JP2631095B2 - 2分割円形パイプ - Google Patents

2分割円形パイプ

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JP2631095B2 JP13877395A JP13877395A JP2631095B2 JP 2631095 B2 JP2631095 B2 JP 2631095B2 JP 13877395 A JP13877395 A JP 13877395A JP 13877395 A JP13877395 A JP 13877395A JP 2631095 B2 JP2631095 B2 JP 2631095B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンクリート製建造物内
のコンクリートの梁や壁に,空間を確保するためのボイ
ド管,配線管,排水管,搬送管等に用いるための貫通孔
を形成するために,コンクリート打ちの前に,各種の鉄
筋等が複雑に配置された狭部を縫って,予め円形パイプ
を貫通させ設置するために用いる2分割円形パイプに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来,コンクリートの梁や壁に貫通孔を
形成するために,コンクリート打ちの前に,予めそれら
の厚みに合わせてパイプを切断し,各種の鉄筋等が複雑
に配置された狭部を縫って,貫通させ設置している。
【0003】上記,従来のパイプを用いると持ち運びや
貯蔵に於いて,それらを重ねあ合わすと大きい容積を要
するので,最近パイプを短く切断し多数の短管としそれ
ら短管の内径または外径に嵌め込む嵌合リングを用いて
接続し,パイプとして組立てて用いる事が試みられてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のコンクリートの
梁や壁の厚みに合わせたパイプを使用すると,それらの
持ち運びや貯蔵に於いて,重ねあ合わすと大きい容積を
要するので非常に不便であり,運搬や貯蔵が高価となっ
た。
【0005】最近試みられているパイプを短く切断し多
数の短管としそれら短管の内径または外径に嵌め込む嵌
合リングを用いて接続しコンクリートの圧力に対抗して
真円を保持して組立てて用いる場合,持ち運びや貯蔵に
おいては小さい容積で良いが,多数の短管や該嵌合リン
グの製造は主に押し出し法で行われており,製造工程が
多く高価となった。
【0006】この発明は前記従来の欠点を解決し,持ち
運びや貯蔵においては小さい容積となり,しかも製造方
法において工程が少なく安価となる組み立てパイプを提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による2分割円形
パイプは,2本の向かい合った柔軟性を有する各半円形
状管部品の半円断面の両端の外側或いは内側に2ヵ所の
嵌合凸部を有し,2ヵ所の各合わさった2個の嵌合凸部
は強度を有する合体案内棒として作用する該パイプに平
行な2本の嵌合凹部を有するモールに差し込み,それぞ
れ固定し該2分割円形パイプとして組み立て可能に構成
されている事を特徴とする。
【0008】
【作用】この発明によれば,上記2分割円形パイプを構
成する柔軟性を有する半円形状管部品を用いる事により
該2分割円形パイプに垂直な力を負荷しても変形自在で
あるので,コンクリート打ちの前のコンクリート壁に各
種の鉄筋等が複雑に配置されていても,その間の狭部を
縫って該コンクリート壁の厚みに合わせて切断された該
2分割円形パイプを組み立てたまま,或いは各部品のま
ま貫通させ,その後で強度を有する合体案内棒としての
モールを差し込み組み立てても容易に設置する事ができ
る組み立て可能な2分割円形パイプを提供することが出
来る。
【0009】本発明による上記2分割円形パイプは容易
に柔軟性を有する半円形状管部品と強度を有するモール
とに分解する事が出来るので,持ち運びや貯蔵の面にお
いて多数の柔軟性を有する半円形状管部品を重ねた合わ
せ半円軸方向に垂直な力を負荷することにより密に重ね
合わす事ができるので持ち運びに必要とする容積を小さ
くする事ができ,該2分割円形パイプを分解して運搬や
貯蔵も容易になり安価に行う事が出来る。
【0010】本発明による2分割円形パイプは,主に工
程が単純な引き抜き法で製造される柔軟性を有する半円
形状管部品と強度を有するモールとで構成されているの
で,安価に製造する事が出来る。
【0011】本発明による2分割円形パイプにおいて,
特に2本の向かい合った柔軟性を有する各半円形状管部
品の半円断面の両端の内側に2ヵ所の嵌合凸部を有し,
2ヵ所の各合わさった2個の嵌合凸部は強度を有する合
体案内棒として作用する該パイプに平行な2本の嵌合凹
部を有するモールを該パイプの内側に差し込み,それぞ
れ固定し該2分割円形パイプとして組み立て可能に構成
した場合は,該パイプの外側に凸部を有しない断面円が
形成され,コンクリート打ち終了後に該2本のモールを
容易に引き抜く事が出来る。
【0012】
【実施例】この発明の一実施例を以下説明する。図1は
この発明の2分割円形パイプ(1)をコンクリート壁
(2)に貫通させた使用状態を示すコンクリート壁一部
欠載斜視図である。該コンクリート壁はコンクリート打
ちの前に,予め各種の鉄筋等が複雑に配置されており,
その間の狭部を縫って該2分割円形パイプを貫通させ設
置しなければならない。該2分割円形パイプは2本の向
かい合った樹脂などの柔軟性を有する各半円形状管部品
(11)の半円断面の両端の外側に2ヵ所の嵌合凸部を
有し,2ヵ所の各合わさった2個の嵌合凸部は強度を有
する合体案内棒として作用する該パイプに平行な2本の
嵌合凹部を有するモール(12)により,それぞれ固定
し該2分割円形パイプとして構成されている事を特徴と
する。
【0013】図2はこの発明の一実施例を示す2分割円
形パイプの詳細断面図であり,(A)は上記で述べた2
分割円形パイプ(1)の拡大断面組図,(B)は該組図
の構成部品である1本の柔軟性を有する半円断面の両端
の外側に2ヵ所の嵌合凸部(111)を持つ半円形状管
部品(11)の断面図,そして(C)は同じく該組図の
構成部品である1本の合体案内棒として用いる2ヵ所の
嵌合凹部(121)を有するモール(12)の拡大断面
図を示し,該嵌合凹部に合わさった2本の該半円形状管
部品の片側の2個の嵌合凸部が嵌め合わされ固定され
る。
【0014】図3は上記の部品で組まれた2分割円形パ
イプ(1)に垂直方向の力(F)を負荷した場合の断面
形状変化を示し,(A)は垂直方向の力を負荷する前の
2分割円形パイプの断面組図,(B)は垂直方向の力
(F)を両側から負荷した場合の楕円形状に変化した状
態を示す。この様に柔軟性を有する半円形状管部品(1
1)を用いる事により該2分割円形パイプに垂直な力
(F)を負荷しても変形自在であるので,コンクリート
打ちの前のコンクリート壁に各種の鉄筋等が複雑に配置
されていても,その間の狭部を縫って該2分割円形パイ
プを組み立てたまま,或いは各部品のまま貫通させ組み
立てても容易に設置する事ができる。
【0015】上記で述べた2分割円形パイプの構成部品
である柔軟性を有する2本の半円形状管部品(11)を
同方向に重ねた合わせた状態に半円軸方向に垂直な力を
負荷した場合の断面状態の変化を図4は示し,(A)は
垂直方向の力を負荷する前の断面状態,(B)は同図に
示すように垂直方向の力(F)を負荷することにより2
本の該半円形状管部品が密に重ね合わされた状態を示
す。この様にこれらの半円形状管部品を運搬や貯蔵する
際に,同方向に重ね合わせて力を加えることにより密に
重ね合わす事ができるので必要とする容積を,パイプ自
身を重ね合わせて運搬や貯蔵する場合に比べて,数倍以
上に小さくする事ができ,該2分割円形パイプを分解し
て運搬も容易になり安価に行うことが出来る。
【0016】
【発明の効果】以上説明した様に,この発明による2分
割円形パイプを構成する柔軟性を有する半円形状管部品
(11)を用いる事により該2分割円形パイプに垂直な
力を負荷しても変形自在であるので,コンクリート打ち
の前のコンクリート壁に各種の鉄筋等が複雑に配置され
ていても,その間の狭部を縫って該コンクリート壁の厚
みに合わせて切断された該2分割円形パイプを組み立て
たまま,或いは各部品のまま貫通させ,その後強度を有
する合体案内棒としてのモール(12)を差し込み組み
立てても容易に設置する事ができる2分割円形パイプを
提供することが出来る。
【0017】本発明による1本の2分割円形パイプ
(1)は容易に柔軟性を有する2本の半円形状管部品
(11)と強度を有する2本のモール(12)とに分解
する事が出来るので,持ち運びや貯蔵の面においても便
利がよく,かつ多数の柔軟性を有する半円形状管部品
(11)を同方向に重ねた合わせ半円軸方向に垂直な力
を負荷することにより密に重ね合わす事ができるので持
ち運びに必要とする容積を,円形のままのパイプ自身を
重ね合わせて運搬や貯蔵する場合に比べて,数倍以上に
小さくする事ができ,該2分割円形パイプを分解して運
搬も容易になり安価に行うことができ,そしてまた貯蔵
においても容積を小さくする事が出来る。
【0018】本発明による2分割円形パイプ(1)は主
に引き抜き法で製造する事ができ樹脂などの柔軟性を有
する半円形状管部品(11)と強度を有するモール(1
2)とで構成されているので,従来用いられてきた主に
押し出し法で製造されるパイプや短管を接続する内輪ま
たは外輪の嵌合リングの製造方法に比べて工程が単純で
あり,安価に製造する事が出来る。
【0019】本発明による2分割円形パイプにおいて,
特に2本の向かい合った柔軟性を有する各半円形状管部
品の半円断面の両端の内側に2ヵ所の嵌合凸部を有する
場合には,強度を有する合体案内棒として作用する該パ
イプに平行な2本の嵌合凹部を有するモールを該パイプ
の内側に差し込む事ができ,該パイプの外側に凸部を有
しない断面円が形成され,コンクリート打ち終了後に該
2本のモールを容易に引き抜く事ができ,該モール及び
パイプの再使用が可能となる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す,2分割円形パイプ
をコンクリート壁に貫通させた使用状態を示すコンクリ
ート壁一部欠載斜視図である。
【図2】この発明の一実施例を示す2分割円形パイプの
詳細断面図であり,(A)は2分割円形パイプの断面組
図,(B)は該組図の構成部品である柔軟性を有する1
本の半円形状管部品の断面図,そして(C)は同じく構
成部品である1本の合体案内棒として用いるモールを示
す。
【図3】この発明の一実施例を示す2分割円形パイプに
垂直方向の力を負荷した場合の断面形状変化を示し,
(A)は垂直方向の力を負荷する前の2分割円形パイプ
の断面組図,(B)は垂直方向の力(F)を両側から負
荷した場合の楕円形状に変化した状態を示す。
【図4】この発明の一実施例を示す2分割円形パイプ組
図の構成部品である柔軟性を有する2本の半円形状管部
品を同方向に重ねた合わせた状態に半円軸方向に垂直な
力を負荷した場合の断面状態の変化を示し,(A)は垂
直方向の力を負荷する前の断面状態,(B)は図に示す
ように垂直方向の力(F)を負荷することにより2本の
半円形状管部品が密に重ね合わされた状態を示す。
【符号の説明】
1 2分割円形パイプ 2 コンクリート壁 11 半円形状管部品 12 モール 111 嵌合凸部 121 嵌合凹部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2本の向かい合った柔軟性を有する各半
    円形状管部品の半円断面の両端に2ヵ所の嵌合凸部を有
    し,2ヵ所の各合わさった2個の嵌合凸部は強度を有す
    る合体案内棒として作用する該半円形状管部品に平行な
    嵌合凹部を有する2本のモールに差し込み,それぞれ固
    定し円形パイプとして組み立て可能に構成されている事
    を特徴とする2分割円形パイプ
JP13877395A 1995-05-11 1995-05-11 2分割円形パイプ Expired - Fee Related JP2631095B2 (ja)

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