JP2632520B2 - パターンプロジェクタ - Google Patents

パターンプロジェクタ

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、パターンプロジェクタ、詳しくはテレビ
カメラのカラーバランス調整を行うために使用されるパ
ターンプロジェクタのテストパターン板による光の回折
現象の影響をなくし、透過光の3原色(R,G,B)の各成
分の光量を均一にすることができるようにしたパターン
プロジェクタに関する。
〔従来の技術〕
テレビカメラで被写体を撮影する場合には、撮影され
た映像の色が肉眼で自然に見えるように撮影に先立って
照明系の色温度に応じてテレビカメラ側において赤
(R),緑(G),青(B)の各色成分の映像信号のレ
ベルを調整する3つの増幅系のゲインを調整するカラー
バランス調整をおこなう必要がある。
このカラーバランスに用いられるのがパターンプロジ
ェクタであり、通常テレビカメラのレンズユニット内に
付設される。
ここで、第1図を借りてパターンプロジェクタを有す
るテレビカメラの概略構成を説明する。
図において被写界情報を担った光は、ズームレンズ10
により採り込まれ、マスターレンズ12等の光学系を透過
して色分解プリズム14により赤(R),緑(G),青
(B)の3原色に分解され、これらの光は撮像管16A,16
B,16Cにより撮像される。そして、撮像管16A,16B,16Cか
らそれぞれ得られた映像信号R,G,Bはプリアンプ18A,18
B,18Cでそれぞれ増幅されたのち、プロセス回路20A,20
B,20Cにおいて色補正がなされ、これらの出力信号R′,
G′,B′はカラーエンコーダ22により複合映像信号(NTS
C)が作成される。
このような周知の構成のテレビカメラ(3管式に限ら
ない)にはパターンプロジェクタ30が付設されている。
このパターンプロジェクタ30は、光源32,その前方に配
置されているテストパターンが形成されたテストパター
ン板34,その透過光を反射変更する反射ミラー36,このミ
ラー36からの反射光を集光するレンズ38,光量を調節す
る絞り40,レンズ42,及びレンズ42の透過光をテレビカメ
ラの光軸50の方向に光路を反射変更するミラー44等から
構成されている。
上述の構成において、光源32から出射された光はテス
トパターン板34を照射し、その透過光はミラー36,レン
ズ38,絞り40,レンズ42及びミラー44からなる光学系によ
り光軸50の方向に反射され、この反射光はマスターレン
ズ12を透過し、色分解プリズム14を介して撮像管16A,16
B,16Cの各々の撮像面上に結像する。
一方、テレビカメラ側では撮像管16A,16B,16Cから得
られるテストパターンの映像信号のR,G,Bのレベルを、
図示しないAGC回路によりプリアンプ18A,18B,18Cのゲイ
ンを自動調整することによりカラーバランス調整を行
う。
上述のテストパターン板34には、第4図に示すように
白色,灰色,黒色の各領域からなるテストパターン100
及び黒色,灰色,白色の各領域からなるテストパターン
102が形成されている。
これらのテストパターン100,102を透過した光のレベ
ル(光量)に基づいてカラーバランス調整が行われる
が、このカラーバランス調整を適切に行うためにはテス
トパターン板34における灰色300のパターンを均一な濃
度となるように作成する必要がある。
従来、テストパターン板34上の灰色のパターンは、第
5図に示すようなドットパターン状に一定のピッチdで
黒ドット200を配置するか、或いは第6図に示すような
格子状に黒色部分202と白色部分204とを配置して構成
し、全体として一定の面積比にして透過率が所定値(例
えば20〜30%)となるような灰色のパターンを作成して
いた。
この場合に灰色のパターンを形成するドットパターン
状或いは格子状のパターンのピッチは極めて小さく、例
えば第5図に示すドットパターン上に形成された黒ドッ
トは幅lが5〜6μmで、そのピッチdは15μm程度で
ある。
このようにピッチが小さいためにテストパターン板34
の透過光は回折現象を起こし、第7図に示すように絞り
40の絞り込みの程度(F値)により透過光のR,G,Bの各
成分の光量に差異が生じる。即ち、F値が大きくなる
と、R,G,Bのそれぞれの透過光量が異なり、Bが多く、
G,Rの順に少なくなる。これは回折現象の度合が光の波
長に依存していることによる。
一方、テレビカメラのカラーバランス調整を適切に行
うには灰色のパターンを透過した光をR,G,Bの各成分の
光量が均一であることが要求される。このような要求を
解決するための手段としては、第5図若しくは第6図に
示されたパターンのピッチを大きくするか、或いはパタ
ーンプロジェクターの結像系のF値を小さくするかし
て、回折現象の発生を防止し或いは影響を少なくするこ
とが考えられる。
ここで、回折現象を第8図を用いて説明する。
即ち、前記第5図においてドットパターンのピッチd
がd1=12.5μmであったとすると、光源のF値がF/11.6
である場合には0次光の透過領域が符号401で示すよう
な絞り口径となり、F値がF/6.4であったとすると符号4
02で示すような絞り口径となる。
一方、周知のように回折現象により回折される光のう
ち0次光は曲げられないので、たとえば上述のようにF/
11.6以上の場合、0次光の光束領域つまり、光源のF値
と絞り口径とが略等しく回折光の影響がなく、光量が均
一な状態でテレビカメラの撮像系(撮像管16A,16B,16
C)へと到達する。
これに対して、F/6.4の絞り口径の場合には符号402で
示すように絞り口径が大きいので、0次光の他に1次光
(符号403で示す)が青(B)が最も多く透過し、次い
で緑(G)が次に多く透過し、赤(R)が最も少なく透
過するようになる。
また、符号404で示すような2次光以上はF値を小さ
く、つまり絞り口径を大きくすることにより絞り口径内
に入射する。
この第8図からも明らかなように絞り40を絞り込むこ
とによって0次光のみを透過させることができるので回
折現象の影響はほとんどないが光量不足となる。また、
絞りを開いた場合には1次光以上の透過する光量がR,G,
Bで異なるので回折現象の影響を受け、その結果、白色
光が赤味を失ったようになってしまうこととなる。
また、前記第5図においてピッチd2=8.84μmの場合
についても絞りの値の大小により1次光上の透過する光
量が影響を受けてくる(符号405で示す)。
〔解決しようとする問題点〕
ところで、F値を大きくし、パターンのピッチを大き
くして光量低下を避けようとするとモアレ縞が発生して
映像が見にくくなる。またパターンプロジェクターの結
像系のF値を大きくし、かつ、パターンのピッチを小さ
くし、更に充分な光量を得ようとする光源を含めてパタ
ーンプロジェクターの光学系を構成するレンズ等の口径
を大きくしなければならず、このためにパターンプロジ
ェクターが大型化し、ひいてはテレビカメラシステム自
体が大型化するので放送局のカメラマンが用いるような
携帯用テレビカメラには適さないという問題がある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は上記問題点を解決するために、 カラーバランス調整を行うためのテストパターンが形
成されたテストパターン板を光源からの射出光により照
射し、その透過光を絞りを含む光学系を介してテレビカ
メラの撮像手段における撮像面上に結像させるパターン
プロジェクタにおいて、上記絞り位置近傍に1次以上の
回折光が通る光路中に赤,緑,青のエネルギー補正を行
うフィルタを配設したものである。
〔作用〕
本発明では回折現象のうち0次光はレンズの中心部を
通るのでフィルタの影響を受けず、回折現象の結果大き
く曲げられる1次光や2次光はフィルターにより均一な
光量に補正される。
従って、テストパターン板にピッチの小さいドットパ
ターンや格子パターンを用いても回折現象の影響をなく
すことができる。
〔実施例〕
以下、この発明を図示の実施例に基づいて説明する。
第1図は本発明が適用されるパターンプロジェクター
を有するテレビカメラの概略構成図であり、第2図はパ
ターンプロジェクターの光学系に用いるフィルタ(フィ
ルタ単体もしくはレンズの外周部のコーティングによる
フィルタでも良い)を示す図であり、第3図は第2図に
示したフィルタ特性を示す図である。なお、第1図のテ
レビカメラの概略構成については既に説明したので、説
明を省略する。
第2図は第1図に示した絞り40の近傍に配設されるフ
ィルタ38の平面図であって、中心部38aが開口した円環
状に構成され、その円環部38bはフィルタとして形成さ
れている。ここで、内側の符号401で示した絞り開口は
前記第8図に示したF/11.6に相当する場合の大きさであ
り、第2図において符号402で示した絞り開口は第8図
においてF/6.4で示した場合と同じ大きさである。
そして、第2図に斜線部で示したフィルタ38bの部分
のフィルター特性は第3図に示すように波長が大きいR
(0.62μm)では透過率が大きく、波長が中程度のG
(0.54μm)では中程度の透過率であり、波長の短いB
(0.45μm)では透過率を小さくしている。
この第3図に示すようなフィルタ特性を有する斜線部
に到来する回折現象による1次光はフィルターで補正さ
れて略等しい光量となってテレビカメラの撮像系へと到
達することとなる。
従って、ピッチの小さいドットパターンや格子パター
ンを用いたとしても回折現象による影響をなくしたパタ
ーンプロジェクターを構成することが可能となる。
〔効果〕
本発明によればドットパターンや格子パターンを用い
た場合の回折現象による影響をなくすことができるので
R,G,Bの各成分の光量を均一にした状態でカラーバラン
ス調整をすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明が適用されるパターンプロジェクターを
有するテレビカメラの概略構成図、第2図はパターンプ
ロジェクターの光学系に用いる絞りの近傍に配設された
レンズにコーティングを施した図、第3図は第2図に示
したコーティングのフィルタ特性を示す図、第4図はテ
ストパターン板の構成を示す説明図、第5図及び第6図
はテストパターン板における灰色テストパターンの構成
を拡大して示した図であり、第5図はドットパターン状
に形成したテストパターンであり、第6図は格子状に形
成したテストパターンを夫々示す図、第7図はF値に対
する透過光のR,G,Bの各成分の透過特性を示す図、第8
図はF値に応じて回折光が影響を及ぼす説明図である。 10……ズームレンズ、 12……マスターレンズ、 14……色分解プリズム、 16A,16B,16C……撮像管(撮像面)、 30……パターンプロジェクター、 32……光源、 34……テストパターン板、 38,42……絞りの近傍のレンズ、 40……絞り。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カラーバランス調整を行うためのテストパ
    ターンが形成されたテストパターン板を光源からの射出
    光により照射し、その透過光を絞りを含む光学系を介し
    てテレビカメラの撮像手段における撮像面上に結像させ
    るパターンプロジェクタにおいて、 上記絞り位置の近傍に1次以上の回折光の光路中に赤,
    緑,青のエネルギー補正を行うフィルタを配設したこと
    を特徴とするパターンプロジェクタ。
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