JP2635463B2 - 磁気記録再生装置のドア回転機構 - Google Patents

磁気記録再生装置のドア回転機構

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JP2635463B2
JP2635463B2 JP3236489A JP23648991A JP2635463B2 JP 2635463 B2 JP2635463 B2 JP 2635463B2 JP 3236489 A JP3236489 A JP 3236489A JP 23648991 A JP23648991 A JP 23648991A JP 2635463 B2 JP2635463 B2 JP 2635463B2
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gear
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rotating
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健郎 片岡
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ギアの噛み合いによ
りドアを回転させて開閉を行うための磁気記録再生装置
のドア回転機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、カセットテープを用いて音楽を録
音したり再生したりするラジカセのような磁気記録再生
装置が普及している。このような磁気記録再生装置には
カセットテープを収納保持するためのドアが付いてい
る。このドアは一般にはギアの噛み合いによって開閉す
るものであるが、毎回毎回操作するものであるからスム
ーズな回転による開閉が必要であると同時に、急激な回
転により開閉すると衝撃によりドアが壊れたり、人に当
たったとき怪我をしたりする危険性があるため、滑らか
な回転による開閉も必要である。このため滑らかでスム
ーズな回転を得るための機構が種々工夫されているとこ
ろである。
【0003】次に図を用いて従来のドアの回転機構につ
いて説明する。図5は従来のドアの回転機構を示すもの
で、(A)はドアの斜視図、(B)は支持ホルダーの斜
視図である。(A)図において、ドア1はカセットテー
プなどを収納保持するもので、図示しない操作ボタンに
より上方が回転して開閉が可能である。ドア1にはほぼ
下面両端の後ろ側に一対の突出した取付部2が形成され
ている。この取付部2には各々外側にやはり1対の回転
ギア3が取り付けられている。そしてこの回転ギア3に
は後述する支持ホルダーに支持されドアの回転中心とな
る支持穴3aが形成されている。(B)図の支持ホルダ
ー4には、回転ギア3の支持穴3aに遊合してドア1を
回動可能に保持する支持軸5が設けられている。また支
持ホルダー4には、回転ギア3と噛み合う小ギア6aと
小ギア6aより大きな大ギア6bとよりなるアイドラー
ギア6が設けられている。更に、アイドラーギア6の大
ギア6bと噛み合うギア7aと回転をスムーズにさせる
ためのオイルダンパー7bよりなるダンパー7も、支持
ホルダー4に設けられている。この支持ホルダー4はド
ア1の両側に一対設けられている。
【0004】次に組み立て手順について説明する。組み
立ては、支持ホルダー4の支持軸5にドア1の回転ギア
3に形成された支持穴3aを係合させる。このとき回転
ギア3の歯にアイドラーギア6の小ギア6aの歯を正確
に噛み合わせる。もちろん大ギア6bとダンパー7のギ
ア7aとは支持ホルダー4に組み込むときに噛み合わせ
ておく。これによってドア1と支持ホルダー4とのギア
系が全て噛み合ったこととなる。
【0005】このように組み立てた状態でドア1を開閉
させるときは、図示しない操作ボタンを押すとドア1の
ロック(図示せず)が外れ、回転ギア3が回り出す。こ
れにつれて回転ギア3と噛み合っているアイドラーギア
6の小ギア6a、大ギア6b、ダンパー7のギア7aへ
と回転が伝わり、オイルダンパー7bが回転する。この
時オイルダンパー7bがあることによって、ギア系の回
転が滑らかになってドア1がスムーズな回転により開
く。ドア1を閉める時もオイルダンパー7bがあるため
にギア系の回転が滑らかになり、ドア1がスムーズな回
転をして閉まる。
【0006】図6は従来の支持ホルダーの他の例を示す
斜視図である。支持ホルダー8には図5同様、ドア1に
固定された回転ギア3の支持穴3aに遊合してドア1を
回動可能に保持する支持軸5が設けられている。また、
ドア1が支持ホルダー8に取り付けられた状態で回転ギ
ア3と噛み合うアイドラーギア9が回転可能に設けられ
ている。そして、アイドラーギア9の軸9aには軸方向
に力が加わりアイドラーギア9の回転を抑止する働きを
持つコイル状のバネ10が設けられている。従って、回
転ギア3とアイドラーギア9との噛み合いによるドア1
の開閉はこのバネ10によって回転力が抑えられてスム
ーズな回転となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな従来の方法では、図5の回転機構によれば回転力を
スムーズにするためにアイドラーギアを多段にしたり、
ギアとオイルダンパーを有するダンパーを別部品として
設けなければならないため、スペースを余分に必要とし
たり、構造が複雑になったりしてコストもかかる等、多
くの問題点を持っている。
【0008】また図6のような回転機構では、バネの加
工や組み込み性による構造の複雑化や工数のアップによ
リコストがかかる等、やはり大きな問題点を有してい
る。
【0009】この発明は上記のような欠点を解決するた
めに成されたもので、構造が簡単でしかもコストの安い
構成ながら、ドアの滑らかな回転機構を提供することを
目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明の磁気記録再生
装置のドア回転機構は、回転ギアとその回転ギアと同軸
に形成された支持穴部とを有するドア、およびこの支持
穴部と係合してドアを回転自在に支持する支持軸を有す
るとともに前記回転ギアに噛み合う被動ギアを軸支する
支持ホルダーを備え、支持ホルダーに対してドアの回転
開閉が可能な装置であって、前記支持ホルダーに軸支さ
れた被動ギアには、支持ホルダーの壁面を押圧部で被動
ギアの軸方向に押圧して撓み、この撓みを生じさせる押
圧力によって被動ギアの回転を規制する複数の板バネが
一体的に形成されているものである。
【0011】更に被動ギアは成型により形成されるとと
もに、成型された被動ギアには板バネがインサートモー
ルド形成されていることを特徴としている。
【0012】
【作用】ドアの開閉時、上記板バネに被動ギアの軸方向
の撓みを生じさせる押圧力によって被動ギアの回転が規
制される。これにより被動ギアと噛み合う回転ギアを有
したドアの回転が滑らかでスムーズになる。
【0013】
【実施例】以下この発明の実施例を図に基づいて説明す
る。図1は本発明の一実施例による支持ホルダーの斜視
図であり、図2は図1のバネ部の断面図、図3は被動ギ
アの表面図である。尚、ドア側の構造については従来の
技術で説明した図5(A)に示す構成と同一であるの
で、説明は図5(A)を用いて行うものとする。図1に
おいて、支持ホルダー21は従来と同様、ドア1に固定
された回転ギア3の支持穴3aと回転可能に遊合する支
持軸22を有している。そして支持軸22の近房には一
定の距離を置いて被動ギア23が配置されている。被動
ギア23の構成は、図2、図3を参照すると、周囲に回
転ギア3と噛み合う歯23aが形成され、真ん中には中
心穴23dが、またリム部23bには3個の穴23cが
各々明けられている。中心穴23dは支持ホルダー21
の壁21aに植えられた軸25に回転可能に係合してい
る。
【0014】被動ギア23に形成された穴23cには、
各々の穴に各1枚合計3枚の板バネ24が被動ギア23
に一体的に設けられている。バネ24の構成は、図2を
参照すると、板バネ24に撓みを付与するためのバネ部
24aと、支持ホルダー21の壁21aに押圧させるた
めの押圧部24b、および被動ギア23に固定される固
定部24cより形成されている。固定部24cは本実施
例では被動ギア23と同一材料により構成されている。
板バネ24は壁21aに押圧させることによって被動ギ
ア23の軸方向への撓みを生じさせており、更に板バネ
24を120度間隔で3個配置することにより撓みが均
等に与えられるよう配慮されている。
【0015】次にドアの取り付け方法を説明する。ドア
1の取り付けは一対に設けられている回転ギア3の支持
穴3aを、やはり対に設けられている支持ホルダー21
の支持軸22に嵌め込む。このとき被動ギア23の歯2
3aを回転ギア3の歯に正確に噛み合せる。尚この状態
では、被動ギア23に一体的に取り付けられている板バ
ネ24の押圧部24bが、支持ホルダー21の壁21a
に押し付けられているので、被動ギア23の回転は抑制
されている。
【0016】ドアの開閉作用について説明する。ドア1
を開閉させるには、図示しない操作ボタンを押すことに
よってドア1のロック(図示せず)が外れ、回転ギア3
が支持軸22を中心に回り出す。これにつれて回転ギア
3と噛み合っている被動ギア23の歯23aへ回転が伝
わる。この時複数の板バネ24は押圧部24bが支持ホ
ルダー21の壁21aに押し付けられているので、板バ
ネ24によりバネ部24aに矢印26(図2図示)で示
す被動ギア23軸方向への撓みが生じ、被動ギア23
の回転は規制される。従って回転ギア3の回転が滑らか
となり、スムーズな回転によってドア1を開くことがで
きる。ドア1を閉める時も、被動ギア23の板バネ24
の規制によってギア系の回転が滑らかになり、ドア1を
スムーズな回転によって閉めることができる。
【0017】次に本発明の被動ギアの他の実施例を説明
する。図4は本発明による支持ホルダーの他の実施例を
示す斜視図である。支持ホルダー21に取り付けられた
支持軸22の構成は図1と全く同じである。被動ギア2
7は成型により形成されていて、歯27aと、リム部2
7bと、リム部27bに明けられた3個の穴27c、お
よび中心穴を含む中心部27dとより成る。そして、板
バネ28は被動ギア27の3個の穴27cに各々設けら
れている。図1と異なる点は、板バネ28が被動ギア2
7に一体的にインサートモールド成型されている点であ
る。もちろん板バネ28の形状は特に全ては図示しない
が図1同様に、バネ部と押圧部と、それにリム部27b
にインサートモールドされている固定部28cとより形
成されている。
【0018】組み立て方法やドアの開閉の作用は図1の
被動ギア23と同様であるが、被動ギア27の製造が非
常に簡単であることと、最も重要な板バネ28を金属部
材で作ることができるので大きなバネ力を得ることがで
き、ギア系の回転を滑らかにしてドア1の開閉をスムー
ズにすることができるばかりでなく、被動ギア27のコ
ストを非常に安くできるなど大きな効果を有している。
【0019】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、被動ギ
アに複数の板バネを一体的に形成し、板バネが支持ホル
ダーの壁面を押圧部で被動ギアの軸方向に押圧して撓
み、この撓みを生じさせる押圧力によって被動ギアの回
転が規制されるように構成したので、ドアを開閉させる
ためのギアの回転を滑らかにし、従ってドアの開閉をス
ムーズにできるばかりでなく、構成部品を少なくでき且
つ構造を簡単にできることからコストも安くすることが
可能である等、大きな効果を達成できたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による磁気記録再生装置の
支持ホルダー部分の斜視図である。
【図2】この装置の支持ホルダーの板バネ部(図1)の
断面図である。
【図3】この装置の支持ホルダーに取り付けられる被動
ギア(図1)の表面図である。
【図4】この発明の他の実施例を示す支持ホルダー部分
の斜視図である。
【図5】従来の磁気記録再生装置のドアの回転機構を示
すもので、(A)はドアの斜視図、(B)は支持ホルダ
ーの斜視図である。
【図6】従来の支持ホルダーの他の例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 ドア 2 取付部 3 回転ギア 3a 支持穴 21 支持ホルダー 22 支持軸 23,27 被動ギア 23a,27a 歯 23c,27c 穴 24,28 板バネ 24a バネ部 24b 押圧部 24c,28c 固定部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転ギアとその回転ギアと同軸に形成さ
    れた支持穴部とを有するドア、およびこの支持穴部と係
    してドアを回転自在に支持する支持軸を有するととも
    前記回転ギアに噛み合う被動ギアを軸支する支持ホル
    ダーを備え、支持ホルダーに対してドアの回転開閉が可
    能な磁気記録再生装置のドア回転機構において、 前記支持ホルダーに軸支された被動ギアには、支持ホル
    ダーの壁面を押圧部で被動ギアの軸方向に押圧して撓
    み、この撓みを生じさせる押圧力によって被動ギアの回
    転を規制する複数の板バネが一体的に形成されているこ
    とを特徴とする磁気記録再生装置のドア回転機構。
  2. 【請求項2】 被動ギアは成型により形成されるととも
    に、成型された被動ギアには板バネがインサートモール
    ド形成されていることを特徴とする請求項1記載の磁気
    記録再生装置のドア回転機構。
JP3236489A 1991-09-17 1991-09-17 磁気記録再生装置のドア回転機構 Expired - Lifetime JP2635463B2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0574018A JPH0574018A (ja) 1993-03-26
JP2635463B2 true JP2635463B2 (ja) 1997-07-30

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54183584U (ja) * 1978-06-16 1979-12-26

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JPH0574018A (ja) 1993-03-26

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