JP2000247433A - 物品の搬送装置 - Google Patents

物品の搬送装置

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JP2000247433A
JP2000247433A JP11051676A JP5167699A JP2000247433A JP 2000247433 A JP2000247433 A JP 2000247433A JP 11051676 A JP11051676 A JP 11051676A JP 5167699 A JP5167699 A JP 5167699A JP 2000247433 A JP2000247433 A JP 2000247433A
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articles
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JP11051676A
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English (en)
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Katsumi Honma
克美 本間
Yasuhito Miyazawa
泰人 宮澤
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Nippon Seiki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、物品の搬送経路において円滑な送
りを可能とし、かつ確実に最先の物品を1個毎良好に分
離搬送することのできる物品の搬送装置を提供すること
を目的とする。 【解決手段】 所定ピッチ毎に物品Wを送るための移送
爪1を設けたエンドレス状のコンベヤ2からなる物品搬
送部Aと、この物品搬送部Aの入口側において前記物品
Wをストック可能とする受け渡し部Bと、この受け渡し
部Bの上流側に設けられ、物品Wを供給可能なエンドレ
ス状のコンベヤ13からなる物品供給部Cとを備え、こ
の物品供給部Cには物品Wを一列に整列するよう位置規
整するガイド部Dを設けたことを特徴とする物品の搬送
装置である。である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直方体状の物品、
たとえば米菓類などの長尺な直方体状の菓子を連続的に
供給しつつ、一定方向に一列に整列させ、次いで一個毎
分離しながら移送する米菓類などの物品の搬送装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にこの種の物品の搬送装置として、
大量に製造される製造ラインにおいては、それぞれの製
造工程間を繋ぐ際に搬送コンベヤにより製品である物品
を連続的に自動搬送することは一般的に行われている
が、工程上において搬送される物品を互いに分離して搬
送を行った方が後処理を行いやすい場合がある。
【0003】たとえば、米菓類などの物品は、物品とな
る米菓類などのお菓子を大量に自動的に焼き上げるため
には、物品である生地をベルトコンベヤに乗せ、味付け
などを行いつつこれをオーブンなどに通して焼き上げる
ようにしており、この焼き上げられた米菓類は湿気るこ
とを防ぐため、あるいは衛生面を考慮する上で包装機械
などによって一個毎包装袋に収納して密封保持すること
で衛生的に保つようにすることが行われている。
【0004】この際、米菓類などの物品を前記包装機械
によって包装フィルムにより1つずつ包みながらシール
する必要があり、このため包装機械の前工程となる搬送
コンベヤに所定の間隔を配して物品を送り込むための移
送爪を設け、この移送爪によって物品を前記包装機械側
に所定間隔を開けて送り込むように構成している。
【0005】この場合、大量に製造された不揃いの米菓
類などの物品を、列単位にして連続状態に揃えて送り出
し、その後一個毎分離状態にして間隔を開けて前記搬送
コンベヤへと供給して前記包装機側へと送り込む米菓類
などの物品の搬送装置として、たとえば特開昭57−9
619号公報や特開平3−200626号公報あるいは
特開平5−162714号公報などが提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した従
来装置にあっては、物品である米菓類を1個毎包装袋内
に包装するために、その物品となる米菓類を上部を投入
口とし、下部に向かって口径を小さくしてなる漏斗状の
ホッパ内に投入し、この投入された米菓類等の物品をタ
ーンテーブル状のパーツフィーダによって整列させ、整
列させられた米菓類等の物品の有無を検知する検出器の
作動によって次の工程であるベルトコンベヤ上へと米菓
類などの物品を連なった状態にてパーツフィーダ側から
送り出すようにしており、この送り出された物品の最先
側の物品を回転ブラシや回転爪車によって一個毎分離さ
せて前記包装機械の前工程となる搬送コンベヤへと物品
を供給するようにしているが、特に物品自体が米菓類な
どのように生地を焼き上げて製造するために、その焼き
上がり具合によって直方体状に焼き上げたつもりであっ
ても大きさや形状のバラツキが生じることがあり、この
結果、パーツフィーダから送り出された直方体状からな
る米菓類の物品がベルトコンベヤ上にて詰まったり、重
なり合ったりしやすく、搬送工程においてスムーズに流
れないことがあり、また連続して送り込まれた前記米菓
類からなる物品を回転ブラシや回転爪車などによって1
個毎前記搬送コンベヤへと送り出す際に、物品の重なり
などによって取り出せなかったり、あるいは物品を2個
同時に送り出してしまったりすることがある。
【0007】この場合、特に直方体状の米菓類の物品に
おいては、その直方体状の物品の角が丸みを帯びたりあ
るいは焼き上がり具合によって厚みが変わったり、全体
の焼き上がりによる表面部分の凹凸などによって形状的
にバラツキやすいため、連なってくる米菓類などの物品
が最先の物品の下に潜り込んだり、上に重なり合った
り、あるいは直方体状の米菓類などの物品の向きがジグ
ザグになって揃わなくなってしまうことが予想される。
また、米菓類においては、前記回転爪車などによって搬
送される際に、米菓類などの物品が重なり合って送られ
てきたり、詰まった状態に送られてくると、物品自体が
脆いために無理に送り出そうとすると割れてしまう虞も
ある。
【0008】そこで本発明は、前記従来例の問題を解決
するものであって、物品の搬送経路において円滑な送り
を可能とし、かつ確実に最先の物品を1個毎良好に分離
搬送することのできる物品の搬送装置を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、所定
ピッチ毎に物品を送るための移送爪を設けたエンドレス
状のコンベヤからなる物品搬送部と、この物品搬送部の
入口側において前記物品をストック可能とする受け渡し
部と、この受け渡し部の上流側に設けられ、物品を供給
可能なエンドレス状のコンベヤからなる物品供給部とを
備え、この物品供給部には物品を一列に整列するよう位
置規整するガイド部を設けたことを特徴とする物品の搬
送装置である。
【0010】また請求項2の発明は、前記請求項1にお
いて、前記受け渡し部には、前記物品の上方側に配置さ
れ、回転可能にして物品を送り出す回転送り出しユニッ
トを備えてなることを特徴とする物品の搬送装置であ
る。
【0011】また請求項3の発明は、前記請求項1にお
いて、前記受け渡し部には、前記物品を載置するための
プレートと、このプレートの上方に回転可能にして前記
物品を送り出す回転送り出しユニットとを備えてなるこ
とを特徴とする物品の搬送装置である。
【0012】また請求項4の発明は、前記請求項1にお
いて、前記受け渡し部には、前記物品を載置して搬出す
るためのエンドレスの受け渡し用コンベヤと、この受け
渡し用コンベヤの上方に回転可能にして前記物品を送り
出す回転送り出しユニットとを備えてなることを特徴と
する物品の搬送装置である。
【0013】また請求項5の発明は、前記請求項2から
請求項4において、前記受け渡し部の前記回転送り出し
ユニットには、その外周部に等間隔に物品を押圧搬送す
るための柔軟性部材からなる軟圧搬送体を設けてなるこ
とを特徴とする物品の搬送装置である。
【0014】また請求項6の発明は、前記請求項5にお
いて、前記受け渡し部の前記回転送り出しユニットに
は、その外周部に等間隔に物品を押圧搬送するための柔
軟性部材からなる軟圧搬送体を設けるとともに、この軟
圧搬送体の間に物品が入り込むことを防ぐための柔軟性
規整部材を設けてなることを特徴とする物品の搬送装置
である。
【0015】また請求項7の発明は、前記請求項1から
請求項6において、前記受け渡し部の出口側に物品の搬
送停止位置を設定し、かつ物品の送り出し時に開放可能
な位置決めストッパを設けたことを特徴とする物品の搬
送装置である。
【0016】また請求項8の発明は、前記請求項1から
請求項7において、前記物品供給部には前記物品を一列
に整列搬送可能に案内するガイド部を設け、このガイド
部は、前記物品の側面側を位置決め案内する側方ガイド
部と、物品の上面側を位置規整する上方ガイド部とを備
えてなることを特徴とする物品の搬送装置である。
【0017】また請求項9の発明は、前記請求項1から
請求項8において、前記物品供給部の搬出側には、連続
して搬送されてくる最先の物品を保持可能なストッパ部
材を配設してなることを特徴とする物品の搬送装置であ
る。
【0018】また請求項10の発明は、前記請求項9に
おいて、前記物品供給部の搬出側には、前記ガイド部の
一部に弾性変位可能な押圧片を設け、この押圧片により
前記物品を押圧付勢する前記ストッパ部材として構成し
たことを特徴とする物品の搬送装置である。
【0019】また請求項11の発明は、前記請求項1か
ら請求項10において、前記物品供給部の搬入側を高
く、搬出側を低くなるように傾斜状態に配設してなるこ
とを特徴とする物品の搬送装置である。
【0020】また請求項12の発明は、前記請求項1か
ら請求項11において、前記物品供給部の入口側に、投
入された物品を整列搬送させるパーツフィーダからなら
物品ストック部を設けてなることを特徴とする物品の搬
送装置である。
【0021】
【発明の実施の形態】前記請求項1の構成によって、物
品供給部には物品を一列に整列するよう位置規整するガ
イド部を設けたことにより、物品が物品供給部にて詰ま
ったり、重なり合ったりすることを未然に防ぐことがで
き、次工程の物品の受け渡し部へスムーズに物品を搬送
することが可能となり、この受け渡された物品を所定の
ピッチにて物品搬送部へと一個毎移送することができ
る。
【0022】また前記請求項2の構成によって、前記エ
ンドレス状のコンベヤからなる物品供給部から連続的に
一列に供給されてくる最先の物品を、受け渡し部にて回
転送り出しユニットの回転作動によって一個毎物品搬送
部に分離状態にして移送することが可能となる。
【0023】また前記請求項3の構成によって、前記エ
ンドレス状のコンベヤからなる物品供給部から連続的に
一列に供給されてくる最先の物品を、受け渡し部のプレ
ート上に搬送するとともに、回転送り出しユニットの回
転作動によって一個毎物品搬送部に分離状態にして移送
することが可能となる。
【0024】また前記請求項4の構成によって、前記エ
ンドレス状のコンベヤからなる物品供給部から連続的に
一列に供給されてくる最先の物品を、受け渡し部に設け
た受け渡し用コンベヤ上に搬送しつつ回転送り出しユニ
ットの回転作動によって一個毎物品搬送部に分離状態に
して移送することが可能となる。
【0025】また前記請求項5の構成によって、前記エ
ンドレス状のコンベヤからなる物品供給部から連続的に
一列に供給されてくる最先の物品を、回転送り出しユニ
ットの外周部に設けた軟圧搬送体によって物品を押圧搬
送することで、比較的脆い物品であったとしても良好に
軟圧搬送体自体が弾性変形しつつ送り出すことができ、
その物品を搬出部側に分離状態にして移送することがで
きる。
【0026】また前記請求項6の構成によって、前記物
品供給部から連続的に一列に供給されてくる最先の物品
を、回転送り出しユニットの外周部に設けた軟圧搬送体
によって物品を押圧搬送した際、次に待機している物品
が受け渡し部の一部を構成する前記回転送り出しユニッ
トの軟圧搬送体の間に入り込まないように柔軟性規整部
材を設けることにより、安定した送りを提供することが
できる。この際、仮に軟圧搬送体の間に物品が入り込ん
だとしてもを柔軟性規整部材が柔らかい材料にて形成さ
れているため、比較的脆い素材からなる物品であったと
しても押しつぶしてしまうということを未然に防ぐこと
ができる。
【0027】また前記請求項7の構成によって、前記受
け渡し部の出口側にストッパ部を設けることによって、
物品搬送部への受け渡し移行の際に前記ストッパ部にて
物品を送り出す位置を常に規定された位置から送り出し
ことが可能となり、これにより所定ピッチ毎に移送爪を
設けた物品搬送部へ安定状態にして物品を供給すること
ができる。
【0028】また前記請求項8の構成によって、前記物
品の幅方向に対しては、その物品の両側に設けた側方ガ
イド部によって位置規整され、また上下の厚み方向に対
しては、その物品の上側に設けられた上方ガイド部によ
って位置規整され、物品の重なりを防ぎつつ一列に整列
するように供給することができる。
【0029】また前記請求項9の構成によって、物品供
給部から受け渡し部に一個のみの物品を送り込む際、受
け渡し部に供給された物品の次に待機している物品供給
部の最先の物品が受け渡し部へ移行しないようにストッ
パ部材によって維持することができ、これによりストッ
パ部材にて物品の分離供給を安定的に行うことが可能と
なる。
【0030】また前記請求項10の構成によって、物品
供給部から受け渡し部へ物品が移行する際に、各物品の
重なりなどを抑制しつつ受け渡し部に供給された物品の
次に待機している物品供給部の最先の物品を押圧片によ
って上側から軟圧しながら押さえ付けて維持することが
でき、これにより物品を潰すことなく良好に保持するこ
とができる。
【0031】また前記請求項11の構成によって、物品
を搬送するに際し、送り出し方向に沿って物品供給部を
傾斜することにより、物品供給部の動きに連れて物品が
連なって送り出され、搬送密度を高めつつ次の工程であ
る受け渡し部に一個毎供給することが可能となる。
【0032】また前記請求項12の構成によって、ラン
ダムに供給される物品をパーツフィーダからなる物品ス
トック部にて整列しつつ物品供給部に送り出すことがで
き、物品の自動供給を行う上で有益である。
【0033】
【実施例】以下本発明を、直方体状からなる米菓類など
の物品を連続して供給しつつ、一定方向に一列に整列さ
せ、次いで一個毎分離しながら移送する米菓類などの物
品の搬送装置を例にして説明する。
【0034】たとえば、米菓類などの物品においては、
物品となる米菓類などのお菓子を大量生産を行う場合、
物品である生地をベルトコンベヤに乗せてオーブンなど
に通して焼き上げるようにしており、この焼き上げられ
た米菓類は衛生面を考慮したり、あるいは湿気ることを
防ぐために、米菓類などの物品を一個毎包装袋に収納し
て密封保持することにより衛生的に保つようにすること
が行われている。
【0035】図1から図8は本発明の第1実施例を示す
ものであり、同図において、米菓類などの物品Wを図示
しないが包装機械によって包装フィルムにより1つずつ
包みながらシールする場合、このため包装機械の前工程
として物品搬送部Aを設置している。
【0036】この物品搬送部Aは、米菓類などの物品W
を所定ピッチの間隔を配して送るための移送爪1が設け
られたエンドレス状のチェーンコンベヤ2によって構成
されており、このチェーンコンベヤ2はスプロケット3
間に平行に架け渡されており、一方のスプロケット3の
軸端に駆動源となるサーボモータM1が取り付け固定さ
れている。
【0037】また前記チェーンコンベヤ2に設けられた
移送爪1の搬送経路両側にはフレームからなる案内枠4
が設けられ、米菓類などの物品Wを移送爪1にて図示し
ない包装機械側へと送る際に、前記案内枠4によって前
記物品Wをチェーンコンベヤ2の長手方向に沿って案内
するガイド部として形成している。
【0038】また、前記物品搬送部Aの入口側には、前
記米菓類などの物品Wをストック可能とする受け渡し部
Bが物品の搬送装置の機枠5に設置されており、この実
施例における受け渡し部Bは、前記米菓類などの物品W
の1つを乗せて搬送可能とするプレート6と、このプレ
ート6の上方に回転可能にして物品Wを送り出す回転送
り出しユニット7とを備えている。
【0039】また前記回転送り出しユニット7には、前
記機枠5の一部に回転軸部8が軸支され、この回転軸部
8の外周面部分に等間隔にして二つの柔軟性部材からな
る軟圧搬送体9が取り付け固定されており、また前記軟
圧搬送体9の間に前記米菓類などの物品Wが入り込むこ
とを防ぐために柔軟性規整部材10が設けられており、
また前記回転軸部8は、駆動源となるサーボモータM2
に接続されている。
【0040】この実施例では、前記軟圧搬送体9は、そ
の表面部分に防塵性、防水性のある薄い肉厚の合成樹脂
シート材9Aにより覆い、その内部側にたとえばスポン
ジなどの柔軟性材料からなる復元性を有する緩和材9B
を配設して構成しており、また前記柔軟性規整部材10
としては、前記回転軸部8の周りに位置し、前記軟圧搬
送体9の間にたとえばスポンジなどの柔軟性材料からな
る弾性部材10Aを設け、この弾性部材10Aの表面側
を覆って板厚の薄い柔軟性を有する合成樹脂シート板1
0Bを取り付けて固定している。
【0041】また前記受け渡し部Bのプレート6の出口
側には、米菓類などの物品Wの搬送停止位置を設定し、
かつその物品Wの送り出し時に開放可能な位置決めスト
ッパ11が設けられており、この場合、前記プレート6
の出口側の両端部に支軸11Aが形成され、その支軸1
1A基点として柔軟性を有するプレートからなるストッ
パ板11Bが左右に対をなして内側に向かってそれぞれ
形成されており、この実施例では、前記ストッパ板11
Bの表面部分には物品Wが突き当たっても割れたりしな
いように緩衝用弾性部材11Cが張り付けられている。
【0042】また前記受け渡し部Bの上流側には、米菓
類などの物品Wを一列に供給可能とする物品供給部Cが
備え付けられており、この物品供給部Cはローラ12間
にエンドレス状のベルトコンベヤ13が架け渡されて構
成されており、前記ローラ12の一方側を駆動ローラ1
2とし、その駆動ローラ12には駆動源であるサーボモ
ータM3が連結されている。なお、この実施例における
物品供給部Cにおいては、物品供給部Cの搬入側を高
く、搬出側を低くなるように傾斜状態に配設している
【0043】また前記物品供給部Cとなるベルトコンベ
ヤ13の表面側には、そのベルトコンベヤ13の長手方
向に沿い、前記長尺な直方体状の米菓類からなる物品W
を一列に整列するように位置規整するガイド部Dが設け
られており、この実施例におけるガイド部Dとして、前
記ベルトコンベヤ13の表面部分に対して垂直方向に立
ち上がる物品Wの側面側を位置決め案内する側方ガイド
部14と、物品Wの上面側を位置規整する上方ガイド部
15とを備えている。
【0044】前記物品供給部Cの入口側には、投入され
た物品Wを整列搬送させるパーツフィーダからなる物品
ストック部Eが備え付けられており、この物品ストック
部Eの投入部側には焼き上がってきた米菓類などの物品
Wを貯留しつつ所定の量を供給するホッパーコンベヤF
が設置されている。
【0045】また、物品Wを整列搬送させるパーツフィ
ーダからなる前記物品ストック部Eは、この実施例では
円形状のボウルからなるバケット16と、垂直振動と水
平振動との二つの振動系の振幅を各々独立して設定でき
る機能を備えた振動発生装置17とによって構成されて
おり、前記バケット16の内周面に沿って螺旋状に物品
を送り出す搬送面16Aが緩やかな登り勾配に形成され
ており、この搬送面16Aの出口側に前記物品供給部C
のベルトコンベヤ13の入口部が配置するように設けら
れている。この場合、前記バケット16内に多数の物品
Wを投入してバケット16を前記振動発生装置17によ
る垂直振動と水平振動の合成ベクトルからなる微振動を
与えると、多数の物品Wは螺旋状の傾斜面からなる搬送
面16Aを整列しながら徐々に上っていき、次工程であ
る物品供給部Cへと一つ一つ排出されていく。なお、螺
旋状の搬送面16Aに沿って各物品Wが適正な状態に搬
送されている時は問題ないが、不適正な状態たとえば物
品Wが重なり合って送られている場合においては、その
重なり合っている物品Wを搬送面16A上から掻き落と
すための回転羽根による掻き落とし部材18が配設され
ている。
【0046】なお、この実施例における前記ホッパーコ
ンベヤFは、図示しないが前記パーツフィーダからなる
物品ストック部Eの内部に設けたセンサからの信号を受
けて物品Wが少なくなった場合には、ホッパーコンベヤ
Fのモータを回転させてパーツフィーダのバケット16
内に物品Wを供給し、物品Wが一定量に達した場合には
ホッパーコンベヤFのモータを停止させ、バケット16
内の物品Wの量が多くなりすぎないようにしている。
【0047】また前記物品供給部Cの搬出側には、連続
して搬送されてくる先頭となる最先の物品Wを保持可能
なストッパ部材19が配設されている。この実施例にお
けるストッパ部材19としては、前記上方ガイド部15
の一部に合成樹脂板などからなる弾性変位可能な押圧片
19Aと、この押圧片19Aを前記物品供給部Cの先頭
となる最先の物品Wに向けて軟圧保持するように押圧作
動する押動部材19Bとによって形成されており、その
押動部材19Bを駆動する手段としては図示しないが、
前記サーボモータM2の回転をカム機構の回転に変換
し、このカムによる乗り上げ作動に応じて前記押動部材
19Bを往復移動するように構成している。
【0048】なお、前記物品供給部Cのベルトコンベヤ
13の搬送路の途上には、物品Wの供給状態を検知する
ためのワークセンサS1が設けられており、また前記受
け渡し部Bのプレート6上には、前記物品供給部Cのベ
ルトコンベヤ13による物品Wの搬送路となる側方ガイ
ド部14に合わせてガイド板20が左右に設置されてお
り、前記物品供給部Cの側方ガイド部14と前記プレー
ト6上のガイド板20とは、物品Wの幅寸法に合わせて
移動調整可能に設けられており、同様に物品Wの高さ寸
法に合わせて前記物品供給部Cの上方ガイド部15も上
下移動可能に調整できるように設けられている。
【0049】また、この実施例においては、前記包装機
械の前工程に設置された物品搬送部Aのチェーンコンベ
ヤ2に所定のピッチ間隔に設けられた移送爪1の位置を
読み取る位置割り出しセンサS2が設けられ、この位置
割り出しセンサS2の信号を基準にして、前記受け渡し
部Bの回転送り出しユニット7の全体の動作を設定して
前記包装機械との同期制御を行っている。
【0050】なお、前記受け渡し部Bの回転送り出しユ
ニット7には、二つの軟圧搬送体9が取り付けてある回
転軸部8に、回転角度180度に一回の原点信号を発生
させる原点センサ(図示せず)が取り付けてあり、その
信号を基準にして回転軸部8自体の回転を加減速するこ
とで物品Wの長さが異なる場合や、搬送爪1のピッチが
異なる包装機械に対応する場合、あるいは包装機械の運
転速度を変えて時間当たりの生産個数を変える場合など
に対応するができるようにしている。
【0051】上記構成において、米菓類などからなる直
方体状の物品Wの搬送装置の作用を詳述すると、先ず焼
き上げられた米菓類などの物品Wは不揃いのままコンベ
ヤに乗せられて搬送され、前記ホッパーコンベヤFへと
送られ、このホッパーコンベヤF内にて一旦貯留した後
に、前記パーツフィーダからなる物品ストック部Eの内
部すなわちパーツフィーダのバケット16の内部に一定
の量が供給されるようにバケット16内に設けた図示し
ないセンサからの信号を受けて物品Wを供給するように
しているため、物品Wの搬送装置を自動化を行うに際し
有益である。この場合、前記パーツフィーダからなる物
品ストック部Eへの物品Wの供給を手作業にて行う場合
は、前記ホッパーコンベヤFを介さずに行えばよい。
【0052】また物品ストック部Eによるパーツフィー
ダのバケット16内部に供給された物品Wは、前述した
ように前記バケット16を前記振動発生装置17による
垂直振動と水平振動の合成ベクトルからなる微振動を与
えることにより、多数の物品Wは螺旋状の傾斜面からな
る搬送面16Aを整列しながら徐々に上っていき、次工
程である物品供給部Cへと一つ一つ連続して排出されて
いく。なお、物品Wが重なり合って送られてきた場合、
回転羽根による掻き落とし部材18によって、その重な
り合っている物品Wを搬送面16A上から掻き落とさ
れ、適正な状態にて順次物品Wが物品供給部C側へと送
り出されていく。
【0053】また物品供給部C側へと送り出された物品
Wは、駆動源となるサーボモータM3の回転駆動により
ベルトコンベヤ13が作動し、このベルトコンベヤ13
の移行に伴い物品Wがガイド部Dに沿って一列に整列さ
れて連続状態に連なって送られる。この場合、直方体状
の米菓類からなる物品Wは焼き上がりによって形状が異
なったり、表面の凹凸や角部が丸まったりすることによ
って、部分的に物品W同士が重なったり、あるいは詰ま
ったりする虞があるが、この場合、前記ベルトコンベヤ
13の搬送路の途上に設けられた物品Wの供給状態を検
知するためのワークセンサS1によって、その以上状態
を判別してベルトコンベヤ13を駆動するサーボモータ
M3を停止させたり、あるいは逆転駆動して重なり合っ
ている物品Wを分離するように動作したり、また物品供
給部Cと前記パーツフィーダからなる物品ストック部E
との間にて詰まったりした場合にあっては、パーツフィ
ーダに与える振動を停止したり、前記物品ストック部E
の振動発生装置17に加える垂直振動と水平振動との振
幅の設定を変えることにより、逆転方向に振動を与えて
物品Wの流れを反転するようにして物品Wの詰まりや重
なりなどを解きほぐすようにしている。
【0054】また前記ベルトコンベヤ13によって連続
状態に送られてきた物品Wは、その先頭となる最先の物
品Wが前記ストッパ部材19の解放時、すなわち押動部
材19Bを引き戻した状態のため前記弾性変位可能な押
圧片19Aが前記物品Wを押圧することなくフリーの状
態となることによって、その最先の物品Wが後続の物品
Wに押されて前記受け渡し部Bのプレート6上に一つだ
け分離状態にして供給される。
【0055】この受け渡し部Bのプレート6上に送られ
てきた物品Wは、そのプレートの出口側に設けられてい
る位置決めストッパ11の扉であるストッパ板11Bが
閉じた状態となっているため、そのストッパ板11Bに
よって位置規整されて規定された位置に維持され、この
状態が包装機械の前工程である物品搬送部A側に物品W
を送る待機状態となっている。
【0056】次いで、前記ストッパ板11Bによって位
置決めされた物品Wは、前記物品搬送部Aのチェーンコ
ンベヤ2に所定のピッチ間隔に設けられた移送爪1の移
動位置を読み取る位置割り出しセンサS2の作動によっ
て、ストッパ板11Bが開き始めると同時に前記サーボ
モータM2も作動して前記回転軸部8が回転し、回転軸
部8の周りに取り付けられた軟圧搬送体9が回転駆動し
ながら前記物品Wを軽く押し付けながらプレート6上か
ら前記チェーンコンベヤ2上へと送り出し、所定のピッ
チ間隔に設けられた移送爪1の間に物品Wが送り出され
て供給される。
【0057】この物品Wの供給時すなわち軟圧搬送体9
が物品Wを押し出しているときにおいては、次に待機し
ている最先の物品Wが動かないように前記ストッパ部材
19の押圧片19Aを押動部材19Bによって下方側へ
作動させて物品Wを押し付け保持している。この際、物
品Wを保持しているときに物品Wとベルトコンベヤ13
との摩擦を押さえるために押圧片19Aが物品Wを保持
している間はそのベルトコンベヤ13を止めるか、ある
いはその送り速度を低く抑えるように制御を行うように
している。
【0058】従って、受け渡し部Bに設けられた軟圧搬
送体9による物品Wの送り出し時において、比較的脆い
米菓類などの物品Wであったとしても、柔軟性部材から
なる軟圧搬送体9によって軟圧状態にして送り出すこと
ができ、これにより搬送時において物品Wが割れてしま
うといった問題を未然に防ぎつつ良好に送り出すことが
可能となる。
【0059】また、前記受け渡し部Bに設けられたスト
ッパ板11Bの表面部分に緩衝用弾性部材11Cを張り
付けることにより、脆い物品Wを傷めることなく停止保
持することができ、また受け渡し部材Bのプレート6上
に搬送されてくる物品Wの幅寸法に合わせてガイド板2
0が左右に移動調整自在に設けられることにより、物品
Wの姿勢が安定し次の工程である物品Wの送り出しを良
好にすることができるという効果がある。
【0060】また物品供給部Cのベルトコンベヤ13の
搬送路に米菓類などの物品Wを安定状態に送るために、
物品Wの両側面側に側方ガイド部14を設けるととも
に、物品Wの上面側を位置規整する水平方向に延びた上
方ガイド部15を設けることにより、物品W自体、多少
の大きさに変動があっても、あるいは形状が若干異なっ
たとしても各ガイド部14,15によって一列に整列さ
せながら供給することができ、かつ各ガイド部14,1
5の取り付け位置を物品Wの幅寸法あるいは厚み寸法に
合わせて各ガイド部14,15を移動設定することによ
り、物品Wの重なり合いや詰まりなどを未然に防ぐこと
ができるという効果がある。
【0061】また図9から図11はこの発明の第2実施
例を示すもので、物品の搬出装置の基本的な構造につい
ては前述した第1実施例とほとんど同じくするものであ
るため省略するが、ここではその変更点を主体にして説
明する。
【0062】米菓類などの物品Wを整列搬送させるパー
ツフィーダからなる物品ストック部Eとして、この実施
例では円形状のバケット16と、垂直振動と水平振動と
の二つの振動系の振幅を各々独立して設定できる機能を
備えた振動発生装置17とによって構成されており、前
記バケット16の内周面に沿って螺旋状に物品を送り出
す搬送面16Aが緩やかな登り勾配に形成されており、
この搬送面16Aの途中に前記物品Wの大きさに対して
小さく、かつ、その物品Wの送りに支障がない程度の小
さな穴からなる開口部16Bを形成し、前記搬送面16
Aの出口側に物品供給部Cのベルトコンベヤ13の入口
部が位置するように設置されている。この場合、前記バ
ケット16内に多数の物品Wを投入してバケット16を
前記振動発生装置17による垂直振動と水平振動の合成
ベクトルからなる微振動を与えると、多数の物品Wは螺
旋状の傾斜面からなる搬送面16Aを整列しながら徐々
に上っていき、次工程である物品供給部Cへと一つ一つ
排出される。
【0063】この際、螺旋状の搬送面16Aに沿って各
物品Wが順次搬送されるが、この搬送時において、物品
Wから生じる物品Wのカスなどが搬送面16Aに沿って
物品Wとともに物品供給部C側へと送り出されることが
懸念されるが、前記物品Wに対して小さな穴からなる開
口部16Bによって搬送面16A上から所定の場所に外
部へと落とすことができ、これにより物品Wの供給路箇
所が汚れてしまうという問題を未然に抑制することがで
きる。
【0064】また前記物品供給部Cにおいては、その物
品供給部Cとなるベルトコンベヤ13の表面側には、そ
のベルトコンベヤ13の長手方向に沿い、前記長尺な直
方体状の米菓類からなる物品Wを一列に整列するように
位置規整するガイド部Dが設けられている。この実施例
におけるガイド部Dは、前記ベルトコンベヤ13の表面
部分に対して垂直方向に立ち上がる物品Wの側面側を位
置決め案内する側方ガイド部14Aと、この側方ガイド
部14Aと連続して物品Wの上面側に向かって傾斜状態
に覆って位置規整する上方ガイド部15Aとを備えてお
り、この各ガイド部14A,15Aも前述した第1実施
例と同様に、物品Wの幅寸法や厚みの寸法の違いによっ
て変更移動可能に設けている。
【0065】また前記物品供給部Cの搬出側には、前述
した第1実施例と同様に、連続して搬送されてくる先頭
となる最先の物品Wを保持可能なストッパ部材19が配
設されており、このストッパ部材19は、前記側方ガイ
ド部14Aの一部に合成樹脂板などからなる弾性変位可
能な押圧片19Aと、この押圧片19Aを前記物品供給
部Cの先頭となる最先の物品Wに向けて軟圧保持するよ
うに押圧作動する押動部材19Bとによって形成されて
おり、その押動部材19Bを駆動する手段としては図示
しないが、前記サーボモータM2の回転をカム機構の回
転に変換し、このカムによる乗り上げ作動に応じて前記
押動部材19Bを往復移動するように構成している。
【0066】従って、物品Wの大きさに合わせて調整し
て設定することにより、搬送時において物品Wの詰まり
や重なりを未然に抑制することができるという効果があ
る。
【0067】また物品Wを連続して送る物品供給部Cの
下流側には、物品Wの一つのみをストック可能とする受
け渡し部Bが配設されるが、この実施例における受け渡
し部Bでは、前記米菓類などの物品Wの1つを乗せて搬
送可能とするエンドレスの受け渡し用コンベヤ6Aと、
この受け渡し用コンベヤ6Aの上方に回転可能にして物
品Wを送り出す回転送り出しユニット7とを備えてお
り、この場合、前記受け渡し用コンベヤ6Aは、複数個
のローラ21間に架け渡されて構成されている。
【0068】また前記受け渡し用コンベヤ6Aの表面側
には、前記物品供給部Cのベルトコンベヤ13による物
品Wの搬送路となる側方ガイド部14Aに合わせてガイ
ド板20Aが左右に設置されており、前記物品供給部C
の側方ガイド部14Aと同様に前記受け渡し用コンベヤ
6A上のガイド板20Aが、物品Wの幅寸法に合わせて
移動調整可能に設けられている。
【0069】従って、物品供給部Cのベルトコンベヤ1
3によって連続状態に送られてきた物品Wは、その先頭
となる最先の物品Wが前記ストッパ部材19の解放時、
すなわち押動部材19Bを引き戻した状態のため前記弾
性変位可能な押圧片19Aが前記物品Wを押圧すること
なくフリーの状態となることによって、その最先の物品
Wが後続の物品Wに押されて前記受け渡し部Bの受け渡
し用コンベヤ6A上に一つだけ分離状態にして供給され
る。
【0070】この受け渡し用コンベヤ6A上に送られて
きた物品Wは、その受け渡し用コンベヤ6Aの作動とと
もに、回転送り出しユニット7の回転作動によって上下
方向から挟んだ状態にて位置決めストッパ11の扉であ
るストッパ板11Bの位置まで良好に搬送されるもので
あり、またストッパ板11Bが閉じた状態となっている
ため、そのストッパ板11Bによって位置規整されて規
定された位置に維持され、この状態が包装機械の前工程
である物品搬送部A側に物品Wを送る待機状態となって
いる。
【0071】次いで、前記ストッパ板11Bによって位
置決めされた物品Wは、前記物品搬送部Aの駆動に伴う
チェーンコンベヤ2の搬送移動により、そのチェーンコ
ンベヤ2の一定ピッチ間隔に設けられた移送爪1の移動
位置を読み取る位置割り出しセンサS2の作動によっ
て、ストッパ板11Bが開き始めると同時に前記サーボ
モータM2も作動して前記回転軸部8が回転するととも
に、前記受け渡し用コンベヤ6Aも作動し、前記回転軸
部8の周りに取り付けられた軟圧搬送体9の回転駆動と
ともに、受け渡し用コンベヤ6Aの搬送駆動によって前
記物品Wが軽く挟まれながら良好に前記チェーンコンベ
ヤ2上へと送り出され、所定ピッチ間隔に設けられた移
送爪1の間に物品Wが送り込まれるため、安定状態にし
て物品Wの供給を行うことができる。
【0072】なお、上述した各実施例では、米菓類など
の物品を整列搬送させるパーツフィーダからなる物品ス
トック部として、振動を加えることによって物品を整列
搬送する機構を採用していたが、回転型のパーツフィー
ダからなる物品ストック部を用いてもよいことは勿論で
ある。また、物品を間欠的に送り出すための回転送り出
しユニットに設けた柔軟性部材からなる軟圧搬送体とし
て、内部側にスポンジなどの緩和材の外周表面部分に防
塵性、防水性のある薄い肉厚の合成樹脂シート材を覆っ
て形成していたが、柔軟性のある合成ゴムなど軟質性材
料であればよいものである。また同様に、前記回転送り
出しユニットの軟圧搬送体の間に米菓類などの物品が入
り込まないように柔軟性規整部材を配設しているが、こ
の柔軟性規整部材の材料においても、脆い物品が挟まれ
て割れないような材料あるいは形状を設定したり選択す
ればよいものである。また物品供給部Cの搬出側には、
連続して搬送されてくる先頭となる最先の物品Wを保持
可能なストッパ部材19が配設されているが、この駆動
手段としてシリンダーを用いて往復動させるように構成
してもよい。
【0073】
【発明の効果】以上詳述したように、物品の搬送装置に
おいて、所定ピッチ毎に物品を送るための移送爪を設け
たエンドレス状のコンベヤからなる物品搬送部と、この
物品搬送部の入口側において前記物品をストック可能と
する受け渡し部と、この受け渡し部の上流側に設けら
れ、物品を供給可能なエンドレス状のコンベヤからなる
物品供給部とを備え、この物品供給部には物品を一列に
整列するよう位置規整するガイド部を設けたことによ
り、連続的に送られてくる物品が物品供給部にて詰まっ
たり、重なり合ったりすることを未然に防ぐことがで
き、また連なって搬送されてくる物品を次工程の物品の
受け渡し部へスムーズに分離させて物品を搬送すること
が可能となり、この受け渡された物品を所定のピッチに
て物品搬送部へと一個毎良好に移送することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例である物品の搬送装置を示
す平面図である。
【図2】図2は図1の主要部を示す側面図である。
【図3】図3は図2の要部を示すの側面図である。
【図4】本発明の第1実施例であるガイド部を示す要部
の斜視図である。
【図5】本発明の第1実施例の位置決めストッパ構造を
示す要部の斜視図である。
【図6】図6は本発明の第1実施例を示す平面からみた
概略動作図である。
【図7】図7は本発明の第1実施例を示す側面からみた
概略動作図である。
【図8】図8は本発明の第1実施例を示す側面からみた
概略動作図である。
【図9】本発明の第2実施例である物品の搬送装置を示
す側面図である。
【図10】図9の主要部を示す搬送装置の側面図であ
る。
【図11】本発明の第2実施例であるガイド部を示す要
部の斜視図である。
【符号の説明】
A 物品搬送部 B 受け渡し部 C 物品供給部 D ガイド部 E 物品ストック部 F ホッパーコンベヤ M1,M2,M3 サーボモータ(駆動源) S1 ワークセンサ S2 位置割り出しセンサ W 物品 1 移送爪 2 チェーンコンベヤ(コンベヤ) 3 スプロケット 4 案内枠 5 機枠 6 プレート 6A 受け渡し用コンベヤ 7 回転送り出しユニット 8 回転軸部 9 軟圧搬送体 9A 合成樹脂シート材 9B 緩和材 10 柔軟性規整部材 10A 弾性部材 10B 合成樹脂シート板 11 位置決めストッパ 11A 支軸 11B ストッパ板 11C 緩衝用弾性部材 12,21 ローラ 13 ベルトコンベヤ(コンベヤ) 14,14A 側方ガイド部 15,15A 上方ガイド部 16 バケット 16A 搬送面 16B 開口部 17 振動発生装置 19 ストッパ部材 19A 押圧片 19B 押動部材 20,20A ガイド板

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定ピッチ毎に物品を送るための移送爪
    を設けたエンドレス状のコンベヤからなる物品搬送部
    と、この物品搬送部の入口側において前記物品をストッ
    ク可能とする受け渡し部と、この受け渡し部の上流側に
    設けられ、物品を供給可能なエンドレス状のコンベヤか
    らなる物品供給部とを備え、この物品供給部には物品を
    一列に整列するよう位置規整するガイド部を設けたこと
    を特徴とする物品の搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記受け渡し部には、前記物品の上方側
    に配置され、回転可能にして物品を送り出す回転送り出
    しユニットを備えてなることを特徴とする請求項1に記
    載の物品の搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記受け渡し部には、前記物品を載置す
    るためのプレートと、このプレートの上方に回転可能に
    して前記物品を送り出す回転送り出しユニットとを備え
    てなることを特徴とする請求項1に記載の物品の搬送装
    置。
  4. 【請求項4】 前記受け渡し部には、前記物品を載置し
    て搬出するためのエンドレスの受け渡し用コンベヤと、
    この受け渡し用コンベヤの上方に回転可能にして前記物
    品を送り出す回転送り出しユニットとを備えてなること
    を特徴とする請求項1に記載の物品の搬送装置。
  5. 【請求項5】 前記受け渡し部の前記回転送り出しユニ
    ットには、その外周部に等間隔に物品を押圧搬送するた
    めの柔軟性部材からなる軟圧搬送体を設けてなることを
    特徴とする請求項2から請求項4に記載の物品の搬送装
    置。
  6. 【請求項6】 前記受け渡し部の前記回転送り出しユニ
    ットには、その外周部に等間隔に物品を押圧搬送するた
    めの柔軟性部材からなる軟圧搬送体を設けるとともに、
    この軟圧搬送体の間に物品が入り込むことを防ぐための
    柔軟性規整部材を設けてなることを特徴とする請求項5
    に記載の物品の搬送装置。
  7. 【請求項7】 前記受け渡し部の出口側に物品の搬送停
    止位置を設定し、かつ物品の送り出し時に開放可能な位
    置決めストッパを設けたことを特徴とする請求項1から
    請求項6に記載の物品の搬送装置。
  8. 【請求項8】 前記物品供給部には前記物品を一列に整
    列搬送可能に案内するガイド部を設け、このガイド部
    は、前記物品の側面側を位置決め案内する側方ガイド部
    と、物品の上面側を位置規整する上方ガイド部とを備え
    てなることを特徴とする請求項1から請求項7に記載の
    物品の搬送装置。
  9. 【請求項9】 前記物品供給部の搬出側には、連続して
    搬送されてくる最先の物品を保持可能なストッパ部材を
    配設してなることを特徴とする請求項1から請求項8に
    記載の物品の搬送装置。
  10. 【請求項10】 前記物品供給部の搬出側には、前記ガ
    イド部の一部に弾性変位可能な押圧片を設け、この押圧
    片により前記物品を押圧付勢する前記ストッパ部材とし
    て構成したことを特徴とする請求項9に記載の物品の搬
    送装置。
  11. 【請求項11】 前記物品供給部において、この物品供
    給部の搬入側を高く、搬出側を低くなるように傾斜状態
    に配設してなることを特徴とする請求項1から請求項1
    0に記載の物品の搬送装置。
  12. 【請求項12】 前記物品供給部の入口側に、投入され
    た物品を整列搬送させるパーツフィーダからなら物品ス
    トック部を設けてなることを特徴とする請求項1から請
    求項11に記載の物品の搬送装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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