JP2632347B2 - セラミックヒータ - Google Patents

セラミックヒータ

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JP2632347B2 JP63048721A JP4872188A JP2632347B2 JP 2632347 B2 JP2632347 B2 JP 2632347B2 JP 63048721 A JP63048721 A JP 63048721A JP 4872188 A JP4872188 A JP 4872188A JP 2632347 B2 JP2632347 B2 JP 2632347B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はセンサ特に酸素センサを加熱するために利用
されるセラミックヒータに関する。
[従来技術及び課題] 従来,セラミックヒータとして,セラミック基材とし
てアルミナ(Al2O3)を用い,そのAl2O3基材,発熱パタ
ーン,及びグリーンシートがその順序で積層され,一体
焼成してなるセラミックヒータが知られている。この場
合,グリーンシートは焼成後において保護層等となる。
しかし,この種のセラミックヒータを高温に長期間晒
される空燃比制御用酸素センサの加熱のために使用した
場合,発熱体の抵抗が増大して発熱体が断線すると共に
保護層にクラックが発生し,最悪の場合にはそれが崩壊
し,ヒータ寿命が低下する問題を有する。この場合,外
観的には陰極に近い発熱部付近が黒ずみ,いわゆる黒色
化現象を生じている。
このため,使用条件を検知して必要なときだけ通電す
ることにより耐久寿命を維持することが行なわれている
が,検知手段及び通電制御手段が別途必要となって装置
が複雑化する他,検知手段等の故障による新たな寿命低
下原因を生じ根本的な解決策とはなり得ない。
本発明はかかる課題を解決すること,即ち別途手段を
必要とすることなく,セラミックヒータ自体を改良する
ことによって,ヒータ寿命を長期化できるセラミックヒ
ータを開発することを目的とする。
[課題を解決手段] 本発明者は,こうした見地に鑑み高温下で使用される
ときのセンサ劣化要因を分析し,その結果に基づき鋭意
研究を重ねた結果,本発明を完成するに至ったものであ
る。
従来ヒータの断線現象のメカニズムを説明するため
に,まず,その外観状態についてEPMA(元素分析)の結
果を模式的に第1A,B図に示す。その結果から次の事実
(a),(b)を理解できる。
(a)発熱体のうち,陰極に近い発熱部が局部的に白色
(Al2O3)から黒色に変化していること, (b)発熱体のうち,陽極に近い発熱部が局部的にクラ
ックを生じていること。
又,ヒータを1000℃の雰囲気中におき,直流17Vで連
続印加することにより通電し,発熱体の抵抗値の変化を
調べた結果から次の事実(c)を理解できる。
(c)陽極側寄りの第1パターン部位の抵抗が第2,3…
パターン部位に比して著しく増大していること。
さて,本発明者による上記事実を解明するための理論
的考察は次の通りである。
アルミナヒータを構成するアルミナ基材は,主成分と
してAl2O3と共に焼結促進成分として種々の金属酸化物
が含有されて焼結され,焼結体においてはAl2O3粒界の
ガラス相としてこれらの金属酸化物が存在する。こうし
たアルミナヒータを高温下にて直流通電させるとガラス
相中に存在するマグネシウム(Mg),カルシウム(Ca)
原子が陽イオンとなって陰極側に移動する一方,該成分
の近傍に存在する酸素(O)原子が電気的中性を維持す
るためにケイ素(Si)との結合が切れて酸素イオンとな
り,陽極側に移動する。そのため,Mg,Ca成分が単体又は
酸化物等として陰極端子付近に堆積し,その部位の黒色
化をもたらす。即ち直流印加によりAl2O3粒界のガラス
相中のフラックス成分が電気分解を受けるものと考えら
れる[事実(a)]。又,陽極側に移動した酸素イオン
により発熱体材料例えばタングステン(W)が酸化さ
れ,その部位の抵抗値を増大させる[事実(c)]。
又,この酸化反応によって発熱体は体積膨張を起こし,
発熱体に断線を生ずると共に,保護層に応力が加わり,
クラックを生ずる[事実(b)]。尚,酸化した発熱体
材料はその一部が拡散により保護層更には外界へ移動
し,この意味でも抵抗値を増大させる[事実(c)]。
その後,こうしたアルミナヒータが高温に晒され続ける
と,保護層のクラックから侵入した外気酸素により爆発
的に発熱材料が酸化され,より一層の体積膨張を起こ
し,保護層の剥離,崩壊に至る。
即ち,本発明者は発熱体の断線メカニズムの根本原因
が,Mg2+,Ca2+の低電位側への移動(マイグレーション)
及びO2-の高電位側への移動にあることを解明した。
そこで,更に本発明者はガラス相成分の挙動を検討し
たところ,特にSiO2−MgO−CaO系である場合,Al2O3中に
存在するフラックス成分の構造は網目構造であり更に網
目構造は次のようなものとして理解される。網目構造の
基本的構成元素はO2-とのイオン半径比及び静電気的引
力の強さに応じて基本網目構造の一部を置換する形で網
目構造の一部となったり,網目構造の間に侵入して網目
構造の修飾元素となる。ちなみに,文献[「ガラス光
学」成瀬省著(共立出版)]によれば,各陽イオンにつ
いて,Si4+は純然たる基本構成元素,Mg2+は純然たる修飾
元素,Ca2+は基本構成元素又は修飾元素とされる。
かくて,本発明者は移動し易いMg成分,Ca成分の量をS
i成分の量との関係で種々検討した結果,特定組成のSiO
2−MgO−CaO系を焼結促進成分として配合してなるAl2O3
セラミックをヒータの基材,グリーンシート材として採
用したところ,極めて優れた耐久性を維持できることを
見出し,本発明を完成するに至ったものである。即ち,
本発明は上述した課題を下記手段によって解決する。
(1)基材とグリーンシートとの間に発熱パターンを有
する積層体を一体焼成してなるセラミックヒータであっ
て、 前記前記グリーンシートが、Al2O3:90〜99.7wt%、焼
結促進成分としてSiO2:0.04〜10wt%、MgO:0.1〜2wt
%、CaO:0.1〜2.5wt%を含有し、更に前記焼結促進成分
であるSiO2−MgO−CaO三成分系の総量に対して、B2O3:5
wt%以下の有意量が添加されてなることを特徴とするセ
ラミックヒータ。
(2)第1、第2グリーンシートの間に発熱パターンを
有し、前記第1、第2グリーンシート及び基材の順に積
層された積層体を一体焼成してなるセラミックヒータで
あって、 前記第2グリーンシートが、Al2O3:90〜99.7wt%、焼
結促進成分としてSiO2:0.04〜10wt%、MgO:0.1〜2wt
%、CaO:0.1〜2.5wt%を含有し、更に前記焼結促進成分
であるSiO2−MgO−CaO三成分系の総量に対して、B2O3:5
wt%以下の有意量が添加されてなることを特徴とするセ
ラミックヒータ。
[好適な実施態様] 本発明は,基材とグリーンシートとの間に発熱パター
ンを有する積層体を一体焼成してなるセラミックヒー
タ,又は第1,第2グリーンシートの間に発熱パターンを
有し,第1,第2グリーンシート,基材の順に積層した積
層体を焼成してなるセラミックヒータを対象とする。但
し,本発明の効果を奏する限りにおいて,各要素間に他
の要素例えばセンサ素子が介在することを排除しない。
本発明の特異組成はグリーンシート(前記手段(2)
にあっては、第2グリーンシート)が充足していれば効
果的であるが、前記手段(1)においては基材とグリー
ンシート、又は前記手段(2)においては基材、第1及
び第2グリーンシートをいずれもその組成範囲内の材料
にするとよい。発熱体を通じてのMg2+,Ca2+の移動が充
分に抑制できるからである。焼結促進成分としてのSi
O2,MgO及びCaOの各下限はAl2O3焼結を促進させるために
必要な最低量であり,各下限量未満であると焼結性が低
下し,緻密な高強度の焼結体を得ることができない。特
に,SiO2量が0.04%(wt%,以下同じ)未満であるとガ
ラス相中におけるSiO2網目構造が不充分となり,強度劣
化をもたらすおそれがある。一方,各上限量を越えると
Al2O3本来の特性である高温高強度性,高熱伝導性を活
かせない。特に,MgOが2%,CaOが2.5%を越えると基本
網目構造に関与しないMgO,CaO量が大となるため,そのM
g2+,Ca2+の低電位側への移動を招来することになる。好
ましい組成範囲は次の通りである: Al2O3 92 〜97.2% SiO2 2 〜5 % MgO 0.5〜2 % CaO 0.3〜1.5% SiO2−MgO−CaO三成分系で云えば,SiO260〜75%,MgO1
0〜30%,CaO5〜15%にするとよい。Mg2+,Ca2+の低電位
側への移動を極力抑制するためである。
グリーンシート、好ましくはさらに基材については,
焼結促進成分として更にB2O3を上記三成分系の総量に対
して5%以下,好ましくは0.5%以下含有してもよい。
焼成時の圧縮応力増大によりグリーンシートと基材(及
び発熱パターン)との密着性を向上させ,気孔存在に基
づく発熱パターン成分の酸化を極力抑止できるからであ
る。5%を越えるとMg2+,Ca2+の移動が起こり易くなり
おそれがあり,好ましくない。
不可避の不純物を含有することは差支えないが,計0.
5%以下にするとよい。
主成分としてのAl2O3は平均結晶粒径10μm以下,相
対理論密度94%以上であることが好ましい。熱伝導特性
に優れた高温高強度材料とするためである。
Al2O3基材の形状は,加熱すべきセンサ形状に応じて
棒状,板状,管状等,種々のものを採用できる。基材は
単一組成材料である必要はなく,少なくとも発熱部より
200μm以上の厚みで上記特異組成を充足していればよ
い。少なくとも特異組成を充足する部分は好ましくは30
0μm以上であるとよい。尚,特異組成以外の部位につ
いては,Al2O3他,ムライト,スピネル等のアルミナ類似
セラミック等の高温高強度セラミックを使用してもよ
い。また,グリーンシートは,発熱体を高温環境下にお
いて保護し,又基材と発熱パターンとの接合性を向上さ
せるものであり,少なくとも発熱体パターンを包含する
ように位置させるとよい。
発熱体材料としては,主にタングステン(W),モリ
ブデン(Mo)を用いるとよい。更にこれらの成分に白金
(Pt),ロジウム(Rh)等の高融点金属成分を混合して
用いるとよい。尚,抵抗特性に悪影響を与えない限りに
おいて若干酸化物等が存在していてもよい。発熱体は,
高抵抗性を有する発熱部と,電源との接続に供される低
抵抗性を有する端子部とからなり,発熱部をセンサを加
熱すべき目的に応じて所定の大きさ,形状(例えば直鎖
状,波線状)に形成するとよい。
製法について云えば,次の通りである。原料として前
記特異組成を有するAl2O3,MgO,SiO2,CaO(及びグリーン
シートについては所望によりB2O3)の各粉末を湿式混合
してなるものを用意する。各粉末しては純度90%以上の
高純度粉末を用い,その粒径は2μm以下にするとよ
い。緻密な高温高強度体とするためである。但し,焼結
促進成分即ちSiO2,MgO,CaO,B2O3は焼成過程において酸
化物ひいては所定の網目構造となり得るもの,例えば水
酸化物,塩(例えば炭酸塩等)として配合してもよい。
混合粉末の成形は加圧成形(例えば静水圧成形,ドク
ターブレード成形),押出成形など種々の方法で行ない
得る。成形にあたり,所定の溶剤及び結合剤等を適宜配
合することは勿論である。発熱パターンの形成は,メッ
キ,気相析着法例えばスパッタリング,蒸着など種々の
手段を採り得る。特に,金属ペーストは成形されたグリ
ーンシートに,例えばスクリーン印刷によって所定パタ
ーンを形成するとよい。更に,このパターン印刷面側を
グリーンシートで被覆して,基体材料との接合に供する
とよい[前記手段(2)の構成]。金属パターンを直接
基材に接合すると,相互密着性が不充分となり,気孔発
生に基づく発熱体成分の酸化原因(断線原因)を発生す
るおそれがあるからである。
焼結は,基材および各層(グリーンシートなど)の相
互密着性を高めるため同時焼成することが好ましい。焼
結方法としては,型加圧(HP,HIP)焼結,雰囲気加圧焼
結,反応焼結など種々のものを採用でき,その焼結温度
1450〜1600℃の範囲から選択するとよい。雰囲気は,不
活性ガス(例えばAr,N2),酸化性雰囲気(例えば大気
中),還元雰囲気(例えばH2ガス)のいずれであっても
よい。こうして得られたセラミックヒータは,その発熱
体の端子部をメタライズ処理して電源からのリードをロ
ー付にて接続される。
本発明のセラミックヒータは,特に高温下で長期間晒
される空燃比制御用酸素センサを加熱するためにヒータ
として好適である。この場合,セラミックヒータは試験
管型固体電解室酸素センサ素子の内部に挿入してもよい
し,酸素センサ素子に付設してもよいし,又セラミック
ヒータ内例えば基材とグリーンシートとの間に狭い領域
をもってセンサ素子(及び絶縁材等)を組込んでもよい
ことは勿論である。
[実施例] 以下,本発明の実施例を比較例と共に説明する。尚,
本例にあっては,前記(2)の4構成に係るもの,即
ち,尚、本例にあっては,第1,第2グリーンシートの間
に発熱パターンを有し,第1,第2グリーンシート,基材
の順に積層した積層体を,一体焼成してなるものを例に
とって述べる。
(a)原料粉末の配合 平均粒径1.5μm,純度99.9%のAl2O3粉末,焼結促進剤
として平均粒径2μm,純度98%のSiO2粉末,平均粒径2
μm,純度90%のMgO粉末,平均粒径2μm,純度93%のCaO
粉末及び場合により平均粒径1μm,純度99%のB2O3粉末
を下記表に示す割合で配合し,ボールミルで20〜60時間
湿式混合した後,脱水乾燥する。
(b)基材の作成 前記(a)配合粉末にメチルセルロース1%,マクセ
ロン(商品名)15%,水10%を添加し,混練する。次
に,押出成形法で円筒状に成形し,所定寸法に切断後,1
200℃で仮焼して基材とする。
(c)第1,2グリーンシート及び発熱パターンの作成 前記(a)配合粉末にポリビニルブチラール8%,DBP
4%,メチルエチルケトン,トルエン70%を添加し,ボ
ールミルで混合してスラリー状とする。減圧脱泡後,ド
クターブレード法により0.2〜0.4mmの第1グリーンシー
トを作る。次に,このシートの方面に予め調整されたW
ペーストを厚膜印刷法により10〜30μmにスクリーン印
刷する。更に,この印刷面側に第1グリーンシートと同
様の方法にて成形してなる0.05〜0.1mmの第2グリーン
シートを圧着する。
(d)基材及び第1,第2グリーンシート等の一体化 前記(c)で得られた積層シートの第2グリーンシー
ト表面に,前記(a)配合粉末にポリビニルブチラール
25%,DBP8%,ブチルカルビトール30%を添加してなる
ペースト状物を塗布する。次に,この塗布面を基材との
接合に供するようにして,基材の周囲に第1,第2グリー
ンシート等を巻回させ,加圧密着させる。次に,250℃で
樹脂抜した後,水素炉雰囲気中にて1500〜1600℃で焼成
して,一体化されたセラミックヒータを得る。その後,
このセラミックヒータは,その端子部をNiメッキし,ロ
ー材を用いてリード線引出用端子と接合される。
こうして得られたセラミックヒータについて抵抗値変
化を調べ,その結果を第3図に示す。尚,その測定は,1
000℃の加熱雰囲気下で直流17V通電を行ない抵抗値の経
時変化を測定することにより行なった。
第3図から明らかな通り,試料No.1〜6のセラミック
ヒータは、試料No.7及び8のものに比して抵抗値の経時
変化が著しく少ないことを容易に認識できる。又,基材
に試料No.5且つ第2グリーンシートに試料No.4(実施
例)、又は基材に試料No.4且つ第2グリーンシートに試
料No.5(参考例)の組成の材料を用いたところ,500時間
後においても抵抗変化率(ΔR/R)が40%以下であり,
実用上充分なレベルの特性を達成し得た。尚,比較例の
ヒータは100時間を経過後,キレ等が発生し,使用不能
となった。
[効果] 以上の如く本発明によれば,特に高温下に晒される条
件下においても抵抗値変化が少なく安定な抵抗値特性を
長期間維持でき,従って耐久寿命の著しく向上したセラ
ミックヒータを提供することに成功したものであり,セ
ンサ加熱用ヒータとして極めて有用なものである。加え
て、所定のグリーンシートが焼結促進成分として添加さ
れたB2O3を所定量以下含有することにより、焼成時の圧
縮応力増大により基材表面に積層されるグリーンシート
と基材(及び発熱パターン)との密着性が向上され、気
孔存在に基づく発熱パターン成分の酸化を極力防止でき
ると共に、Mg2+、Ca2+の移動によるマイグレーションが
防止される。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のセラミックヒータの耐久性劣化現象の生
ずる部位を説明するために模式的に示した図であって、
第1図Aはセンサの斜視図、第1図Bはその1B−1B断面
図(保護層についても図示している), 第2図は抵抗値の経時変化を示すグラフ、及び第3図は
本発明の実施例(参考例を含む)、及び比較例の抵抗変
化率の経時変化を示すグラフ、 を夫々表わす。 1……セラミックヒータ 2……基材 3……発熱パターン 4……(第2)グリーンシート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塩見 治久 愛知県名古屋市瑞穂区高辻町14番18号 日本特殊陶業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭57−55085(JP,A) 特開 昭55−121294(JP,A) 特開 昭49−43239(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材とグリーンシートとの間に発熱パター
    ンを有する積層体を一体焼成してなるセラミックヒータ
    であって、 前記グリーンシートが、Al2O3:90〜99.7wt%、焼結促進
    成分としてSiO2:0.04〜10wt%、MgO:0.1〜2wt%、CaO:
    0.1〜2.5wt%を含有し、更に前記焼結促進成分であるSi
    O2−MgO−CaO三成分系の総量に対して、B2O3:5wt%以下
    の有意量が添加されてなることを特徴とするセラミック
    ヒータ。
  2. 【請求項2】第1、第2グリーンシートの間に発熱パタ
    ーンを有し、前記第1、第2グリーンシート及び基材の
    順に積層された積層体を一体焼成してなるセラミックヒ
    ータであって、 前記第2グリーンシートが、Al2O3:90〜99.7wt%、焼結
    促進成分としてSiO2:0.04〜10wt%、MgO:0.1〜2wt%、C
    aO:0.1〜2.5wt%を含有し、更に前記焼結促進成分であ
    るSiO2−MgO−CaO三成分系の総量に対して、B2O3:5wt%
    以下の有意量が添加されてなることを特徴とするセラミ
    ックヒータ。
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