JP2634086B2 - 内燃機関の空燃比制御方法 - Google Patents

内燃機関の空燃比制御方法

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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、電子制御燃料噴射装置を備えた自動車等に
利用される内燃機関の空燃比制御方法に関する。
[従来の技術] 一般に、電子制御燃料噴射装置を備えたエンジンで
は、冷間時の燃焼不安定に対処するために、本発明の先
行技術として、例えば、特開昭59−131744号公報に示さ
れるように、始動時のエンジン冷却水温に基づいて始動
直後の増量補正量を決定するようにしている。そして、
クランキング状態を脱してエンジン回転数が所定の始動
後判定回転数に達すると、前記増量補正量で基本噴射量
を増量補正して濃混合気を燃焼室に供給するとともに、
前記増量補正分をエンジン回転毎に、あるいは、エンジ
ン始動後の経過時間に応じて徐々に減衰させるようにし
ている。
ここで、燃料やエンジン状況等が良い場合は、第4図
に想像線で示すように、完爆したと判断してスタータを
ONからOFFにしても、直ちにエンジン回転が上昇して始
動後判定回転数に達し、始動後モードに移行して前記の
増量補正が行われるようになっている。
[発明が解決しようとする課題] ところが、冷間始動時にオイル粘度が大きくなり、摩
擦が増大した場合や、燃料の軽質分が多かったり、エン
ジンが始動せず、クランキング時間が長すぎたりなどし
て、オーバーリッチとなった場合などは、第4図に実線
で示すように、スタータをOFFにしてクランキングから
脱しても、エンジン回転が速やかに上昇せず、始動後判
定回転数に達するまでに比較的時間がかかることもあ
る。そのため、エンジンは始動モードから抜けきれず、
この間tに濃混合気が供給され続けることになる。した
がって、クランキングを脱してから始動後判定回転数に
達するまでの上記時間tが長くなれば、吸気管の内壁面
に付着する燃料の量が増えるとともに、空燃比がオーバ
ーリッチになり、スパークプラグのくすぶり等によって
エンジン回転の上昇がさらに遅れてしまう。このような
状況から始動後判定回転数に達すると、次には、前述の
ように燃料の増量補正FSEA、FSEBが行われる。このた
め、エンジン始動直後には、燃焼室に供給される燃料が
過剰ぎみとなり、逆に始動直後のもたつきの原因とな
る。
本発明は、このような不具合を解消することを目的と
している。
[課題を解決するための手段] 本発明は、上記目的を達成するために、次のような構
成を採用している。
すなわち、本発明にかかる内燃機関の空燃比制御方法
は、エンジン回転数が所定の始動後判定回転数に達した
始動後にエンジンの暖機状態に応じて燃料増量の初期値
を決定し徐々に減衰させる増量補正するように構成され
た内燃機関の空燃比制御方法において、クランキングを
脱してから前記始動後判定回転数に達する間での経過時
間を計測し、その経過時間が長い場合前記燃料増量の始
動後の増量補正量を小さくするように変化させることを
特徴とする。
なお、前記増量補正量を変化させる方策としては、そ
の初期値を大きく若しく小さくする場合や、初期値はそ
のままで減衰量を大きく若しくは小さくする場合等があ
る。
[作用] このような構成によれば、クランキングを脱してから
始動後判定回転数に達するまでの経過時間が長い場合に
は、吸気管に多くの燃料が付着していて始動後にオーバ
ーリッチになり易いと判定して、エンジン始動直後の増
量補正量を減少させることになる。しかして、上記増量
補正量を減少させれば、始動直後における燃料の過剰供
給を回避することができる。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を第1図から第3図を参照し
て説明する。
第1図に概略的に示したエンジンは、自動車に使用さ
れるもので、電子制御燃料噴射装置1を備えている。電
子制御燃料噴射装置1は、吸気管2に装着したインジェ
クタ3と、このインジェクタ3の作動を制御する電子制
御装置4とを具備してなり、前記インジェクタ3から燃
焼室5に供給する燃料の量を、各種のセンサ等の情報に
基づいて、前記電子制御装置4により調節するようにし
たものである。
インジェクタ3は、電磁コイルを内蔵しており、該電
磁コイルに前記電子制御装置4から燃料噴射信号aが印
加されると、その印加時間に相当する量の燃料を給気ポ
ート付近に噴射するようになっている。
電子制御装置4は、中央演算処理装置6と、メモリー
7と、入力インターフェース8と、出力インターフェー
ス9とを備えたマイクロコンピュータユニットからな
り、前記入力インターフェース8に、少なくとも、クラ
ンク角センサ10からのエンジン回転信号bと、圧力セン
サ11からの吸気圧信号cと、水温センサ12からの水温信
号dと、イグニッションスイッチ13からの信号e等がそ
れぞれ入力されるようになっている。出力インターフェ
ース9からは、前記インジェクタ3に燃料噴射信号aが
出力されるようになっている。
クランク角センサ10は、エンジン回転に対応する信号
を出力するように構成されたもので、ディストリビュー
タ14に内蔵してある。圧力センサ11は、吸気圧に比例し
た信号を出力するようになっており、サージタンク15に
設けてある。水温センサ12は、サーミスタ等を内蔵した
もので、エンジン冷却水温に応じて信号を出力するよう
になっている。
また、前記電子制御装置4は、エンジン回転信号bお
よび吸気信号c等から吸入空気量を算出し、その吸入空
気量に応じて基本噴射量TPを決定するように設定してあ
る。そして、エンジン始動後には、各種の補正係数Kや
無効噴射時間TAUVで前記基本噴射量TPを補正するととも
に、エンジン回転数が始動後判定回転数に達した始動直
後には、エンジンの暖機状態に応じて決まる始動後増量
補正係数FSEA、FSEBで前記基本噴射量TPを過渡的に増量
補正して、インジュクタ3への最終通電時間Tを下記式
に基いて決定するようになっている。
T=TP×(1+FSEA+FSEB)×K+TAUV 始動後増量補正係数FSEF、FSEBは、エンジン始動時の
エンジン冷却水温が低い場合にはその初期値が大きな値
になり、エンジン冷却水温が高い場合には初期値が小さ
な値に設定されるようになっている。一方の始動後増量
補正係数FSEAは、始動後に移行してから燃料噴射量の計
算毎に一定値づつ0まで減衰され、他方の始動後増量補
正係数FSEBは、始動後に移行してから一定時間毎に一定
値づつ0まで減衰されるようになっている。
さらに、この電子制御装置4には、第2図に概略的に
示すようなプログラムを内蔵してある。先ず、ステップ
51で、イグニッションスイッチ13がスタート位置に操作
されて、スタータ16が作動(ON)しているか否か(OF
F)を判別し、作動していると判断した場合にはステッ
プ52に進み、作動していないと判断した場合にはステッ
プ53に進む。ステップ52では、スタータ16をOFFにして
クランキング状態を脱してから計時が開始される連爆カ
ウンタCRENの値を0にセットする。ステップ53では、エ
ンジン回転信号bによって始動モードが否かを判別す
る。エンジン回転数が始動後判定回転数に達していない
始動モードであると判断した場合にはステップ54に進
み、始動モードでないと判断した場合はステップ55に進
む。ステップ54では、連爆カウンタCRENの値に1を加算
した値を所定の番地CRENにセットする。ステップ55で
は、前記始動後増量補正係数FSEAの補正値KRENを決定し
てステップ56に進む。この補正値KRENは、下表に概略的
に示すように、連爆カウンタCRENの値が大きくなるほ
ど、逆に小さな値になるよにしてある。
ステップ56では、始動後増量補正係数FSEAの基本値TF
SEAに前記補正値KRENを掛けて始動後増量補正係数FSEA
を決定し、その値を所定の番地FSEAにセットしてメイン
ルーチンに移行する。なお、以上の制御は、エンジンを
始動させる際から繰り返し実行されるようになってい
る。
このような構成によると、第3図に示すように、スタ
ータ16をONからOFFにして、クランキング状態を脱して
からエンジン回転数が始動後判定回転数に達するまでの
経過時間が長い場合(連爆カウンタCRENの値が大きな場
合)は、補正値KRENが小さな値に設定される。このた
め、例えば、エンジン冷却水温が一定の場合、始動後増
量補正係数FSEAは、第3図に実線で示すように小さな値
に設定される。その結果、始動直後に燃焼室5に供給さ
れる燃料の量が絞られて、燃料の過剰供給が回避され
る。
他方、前記経過時間が短い場合(連爆カウンタCRENの
値が小さな場合)は、前記補正値KRENが大きな値にセッ
トされる。このため、例えば、エンジン冷却水温が一定
の場合は、始動後増量補正係数FSEAが、第3図に想像線
で示すように大きな値に置換えられる。その結果、始動
直後に燃焼室5に供給される燃料の量が増量されて、燃
料の過剰供給を回避しつつ、暖機の促進が図られること
になる。
したがって、このような構成によれば、クランキング
状態を脱してから始動後判定回転数に達するまでの経過
時間によって、換言すれば、エンジンが始動後のモード
に移行するまでに供給される燃料の量に対応して、始動
直後の燃料供給量を緻密に調節することができる。この
ため、スパークプラグ17のくすぶり等による始動直後の
エンジン回転のもたつきを有効に抑制することができ、
円滑に暖機を促進させることができる。
なお、この実施例では、燃料噴射量の計算毎に減衰す
る始動後増量補正係数の初期値を変化させる場合につい
て述べたが、減衰度合いを変化させることにより増量補
正量を調節することもできる。
また、始動後に移行してから一定時間枚に減衰する始
動後増量補正係数の方を前記のように変化させてよく、
あるいは、双方を調節するようにしてもよい。
[発明の効果] 以上詳述したように、本発明では、クランキングを脱
してから始動後判定回転数に達する間での経過時間が長
い場合に、燃料増量の始動後の増量補正量を小さくする
ように変化させるので、始動直後のエンジン回転のもた
つきを有効に抑制して、円滑に暖機を促進させることが
可能な制御精度に優れた内燃機関の空燃比制御方法を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第3図は本発明の一実施例を示し、第1図は
概略的な全体構成図、第2図は制御手順を概略的に示す
フローチャート図、第3図は作動説明図である。第4図
は従来例を示す第3図相当の作動説明図である。 3……インジェクタ 4……電子制御装置 10……クランク角センサ 12……水温センサ 13……イグニッションスイッチ 16……スタータ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジン回転数が所定の始動後判定回転数
    に達した始動後にエンジンの暖機状態に応じて燃料増量
    の初期値を決定し徐々に減衰させる増量補正するように
    構成された内燃機関の空燃比制御方法において、クラン
    キングを脱してから前記始動後判定回転数に達するまで
    の経過時間を計測し、その経過時間が長い場合前記燃料
    増量の始動後の増量補正量を小さくするように変化させ
    ることを特徴とする内燃機関の空燃比制御方法。
JP34381689A 1989-12-29 1989-12-29 内燃機関の空燃比制御方法 Expired - Lifetime JP2634086B2 (ja)

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