JP2629925B2 - 変速操作装置 - Google Patents

変速操作装置

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JP2629925B2
JP2629925B2 JP33234088A JP33234088A JP2629925B2 JP 2629925 B2 JP2629925 B2 JP 2629925B2 JP 33234088 A JP33234088 A JP 33234088A JP 33234088 A JP33234088 A JP 33234088A JP 2629925 B2 JP2629925 B2 JP 2629925B2
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shift
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pin
groove
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信行 小田川
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Suzuki Motor Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/18Preventing unintentional or unsafe shift, e.g. preventing manual shift from highest gear to reverse gear
    • F16H2061/185Means, e.g. catches or interlocks, for preventing unintended shift into reverse gear

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  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は変速操作装置に係り、特に手動変速機にお
いて5速から4速へのシフト時にリバースへの誤操作を
防止するとともに、ギヤの干渉音やギヤの破損の発生を
未然に防止し得る変速操作装置に関する。
〔従来の技術〕
車両の手動変速機においては、5速から4速にシフト
する際にリバースへ直接シフトできなくする誤操作防止
機構やリバースのギヤ鳴きを防止するギヤ鳴き防止機構
等が種々設けられているものがある。このような手動変
速機の操作機構には、シフトレバーの操作状態によっ
て、セレクト時に回動されるとともにシフト時には軸方
向に移動されるシフトアンドセレクト軸、このシフトア
ンドセレクト軸に固設されたシフトアンドセレクトレバ
ーが選択的に作動する低速側シフトフォーク用軸、高速
側シフトフォーク用軸及び5速・リバース側シフトフォ
ーク用軸等が設けられている。
このような変速機の変速操作装置としては、例えば実
公昭56−46972号公報、特昭公56−44443号公報、特公昭
52−2063号公報、そして特開昭55−13158号公報に開示
されている。実公昭56−46972号公報に記載のものは、
選択作動機構を車体中心位置に近づけコントロールロッ
ドとのオフセット量を極めて少ないものとし、選択作動
機構とコントロールロッドとを直結して操作性の向上を
図ると共に、各部機構の保守点検を容易に果し得るもの
である。また、特公昭56−44443号公報に記載のもの
は、リターンスプリングにより付勢され且つ抜け止めさ
れてセレクト操作時にシフトアンドセレクトレバーが係
合して押動する押動子をシフトヘッドに設け、また、こ
の押動子には、該押動子が押動されたときにはシフトヘ
ッドの前方への移動を許容しかつ押動子とシフトアンド
セレクトレバーの非係合時にはトランスミッションケー
ス等の不動部材に当接可能に対向してシフトヘッドの前
方への移動を規制し得るストッパーを一体的に設けるこ
とにより、衝突後においてもシフト操作を可能とし、車
両を再走行可能とするものである。更に、特公昭52−20
63号公報に記載のものは、後退段と前進変速段の第5速
が同一直線上にある場合に、第5速を解除するとき中立
位置以降がロックされ一度中央の中立位置にシフトレバ
ーを戻さないと後退段へシフトできないので、第5速の
解除の際の後退段へのミスシフトが完全に防止でき、し
かも、通常の後退段へのシフトは引き上げ、押し下げま
たは別のボタン操作等の必要がなく前進変速のシフト操
作と全く同じであるので、操作が容易でシフトフィーリ
ングも向上させるものである。更にまた、特公昭55−10
3158号公報に記載のものは、コントロールレバー取付部
の側面に装着されるプラグにカムを設け、このカムをコ
ントロールレバーをリバースギヤシフト位置から前進ギ
ヤシフト位置へ、シフトするときはシフトを自由にし、
前進ギヤポジションから他のギヤポジションへシフトす
るときにはコントロールレバーの同一シフト操作直線上
でのリバースギヤシフト位置へのシフトを阻止できるよ
うに回動制限を行うと共にカムに案内されて中立位置へ
戻される構成とし、機構全体をプラグにサブアッセンブ
リし得て、このプラグをコントロールレバー取付部に取
着すれば組立が完了するもので取付け易く、構造簡単で
安価な機構を得るものである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、手動変速機においては、変速パターンが、
第6図に示す如く、H型パターンである。このため、5
速・リバースが同一直線上に位置するので、5速から4
速にシフトダウンする際に、リバースへ誤操作する場合
があり、この時、ギヤの回転方向の違いにより、ギヤの
干渉音やギヤの破損を招くという不都合がある。
また、上述の実公昭56−46972号公報にあっては、選
択作動機構を変速レバーにコントロールロッドを介して
連結しただけであり、5速から4速へのシフトダウン時
に、リバースへの誤操作を防止するものではない。上述
の特公昭56−44443号公報にあっては、シフトアンドセ
レクトレバーが選択的に係合するシフトヘッドにセレク
ト操作時にシフトアンドセレクトレバーが係合して押動
する押動子を設けるとともに、この押動子にはシフトヘ
ッドの押動を規制するストッパを設けただけなので、5
速から4速へのシフトダウン時に、リバースへの誤操作
を防止するものではない。上述の特公昭52−2063号公報
にあっては、5速を解除する時にリバースに誤操作する
のを防止するように、ストッパ手段等を設けているが、
ガイドシャフトの先端側にハウジングを固定ピンで取付
けたり、ハウジングにピンをスプリングによって往復動
可能に設けているので、その構成が複雑であるととも
に、その動作が不確実になり易いという不都合がある。
上述の特開昭55−103158号公報にあっては、5速からリ
バース方向へのシフト時にリバースに誤操作するのを防
止するように、プラグにカム等の部品を組付けている
が、プラグがコントロールレバーの取付部に取着され、
カムに連結片を当接させるので、その構成が複雑である
とともに、その動作が不確実になり易いという不都合が
ある。
〔発明の目的〕
そこでこの発明の目的は、上述の不都合を除去し、手
動変速機において5速から4速にシフトダウンする際に
リバースに誤操作するのを防止するとともに、ギヤの干
渉音やギヤの破損の発生を未然に防止し、しかも5速か
ら4速へのシフトダウンを早く且つ確実に果し得る変速
操作装置を実現するにある。
〔問題点を解決するための手段〕
この目的を達成するためにこの発明は、1速と2速と
のシフト方向が同一直線上に位置し、3速と4速とのシ
フト方向が同一直線上に位置し、5速とリバースとのシ
フト方向が同一直線上に位置する変速パターンの変速操
作装置において、変速機の変速機ケーシングにエクステ
ンションハウジングを連結して設け、シフトレバーのセ
レクト操作によって回動し且つ前記シフトレバーのシフ
ト操作によって軸方向移動する第1軸を前記エクステン
ションハウジングに保持させて設け、前記第1軸の回動
且つ軸方向移動によって各シフトフォーク用軸を選択的
に作動する切換アームが備えられたシフトアンドセレク
トレバーを前記第1軸に固定して設け、前記エクステン
ションハウジングには前記第1軸に対して平行に位置す
る第2軸の一端側を固定して設け、前記第1軸の外周面
には前記第2軸側に指向する第1ピンを突出して設け、
前記第2軸の外周面には第2ピンを突出して設け、前記
第2軸の他端側には該第2軸上で回転且つ軸方向移動す
る回転体を遊嵌して設け、この回転体には前記第2軸の
軸心線に対して円周方向に指向する第1溝と前記第1軸
側で前記第2軸の軸心線に対して5速側に斜め方向に指
向して前記第1溝に連通する第2溝とからなって前記第
2ピンを挿通させる溝部を形成し、前記回転体の外面に
は前記シフトレバーのセレクト・シフト操作時に前記第
1ピンを係合させる係合突出体を前記第1軸側に突出し
て設け、この係合突出体には前記第2軸の一端側で5側
・リバースへのセレクト状態において前記第1軸が回動
した時に前記第1ピンを係合させる第1係合部を形成す
るとともに5速からリバース方向にシフトして前記第1
軸が軸方向移動した時に前記第1ピンを当接させる段差
面を境にして前記第2軸の他端側で且つ前記第1係合部
の位置よりも低い位置で5速へのシフト状態において前
記第1軸が軸方向移動した時に前記第1ピンを係合させ
る第2係合部を前記第1係合部よりも5速側に形成し、
一端側が前記エクステンションハウジング側に係着され
るとともに他端側が前記回転体の端面に係着されてニュ
ートラル状態において前記第1溝と前記第2溝との連通
部位を前記第2ピンの箇所に位置させるように前記回転
体を付勢するとともに5速からリバース方向にシフトす
る状態において前記第1ピンが前記段差面に当接して前
記回転体が前記第2軸の一端側に移動した際に縮小され
て生ずる付勢力によって前記回転体を前記第2溝の範囲
で動作させるスプリングを前記第2軸の一端側に嵌装し
て設けたことを特徴とする。
〔作用〕
この発明の構成によれば、5速・リバースへのセレク
ト時には、シフトレバーのセレクト操作によって第1軸
が回動されると、第1ピンが係合突出体の第1係合部に
係合して回転体を回転させ、そして、5速へのシフト時
には、シフトレバーのシフト操作によって第1軸が軸方
向移動されると、第1ピンが段差面を越えて係合突出体
の第1係合部よりも低い位置の第2係合部に掛合して回
転体が元の位置に戻され、次いで、5速からリバース方
向へのシフト時には、シフトレバーのシフト操作によっ
て第1軸が軸方向移動されると、第1ピンが段差面に当
接して回転体を軸方向に移動させ、これにより、スプリ
ングが縮小されて付勢力を生じ、このスプリングの付勢
力によって回転体が第2溝の範囲で動作され、そして、
第1ピンが第1係合部に係合してシフトアンドセレクト
レバー及び第1軸を回転させ、3・4速のセレクト状態
への移行が行われる。この結果、5速から4速へのシフ
トダウン時に、段差面を境にして高低差を有する係合突
出体により、シフトアンドセレクトレバー及び第1軸を
回転させて3・4速のセレクト状態に移行させるので、
リバースの誤動作を防止するとともに、ギヤの干渉音や
ギヤの破損の発生を未然に防止し、しかも、回転体をス
プリングの付勢力によって素早く動作させて戻すので、
5速から4速へのシフトダウンを早く且つ確実に行わせ
ることができる。
〔実施例〕
以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細且つ具体
的に説明する。
第1〜5図は、この発明の実施例を示すものである。
図において、2は手動式の変速機、4はクラッチ、6は
クラッチハウジング、8は変速機ケーシング、10はこの
変速機ケーシング8の前面部位に連設したフロントカバ
ー、12は前記変速機ケーシング8の後面部位に連設した
エクステンションハウジングである。変速機2には、第
6図に示す如く、1速と2速とのシフト方向が同一直線
上に位置し、3速と4速とのシフト方向が同一直線上に
位置し、5速とリバースとが同一直線上に位置する変速
パターンの変速操作装置(図示せず)が設けられてい
る。前記変速機ケーシング8内には、内燃機関(図示せ
ず)側からの動力を入力する入力軸14に連結するメイン
軸16と、カウンタ軸18とが変速機2の長手方向で且つ平
行に支持されている。入力軸14は、内燃機関側の出力時
(図示せず)に連結し、且つ入力軸用軸受20によって支
持されている。また、メイン軸16は、変速機ケーシング
8に保持させた第1メイン軸用軸受22によって支持され
るとともに、エクステンションハウジング12に保持させ
た第2メイン軸用軸受24によって支持されている。更
に、カウンタ軸18は、変速機ケーシング8に保持させた
第1カウンタ軸用軸受28とエクステンションハウジング
12に保持させた第2カウンタ軸用軸受30によって支持さ
れている。
メイン軸16には、1速用第1歯車32、2速用第2歯車
34、3速用第3歯車36、4速用第4歯車38、5速用第5
歯車40、そしてリバース用歯車42が所定に配設されてい
る。
1速用第1歯車32と2速用第2歯車34とは1速・2速
シフトフォーク用軸(図示せず)に支持させた1速・2
速用シフトフォーク44によって切換えられ、また3速用
第3歯車36と4速用第4歯車38とは3速・4速側シフト
フォーク軸46に支持させた3速・4速用シフトフォーク
48によって切換えられ、更に5速用第5歯車40とリバー
ス用歯車42とは5速・リバース側シフトフォーク用軸
(図示せず)に支持させた5速・リバース用シフトフォ
ーク50によって切換えられるものである。これ等各シフ
トフォーク用軸は、メイン軸16と平行に配設され、変速
機ケーシング8によって支持されている。
これ等シフトフォーク用軸は、後述するシフトレバー
58の操作状態によって回転且つ軸方向に移動するシフト
アンドセレクト軸たる第1軸52に固設したシフトアンド
セレクトレバー54の切換アーム56によって選択的に作動
される。第1軸52は、第1図に示す如く、シフトレバー
58のセレクト操作によって回動し且つシフトレバー58の
シフト操作によって軸方向移動するように、エクステン
ションハウジング12に保持して設けられている。
第1軸52の後端部位は、シフトレバー58を支持するシ
フトコントロールギヤユニット60によって動作する連絡
体62に連結している。
また、第2、3図に示す如く、第1軸52と並列にし、
第2軸64の一端側である基端側をエクステンションハウ
ジング12に固定して設ける。この第2、3図に示すニュ
ートラル状態において、第1軸52の第1中心点O1におけ
る軸方向の第1軸心線C1に対し上下方向に指向する第1
垂直線V1と、切換アーム56の中心と第1中心点O1を通る
シフトアンドセレクトレバー54の第1中心線CL1とが一
致している。また、この第1垂直線V1に直交する第1水
平線H1に対し所定の角度θの第1ピン中心線P1上に位置
し且つ第2軸64側に指向して保持部66に支持させた第1
ピン68を突出して設ける。
エクステンションハウジング12に固定された第2軸64
の他端側である先端側の外周面には、この第2軸64の第
2中心点O2における軸方向の第2軸心線C2に対し上下方
向に指向する第2垂直線V2上に第2ピン70を突設する。
また、このとき、第2垂直線V2と第2中心点O2を通る後
述する回転体72の第2中心線CL2とが一致している。
更に、第2軸64の先端側の外周面には、第2軸64周り
に回転且つ第2軸62の軸方向に移動する回転体72を遊嵌
する。この回転体72には、第2ピン70を挿通すべく且つ
この第2ピン70を挿通させ、該回転体72を回転且つ軸方
向に移動させるように動作させる溝部74を形成する。こ
の溝部74は、第2図において、第2垂直線V2の右側でこ
の第2垂直線V2の直交方向に形成した第1溝74−1と、
この第1溝74−1に連通し且つ第2垂直線V2の左側、つ
まり第1軸52で第2垂直線V2に対して斜め方向に形成し
た第2溝74−2とからなる。つまり、第1溝74−1は第
2軸62の第2軸心線C2に対して円周方向に指向し、第2
溝74−2は第2軸62の第2軸心線C2に対して5速側に斜
め方向に指向している。
また、回転体72の外面には、第2軸64の軸方向に指向
し第1ピン68が所定に係合すべく高低差を有する係合突
出体76を付設する。この係合突出体76には、第2軸64の
一端側で5速・リバースへのセレクト状態において第1
軸52が回動した時に第1ピン68を係合させる第1係合部
76aを形成するとともに、5速からリバース方向にシフ
トして第1軸52が軸方向移動した時に第1ピン68を当接
させる段差面76cを境にして第2軸64の他端側で且つ第
1係合部76aの位置よりも低い位置で5速へのシフト状
態において第1軸52が軸方向移動した時に第1ピン68を
係合させる第2係合部76bを第1係合部76aよりも5速側
に形成している。
また、第2軸64の一端側である基端側には、スプリン
グ78が嵌装して設けられている。このスプリング78は、
一端側がエクステンションハウジング12側の固定部80に
係着されるとともに他端側が回転体72の一端面に係着さ
てニュートラル状態において溝部74の略中央部位である
第1溝74−1と第2溝74−2との連通部位を第2ピン70
の箇所に位置させるように回転体72を付勢するとともに
5速からリバース方向にシフトする状態において第1ピ
ン68が段差面76cに当接して回転体72が第2軸64の一端
側に移動した際に縮小されて生ずる付勢力によって回転
体72を第2溝74−2の範囲で動作させるもである。つま
り、このスプリング78は、第2、3図に示す如く、ニュ
ートラル状態において回転体72を、溝部74の略中央部位
が第2垂直線V2上に位置すべく保持するものである。従
って、回転体72は、第3、5図に示す如く、第2ピン70
と溝部74との関係によって第2軸64周りに回転されると
ともに第2軸64の軸方向に移動されるものである。な
お、符号H2は第2垂直線V2に直交する第2水平線であ
る。
次に、この実施例の作用を説明する。
第2図(a)、(b)は、ニュートラル状態を示すも
のである。このニュートラル状態においては、第1垂直
線V1と第1中心線CL1とが一致し、第1ピン68が第1水
平線H1に対し所定の角度θで第2軸64側に指向してい
る。一方、第2垂直線V2と第2中心線CL2とが一致し、
第2ピン70が溝部74の略中央部位に位置している。ま
た、第1ピン68が突出係合体76の第1係合部76aから離
間して位置している。
第3図(a)、(b)は、5速・リバースへのセレク
ト状態を示すものである。この5速・リバースへのセレ
クト状態においては、ニュートラル状態から第1軸52を
回転させると、第1ピン68が突出係合体76の第1係合部
76aに係合して回転体72を第1溝74−1の範囲で回転さ
せる。このとき、第1垂直線V1に対し第1中心線CL1
第1角度αだけ第1中心点O1を中心に回動するととも
に、第2垂直線V2に対し第2中心線CL2が第2角度α
だけ第2中心点O2を中心に回転する。
第4図(a)、(b)は、5速へのシフト状態を示す
ものである。5速・リバースのセレクト状態から第1軸
52を軸方向に移動すると、第1ピン68が第1係合部76a
よりも低い第2係合部76bに段差面76cを越えて移動され
る。第1ピン68が第1係合部68aから離脱して第2係合
部68bに移動することにより、回転体72はスプリング78
の付勢力によってニュートラル状態に戻る。つまり、第
2垂直線V2と第2中心線CL2とが一致して溝部74の略中
央部位が第2ピン70の箇所に位置する。
第5図(a)、(b)は、5速からリバース方向にシ
フトした状態である。5速のシフト状態からリバース方
向に、つまり第1軸52を軸方向で且つ第1係合部76a側
に移動すると、第1ピン68が段差面76cに当接してスプ
リング78を縮小することにより、スプリング78の付勢力
によって回転体72が第2溝74−2の範囲で回転移動し、
つまり第2垂直線V2から第2中心線CL2が第3角度α
だけ回転しつつ軸方向に移動し、これにより、回転体72
の係合突出体76の第1係合部76aが第1ピン68に当接
し、そして第1軸52を回転して第1垂直線V1と第1中心
線C1とを一致させ、もって3・4速へのセレクト状態へ
移行させる。
この結果、5速から4速にシフトダウンする際に、段
差面76cを境にして高低差を有する係合突出体76によ
り、リバースへの誤操作を防止するとともに、ギヤの干
渉音やギヤの破損等が発生するのを未然に防止すること
ができる。
また、5速から4速へのシフトダウン時に、回転体72
をスプリング78が縮小して生じた付勢力によって第2溝
74−2の範囲で回動且つ軸方向移動させ、第1軸52を回
転させて戻すだけなので、5速から4速へのシフトダウ
ンが速く且つ確実に果し得る。
更に、この実施例の構成によれば、従来の変速操作装
置を大幅に変更する必要がなく、実用的であり、しかも
構成が簡単で、保守点検も容易となる。
〔発明の効果〕
以上詳細な説明から明らかなようにこの発明によれ
ば、変速機の変速機ケーシングにエクステンションハウ
ジングを連結して設け、シフトレバーのセレクト操作に
よって回動し且つシフトレバーのシフト操作によって軸
方向移動する第1軸をエクステンションハウジングに保
持させて設け、第1軸の回動且つ軸方向移動によって各
シフトフォーク用軸を選択的に作動する切換アームが備
えられたシフトアンドセレクトレバーを第1軸に固定し
て設け、エクステンションハウジングには第1軸に対し
て平行に位置する第2軸の一端側を固定して設け、第1
軸の外周面には第2軸側に指向する第1ピンを突出して
設け、第2軸の外周面には第2ピンを突出して設け、第
2軸の他端側には該第2軸上で回転且つ軸方向移動する
回転体を遊嵌して設け、回転体には第2軸の軸心線に対
して円周方向に指向する第1溝と第1軸側で第2軸の軸
心線に対して5速側に斜め方向に指向して第1溝に通過
する第2溝とからなって第2ピンを挿通させる溝部を形
成し、回転体の外面にはシフトレバーのセレクト・シフ
ト操作時に第1ピンを係合させる係合突出体を第1軸側
に突出して設け、係合突出体には第2軸の一端側で5速
・リバースへのセレクト状態において第1軸が回動した
時に第1ピンを係合させる第1係合部を形成するととも
に5速からリバース方向にシフトして第1軸が軸方向移
動した時に第1ピンを当接させる段差面を境にして第2
軸の他端側で且つ第1係合部の位置よりも低い位置で5
速へのシフト状態において第1軸が軸方向移動した時に
第1ピンを係合させる第2係合部を第1係合部よりも5
速側に形成し、一端側がエクステンションハウジング側
に係着されるとともに他端側が回転体の端面に係着され
てニュートラル状態において第1溝と前記第2溝との連
通部位を第2ピンの箇所に位置させるように回転体を付
勢するとともに5速からリバース方向にシフトする状態
において第1ピンが段差面に当接して回転体が第2軸の
一端側に移動した際に縮小されて生ずる付勢力によって
回転体を第2溝の範囲で動作させるスプリングを第2軸
の一端側に嵌装して設けたことにより、手動変速機にお
いて5速から4速にシフトダウンする際にリバースに誤
操作するのを防止するとともに、ギヤの干渉音やギヤの
破損の発生を未然に防止し、しかも5速から4速へのシ
フトダウンを早く且つ確実に果し得る。
【図面の簡単な説明】
第1〜5図はこの発明の実施例を示し、第1図は変速機
の概略断面図、第2図(a)、(b)はニュートラル状
態における第1図のII−II線による変速操作装置の説明
図、第3図(a)、(b)は5速・リバース方向へのセ
レクト状態における変速操作装置の説明図、第4図
(a)、(b)は5速へのシフト状態における変速操作
装置の説明図、第5図(a)、(b)は5速からリバー
ス方向にシフトした状態における変速操作装置の説明図
である。 第6図は変速パターンの説明図である。 図において、2は変速機、14は入力軸、16はメイン軸、
52は第1軸,54はシフトアンドセレクトレバー、56は切
換アーム、58はシフトレバー、64は第2軸、68は第1ピ
ン、70は第2ピン、72は回転体、74は溝部、76は係合突
出体、そし78はスプリングである。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1速と2速とのシフト方向が同一直線上に
    位置し、3速と4速とのシフト方向が同一直線上に位置
    し、5速とリバースとのシフト方向が同一直線上に位置
    する変速パターンの変速操作装置において、変速機の変
    速機ケーシングにエクステンションハウジングを連結し
    て設け、シフトレバーのセレクト操作によって回動し且
    つ前記シフトレバーのシフト操作によって軸方向移動す
    る第1軸を前記エクステンションハウジングに保持させ
    て設け、前記第1軸の回動且つ軸方向移動によって各シ
    フトフォーク用軸を選択的に差動する切換アームが備え
    られたシフトアンドセレクトレバーを前記第1軸に固定
    して設け、前記エクステンションハウジングには前記第
    1軸に対して平行に位置する第2軸の一端側を固定して
    設け、前記第1軸の外周面には前記第2軸側に指向する
    第1ピンを突出して設け、前記第2軸の外周面には第2
    ピンを突出して設け、前記第2軸の他端側には該第2軸
    上で回転且つ軸方向移動する回転体を遊嵌して設け、こ
    の回転体には前記第2軸の軸心線に対して円周方向に指
    向する第1溝と前記第1軸側で前記第2軸の軸心線に対
    して5速側に斜め方向に指向して前記第1溝に連通する
    第2溝とからなって前記第2ピンを挿通させる溝部を形
    成し、前記回転体の外面には前記シフトレバーのセレク
    ト・シフト操作時に前記第1ピンを係合させる係合突出
    体を前記第1軸側に突出して設け、この係合突出体には
    前記第2軸の一端側で5速・リバースへのセレクト状態
    において前記第1軸が回動した時に前記第1ピンを係合
    させる第1係合部を形成するとともに5速からリバース
    方向にシフトして前記第1軸が軸方向移動した時に前記
    第1ピンを当接させる段差面を境にして前記第2軸の他
    端側で且つ前記第1係合部の位置よりも低い位置で5速
    へのシフト状態において前記第1軸が軸方向移動した時
    に前記第1ピンを係合させる第2係合部を前記第1係合
    部よりも5速側に形成し、一端側が前記エクステンショ
    ンハウジング側に係着されるとともに他端側が前記回転
    体の端面に係着されてニュートラル状態において前記第
    1溝と前記第2溝との連通部位を前記第2ピンの箇所に
    位置させるように前記回転体を付勢するとともに5速か
    らリバース方向にシフトする状態において前記第1ピン
    が前記段差面に当接して前記回転体が前記第2軸の一端
    側に移動した際に縮小されて生ずる付勢力によって前記
    回転体を前記第2溝の範囲で動作させるスプリングを前
    記第2軸の一端側に嵌装して設けたことを特徴とする変
    速操作装置。
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