JPH01242307A - コンベア装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は対向して設けた２枚のベルトにより被搬送物を
挟持して搬送することが出来るコンベア装置に関するも
のである。

〈従来の技術〉 今日、対向して設けた２枚のベルトにより被搬送物を挾
持して搬送することが出来るコンベア装置が種々開発さ
れているが、その中で特公昭５６−３２８８号公報に示
される技術は、粉体２粒体、塊状体或いは流体等の被搬
送物を垂直を含む傾斜搬送を行うことが出来るコンヘア
装置として知られている。

同公報に示される技術は、支持ベルトとカバーベルトと
を対向して設けると共に、これ等のベルトに長平方向の
張力を付与し、この張力の作用によって被搬送物を前記
ベルト間に挟持して搬送するものである。

また前記技術に於ける被搬送物のコンベア装置に対する
供給は、支持ベルトとカバーベルトの間に被搬送物の受
け入れ開口を形成すると共に、該開口よりも上流側の支
持ベルトにホッパーを設け、該ホッパーに収容された被
搬送物を支持ベルトに定量供給することによって行うも
のである。

従って、被搬送物はホッパーから定量供給されることに
より、支持ベルト上に略一定の巾と高さとを持った連続
帯状に載置されて前記開口まで搬送される。そして該開
口に於いてカバーベルトと支持ベルトとの間で挾持され
て搬送されるものである。

〈発明が解決しようとする課題〉 上記コンヘア装置に於いて、被搬送物がホッパーから移
送中の支持ベルトに対し連続的に定量供給され、これに
より該支持ベルト上に連続帯状に載置された形態を維持
して開口まで搬送された場合、該開口に於いて支持ベル
トとカバーベルトとに挾持される際に、被搬送物がカバ
ーベルトにより押圧されて部面れを起こし、このため被
搬送物かベルトの中方向に広がってしまうことがある。

また前記ホッパーの支持ベルトに対する取り付は位置は
個々のコンベア装置によって異なっている。これは被搬
送物の形態或いはコンヘア装置を設置すべき環境条件等
によって定まるものである。

このためホッパーから受け入れ開口までの距離が大きい
と、支持ベルトによる搬送中に被搬送物が部面れを起こ
してベルトの巾方向に広がることがある。

前記したように被搬送物がベルトの巾方向に広がった場
合には、コンヘア装置の湾曲部或いは垂直搬送部に於い
て支持ベルト及びカバーベルトによる被搬送物の挟持姿
勢が変化するために、これ等のベルトのｌ】方向端部に
於ける重合部から被搬送物が漏洩する虞がある。

そこで本発明の目的は、支持ベルトに載置された被搬送
物の巾を規制して開口に供給することにより、ベルトの
重合部から被搬送物が漏洩することの無いコンヘア装置
を提供することにある。

〈課題を解決するための手段〉 上記課題を解決するために本発明のコンヘア装置は、対
向して設けた２枚のベルトによって被搬送物を挾持して
搬送することが出来るコンヘア装置に於いて、前記２枚
のベルトの間に被搬送物を受け入れるための開口を形成
し、前記開口に前記２枚のベルトの内の一方のベルトに
載置された被搬送物のｌ】を規制するための規制手段を
設けて構成されるものである。

〈作用〉 上記手段によれば、対向して設けた２枚のベルトの間に
被搬送物を受け入れるための開口を形成すると共に、該
開口に前記２枚のベルトの内一方のベルトに載置された
被搬送物の巾を規制するための規制手段を設けたので、
前記ベルトに供給された被搬送物をベルトの中央に集積
することが出来る。これにより、前記開口に於いて２枚
のベルトによって被搬送物が押圧されて部面れしても、
その広がり１１を規制することが出来、従って２枚のベ
ルトの重合部からの被搬送物の漏洩を防止することが出
来る。

〈実施例〉 以下上記手段を適用したコンヘア装置の一実施例を図に
よって説明する。

第１図はコンベア装置の全体説明図、第２図（＾）〜（
Ｃ）は支持ローラの説明図、第３図は規制手段の側面説
明図、第４図はその平面説明図である。

第１図に示されるコンベア装置は、わ）炭や穀物粉等の
粉体、塩や砂糖或いは砂等の粒体９石炭や石灰石等の塊
状体或いは泥水等の流体等の被搬送物を低い位置から高
い位置へと垂直搬送するためのコンヘア装置にかかるも
のである。

前記コンヘア装置は無端ベルトで構成された支持ヘル）
ｌとカバーベルト２とが互いに重合し得るように対向配
置され、これ等のベル）１．２が重合する位置に被搬送
物を受け入れるための開口３が形成されている。この間
口３は被搬送物の受け入れを円滑に行うことが出来るよ
うに、直進する支持ベルト１に、カバーベルト２を喫状
に導入して形成されている。

前記支持ベルトｌは、高い位置に設けられた駆動ローラ
１ａと、低い位置に設けられたテールローラ１ｂと、リ
ターンローラｌｃ、Ｉｄとの間に巻回されて、搬送及び
リターンが出来るように構成されている。またカバーベ
ルト２は高い位置に設けられたヘッドローラ２ａと、低
い位置に設けられたテールローラ２ｂと、リターンロー
ラ２ｃ。

２ｄとの間に巻回されて、前記支持ベルト１と共に移送
され、且つリターンすることが出来るように構成されて
いる。尚、本実施例に於いてカバーベルト２は支持ベル
トｌと接触して、その接触摩擦により従動し得るように
構成されている。

前記支持ベルト１及びカバーベルト２には、前述した各
ローラへの壱回経路中に設けた張力付与機構４ａ、４ｂ
によって該ベル）１．２の長平方向への張力が付与され
ており、該張力の付与によりこれ等のベルｌ−１，２を
互いに密接して被搬送物を挟持し得るものである。

また前記コンベア装置は、支持ベルト１の低い位置に設
けられたテールローラ１ｂから開口３までの水平搬送部
５ａと、この水平搬送部５ａに連続して形成された第１
湾曲部５ｂと、この第１湾曲部５ｂに続く垂直搬送部５
Ｃと、更にこの垂直搬送部５Ｃと連続した第２湾曲部５
ｄと、この第２湾曲部５ｄに続く水平搬送部５ｅとから
構成されている。

そして前記水平搬送部５ａと第１湾曲部５ｂとの接続位
置に開口３が形成され、また第２湾曲部５ｄと水平搬送
部５ｅとの接続位置に開放部６が形成されている。この
ように水平搬送部５ａと、水平搬送部５ｅとに於いては
第２図（＾）に示すように支持ベルト１のみにより被搬
送物を搬送し、第１湾曲部５ｂに於いては第２図（Ｂ）
に示すように、支持ベル）ｌとカバーベルト２とがＩｉ
；ＡＩＩ！して、更に第２湾曲部５ｄに於いては第２図
（Ｃ）に示すように支持ベルトｌとカバーベルト２とが
協働して１殿送を行うものである。

また前記水平搬送部５ａ、第１湾曲部５ｂ、第２湾曲部
５ｄ及び水平搬送部５ｅには、第２図（八）〜（Ｃ）に
示すように構成した複数の支持ローラ７が配置されてい
る。

前記支持ローラ７は、支持ベルトｌに載置された被搬送
物が落下することの無いように、前記ベル）１を図に示
すような凹状に形成するためのものである。このため支
持ローラ７は、水平状に設けたローラ７ａと、該ローラ
７ａに対し所定のトラフ角θを持って設けられた２本の
ローラ７ｂ。

７ｃとにより構成されている。そして前記各ローラ７ａ
〜７Ｃは、フレーム７ｄに固着したブラケット７ｅに回
動自在に支承されて構成されている。

前記の如く構成された支持ローラ７は、図に示すように
水平搬送部５ａ、５ｅ及び第２湾曲部５ｄに於いては支
持ベルト１にかかる荷重を支持するために、該ベルト１
側に配置され、また第１湾曲部５ｂに於いてはカバーベ
ルト２にかかる荷重を支持するために該ベルト２側に配
置されている。

また前記水平搬送部５ａであって開口３の上流側所定位
置には公知のホッパー８が設けられている。

前記ホンパー８には図示しないコンベア或いはパケット
クレーン等により、被搬送物が供給されて収容されてい
る。そしてホッパー８内に収容された被搬送物は、該ホ
ッパー８に形成したゲートから該ゲートの形状に応じて
支持ベルト１上に定量供給されるものである。

また前記開口３には規制手段９となる一対の規制板９ａ
が、支持ベルト１の両側に設けられている。

前記規制板９ａは、開口３の受け入れ巾を規制するため
のものであり、支持ベルト１に載置されて搬送される被
搬送物の巾を規制することにより、被搬送物を該ベルト
Ｉの中央に集積するためのものである。このように支持
ベルト１によって搬送される被搬送物の巾を狭くするこ
とにより、開口３に於いて被搬送物が支持ベル）ｌと、
カバーベルト２とにより挾持される際に発生する荷重れ
の巾を規制するものである。

前記したように規制板９ａは、支持ベルト１に載置され
て搬送される被搬送物の巾を規制することにより、開口
３の受け入れ目】を規制するものである。このため規制
板９ａは、第３図及び第４図に示すように受け入れ部９
ｂと、この受け入れ部９ｂから徐々に巾を狭めつつ形成
された供給部９Ｃとから構成されると共に、前記各部９
ｂ、９ｃの巾を調整可能に構成されている。

即ち、規制板９ａの外側には夫々２本のネジ棒９ｄが回
動自在に取り付けられている。またコンベアフレーム１
０には、前記ネジ棒９ｄに対応したブラケット１０ａが
固着されており、該ブラケット１０ａには、前記ネジ捧
９ｄを螺合するだめの雌ネジｌＯｂが設けられている。

また前記ネジ棒９ｄの先端にはハンドル９ｅが固着され
ており、該ハンドル９ｅを回転することにより、規制板
９ａを支持ベルト１の巾方向任意の位置に調整すること
が出来る。

また前記規制板９ａは、支持ベルト１により搬送される
被搬送物と接触するために、その接触表面が摩耗し易い
ため金属素材により製作されている。また前記規制板９
ａと、支持ベル）１及びカバーベルト２との当接部分に
はゴム或いはプラスチック製のスカート９ｆが形成され
ている。

前記した如く規制板９ａにスカー）９ｆを設けることに
より、支持ベルト１及びカバーベルト２との接触にも不
都合が無いものを形成することが出来る。

以上のように構成された本実施例のコンベア装置による
被搬送物の搬送について説明すると、先ずコンベア装置
の運転開始に先立ち、搬送される被搬送物の種類に応じ
て、即ち、被搬送物が粉体。

粒体、塊状体或いは流体であるかによって、また被搬送
物の物性に応じて予め設定された位置に規制板９ａを移
動する。この移動は前記ハンドル９ｅを回転することに
より行うことが出来る。

次にコンベア装置の水平搬送部５ａに設けたホンパー８
から被搬送物を連続的に供給する。この被搬送物は前記
ホッパー８に形成されたゲートの形状に応じた巾と高さ
とを持って、矢印ａ方向へ移送される支持ベルｌ−１に
供給されることにより、該ベルトｌ上に連続帯状に載置
される。この帯状に載置された被搬送物は、規制板９ａ
の受け入れ部９ｂに至って規制板９ａと接触し、該規制
板９ａの形状に従って支持ベル）１の中央に集積され、
これに伴い高さ方向へも集積される。このとき規制板９
ａと支持ベルト１との接触がスカー）９ｆによって行わ
れるため、該ベルトｌ上に載置された被搬送物の全てを
集積することが可能である。

次に支持ベルト１の中央に集積された被搬送物は、規制
板９ａの供給部９ｃから開口３に供給される。前記支持
ベルト１の中央に集積された被搬送物は、支持ベルト１
に従動して矢印ａ方向に移送されるカバーベルト２によ
って押圧され、互いに密着されると共に荷崩れを発生し
、ベルトの巾方向に広がる。しかし、その広がり巾は規
制板９ａによりベルトの中央付近までに規制され、それ
以上法がることは無い。

被搬送物は前記開口３に於いてカバーベルト２と支持ベ
ルトｌとの間で挾持され、第１湾曲部５ｂへと搬送され
、続いて垂直搬送部５Ｃ１第２湾曲部５ｄを経て水平搬
送部５ｅに於いて支持ベルト１により水平搬送されるも
のである。

前記搬送経路に於いて、支持ベル）Ｉとカバーベルト２
とにより挾持された被搬送物は、規制板９ａにより開口
３での荷崩れ巾を規制されるため、ベルトの中方向端部
にまで広がることが無く、従って該ベルト１．２の重合
部から外部に漏洩することが無い。

前述の実施例に於いて、規制手段９を開口３に設けたが
、ホッパー８と開口３との距離が小さい場合には規制板
９ａをホッパー８に近接して設けることも可能である。

〈発明の効果〉 以上詳細に説明したように本発明のコンヘア装置は、対
向して設けた２枚のベルトの間に被搬送物を受け入れる
ための開口を形成すると共に、該開口に前記２枚のベル
トの内一方のベルトに載置された被搬送物の１】を規制
するための規制手段を設けたので、前記ベルトに供給さ
れた被搬送物をベルトの中央に集積することにより、前
記開口に於いて２枚のベルトによって被搬送物が押圧さ
れて荷崩れしても、その広がり巾を規制することが出来
る。従って被搬送物の物性に応して規制手段を調整する
ことにより、前記荷崩れ巾を調整することが可能となり
、このため２枚のベルトの重合部からの被搬送物の漏洩
を防止することが出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図はコンベア装置の説明図、第２図（Ａ）〜（Ｃ）
は２枚のベルドによる被搬送物の挟持状態及び支持ロー
ラの説明図、第３図は規制手段の側面説明図、第４図は
その平面説明図である。 １は支持ベルト、ｌａは駆動ローラ、１ｂ２２ｂはテー
ルローラ、２はカバーベルト、２ａはヘッドローラ、３
は開口、４ａ、４ｂは張力付与機横、５ａ、５ｅは水平
搬送部、５ｂは第１湾曲部、５ｃは垂直搬送部、５ｄは
第２湾曲部、６は開放部、７は支持ローラ、７ａ〜７Ｃ
はローラ、８はホッパー、９は規制手段、９ａは規制板
、９ｄはネジ棒、９ｅはハンドル、９「はスカート、１
．０はコンベアフレーム、ｌＯｂは雌ネジである。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 対向して設けた２枚のベルトによって被搬送物を挟持し
   て搬送することが出来るコンベア装置に於いて、前記２
   枚のベルトの間に被搬送物を受け入れるための開口を形
   成し、前記開口に前記２枚のベルトの内の一方のベルト
   に載置された被搬送物の巾を規制するための規制手段を
   設けたことを特徴とするコンベア装置。