空間を大きくすると、流入するガスの量に対する圧力の変化量が小さくなるので、測定精度が低下してしまうという問題が生じてしまう。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、長時間にわたって、ガスの流量を高精度で測定することができる流量測定装置、流量測定方法及びガス分析システムを提供することを目的とする。
本発明の第1の態様に係る流量測定装置は、外部から流入するガスを蓄積する第1タンク及び第2タンクと、前記ガスを前記第1タンクに流入させるか前記第2タンクに流入させるかを切り替える切替部と、前記第1タンク及び前記第2タンクの内部圧力を測定する圧力測定部と、前記圧力測定部により複数の時間において測定された複数の前記内部圧力に基づいて、前記ガスの流量を算出する算出部と、を備える。
流量測定装置がこのような構成を有することにより、長時間にわたってガスの流量を高精度で測定することができる。
上記の流量測定装置は、前記第1タンク内及び前記第2タンクのうち、前記ガスを流入させていないタンクの内部圧力を、当該タンクの外部における前記ガスの圧力よりも低い初期圧力にする減圧部をさらに備えてもよい。
このように、流量測定装置が減圧部を備えることにより、永続的にガスの流量を測定することができる。
上記の切替部は、例えば、前記ガスが前記第1タンク及び前記第2タンクに流入する前の所定の背圧と前記第1タンクの内部圧力との差が所定値より小さくなると、前記第2タンクに前記ガスを流入させ、前記背圧と前記第2タンクの内部圧力との差が所定値より小さくなると、前記第1タンクに前記ガスを流入させる。
このようにすることで、複数のタンクへのガスの流入時間と内部圧力との関係が線形な領域を順次用いてガスの流量を算出することができるので、測定精度が向上する。
前記第2タンクの内部圧力と前記背圧との差が所定値に達してから前記第2タンクの内部圧力が前記初期圧力に等しくなるまでの時間は、例えば、前記第1タンクの内部圧力が前記初期圧力に等しい状態から前記第1タンクの内部圧力と前記背圧との差が所定値に達するまでの時間よりも短い。
このようにすることで、一方のタンクへのガスの蓄積が終了した時点で、他方のタンクにガスの流入を開始することができるので、連続的に流量を測定することができる。
上記の流量測定装置は、所定のガスを前記第1タンク及び前記第2タンクのそれぞれに流入させたときの、前記ガスの複数の流量に関連付けて、時間の変化と前記内部圧力の変化との関係を示す複数の時間圧力関係情報を記憶する記憶部をさらに備え、前記算出部は、前記圧力測定部が前記内部圧力を測定した前記複数の時間の間隔と、前記複数の時間において測定された前記複数の内部圧力と、前記複数の流量に関連付けられた複数の前記時間圧力関係情報とに基づいて、前記流量を算出してもよい。
このようにすることで、第1タンク及び第2タンクの容積が未知の場合であっても、流量を高い精度で測定することができる。
本発明の第2の態様に係る流量測定方法は、内部圧力を外部の圧力よりも低くした第1タンクに、外部からガスを流入させて蓄積する手順と、前記第1タンクに前記ガスを蓄積した後に、内部圧力を外部の圧力よりも低くした第2タンクに前記ガスを流入させて蓄積する手順と、前記第1タンク及び前記第2タンクの前記内部圧力を複数の時間において測定する手順と、前記複数の時間において測定した複数の前記内部圧力に基づいて、前記ガスの流量を算出する手順と、を備える。
上記の流量測定方法は、前記ガスを前記第1タンクに流入させている間に、前記第2タンクの内部圧力を前記第2タンクの外部の圧力よりも低くする手順と、前記第2タンクの内部圧力を前記第2タンクの外部の圧力よりも低くする手順の後に、この第2タンクへの前記ガスの流入を開始する手順と、をさらに備えてもよい。
本発明の第3の態様に係るガス分析システムは、流入する複数のガスを含む混合ガスの組成を分析する組成分析装置と、前記組成分析装置において前記組成を分析する時間間隔よりも小さい時間間隔で、前記混合ガスの流量を測定する上記の流量測定装置と、を備える。
このようにすることで、組成の分析に要する時間によらず、リアルタイムでガスの流量を測定することができる。
本発明の第4の態様に係るガス分析システムは、流入する複数のガスを含む混合ガスの組成を分析する組成分析装置と、前記組成分析装置において前記混合ガスの組成を分析した後に前記混合ガスの流量を測定する上記の流量測定装置と、を備える。
このようにすることで、流量測定装置においてガスを排出することができるので、流量測定装置により流量を測定した後に組成を分析する構成に比べて、システム構成を簡易化できる。
また、これらのガス分析システムは、前記流量測定装置の上流側に、前記流量測定装置に流入する前の前記混合ガスの圧力を所定の背圧に調整する背圧調整装置をさらに備えてもよい。
このようにすることで、流量測定装置において、所望の圧力(例えば、大気圧)における流量を測定することができる。
本発明によれば、長時間にわたって、ガスの流量を高精度で測定することができるという効果を奏する。
第1の実施形態のガス分析システムの構成を示す図である。 記憶部に記憶された時間圧力関係情報を示す図である。 圧力測定部が測定した圧力の変化の様子を示す図である。 第2の実施形態に係る流量測定装置の構成を示す図である。 第1タンク及び第2タンクの内部圧力の変化の様子を示す図である。 ガスの流量を測定する場合の動作フローチャートである。 第1タンク及び第2タンクの内部圧力の変化の様子の他の例を示す図である。 第3の実施形態に係る流量測定装置の構成を示す図である。
<第1の実施形態>
[ガス分析システムSの構成]
図1は、第1の実施形態のガス分析システムSの構成を示す図である。ガス分析システムSは、スリムチューブ試験装置100と、背圧調整装置200と、重量計測装置300と、組成分析装置400と、流量測定装置500とを備える。ガス分析システムSは、疑似的な油層を構成するスリムチューブ試験装置100から出力されるガスの組成やガスの流量を分析する。
スリムチューブ試験装置100は、原油が注入されるスリムチューブと、スリムチューブの状態を観察するための観察窓とを備えており、実際の油層の状態に近い高温高圧の状態に保たれている。スリムチューブ試験においては、まず、疑似油層としての原油を準備し、準備した原油を、実際の油層の温度に相当する高温環境下に設けられたスリムチューブに注入する。続いて、掃攻ガスとして、炭酸ガス又は随伴ガスをスリムチューブに圧入する。この間に、観察窓において、スリムチューブをガスが通過する間の相挙動を観察する。
掃攻ガスと原油とが接触することにより、掃攻ガスをスリムチューブの一端から注入している間に、スリムチューブの他端から原油及びガスが排出される。排出されるガスには、複数の種類のガスが含まれるので、本明細書においては混合ガスと称する場合がある。スリムチューブから排出された原油及び混合ガスは、背圧調整装置200を経て、重量計測装置300に送り込まれる。
背圧調整装置200は、図1の位置aにおける圧力を、スリムチューブ試験装置100の仕様規定値に調整する。
重量計測装置300は、原油と混合ガスとを分離して、原油の重量を計測するとともに、分離した混合ガスを排出する。排出された混合ガスは、組成分析装置400に送り込まれる。
組成分析装置400は、重量計測装置300から送り込まれた混合ガスの組成を分析する。組成分析装置400は、例えばガスクロマトグラフィー装置であり、混合ガスに含まれるO、N、CO、CO等の無機ガス、及びC1−C9の有機ガスの組成比を分析する。
流量測定装置500は、組成分析装置400において混合ガスの組成を分析した後に、混合ガスの流量を測定する。以下、流量測定装置500の構成及び動作を詳細に説明する。
[流量測定装置500の構成]
流量測定装置500は、第1タンク10Aと、第2タンク10Bと、背圧調整部20と、切替部30と、圧力測定部40と、算出部50と、記憶部60とを備える。第1タンク10A及び第2タンク10Bは、背圧調整部20を介して流量測定装置500の外部から流入するガスを蓄積する。本実施形態においては、第1タンク10A及び第2タンク10Bは、組成分析装置400から流入するガスを蓄積する。
背圧調整部20は点bにおける圧力を例えば大気圧に調整する。背圧調整部20が調整する圧力は、第1タンク10Aの内部圧力及び第2タンク10Bの内部圧力よりも高い圧力であれば、大気圧以外の圧力であってもよい。
切替部30は、流入口510を介して流入したガスを第1タンク10Aに流入させるか第2タンク10Bに流入させるかを切り替える。具体的には、切替部30は、ガスが第1タンク10A及び第2タンク10Bに流入する前の所定の背圧と第1タンク10Aの内部圧力との差が所定値より小さくなると、第2タンク10Bにガスを流入させる。また、切替部30は、所定の背圧と第2タンク10Bの内部圧力との差が所定値より小さくなると、第1タンク10Aにガスを流入させる。上記の所定の背圧は第1タンク10Aの内部圧力及び第2タンク10Bの内部圧力よりも高い圧力であればよい。
切替部30は、流入口510と第1タンク10Aとの間に設けられたバルブ31、及び流入口510と第2タンク10Bとの間に設けられたバルブ32を有する。切替部30は、バルブ31及びバルブ32の開閉を制御するコントローラ(不図示)を有している。切替部30は、コントローラの制御によりバルブ31及びバルブ32のいずれか1つを開いて、流入口510から流入するガスを、内部圧力が背圧よりも低い状態(例えば、真空状態)にされた第1タンク10A及び第2タンク10Bのいずれか1つに流入させる。
例えば、切替部30は、まず、バルブ31を開くとともにバルブ32を閉じて、流入口510から流入するガスを第1タンク10Aに流入させる。第1タンク10Aにガスが流入すると、第1タンク10Aの内部圧力が上昇する。第1タンク10Aの内部圧力が高まり、第1タンク10Aの内部圧力と背圧との差が所定値より小さくなると、切替部30は、バルブ31を閉じるとともにバルブ32を開いて、流入口510から流入するガスを第2タンク10Bに流入させる。例えば、切替部30は、第1タンク10Aの内部圧力が大気圧よりも所定値だけ低い圧力にまで到達すると、バルブ31及びバルブ32の開閉状態を切り替えて、第2タンク10Bにガスを流入させる。
上記のように、ガスが第1タンク10A及び第2タンク10Bのいずれかに流入する間、圧力測定部40は、ガスを流入しているタンクの内部圧力を測定する。具体的には、圧力測定部40は、背圧調整部20と切替部30との間の流路を流れるガスの圧力を測定することにより、第1タンク10A及び第2タンク10Bの内部圧力を測定する。
圧力測定部40は、所定の時間間隔で第1タンク10A及び第2タンク10Bの内部圧力を測定する。圧力測定部40は、組成分析装置400においてガスの成分が分析される時間間隔よりも小さい時間間隔で、内部圧力を測定する。圧力測定部40は、測定した圧力を示す圧力情報を出力する。
算出部50は、圧力測定部40により複数の時間において測定された複数の内部圧力に基づいて、ガスの成分が分析される時間間隔よりも小さい時間間隔でガスの流量を算出する。具体的には、算出部50は、第1の時間t1における圧力Pと第2の時間t2における圧力Pとの関係に基づいて、ガスの流量を測定する。以下、算出部50がガスの流量を算出する原理を説明する。
理想気体は、PV=nRTの状態方程式で示される関係を満たすことが知られている。ここで、Pは所定の空間の内部圧力、Vは当該空間の容積、nは気体の量(モル数)、Rは気体定数、Tは気体の熱力学温度である。第1の時間t1において、PV=nRTの関係が成り立ち、第2の時間t2において、PV=nRTの関係が成り立つので、t1とt2との間のΔtの間のガスの流量は、(n−n)/Δt=(P−P)V/RTにより算出される。V、R及びTが既知であれば、算出部50は、P及びPを上記の式に代入することにより、ガスの流量を算出することができる。
しかし、モル数が時々刻々変化する、換言するとガス組成が不知のガスの場合には、かかる状態方程式による流量検出は不向きとなる。
算出部50は、V、R及びTの値を用いることなく、複数の時間において測定された複数の内部圧力に基づいて、流量を算出することもできる。具体的には、算出部50は、圧力測定部40が内部圧力を測定した複数の時間の間隔と、複数の時間において測定された複数の内部圧力と、複数の流量に関連付けられた複数の時間圧力関係情報とに基づいて、流量を算出することができる。ここで、時間圧力関係情報は、第1タンク10A及び第2タンク10Bへのガスの流入を開始してからの経過時間と、第1タンク10A及び第2タンク10Bの内部圧力との関係を示す情報である。時間圧力関係情報は、流量が既知の所定のガス(例えば、窒素)を予め第1タンク10A及び第2タンク10Bに流入させて、経過時間に対応する圧力を測定することにより、取得された情報である。上記の時間圧力関係情報は、記憶部60に記憶されている。
記憶部60は、ハードディスクやメモリ等により構成される。記憶部60は、ガスの複数の流量に関連付けて、所定のガスを第1タンク10A及び第2タンク10Bのそれぞれに流入させたときの、時間の変化と内部圧力の変化との関係を示す複数の時間圧力関係情報を記憶している。記憶部60は、第1タンク10A及び第2タンク10Bのそれぞれに関連付けられた第1の時間圧力関係情報及び第2の時間圧力関係情報を記憶している。
図2は、記憶部60に記憶された時間圧力関係情報を示す図である。図2が示すように、流量がQ1(ml/分)である場合、Δtの時間に圧力がΔP1だけ増加する。流量がQ1よりも大きいQ2(ml/分)である場合、Δtの時間に、圧力がΔP1よりも大きいΔP2だけ増加する。流量がQ2よりも大きいQ3(ml/分)である場合、Δtの時間に、圧力がΔP2よりも大きいΔP3だけ増加する。
算出部50は、Δtの間の内部圧力の変化ΔP=P−Pと、図2に示した時間圧力関係情報とを比較して線形補完することにより、流量を算出する。例えば、ΔP=(ΔP1+ΔP2)/2である場合、算出部50は、流量を(Q1+Q2)/2と算出する。
なお、記憶部60が記憶している時間圧力関係情報は、既知の流量のガスを第1タンク10A及び第2タンク10Bに流入させた場合の時間と圧力との関係を定期的に測定して更新される。このようなキャリブレーションを行うことにより、経年変化による誤差の発生を防ぐことができる。
図3は、圧力測定部40が測定した圧力の変化の様子を示す図である。横軸は、第1タンク10Aへのガスの流入を開始してからの経過時間を示し、縦軸は、圧力測定部40が測定した圧力の大きさを示している。図3(a)は、第1の流量のガスを流量測定装置500に流入した場合の圧力の変化を示している。図3(b)は、第1の流量よりも小さい第2の流量のガスを流量測定装置500に流入した場合の圧力の変化を示している。
図3(a)において、ガスの流入を開始した時間0における圧力は初期圧力P0である。第1タンク10A及び第2タンク10Bの内部が真空になっている場合、初期圧力P0は0気圧である。第1タンク10Aへのガスの流入を開始し、時間t11において第1タンク10Aの内部圧力が背圧よりも小さいP1に到達するまでの間、圧力が増加する。圧力測定部40は、時間0から時間t11の間、微小時間Δtごとに圧力を測定する。算出部50は、微小時間Δtの前後の圧力差と、記憶部60に記憶されている時間圧力関係情報とに基づいて、それぞれの微小時間Δtにおける流量を算出する。
時間t11において、切替部30が、ガスの流入先を第1タンク10Aから第2タンク10Bに切り替えたことにより、圧力測定部40が測定した圧力は、第2タンク10Bの内部圧力である初期圧力P0になる。その後、ガスを第2タンク10Bに流入させることで、時間t12において第2タンク10Bの内部圧力がP1に到達するまでの間、再び圧力が増加する。圧力測定部40は、時間t11から時間t12の間、微小時間Δtごとに圧力を測定する。算出部50は、微小時間Δtの前後の圧力差と、記憶部60に記憶されている時間圧力関係情報とに基づいて、それぞれの微小時間Δtにおける流量を算出する。
算出部50は、例えば、時間0から時間t11の間、及び時間t11から時間t12の間のそれぞれの微小時間Δtごとに算出した流量を、第1の流量として算出する。
図3(b)において、第1タンク10Aへのガスの流入を開始し、時間t21において第1タンク10Aの内部圧力がP1に到達するまでの間、圧力が増加する。第2の流量は第1の流量よりも小さいので、第2の流量のガスを流入させた場合に第1タンク10Aの内部圧力がP1に達するまでに要する時間t21は、第1の流量のガスを流入させた場合に第1タンク10Aの内部圧力がP1に達するまでに要する時間t11よりも長い。その後、ガスを第2タンク10Bに流入させることで、時間t22において第2タンク10Bの内部圧力がP1に到達するまでの間、再び圧力が増加する。
圧力測定部40は、図3(a)を参照して説明した第1の流量のガスを流入した場合と同様に、微小時間Δtごとに圧力を測定する。算出部50は、微小時間Δtの前後の圧力差と、記憶部60に記憶されている時間圧力関係情報とに基づいて、それぞれの微小時間Δtにおける流量を算出する。算出部50は、例えば、時間0から時間t21の間、及び時間t21から時間t22の間のそれぞれの微小時間Δtごとに算出した流量を、第2の流量として算出する。
以上のとおり、本実施形態に係る流量測定装置500は、外部から流入するガスを蓄積する第1タンク10A及び第2タンク10Bと、ガスを第1タンク10Aに流入させるか第2タンク10Bに流入させるかを切り替える切替部30とを備え、ガスを第1タンク10Aに流入させている間、及びガスを第2タンク10Bに流入させている間における複数の時間に圧力測定部40が測定した圧力に基づいて、流量を算出する算出部50を備える。このように、ガスを流入させる複数のタンクを切り替えて圧力を測定し、測定した複数の時間における圧力に基づいて、算出部50が流量を算出することにより、タンクの容量を大きくすることなく、従来よりも長時間にわたって流量を高精度に測定することができる。
<第2の実施形態>
図4は、第2の実施形態に係る流量測定装置600の構成を示す図である。流量測定装置600は、第1タンク10A内及び第2タンク10Bのうち、ガスを流入させていないタンクの内部圧力を、当該タンクの外部におけるガスの圧力よりも低い初期圧力にする減圧部80をさらに備える点で、第1の実施形態に係る流量測定装置500と異なる。また、流量測定装置600における切替部30は、バルブ34及びバルブ35を有する点で、第1の実施形態に係る切替部30と異なる。流量測定装置600は、その他の点で流量測定装置500と同等である。
減圧部80は、例えば、第1タンク10A及び第2タンク10Bに蓄積されたガスを吸引して、第1タンク10A及び第2タンク10Bの内部を真空にする真空ポンプである。切替部30は、バルブ31を開くことによりガスを第1タンク10Aに流入している間、バルブ34を閉じてバルブ35を開くことにより、第2タンク10Bに蓄積されたガスを減圧部80に吸引させる。また、切替部30は、バルブ32を開くことによりガスを第1タンク10Aに流入している間、バルブ35を閉じてバルブ34を開くことにより、第1タンク10Aに蓄積されたガスを減圧部80に吸引させる。
図5は、第1タンク10A及び第2タンク10Bの内部圧力の変化の様子を示す図である。図5(a)は、第1タンク10Aの内部圧力の変化の様子を示し、図5(b)は、第2タンク10Bの内部圧力の変化の様子を示している。図6は、第1タンク10A及び第2タンク10Bにガスを流入させてガスの流量を測定する場合の動作フローチャートである。以下、図5及び図6を参照しながら、ガスの流量を測定する方法について説明する。
まず、内部圧力を外部の圧力よりも低くした第1タンク10Aにガスを流入させて蓄積する(S1)。第1タンク10Aにガスを流入させることにより、図5(a)に示されるように、第1タンク10Aの内部圧力は、時間t1において背圧よりも所定値だけ小さいP1に達するまで増加する。第1タンク10Aにガスを流入させている間、減圧部80が、第2タンク10Bに蓄積されたガスを吸引して第2タンク10Bの内部を減圧する(S2)。
続いて、時間t1において、第1タンク10Aの内部圧力が所定値P1以上になると(S3)、切替部30がガスの流入先を切り替える。そして、第2タンク10Bにガスの流入を開始するとともに(S4)、減圧部80が、第1タンク10Aに蓄積されたガスの吸引を開始して第1タンク10Aの内部を減圧する(S5)。第1タンク10Aの内部の減圧を開始してからΔt2後に、第1タンク10Aの内部圧力が初期圧力P0にまで低下する。その後、時間t2においてガスの流入が再開されるまで、第1タンク10Aの内部圧力は初期圧力P0に維持される。
図5(b)に示されるように、第2タンク10Bの内部圧力は、初期圧力P0にまで減圧されてから時間t1までの間、初期圧力P0に維持されている。時間t1において、第2タンク10Bへのガスの流入が開始すると内部圧力が増加する。時間t2において、第2タンク10Bの内部圧力が所定値P1以上になると(S6)、測定を継続するか否かを判定する(S7)。
S7において、例えば所定の測定時間に達したことにより測定を終了すると判定されると、流量測定動作を終了する。S7において、測定を終了しないと判定されると、S1に戻り、切替部30がガスの流入先を第1タンク10Aに切り替える。以上の動作を繰り返すことにより、圧力測定部40は、永続的に第1タンク10A及び第2タンク10Bの内部圧力を測定することができる。そして、算出部50は、上記の手順で複数の時間において測定された内部圧力に基づいて、ガスの流量を永続的に算出することができる。
なお、第2タンク10Bの内部圧力と背圧との差が所定値(例えば、大気圧−P1)に達してから第2タンク10Bの内部圧力が初期圧力P0に等しくなるまでの時間Δt2は、第1タンク10Aの内部圧力が初期圧力P0に等しい状態から第1タンク10Aの内部圧力と背圧との差が所定値(例えば、大気圧−P1)に達するまでの時間Δt1よりも短い。Δt1とΔt2との関係が上記の関係になるように、減圧部80による吸引量と第1タンク10A及び第2タンク10Bの容積との関係を設定することにより、第1タンク10A及び第2タンク10Bのいずれかの内部圧力が所定の圧力に到達した時点で、ガスの流入先を他方のタンクに速やかに切り替えて、流量の測定を継続することができる。
図7は、第1タンク10A及び第2タンク10Bの内部圧力の変化の様子の他の例を示す図である。図5においては、第1タンク10Aの容積と第2タンク10Bの容積が同一の場合における内部圧力の変化の様子を示していたが、図7は、第1タンク10Aの容積が第2タンク10Bの容積よりも小さい場合の内部圧力の変化の様子を示す。
図7の例においては、第1タンク10Aの容積が第2タンク10Bの容積よりも小さいので、第1タンク10Aの内部圧力が初期圧力P0からP1に達するまでに要する時間Δta1は、第2タンク10Bの内部圧力が初期圧力P0からP1に達するまでに要する時間Δtb1よりも小さい。
算出部50は、第1タンク10Aに関連付けられた第1の圧力時間関係情報と、圧力測定部40が微小時間Δtごとに測定した第1タンク10Aにおける内部圧力とに基づいて、第1タンク10Aにガスを流入させている間の流量を算出する。また、算出部50は、第2タンク10Bに関連付けられた第2の圧力時間関係情報と、圧力測定部40が微小時間Δtごとに測定した第2タンク10Bにおける内部圧力とに基づいて、第2タンク10Bにガスを流入させている間の流量を算出する。このように、本実施形態に係る流量測定装置600は、第1タンク10A及び第2タンク10Bのそれぞれに関連付けられた圧力時間関係情報を用いて流量を算出するので、第1タンク10Aの容積と第2タンク10Bの容積とが同一でない場合であっても、高い精度で流量を測定することができる。
以上のとおり、本実施形態に係る流量測定装置600によれば、ガスを流入させていないタンクの内部圧力を、当該タンクの外部におけるガスの圧力よりも低い初期圧力に減圧する減圧部80を備えることにより、ガスの流入先を永続的に切り替えて、永続的にガスの流量を測定することができる。
<第3の実施形態>
図8は、第3の実施形態に係る流量測定装置700の構成を示す図である。流量測定装置700は、第3タンク10Cをさらに備えるとともに、切替部30が、バルブ33及びバルブ36をさらに有する点で、第2の実施形態に係る流量測定装置600と異なり、他の点で同じである。
流量測定装置700においては、ガスの流入先を第1タンク10A、第2タンク10B及び第3タンク10Cのいずれかに順次切り替えることができる。このように、ガスを流入させるタンクの数を増やすことにより、それぞれのタンクの容積を小さくすることが可能になる。具体的には、第2タンク10Bにガスの流入を開始してから第2タンク10Bの内部圧力が所定の圧力に達するまでに要する時間が、所定の圧力に達した第1タンク10Aを初期圧力にまで減圧するために要する時間よりも短い場合であっても、第3タンク10Cの内部圧力が初期圧力になっていれば、ガスを第3タンク10Cに流入することにより、流量の測定を継続することができる。
タンクの容積が小さければ小さいほど、単位時間あたりの内部圧力の変化率が大きいので、測定精度が高まる。したがって、本実施形態に係る流量測定装置700のように、ガスを流入させるタンクの数を増加させることにより、さらに高精度の流量測定を永続的に行うことが可能になる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。そのような変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
例えば、上記の説明においては、記憶部60に記憶された圧力時間関係情報に基づいて流量を算出するものとして説明したが、流量測定装置500、流量測定装置600及び流量測定装置700は、第1タンク10A及び第2タンク10Bの容積、気体定数、ガスの熱力学温度に基づいて、流量を算出してもよい。
また、第2の実施形態及び第3の実施形態においては、減圧部80としてタンク内のガスを吸引するポンプを用いる構成について説明したが、減圧部80が、気圧が背圧に対して十分に低い大きなタンクにより構成されていてもよい。減圧部80の内部の気圧が背圧よりも十分に低い場合、第1タンク10A、第2タンク10B及び第3タンク10Cに蓄積されたガスが、減圧部80に流れ込むので、第1タンク10A、第2タンク10B及び第3タンク10Cを減圧することができる。
また、上記の実施形態においては、背圧調整装置200と流量測定装置500との間に重量計測装置300及び組成分析装置400が設けられた構成について説明したが、このような構成以外の構成にも本発明は適用される。例えば、背圧調整装置200と流量測定装置500とが直結している構成にも本発明は適用される。
10A・・・第1タンク
10B・・・第2タンク
10C・・・第3タンク
20・・・背圧調整部
30・・・切替部
31、32、33、34、35、36・・・バルブ
40・・・圧力測定部
50・・・算出部
60・・・記憶部
80・・・減圧部
100・・・スリムチューブ試験装置
200・・・背圧調整装置
300・・・重量計測装置
400・・・組成分析装置
500、600、700・・・流量測定装置
510・・・流入口

Claims (9)

  1. 外部から流入するガスを蓄積する第1タンク及び第2タンクと、
    前記ガスを前記第1タンクに流入させるか前記第2タンクに流入させるかを切り替える切替部と、
    前記第1タンク及び前記第2タンクの内部圧力を測定する圧力測定部と、
    前記圧力測定部により複数の時間において測定された複数の前記内部圧力に基づいて、前記ガスの流量を算出する算出部と、
    所定のガスを前記第1タンク及び前記第2タンクのそれぞれに流入させたときの、前記ガスの複数の流量に関連付けて、時間の変化と前記内部圧力の変化との関係を示す複数の時間圧力関係情報を記憶する記憶部と、
    前記算出部は、前記圧力測定部が前記内部圧力を測定した前記複数の時間の間隔と、前記複数の時間において測定された前記複数の内部圧力と、前記複数の流量に関連付けられた複数の前記時間圧力関係情報とに基づいて、前記流量を算出する、
    流量測定装置。
  2. 前記第1タンク内及び前記第2タンクのうち、前記ガスを流入させていないタンクの内部圧力を、当該タンクの外部における前記ガスの圧力よりも低い初期圧力にする減圧部をさらに備える、
    請求項1に記載の流量測定装置。
  3. 前記切替部は、前記ガスが前記第1タンク及び前記第2タンクに流入する前の所定の背圧と前記第1タンクの内部圧力との差が所定値より小さくなると、前記第2タンクに前記ガスを流入させ、前記背圧と前記第2タンクの内部圧力との差が所定値より小さくなると、前記第1タンクに前記ガスを流入させる、
    請求項2に記載の流量測定装置。
  4. 前記減圧部が前記第2タンクの内部圧力と前記背圧との差が所定値に達してから前記第2タンクの内部圧力前記初期圧力に等しくするまでの時間は、前記第1タンクの内部圧力が前記初期圧力に等しい状態から前記第1タンクの内部圧力と前記背圧との差が所定値に達するまでの時間よりも短い、
    請求項3に記載の流量測定装置。
  5. 内部圧力を外部の圧力よりも低くした第1タンクに、外部からガスを流入させて蓄積する手順と、
    前記第1タンクに前記ガスを蓄積した後に、内部圧力を外部の圧力よりも低くした第2タンクに前記ガスを流入させて蓄積する手順と、
    前記第1タンク及び前記第2タンクの前記内部圧力を複数の時間において測定する手順と、
    前記複数の時間において測定した複数の前記内部圧力に基づいて、前記ガスの流量を算出する手順と、
    所定のガスを前記第1タンク及び前記第2タンクのそれぞれに流入させたときの、前記ガスの複数の流量に関連付けて、時間の変化と前記内部圧力の変化との関係を示す複数の時間圧力関係情報を記憶部に記憶させる手順と、
    前記内部圧力を測定した前記複数の時間の間隔と、前記複数の時間において測定された前記複数の内部圧力と、前記複数の流量に関連付けられた複数の前記時間圧力関係情報とに基づいて、前記流量を算出する手順と、
    を備える流量測定方法。
  6. 前記ガスを前記第1タンクに流入させている間に、前記第2タンクの内部圧力を前記第2タンクの外部の圧力よりも低くする手順と、
    前記第2タンクの内部圧力を前記第2タンクの外部の圧力よりも低くする手順の後に、この第2タンクへの前記ガスの流入を開始する手順と、
    をさらに備える、
    請求項に記載の流量測定方法。
  7. 流入する複数のガスを含む混合ガスの組成を分析する組成分析装置と、
    前記組成分析装置において前記組成を分析する時間間隔よりも小さい時間間隔で、前記混合ガスの流量を測定する請求項1からのいずれか1項に記載の流量測定装置と、
    を備えるガス分析システム。
  8. 流入する複数のガスを含む混合ガスの組成を分析する組成分析装置と、
    前記組成分析装置において前記混合ガスの組成を分析した後に前記混合ガスの流量を測定する請求項1からのいずれか1項に記載の流量測定装置と、
    を備えるガス分析システム。
  9. 前記流量測定装置の上流側に、前記流量測定装置に流入する前の前記混合ガスの圧力を所定の背圧に調整する背圧調整装置をさらに備える、
    請求項又はに記載のガス分析システム。
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