JPH06349849A - 高耐圧薄膜半導体装置 - Google Patents

高耐圧薄膜半導体装置

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JPH06349849A
JPH06349849A JP6005896A JP589694A JPH06349849A JP H06349849 A JPH06349849 A JP H06349849A JP 6005896 A JP6005896 A JP 6005896A JP 589694 A JP589694 A JP 589694A JP H06349849 A JPH06349849 A JP H06349849A
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semiconductor
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layer
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Andrej Litwin
リットウィン アンドレユ
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Telefonaktiebolaget LM Ericsson AB
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来に比べてより高耐圧で基板専有面積の小
さい半導体装置を得る。 【構成】 半導体基板(1)は絶縁層(2)とn形単結
晶ウエハ(3)とを備え、ウエハ中に構成領域(4)が
分離層(5)によって区切られる。構成領域中のバイポ
ーラトランジスタは、p+ 形ベース接続を含むp形ベー
ス領域(B)とn + 形エミッタ(E1)とを含み、ベー
ス領域の下側にPN接合(9)を有し、ドレイン接続
(D1)を有する電界効果トランジスタと直列につなが
れる。構成領域が低濃度にドープされ、PN接合(9)
から絶縁層(2)までの距離が短いため、両トランジス
タへ電圧(VE ,VB ,VD )が印加された時、領域
(DP1)からの電荷キャリアの空乏化は容易である。
前記電圧が空乏化領域中に低い電界強度(ED )を作り
出し、ベースとドレイン接続との間の電流(I)のブレ
ークスルーを阻止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は薄い活性層中に作られた
高いブレークダウン電圧を持つ半導体装置に関する。本
装置は電界強度を低減化された電荷キャリア空乏化領域
を有し、更に、半導体本体、前記半導体本体に取り付け
られた半導体材料の構成領域であって、上側表面を有
し、第1の伝導形(n)のドーピング材料を低濃度にド
ープされた構成領域、前記構成領域の下側表面を半導体
本体から区切る誘電体分離層、前記半導体本体と境界を
接する構成領域の残りの表面に沿って広がる、電気的に
境界を区切る分離層、前記構成領域中に沈み込んで、前
記第1の伝導形のドーピング材料とは逆の第2の伝導形
(p)のドーピング材料を比較的低濃度にドープされた
沈み込み領域であって、前記構成領域の上側表面から下
方へ延びる沈み込み領域、前記沈み込み領域の面にあっ
て、前記領域を前記構成領域の残りの部分から区切るP
N接合、前記構成領域中にある少なくとも1つの半導体
構成部品、および前記構成領域中にある少なくとも2つ
の電気的接続であって、前記電気的接続へ印加された電
圧によって前記電界強度を低減化された領域が電荷キャ
リアを空乏化され、前記電荷キャリア空乏化領域の第1
の領域が、少なくとも前記沈み込み領域部分の下におい
て、前記PN接合から前記誘電体分離層の方へ延びるよ
うになった電気的接続、を含んでいる。
【0002】
【従来の技術】半導体回路は数多くの異なる種類の応用
分野において比較的高い電圧に耐えることが要求され
る。そのような応用の1つの例は電話交換機の加入者線
回路である。古いスウェーデン国の電話交換機では、加
入者に対する回線は48ボルトの印加電圧を有すること
を要求されていた。最近の加入者線回路では半導体技術
がそのような電圧に適合している。他の国ではもっと高
い電圧が要求されている。例えば、ドイツ国では68ボ
ルトである。更に、その他の半導体回路応用ではもっと
高い電圧、例えば400ボルトまたはそれ以上の電圧が
使用される。
【0003】このような比較的高い電圧に関連する1つ
の問題点は電界強度が構成部品のどこかの領域において
半導体材料の臨界電界強度を超えるかもしれないという
ことである。これは電流のブレークスルーをもたらし、
それによって、もしも電流が制限されないとすれば半導
体材料が破壊されることになろう。高い電界強度という
同じ問題は、演算回路を意図した非常に小型で高速な半
導体構成部品中でも発生する。それらの構成部品は、3
ないし5ボルト程度の低い電圧へつながれているのであ
るが、構成部品の小さな寸法のために電界強度が高い値
に到達することがあり得る。
【0004】特定の応用では、高い電界強度の問題は、
米国電気通信学会(IEEE)の雑誌である1979年
国際電子装置会議(IEDM)の論文集の頁238−2
41にJ.A.アッペルズ(Appels)とH.M.
J.ヴァエス(Vaes)によって発表された論文”高
電圧薄層装置(リサーフ装置)(High Volta
ge Thin Layer Devices(Res
urf Devices))”に述べられたように、半
導体構成部品の表面において強調される。この論文は本
発明の説明のためにここに引用する。この半導体構成部
品は表面層を有し、そこにPN接合が含まれていて、そ
こにおいて、或る与えられた印加電圧時に材料の臨界電
界強度状態が現れる。表面層はPN接合の一方の側を低
濃度にドープされており、表面層を比較的薄くすること
によってこの低濃度にドープされた部分で電荷キャリア
を空乏化できる。これによって印加電圧は構成部品表面
に沿った長い距離に亘って分布し、そのため最大電界強
度はブレークダウン電界強度以下の値に修正される。こ
の現象は半導体技術において良く知られており、リサー
フ(RESURF:REduced SURface
Field(表面電界低減化))という呼び名を付けら
れている。リサーフ技術は雑誌、フィリップス研究報告
(Philips J.Res.)の第35巻、頁1−
13(1980年)に発表されたJ.A.アッペルズ
(Appels)等による論文”薄層高電圧装置(Th
in Layer High−Voltage Dev
ices)”に詳細に述べられている。この論文は本発
明の説明のためにここに引用する。
【0005】米国特許明細書第4,409,606号は
トランジスタ技術に適用されたリサーフ技術について述
べている。その中では、トランジスタが形成される比較
的薄い半導体層が半導体基板の上に取り付けられる。基
板および前記層はPN接合を構成し、PN接合の高濃度
にドープされた領域が1つのトランジスタ接続の下に配
置される。この接合は逆バイアスされ、そして薄い半導
体層は高濃度にドープされた前記領域と第2のトランジ
スタ接続との間に延びる経路に沿って、層の表面まで電
荷キャリアを空乏化される。この経路が十分長くされた
時に、電流ブレークスルーに対して良好な安全性が確保
される。そのようなリサーフ技術の応用は、しばしばベ
ース共通の増幅と呼ばれ、文献ではα0と記される電流
増幅によるバイポーラトランジスタのベースにおけるブ
レークダウン電圧によって生ずる問題を解決する。同様
な構成について、米国特許明細書第4,639,761
号にも述べられている。
【0006】ヨーロッパ特許出願第A1−0,086,
010号は上述の2件の米国特許明細書に述べられたの
と類似のトランジスタについて述べている。しかし、後
者のトランジスタはPN接合に高濃度にドープされた領
域を欠いており、その中にトランジスタが形成される層
はドーピング濃度を高められている。従って、この層か
ら電荷キャリアを完全に空乏化するのは困難であり、完
全な空乏化を達成するために電荷キャリアを空乏化すべ
きそれらの領域を覆って、分離された電極が設けられ
る。
【0007】上記の2件の米国特許明細書とヨーロッパ
特許出願の場合には、トランジスタは上記のPN接合を
通して装置の半導体基板へつながれている。トランジス
タは逆バイアスされたPN接合を有する、深く、高濃度
にドープされた領域によって横方向を区切られている。
このように区切られたトランジスタでの1つの欠点はそ
れらが基板中で広い空間を占有するということである。
この欠点は、互いに誘電体によって分離された共通基板
上のトランジスタについて述べたヨーロッパ特許出願第
A1−0,418,737号に従う構成によって回避で
きる。半導体基板の表面が酸化されて分離層が形成さ
れ、それの上にエピタキシャル半導体材料の比較的薄い
ウエハが取り付けられる。このエピタキシャルウエハは
その中に溝をエッチされ、その溝は下方の分離層まで延
びている。溝の側面は酸化され、溝自体は多結晶半導体
材料で以て埋められる。構成部品は、このように形成さ
れ誘電体で分離された箱状の領域中に形成される。それ
らの構成部品は外部接続を有し、それは箱の底部上の各
々の構成部品の下の、分離酸化物層と直接接している高
濃度にドープされた接続層へつながれている。
【0008】ヨーロッパ特許出願第A2−0,391,
056号は、誘電体で分離された領域を備える半導体基
板を形成する別の方法について述べている。基板をエッ
チングすることと半導体材料で被覆することとを繰り返
すことによって、分離された領域が作製される。誘電体
分離は酸化された半導体材料を含む。それらの領域は、
その中に実際の構成部品が形成される低濃度にドープさ
れたエリアと、前記構成部品の下に位置し前記誘電体分
離層に接する高濃度にドープされた接続層を有してい
る。
【0009】3件の米国特許明細書第4,587,54
5号、第4,587,656号、第4,608,590
号は高電圧半導体スイッチについて教えている。それら
のスイッチはゲートを備えたダイオードであり、それら
は比較的低濃度にドープされた半導体材料の誘電体分離
された領域中に形成される。分離された領域の表面中へ
アノードとカソードが拡散され、それらの間の電気的接
続は前記領域の表面中のゲートの助けによって切断でき
る。アノードとカソードは分離領域のドーピングとは逆
の伝導形のドーピング形を有する。アノードおよびカソ
ードの周辺の領域は、リサーフ技術に従ってスイッチに
対して適当な電圧を印加することによって電荷キャリア
を空乏化でき、それによってそこはカットオフ状態とな
り高抵抗状態となる。
【0010】
【発明の概要】本発明に従えば、本発明のドキュメント
は既知のリサーフ技術の1つの応用であって、電気的に
区切られた構成部品の1つのクラスに関連するものであ
って、それは区切られた領域に関して従来知られている
構成部品の対応するクラスとは異なっている。より詳細
には、本発明は電界効果トランジスタと直列につながれ
たバイポーラトランジスタを含んでいる。このトランジ
スタ構成は、それの底面にある、誘電体で分離された層
を有する構成領域中に形成される。バイポーラトランジ
スタは、前記構成領域の表面から下方へ延びるベース領
域を有する。ベース領域と構成領域との間のPN接合は
前記ベース領域を区切っており、それが逆バイアスされ
ることでベース領域と、誘電体で分離された層との間の
領域は電荷キャリアを空乏化され得る。この空乏化は数
ボルト程度のコレクタ電圧で発生し、構成領域が比較的
低濃度にドープされているため、またベース領域下の空
乏化領域が既知のバイポーラトランジスタの場合よりも
大幅に薄いため、この空乏化は容易に達成できる。ベー
ス領域下のこの領域の薄さにもかかわらず、このトラン
ジスタ装置は、電圧が電荷キャリアを空乏化されたベー
ス領域下の構成領域によって横方向に取り去られるとい
う事実のために、高電圧に対する耐性を有する。このト
ランジスタ装置、はバイポーラトランジスタとしては通
常の直列抵抗を有し、それは本装置がベース領域下に高
濃度にドープされたコレクタ領域を欠いているという事
実から見て期待されないことである。本トランジスタ装
置の特性はまた、対応する従来既知の特性と一致したも
のである。本発明のトランジスタ装置は対応する既知の
装置よりもずっと薄く、また既存の装置よりもずっと小
さい半導体基板上のエリアを占有する。
【0011】本発明は特許請求の範囲に示した特徴によ
って特徴づけられる。
【0012】ここで、本発明について具体的な実施例を
参照しながら、また図面を参照しながら詳細に説明す
る。
【0013】
【実施例】図1は電界効果トランジスタJFET1と直
列につながれた本発明のバイポーラトランジスタBIP
1の断面図である。この場合はシリコン基板である半導
体基板1は、上側表面を有し、この面は酸化されて電気
的に絶縁性の二酸化シリコン層2が形成されている。こ
の上の層2の上に単結晶シリコンの比較的薄いウエハ3
が取り付けられている。このウエハがトランジスタ装置
BIP1およびJFET1の活性層となる。この活性層
は比較的低濃度の負の電荷キャリアを含んでおり、図で
はnと記されている。単結晶ウエハ3の厚さはA1であ
って、これは図示の例では4μmに等しい。構成領域4
がウエハ4中で周囲の構成部品4aおよび4bに対して
二酸化シリコンおよび多結晶シリコンを含む分離層5に
よって境界を区切られている。この分離層5は単結晶ウ
エハ3の表面から下方の分離層2まで延びてトランジス
タBIP1およびJFET1を完全に取り囲んでいる。
構成領域4はこれによって基板1と単結晶ウエハ3中の
周辺構成部品4aおよび4bとから電気的に完全に分離
される。
【0014】トランジスタBIP1はベース領域Bを有
し、これは正の電荷キャリアをドープされており、図で
はpと記されている。このベースBは外部の電気的接続
とつなぐための接続領域B1を有し、この接続領域は正
の電荷キャリアを高濃度にドープされてp+ と記されて
いる。トランジスタBIP1のベース領域Bはエミッタ
E1を内包し、エミッタE1は負の電荷キャリアを高濃
度にドープされてn+と記されている。トランジスタB
IP1のコレクター領域K1もまた構成領域4中に位置
している。トランジスタJFET1のゲート接続G1は
ベース接続B1と共通であり、同トランジスタのソース
領域S1はトランジスタBIP1のコレクタ領域K1と
共通である。高濃度にドープされたn+ 領域D1がトラ
ンジスタJFET1のドレイン接続を構成する。
【0015】構成領域4は二酸化シリコン分離層6によ
って覆われており、この分離層には外部の電気接続8の
ための開口部7が設けられている。それらの接続はベー
スの領域B1、エミッタE1、およびドレイン領域D1
の各々の接続領域へつながれる。そのような外部電気接
続の構造は良く知られているので、図を不必要に複雑に
しないように、図1では接続の詳細は示していない。
【0016】図3は直列に接続されたトランジスタBI
P1とJFET1の模式図である。ベース接続B1はゲ
ート接続G1へつながれ、コレクタK1はソース領域S
1へつながれている。ベース接続B1、エミッタE1、
およびドレイン接続D1はそれぞれ外部接続8の1つを
有している。
【0017】典型的な動作状態では、トランジスタBI
P1とJFET1は次のような電圧へつながれる: ドレイン電圧 VD =+70ボルト エミッター電圧 VE =0ボルト(アース) ベースおよびゲート電圧 VB =0.6ボルト トランジスタBIP1はベース領域Bの底面にPN接合
9を有し、それは逆バイアスされ、印加される電圧を通
して典型的な方法で電荷キャリアを空乏化する。本発明
に従えば、PN接合9と分離層2との間の領域DP1は
比較的低濃度にドープされ、また比較的小さい厚さA2
=2μmを有する。従って、DP1領域全体が電荷キャ
リアを空乏化され、ベース領域Bとドレイン領域D1と
の間の電圧の大部分は比較的長い経路Lの上に亘って分
布することになる。この結果、2件の既出文献、J.
A.アッペルズ(Appels)とH.M.J.ヴァエ
ス(Vaes)による”高電圧薄層装置(High V
oltage Thin Layer Device
s)”およびJ.A.アッペルズ(Appels)等に
よる”薄層高電圧装置(Thin Layer Hig
h−Voltage Devices)”に示されたよ
うなリサーフ技術に従って、空乏領域DP1中の電界強
度ED は低い値をとる。領域DP1中の電界強度は約3
・105 ボルト/cmというシリコンの臨界電界強度E
CR以下に保つことができ、この領域中での電流Iのサー
ジを回避できる。
【0018】本発明のトランジスタBIP1中の分離層
2までのDP1領域全体が、容易に電荷キャリアを空乏
化できる低濃度にドープされた材料でできていることに
注目して欲しい。多くの既知のトランジスタは、これと
異なって、トランジスタのベース領域の下にいわゆる埋
め込み層と呼ばれる高濃度にドープされた層を配置され
て含んでおり、そしてベース領域のPN接合とこの高濃
度にドープされた層との間には長い距離があり、そのた
めこの既知のトランジスタは高電圧に耐えることができ
る。この対応する高濃度にドープされた層は図1の本発
明のトランジスタ装置BIP1およびJFET1中のリ
サーフ効果を完全に破壊するであろう。高濃度にドープ
された層は電荷キャリアを空乏化するのが困難で、その
ようにドープされた層の電界強度は、ドレインD1とエ
ミッタE1との間の比較的低い電圧においてブレークダ
ウン電界強度ECRに到達するであろう。領域D1はほん
の数ボルトのドレイン電圧VD において電荷キャリアを
空乏化できる。
【0019】図2は図1の部分を拡大して示す。この図
は、分離層2、構成領域4の一部分、接続領域B1およ
びG1とエミッタE1とを備えたベース領域Bの部分、
ドレイン領域D1、および空乏化領域DP1の一部分を
示している。図2はまた電界ED に関する一群の曲線を
含んでいる。曲線群には数値0.5・105 、1・10
5 ・・・2.5・105 と記された曲線が含まれ、1つ
の曲線に沿った場所での電界強度は一定である。この値
は各々の曲線に対して数値記号として与えられ、ボルト
/cm単位で与えられており、例えば、図の最も左の曲
線に沿っての電界強度は0.5・105 ボルト/cmの
値を有する。これらの電界強度は、構成部品を上で述べ
た動作電圧につないだ場合に発生する。曲線群Cは、経
験的に非常に正確な値を与えると分かっている計算モデ
ルに基づくものである。空乏領域DP1中の電界強度は
低く、電流Iのサージを防止できることが明らかであ
る。更に、電界ED は、分離層6近辺の構成領域4の表
面において比較的高い電界強度を有することも明らかで
あろう。トランジスタBIP1およびJFET1の仕様
電圧では、構成領域4のこの部分に事実上電流は流れ
ず、サージもまた発生しないであろう。しかし、この比
較的高い電界強度はトランジスタ装置BIP1およびJ
FET1へ与えられ得る電圧を制限する。
【0020】図1の例の場合には、構成領域4は分離層
5によって取り囲まれ絶縁されている。別の実施例の場
合には、この分離層は、高濃度に正にドープされたp+
領域を含み、その領域が構成領域4を取り囲み、単結晶
層3の表面から下方の誘電体分離層2まで延びている。
分離層がPN接合を有し、それに対して逆バイアスが印
加され、構成領域4は周囲の構成部品4aおよび4bか
ら電気的に境界を区切られる。
【0021】ここで、本発明の別の実施例について図
4、図5、および図6を参照しながら説明する。図4は
バイポーラトランジスタBIP2を模式的に示してお
り、これは電界効果トランジスタJFET2へ直列につ
ながれている。トランジスタBIP2はエミッタE2と
ベースB2とを有し、ベースB2は電界効果トランジス
タJFET2のゲートG2へつながれている。このトラ
ンジスタはドレイン接続D2と、トランジスタBIP2
のコレクタK2へつながるソース接続S2とを有してい
る。
【0022】図5はトランジスタBIP2およびJFE
T2の1つの実施例の断面図である。この断面図は図6
のラインA−Aに沿ってとられたものである。シリコン
基板21の上側表面は酸化されて分離層22が形成さ
れ、層22の上には低濃度にnドープされた単結晶ウエ
ハ23が取り付けられる。ウエハ23は4μmの厚さを
有し、先に述べた実施例と類似している。構成領域24
は構成領域24を取り囲む分離層25によって単結晶ウ
エハ23中で境界を区切られている。この分離層は単結
晶ウエハ23中にトレンチ(溝)を含み、トレンチの側
面は酸化され、電気的に絶縁性の層を形成されており、
トレンチの残りは多結晶シリコンによって埋められてい
る。構成領域24はこれによって単結晶ウエハ23の周
囲構成部品24aおよび24bから電気的に分離され
る。バイポーラトランジスタBIP2と電界効果トラン
ジスタJFET2とは構成領域24中に配置される。図
を不必要に複雑化しないように、外部接続26のための
開口部を備えた保護表面層は図中に示していない。接続
26は模式的にのみ示されている。
【0023】トランジスタBIP2はベース領域B3を
有し、それは比較的低濃度の正にpドープされ、正の高
濃度にp+ ドープされた接続領域B2を有している。ト
ランジスタBIP2のエミッタE2はベース領域B3中
にあって高濃度にn+ ドープされている。ベース領域B
3は構成領域24の上側表面から下方のベース領域B3
の下側にあるPN接合29の方へ延びている。PN接合
29と分離層22との間には領域DP2があって、それ
はベース領域のドーピングに影響されない。トランジス
タBIP2のコレクタ領域K2は図に鎖線で示したよう
に、ベース領域B3の片側に位置している。図5に示し
た本発明の実施例において、以下で詳細に説明するよう
に、コレクタ領域K2全体で高い電界強度が回避され
る。
【0024】トランジスタJFET2のゲート接続G2
はベース接続B2と共通である。能動ゲートそれ自体は
2つのpドープされた領域G3を含み、それは二股に分
かれた突出部状にベース領域B3から突き出し、分離層
25の側面に沿って延びている。ゲート領域の形状は図
6でより明瞭であり、図6はトランジスタBIP2およ
びJFET2を上から見たところを示している。図5で
ゲート領域G3は破線で示されている。図示の例の場
合、二股に分かれた突出部G3は構成領域24中を下方
へベース領域B3と同じ深さに延びているが、ちょうど
分離層22まで下へ延びてもよい。トランジスタJFE
T2のソース領域S2はトランジスタBIP2のコレク
タ領域K2と共通である。トランジスタJFET2のド
レイン接続D2は高濃度に負にドープされたn+ 領域を
含む。
【0025】図6はトランジスタBIP2およびJFE
T2の異なる領域を上から見たところを示している。構
成領域24は分離層25によって完全に取り囲まれ、ベ
ース領域B3は前記構成領域の一端において細長い構成
領域を横切って延びている。ベース接続B2およびエミ
ッタ接続E2は構成領域24を横切る方向に延びる細長
い領域を含んでいる。ベース領域B3から突出する二股
に分かれた突出部G3であるトランジスタJFET2の
ゲートは、分離層25に沿って、また構成領域の各側面
に沿って、構成領域24の長手方向に延びている。ドレ
イン接続D2は構成領域の他端に位置している。図はま
た、ゲート接続G2の別の実施例を示している。2つの
高濃度の正にドープされたp+ 二股領域G4が突出部G
3中に延びており、それら突出部との電気的接触を改善
している。図示の実施例の突出部G3は一様な幅を有す
るように示されているが、それらはその他の形状を有す
ることもでき、例えば、図に鎖線L1で示したようなY
字形であってもよいことを理解されたい。
【0026】構成領域24中の電界と空乏領域について
図7および図8を参照しながら簡単に説明する。これら
の図面は図5および図6に示された部分を拡大して示し
ている。空乏領域である領域DP2はベース領域B3の
下側のPN接合29に隣接して示されている。トランジ
スタBIP1の対応する空乏領域DP1については図1
および図2に関連して既に詳細に説明した。電界効果ト
ランジスタJFET2は、破線の定義ラインで示された
ように、突出部G3間に延びる空乏領域DP3を有す
る。領域DP3の定義ラインはトランジスタJFET2
の接続26へ印加する電圧を適当なものに選ぶことによ
って移動させることができる。この移動は、ラインA−
Aにおいて両端に矢印のついた記号P0によって示され
る方向に発生する。図に示すように、突出部の端部で空
乏領域DP3が部分的に突出部中へ延びている。電界効
果トランジスタJFET2の両ゲート突出部G3は構成
領域24の表面から下方の前記領域中へ延びていること
を注意しておく。同様に、空乏領域DP3も構成領域の
表面から下方へ延びている。構成領域中の電界強度は曲
線C2で説明される。数値1・105 はその曲線に沿っ
ての電界強度の値をボルト/cm単位で示し、それは、
エミッターE2とベース接続B2がアースされ、ドレイ
ン接続D2が+100ボルトの電圧へつながれた時のト
ランジスタ装置の阻止状態に対応する。図を不必要に複
雑化しないように曲線C2だけを示してあるが、この電
界強度は図2に示されたのと類似の曲線群を用いればよ
り正確に示すことができる。図7から、電界強度が、ト
ランジスタBIP2下の空乏領域DP2および両突出部
G3間の両方において低くなっていることが分かるであ
ろう。図8中の曲線C2は構成領域24の表面上の電界
強度を示している。信頼性の高い測定を行うことが困難
で、図5−図8に示した実施例に関して信頼ある計算モ
デルが現時点で欠けているため、図示された曲線C2は
電界強度の見積りに基づいたものである。
【0027】図2のベース領域Bの端部における2.5
・105 ボルト/cmという比較的高い電界強度は図5
および図6に示された本発明の実施例では回避されてい
る。このことは直列接続されたトランジスタBIP2お
よびJFET2が非常に高い電圧に耐えられる構成部品
を提供することを意味する。図6のY字形の突出部を含
む別の実施例は電圧耐性を更に改善する。それはそれら
の突出部の両端が容易に電荷キャリアを空乏化できるか
らである。ソース領域S2とドレイン接続D2との間の
トランジスタ装置の直列抵抗は、突出部G3間の距離が
ドレイン接続に向かって徐々に広がっているため、低く
保たれることができる。
【0028】図1および図2に示したトランジスタ装置
BIP1およびJFET1に関する特定のデータについ
て図9および図10を参照しながらより詳細に説明し、
既存のトランジスタとの比較も行う。図9には、横軸に
ドレイン電圧VD をボルト単位でとり、縦軸に電流Iを
mAでとったグラフが示されている。実線の曲線4μ
は、厚さA1=4μmの単結晶ウエハ3中に形成された
図示のトランジスタ装置の特性を示しものである。破線
の曲線4.5μおよび5μはそれぞれ4.5μmおよび
5μmの厚さの単結晶ウエハ中に形成されたトランジス
タ装置の特性を示す。破線の曲線μは信号処理の観点か
ら見て理想的な特性を示す。単結晶ウエハ3が薄くなれ
ばトランジスタ装置の特性が望ましい理想的な曲線μに
近づくことが分かる。
【0029】図10は横軸に電圧VB をボルト単位でと
り、縦軸には正規化された電流をアンペア単位で示した
グラフである。実線の曲線ICは、7.5ボルトのドレ
イン電圧VD において、上述の電流Iが電圧VB によっ
てどのように変化するかを示している。従来の既知の構
造の対応するトランジスタに対する電流曲線が本発明の
トランジスタの電流曲線と非常によく一致して、図中で
2つの曲線がほとんど区別できないことに注目された
い。本発明における違いは電圧VB が0.20ボルトよ
り小さい領域でわずかに電流が少なくなることに現れて
いる。実線の曲線IB1は本発明のトランジスタBIP
1に対するベース電流を示しており、破線の曲線IB0
は直上で述べた既知のトランジスタに対するベース電流
を示している。
【0030】既に述べたように、本発明のトランジスタ
BIP1は厚さA1=4μmのウエハ3中に形成されて
おり、それを厚さ25μm の単結晶ウエハ中に形成され
た上述の既知のトランジスタと比較する。既知のトラン
ジスタはそれのベース領域の下に高濃度にドープされた
層を有しており、このウエハとトランジスタのベース領
域との間の距離は電流のブレークスルーを阻止するため
には十分大きくなければならない。従って、比較的大き
な厚さの単結晶層が必要となる。しかし、このことには
重大な欠点が伴う。現在の技術では、過度に厚い単結晶
層の中に、層5に相当する誘電体の絶縁分離層をつくる
ことができない。従って、既知のトランジスタは、空間
を占有する深くて高濃度にドープされた拡散領域ででき
た分離層によって境界を区切られる。このことは既知の
トランジスタがその単結晶層の広い表面エリアを占有す
ることを意味する。
【0031】上に述べた構成部品を作製する方法につい
て図11ないし図14を参照しながらここで簡単に説明
する。スタート材料は図11に示すような、シリコン基
板1、分離酸化物層2、および単結晶シリコンウエハ3
を含む、いわゆる接着型(bonded)ウエハであ
る。このような接着型ウエハは例えば、既出のヨーロッ
パ特許出願第A1−0,418,737号に述べられた
ような方法で作製することができ、また市販もされてい
る。ウエハ3の上側表面にはフォトレジスト層31が塗
布され、それを予め定められたパターン状に露光し、現
像することによって層31中に開口部32が作製され
る。これらの開口部を通したプラズマエッチングによっ
て深いトレンチ33が分離層2までエッチされる。その
後、フォトレジスト層31は除去される。トレンチの側
面は酸化され、二酸化シリコン層34が形成され、トレ
ンチ33の残りの部分は図12に示すように多結晶シリ
コン35によって埋められる。このようにして構成領域
4が区切られる。ウエハ3は開口部37を有する新しい
フォトレジストマスク36で以て覆われる。この開口部
を通して正のドーピング材料が導入され、図13に示さ
れるようにベース領域Bが形成される。マスク36は除
去され、更に別のフォトレジストマスク38が取り付け
られる。このマスクはエミッタE1とドレイン接続D1
の負のドーピングのための開口部39を有する。マスク
38は除去され、新しいフォトレジストマスクが取り付
けられ、マスクを通しての高濃度の正のドーピングによ
ってベース接続B1が形成される。この製造段階は図に
は示されていない。このフォトレジストマスクが除去さ
れ、ウエハ3の表面は酸化されて、図14に示すよう
に、二酸化シリコンの分離層6が形成される。この層6
は開口部41を有するマスク40によって被覆され、こ
の開口部を通して層6中に接続開口部7がエッチされ
る。マスク40が除去されて、図面には示されていない
が、この構成部品に対して外部接続と保護層とが取り付
けられる。
【0032】上の説明で、バイポーラトランジスタBI
P1は電界効果トランジスタJFET1と直列につなが
れているとされ、そのようなトランジスタを作製する方
法が述べられた。トランジスタBIP2およびJFET
2のベース領域B3と、前記ベース領域の突出部G3
は、単にマスク36中の開口部37の形状を変えること
でも形成することができる。図示のバイポーラトランジ
スタBIP1およびBIP2はNPNトランジスタであ
るが、本発明の範囲にはPNPトランジスタも包含され
ることを理解されたい。
【0033】最初のところで、3ないし5ボルト程度の
電圧をつながれた演算回路を意図した構成部品中におい
ても大きな電界強度が生じ得ると述べた。それらの構成
部品は非常に高速で、ドーピング材質を高い密度で含ん
でおり、寸法も小さい。例えば、それらの構成部品は図
1の距離A1に対応して、ほんの0.5μm程度の厚さ
しか持たない。本発明は、寸法に比較して高い接続電圧
を有するそのような構成部品に対しても適用できる。そ
のような薄い構成部品の場合には上述の分離層5は、比
較的簡単な工程であるいわゆる局部酸化(LOCOS)
によって作られる層で以て置き換えることができよう。
【0034】本発明はシリコン構成部品を例にとって説
明してきたが、他の半導体材料、例えばゲルマニウムや
ガリウム砒素もまた同様に使用することができることを
理解されたい。
【0035】本発明の構成部品はそれの電圧耐性に加え
て、更にいくつかの特長を提供する。上述のように、リ
サーフ技術を適用することによって、印加された電圧は
構成部品の広い部分に亘って分布するようにできる。従
って、構成部品は既に述べたように、基板の比較的狭い
表面エリアのみを占有することを要求する。加えて、構
成部品は薄く作製することができることも有利であり、
そのことよって構成部品はそれぞれ図示された誘電体分
離層5および25で以て横方向分離することができる。
この結果、基板上で必要とされる空間は更に減少する。
本発明を実施するとき、特定数の構成部品を搭載するた
めに必要とされる半導体基板の表面積は、従来の既知の
技術と比較して少なくとも半分程度ですむ。このことは
例えば、各々の加入者がそれ自身の加入者線回路を有す
るような電話システムでの加入者線回路の場合に特に有
益である。本発明によって提供される別の特長は、構成
部品が最終処理された単結晶半導体層中に作製され、そ
れらの作製がフォトレジストマスクの選択によって決定
されるため、構成部品の作製が容易であることである。
【図面の簡単な説明】
【図1】バイポーラトランジスタと電界効果トランジス
タの断面図。
【図2】図1に示したトランジスタの等電界面を示す断
面図。
【図3】図1および図2のトランジスタの模式図。
【図4】2個の直列接続されたトランジスタの模式図。
【図5】図4のトランジスタの断面図。
【図6】図5のトランジスタの平面図。
【図7】図4のトランジスタの関する等電界面を示す断
面図。
【図8】図4のトランジスタに関する等電界面を示す平
面図。
【図9】図1のトランジスタ装置の電流−電圧特性。
【図10】既存のトランジスタと本発明のトランジスタ
に関する曲線を比較するグラフ。
【図11】図1に示すトランジスタの製造工程を示す断
面図。
【図12】図1に示すトランジスタの製造工程を示す断
面図。
【図13】図1に示すトランジスタの製造工程を示す断
面図。
【図14】図1に示すトランジスタの製造工程を示す断
面図。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 絶縁性の二酸化シリコン分離層 3 薄い単結晶シリコンウエハ 4 構成領域 4a,4b 周辺構成領域 5 分離層 6 二酸化シリコン分離層 7 開口部 8 外部電気的接続 9 PN接合 21 シリコン基板 22 分離層 23 単結晶ウエハ 24 構成領域 24a,24b 周辺構成領域 25 分離層 26 外部接続 29 PN接合 31 フォトレジスト層 32 開口部 33 トレンチ 34 二酸化シリコン層 35 多結晶シリコン 36 フォトレジストマスク 37 開口部 38 フォトレジストマスク 39 開口部 40 マスク 41 開口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 29/808 27/095 7376−4M H01L 29/80 E

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄い活性層中に形成された高いブレーク
    ダウン電圧を有する半導体装置であって、前記装置が電
    界強度(ED )を低減化された、電荷キャリア空乏化領
    域(DP1;DP2,DP3)を有し、更に半導体本体
    (1,2,4a;21,22,24a,24b)と、 前記半導体本体に取り付けられた半導体材料の構成領域
    (4;24)であって、上側表面を有し、第1の伝導形
    (n)のドーピング材料を低濃度にドープされた構成領
    域と、 前記構成領域(4;24)の下側表面を半導体本体から
    区切る誘電体分離層(2;22)と、 前記半導体本体(1,2,4a;21,22,24a,
    24b)と境界を接する構成領域(4;24)の残りの
    表面に沿って広がる、電気的に境界を区切る分離層
    (5;10;25)と、 前記構成領域(4;24)中に沈み込んで、前記第1の
    伝導形のドーピング材料とは逆の第2の伝導形(p)の
    ドーピング材料を比較的低濃度にドープされた沈み込み
    領域であって、前記構成領域の上側表面から下方に延び
    る沈み込み領域(B;B3,G3)と、 前記沈み込み領域の面にあって、前記領域を前記構成領
    域の残りの部分から区切るPN接合(9;29)と、 前記構成領域(4;24)中にある少なくとも1つの半
    導体構成部品(BIP1,JFET1;BIP2;JF
    ET2)と、 前記構成領域(4;24)中にある少なくとも2つの電
    気的接続(8;26)であって、前記電気的接続(8;
    26)へ印加された電圧(VE ,VB ,VD )によって
    前記電界強度を低減化された領域(DP1;DP2,D
    P3)が電荷キャリアを空乏化され、前記電荷キャリア
    空乏化領域の第1の領域(DP1;DP2)が、少なく
    とも前記沈み込み領域(B;B3,G3)部分の下にお
    いて、前記PN接合(9;29)から前記誘電体分離層
    (2;22)の方へ延びるようになった電気的接続と、 を含み、 前記半導体構成部品が、第2の半導体構成部品(JFE
    T1;JFET2)と直列につながれたバイポーラトラ
    ンジスタ(BIP1;BIP2)を含んでいることと、 前記沈み込み領域が前記バイポーラトランジスタ(BI
    P1;BIP2)のベース領域(B;B3)を含んでい
    ることと、 前記ベース領域(B;B3)が、第1の伝導形のドーピ
    ング材料を高濃度に(n+ )ドープされ、電気的接続
    (8;26)の1つへつながれたエミッタ領域(E1;
    E2)を取り囲んでいることと、 前記ベース領域(B;B3)が、第2の伝導形のドーピ
    ング材料を高濃度に(p+ )ドープされ、電気的接続
    (8;26)の別の1つへつながれたベース接続領域
    (B1;B2)を有していることと、 前記ベース領域(B1;B2)が、直列接続された構成
    部品(JFET1;JFET2)のための第2の接続領
    域(G1;G2)を含んでいること、および−前記第2
    の半導体構成部品(JFET1;JFET2)が、電気
    的接続(8;26)の第3のものを備えた構成領域
    (4;24)の前記残りの部分中に高濃度に(n+ )ド
    ープされた接続領域(D1;D2)を有し、それによっ
    て前記第1の空乏化領域(DIP1;DP2)中の電界
    強度(ED )がその半導体材料に関するブレークダウン
    電界強度(ECR)よりも低くなるようになっていること
    と、を特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 請求項第1項記載の半導体装置であっ
    て、前記第2の半導体構成部品(JFET1;JFET
    2)が電界効果トランジスタであり、前記トランジスタ
    の接続領域(D1;D2)が前記第1の伝導形(n)の
    ドーピング材料をドープされている半導体装置。
  3. 【請求項3】 請求項第1項または第2項記載の半導体
    装置であって、前記分離層(25)が、前記構成領域
    (24)の対向する側面上に2つの互い向き合った誘電
    体分離壁を含んでおり、 前記沈み込み領域が誘電体絶縁分離層(25)の前記向
    き合った壁に沿って前記構成領域(24)中へ延びる2
    つの突出部(G3)を有し、電荷キャリアを空乏化され
    た領域の第2の領域(DP3)がそれらの突出部(G
    3)間に広がっていること、 を特徴とする半導体装置。
  4. 【請求項4】 請求項第3項記載の半導体装置であっ
    て、前記突出部(G3)のベース領域(B3)に近い側
    の端部が前記突出部の他方の端部よりもより大きい断面
    幅を有することを特徴とする半導体装置。
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