JP2634932B2 - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JP2634932B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は半導体装置に関し、特に横形トランジスタを
含む半導体装置に関する。
〔従来の技術〕
一般に、PNPトランジスタとしては横形PNPトランジス
タがよく用いられている。この横形PNPトランジスタは
第3図に示すように、P型エミッタ領域11とコレクタ領
域5は、通常同一基板に形成される縦形NPNトランジス
タのベース拡散と同時に形成される。又、9はコレクタ
電極であり、高耐圧横形PNPトランジスタでは、N型エ
ピタキシャル層3の上部に張り出した状態で形成されて
いる。これは、いわゆるフィールド・プレートで、表面
付近の接合部の電界集中を緩和し耐圧を向上させるもの
である。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述した従来の横形PNPトランジスタでは、P型エミ
ッタ領域11から注入されたキャリアは、横方向の成分と
垂直方向の成分とに分けられる。横方向に注入されたキ
ャリアの大部分はP型コレクタ領域5に捕獲されてコレ
クタ電流となる。又、垂直成分の一部はP型シリコン基
板1に収集されて無効電流となるが、他のほとんどはベ
ース領域であるN型エピタキシャル層3内で再結合によ
りベース電流となってしまう。従って従来の横形PNPト
ランジスタでは高い電流増幅率hFEは望めない。
第4図に従来の横形PNPトランジスタのコレクタ電流
の電圧依存性を示す。第4図において印加電圧が増大す
るに伴いコレクタ電流が次第に増大するのは、アーリー
効果によるものである。又、あるコレクタ電圧付近でコ
レクタ電流が急激に増大する。これは以下のように説明
される。エピタキシャル層のバルク内ではコレクタ電圧
が増大するに伴い、空乏層端は第3図の点線aから徐々
に点線bに近づくが、表面付近では、コレクタ電圧がエ
ピタキシャル層の不純物濃度の厚さtのシリコン酸化膜
とにより定まるしきい値電圧を越えると、空乏層端はス
テップ的に点線bのようになるため、ベース幅がステッ
プ的に小さくなり、hFEがステップ的に増大する。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の半導体装置は、一導電型の半導体基板と、該
半導体基板上に形成された逆導電型の半導体層と、該半
導体層と前記半導体基板との間に埋込まれた逆導電型の
埋込層と、前記半導体層表面に設けられた凹部と、少く
とも該凹部の底面の前記半導体層に形成された一導電型
のコレクタ領域と、該コレクタ領域と横方向に離間して
前記半導体層表面に形成され、かつ底部が前記埋込層表
面に接続した一導電型のエミッタ領域とを含み、該エミ
ッタ領域と前記コレクタ領域との距離は前記半導体層の
表面よりも内部において最も短くなっていることを特徴
とするものである。
〔実施例〕
次に本発明について図面を参照して説明する。第1図
は本発明の第1の実施例の断面図である。第3図の従来
例と同じ部分には同じ番号を付してある。
P型シリコン基板1上に選択的にN型高濃度埋込層2
を形成し、その上にN型エピタキシャル層3を成長させ
る。次に、N型エピタキシャル層3表面からP型不純物
を熱拡散やイオン注入法等により拡散し、N型高濃度埋
込層2の表面に達するようにP型エミッタ領域4を形成
する。次にN型エピタキシャル層3の表面に凹部を設け
る。100面を主面とするN型エピタキシャル層3をアル
カリエッチング液を用いて、異方性エッチングを行なう
と、100面で深くエッチングされ、凹部の側面に所定の
角度をもった平らな111面が得られる。アルカリエッチ
ング液としては、KOH、エチレンジアミン、ヒドラジン
等の強アルカリとカテコール等の錯塩生成剤と水との三
成分系エッチング液を用いる。その後、N形エピタキシ
ャル層3の表面の凹部の底面にコレクタ領域5を形成す
る。なお6はN型ベース電極引き出し領域、7はシリコ
ン酸化膜、8,9,10は、それぞれ、エミッタ電極,コレク
タ領域,ベース電極である。ここで、P型エミッタ領域
4とP型コレクタ領域5の最短距離は、エピタキシャル
層のバルク内で決定される。
第2図は本発明の第2の実施例の断面図であり、エミ
ッタ領域も凹部の底面に形成した場合である。
P型エミッタ領域の底部をN型高濃度埋込層表面に接
続させる為に、深く形成する必要がある。本第2の実施
例では、N型エピタキシャル層3表面のP型コレクタ領
域5を形成する部分の他に、P型エミッタ領域を形成す
る部にも凹部を設け、凹部の底面にP型エミッタ領域4A
を形成する。
本第2の実施例は第1の実施例と比べてエミッタ領域
を深く形成する必要がない為、横拡がりが小さく、パタ
ーン寸法を小さく出来るという利点がある。
なお上記実施例においてはPNPトランジスタの場合に
ついて説明したが、NPNトランジスタであってもよいこ
とは勿論である。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は、エミッタ領域の底部が
高濃度埋込層表面に接している為、エミッタ領域底部か
らの注入がほとんどなく、ベース電流及びシリコン基板
に流れる無効電流の減少により高い電流増幅率が得られ
るという効果がある。又、本発明ではベース幅がバルク
内で決定されている為、コレクタ電圧の増大に伴うステ
ップ的なコレクタ電流の増大がないという効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明の第1及び第2の実施例を示
す断面図、第3図は従来の半導体装置を示す断面図、第
4図は従来の半導体装置のコレクタ電流の電圧依存性を
示す特性図である。 1……P型シリコン基板、2……N型高濃度埋込層、3
……N型エピタキシャル層、4,4A……P型エミッタ領
域、5……P型コレクタ領域、6……ベース電極引き出
し領域、7……シリコン酸化膜、8……エミッタ電極、
9……コレクタ電極、10……ベース電極、11……P型エ
ミッタ領域。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一導電型の半導体基板と、該半導体基板上
    に形成された逆導電型の半導体層と、該半導体層と前記
    半導体基板との間に埋込まれた逆導電型の埋込層と、前
    記半導体層表面に設けられた凹部と、少くとも該凹部の
    底面の前記半導体層に形成された一導電型のコレクタ領
    域と、該コレクタ領域と横方向に離間して前記半導体層
    表面に形成され、かつ底部が前記埋込層表面に接続した
    一導電型のエミッタ領域とを含み、該エミッタ領域と前
    記コレクタ領域との距離は前記半導体層の表面よりも内
    部において最も短くなっていることを特徴とする半導体
    装置。
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JPS5253673A (en) * 1975-10-29 1977-04-30 Hitachi Ltd Device and production for semiconductor
JPS60249363A (ja) * 1984-05-25 1985-12-10 Hitachi Ltd 半導体集積回路装置

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