JP2634539B2 - 座席装置 - Google Patents

座席装置

Info

Publication number
JP2634539B2
JP2634539B2 JP25555492A JP25555492A JP2634539B2 JP 2634539 B2 JP2634539 B2 JP 2634539B2 JP 25555492 A JP25555492 A JP 25555492A JP 25555492 A JP25555492 A JP 25555492A JP 2634539 B2 JP2634539 B2 JP 2634539B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
upper back
adjustment
thorax
driver
shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP25555492A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0672207A (ja
Inventor
宜明 江塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IKEDA BUTSUSAN KK
Original Assignee
IKEDA BUTSUSAN KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IKEDA BUTSUSAN KK filed Critical IKEDA BUTSUSAN KK
Priority to JP25555492A priority Critical patent/JP2634539B2/ja
Publication of JPH0672207A publication Critical patent/JPH0672207A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2634539B2 publication Critical patent/JP2634539B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/02Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable
    • B60N2/22Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the back-rest being adjustable
    • B60N2/2222Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the back-rest being adjustable the back-rest having two or more parts
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/64Back-rests or cushions
    • B60N2/643Back-rests or cushions shape of the back-rests
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2205/00General mechanical or structural details
    • B60N2205/30Seat or seat parts characterised by comprising plural parts or pieces

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の運転者の脊椎
に負担をかけないソーラックスサポート姿勢に調整可能
な座席装置に関する。
【0002】
【従来の技術】着席者に快適な着座感を与えるための座
席の形状については従来多くの研究がなされている。図
6に示すように、直立しているときの人Mの背中は腰の
上後部が中に入ったいわゆるS字形をしている。この姿
勢を保つのが一番自然で背骨に無理がかからないと考
え、図7に示すように、座席1に腰の後ろを前に押し込
むように保持するランバーサポート2を設けるものが一
般的であり、しかも、それだけが快適さを生み疲労も少
ないものと信じられていた。
【0003】そして、このような考え方を基本にしたう
えで、着席者の姿勢にできるだけの自由度を与えようと
して、例えば、特開昭59−168816号公報,実開
昭62−159764号公報などの各種の座席装置が提
案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、発明者
らの研究によれば、このような従来の技術は、単に着座
しているだけの静的な観察に偏した理論であって、着座
している運転者が自動車を運転するような動的な状況に
対しては必ずしも適応できるものではないことが判明し
た。
【0005】すなわち、運転者はハンドルホイールを掴
んで操作する関係上、図8において矢印で示すように上
体を起すのが一般的であり、そうすると運転者はいわゆ
る猫背になり、腰を固定したままで猫背になると腹部が
圧迫されて苦しいので、尻を前に出すいわゆる尻ずれ現
象が生じて、尻の後ろがシートバックから離れてしま
い、ランバーサポート2に対してはかえって体が強く当
りすぎて背骨を圧迫することになるという不具合があっ
た。
【0006】このように、直立しているときの人Mの背
中をS字形に保とうとする前記理論では、運転者の場
合、かえって体が支持されず不安定になったり、従来か
らあるランバーサポートが逆効果になったりして、背骨
を自然な状態で支持し安定した着座感を得たうえで運転
をすることができず、長時間の運転では疲れやすいとい
う問題点があった。
【0007】本発明は、このような従来の技術が有する
問題点に着目してなされたもので、運転者が長時間着座
して運転操作をするような場合でも、背骨に無理がかか
らず、安定した着座感があって疲れにくい座席装置を提
供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】発明者らの研究調査によ
れば、運転者が長時間にわたり運転姿勢を取るような場
合背中を丸め、尻を前に少しずらした姿勢が最も背骨に
無理がかからず自然であるという検証が得られている。
すなわち、着座感は人により相違するとともに、時間的
な要因もあり、最初に快適でもその快適性が持続すると
は限らず、長時間の運転ということを条件とした場合、
前記旧理論では運転者は必ずしも快適ではなく、不自然
な姿勢が長時間続くことにより疲労を蓄積するものであ
る。
【0009】そこで、運転者はどのような姿勢が自然で
背骨に無理がかからないかを研究した結果、着座者の脊
椎の曲線を示す図4に示すように、ヒップポイントCが
図示した位置にある場合、上部では範囲Aに示すように
上体を起して猫背になり、下部では範囲Bに示すように
尻を前に出しずらした状態が快適であり、この状態にな
るように人Mを図5のように保持するのが最も疲労しに
くい姿勢であるとの結論を得、この状態をソーラックス
サポート姿勢と呼ぶことにした。
【0010】なお、図4に示す着座者の脊椎の曲線は、
最も一般的に使用される確率の高い角度のシートバック
の角度線Dの場合を示し、ハッチして示した範囲A,B
はソーラックスサポート姿勢の範囲を示している。縦
軸,横軸の目盛りは50mmである。この曲線はもっとも
使われやすいシートバックの角度での曲線を示してい
る。
【0011】実際の使用状態では、シートバックの角度
は垂直から20度〜45度程度の範囲で使用され、図4
の状態よりシートバックが倒れた場合、ソーラックスサ
ポート姿勢の範囲は、上部ではより起き上がった状態に
なり、下部ではより突出した状態になり、図4の状態よ
りシートバックが起きた場合はこの逆となる。
【0012】かかる結論に依り、前記目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、自動車の運転者の脊
椎に負担を与えないソーラックスサポート姿勢に調整可
能な座席装置であって、シートバック(10)のクッシ
ョン体(10a)の背当り部(10b)は、運転者の背
中の上部が当接するアッパバック部(11)と、運転者
の尻の後ろに対応したロアバック部(13)と、前記ア
ッパバック部(11)とロアバック部(13)との間の
センタバック部(12)とから成り、前記クッション体
(10a)を支持するバックフレーム(20)に、クッ
ション体(10a)を変位させるソーラックス調節機構
(30)を設け、該ソーラックス調節機構(30)は、
前記アッパバック部(11)に対応させて設けた上背調
節部(40)と、前記ロアバック部(13)に対応させ
て設けた尻調節部(50)と、駆動部(60)とより成
り、前記上背調節部(40)は、前記バックフレーム
(20)の上部に、前記アッパバック部(11)をソー
ラックスサポート姿勢にさせる位置に傾動させる上背調
節軸(41)を横架して枢着するとともに、該バックフ
レーム(20)の中間部に上背伝達軸(45)を横架し
て枢着し、該バックフレーム(20)の側部で、該上背
調節軸(41)と上背伝達軸(45)とにそれぞれプー
リー(42,46)を固着して、両プーリー(42,4
6)の間に巻掛輪帯(48)を回動伝達可能に掛装して
成り、前記尻調節部(50)は、前記バックフレーム
(20)の下部に、前記ロアバック部(13)をソーラ
ックスサポート姿勢にさせる位置に傾動させる尻調節軸
(51)を横架して枢着するとともに、該バックフレー
ム(20)の中間部に尻伝達軸(55)を横架して枢着
し、該バックフレーム(20)の側部で、該尻調節軸
(51)と尻伝達軸(55)とにそれぞれプーリー(5
2,53)を固着して、両プーリー(52,53)の間
に巻掛輪帯(58)を回動伝達可能に掛装して成り、前
記駆動部(60)は、前記上背伝達軸(45)と前記尻
伝達軸(55)とにそれぞれ歯車(61,62)を固設
して前記アッパバック部(11)とロアバック部(1
3)とが連動してソーラックスサポート姿勢に変位する
よう噛合させ、いずれか一方の歯車を回転させる回転入
力部材(65)とを有して成ることを特徴とする座席装
置に存する。
【0013】
【作用】自動車の運転者は、ソーラックス調節機構(3
0)を操作しシートバック(10)を変位させてソーラ
ックスサポート姿勢に調整し、アッパバック部(11)
およびロアバック部(13)をそれぞれ当該状態に保持
し、長時間座っても脊椎に負担をかけず疲労しにくい着
座感を得ることができる。
【0014】ソーラックスサポート姿勢にするには、出
力部材(45)を回動させて行なう。尻調節軸(51)
が回動すると歯車(61,62)のいずれかが回転駆動
され、歯車(61,62)が同調して回動し、上背伝達
軸(45)と尻伝達軸(55)とが回転し、上背伝達軸
(45)と尻伝達軸(55)に固設されたプーリ(4
6,56)も回転する。
【0015】この回転によりプーリ(46,56)と上
背調節軸(41)および尻調節軸(51)に固着されて
いるプーリ(42,52)との間に掛装された巻掛輪帯
(48,58)が駆動され、プーリ(42,52)によ
り上背調節軸(41)および尻調節軸(51)が回動さ
れる。
【0016】運転者の背中の上部が当接するアッパバッ
ク部(11)に対応する上背調節部(40)では、上背
調節軸(41)が揺動してアッパバック部(11)が直
接あるいは間接的に進退され、ソーラックスサポート姿
勢では、アッパバック部(11)の背当り面がセンタバ
ック部(12)より相対的に前に出るよう変位し、運転
時に少し起きる運転者の状態を保持する状態になる。
【0017】運転者の尻の後ろに対応したロアバック部
(13)に対応して設けた尻調節部(50)でも、尻調
節軸(51)が揺動してロアバック部(13)が変位
し、運転者の尻を後方から保持するソーラックスサポー
ト姿勢にさせる。
【0018】上背調節軸(41)および尻調節軸(5
1)が揺動不能に拘束されることによりクッション体
(10a)の背当り部(10b)は当該状態を保持し、
運転しないときは背当り部(10b)を平にして使用す
ることもでき、前記のようにクッション体(10a)が
運転者の脊椎に負担をかけないソーラックスサポート姿
勢で疲労少なく快適に着座して自動車を運転することも
できる。
【0019】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の一実施例を説明
する。図1〜図3は本発明の一実施例を示している。図
1に示すように、座席装置は、シートバック10のクッ
ション体10aを支持するバックフレーム20にソーラ
ックス調節機構30を設け、このソーラックス調節機構
30によって、自動車の運転者の脊椎に負担をかけない
図4及び図5に示したソーラックスサポート姿勢に調整
可能なものである。バックフレーム20は、両側のサイ
ド部21,21を有して成る。
【0020】クッション体10aは、運転者の背中の上
部が当接するアッパバック部11と、運転者の尻の後ろ
に対応したロアバック部13と、アッパバック部11と
ロアバック部13との間のセンタバック部12とから成
る背当り部10bと、両側の体側保持部10cとより成
る。クッション体10aは、例えばウレタンフォーム等
から一体的に発泡成形され、あるいは別体を組み合わせ
たものである。
【0021】クッション体10aを支持するバックフレ
ーム20に、クッション体10aを変位させる前記ソー
ラックス調節機構30が設けられ、ソーラックス調節機
構30は、アッパバック部11に対応させて設けた上背
調節部40と、ロアバック部13に対応させて設けた尻
調節部50と、駆動部60とより成る。
【0022】上背調節部40は次のように構成されてい
る。バックフレーム20の上部に、アッパバック部11
をソーラックスサポート姿勢にさせる位置に傾動させる
上背調節軸41がバックフレーム20のサイド部21,
21間に横架して枢着されている。上背調節軸41は、
アッパバック部11を後方から押す上背サポート部材4
3に固着されている。バックフレーム20の中間部に上
背伝達軸45がバックフレーム20のサイド部21に横
架して枢着されている。
【0023】バックフレーム20の側部のサイド部21
内で、上背調節軸41と上背伝達軸45とにそれぞれ歯
付のプーリー42,46が固着され、両プーリー42,
46の間にプーリー42,46の歯に噛合する内歯を有
するタイミングベルトである巻掛輪帯48が回動伝達可
能に掛装されている。
【0024】上背サポート部材43は、上背調節軸41
を中心にして、その上端縁が前方に傾動可能に設けられ
ており、その傾動によりクッション体10aの背当り部
10bのアッパバック部11を前方へ膨出するよう変位
させて、ソーラックスサポート姿勢にさせるものであ
る。この場合、上背サポート部材43の傾動角度の範囲
は、図4及び図5に示したソーラックスサポート姿勢を
形成するように設定されることが好ましい。
【0025】尻調節部50は次のように構成されてい
る。尻調節部50は、バックフレーム20の下部に、ロ
アバック部13をソーラックスサポート姿勢にさせる位
置に傾動させる尻調節軸51がバックフレーム20のサ
イド部21,21間に横架して枢着されている。上背調
節軸41は、アッパバック部11を後方から押す尻サポ
ート部材53に固着されている。バックフレーム20の
中間部で上背調節部40の上背伝達軸45の下方に尻伝
達軸55がバックフレーム20のサイド部21に横架し
て枢着されている。
【0026】バックフレーム20の側部のサイド部21
内で、尻調節軸51と尻伝達軸55とにそれぞれ歯付の
プーリー52,53が固着され、両プーリー52,53
の間にプーリー52,56の歯に噛合する内歯を有する
タイミングベルトである巻掛輪帯58が回動伝達可能に
掛装されている。
【0027】尻サポート部材53は、尻調節軸51の基
端部を中心にしてその下端縁が前方に傾動可能に設けら
れており、その傾動とともに、クッション体10aの背
当り部10bのロアバック部13を前方へ膨出するよう
変位させて、ソーラックスサポート姿勢にさせるもので
ある。この場合、尻サポート部材53の傾動角度の範囲
は、上背サポート部材43と同様に図4及び図5に示し
たソーラックスサポート姿勢を形成するように設定され
ることが好ましい。
【0028】駆動部60は次のように構成されている。
バックフレーム20のサイド部21内で上背伝達軸45
と尻伝達軸55とにそれぞれ歯車61,62が固設さ
れ、歯車61,62とは、歯数比がアッパバック部11
とロアバック部13とが連動してソーラックスサポート
姿勢に変位するよう設定して噛合されている。歯車62
の枢軸は回転入力部材65をなしており、回転入力部材
65を動力で回動するようにしてもよいが、実施例で
は、制動機構66を介して操作軸67が延び、操作軸6
7の端に取手68が固設されている。取手68の外周に
は角度目盛り68aが付され、クッション体10aの側
面に付された指標68bにより背当り部10bの状態な
かんずくソーラックスサポート姿勢になったことを知る
ことができるようになっている。
【0029】次に作用を説明する。
【0030】自動車の運転者は、ソーラックス調節機構
30を操作しシートバック10を変位させてソーラック
スサポート姿勢に調整し、上背サポート部材43及び尻
サポート部材53をそれぞれ当状態に保持し、長時間座
っても脊椎に負担をかけず疲労しにくい着座感を得るこ
とができる。
【0031】ソーラックスサポート姿勢にするには、出
力部材45を回動させて行なう。制動機構66は回転入
力部材65側からの回転力は抑えるが操作軸67側から
の回転に対しては抵抗とならないので、取手68を持っ
て回すと操作軸67が回動し上背伝達軸45が回動さ
れ、それにより尻調節軸51が回転する。尻調節軸51
が回動すると歯車62が回転駆動され、歯車61が同調
して回動し、上背伝達軸45と尻伝達軸55とが回転
し、上背伝達軸45と尻伝達軸55に固設されたプーリ
46,56も回転する。
【0032】この回転によりプーリ46,56と上背調
節軸41および尻調節軸51に固着されているプーリ4
2,52との間に掛装された巻掛輪帯48,58が駆動
され、プーリ42,52により上背調節軸41および尻
調節軸51が回動される。
【0033】運転者の背中の上部が当接するアッパバッ
ク部11に対応する上背調節部40では、上背調節軸4
1が揺動して上背サポート部材43が傾動し、アッパバ
ック部11が後ろから押されて進退され、ソーラックス
サポート姿勢では、アッパバック部11の背当り面がセ
ンタバック部12より相対的に前に出るよう変位し、運
転時に少し起きる運転者の状態を保持する状態になる。
【0034】運転者の尻の後ろに対応したロアバック部
13に対応して設けた尻調節部50でも、尻調節軸51
が揺動して尻サポート部材53が傾動し、ロアバック部
13を押して運転者の尻を後方から保持するソーラック
スサポート姿勢にさせる。
【0035】取手68の外周の角度目盛り68aをクッ
ション体10aの側面の指標68bにより読み取れば背
当り部10bの状態を知ることができ、所定の値のソー
ラックスサポート姿勢になったことを知ることができ
る。
【0036】上背調節軸41および尻調節軸51は制動
機構66で揺動不能に拘束されており、クッション体1
0aの背当り部10bは当該状態を保持する。運転しな
いときは背当り部10bを平にして使用することもで
き、前記のようにクッション体10aが運転者の脊椎に
負担をかけないソーラックスサポート姿勢で疲労少なく
快適に着座して自動車を運転することもできる。
【0037】なお、上記実施例では、上背サポート部材
43,尻サポート部材53によりアッパバック部11,
ロアバック部13を後方から押して間接的にアッパバッ
ク部11,ロアバック部13が変位するようにしたが、
上背調節軸41,尻調節軸51を直接にアッパバック部
11,ロアバック部13に固着して変位させるようにし
てもよい。ソーラックスサポート姿勢を知るために目盛
りや指標を設けたが、センサを用いてもよく、電動にす
るような場合はエンコーダ等により電気回路で制御する
ようにしてもよい。
【0038】
【発明の効果】本発明に係る座席装置によれば、上背調
節軸と尻調節軸とを連動させることにより、アッパバッ
ク部とロアバアク部とが同調してソーラックスサポート
姿勢を取ることができるようにしたから、自動車の運転
者が長時間座っても疲労が蓄積しないソーラックスサポ
ート姿勢に簡易に調整することができ、運転者の脊椎に
負担をかけないソーラックスサポート姿勢で快適に着座
して自動車を運転することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る座席装置を示す要部を
省略した分解斜視図である。
【図2】本発明の一実施例に係る座席装置の動作状態を
示す側面作用説明図である。
【図3】本発明の一実施例に係る座席装置の駆動部の縦
断面図である。
【図4】ソーラックスサポート姿勢を説明するための線
図である。
【図5】ソーラックスサポート姿勢の着座状態を示す説
明図である。
【図6】直立姿勢における人体の脊椎の状態を示す説明
図である。
【図7】従来の座席装置におけるサポート姿勢を示す説
明図である。
【図8】従来の座席装置におけるサポート姿勢を示す説
明図である。
【符号の説明】
10…シートバック 10a…クッション体 10b…背当り部 11…アッパバック部 12…センタバック部 13…ロアバック部 20…バックフレーム 21…サイド部 30…ソーラックス調節機構 40…上背調節部 41…上背調節軸 42,46…プーリー 45…上背伝達軸 48…巻掛輪帯 50…尻調節部 51…尻調節軸 52,56…プーリー 55…尻伝達軸 58…巻掛輪帯 60…駆動部 61,62…歯車 65…回転入力部材 66…制動機構 68…取手 68a…角度目盛り 68b…指標

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車の運転者の脊椎に負担をかけないソ
    ーラックスサポート姿勢に調整可能な座席装置であっ
    て、 シートバックのクッション体の背当り部は、運転者の背
    中の上部が当接するアッパバック部と、運転者の尻の後
    ろに対応したロアバック部と、前記アッパバック部とロ
    アバック部との間のセンタバック部とから成り、 前記クッション体を支持するバックフレームに、クッシ
    ョン体を変位させるソーラックス調節機構を設け、該ソ
    ーラックス調節機構は、前記アッパバック部に対応させ
    て設けた上背調節部と、前記ロアバック部に対応させて
    設けた尻調節部と、駆動部とより成り、 前記上背調節部は、前記バックフレームの上部に、前記
    アッパバック部をソーラックスサポート姿勢にさせる位
    置に傾動させる上背調節軸を横架して枢着するととも
    に、該バックフレームの中間部に上背伝達軸を横架して
    枢着し、該バックフレームの側部で、該上背調節軸と上
    背伝達軸とにそれぞれプーリーを固着して、両プーリー
    の間に巻掛輪帯を回動伝達可能に掛装して成り、 前記尻調節部は、前記バックフレームの下部に、前記ロ
    アバック部をソーラックスサポート姿勢にさせる位置に
    傾動させる尻調節軸を横架して枢着するとともに、該バ
    ックフレームの中間部に尻伝達軸を横架して枢着し、該
    バックフレームの側部で、該尻調節軸と尻伝達軸とにそ
    れぞれプーリーを固着して、両プーリーの間に巻掛輪帯
    を回動伝達可能に掛装して成り、 前記駆動部は、前記上背伝達軸と前記尻伝達軸とにそれ
    ぞれ歯車を固設して前記アッパバック部とロアバック部
    とがソーラックスサポート姿勢に連動して変位するよう
    噛合させ、いずれか一方の歯車を回転させる回転入力部
    材とを有して成ることを特徴とする座席装置。
JP25555492A 1992-08-31 1992-08-31 座席装置 Expired - Lifetime JP2634539B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25555492A JP2634539B2 (ja) 1992-08-31 1992-08-31 座席装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25555492A JP2634539B2 (ja) 1992-08-31 1992-08-31 座席装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0672207A JPH0672207A (ja) 1994-03-15
JP2634539B2 true JP2634539B2 (ja) 1997-07-30

Family

ID=17280340

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25555492A Expired - Lifetime JP2634539B2 (ja) 1992-08-31 1992-08-31 座席装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2634539B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102007004767A1 (de) * 2007-01-31 2008-08-07 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Rückenlehne für einen Fahrzeugsitz mit neigungsverstellbarem Lehnenkopf
CN104890553B (zh) * 2015-06-29 2018-04-17 厦门理工学院 一种可变换形状的汽车座椅靠背骨架

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0672207A (ja) 1994-03-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2634539B2 (ja) 座席装置
JP2634540B2 (ja) 座席装置
JP2633780B2 (ja) 座席装置
JP2633787B2 (ja) 座席装置
JP3012765B2 (ja) 座席装置
JP2633779B2 (ja) 座席装置
JP2664597B2 (ja) 座席装置
JP2634541B2 (ja) 座席装置
JP2633777B2 (ja) 座席装置
JP2664602B2 (ja) 座席装置
JP2584939B2 (ja) 座席装置
JP2664601B2 (ja) 座席装置
JP2683480B2 (ja) 座席装置
JP2634542B2 (ja) 座席装置
JPS58170638A (ja) 腰椎支持調節装置
JP2664600B2 (ja) 座席装置
JP2633778B2 (ja) 座席装置
JP2664598B2 (ja) 座席装置
JP2664603B2 (ja) 座席装置
JP2677502B2 (ja) 座席装置
JP2664599B2 (ja) 座席装置
JPH0672213A (ja) 座席装置
JP2634538B2 (ja) 座席装置
JP2664604B2 (ja) 座席装置
JPH0672205A (ja) 座席装置