JP2632473B2 - 布帛地張用不織布及びその製造方法 - Google Patents
布帛地張用不織布及びその製造方法Info
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Description
の製造方法に係わり、更に詳細には金属ベルトを有する
インクジェット捺染機等に用いて好適な布帛地張用不織
布及びその製造方法に関する。
は、スクリーン捺染法,ローラ捺染法,ロータリースク
リーン捺染法,転写捺染法等が用いられてきたが、図柄
の変更毎にスクリーン枠,彫刻ローラ,転写紙等を用意
する必要があり、これらスクリーン枠,彫刻ローラ,転
写紙の作成はかなり高価であるため、かなりのロットを
生産しないと経済的な面で合わない点のみならず、ファ
ッションの多様化に迅速に対応出来ないという欠点を有
する。
ーで見本を読み取り、コンピュータで画像処理を行な
い、その結果をインクジェット方式で印捺する技術が開
発されてきたが、この方法は紙の分野で発展したため、
伸縮性のある布帛に応用した場合には種々の問題があ
り、布帛の特性に合った技術は未だ提案されていないと
言える。
て印捺する場合には布帛の搬送にはゴム製のエンドレス
ベルトが使用され、適当な接着剤を使用して布帛をエン
ドレスベルトに接着することにより送りテンションを一
定にすることが行われてきた。しかしながらゴム製のエ
ンドレスベルトは形態が変化しやすく、インクジェット
方式にかかるエンドレスベルトを使用すると柄の精度が
向上しないという問題があった。そこでゴム製のエンド
レスベルトに代えて形態が安定している金属性のエンド
レスベルトを用いることが例えば特願平3−88545
号等で提案されてきたが、金属及び布帛両者に接着性の
良い接着剤がなく、そのためポリエステルフィルムを基
材とした両面接着フィルムが接着剤の代りとして用いら
れてきた。
両面接着フィルムは金属ベルトに貼る場合に金属ベルト
と両面接着フィルムの間に気泡がはいり、フィルムの表
面が凹凸状になり、その結果その上に貼り付ける布帛の
表面にも凹凸が発生し、均一な印捺が出来ないという問
題があった。
のであって、布帛を凹凸なく金属ベルト等に貼りつける
ことができる布帛地張用不織布を提供することを目的と
する。更に他の目的は斯かる布帛地張用不織布を工業的
容易に且つ安価に製造する方法を提供するにある。
めに本発明は次の構成を取る。即ち第1番目の発明はK
ES方式によるSMD値が10ミクロン以下の不織布の
両面に合成重合体から構成された微多孔質皮膜が形成さ
れていることを特徴とする布帛地張用不織布を要旨とす
るものであり、又第2番目の発明はKES方式によるS
MD値が10ミクロン以下の不織布の両面に合成重合体
の有機溶剤溶液を塗布し、次いで凝固液中に浸漬するこ
とを特徴とする布帛地張用不織布の製造方法を要旨とす
る。
に限定されず、例えば綿,レーヨン,麻,絹,羊毛等の
天然繊維,ポリエステル,ナイロン,アクリル等の合成
繊維が挙げられる。上記繊維よりウエブを形成する方法
としては、従来よりウエブ製造装置として知られている
カード,クロスラッパー,ランダムウエバー等を使用す
ることにより達成される。尚、ウエブ形成の際には繊維
は25〜100mm好ましくは30〜80mmの長さに
カットされたものが使用される。かくして得られた繊維
ウエブは積層し又は積層せずにニードルパンチを施し構
成繊維の立体的絡合性を増すか、あるいはステッチボン
ディング法によりウエブを結合すること等により不織布
となす。不織布の厚さは1〜3mm程度が好ましく、ま
た目付は50〜100g/m2 のものが作業性及び平滑
性を得るためにも好ましい。
が10ミクロン以下のものとすることが必要である。K
ES方式によるSMD値が10ミクロン以下のものでな
いと、微多孔質皮膜を形成して布帛地張用不織布とした
とき表面に凹凸が生じ、その結果その上に貼り付ける布
帛の表面にも凹凸が発生し、均一な印捺が得られない。
KES方式とは、KAWABATA EVALUATI
ON SYSTEMの略称であり、京都大学の川端教授
考案の評価法である。ここにKES方式によるSMD値
とは下記式により算出される値である。
って測定される厚み) Ta:Tの平均値 SMD値が10ミクロン以下とは表面が平滑であること
を示す。
体から構成される微多孔質皮膜が、その表面に多数の微
細な小孔を有し、皮膜内部に該小孔と連通した空胴部を
有し且つ隣接する空胴部相互を仕切る壁面の少なくとも
一部に連通孔を有する構造を具備することにより著効を
示すものである。表面の微細小孔直径は特に限定されな
いが、5ミクロン以下が好ましい。
解し、湿式凝固法によって微多孔質皮膜を形成するもの
であれば特に限定されず、例えばポリウレタン,ポリア
ミド樹脂,塩化ビニール樹脂,アクリル樹脂,アクリロ
ニトリル−ブタジエン系ゴム(SBR),スチレン−ブ
タジエン系ゴム(SBR)等が挙げられる。かかる合成
重合体から構成された微多孔質皮膜は上記不織布に対し
て10〜100重量%の重さとなるように形成するのが
風合上好ましい。
備された平滑性を有する不織布と合成重合体の微多孔質
皮膜との組合せによる相乗効果として得られるものであ
る。
機溶剤に溶解した上記合成重合体を不織布の両面にリバ
ースロールコーターその他の通常のコーティング機によ
り均一に塗布し、水,ジメチルホルムアミドと水の混合
物,無機塩(食塩,芒硝,硫安)の水溶液等の凝固液中
に浸漬することにより製造することができる。
明する。
を用いてウエブを形成しニードルパンチを施し、目付3
00g/cm2 厚さ1mmの三次元絡合不織布(KES
−FBシリーズによるSMD値4ミクロン)を得た。得
られた不織布の両面に、50重量部のアクリル系樹脂リ
キタックK((株)大力製)、20重量部のアクリル系
樹脂XE−3773A(根上化学(株)製)及び30重
量部のジメチルホルムアミドから成る樹脂溶液をリバー
スロールコーターによりコーティングし、ついで水中に
浸漬し凝固せしめ、洗浄乾燥し実施例1の製品を得た。
15ミクロンの不織布を用いた他は実施例1と同様の処
理を行ない比較例1の製品を得た。
施例1と同様の処理を行ない比較例2の製品を得た。
所、表面に凹凸が発生せず、従ってその上に貼り付けた
布帛の表面にも凹凸が発生せず、インクジェット方式で
印捺した所品位の高い捺染製品が得られた。一方、比較
例1の製品は表面が平滑でないため、布帛を貼り付けた
時に凹凸が発生し、また比較例2の製品は金属ベルトに
貼り付ける時に空気の逃げ場がないため表面に凹凸が発
生し、結果として布帛を貼り付けた時に凹凸が発生する
ので、両者共にインクジェット方式で印捺した所品位の
高い捺染製品は得られなかった。
不織布は表面が平滑であり、しかも金属ベルト等に貼り
付ける時に微多孔質皮膜の小孔より空気が逃げるので、
凹凸なく貼る事ができ、従ってその上に貼り付ける布帛
にも凹凸が発生せず、均一に印捺することが可能とな
り、品位の高い布帛捺染が可能となり頗る有用である。
また本発明方法により工業的に有利に布帛地張用不織布
を製造することができる。
Claims (2)
- 【請求項1】 KES方式によるSMD値が10ミクロ
ン以下の不織布の両面に合成重合体から構成された微多
孔質皮膜が形成されていることを特徴とするインクジェ
ット捺染機に用いるための布帛地張用不織布。 - 【請求項2】 KES方式によるSMD値が10ミクロ
ン以下の不織布の両面に合成重合体の有機溶剤溶液を塗
布し、次いで凝固液中に浸漬することを特徴とするイン
クジェット捺染機に用いるための布帛地張用不織布の製
造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11816492A JP2632473B2 (ja) | 1992-04-10 | 1992-04-10 | 布帛地張用不織布及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11816492A JP2632473B2 (ja) | 1992-04-10 | 1992-04-10 | 布帛地張用不織布及びその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06115016A JPH06115016A (ja) | 1994-04-26 |
| JP2632473B2 true JP2632473B2 (ja) | 1997-07-23 |
Family
ID=14729697
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11816492A Expired - Fee Related JP2632473B2 (ja) | 1992-04-10 | 1992-04-10 | 布帛地張用不織布及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2632473B2 (ja) |
-
1992
- 1992-04-10 JP JP11816492A patent/JP2632473B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06115016A (ja) | 1994-04-26 |
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