JP2635521B2 - シングルフェーサ - Google Patents

シングルフェーサ

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JP2635521B2
JP2635521B2 JP6223173A JP22317394A JP2635521B2 JP 2635521 B2 JP2635521 B2 JP 2635521B2 JP 6223173 A JP6223173 A JP 6223173A JP 22317394 A JP22317394 A JP 22317394A JP 2635521 B2 JP2635521 B2 JP 2635521B2
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  • Machines For Manufacturing Corrugated Board In Mechanical Paper-Making Processes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、片面段ボールを形成
するシングルフェーサに係り、詳しくは、中芯紙を波状
に段繰りする一対の段ロールを複数有するシングルフェ
ーサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】シングルフェーサは、普通、一対の段ロ
ール間に中芯紙を挿通して波形状に段繰りし、その段頂
部に糊を塗布したのち、プレスロールで案内されるライ
ナーを貼合して片面段ボールを形成している。
【0003】上記シングルフェーサにおいては、段繰り
成形された中芯紙とライナーとを強固に接合し、かつ片
面段ボールに転送力を与えるため、プレスロールを段ロ
ールに対してきわめて高い接触圧でもって圧接させてい
る。
【0004】このため、段ロールの段山とプレスロール
とが紙を介して激しく接触し、振動および騒音の発生が
大きいという問題があった。
【0005】そのような問題点を解決するため、上記プ
レスロールに代えてエンドレスベルトを用い、そのエン
ドレスベルトをライナーの走行方向に移動させつつ、段
頂部に糊付けされた中芯紙にライナーを押し付けるよう
にしたシングルフェーサが提案されている。
【0006】上記シングルフェーサにおいては、段繰り
された中芯紙とライナーの接触範囲を長くとることがで
きるため、段繰りされた中芯紙に対する押圧力を小さく
することができ、振動および騒音を低減させることがで
きるという特徴を有する。
【0007】ところで、シングルフェーサによって生産
される片面段ボールは、中芯紙に付与される段山の高さ
および30cm当りの標準山数によってAフルート、B
フルート、Cフルート、DフルートおよびEフルートの
5種類に分けられ、これら段種の選択は、シングルフェ
ーサに架設される一対の段ロールの段部形状に依存す
る。
【0008】特開平4−221626号公報には、上記
数種の片面段ボールを選択的に切り換えて生産したり、
あるいは、同種の片面段ボールであっても、一方の段ロ
ール部が故障した場合に即座に他方に切換えて片面段ボ
ールを生産し得る振動、騒音の発生の小さなシングルフ
ェーサが記載されている。
【0009】上記シングルフェーサにおいては、中芯紙
を段繰りする一対の段ロールの2組を回転フレームで支
持し、その回転フレームの回転により、各組の一対の段
ロールの一方の方向へ回転フレームの周囲に配置された
エンドレスベルトの一部選択的に押し付けるようにし
ている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記公報に
記載されたシングルフェーサにおいては、一本当り数1
00kgにおよぶきわめて重い一対の段ロールを回転フ
レームで2組支持するものであるから、その回転フレー
ムを180°回転させて各組の段ロールの方向へエンド
レスベルトを押し付けるために、極めて大掛りな駆動機
構および支持機構が必要とされると共に、切換えに時間
を要し、また停止時の位置決めも困難であるという不都
合がある。
【0011】この発明の課題は、数種の片面段ボールを
選択的にかつ短時間で切り換えて生産したり、あるいは
同種の片面段ボールであっても、一方の段ロール部が故
障した場合に、即座に他方に切換えて生産することがで
きる騒音、振動の発生の小さなきわめて簡単な構成のシ
ングルフェーサを提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明においては、対向配置された互いに逆方
向に回転される一対の段ロールを有し、この一対の段ロ
ールによって、その間に挿通される中芯紙を波形状に段
繰りする定置された複数の段繰りユニットと、前記各一
対の段ロールの一方の段ロールの回転と共に移動する段
繰り後の中芯紙の段頂部に糊を付けるようこの各一方の
段ロールに対向して設けられた段繰りユニットと同数の
糊付装置と、前記一方の段ロールの回転と共に移動する
糊付け後の中芯紙にライナーを押し付けて接着させる前
記複数の段繰りユニットに共用の一つのエンドレスベル
トとから成り、前記エンドレスベルトを前記各一方の段
ロールのそれぞれに近接して配置し、この各一方の段ロ
ールのいずれかの方向へ選択的に押し付け可能とした
成を採用したのである。
【0013】
【作用】上記の構成から成るシングルフェーサにおい
て、段種の異なる片面段ボールへの生産の切換えや段ロ
ール部の故障に伴なう使用段ロールの切換えに際して
は、エンドレスベルトの変位によって、そのベルトの一
部を使用しようとする段繰りユニットの段ロールに向け
て押し付け、そのエンドレスベルトと段ロール間にライ
ナーを挿通させて段繰りユニットによって段繰りされ、
糊付けされた中芯紙に接合させる。
【0014】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。
【0015】図1は、この発明に係るシングルフェーサ
の第1の実施例を示す。図示のように、第1段繰りユニ
ットU1 と第2段繰りユニットU2 は、斜め上下に配置
され、これらの各ユニットU1 、U2 は一対の段ロール
1、2を有し、その一対の段ロール1、2間に挿通され
た中芯紙S1 を波形状に段繰りする。
【0016】第1段繰りユニットU1 の下側段ロール2
および第2段繰りユニットU2 の上側段ロール1のそれ
ぞれに対向するようこれらの段ロールの回転と共に移
動する段繰りされた中芯紙S1 の段頂部に糊を塗布する
糊付装置3が設けられている。
【0017】糊付装置3は、糊タンク4の糊中に外周下
部を浸漬した糊ロール5を回転し、その糊ロール5の外
周に付着する糊を段繰り後の中芯紙S1 の段頂に転写さ
せるようにしている。
【0018】第1段繰りユニットU1 の下側段ロール2
と第2段繰りユニットU2 の上側段ロール1との間には
これらの段ロールに近接してエンドレスベルトが設けら
れている。エンドレスベルト6は、ドライブプーリ7と
ガイドプーリ8とにかけ渡されている。ガイドプーリ8
は、図示省略した移動装置によってドライブプーリ7を
中心に揺動されるようになっており、そのガイドープー
リ8の揺動によって、エンドレスベルト6の一部を第1
段繰りユニットU1 の下側段ロール2と第2段繰りユニ
ットU2 の上側段ロール1の一方に選択して押し付ける
ようにすることができる。
【0019】いま例えば、第1段繰りユニットU1 の段
ロール1、2をAフルート形成用とし、第2段繰りユニ
ットU2 の段ロール1、2をBフルート形成用とした場
合において、Aフルート片面段ボールを生産する場合に
は、図1(イ)で示すように、エンドレスベルト6の一
部を第1段繰りユニットU1 の下側段ロール2の方向へ
押し付ける。その状態において、中芯紙S1 を上側段ロ
ール1の外周上部から下側段ロール2との接触部に挿通
し、一方、ライナーS2 は、ドライブプーリ7の外周下
部からエンドレスベルト6と下側段ロール2の接触部間
に挿通する。
【0020】中芯紙S1 は一対の段ロール1、2間を通
過することにより、波形状に段繰りされ、糊ロール5と
の接触により段頂部に糊がつけられる。一方、ライナー
2はエンドレスベルト6によって段繰り後、糊付けさ
れた上記中芯紙S1 に押し付けられて接合され、Aフル
ート片面段ボールS3 が生産される。
【0021】Bフルート片面段ボールの生産に際して
は、図1(ロ)で示すように、エンドレスベルト6を第
2段繰りユニットU2 の上側段ロール1の方向へ押し付
、中芯紙S1 を一対の段ロール1、2間に挿通して波
状に段繰りし、糊ロール5との接触によって段頂部に糊
をつける。一方、ライナーS2 は上側段ロール1とエン
ドレスベルト6の圧接部間に挿通して、段繰り後糊付け
された上記中芯紙S1 に接合させる。S3 は、Bフルー
ト片面段ボールを示す。
【0022】上記のように、きわめて重い各一対の段ロ
ールを定置した状態で軽いエンドレスベルト6の移動を
案内するガイドプーリ8を移動させ、エンドレスベルト
6の一部を第1段繰りユニットU1 の下側段ロール2と
第2段繰りユニットU2 の上側段ロール1との方向に切
換えて押し付ける簡単な作用によって、段種の異なる2
種類の片面段ボールを生産することができる。
【0023】第1の実施例では、ドライブプーリ7を中
心にガイドプーリ8を揺動させてエンドレスベルト6の
押し付け位置の切り換えを行なうようにしたが、押し付
位置の切り換えはこれに限定されるものではない。
【0024】例えば、図2(イ) 、(ロ) で示すように、ド
ライブプーリ7、ガイドプーリ8およびエンドレスベル
ト6の全体を軸9を中心に揺動させるようにしてもよ
い。あるいは、図3(イ) 、(ロ) で示すように、ドライブ
プーリ7、ガイドプーリ8およびエンドレスベルト6の
全体を第1段繰りユニットU1 の下側段ロール2と第2
段繰りユニットU2 の上側段ロール1との間で平行移動
させるようにしてもよい。
【0025】上記に示す第1の実施例におけるシングル
フェーサの場合、第1段繰りユニットU1 と第2段繰り
ユニットU2 とをほぼ垂直状態に配置しているため、ス
ペースが少くて済む。
【0026】図4は、この発明の第2の実施例を示す。
この実施例では、第1段繰りユニットU1 と第2段繰り
ユニットU2 とを左右に設け、重い各一対の段ロールを
定置した状態で両ユニットU1 、U2 間にそれぞれの上
側段ロール1、1に近接して設けられたドライブプーリ
7を中心とするガイドプーリ8の左右方向の揺動による
簡単な作用により、エンドレスベルト6の一部を第1段
繰りユニットU1 の上側段ロール1と第2段繰りユニッ
トU2 の上側段ロール1のいずれか一方の方向へ押し付
るようにしている。
【0027】図4(イ)で示すように、第1段繰りユニ
ットU1 の上側段ロール1の方向にエンドレスベルト6
押し付けた場合は、中芯紙S1 を下側段ロール2の外
周下部から上側段ロール1との接触部に挿通して段繰り
し、この上側段ロール1に対向して配置されている糊付
装置3の糊ロール5と上側段ロール1との接触部間を通
過するとき、段頂部に糊をつける。
【0028】一方、ライナーS2 をドライブプーリ7の
周囲からエンドレスベルト6と上側段ロール1の接触部
に挿通して糊付けされた中芯紙S1 に接合する。
【0029】また、図4(ロ)で示すように、第2段繰
りユニットU2 の上側段ロール1の方向にエンドレスベ
ルト6を押し付けた場合は、一対の段ロール1、2間に
中芯紙S1 を挿通して段繰りし、上側段ロール1に対向
して配置されている糊付装置3によって段頂部に糊をつ
け、一方、ライナーS2 を上側段ロール1とエンドレス
ベルト6の接触部間に挿通して糊付け後の中芯紙S1
接合させる。
【0030】図4に示す実施例では、ドライブプーリ7
を中心とするガイドプーリ8の揺動によってエンドレス
ベルト6を第1段繰りユニットU1 の上側段ロール1と
第2段繰りユニットU2 の上側段ロール1のいずれか
方向へ押し付けるようにしたが、押し付け位置の切り換
えはこれに限定されない。
【0031】例えば、図5(イ) 、(ロ) で示すように、エ
ンドレスベルト6の移動を案内するドライブプーリ7お
よびガイドプーリ8の中心間距離を第1段繰りユニット
1と第2段繰りユニットU2 の上側段ロール1の中心
間距離より長くし、そのエンドレスベルト6、ドライブ
プーリ7およびガイドプーリ8の全体を軸9を中心に揺
動させるようにしてもよい。
【0032】図6は、この発明の第3の実施例を示す。
この実施例においては、第2の実施例におけるエンドレ
スベルト6を左右に配置された第1段繰りユニットU1
と第2段繰りユニットU2 の下部間にそれぞれの下側段
ロール2、2に近接して設け、重い各一対の段ロールを
定置した状態でエンドレスベルト6の移動を案内するガ
イドプーリ8をドライブプーリ7を中心に揺動させてエ
ンドレスベルト6の一部を第1段繰りユニットU1 の下
側段ロール2と第2段繰りユニットU2 の下側段ロール
2とのいずれかの方向へ押し付けるようにしている。
【0033】図6(イ)で示すように、エンドレスベル
ト6の一部を第1段繰りユニットU1 の下側段ロール2
の方向へ押し付けた場合は、中芯紙S1 を上側段ロール
1の外周一側から下側段ロール2との接触部間に挿通し
て段繰りし、この下側段ロール2に対向して配置されて
いる糊付装置3によって段頂部に糊付けし、ライナーS
2 をドライブプーリ7の周囲からエンドレスベルト6と
下側段ロール2との接触部に挿通して中芯紙S1 に接合
する。
【0034】また、図6(ロ)で示すように、エンドレ
スベルト6を第2段繰りユニットU2 の上側段ロール1
の周囲から下側段ロール2との接触部に挿通して段繰り
し、下側段ロール2に対向して配置されている糊付装置
3により段頂部に糊付けし、一方、ライナーS2 をガイ
ドプーリ8の周囲からエンドレスベルト6と下側段ロー
ル2間に挿通して中芯紙S1 に接合する。
【0035】図7は、図6に示す実施例のエンドレスベ
ルト6の押し付け位置の切換えの他の例を示す。この例
では、エンドレスベルト6の移動を案内するドライブプ
ーリ7とガイドプーリ8の中心間距離を第1段繰りユニ
ットU1 と第2段繰りユニットU2 の下側段ロール2の
中心間距離より大きくし、そのエンドレスベルト6、ド
ライブプーリ7およびガイドプーリ8の全体を軸9を中
心に揺動させるようにしている。
【0036】図8は、この発明の第4の実施例を示す。
この実施例においては、エンドレスベルト6をドライブ
プーリ7、第1ガイドプーリ8aおよび第2ガイドプー
リ8bにかけ渡し、重い各一対の段ロールを定置した状
態でドライブプーリ7を中心に第1ガイドプーリ8aお
よび第2ガイドプーリ8bを同方向に揺動させて、エン
ドレスベルト6の一部を第1段繰りユニットU1 の上側
段ロール1と第2段繰りユニットU2 の上側段ロール1
のいずれかの方向へ押し付けるようにしている。
【0037】他の構成は、第2の実施例と同一であるた
め、同一部品に同一符号を付して説明を省略する。
【0038】図9(イ) 、(ロ) は、図8に示す実施例のエ
ンドレスベルト6の押し付け位置の切換えの他の例を示
す。この例では、エンドレスベルト6、ドライブプーリ
7および2つのガイドプーリ8a、8bの全体を左右方
平行移動させて第1段繰りユニットU1 の上側段ロ
ール1と第2段繰りユニットU2 の上側段ロール1のい
ずれかの方向へ押し付けるようにしている。
【0039】上記に示す第2および第4の実施例におけ
るシングルフェーサの場合、エンドレスベルト6を各ユ
ニットU1 、U2 の上部に設けているので、エンドレス
ベルト6上に糊が落下して付着することはなく、また、
シングルフェーサの下部空間に余裕がある。
【0040】図10は、この発明の第5の実施例を示
す。この実施例においては、図6に示す実施例のエンド
レスベルト6に代えて、ドライブプーリ7と2つのガイ
ドプーリ8a、8bで案内されるエンドレスベルト6を
用い、重い各一対の段ロールを定置した状態で上記ドラ
イブプーリ7を中心に2つのガイドプーリ8a、8bを
左右に揺動させてエンドレスベルト6の一部を第1段繰
りユニットU1 の下側段ロール2と第2段繰りユニット
2 の下側段ロール2のいずれかの方向へ押し付けるよ
うにしている。
【0041】なお、上記エンドレスベルト6、ドライブ
プーリ7および2つのガイドプーリ8a、8bの全体を
左右方向に平行移動させてエンドレスベルト6の押し付
位置を切り換えるようにしてもよい。
【0042】上記に示す第3および第5の実施例におけ
るシングルフェーサの場合、エンドレスベルト6を各ユ
ニットU1 、U2 の下部に設けているので、上部空間に
余裕がある。
【0043】また、上記に示す第2乃至第5の実施例に
おけるシングルフェーサの場合、各ユニットU1 、U2
における糊付装置3がほぼ同じ高さにあるので、糊の供
給および洗浄に好都合である。
【0044】図11は、この発明の第6の実施例を示
す。左右に配置された第1段繰りユニットU1 と第2段
繰りユニットU2 間の上方に第3段繰りユニットU3
設け、段繰りユニットU 1 の上側段ロール1、段繰りユ
ニットU2 の上側段ロール1および段繰りユニットU 3
の下側段ロール2で囲まれた内側にこれらの段ロールに
近接してエンドレスベルト6を配置し、そのエンドレス
ベルト6をドライブプーリ7と、第1ガイドプーリ8a
および第2ガイドプーリ8bとで案内し、重い各一対の
段ロールを定置した状態で、第1ガイドプーリ8aおよ
び第2ガイドプーリ8bの移動によって、図11
(イ)、(ロ)、(ハ)で示すように、エンドレスベル
ト6の一部を第1段繰りユニットU1 の上側段ロール
1、第2段繰りユニットU2 の上側段ロール1および第
3段繰りユニットU3 の下側段ロール2のいずれかの方
向へ押し付けるようにしている。
【0045】上記第6の実施例においては、エンドレス
ベルト6が押し付けられた段繰りユニットの上側段ロー
ル1と下側段ロール2との間に中芯紙S1 を挿通して段
繰りし、その段繰り後、糊付された中芯紙S1 とエンド
レスベルト6の接触部間にライナーS2 を挿通させて互
に接合させる。
【0046】第6の実施例では、第1段繰りユニットU
1 乃至第3段繰りユニットU3 を有するため、段種の異
なる3種の片面段ボールを生産することができる。
【0047】図12は、この発明の第7の実施例を示
す。この実施例では、左右に配置された第1段繰りユニ
ットU1 と第2段繰りユニットU2 間の下部に第3段繰
りユニットU3 を配置し、段繰りユニットU 1 の下側段
ロール2、段繰りユニットU 2 の上側段ロール1および
段繰りユニットU 3 の上側段ロール1で囲まれた内側に
これらの段ロールに近接してドライブプーリ7および2
つのガイドプーリ8a、8bで案内されるエンドレスベ
ルト6を設け、第1ガイドプーリ8a、8bを水平方向
に移動させて、重い各一対の段ロールを定置した状態
で、図12(イ) 、(ロ) で示すように、第1段繰りユニッ
トU1 の下側段ロール2と第2段繰りユニットU2 の上
側段ロール1のいずれかの方向にエンドレスベルト6の
一部を押し付けるようにしている。
【0048】また、2つのガイドプーリ8a、8bを下
方向に移動させて、図12(ハ) で示すように、エンドレ
スベルト6の一部を第3段繰りユニットU3 の上側段ロ
ール1の方向へ押し付けるようにしている。
【0049】この第7の実施例においては、図11に示
す実施例と同様に、エンドレスベルト6が押し付けら
た段繰りユニットの上側段ロール1と下側段ロール2と
の間に中芯紙S1 を挿通して段繰りし、段繰り後、糊付
けされた中芯紙S1 とエンドレスベルト6間にライナー
2 を挿通して互に接合させる。
【0050】上記に示す第6および第7の実施例におけ
るシングルフェーサの場合、3つのユニットU1
2 、U3 を小さなスペースに設けることができる。
【0051】
【発明の効果】以上のように、この発明に係るシングル
フェーサにおいては、中芯紙を波形状に段繰りする複数
の段繰りユニット間にエンドレスベルトを設け、そのエ
ンドレスベルトの変位によってエンドレスベルトの一部
を各段繰りユニットの段ロールに対して切換的に押し付
るようにしたので、段種の異なる数種の片面段ボール
を生産したり、あるいは同種の片面段ボールの生産にお
いて、一方の段ロール部が故障した場合に、残りの段ロ
ール部に即座に切換えて片面段ボールの生産を開始する
ことができる。
【0052】また、エンドレスベルトの押し付けによっ
て段繰り後の中芯紙にライナーを接合させるため、騒
音、振動の発生を抑制することができる。
【0053】さらに、比較的軽いエンドレスベルトの変
位によって、そのエンドレスベルトを複数の段繰りユニ
ットの段ロールに切換的に押し付けるようにするため、
複数の段繰りユニットを回転フレームで支持し、その回
転フレームの回転によって重い段ロールを移動させるこ
とにより定置されたエンドレスベルトに段ロールを押し
付けるようにしたものに比較して、切換えに要する時間
が短く、しかも、切換えのための駆動機構として小型の
ものを採用することができると共に、各部品の支持機構
の簡素化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(イ) は、この発明に係るシングルフェーサの第
1の実施例を示す概略図、(ロ) は切換え状態を示す図
【図2】(イ) 、(ロ) は、図1に示す実施例のエンドレス
ベルトの圧接位置の切換えの他の例を示す概略図
【図3】(イ) 、(ロ) は図1に示す実施例のエンドレスベ
ルトの圧接位置の切換えのさらに他の例を示す概略図
【図4】(イ) は、この発明に係るシングルフェーサの第
2の実施例を示す概略図、(ロ) は切換え状態を示す図
【図5】(イ) 、(ロ) は図4に示す実施例のエンドレスベ
ルトの圧接位置の切換えの他の例を示す概略図
【図6】(イ) は、この発明に係るシングルフェーサの第
3の実施例を示す概略図、(ロ) は切換え状態を示す図
【図7】(イ) 、(ロ) は図6に示す実施例のエンドレスベ
ルトの圧接位置の切換えの他の例を示す概略図
【図8】(イ) は、この発明に係るシングルフェーサの第
4の実施例を示す概略図、(ロ) は切換え状態を示す図
【図9】(イ) 、(ロ) は、図8に示す実施例のエンドレス
ベルトの圧接位置の切換えの他の例を示す概略図
【図10】(イ) はこの発明に係るシングルフェーサの第
5の実施例を示す概略図、(ロ) は切換え状態を示す図
【図11】(イ) はこの発明に係るシングルフェーサの第
6の実施例を示す概略図、(ロ) 及び(ハ) は切換え状態を
示す図
【図12】(イ) はこの発明に係るシングルフェーサの第
7の実施例を示す概略図、(ロ) 及び(ハ) は切換え状態を
示す図
【符号の説明】
1 第1段繰りユニット U2 第2段繰りユニット U3 第3段繰りユニット 1 上側段ロール 2 下側段ロール 3 糊付装置 6 エンドレスベルト S1 中芯紙 S2 ライナー

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向配置された互いに逆方向に回転され
    る一対の段ロールを有し、この一対の段ロールによっ
    て、その間に挿通される中芯紙を波形状に段繰りする定
    置された複数の段繰りユニットと、前記各一対の段ロー
    ルの一方の段ロールの回転と共に移動する段繰り後の中
    芯紙の段頂部に糊を付けるようこの各一方の段ロールに
    対向して設けられた段繰りユニットと同数の糊付装置
    と、前記一方の段ロールの回転と共に移動する糊付け後
    の中芯紙にライナーを押し付けて接着させる前記複数の
    段繰りユニットに共用の一つのエンドレスベルトとから
    成り、前記エンドレスベルトを前記各一方の段ロールの
    それぞれに近接して配置し、この各一方の段ロールのい
    ずれかの方向へ選択的に押し付け可能としたシングルフ
    ェーサ。
JP6223173A 1994-09-19 1994-09-19 シングルフェーサ Expired - Lifetime JP2635521B2 (ja)

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