JP2631546B2 - コンベア装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 ＜産業上の利用分野＞ 本発明は２枚のベルトによって粉体を含む被搬送物を
挾持して垂直を含む傾斜搬送することが出来るコンベア
装置に係り、詳しくはベルトの重合部から粉体が外部に
飛散することを防止したコンベア装置に関するものであ
る。

＜従来の技術＞ 今日、２枚のベルトを対向して配設し、これ等のベル
トによって被搬送物を挾持して搬送することが出来るコ
ンベア装置が種々開発されている。その中で特公昭56−
3288号公報に示される技術は、粉体，粒体，塊状体，流
体或いはこれ等の混合物等の被搬送物を垂直を含む傾斜
搬送を行うことが出来るコンベア装置として知られてい
る。

同公報に示されるコンベア装置は、支持ベルトとカバ
ーベルトとを対向して設けると共に、これ等のベルトの
長手方向に張力を付与し、該張力の作用によって被搬送
物を前記ベルト間に挾持して搬送するものである。

前記コンベア装置は、被搬送物を供給される水平搬送
部から垂直を含む傾斜搬送部への移行部、及び前記傾斜
搬送部から被搬送物を次工程に供給する水平搬送部への
移行部に夫々湾曲搬送部を設けることによって円滑な搬
送状態を維持し得るように構成されている。そして被搬
送物は前記湾曲搬送部から傾斜搬送部を経て湾曲搬送部
に至る間で支持ベルトとカバーベルトとによって挾持さ
れて搬送されるものである。前記構成に於いて、傾斜搬
送部は通常直線搬送し得るように構成されている。

前記コンベア装置にあっては、支持ベルトにトラフ角
を与えることで幅方向に湾曲させ、該ベルト上に被搬送
物を供給する。そして支持ベルトとカバーベルトとを重
合して被搬送物を挾持し、下部に形成した湾曲搬送部か
ら傾斜搬送部を経て上部に形成した湾曲搬送部に搬送す
ることで被搬送物を下方から上方へ、或いは反対に上方
から下方へと垂直搬送し得るように構成されている。

また２枚のベルトによって挾持された被搬送物のベル
トの幅方向端部の重合部から外部への漏洩飛散を防止す
るため、傾斜搬送部に於いて重合したベルトの端部に沿
って複数のガイドローラを配置したコンベア装置が開発
されている（特開昭54−25078号公報等）。

＜発明が解決しようとする課題＞ 上記コンベア装置にあっては、支持ベルト或いはカバ
ーベルトにトラフ角を与えることでベルトを幅方向に湾
曲させると共に、湾曲搬送部に於いてベルトの移送方向
に湾曲させている。このときベルトの幅方向両端部に於
いて支持ベルトとカバーベルトとが接触して重合部を形
成している。このため、前記湾曲搬送部に於ける各ベル
トには幅方向と長手方向との三次元的な曲がりが生じ、
支持ベルトとカバーベルトとの重合部に微小な空隙が発
生することがある。特に、被搬送物が例えば石炭と粉炭
との混合物等のように異なった粒度の物体によって構成
されている場合には、支持ベルトとカバーベルトとの重
合部に於ける空隙の発生が多くなる傾向にある。このた
め前記空隙から粉炭が外部に漏洩して飛散する問題があ
る。

本発明の目的は、被搬送物が粒度の異なった物体から
構成されている場合であっても、ベルトの重合部から被
搬送物が漏洩することのないコンベア装置を提供するこ
とにある。

＜課題を解決するための手段＞ 上記課題を解決するためのコンベア装置は、対向して
配置された２枚のベルトを有し、該２枚のベルトを重合
することによって粉体を含む被搬送物を挾持して垂直を
含む傾斜搬送することが出来るコンベア装置に於いて、
前記ベルトの幅方向両端部に液体を付着させるための付
着手段を設けて構成されるものである。

＜作用＞ 上記手段によれば、ベルトの幅方向両端部に付着手段
によって水等の液体を付着させることで、搬送される被
搬送物に含まれる粉体の飛散を防止することが出来る。
即ち、ベルトの幅方向両端部に付着した液体は、２枚の
ベルトが重合されたときに該ベルトの幅方向両端部に形
成される重合部に拡散し、該液体による液膜を形成す
る。そして前記液膜によって、重合されたベルトの三次
元的な曲がりに伴い該ベルト間に発生する空隙を閉塞す
ることが出来る。このため重合されたベルトのシール性
が向上し、被搬送物が粒度の異なった物体によって構成
される場合であっても、この被搬送物に含まれる粉体が
ベルトの重合部から外部に飛散することがない。

＜実施例＞ 以下上記手段を適用したコンベア装置の実施例につい
て図を用いて説明する。

第１図はコンベア装置の説明図、第２図は第１図のII
−II矢視図、第３図はベルトの重合部の説明図、第４図
はベルトの説明図である。

先ず、第１図によってコンベア装置の全体について説
明する。

第１図に示す本実施例のコンベア装置は、粉炭や穀物
等の粉体，塩や砂糖等の粒体，石炭や石灰石等の塊状
体，或いは石炭と粉炭の混合物，岩塩と塩の混合物等、
粉体と粒体との混合物からなる被搬送物を低い位置から
高い位置へと垂直搬送するためのコンベア装置にかかる
ものである。

図に於いて、無端ベルトによって構成された支持ベル
ト１及びカバーベルト２は、第４図（Ａ）に示すような
平ベルト、或いは同図（Ｂ）に示すように幅方向両端に
所定の幅と高さとを持って形成した突条３を有する耳付
ベルトが用いられている。前記支持ベルト１とカバーベ
ルト２の形状及び組み合わせは、特に限定されるもので
は無く支持ベルト１及びカバーベルト２を平ベルトで形
成しても良く、また各ベルト1,2を耳付ベルトで形成し
ても良い。更に、支持ベルト１を耳付ベルトとし、カバ
ーベルト２を平ベルトで形成しても良い。

前記コンベア装置は支持ベルト１とカバーベルト２と
が互いに重合し得るように対向配置され、これ等のベル
ト1,2が重合する位置に被搬送物を受け入れるための開
口４が形成されている。

前記支持ベルト１とカバーベルト２は、同じ強度を有
するベルトによって形成されている。また本実施例に示
す如くＳ字状に形成されたコンベア装置に於いて、被搬
送物は支持ベルト１上に供給され且つ支持ベルト１によ
って次工程に搬送し得るように構成されているが、例え
ばコンベア装置をＣ字状に構成した場合には、被搬送物
は支持ベルト１上に供給され、且つカバーベルト２によ
って次工程に搬送し得るように構成されている。従っ
て、支持ベルト1,カバーベルト２は実質的に同一機能を
有するものである。

前記支持ベルト１は、高い位置に設けられた駆動ロー
ラ5aと、低い位置に設けられたテールローラ5bと、リタ
ーンローラ5c,5dとの間に巻回され、矢印ａ方向に移送
される。前記駆動ローラ5aには図示しない駆動モーター
が接続されており、該駆動モーターによって支持ベルト
１を矢印ａ方向に移送し得るように構成されている。前
記テールローラ5bはテークアップユニット６によって支
承されており、該ユニット６を操作することによって、
支持ベルト１に所定の張力を付与し得るように構成され
ている。

前記カバーベルト２は高い位置に設けられたヘッドロ
ーラ7aと、低い位置に設けられたテールローラ7bと、リ
ターンローラ7c,7dとの間に巻回され、支持ベルト１と
の接触摩擦により該ベルト１に従動し矢印ａ方向に移送
される。テールローラ7bはテークアップユニット８によ
って支承されており、該ユニット８を操作することによ
って、カバーベルト２に所定の張力を付与し得るように
構成されている。

尚、ヘッドローラ7aに駆動モーターを接続することに
よって、カバーベルト２を単独に駆動することも可能で
ある。

前記コンベア装置は、支持ベルト１の低い位置に設け
られたテールローラ5bから第１湾曲部9bまでの水平搬送
部9aと、この水平搬送部9aと連続して形成された第１湾
曲部9bと、この第１湾曲部9bに続く垂直を含む傾斜搬送
するための傾斜搬送部9cと、更にこの傾斜搬送部9cと連
続した第２湾曲部9dと、この第２湾曲部9dに続く水平搬
送部9eとから構成されている。

前記水平搬送部9aと第１湾曲部9bとの接続位置に開口
４が形成され、また第２湾曲部9dと水平搬送部9eとの接
続位置に開放部10が形成されている。

前記水平搬送部9a,9eには複数の支持ローラ11が水平
に並列して配置されており、これ等の支持ローラ11によ
って支持ベルト１に所定のトラフ角が付与されている。
そして水平搬送部9a,9eに於いて、被搬送物は支持ベル
ト１のみによって搬送されている。

第１湾曲部9b、第２湾曲部9dには複数の支持ローラ11
がベルト1,2の移送方向に形成した円弧上に配置されて
おり、これ等の支持ローラ11によってベルト1,2を移送
方向に所定の曲率で湾曲させると共に、該支持ローラ11
と接触するベルト１又は２に所定のトラフ角を付与して
いる。即ち、第１湾曲部9bでは、支持ローラ11によって
カバーベルト２にトラフ角が付与されると共に、支持ベ
ルト１はカバーベルト２に密着することで、ベルト1,2
の間で被搬送物を挾持し得るように構成されている。ま
た第２湾曲部9dでは、支持ローラ11によって支持ベルト
１にトラフ角が付与され、このときカバーベルト２は支
持ベルト１に密着することで、ベルト1,2間に被搬送物
を挾持し得るように構成されている。

また傾斜搬送部9cには、支持ローラ11の代わりに複数
のサイドローラ12が千鳥状に配置されており、これ等の
サイドローラ12によって、重合された支持ベルト１とカ
バーベルト２の幅方向両端部に於けるベルト1,2の重合
部13を密着し得るように構成されている。

本実施例のコンベア装置にあっては、第１湾曲部9b,
傾斜搬送部9c,第２湾曲部9dに於いて、支持ベルト１と
カバーベルト２とを重合し、第３図に示すように、幅方
向両端部に於いて互いに密着して重合部13を形成するこ
とがで被搬送物を鞘状に包み込むと共に、幅方向中央部
に於いてベルト1,2によって被搬送物を挾持している。

前記支持ベルト１とカバーベルト２との重合部13に於
いて、ベルト1,2は夫々のベルトにかかる張力によって
互いに密着しているが、これ等のベルト1,2の剛性が高
く、また支持ローラ11によってトラフ角を付与され、且
つ湾曲部9b,9dに於いて移送方向に対し湾曲されるた
め、重合部13には微小な空隙が発生する。そして支持ベ
ルト１とカバーベルト２とによって被搬送物が挾持され
ると、これ等のベルト1,2にかかる張力に応じて内圧が
上昇し、被搬送物に含まれる粉体が前記空隙から外部に
飛散するものである。

水平搬送部9aのテールローラ5b側には公知のホッパー
14が設けられている。このホッパー14には図示しないコ
ンベア或いはバケット等により、例えば粉炭と石炭との
混合物からなる被搬送物が供給され収容されている。そ
してホッパー14内に収容された被搬送物は支持ベルト１
上に定量供給される。

前記ホッパー14と開口４との間には、重合部13を構成
する支持ベルト１の幅方向端部1aに液体を付着させるた
めの付着手段15が設けられている。

前記付着手段15は、第２図に示すように支持ベルト１
の端部1aに対向して設けられた２本のノズル15aによっ
て構成されている。このノズル15aは、例えば水或いは
オイル等の液体を噴霧する噴霧ノズルを用いることが可
能である。

前記ノズル15aに液体を供給するために、ポンプ16a,
該ポンプ16aを駆動するためのモーター16b,流量計16c及
び各ノズル15aを開閉するためのバルブ16dが設けられて
いる。

付着手段15を上記の如く構成することによって、水或
いはオイル等の液体をポンプ16aにより圧送し、バルブ1
6dを開放することで圧送された液体を支持ベルト１に対
しノズル15aから噴霧して該ベルト１に付着させること
が出来る。本実施例では、支持ベルト１に付着する液体
の幅が約50mmとなるように調整されている。またノズル
15aから噴霧される液体の流量は流量計16cによって計測
され、バルブ16dによって調整し得るように構成されて
いる。

上記の如く構成したコンベア装置によって粉炭と石炭
の混合物等の異なった粒度の物体から構成される被搬送
物を搬送する場合について説明する。

先ず、駆動ローラ5aが図示しない駆動モーターによっ
て駆動され支持ベルト１が矢印ａ方向に移送される。前
記支持ベルト１の移送に伴い、カバーベルト２が矢印ａ
方向に従動して移送される。

次いで、図示しないコンベア或いはバケット等によっ
て、粉炭と石炭との混合物等からなる被搬送物をホッパ
ー14に収容する。この被搬送物はホッパー14から支持ベ
ルト１の中央部に連続的に定量供給される。

一方、ポンプ16aがモーター16bによって駆動され、水
或いはオイル等の液体を圧送する。そしてバルブ16dを
開放して、圧送される液体をノズル15aから噴霧し、支
持ベルト１の端部1aに約50mmの幅で付着させる。

中央部に被搬送物を載置し、且つ両端部1aに液体を付
着された支持ベルト１は、水平搬送部9aから第１湾曲部
9bに移送されたカバーベルト２と重合される。そして重
合された支持ベルト1,カバーベルト２は第１湾曲部9bに
於いて移送方向を90度変更され、傾斜搬送部9cに導入さ
れる。次いで、第２湾曲部9dに於いて移送方向を90度変
更され、水平搬送部9eに導入される。そして被搬送物は
水平搬送部9eの端部に於いて次工程に供給される。

前記第１湾曲部9bに於いて、支持ベルト１とカバーベ
ルト２が重合したとき、支持ベルト１の端部1aに付着し
た液体は、該ベルト１とカバーベルト２との重合部13に
於いてベルト1,2間に拡散し、液膜17を形成する。前記
液膜17は、重合部13に於けるベルト1,2間の粘着性を向
上させると共に、重合部13に発生する微小な空隙を閉塞
する。

このため、従来粒度の大きい石炭等が重合部13の近傍
に挟まれた場合、この石炭等の影響によって重合部13に
空隙が発生し、該空隙から粒度の小さい粉炭等の飛散が
多く発生しているが、本実施例のコンベア装置では、前
記空隙が液体によって閉塞されるため、粉炭等の飛散が
発生しない。

また本実施例に於いて、支持ベルト１の端部1aには、
液体が付着されるため、支持ベルト１とカバーベルト２
との重合により該ベルト1,2との間に構成される空間の
内圧が上昇しても、この内圧によって重合部13に形成さ
れる液膜が破壊されることも無く、従って、重合部13に
於けるシール性を向上させることが出来る。

本発明者等の実験によれば、粒度5mm以下の粉炭と石
炭との混合物からなる被搬送物を15000kg/hで搬送する
コンベア装置に於いて、支持ベルト１の端部1aに幅約50
mmにわたって、約2kgf/cm²の圧力を有する水を約30ml/m
in付着させたところ、コンベア装置から落下する粉炭の
量を約1/3に減少させることが出来た。然も、落下した
粉炭はベルト1,2の重合部13から漏洩飛散した粉炭のみ
では無く、支持ベルト１に付着した粉炭が該ベルト１の
リターンの際に落下したものを含むことを考慮すると、
支持ベルト１とカバーベルト２の重合部13の空隙から飛
散する粉炭の量は略皆無であるといって差支えない。

支持ベルト１の端部1aに付着させる液体としては、コ
ンベア装置によって搬送される被搬送物の性質に応じて
選択することが好ましい。即ち、被搬送物が本実施例に
於ける粉炭と石炭との混合物のように非食料品である場
合には、液体として上水或いは中水等の水を用いること
が可能であり、また塩と岩塩或いは原糖等の如き食料品
である場合には、上水或いは食用オイル等を用いること
が可能である。

前述の実施例に於いて、付着手段15として噴霧ノズル
15aを用いたが、該ノズル15aに限定されるものでは無
く、例えば第５図に示すように液体を滴下する滴下ノズ
ル15bであっても良く、また第６図に示すように、支持
ベルト１の端部1aと接触して回転し得るように構成した
塗布ローラ15cを用いることも可能である。更に、前記
塗布ローラ15cの代わりにブラシを用いることも可能で
ある。何れにしても、付着手段15としては支持ベルト１
の端部1aに液体が付着させることが出来れば、その構成
について拘泥するものではない。

前述の実施例に於いて、液体を圧送するためにポンプ
16aを用いたが、圧送される液体が上水或いは中水等の
ように所定圧力を有する配管から取り出すことが出来る
場合には、該配管から直接採取しても良い。

前述の実施例に於いて、液体の付着手段15を水平搬送
部9aに配置したが、その位置に限定されるものでは無
く、他の位置例えば水平搬送部9e或いは開口４等に配置
することも可能である。また液体を支持ベルト１の端部
1aに付着させず、カバーベルト２の端部に付着させても
良く、更に支持ベルト１の端部1a及びカバーベルト２の
端部の両方に付着させても良い。

＜発明の効果＞ 以上詳細に説明したように、本発明のコンベア装置に
よれば、ベルトの幅方向両端部に水等の液体を付着させ
ることで、２枚のベルトが重合されたときに該ベルトの
幅方向両端部に形成される重合部に該液体による液膜を
形成し、該液膜によって、重合されたベルト間に発生す
る空隙を閉塞することが出来、このため重合されたベル
トのシール性が向上し、被搬送物が粒度の異なった物体
によって構成される場合であっても、この被搬送物に含
まれる粉体が外部に飛散することがない等の効果を有す
るものである。

【図面の簡単な説明】

第１図はコンベア装置の説明図、第２図は第１図のII−
II矢視図、第３図はベルトの重合部の説明図、第４図は
ベルトの説明図、第５図及び第６図は他の実施例の説明
図である。 １は支持ベルト、1aは端部、２はカバーベルト、３は突
条、４は開口、5aは駆動ローラ、5b,7bはテールロー
ラ、6,8はテークアップユニット、7aはヘッドローラ、9
a,9eは水平搬送部、9b,9dは湾曲部、9cは傾斜搬送部、1
0は開放部、11は支持ローラ、12はサイドローラ、13は
重合部、14はホッパー、15は付着手段、15aは憤霧ノズ
ル、15bは滴下ノズル、15cは塗布ローラ、16aはポン
プ、16bはモーター、16cは流量計、16dはバルブ、17は
液膜である。

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】対向して配置された２枚のベルトを有し、
   該２枚のベルトを重合することによって粉体を含む被搬
   送物を挾持して垂直を含む傾斜搬送することが出来るコ
   ンベア装置に於いて、前記ベルトの幅方向両端部に液体
   を付着させるための付着手段を設けたことを特徴とした
   コンベア装置。