JP2632864B2 - ロボットにおける方向ベクトルの決定方法 - Google Patents

ロボットにおける方向ベクトルの決定方法

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Description

【発明の詳細な説明】 [概要] 本発明はティーチング・プレイバックによりロボット
の作業教示を行うためのロボット手先の方向ベクトリ決
定方法に関し、 演算結果の解について、解の取り得る範囲を限定せず
に演算して解を求め、プレイバック時に動作不可能にな
らないように動作する方向ベクトルを得るような方向ベ
クトル決定方法を提供することを目的とし、 多関節ロボットの手先を関節の回転移動によって目的
位置に到達させるように、座標変換マトリックスを用い
た演算を行うとき、関節角度より得られるマトリックス
の要素の条件から、オイラー角α,β,γの取り得る範
囲を限定し、その解を得てロボット手先運動の方向ベク
トル(オイラー角)を決定する方法において、α,β,
γの取り得る範囲を限定せず関節角度より演算して解を
求め、次にそれらの解について優先順位を付け、優先度
の高い解に対して最終段軸の回転方向をチェックしてロ
ボット手先運動の方向ベクトルを決定することを、構成
要件とする。
[産業上の利用分野] 本発明はティーチングプレイバックによりロボットの
作業教示を行うためのロボット手先の方向ベクトル決定
方法に関する。
従来の多関節ロボットの作業教示したデータをプレイ
バックするとき、最終段関節(θ6軸)の回転が教示し
た方向とはとは逆方向となる場合が起こった。そのため
逆方向回転を起こさない処理手段を開発することが要望
された。
[従来の技術] 多関節ロボットにより作業を行うとき作業教示をして
からプレイバック方式で制御することが多い。この作業
教示にはオペレータがロボットの手先を直接持ったり、
ティーチングボックス或いはコンソールを使って、実際
にロボットを動かして行う。
教示内容は記憶装置にディジタル値として記憶される
が、例えば移動する目標位置での関節角度及び直線軌道
をとるか関節動作軌道をとるか、またハンドの開閉状態
などである。関節動作軌道をとると教示されたとき、所
定の関節角度が得られるまで関節動作する。また直線動
作軌道をとるときは、まず現在位置(XS,YS,ZSS,
βS)を得られている現在の関節角度から計算す
る。次に教示された目標位置での関節角度より目標位置
(XE,YE,ZEEE)を計算する。そして現在位
置から目標位置までをサンプリングタイム及び指定され
た速度に従って移動させる。ここで現在位置を示すオイ
ラー角(αSS)から、目標位置を示すオイラー
角(αEE)までを直線動作で移動するとき、軌
道の違う8種類のαEEが算出される。これは、
エンコーダなどより得られる関節角度から計算される3
×3マトリックス〔H〕が下式(1)により演算される
ためである。
ここで、Sαはsinα,Cαはcosαなどを示す。
そしてcosβ=±1のとき β=nπ (n=0,±1,±2,…) (2) cosβ≠±1のとき ここでα,β,γにつき 0≦β≦π,−π≦α,γ≦πのようにに限定し上記
の場合は、α=0としてγを算出することにより、α、
β、γは1つの解に限定できる。
オイラー角α,β,γを要素とするベクトルを方向ベ
クトルという。前記1つの限定した値を得てから、その
値で駆動することにより、関節を回転させて最終の目標
位置に移動できる。
[発明が解決しようとする問題点] 前述の従来技術において、最終の軸(例えばθ6軸)
の回転方向が予定していた方向とは逆方向に回転を始め
ることがある。その場合θ6軸の動作許容範囲を定める
制限部を超えてしまうので、動作継続が不可能となるこ
とがあった。これは、解を限定しているために、主にθ
6軸の回転方向が逆方向となるγの解が得られたためで
ある。
本発明の目的は前述の欠点を改善し、解の取り得る範
囲を限定せずに演算して解を求め、プレイバック時に動
作不可能にならないように動作する方向ベクトルを得る
ような方ベクトルの決定方法を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] ティーチングプレイバック方式により多関節ロボット
の手先を関節の回転移動によって目的位置に到達させる
ように、座標変換マトリックスを用いた演算を行うと
き、関節角度より得られるマトリックス要素の条件か
ら、オイラー角α,β,γの取り得る範囲を限定しその
解を得て、ロボット手先運動の方向ベクトル(オイラー
角)を決定する方法において、本発明は下記の構成とし
ている。即ち、 α,β,γの取り得る範囲を限定せず関節角度より演
算して解を求め、次にそれらの解について優先順位を付
け、優先度の高い解に対して最終段軸の回転方向をチェ
ックしてロボット手先運動の方向ベクトルを決定するこ
とである。
[作用] 現在位置での姿勢αEEを前記cosβ≠±1の
各式(4)(5)(6)と、α,γについて正弦波形が
所定量進んだとき、同値となる式 を演算する。そして解は無限に存在するから、まず8種
類に限定する。それはその位置に移動する前の姿勢値α
SSに最も近い解を優先順位の高いものとして2
種類計算することにより得られる。
次にそれらの値で駆動するとき、最終段軸(θ6軸)
の回転方向をチェックする。例えば目標位置までの50%
だけ移動した点でのθ6軸の関節角度が、ティーチング
時のθ6軸の回転方向と一致するか否かでチェックす
る。チェックが良であれば変位量の少ない方の解を選択
する。若しチェックが不良のときは次の解を持って来て
チェックする。(例えばチェックが良で変位量が小さい
順に優先順位を付ける。) [実施例] 目標位置へ移動するための解を8種類に限定して求め
ることを追加説明する。前述の(5)〜(8)式で求め
られるα,γは無限に存在するが、現在位置のγから
−方向に移動してγEへ移動する場合のβに関する
2種類の解と、+方向に移動してγEへ移動する場
合のβに関する2種類の解により(5)〜(8)式で求
められる4種類の解がある。
以上の説明ではθ6軸の動作にのみ着目しているが、
他の軸θ1〜5θについて、θ6の動作中に動作許容範
囲を超えることが起こり得る。そのときは前記8種類の
解について優先順位の高いものから順に処理して行く。
[発明の効果] このようにして本発明によると、ロボットに対しティ
ーチングした後プレイバックする前に、最終段関節の回
転移動が動作許容範囲を超えるかどうか、逆回転をする
かどうかを調べておくことが出来るので、動作途中で停
止したり、予定外の方向へ移動することが起こらない。
そして正常動作が唯1回だけプレイバックして置くのみ
で可能となる。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多関節ロボットの手先を関節の回転移動に
    よって目的位置に到達させるように、座標変換マトリッ
    クスを用いた演算を行うとき、関節角度より得られるマ
    トリックス要素の条件から、オイラー角α,β,γの取
    り得る範囲を限定しその解を得て、ロボット手先運動の
    方向ベクトル(オイラー角)を決定する方法において、 α,β,γの取り得る範囲を限定せず関節角度より演算
    して解を求め、次にそれらの解について優先順序を付
    け、優先度の高い解に対して最終段軸の回転方向をチェ
    ックしてロボット手先運動の方向ベクトルを決定するこ
    と、 を特徴とするロボットにおける方向ベクトルの決定方
    法。
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