JP2634472B2 - トラクター用変速装置 - Google Patents

トラクター用変速装置

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JP2634472B2
JP2634472B2 JP2026331A JP2633190A JP2634472B2 JP 2634472 B2 JP2634472 B2 JP 2634472B2 JP 2026331 A JP2026331 A JP 2026331A JP 2633190 A JP2633190 A JP 2633190A JP 2634472 B2 JP2634472 B2 JP 2634472B2
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gear
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clutch
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power
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博計 榎本
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FUJI TETSUKOSHO KK
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、トラクター用変速装置に関し、特に、軸方
向の長さを短縮化したトラクター用変速装置に関する。
[従来の技術] 従来、トラクター用変速装置として、第5図に示す構
造のものがあった。
即ち、第5図において、1はエンジンからの動力回転
が入力される第一軸、2は軸中心に沿って形成された中
空部内に第一軸1が貫通することによって第一軸1に対
して回転自在な第二軸、更に、3,4,5は第一軸1及び第
二軸2に対して平行に配置された第三軸と第四軸及び第
五軸である。
第一軸1にはオイルポンプOPを駆動するためのギアg1
が一体に設けられると共に、第一軸1と第二軸2の間に
遊星歯車機構及びクラッチ機構から成る変速機構が設け
られている。即ち、第一軸1には第一クラッチK1及び第
二クラッチK2に一体に固着されたサンギアg2が設けら
れ、サンギアg2は第一軸1に支持された第一のプラネタ
リギアg3に噛合すると共に、第一のプラネタリギアg3と
一体に回転する小径の第二プラネタリギアg4が設けられ
ている。g5はリングギアであり、第二軸2に設けられた
第三クラッチK3の一側に形成され且つ第二のプラネタリ
ギアg4と噛合している。
そして、第二クラッチK2を接続状態に切り換えること
によってボディに固定すると同時に、第一クラッチK1を
開放状態にすると、第一軸1の回転が第二のプラネタリ
ギアg4及びリングギアg5を介してクラッチK3に伝達さ
れ、この状態でクラッチK3を接続状態に切り換えること
によって、所定の速比でもって第二軸2を回転駆動す
る。
又、第一クラッチK1を接続状態、第二クラッチK2を開
放状態に切り換えると、第一軸1の回転がサンギアg2を
介してプラネタリギアg3,g4及びリングギアg5とクラッ
チK3に伝達し、この状態でクラッチK3を接続状態に切り
換えることによって、これらのギアによる減速比でもっ
て第二軸2を回転駆動する。
更に、第二軸2には、ギアg6〜g9が設けられ、クラッ
チ機構K4,K5に設けられたクラッチスリーブS1、S2を操
作することによって、選択的に第二軸2の回転をこれら
のギアg6〜g9に伝達する。
第三軸3には、ギアg6と噛合するギアg10、ギアg7と
噛合するギアg11、ギアg8と噛合するギアg12、リバース
ギアg20を介してギアg9と噛合するギアg13が設けられ、
クラッチ機構K4,K5による切り換え操作及びギア比に応
じて第三軸3を回転させる。
第四軸4には、ギアg10と噛合するギアg14、ギアg11
と噛合するギアg15、ギアg12と噛合するギアg16、ギアg
13と噛合するギアg17が設けられ、第四軸4に設けられ
たクラッチ機構K6,K7のクラッチスリーブS3,S4を操作す
ることによって、選択的なギア比でもって第四軸4を回
転させる。
第五軸5には、ギアg14と噛合するギアg18、ギアg15
と噛合するギアg19が一体に設けられ、クラッチ機構K6,
K7のクラッチスリーブS3,S4を操作することによって、
選択的なギア比でもって第五軸5を回転させる。
このように、夫々のクラッチを切り換え操作すること
によって、前進12段、後進4段の変速作用を得て、第一
軸1の駆動力を車輪側の第五軸5へ伝達させる。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、このような構成を有する従来のトラク
ター用変速装置にあっては、第一軸に多数の変速用ギア
を直列に設けるので軸方向の寸法が長くなり、その結
果、トラクターへの装着性が悪い等の問題があった。
本発明はこのような課題に鑑みて成されたものであ
り、軸方向の寸法を短縮化したトラクター用変速装置を
提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] このような目的を達成するために本発明は、第一軸か
ら動力を車輪側に取り出す第五軸10,20,30,40,50までの
5軸を平行に備え、第一軸10には、マスタークラッチC3
を介して動力が伝達されるギアG5を設け、第二軸20に
は、ギアG5に噛合するギアG6を一体に固着し、第三軸30
には、ギアG6に噛合するギアG7を一体に固着すると共
に、クラッチの切り換えによって夫々独立に第三軸30の
回転が伝達されるギアG8,G9,G10,G11を設け、第四軸40
には、ギアG12及びG17を固着すると共に、ギアG8に噛合
するギアG13、ギアG9に噛合するギアG14、ギアG10にリ
バースギアG22を介して噛合するギアG15、ギアG11に噛
合するギアG16を夫々固着し、第五軸50には、ギアG12に
噛合すると共にクラッチの切り換え操作によってギアG1
2の動力を第五軸50に伝達させるギアG18、ギアG14に噛
合すると共にクラッチの切り換え操作によってギアG14
の動力を第五軸50に伝達させるギアG19、ギアG15に噛合
すると共にクラッチの切り換え操作によってギアG15の
動力を第五軸50に伝達させるギアG20、ギアG17に噛合す
ると共にクラッチの切り換え操作によってギアG17の動
力を第五軸50に伝達させるギアG21を設け、 上記クラッチの切り換え操作を行なうことによって、
上記噛合関係にある各ギアのギア比による変速を行なう
構成とした。
[作用] このような構成を有する本発明のトラクター用変速装
置にあっては、各軸に設けられるギアの数を低減してい
るので、軸方向の寸法を短くすることができ、装置のコ
ンパクト化が可能となる。そして、このコンパクト化の
結果としてトラクターへの装着性の向上を図ることがで
きる。
[実施例] 以下、本発明によるトラクター用変速装置の一実施例
を図面と共に説明する。
まず構成を説明すると、第1図において、10はエンジ
ンからの動力回転が入力される第一軸、20,30,40,50は
第一軸10に対して平行に配置された第二軸ないし第五軸
である。
第一軸10には、ギアG1とクラッチC1が一体に固定され
ると共に、クラッチC1を接続状態にすると第一軸10と一
体に回転するギアG2が設けられている。ギアG1には回転
軸60に設けられたギアG3が噛合し、ギアG2には回転軸60
に回転自在に設けられたギアG4が噛合し、ギアG3とG4の
間にクラッチC2が設けられている。尚、回転軸60にはス
テアリング用オイルポンプSP及びトランスミッション用
オイルポンプTPが接続している。
更に、第一軸10には、ギアG2と一体に回転するマスタ
ークラッチC3が設けられると共に、マスタークラッチC3
を接続状態にするとギアG2と一体に回転するギアG5が設
けられている。
G6は第二軸20に一体に固定されたアイドラギアであ
り、第一軸10のギアG5と第三軸30に固定されたギアG7に
噛合することによってギアG5の回転をギアG7に伝達す
る。
更に第三軸30には、ギアG8,G9,G10,G11が回転自在に
設けられると共に、クラッチ機構C4,C5が設けられ、ク
ラッチ機構C4に設けられたクラッチスリーブF1を図中の
a又はb側に切り換え操作したり、クラッチ機構C5に設
けられたクラッチスリーブF2をc又はd側へ切り換える
ことによって、第三軸30と夫々のギアG8〜G11の連結を
選択するようになっている。
第四軸40には、ギアG12、ギアG8と噛合するギアG13、
ギアG9と噛合するギアG14、リバースギアG22を介してギ
アG10に噛合するギアG15、ギアG11と噛合するギアG16、
そしてギアG17が一体に設けられ、クラッチ機構C4,C5に
よる切り換え操作及び夫々噛合関係にあるギアのギア比
に応じて第四軸40を回転させる。
第五軸50には、ギアG12と噛合するギアG18、ギアG14
と噛合するギアG19、ギアG15と噛合するギアG20、ギアG
17と噛合するギアG21が第五軸50に対して回転可能に設
けられると共に、クラッチ機構C6,C7が設けられてお
り、クラッチ機構C6に設けられたクラッチスリーブF3を
図中のe又はf側に切り換え操作したり、クラッチ機構
C7に設けられたクラッチスリーブF4をg又はh側へ切り
換えることによって、夫々噛合関係にあるギアのギア比
でもって第五軸50を回転させる。
次に、このような構成を有するこの実施例の変速動作
を第2図に基づいて説明する。尚、第2図は、各クラッ
チの選択位置を○印で示すと共に、選択されない場合を
−で示し、それに対応するギアトレイン及びギア比を各
変速段毎に示している。
即ち、第2図に示すように、クラッチC7のクラッチス
リーブF4をh側へ切り換えることによってAレンジ、ク
ラッチスリーブF4をg側へ切り換えることによってBレ
ンジが設定され、クラッチC6のクラッチスリーブF3をf
側へ切り換えることによってCレンジ、クラッチスリー
ブF3をe側へ切り換えることによってDレンジが設定さ
れる。更に、クラッチC1を接続状態、クラッチC2を非接
続状態とすると、各レンジを低速モードに設定し、一
方、クラッチC1を非接続状態、クラッチC2を接続状態と
すると、各レンジを高速モードに設定する。そして、夫
々噛合関係にあるギアのギア比を所定の関係に設定して
あることから、第2図のクラッチ選択を行なうことによ
って、高速モード及び低速モードにおいて、夫々前進12
段、後進4段の切り換えを行なうことができる。
この実施例によれば、各軸10,20,30,40,50に設けられ
るギアの数を低減しているので、軸方向の寸法を短くす
ることができ、装置のコンパクト化を可能にしている。
次に、本発明の他の実施例を第3図と共に説明する。
尚、第3図において第1図と同一又は相当する部分は同
一符号で示している。
この実施例は、第1図に示した先の実施例から高低速
切り換え用のクラッチC1,C2及びギアG1〜G4を省略する
ことによって簡素化したものであり、第一軸10に一体に
設けられたギアG22を介してギアG23に駆動力を伝達する
ことでステアリング用オイルポンプSPとトランスミッシ
ョン用オイルポンプTPを駆動する構成を備えている。従
って、第二軸20に設けられたアイドラーギアG6へはギア
G5を介してエンジンの駆動力が直結して伝達され、以
下、第三軸30ないし第五軸50への駆動力の伝達機構は、
第一実施例と同様に構成されている。
従って、この実施例の作動は、第4図に示すように切
り換え操作を行なうことによって、各レンジ毎に前進4
段、後進1段の切り換え、即ち、合計で前進12段、後進
4段の切り換えを行なうことができる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明のトラクター用変速装置に
よれば、各軸に設けられるギアの数を低減しているの
で、軸方向の寸法を短くすることができ、装置のコンパ
クト化及び装着性の向上を図ることに効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の構成を示す実施例構成説明
図、 第2図は一実施例の変速機能を説明する説明図、 第3図は本発明の他の実施例の構成を示す実施例構成説
明図、 第4図は他の実施例の変速機能を説明する説明図であ
る。 第5図は従来のトラクター用変速装置の一例を示す従来
例構成説明図である。 図中の符号: 10;第一軸 20;第二軸 30;第三軸 40;第四軸 50;第五軸 60;回転軸 C1〜C7;クラッチ G1〜G21,G22,G23;ギア F1〜F4;クラッチスリーブ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第一軸から動力を車輪側に取り出す第五軸
    (10,20,30,40,50)までの5軸を平行に備え、 第一軸(10)には、マスタークラッチ(C3)介して動力
    が伝達されるギア(G5)を設け、 第二軸(20)には、ギア(G5)に噛合するギア(G6)を
    一体に固着し、 第三軸(30)には、ギア(G6)に噛合するギア(G7)を
    一体に固着すると共に、クラッチの切り換えによって夫
    々独立に第三軸(30)の回転が伝達されるギア(G8,G9,
    G10,G11)を設け、 第四軸(40)には、ギア(G12)及び(G17)を固着する
    と共に、ギア(G8)に噛合するギア(G13)、ギア(G
    9)に噛合するギア(G14)、ギア(G10)にリバースギ
    ア(G22)を介して噛合するギア(G15)、ギア(G11)
    に噛合するギア(G16)を夫々固着し、 第五軸(50)には、ギア(G12)に噛合すると共にクラ
    ッチの切り換え操作によってギア(G12)の動力を第五
    軸(50)に伝達させるギア(G18)、ギア(G14)に噛合
    すると共にクラッチの切り換え操作によってギア(G1
    4)の動力を第五軸(50)に伝達させるギア(G19)、ギ
    ア(G15)に噛合すると共にクラッチの切り換え操作に
    よってギア(G15)の動力を第五軸(50)に伝達させる
    ギア(G20)、ギア(G17)に噛合すると共にクラッチの
    切り換え操作によってギア(G17)の動力を第五軸(5
    0)に伝達させるギア(G21)を設け、 上記クラッチの切り換え操作を行なうことによって、上
    記噛合関係にある各ギアのギア比による変速を行なうこ
    とを特徴とするトラクター用変速装置。
JP2026331A 1990-02-06 1990-02-06 トラクター用変速装置 Expired - Lifetime JP2634472B2 (ja)

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JP7022760B2 (ja) * 2017-10-02 2022-02-18 株式会社ユニバンス 変速機および変速システム

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