JP2630246B2 - 半導体pkg搬送キャリア,その成形型及び製造方法並びに半導体pkgの実装方法 - Google Patents
半導体pkg搬送キャリア,その成形型及び製造方法並びに半導体pkgの実装方法Info
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- JP2630246B2 JP2630246B2 JP2233094A JP2233094A JP2630246B2 JP 2630246 B2 JP2630246 B2 JP 2630246B2 JP 2233094 A JP2233094 A JP 2233094A JP 2233094 A JP2233094 A JP 2233094A JP 2630246 B2 JP2630246 B2 JP 2630246B2
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- Japan
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- semiconductor
- pkg
- frame
- carrier
- semiconductor pkg
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体PKG(パッケー
ジ)搬送キャリアに関し、特にフラットタイプの半導体
PKGを搬送するためのキャリアの構造、キャリア成形
型及びキャリアの製造方法並びに半導体PKGの基板へ
の実装方法に関する。
ジ)搬送キャリアに関し、特にフラットタイプの半導体
PKGを搬送するためのキャリアの構造、キャリア成形
型及びキャリアの製造方法並びに半導体PKGの基板へ
の実装方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の半導体PKG搬送キャリアとして
日本電気株式会社発行のパッケージマニュアルに記載さ
れたQFP用トレイがある。図4及び図5は、従来の半
導体PKG搬送キャリアの平面図及び部分断面図であ
る。この半導体PKG搬送キャリアは、複数の収納部2
1をマトリックス状に配置し、各収納部21は、表面側
が半導体PKG(図2参照)の下部モールドが載置され
る台座状突起22とこの外周に設けられた三角状突起部
23とからなる下部支持部24を形成し、裏面側が半導
体PKGの上部モールドの平坦部と同形状の突起部25
を有する上部支持部26を形成している。
日本電気株式会社発行のパッケージマニュアルに記載さ
れたQFP用トレイがある。図4及び図5は、従来の半
導体PKG搬送キャリアの平面図及び部分断面図であ
る。この半導体PKG搬送キャリアは、複数の収納部2
1をマトリックス状に配置し、各収納部21は、表面側
が半導体PKG(図2参照)の下部モールドが載置され
る台座状突起22とこの外周に設けられた三角状突起部
23とからなる下部支持部24を形成し、裏面側が半導
体PKGの上部モールドの平坦部と同形状の突起部25
を有する上部支持部26を形成している。
【0003】半導体PKGは、下部モールドが下部支持
部24に載置されて収納部21に配置収納される。この
ように半導体PKGの下部モールドが下部支持部24に
載置されると三角状特記部23が半導体PKGの下部モ
ールドの外周を囲み半導体PKGが移動することを防止
している。またこの従来の半導体PKG搬送キャリアを
積み重ねることにより一段上の半導体PKG搬送キャリ
アの上部支持部26と一旦下の半導体PKG搬送キャリ
アの下部支持部24とで半導体PKGを挟み込み半導体
PKGの移動が起こりにくくしている。
部24に載置されて収納部21に配置収納される。この
ように半導体PKGの下部モールドが下部支持部24に
載置されると三角状特記部23が半導体PKGの下部モ
ールドの外周を囲み半導体PKGが移動することを防止
している。またこの従来の半導体PKG搬送キャリアを
積み重ねることにより一段上の半導体PKG搬送キャリ
アの上部支持部26と一旦下の半導体PKG搬送キャリ
アの下部支持部24とで半導体PKGを挟み込み半導体
PKGの移動が起こりにくくしている。
【0004】以上のように従来の半導体PKG搬送キャ
リアは半導体PKGのモールド部分のみに接触し、リー
ドには極力接触しない構造となっている。
リアは半導体PKGのモールド部分のみに接触し、リー
ドには極力接触しない構造となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の半導体
PKG搬送キャリアは、半導体PKGを上部支持部26
と下部支持部24で挟み込んではいるものの完全に固定
してないため搬送中の振動もしくは衝撃により半導体P
KGが下部支持部の三角状突起部23の内側を移動しリ
ードにストレスをかけることがあるという第一の欠点
と、また重ね合わさっている半導体PKG搬送キャリア
がずれたり、浮いたりすると上部支持部26と下部支持
部24とで挟むことができないため搬送中の振動等で半
導体PKGが上下方向に移動もしくは収納部21から出
てしまったりしてリードにストレスをかけるもしくは変
形させたりしてしまうという第二の欠点と、検査等のた
めに搬送キャリアから半導体PKGを取り出した場合に
取り出し後のハンドリング等でリードを変形させる危険
が生じるという第三の欠点と、基板への実装時等に半導
体PKGのリードが他所と接触する場合に、リードを変
形させるストレスに対しリード自体のみで剛性を維持し
なければならないがリードの剛性が小さいためリードが
変形し易すいという第四の欠点があった。
PKG搬送キャリアは、半導体PKGを上部支持部26
と下部支持部24で挟み込んではいるものの完全に固定
してないため搬送中の振動もしくは衝撃により半導体P
KGが下部支持部の三角状突起部23の内側を移動しリ
ードにストレスをかけることがあるという第一の欠点
と、また重ね合わさっている半導体PKG搬送キャリア
がずれたり、浮いたりすると上部支持部26と下部支持
部24とで挟むことができないため搬送中の振動等で半
導体PKGが上下方向に移動もしくは収納部21から出
てしまったりしてリードにストレスをかけるもしくは変
形させたりしてしまうという第二の欠点と、検査等のた
めに搬送キャリアから半導体PKGを取り出した場合に
取り出し後のハンドリング等でリードを変形させる危険
が生じるという第三の欠点と、基板への実装時等に半導
体PKGのリードが他所と接触する場合に、リードを変
形させるストレスに対しリード自体のみで剛性を維持し
なければならないがリードの剛性が小さいためリードが
変形し易すいという第四の欠点があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体PKG搬
送キャリアは、半導体PKGの外周に位置し上下面の間
に前記半導体PKGを位置させる枠と、前記半導体PK
Gの側面から張り出したリードの肩部及び前記半導体P
KGのモールド下部の側面全周に固着され、かつ前記モ
ールド下部の底面より下に突き出ない範囲で成形された
弾性を有するプロテクト部と、前記リードが配置されて
いない部分に設けられプロテクト部と枠とを連結するバ
ーとを備えている。
送キャリアは、半導体PKGの外周に位置し上下面の間
に前記半導体PKGを位置させる枠と、前記半導体PK
Gの側面から張り出したリードの肩部及び前記半導体P
KGのモールド下部の側面全周に固着され、かつ前記モ
ールド下部の底面より下に突き出ない範囲で成形された
弾性を有するプロテクト部と、前記リードが配置されて
いない部分に設けられプロテクト部と枠とを連結するバ
ーとを備えている。
【0007】本発明の半導体PKG搬送キャリアの成形
型は、リードを上方に向け上下面を逆にした状態の半導
体PKGの下に向けたモールド上部を凹部にはめ込み支
持するワーク支持部と、前記半導体PKGの外周で前記
ワーク支持部の側面の間に枠をはめ込み支持する枠支持
部とを含み、前記ワーク支持部の上面に前記半導体PK
Gのモールド下部の外周に沿ってリード肩部を収容する
プロテクト部成形溝及び該プロテクト部成形溝から前記
枠の内壁に至るバー成形溝が設けられたことを特徴と
し、半導体PKG搬送キャリアの製造方法は、半導体P
KGをリードが上方を向く状態でワーク支持部にセット
し、前記ワーク支持部の側面と枠支持部の間に枠をセッ
トした後に、プロテクト部成形溝及びバー成形溝に樹脂
を流し込み固化させて前記半導体PKGと前記枠を連結
させることを特徴とする。
型は、リードを上方に向け上下面を逆にした状態の半導
体PKGの下に向けたモールド上部を凹部にはめ込み支
持するワーク支持部と、前記半導体PKGの外周で前記
ワーク支持部の側面の間に枠をはめ込み支持する枠支持
部とを含み、前記ワーク支持部の上面に前記半導体PK
Gのモールド下部の外周に沿ってリード肩部を収容する
プロテクト部成形溝及び該プロテクト部成形溝から前記
枠の内壁に至るバー成形溝が設けられたことを特徴と
し、半導体PKG搬送キャリアの製造方法は、半導体P
KGをリードが上方を向く状態でワーク支持部にセット
し、前記ワーク支持部の側面と枠支持部の間に枠をセッ
トした後に、プロテクト部成形溝及びバー成形溝に樹脂
を流し込み固化させて前記半導体PKGと前記枠を連結
させることを特徴とする。
【0008】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して詳細に
説明する。
説明する。
【0009】図1は、本発明である半導体PKG搬送キ
ャリアの一実施例を示す平面図であり、また図2はその
側断面図である。図1及び図2に示す半導体PKG搬送
キャリアは、半導体PKG1の外周に位置し厚みが半導
体PKG1より厚い枠2と、半導体PKG1から張り出
したガルウイング状に形成されたリード10の肩部及び
半導体PKG1のモールド下部の側面の全周に固着しモ
ールド下部の下面より下に突き出ない範囲でリード10
にストレスを生じさせない柔軟な弾性を有する樹脂で成
形されたプロテクト部3と、このプロテクト部3の四つ
の角から放射状にのび枠2の四隅と連結し且つプロテク
ト部3と同材で切断が可能なバー4とで構成される。
ャリアの一実施例を示す平面図であり、また図2はその
側断面図である。図1及び図2に示す半導体PKG搬送
キャリアは、半導体PKG1の外周に位置し厚みが半導
体PKG1より厚い枠2と、半導体PKG1から張り出
したガルウイング状に形成されたリード10の肩部及び
半導体PKG1のモールド下部の側面の全周に固着しモ
ールド下部の下面より下に突き出ない範囲でリード10
にストレスを生じさせない柔軟な弾性を有する樹脂で成
形されたプロテクト部3と、このプロテクト部3の四つ
の角から放射状にのび枠2の四隅と連結し且つプロテク
ト部3と同材で切断が可能なバー4とで構成される。
【0010】プロテクト部3及びバー4の材料として
は、例えば液状で市販され容器から出して放置するとゲ
ル状に固化するシリコン系の樹脂を用いることができ
る。枠2の材料はシリコン系の樹脂が接着可能なプラス
チック等を用いればよい。また枠2の上下面の間に半導
体PKG1が位置するように配置されている。
は、例えば液状で市販され容器から出して放置するとゲ
ル状に固化するシリコン系の樹脂を用いることができ
る。枠2の材料はシリコン系の樹脂が接着可能なプラス
チック等を用いればよい。また枠2の上下面の間に半導
体PKG1が位置するように配置されている。
【0011】図3は、図1及び図2に示す半導体PKG
キャリアを製造するための型の断面図である。
キャリアを製造するための型の断面図である。
【0012】図3に示すキャリア成形型9は、上下面を
逆にしてリード10を上方に向けた状態の半導体PKG
1の下側に向けられたモールド上部を凹部にはめ込み支
持するワーク支持部5と、中央部にワーク支持部5を固
着し、ワーク支持部5の外周と縁に設けた側壁の間に枠
2をはめ込み支持する枠支持部6とを備え、ワーク支持
部5には半導体PKG1の外周からリード10の肩部近
傍までを収める幅を有するプロテクト部成形溝7が設け
られ、プロテクト部成形溝7の四つの角と枠2の四隅の
間にバー成形溝(図示せず)が設けられている。
逆にしてリード10を上方に向けた状態の半導体PKG
1の下側に向けられたモールド上部を凹部にはめ込み支
持するワーク支持部5と、中央部にワーク支持部5を固
着し、ワーク支持部5の外周と縁に設けた側壁の間に枠
2をはめ込み支持する枠支持部6とを備え、ワーク支持
部5には半導体PKG1の外周からリード10の肩部近
傍までを収める幅を有するプロテクト部成形溝7が設け
られ、プロテクト部成形溝7の四つの角と枠2の四隅の
間にバー成形溝(図示せず)が設けられている。
【0013】ワーク支持部5及び枠支持部6により枠2
の上下面の間に半導体PKG1が位置するように枠2及
び半導体PKG1が配置される。また、ワーク支持部5
のプロテクト部成形溝7及びバー成形溝8の周辺の表面
は、半導体PKG1の上に向けられたモールド下部の底
面より低くなっている。
の上下面の間に半導体PKG1が位置するように枠2及
び半導体PKG1が配置される。また、ワーク支持部5
のプロテクト部成形溝7及びバー成形溝8の周辺の表面
は、半導体PKG1の上に向けられたモールド下部の底
面より低くなっている。
【0014】次に、図3に示す成形型9を用いた図1に
示す半導体PKG搬送キャリアの製造方法を説明する。
半導体PKG1をリード10が上方を向く状態で成形型
9のワーク支持部5にセットし、枠6を成形型9の枠支
持部6にセットする。次に、プロテクト部成形溝7及び
バー成形溝8に固化時及び固化後にもリード10にスト
レスを生じさせない弾性を有する樹脂を液状で流し込み
自然乾燥または強制乾燥により固化させ半導体PKG1
と枠2を連結させ一体構造とさせる。
示す半導体PKG搬送キャリアの製造方法を説明する。
半導体PKG1をリード10が上方を向く状態で成形型
9のワーク支持部5にセットし、枠6を成形型9の枠支
持部6にセットする。次に、プロテクト部成形溝7及び
バー成形溝8に固化時及び固化後にもリード10にスト
レスを生じさせない弾性を有する樹脂を液状で流し込み
自然乾燥または強制乾燥により固化させ半導体PKG1
と枠2を連結させ一体構造とさせる。
【0015】半導体PKG1は、例えばQFP等でリー
ド10がガルウイング状(かもめの翼状)に成形された
ものであり、また枠2は予めプラスチック樹脂等で成形
されたものである。リード成形された半導体PKG1は
図3に示す成形型9のワーク支持部5にリードが上方を
向くようにセットされ、また枠2も成形型9の枠支持部
6にセットされる。この状態でプロテクト部成形溝7及
び弾性樹脂バー成形溝に液状の樹脂を充填し固化させ、
リード10の肩部に位置するプロテクト部3とプロテク
ト部3と枠2を連結するバー4を成形する。
ド10がガルウイング状(かもめの翼状)に成形された
ものであり、また枠2は予めプラスチック樹脂等で成形
されたものである。リード成形された半導体PKG1は
図3に示す成形型9のワーク支持部5にリードが上方を
向くようにセットされ、また枠2も成形型9の枠支持部
6にセットされる。この状態でプロテクト部成形溝7及
び弾性樹脂バー成形溝に液状の樹脂を充填し固化させ、
リード10の肩部に位置するプロテクト部3とプロテク
ト部3と枠2を連結するバー4を成形する。
【0016】これにより半導体PKG1はバー4で枠2
が連結され一体構造となる。リード10は、枠2が半導
体PKG1より厚いため上下方向にもまた外周方向にお
いても枠2内に位置することとなる。半導体PKG1を
検査工程等のような後工程に流す場合及びプリント基板
実装までの搬送工程においては、半導体PKG1と枠2
を一体のままにしておいて、本搬送キャリアの枠2を直
接ハンドリングしたり、又はトレー等にマトリックス状
に枠2を配列して一括搬送してもよい。プリント基板へ
の実装時には、実装直前に四隅の弾性樹脂バー4を切断
し実装するのでリード10にはプロテクト部3がそのま
ま残った状態で実装されることとなる。
が連結され一体構造となる。リード10は、枠2が半導
体PKG1より厚いため上下方向にもまた外周方向にお
いても枠2内に位置することとなる。半導体PKG1を
検査工程等のような後工程に流す場合及びプリント基板
実装までの搬送工程においては、半導体PKG1と枠2
を一体のままにしておいて、本搬送キャリアの枠2を直
接ハンドリングしたり、又はトレー等にマトリックス状
に枠2を配列して一括搬送してもよい。プリント基板へ
の実装時には、実装直前に四隅の弾性樹脂バー4を切断
し実装するのでリード10にはプロテクト部3がそのま
ま残った状態で実装されることとなる。
【0017】なお、枠2は長方形に限らず円形等であっ
てもよい。またバーとしては半導体PKGの四つの角と
枠の四隅を結ぶものに限らず、半導体PKGが2辺のみ
にリードが設けられているものであれば、半導体PKG
のリードが設けられていない他の2辺と枠の対応する辺
をバーで連結するようにしてもよい。
てもよい。またバーとしては半導体PKGの四つの角と
枠の四隅を結ぶものに限らず、半導体PKGが2辺のみ
にリードが設けられているものであれば、半導体PKG
のリードが設けられていない他の2辺と枠の対応する辺
をバーで連結するようにしてもよい。
【0018】
【発明の効果】本発明の半導体PKG搬送キャリアは、
半導体PKGのリードの肩部及びモールド下部がプロテ
クト部により固着され、さらにバーにより枠に連結され
ているので、ハンドリング及び搬送で搬送キャリア内を
半導体PKGが移動することがないのでリードにストレ
スが掛からないという第一の効果と、バーが所定の弾性
を有するため半導体PKGにかかる振動及び衝撃を緩和
させるという第二の効果と、枠が半導体PKGより厚く
またリードより外周に位置することによりハンドリング
もしくは搬送時に外部からリードへの接触を防ぐという
第三の効果と、半導体PKG搬送キャリアの上下方向に
おいては、プロテクト部及びバー以外は枠内には半導体
PKGのみが存在することとなるため、半導体PKGを
搬送キャリアに取り付けたままでリードへのプロービン
グ、リードの形状検査のための画像処理等が従来と同様
の方式(リードの裏側にレーザ光を照射して行う)で行
えるという第四の効果と、リード成形工程直後に本発明
の半導体PKG搬送キャリアの成形を行えばその後に行
う検査工程等でリードにストレスが掛かる機会が極度に
少なくなるという第五の効果と、ハンドリング時に枠を
直接ハンドリングすることにより半導体PKGに接触す
ることなくハンドリングでき半導体PKG特にリードに
ストレスがかからないという第六の効果と、半導体PK
Gの基板への実装時に、さらに実装後もバーを切断し枠
と切り放した後もリード肩部からモールド下部にかけて
がプロテクト部で固着されているのでリードの機械的強
度を補強するという第七の効果とがある。また、本発明
のキャリア成形型及びキャリア製造方法は安価に本発明
の半導体PKG搬送キャリアを製作することができると
いう効果がある。
半導体PKGのリードの肩部及びモールド下部がプロテ
クト部により固着され、さらにバーにより枠に連結され
ているので、ハンドリング及び搬送で搬送キャリア内を
半導体PKGが移動することがないのでリードにストレ
スが掛からないという第一の効果と、バーが所定の弾性
を有するため半導体PKGにかかる振動及び衝撃を緩和
させるという第二の効果と、枠が半導体PKGより厚く
またリードより外周に位置することによりハンドリング
もしくは搬送時に外部からリードへの接触を防ぐという
第三の効果と、半導体PKG搬送キャリアの上下方向に
おいては、プロテクト部及びバー以外は枠内には半導体
PKGのみが存在することとなるため、半導体PKGを
搬送キャリアに取り付けたままでリードへのプロービン
グ、リードの形状検査のための画像処理等が従来と同様
の方式(リードの裏側にレーザ光を照射して行う)で行
えるという第四の効果と、リード成形工程直後に本発明
の半導体PKG搬送キャリアの成形を行えばその後に行
う検査工程等でリードにストレスが掛かる機会が極度に
少なくなるという第五の効果と、ハンドリング時に枠を
直接ハンドリングすることにより半導体PKGに接触す
ることなくハンドリングでき半導体PKG特にリードに
ストレスがかからないという第六の効果と、半導体PK
Gの基板への実装時に、さらに実装後もバーを切断し枠
と切り放した後もリード肩部からモールド下部にかけて
がプロテクト部で固着されているのでリードの機械的強
度を補強するという第七の効果とがある。また、本発明
のキャリア成形型及びキャリア製造方法は安価に本発明
の半導体PKG搬送キャリアを製作することができると
いう効果がある。
【図1】本発明の一実施例の半導体PKGキャリアの平
面図である。
面図である。
【図2】図1に示す実施例の側面断面図である。
【図3】図1に示す実施例の半導体PKGキャリアを成
形するための成形型の側面断面図である。
形するための成形型の側面断面図である。
【図4】従来の半導体PKG搬送キャリアの平面図であ
る。
る。
【図5】図4に示す従来の半導体PKG搬送キャリアの
部分断面図である。
部分断面図である。
1 半導体PKG 2 枠 3 プロテクト部 4 バー 5 ワーク支持部 6 枠支持部 7 プロテクト部成形溝 9 キャリア成形型 21 収納部 22 台座状突起 23 三角状突起 24 下部支持部 25 突起部 26 上部支持部
Claims (6)
- 【請求項1】 半導体PKGの外周に位置し上下面の間
に前記半導体PKGを位置させる枠と、前記半導体PK
Gの側面から張り出したリードの肩部及び前記半導体P
KGのモールド下部の側面全周に固着され、かつ前記モ
ールド下部の底面より下に突き出ない範囲で成形された
弾性を有するプロテクト部と、前記リードが配置されて
いない部分に設けられプロテクト部と枠とを連結するバ
ーとを含むことを特徴とする半導体PKG搬送キャリ
ア。 - 【請求項2】 半導体PKGのモールド及び枠は長方形
でバーは前記半導体PKGのモールドの四つの角それぞ
れを対応する前記枠の四隅とを結ぶ請求項1記載の半導
体PKG搬送キャリア。 - 【請求項3】 プロテクト部及びバーはゲル状のシリコ
ン樹脂からなる請求項1または2記載の半導体PKG搬
送キャリア。 - 【請求項4】 リードを上方に向け上下面を逆にした状
態の半導体PKGの下に向けたモールド上部を凹部には
め込み支持するワーク支持部と、前記半導体PKGの外
周で前記ワーク支持部の側面の間に枠をはめ込み支持す
る枠支持部とを含み、前記ワーク支持部の上面に前記半
導体PKGのモールド下部の外周に沿ってリード肩部を
収容するプロテクト部成形溝及び該プロテクト部成形溝
から前記枠の内壁に至るバー成形溝が設けられたことを
特徴とする半導体PKG搬送キャリアの成形型。 - 【請求項5】 請求項4記載の半導体PKG搬送キャリ
ア成形型を用いた半導体キャリアの製造方法において、
半導体PKGをリードが上方を向く状態でワーク支持部
にセットし、前記ワーク支持部の側面と枠支持部の間に
枠をセットした後に、プロテクト部成形溝及びバー成形
溝に樹脂を流し込み固化させて前記半導体PKGと前記
枠を連結させることを特徴とする半導体PKG搬送キャ
リアの製造方法。 - 【請求項6】 請求項1,2または3記載の半導体PK
G搬送キャリアのバーを切断し、半導体PKGを枠から
切り離して基板へ搭載する半導体PKGの実装方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2233094A JP2630246B2 (ja) | 1994-02-21 | 1994-02-21 | 半導体pkg搬送キャリア,その成形型及び製造方法並びに半導体pkgの実装方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2233094A JP2630246B2 (ja) | 1994-02-21 | 1994-02-21 | 半導体pkg搬送キャリア,その成形型及び製造方法並びに半導体pkgの実装方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07232786A JPH07232786A (ja) | 1995-09-05 |
JP2630246B2 true JP2630246B2 (ja) | 1997-07-16 |
Family
ID=12079704
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2233094A Expired - Lifetime JP2630246B2 (ja) | 1994-02-21 | 1994-02-21 | 半導体pkg搬送キャリア,その成形型及び製造方法並びに半導体pkgの実装方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2630246B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114650726B (zh) * | 2022-05-12 | 2022-08-30 | 航天亮丽电气有限责任公司 | 一种多引脚自动矫正插件机构 |
-
1994
- 1994-02-21 JP JP2233094A patent/JP2630246B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07232786A (ja) | 1995-09-05 |
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