JP2634729B2 - 建物の構築方法 - Google Patents

建物の構築方法

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JP2634729B2
JP2634729B2 JP4117453A JP11745392A JP2634729B2 JP 2634729 B2 JP2634729 B2 JP 2634729B2 JP 4117453 A JP4117453 A JP 4117453A JP 11745392 A JP11745392 A JP 11745392A JP 2634729 B2 JP2634729 B2 JP 2634729B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建物の構築方法に係
り、住宅用等の箱形ユニット式建築などに利用できる。
【0002】
【背景技術】従来より、住宅建築においては、規格寸法
の直方体状の居室ユニット等を形成しておき、現場にお
いて複数のユニットを接合する、いわゆる箱形ユニット
式住宅が利用されている。
【0003】このユニット式住宅は、各ユニットに内外
装や設備類を予め工場組付けしておくことができるた
め、在来工法に比べて短期間で構築できるうえ、近年で
は、高耐久性かつ高品質なものが実現され、様々な要望
に対応できるようになっており、その普及が著しい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ような箱形ユニット式住宅は、基本的にユニットが規格
化されているので、北側斜線制限、道路斜線制限といっ
た建築基準法の日照、採光、通風等に関する集団規定へ
の対応には限界がある。すなわち、住宅の建築は種々の
状況下で行われ、東西南北に正確に向いているとも限ら
ないので、北側に配置されるユニットは様々な勾配角度
あるいは向きで北側斜線制限、道路斜線制限を受ける。
このため、北側の当該部分には標準ユニットを配置でき
ないので、当該部分は段差状となり有効に利用できない
無駄な空間が生じるという問題がある。
【0005】これに対し、ユニットのコーナーが斜めに
なった標準ユニットと形状の異なる特殊なユニットを用
意しておく方法も取られている。しかしながら、種々の
状況下において北側斜線制限、道路斜線制限を満足でき
るようにユニットを対応させていくと、ユニット種別が
多岐にわたり、部品管理および品質管理が煩雑となって
コストアップの要因になるという問題がある。
【0006】本発明の目的は、種々の状況下において北
側斜線制限、道路斜線制限を満足できかつ空間の有効利
用可能な建物の構築方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る建物の構築
方法は、下階ユニットとこの下階ユニットに対して水平
方向にずらして配置された上階ユニットとで縦断面形状
凹状縦入り隅部が形成され、前記下階ユニットとこ
の下階ユニットに対して水平方向にずらして配置された
別の下階ユニットとで横断面形状凹状横入り隅部が
形成された建物の構築方法において、前記縦入り隅部を
面状部材で囲みこの面状部材と前記縦入り隅部を形成す
る前記上下階ユニットとの間で閉空間を形成し、前記横
入り隅部を面状部材で囲みこの面状部材と前記横入り隅
部を形成する前記各下階ユニットとの間で閉空間を形成
し、前記各面状部材同士をこれらの面状部材とは別の面
状部材で連結して、前記各閉空間同士を連続させる別の
閉空間を形成したことを特徴とする。また、本発明に係
る建物の構築方法は、下階ユニットとこの下階ユニット
に対して水平方向にずらして配置された上階ユニットと
縦断面形状凹状縦入り隅部が形成され、前記上階
ユニットとこの上階ユニットの前記縦入り隅部を形成す
る側面と交差する側面側に配置された下階ユニットとで
前記縦入り隅部とは別の縦入り隅部が形成された建物の
構築方法において、前記各縦入り隅部をそれぞれ面状部
材で囲みこのれらの面状部材と前記各縦入り隅部を形成
する前記上下階ユニットとの間でそれぞれ閉空間を形成
し、前記各面状部材同士を別の面状部材で連結して前記
各閉空間同士を連続する別の閉空間を形成したことを特
徴とする さらに、本発明に係る建物の構築方法は、下
階ユニットとこの下階ユニットに対して水平方向にずら
して配置された上階ユニットとで縦断面形状凹状
入り隅部を形成し、この縦入り隅部を形成する前記上下
ユニットの外側表面上に、これらの各ユニットの外側
表面が交差する線と平行、かつ、この線から所定寸法離
れた位置の両側に軸組部材を設け、これらの軸組部材に
面状部材を架け渡して前記縦入り隅部を囲い、この面状
部材と前記各ユニットとで閉空間を形成することを特徴
とする。
【0008】
【作用】このような本発明においては、ユニット建物の
縦断面形状で凹状になる縦入り隅部に、当該入り隅部
を囲うように面状部材を設置して閉空間を形成するた
め、当該縦入り隅部を建物内空間として有効に利用でき
るようになり、北側斜線制限等への対応性が高くなり、
これらにより前記目的が達成される。そして、縦入り隅
横入り隅部とをそれぞれ面状部材で囲って形成され
た閉空間、およびこれらの閉空間同士を、各面状部材を
別の面状部材で連結することにより連続させる別の閉空
間とした場合には、横入り隅部の有効利用が図られるこ
とによって、敷地の事情等により横断面形状(水平断面
形状)に設置制限を受けた場合などでも敷地および空間
の無駄が解消されるうえ、連続する閉空間の有効利用が
図られることによって、横入り隅部および縦入り隅部の
配置に従って生じた空間の無駄も解消される。また、一
つの縦断面における縦入り隅部これと交差する別の縦
断面における別の縦入り隅部とをそれぞれ面状部材で囲
ってそれぞれ閉空間を形成し、これらの閉空間同士を各
面状部材を別の面状部材で連結することにより連続させ
て別の閉空間を形成した場合(後述の図8、図9参照)
においても、上記の場合と同様に、連続する閉空間の有
効利用が図られることによって、縦入り隅部どうしが交
差配置されることにより生じた空間の無駄が解消され
る。さらに、縦入り隅部を形成する各ユニットの外側表
面上に、これらの各ユニットの外側表面が交差する線
平行、かつ、この線から所定寸法離れた位置の両側に軸
組部材を設け、面状部材をこれらの軸組部材にけ渡し
て取り付けるようにした場合には、各ユニットの外側表
面への軸組部材の設置という容易な作業を行うだけで、
面状部材の取り付け支持が確実に実現されるようにな
る。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1において、ユニット式住宅10は、ユニット
構築部11と軸組構築部20とにより構成されている。ユニ
ット構築部11は、ユニット式住宅10の基本部分として構
築されており、一階に三つ、二階に二つの計五つの箱形
ユニット12が配置接合されている。
【0010】軸組構築部20は、ユニット構築部11の形
状、すなわちユニット12の配置状況により生じたユニッ
ト外空間21に形成されている。ユニット外空間21は、横
入り隅部22(横断面形状で凹状になる入り隅部)と
入り隅部23(縦断面形状で凹状になる入り隅部)と、こ
れらの入り隅部の間に位置する入り隅連結部24とにより
構成されている。
【0011】図2において、ユニット外空間21は、面状
部材30により空間を覆い隠すように囲まれており、この
面状部材30は、長方形面状部材31,32 および三角形面状
部材33,34 により構成されている。そして、縦入り隅部
23を面状部材31,34 で囲むことにより閉空間が形成さ
れ、また、横入り隅部22を面状部材31で囲むことにより
閉空間が形成され、さらに、縦入り隅部23と横入り隅部
22との間に位置する入り隅連結部24を面状部材33で囲む
ことにより別の閉空間が形成され、これらの閉空間は連
続している。また、この面状部材30をユニット式住宅10
に固定するために軸組部材40が設けられており、この軸
組部材40は、ユニット12の外壁に沿って設けられた壁付
軸組部材41とユニット外空間21を形成している異なるユ
ニット12の凸状角部どうしを結んだ渡し軸組部材42とに
より構成されている。ここで、壁付軸組部材41のうち、
縦入り隅部23を形成する各ユニット12の外側表面12A 上
に設けられたものであって、これらの各ユニット12の外
側表面12A が交差する線13に平行にかつこの線13の両側
、線13から所定寸法離れて設けられたものには、41A
なる符号を付すものとする。
【0012】このような本実施例においては、以下のよ
うにユニット式住宅10が構築される。先ず、予め工場で
内外装や設備類を組付けられたユニット12を現場におい
て配置接合することによりユニット構築部11を構築す
る。
【0013】すなわち、敷地の事情等に対応させて一階
部分のユニット12を設置し、その上に北側斜線等に対応
させて二階部分のユニット12を設置してユニット構築部
11を構築する。この際、一階部分および二階部分には、
それぞれ横入り隅部22、縦入り隅部23が生じ、さらに二
階部分には、これらを連結する入り隅連結部24が生じ
る。
【0014】次に、現場において面状部材30を軸組部材
40に張り付けてユニット外空間21を覆い隠すくすことに
より軸組構築部20を構築する。すなわち、現場において
各ユニット12のユニット外空間21を形成する外壁面に壁
付軸組部材41を設置し、このユニット外空間21を形成す
る異なるユニット12の凸状角部どうしを結ぶように渡し
軸組部材42を設置する。
【0015】そして、これらの軸組部材40に長方形面状
部材31を図中A方向に張り付けて横入り隅部22に鉛直方
向に立ち上がった三角柱状の空間を形成する。また、同
様に長方形面状部材32および三角形面状部材34をそれぞ
れ図中B,C方向に張り付けて縦入り隅部23に水平方向
に倒れた三角柱状の空間を形成する。さらに、三角形面
状部材33を図中D方向に張り付けて入り隅連結部24に三
角牛乳パック状の四面体空間を形成する(図2参照)。
【0016】このようにしてユニット外空間21は全体と
して完全に閉空間となり、横入り隅部22、縦入り隅部2
3、入り隅連結部24の各々は居室空間となって軸組構築
部20の構築は終了する。以上により、ユニット式住宅10
が構築される。
【0017】このような本実施例によれば、ユニット式
建築のメリットが従来通り生かせるとともに、北側斜線
制限、道路斜線制限あるいは多様な敷地形状に細かく対
応することができる。
【0018】特に、縦入り隅部23に長方形面状部材32、
三角形面状部材34等を張り付けて閉空間を形成したた
め、北側斜線制限等によりユニット12の縦断面形状(鉛
直断面形状)に設置制限を受けた場合などでも空間の無
駄を解消することができ、これらを有効に居室空間等に
利用することができる。
【0019】また、横入り隅部22に長方形面状部材31等
を張り付けて閉空間を形成したため、敷地の事情等によ
りユニット12の横断面形状(水平断面形状)に設置制限
を受けた場合などでも敷地および空間の無駄を解消する
ことができ、これらを有効に居室空間等に利用すること
ができる。
【0020】さらに、入り隅連結部24に三角形面状部材
33等を張り付けて閉空間を形成したため、これによって
も前記横入り隅部22および縦入り隅部23に従って生じた
空間の無駄を解消することができ、これらを有効に居室
空間等に利用することができる。
【0021】また、横入り隅部22、縦入り隅部23、入り
隅連結部24に形成される軸組構築部20は現場において軸
組を行い、面状部材30を張り付けるだけで容易に構築す
ることができる。このため、従来のような特殊な形状の
ユニットは不要となり、部品管理および品質管理が煩雑
になってコストアップになるという不都合を解消でき
る。
【0022】また、逆に敷地あるいは空間が必要になっ
た時、例えば花壇を作ったり、木を植えたい時などに
は、容易に分解除去できる。さらに、面状部材30と軸組
部材40とを分解した状態で輸送を行うので、特殊な形状
のユニットを工場から現場まで輸送する場合等に比べて
嵩張らないため、輸送手段が小型化され、輸送費が軽減
されるうえ、取扱も容易にすることができる。
【0023】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、例えば以下に示すような変形等も本発明に
含まれるものである。例えば、軸組構築部20の軸組の構
成は、前記実施例のような壁付軸組部材41および渡し軸
組部材42による軸組部材40とせずに、例えばX状に軸組
する等、任意であり、要するに面状部材30が図1に示し
た状態に固定されればよい。
【0024】また、前記実施例では、軸組構築部20は軸
組部材40を設けることにより面状部材30を張り付けて構
築されているが、壁付軸組部材41はユニット12のユニッ
ト外空間21を形成する外壁面に面状部材30の端部を固定
するための溝あるいはブラケット等を設けるなどの方法
を取ればなくてもよく、渡し軸組部材42も面状部材30に
ある程度強度が備わっていればなくてもよい。
【0025】そして、前記実施例では、横入り隅部22、
縦入り隅部23、入り隅連結部24が全て面状部材30により
囲まれて軸組構築部20となっているが、本発明は縦入り
隅部23を囲うということであり、他の横入り隅部22、入
り隅連結部24を囲うことは任意であるので、図3に示す
例のように縦入り隅部23のみを面状部材30で囲い軸組構
築部20としてもよい。
【0026】さらに、前記実施例では、入り隅連結部24
は一枚の三角形面状部材33により覆われているが、図4
に示す例のように、二枚の三角形面状部材33A,33B によ
り覆われていてもよく、あるいはこの場合、長方形面状
部材32と三角形面状部材33Aまたは長方形面状部材31と
三角形面状部材33B は一枚の台形面状部材であってもよ
い。
【0027】また、前記実施例の長方形面状部材31に開
口部を設けておくことにより、横入り隅部22を外部から
出し入れする物置等に利用することができ、逆にユニッ
ト12のユニット外空間21を形成する外壁面に開口部を設
けておけば横入り隅部22は居室空間あるいは内部から出
し入れを行う押入れ等に利用することができる。さら
に、前記実施例の長方形面状部材31, 32、三角形面状部
材33, 34に窓等を設けておく、あるいは全てこれらを硝
子張りにしておくことで採光のよい居室空間等を得るこ
とができる。
【0028】また、図5に示す例のように、ユニット式
住宅10が高層である場合などには、、複数階に跨がり連
続して縦入り隅部23が形成されることがあり、このよう
な場合には、面状部材30を連続して設置すればよい。そ
して、同図に示す例のように複数のユニット12に跨がり
水平方向に縦入り隅部23が連続して形成される場合に
は、これに対応させて連続して面状部材30を設置すれば
よい。
【0029】さらに、ユニット式住宅10に複数の縦入り
隅部23が連続してではなく形成されている場合、あるい
は図6に示す例のように、一部の縦入り隅部23を例えば
バルコニー等に利用する場合などには、連続しない各々
の縦入り隅部23に面状部材30を設置すればよい。
【0030】また、図7に示す例のように、平面的ある
いは鉛直面的に複数のユニット12に跨がって形成された
縦入り隅部23を一括して囲うようにして面状部材30を設
置し、軸組構築部20を構築してもよく、そうすることで
広い空間を作ることができる。
【0031】さらに、前記実施例の長方形面状部材31,
32および三角形面状部材33, 34の各々あるいは他の変形
例の面状部材30の各々は一枚の板等により構成されてい
る必要はなく、適宜分割してもよく、特に、図7に示し
た例のように面状部材30が大きい場合には分割すること
が有効であり、要するに設置後の状態が前記各実施例に
示されるような面状に形成され、軸組部材40がそれに対
応した状態に設置されていればよい。
【0032】また、図8に示す例のように、縦入り隅部
23どうしが連結する、あるいは縦入り隅部23どうしの連
結に加えて横入り隅部22も連結して入り隅連結部24が形
成される場合があるが、この場合には、三角形面状部材
35を設置することにより閉空間を形成すればよい。
【0033】そして、前記実施例では、長方形面状部材
32(図1参照)はユニット12の長辺どうしを結んでいる
が、図8の長方形面状部材36のようにユニット12の短辺
どうしを結んで閉空間を形成してもよい。さらに、図8
では、横入り隅部22を長方形面状部材37等により囲って
いるが、この部分にはユニット12が設置されていてもよ
い。
【0034】また、図9に示す例のように、台形面状部
材38を用いて、縦入り隅部23およびその連結部である入
り隅連結部24を囲うようにしてもよい。そして、同図の
場合、台形面状部材38は、長方形の面状部材30と三角形
の面状部材30に分割してもよい。
【0035】さらに、軸組構築部20は、北側斜線制限等
に対応した縦入り隅部23だけに限らず、例えば、図10
に示す例のような縦入り隅部23に構築してもよい。
【0036】また、図11に示す例のように、僅かな空
間が確保できればいい場合などには、面状部材30は、ユ
ニット外空間21を形成する異なるユニット12の凸状角部
どうしを結ぶ必要ははなく、ユニット外空間21を形成す
るユニット12の外壁面の中間部分に面状部材30の端縁を
接合するようにしてもよい。
【0037】さらに、面状部材30は、平面状の部材であ
る必要はなく、湾曲した部材等であってもよく、要する
に縦入り隅部23等のユニット外空間21に閉空間が形成で
きればよい。
【0038】また、面状部材30の材質は、木材、金属
材、ガラス、無機材質等任意に選択してよく、要するに
横入り隅部22、縦入り隅部23、入り隅連結部24の用途、
あるいは軸組部材40の有無による必要強度を満たしてい
ればよい。さらに、軸組部材40の材質は、木材、金属材
等任意であり、要するに面状部材30を確実に支持する強
度を有していればよい。
【0039】
【発明の効果】以上に述べたように本発明によれば、ユ
ニット建物の縦断面形状で凹状になる入り隅部を囲う
ように面状部材を設置して閉空間を形成するため、当該
入り隅部を有効に居室空間等に利用することができ、
ユニット式建築のメリットが従来通り生かせるととも
に、北側斜線制限等への対応性が高くなり空間の無駄を
解消することができる。そして、縦入り隅部横入り隅
とをそれぞれ面状部材で囲って形成された閉空間、お
よびこれらの閉空間同士を、各面状部材を別の面状部材
で連結することにより連続させる別の閉空間とした場合
には、敷地の事情等への対応性が高くなるなど、空間の
無駄をより一層解消できる。また、縦入り隅部どうしを
それぞれ面状部材で囲ってそれぞれ閉空間を形成し、こ
れらの閉空間同士を各面状部材を別の面状部材で連結す
ることにより連続させて別の閉空間を形成した場合に
も、空間の無駄をより一層解消できる。さらに、縦入り
隅部を形成する各ユニットの外側表面上に、これらの各
ユニットの外側表面が交差する線と平行、かつ、この線
から所定寸法離れた位置の両側に軸組部材を設け、面状
部材をこれらの軸組部材に掛け渡して取り付けるように
した場合には、容易な作業で、かつ確実に面状部材の取
り付け支持を実現できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図。
【図2】前記実施例を示す分解斜視図。
【図3】本発明の変形例を示す斜視図。
【図4】本発明の変形例を示す斜視図。
【図5】本発明の変形例を示す斜視図。
【図6】本発明の変形例を示す斜視図。
【図7】本発明の変形例を示す斜視図。
【図8】本発明の変形例を示す斜視図。
【図9】本発明の変形例を示す斜視図。
【図10】本発明の変形例を示す斜視図。
【図11】本発明の変形例を示す斜視図。
【符号の説明】
10 ユニット式住宅 11 ユニット構築部 12 ユニット12A ユニットの外側表面 13 各ユニットの外側表面が交差する線 20 軸組構築部 21 ユニット外空間 22 横入り隅部 23 縦入り隅部 24 入り隅連結部 30 面状部材 31,32,36,37 長方形面状部材 33,33A,33B,34,35 三角形面状部材 38 台形面状部材 40 軸組部材 41 壁付軸組部材41A 各ユニットの外側表面が交差する線に平行にかつこ
の線の両側に設けられた軸組部材 42 渡し軸組部材

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下階ユニットとこの下階ユニットに対し
    て水平方向にずらして配置された上階ユニットとで縦断
    面形状凹状縦入り隅部が形成され、前記下階ユニッ
    トとこの下階ユニットに対して水平方向にずらして配置
    された別の下階ユニットとで横断面形状凹状横入り
    隅部が形成された建物の構築方法において、前記縦入り
    隅部を面状部材みこの面状部材と前記縦入り隅部を形成
    する前記上下階ユニットとの間で閉空間を形成し、前記
    横入り隅部を面状部材で囲みこの面状部材と前記横入り
    隅部を形成する前記各下階ユニットとの間で閉空間を形
    成し、前記各面状部材同士をこれらの面状部材とは別の
    面状部材で連結して、前記各閉空間同士を連続させる別
    の閉空間を形成したことを特徴とする建物の構築方法。
  2. 【請求項2】 下階ユニットとこの下階ユニットに対し
    て水平方向にずらして配置された上階ユニットとで縦断
    面形状凹状縦入り隅部が形成され、前記上階ユニッ
    トとこの上階ユニットの前記縦入り隅部を形成する側面
    と交差する側面側に配置された下階ユニットとで前記縦
    入り隅部とは別の縦入り隅部が形成された建物の構築方
    法において、前記各縦入り隅部をそれぞれ面状部材で囲
    みこのれらの面状部材と前記各縦入り隅部を形成する前
    記上下階ユニットとの間でそれぞれ閉空間を形成し、前
    記各面状部材同士を別の面状部材で連結して前記各閉空
    間同士を連続する別の閉空間を形成したことを特徴とす
    る建物の構築方法。
  3. 【請求項3】 下階ユニットとこの下階ユニットに対し
    て水平方向にずらて配置された上階ユニットとで縦断
    面形状凹状縦入り隅部を形成し、この縦入り隅部を
    形成する前記上下階ユニットの外側表面上に、これらの
    各ユニットの外側表面が交差する線と平行、かつ、この
    線から所定寸法離れた位置の両側に軸組部材を設け、こ
    れらの軸組部材に面状部材を架け渡して前記縦入り隅部
    を囲い、この面状部材と前記各ユニットとで閉空間を形
    成することを特徴とする建物の構築方法。
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