JPH0888290A - 半導体装置およびその使用方法 - Google Patents

半導体装置およびその使用方法

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JPH0888290A
JPH0888290A JP6222991A JP22299194A JPH0888290A JP H0888290 A JPH0888290 A JP H0888290A JP 6222991 A JP6222991 A JP 6222991A JP 22299194 A JP22299194 A JP 22299194A JP H0888290 A JPH0888290 A JP H0888290A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 最大可制御電流が大きくかつ保持電流が小さ
い半導体装置を提供する。 【構成】 n- SOI層2の主表面上に所定の間隔を隔
ててp拡散領域4,6,5を形成する。p拡散領域4の
主表面上に所定の間隔を隔ててn+ 拡散領域7,8を形
成する。n+ 拡散領域7,8間に第2ゲート電極12を
形成し、n+ 拡散領域7とn- SOI層2との間に第1
ゲート電極11を形成する。n+ 拡散領域7に接触する
ようにカソード電極13を形成し、p拡散領域4,6お
よびn+ 拡散領域8に接触するようにショート電極16
を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体装置およびそ
の使用方法に関し、特に、高耐圧集積回路および電力用
集積回路に使用する半導体装置およびその使用方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】図13は、従来の高耐圧IC(Integrat
ed Circuit)および電力用ICに使用する出力素子を示
した断面図である。図14は図13に示した出力素子の
等価回路図である。図13を参照して、高耐圧ICおよ
び電力用ICに使用する従来の出力素子では、半導体基
板1の主表面上に絶縁膜3が形成されている。絶縁膜3
上にはn- SOI(Silicon On Insulator)層2が形成
されている。n- SOI層の主表面上にはp拡散領域
4、6および5がそれぞれ所定の間隔を隔てて形成され
ている。p拡散領域4の主表面上にはn+ 拡散領域7が
形成されている。p拡散領域4と6との間に位置するn
- SOI層2の主表面上には絶縁膜9を介してゲート電
極11が形成されている。
【0003】また、n- SOI層2上には絶縁膜20が
形成されており、絶縁膜20の所定領域にはコンタクト
ホールが形成されている。n+ 拡散領域7の主表面上に
絶縁層20のコンタクトホール内で接触するようにカソ
ード電極13が形成されている。またp拡散領域6の主
表面上に絶縁膜20のコンタクトホール内で接触するよ
うに電極21が形成されている。p拡散領域5の主表面
上に絶縁膜20のコンタクトホール内で接触するように
アノード電極15が形成されている。カソード電極13
と電極21とは抵抗17を介して電気的に接続されてい
る。また半導体基板1の裏表面上には電極14が形成さ
れている。
【0004】図13および図14を参照して、n+ 拡散
領域7をエミッタ、p拡散領域4をベース、n- SOI
層2をコレクタとするnpnバイポーラトランジスタが
形成されている。また、p拡散領域5をエミッタ、n-
SOI層2をベース、p拡散領域4,6をコレクタとす
るマルチコレクタのpnpバイポーラトランジスタが形
成されている。このpnpバイポーラトランジスタで
は、2つのコレクタのうち、エミッタを構成するp拡散
領域5に近い方のコレクタ(p拡散領域6)の方がベー
ス到達率αが大きい。
【0005】また、n+ 拡散領域7をソース領域、p拡
散領域4をバックゲート、n- SOI層2をドレイン領
域とするnチャネルMOSトランジスタからなるMOS
11が形成されている。p拡散領域6をソース領域、n
- SOI層2をバックゲート、p拡散領域4をドレイン
領域とするpチャネルMOSトランジスタからなるMO
S12が形成されている。
【0006】次に、図15〜図17を参照して図13に
示した従来の半導体装置の動作について説明する。ま
ず、カソード電極13および電極14に0V、ゲート電
極11に−Vg、アノード電極15に+Vdを印加する
と、図15に示すように、ゲート電極11の下方に位置
するn- SOI層2の表面部分がp型に反転する。これ
により、p拡散領域4とn+ 拡散領域7とがショートさ
れた状態になり、その結果この出力素子はオフ状態とな
る。
【0007】この状態から、図16に示すように、ゲー
ト電極11への印加電圧を+Vにすると、p拡散領域4
の表面がn型に反転し、その結果、電子電流がn+ 拡散
領域7からn- SOI層2に流れ出す。この電子電流が
p拡散領域5に流れ込むことによって、p拡散領域5か
らホール電流がn- SOI層2に流れ込む。このホール
電流がnpnバイポーラトランジスタのベース電流とな
り、その結果サイリスタ動作になる。
【0008】図16で説明したサイリスタ動作をオフさ
せるには、図17に示すように、ゲート電極11への印
加電圧を再び−Vgにする。これにより、ゲート電極1
1下のn- SOI層2の表面がp型に反転し、その結
果、p拡散領域4に流れ込んだホール電流がp拡散領域
6に流れ込む。これと同時に、n- SOI層2中のホー
ル電流がp拡散領域6から引出されることによってnp
nバイポーラトランジスタのベース電流が小さくなる。
これにより、サイリスタ動作がターンオフされる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図13に示した従来の
半導体装置では、抵抗17の抵抗値が大きい場合には図
17に示したターンオフ動作の際にp拡散領域4からp
拡散領域6に流れるホール電流が減少し、その結果np
nバイポーラトランジスタのベース電流が小さくなりに
くいという不都合が生じる。これにより、npnバイポ
ーラトランジスタのサイリスタ動作がオフしにくくなる
という問題点が生じる。その一方、抵抗17の抵抗値を
たとえば0にした場合には、ターンオフ時にp拡散領域
4から6へ流れるホール電流は増加するので最大可制御
電流は大きくなる。しかし、この場合、オン状態におい
てp拡散領域6からカソード電極13に流れるホール電
流が大きくなるので、npnバイポーラトランジスタの
ベース電流が小さくなるという不都合が生じる。その結
果、サイリスタ動作の保持電流が大きくなってしまうと
いう問題点が新たに発生する。
【0010】また、従来の半導体装置では、p拡散領域
4,6およびゲート電極11からなるpチャネルのMO
S12のチャネル長(ゲート長)を短くすると、n+
散領域7、n−SOI層2およびゲート電極11からな
るnチャネルのMOS11のON電流に対してJFET
効果による抵抗が発生してしまう。このため、従来で
は、MOS12のチャネル長(ゲート長)を比較的長く
している。その結果、従来では、MOS12のオン時の
抵抗が大きくなり、それにより最大可制御電流が小さく
なるという問題点もあった。
【0011】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、請求項1〜7に記載の発明の目
的は、半導体装置において、サイリスタ動作の保持電流
を小さくするとともに最大可制御電流を大きくすること
である。
【0012】請求項8に記載の発明の目的は、半導体装
置の使用方法において、サイリスタ動作のターンオフを
より容易にすることである。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1〜7における半
導体装置は、半導体層と、第1の不純物領域と、第2お
よび第3の不純物領域と、第4の不純物領域と、第5の
不純物領域と、第1および第2のゲート電極と、アノー
ド電極と、カソード電極と、短絡電極とを備えている。
半導体層は主表面を有しており第1導電型である。第1
の不純物領域は半導体層の主表面上の所定領域に形成さ
れており、第2導電型である。第2および第3の不純物
領域は、第1の不純物領域の主表面上に所定の間隔を隔
てて形成されており、第1導電型である。第4の不純物
領域は、半導体層の主表面上に第1の不純物領域と所定
の間隔を隔てて形成されており、第2導電型である。第
5の不純物領域は、半導体層の主表面上の、第1の不純
物領域と第4の不純物領域との間に位置する領域に形成
されており、第2導電型である。第1のゲート電極は、
第1の不純物領域の主表面上であって、第2の不純物領
域の第3の不純物領域とは対向しない側の側端部と半導
体層の主表面との間に位置する領域に形成されている。
第2のゲート電極は、第1の不純物領域の主表面上の、
第2の不純物領域と第3の不純物領域との間に位置する
領域に形成されている。カソード電極は、第2の不純物
領域に接触するように形成されている。アノード電極
は、第4の不純物領域に接触するように形成されてい
る。短絡電極は、第1の不純物領域と第3の不純物領域
との両方に接触するように形成されている。第1の不純
物領域と第5の不純物領域とは電気的に短絡されてい
る。また、好ましくは、上記した第5の不純物領域を第
1および第4の不純物領域と所定の間隔を隔てて形成
し、その第5の不純物領域が半導体層の主表面上を第4
の不純物領域に向かって延びる低不純物濃度領域を含む
ように構成してもよい。さらに、好ましくは、上記した
第5の不純物領域をその側表面が第1の不純物領域の側
表面と接触するように形成された低濃度不純物領域を含
むように構成してもよい。また、好ましくは、上記した
第3の不純物領域を平面的に見て第1の不純物領域を挟
むように所定の間隔を隔てて複数形成するようにしても
よい。
【0014】請求項8に記載の半導体装置の使用方法で
は、動作状態から停止状態に移行させる際に第1のゲー
ト電極への印加電圧を変化させないでまず第2のゲート
電極へ所定の電圧を印加する。そして、その後、第1の
ゲート電極へ0Vの電圧を印加する。
【0015】
【作用】請求項1〜7に係る半導体装置では、第1の不
純物領域の主表面上に所定の間隔を隔てて形成された第
2および第3の不純物領域間に第1のゲート電極が形成
され、その第2の不純物領域に接触するようにカソード
電極が形成され、第1の不純物領域と第3の不純物領域
との両方に接触するように短絡電極が形成され、第1の
不純物領域と第5の不純物領域とが電気的に短絡されて
いるので、半導体装置がオン状態の場合には第2のゲー
ト電極を含むトランジスタをオフ状態にすることによっ
て、半導体層中のホール電流がすべてバイポーラトラン
ジスタのベース電流となるため保持電流が純粋なサイリ
スタと同じレベルまで小さくなる。また、半導体装置の
オフ時には第2のゲート電極を含むトランジスタをオン
させることによって半導体層中のホール電流と第1の不
純物領域中のホール電流とを同時に引出す。ここで、第
2のゲート電極2を含むトランジスタは第1のゲート電
極を含むトランジスタとは別個に形成されているので、
第2のゲート電極を含むトランジスタのゲート長が容易
に短くされる。これにより、第2のゲート電極を含むト
ランジスタのオン時の抵抗が小さくなり、その結果最大
可制御電流が大きくなる。なお、第5の不純物領域を半
導体層の主表面上に第4の不純物領域に向かって延びる
低不純物濃度領域を含むように構成すれば、その低不純
物濃度領域によるホール電流の引出し効果によって最大
可制御電流がより大きくなる。また、第5の不純物領域
をその側表面が第1の不純物領域の側表面と接触するよ
うに形成された低不純物濃度領域を含むように構成して
も、最大可制御電流がより大きくなる。さらに、第3の
不純物領域を平面的に見て第1の不純物領域を挟むよう
に所定の間隔を隔てて複数形成すれば、半導体装置がオ
フ状態になるときにホール電流が第3の不純物領域の直
下の抵抗の高い領域を通る必要がなくなるので、ホール
電流による電圧降下が小さくなり、それにより最大可制
御電流が大きくなる。
【0016】請求項8に係る半導体装置の使用方法で
は、動作状態から停止状態に移行させる際に第1のゲー
ト電極への印加電圧を変化させないでまず第2のゲート
電極へ所定の電圧を印加し、その後第1のゲート電極へ
0Vの電圧が印加されるので、バイポーラトランジスタ
のベース領域に流れ込んでくるホールが少ない状態でタ
ーンオフが可能となり、その結果最大可制御電流がさら
に大きくなる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0018】図1は、本発明の第1実施例による半導体
装置を示した断面図である。図2は、図1に示した半導
体装置の等価回路図である。図1および図2を参照し
て、この第1実施例の半導体装置では、半導体基板1の
主表面上に絶縁膜3が形成されている。絶縁膜3上には
- SOI層2が形成されている。n- SOI層2の主
表面上には所定の間隔を隔ててp拡散領域4、6、5が
それぞれ形成されている。p拡散領域4の主表面上には
所定の間隔を隔ててn+ 拡散領域7および8が形成され
ている。n+ 拡散領域7と8との間に位置するp拡散領
域4上には絶縁膜10を介して第2ゲート電極12が形
成されている。n+ 拡散領域7とn- SOI層2との間
に位置するp拡散領域4の主表面上には絶縁膜9を介し
て第1ゲート電極11が形成されている。
【0019】また、全面を覆うように絶縁膜20が形成
されている。絶縁膜20の所定領域にはコンタクトホー
ルが形成されている。n+ 拡散領域7の主表面に接触す
るようにカソード電極13が形成されている。p拡散領
域5の主表面に接触するようにアノード電極15が形成
されている。p拡散領域4およびn+ 拡散領域8の主表
面と、p拡散領域6の主表面とに接触するようにショー
ト電極16が形成されている。また、半導体基板1の裏
表面には電極14が形成されている。
【0020】n+ 拡散領域7をエミッタ、p拡散領域4
をベース、n- SOI層2をコレクタとして、npnバ
イポーラトランジスタが構成される。また、p拡散領域
5をエミッタ、n- SOI層2をベース、p拡散領域
4,6をコレクタとして、マルチコレクタのpnpバイ
ポーラトランジスタが構成されている。このpnpバイ
ポーラトランジスタのコレクタのうち、エミッタを構成
するp拡散領域5に近い側のコレクタ(p拡散領域6)
の方がもう1つのコレクタ(p拡散領域4)よりもベー
ス到達率αは大きい。
【0021】また、n+ 拡散領域7をソース領域、p拡
散領域4をバックゲート、n- SOI層2をドレイン領
域として、nチャネルのMOSトランジスタからなるM
OS1が構成される。n+ 拡散領域7をソース領域、p
拡散領域4をバックゲート、n+ 拡散領域8をドレイン
領域として、nチャネルMOSトランジスタからなるM
OS2が構成される。
【0022】次に、図3〜図5を参照して、図1に示し
た第1実施例の半導体装置の動作について説明する。
【0023】まず、図3に示すように、カソード電極1
3および電極14に0Vの電圧、第1ゲート電極11に
0Vの電圧、第2ゲート電極12に+Vgの電圧、アノ
ード電極15に+Vdの電圧をそれぞれ印加する。これ
により、第2ゲート電極12下に位置するp拡散領域4
の表面が反転し、その結果p拡散領域4とn+ 拡散領域
7とがショートされた状態となる。これにより半導体装
置はオフ状態になる。
【0024】この状態から、図4に示すように、第2ゲ
ート電極12に0V、第1ゲート電極11に+Vgの電
圧を印加すると、第1ゲート電極11下に位置するp拡
散領域4の表面がn型に反転する。これにより、電子電
流がn+ 拡散領域7からn-SOI層2に向かって流れ
出す。この電子電流がp拡散領域5に流れ込むことによ
ってp拡散領域5からホール電流がn- SOI層2に流
れ込む。このホール電流がnpnバイポーラトランジス
タのベース電流となり、それによりサイリスタ動作とな
る。
【0025】この状態から、図5に示すように、再び第
1ゲート電極11に0V、第2ゲート電極12に+Vg
の電圧を印加すると、第2ゲート電極12下のp拡散領
域4の表面がn型に反転する。これにより、p拡散領域
4に流れ込んだホール電流をカソード電極13にバイパ
スするとともに、n- SOI層2中のホール電流をp拡
散領域6から引出す。その結果、npnトランジスタの
ベース電流を小さくすることができ、容易にサイリスタ
動作をターンオフすることができる。
【0026】この第1実施例では、サイリスタ動作のオ
ン状態においてn- SOI層2中のホール電流がすべて
npnバイポーラトランジスタのベース電流となる。こ
のため、サイリスタ動作の保持電流を純粋なサイリスタ
とほぼ同じレベルまで小さくすることができる。その一
方、サイリスタ動作のターンオフ時はMOS1をオフし
てMOS2をオンすることによって、n- SOI層2中
のホール電流とp拡散領域4中のホール電流とを同時に
引出すことができる。また、MOS2は、MOS1とは
別個に設けられているので、従来と異なりチャネル長
(ゲート長)を十分に小さく設定してオン時の抵抗を小
さくできる。これにより、最大可制御電流を大きくする
ことが可能となる。
【0027】図6は、本発明の第2実施例による半導体
装置を示した断面図である。図6を参照して、この第2
実施例では、n- SOI層2の主表面にp拡散領域6の
側端部からp拡散領域5に向かって延びるようにp-
散領域18が形成されている。このp- 拡散領域18以
外の構造は実施例1と同じである。この第2実施例の等
価回路図は図2に示した第1実施例の等価回路図と同じ
である。ただし、pnpバイポーラトランジスタのコレ
クタはp拡散領域4,6およびp- 拡散領域18によっ
て構成される。この第2実施例では、pnpバイポーラ
トランジスタのエミッタを構成するp拡散領域5に近い
領域にコレクタを構成するp- 拡散領域18を設けるこ
とによって、第1実施例に比べてよりベース到達率αが
大きくなる。
【0028】次に、図7および図8を用いて第2実施例
の半導体装置の動作について説明する。まず、図7に示
すように、カソード電極13および電極14に0V、第
1ゲート電極11に0V、第2ゲート電極12に+V
g、アノード電極15に+Vdの電圧を印加する。これ
により、第2ゲート電極12下に位置するp拡散領域4
の表面がn型に反転し、それによりp拡散領域4とn+
拡散領域7とがショートされた状態になる。その結果こ
の半導体装置のサイリスタ動作はオフ状態となる。この
とき、p- 拡散領域18は空乏化された状態となる。p
- 拡散領域18が空乏化するための最適な条件は、p-
拡散領域18の不純物濃度をN(x)cm -3、p- 拡散
領域18の厚みをtとした場合に以下の式(1)によっ
て表わされる。
【0029】
【数2】
【0030】上記の状態から、第2ゲート電極12に0
V、第1ゲート電極11に+Vgを印加すると、今度は
第1ゲート電極11下に位置するp拡散領域4の表面が
n型に反転する(図示せず)。これにより、電子電流が
+ 拡散領域7からn- SOI層2に向かって流れ出
す。この電子電流がp拡散領域5に流れ込むことによっ
てp拡散領域5からホール電流がn- SOI層2に流れ
込む。このn- SOI層2に流れ込むホール電流がnp
nバイポーラトランジスタのベース電流となり、その結
果サイリスタ動作がオンした状態となる。このサイリス
タ動作がオンする動作は実施例1の動作と同じである。
【0031】次に、図8に示すように、第1ゲート電極
11に0V、第2ゲート電極12に+Vgを印加する
と、第2ゲート電極12下に位置するp拡散領域4の表
面がn型に反転する。これにより、p拡散領域4に流れ
込んだホール電流がカソード電極13にバイパスされる
とともに、n- SOI層2中のホール電流がp拡散領域
6から引出される。それにより、npnバイポーラトラ
ンジスタのベース電流が小さくなり、その結果サイリス
タ動作がオフ状態となる。ここで、この第2実施例で
は、p- 拡散領域18からのホール電流引出し効果によ
って、ベース到達率αは実施例1より大きくなり、その
結果実施例1に比べてより大きな最大可制御電流を実現
することができる。
【0032】図9は、本発明の第3実施例による半導体
装置を示した断面図である。図9を参照して、この第3
実施例では、上記した第1実施例および第2実施例と異
なり、n+ 拡散領域7がp拡散領域4の主表面上の左側
に位置し、n+ 拡散領域8が右側に位置している。ま
た、実施例1および2で設けられていたp拡散領域6が
この第3実施例では設けられていない。そして、p-
散領域18の一方の端部がp拡散領域4に接触するよう
に形成されている。また、この第3実施例では、上記し
た第1実施例および第2実施例と異なり、第1ゲート電
極11がp拡散領域4の左側の端部上に形成されてい
る。さらにこの第3実施例では、ショート電極16は上
記した第1実施例および第2実施例と異なり、n+ 拡散
領域8およびp拡散領域4の2つの領域のみに接触する
ように形成されている。
【0033】なお、この第3実施例の等価回路図は、上
記した第1実施例および第2実施例と同じである。ただ
し、この第3実施例では、pnpバイポーラトランジス
タは、p拡散領域5をエミッタ、n- SOI層2をベー
ス、p拡散領域4およびp-拡散領域18をコレクタと
するマルチコレクタのバイポーラトランジスタである。
そして、2つのコレクタのうちエミッタを構成するp拡
散領域5に近いコレクタ(p- 拡散領域18)の方がベ
ース到達率αは大きい。さらに、この第3実施例では、
第1ゲート電極11を左側に設けているので、第1およ
び第2実施例のp拡散領域6を省略してp- 拡散領域1
8を直接p拡散領域4と接触させることができる。これ
により、第2実施例に比べてデバイス面積を縮小するこ
とができるという効果を奏する。
【0034】図10および図11を参照して次に第3実
施例の半導体装置の動作について説明する。まず、図1
0に示すように、カソード電極13および電極14に0
V、第1ゲート電極11に0V、第2ゲート電極12に
+Vg、アノード電極15に+Vdを印加する。これに
より、第2ゲート電極12の下に位置するp拡散領域4
の表面がn型に反転し、p拡散領域4とn+ 拡散領域7
とがショートされた状態となる。これにより、半導体装
置はオフ状態となる。このとき、p- 拡散領域18は空
乏化された状態となる。この空乏化のための最適条件は
上記式(1)によって表わされる。この状態から、図示
しないが、第2ゲート電極12に0V、第1ゲート電極
11に+Vgを印加すると、第1ゲート電極11下のp
拡散領域4の表面がn型に反転する。これにより、電子
電流がn+ 拡散領域7からn- SOI層2に向かって流
れ出す。この電子電流がp拡散領域5に流れ込むことに
よってp拡散領域5からホール電流がn- SOI層2に
流れ込む。この流れ込んだホール電流がnpnバイポー
ラトランジスタのベース電流となり、これによりサイリ
スタ動作がオン状態となる。このサイリスタ動作がオン
状態となる動作は実施例1の動作と同じである。
【0035】この後、図11に示すように、第1ゲート
電極11に0V、第2ゲート電極12に+Vgの電圧を
印加すると、第2ゲート電極12下の拡散領域4の表面
がn型に反転する。これにより、p拡散領域4に流れ込
んだホール電流がカソード電極13にバイパスされると
ともに、n- SOI層2中のホール電流がp- 拡散領域
18から引出される。その結果、npnバイポーラトラ
ンジスタのベース電流が小さくなり、サイリスタ動作が
ターンオフされる。ここで、この第3実施例では、上記
した第2実施例と同様、p- 拡散領域18からのホール
電流の引出し効果によって、ベース到達率αは実施例1
よりも大きくなる。これにより、実施例1よりもより大
きな最大可制御電流を実現することができる。
【0036】図12は、本発明の第4実施例による半導
体装置を示した斜視図である。図12を参照して、この
第4実施例では、n+ 拡散領域8を平面的に見てp拡散
領域4を挟むように所定の間隔を隔てて複数形成してい
る。このように構成することによって、以下のような効
果を得ることができる。すなわち、サイリスタ動作のタ
ーンオフ時にはp拡散領域4のうちn+ 拡散領域7およ
び8の直下に位置する領域をホール電流が流れるが、こ
の領域の抵抗値は高い。このため、この領域の抵抗の電
圧降下によってp拡散領域4とn+ 拡散領域7との間が
順バイアスされ、その結果サイリスタ動作が止まらない
という問題点が発生する。第4実施例の構造では、ホー
ル電流はN+ 拡散領域の直下を通らずに隣接するn+
散領域8間に位置するp拡散領域4の領域を通ることが
できる。これにより、上記した電圧降下が小さくなり、
その結果サイリスタ動作が止まらないという不都合を防
止することができる。なお、この第4実施例の構造を、
上述した第2実施例および第3実施例の構造に適用して
もよい。
【0037】次に、第5実施例について説明する。第5
実施例では、第1実施例において説明したターンオフ方
法を改善している。具体的には、第1実施例のターンオ
フ方法では、ターンオフ直前までサイリスタ動作となっ
ているためサイリスタ動作のオン状態でのn- SOI層
2中のホールの濃度が高すぎるとターンオフ時にこのホ
ール電流がp拡散領域4を流れるときの電圧降下が大き
くなる。これにより、npnバイポーラトランジスタの
ベース−エミッタ間に順バイアスが加わり、ターンオフ
できない状態になる。このような不都合を防止するため
この第5実施例では、ターンオフ時にまず第2ゲート電
極12の電圧を+Vgにする。このときnpnバイポー
ラトランジスタのベース−エミッタ間がショートされる
のでサイリスタ動作が止まり、MOS1とpnpバイポ
ーラトランジスタのみの動作に移行する。これにより、
- SOI層2中のホールの濃度が減少する。その後、
第1ゲート電極11の電圧を0Vにすることにより、n
pnバイポーラトランジスタのベース領域に流れ込んで
くるホールが少ない状態でターンオフが可能となる。そ
の結果、最大可制御電流をより大きくすることができ
る。
【0038】
【発明の効果】以上のように、請求項1〜7に記載の半
導体装置によれば、第1の不純物領域上に所定の間隔を
隔てて形成された第2および第3の不純物領域間に第2
のゲート電極を形成し、その第2の不純物領域に接触す
るようにカソード電極を形成し、第3の不純物領域およ
び第1の不純物領域との両方に接触するように短絡電極
を形成し、第1の不純物領域と第5の不純物領域とを電
気的に短絡することによって、サイリスタ動作のオン状
態においては第2のゲート電極を含むトランジスタをオ
フさせて半導体層中のホール電流がすべてバイポーラト
ランジスタのベース電流となるようにする。これによ
り、サイリスタ動作の保持電流を純粋なサイリスタとほ
ぼ同じレベルまで小さくすることができる。一方、サイ
リスタ動作のターンオフ時には第1のゲート電極を含む
トランジスタをオフして第2のゲート電極を含むトラン
ジスタをオンすることによって、第1の不純物領域と第
2の不純物領域とを短絡した状態にして第1の不純物領
域中のホールと半導体層中のホールとを同時に引出すこ
とができる。なお、第2のゲート電極は第1のゲート電
極とは別個に形成されているので、第2のゲート電極の
チャネル長(ゲート長)を容易に短くすることができ、
第2のゲート電極を含むトランジスタのオン抵抗を小さ
くすることができ、その結果最大可制御電流を大きくす
ることができる。このように、この発明では、最大可制
御電極が大きくかつ保持電流が小さい特性を有する半導
体装置を提供することができる。なお、第5の不純物領
域を半導体層の主表面上を第4の不純物領域に向かって
延びる低不純物濃度領域を含むように構成すれば、その
低不純物濃度領域をコレクタとするバイポーラトランジ
スタのベース到達率が大きくなり、これにより、より大
きな最大可制御電流を実現することができる。また、第
5の不純物領域をその側表面が第1の不純物領域の側表
面と接触するとともに半導体層の主表面上を第4の不純
物領域に向かって延びるように形成された低不純物濃度
領域を含むように構成しても、より大きな最大可制御電
流を得ることができる。また、上記した第3の不純物領
域を平面的に見て第1の不純物領域を挟むように所定の
間隔を隔てて複数形成するようにすれば、ターンオフ時
にホール電流が第3の不純物領域下の高抵抗領域を通る
必要がなくなるので、ホール電流による電圧降下が小さ
くなり、その結果最大可制御電流を大きくすることがで
きる。
【0039】請求項8に記載の半導体装置の使用方法に
よれば、動作状態から停止状態に移行する際に第1のゲ
ート電極への印加電圧を変化させないでまず第2のゲー
ト電極へ所定の電圧を印加することによって、第1のゲ
ート電極を含むトランジスタと一方のバイポーラトラン
ジスタのみの動作に移行するので、半導体層中のホール
濃度が減少する。そしてその後第1のゲート電極へ0V
の電圧を印加することによって、他方のバイポーラトラ
ンジスタのベース領域に流れ込んでくるホールが少ない
状態でターンオフが可能となり、その結果最大可制御電
流をさらに大きくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例による半導体装置を示し
た断面図である。
【図2】 図1に示した第1実施例の半導体装置の等価
回路図である。
【図3】 図1に示した第1実施例の半導体装置の動作
の第1ステップを説明するための断面図である。
【図4】 図1に示した第1実施例の半導体装置の動作
の第2ステップを説明するための断面図である。
【図5】 図1に示した第1実施例の半導体装置の動作
の第3ステップを説明するための断面図である。
【図6】 本発明の第2実施例による半導体装置を示し
た断面図である。
【図7】 図6に示した第2実施例の半導体装置の動作
の第1ステップを説明するための断面図である。
【図8】 図6に示した第2実施例の半導体装置の動作
の第2ステップを説明するための断面図である。
【図9】 本発明の第3実施例による半導体装置を示し
た断面図である。
【図10】 図9に示した第3実施例の半導体装置の動
作の第1ステップを説明するための断面図である。
【図11】 図9に示した第3実施例の半導体装置の動
作の第2ステップを説明するための断面図である。
【図12】 本発明の第4実施例による半導体装置を示
した斜視図である。
【図13】 従来の半導体装置を示した断面図である。
【図14】 図13に示した従来の半導体装置の等価回
路図である。
【図15】 図13に示した従来の半導体装置の動作の
第1ステップを説明するための断面図である。
【図16】 図13に示した従来の半導体装置の動作の
第2ステップを説明するための断面図である。
【図17】 図13に示した従来の半導体装置の動作の
第3ステップを説明するための断面図である。
【符号の説明】
1 半導体基板、2 n- SOI層、3 絶縁膜、4,
5,6 p拡散領域、7,8 n+ 拡散領域、11 第
1ゲート電極、12 第2ゲート電極、13カソード電
極、15 アノード電極、16 ショート電極。なお、
同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主表面を有する第1導電型の半導体層
    と、 前記半導体層の主表面上の所定領域に形成された第2導
    電型の第1の不純物領域と、 前記第1の不純物領域の主表面上に所定の間隔を隔てて
    形成された第1導電型の第2および第3の不純物領域
    と、 前記半導体層の主表面上に前記第1の不純物領域と所定
    の間隔を隔てて形成された第2導電型の第4の不純物領
    域と、 前記半導体層の主表面上の、前記第1の不純物領域と前
    記第4の不純物領域との間に位置する領域に形成された
    第2導電型の第5の不純物領域と、 前記第1の不純物領域の主表面上であって、前記第2の
    不純物領域の前記第3の不純物領域とは対向しない側の
    側端部と前記半導体層の主表面との間に位置する領域に
    形成された第1のゲート電極と、 前記第1の不純物領域の主表面上の、前記第2の不純物
    領域と前記第3の不純物領域との間に位置する領域に形
    成された第2のゲート電極と、 前記第2の不純物領域に接触するように形成されたカソ
    ード電極と、 前記第4の不純物領域に接触するように形成されたアノ
    ード電極と、 前記第1の不純物領域と前記第3の不純物領域との両方
    に接触するように形成された短絡電極とを備え、 前記第1の不純物領域と前記第5の不純物領域とは電気
    的に短絡されている、半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記短絡電極は、前記第5の不純物領域
    にも接触するように形成されている、請求項1に記載の
    半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記半導体層は、絶縁層上に形成されて
    いる、請求項1に記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記第5の不純物領域は、前記第1およ
    び第4の不純物領域と所定の間隔を隔てて形成されてお
    り、 前記第5の不純物領域は、前記半導体層の主表面上を前
    記第4の不純物領域に向かって延びる低不純物濃度領域
    を含む、請求項1に記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記第5の不純物領域は、その側表面が
    前記第1の不純物領域の側表面と接触するように形成さ
    れた低濃度不純物領域を含む、請求項1に記載の半導体
    装置。
  6. 【請求項6】 前記低濃度不純物領域の不純物濃度N
    (x)cm-3は、前記低濃度不純物領域の厚みをtとし
    た場合に、以下の式によって表わされる範囲内にある、
    請求項4または5のいずれかに記載の半導体装置。 【数1】
  7. 【請求項7】 前記第3の不純物領域は、平面的に見て
    前記第1の不純物領域を挟むように所定の間隔を隔てて
    複数形成されている、請求項1〜6のいずれかに記載の
    半導体装置。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載の半導体装置の使用方法
    であって、 動作状態から停止状態に移行する際に前記第1のゲート
    電極への印加電圧を変化させないでまず前記第2のゲー
    ト電極へ所定の電圧を印加するステップと、 その後、前記第1のゲート電極へ0Vの電圧を印加する
    ステップとを備えた、半導体装置の使用方法。
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