JP2629815B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2629815B2 JP63110670A JP11067088A JP2629815B2 JP 2629815 B2 JP2629815 B2 JP 2629815B2 JP 63110670 A JP63110670 A JP 63110670A JP 11067088 A JP11067088 A JP 11067088A JP 2629815 B2 JP2629815 B2 JP 2629815B2
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貴康 弓納持
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は画像形成装置に関する。
更に詳しくは、画像担持体面に所定の押圧力をもって
押し付けられて画像担持体面の面移動方向に順方向に回
転し、且つ電圧が印加された若しくは接地された転写ロ
ーラと画像担持体との間に形成されるニップ部に画像担
持体の面移動状態においてシート状転写材を導入して通
過させることにより画像担持体面に形成担持されている
可転写画像をシート状転写材面側へ順次に転写させる方
式の画像形成装置に関する。
(従来の技術) 上記のような方式の画像形成装置の具体例としては、
転写方式の電子写真法や静電記録法を利用した複写機・
プリンタ・マイクロフィルムリーダプリンタ・ディスプ
レー装置等が挙げられる。
一般的には、画像担保体としての電子写真感光体や静
電記録誘電体を所定の周速度で回転駆動又は回転駆動さ
れるドラムやベルトの形態にし、その回転又は回転駆動
されている画像担保体としてのドラムやベルトの面をコ
ロナ放電器・接触帯電器、その他の帯電手段により正又
は負に均一帯電し、その帯電電荷をスリット露光・レー
ザビーム走査露光・発光素子アレイ・除電素子アレイ等
で選択的に除電もしくは更には逆極性帯電させて目的の
画像情報に対応した静電潜像を形成させ、その潜像を現
像手段で現像剤により顕像化し、その顕像(可転写画
像)を転写材(第2の画像担持体、一般には紙を主とす
るシート状転写材、転写用紙)の面に転写手段で転写
し、画像転写を受けた転写材は定着手段で像定着させて
画像形成物として装置外へ排出させ、画像転写後の画像
担保体たるドラム面やベルト面はクリーニング手段で清
浄面化して繰り返して作像に供する構成になっている。
画像担持体面に電子写真法・静電記録法、その他の適
宜の作像手法にて形成担持させた可転写画像を転写材面
側へ転写する画像転写手段としては転写帯電器(コロナ
放電器)が一般に使用されている。
第7図はその例を示している。図において8は画像担
持体であり、本例では回転ドラム型の電子写真感光体
(以下ドラムと略記する)とする。aはドラム8の回転
方向を示している。18はこのドラム面に形成されたプラ
ス電荷潜像、17はその潜像を顕画化(正規現像)してい
る現像剤粒子(トナー)であり、マイナス帯電していて
プラス電荷潜像との電気的な引き合いでドラム8面の潜
像部に付着している。
13はドラム8面に接近対向させて設けた転写帯電器で
ある。この転写帯電器13とドラム8との間に不図示の給
紙部から1枚宛給送された転写材19がレジストローラ12
でドラム8の回転角と同期どりされてドラム8の回転周
速と同じ移動速度で搬送される。
この搬送転写材19の背面に転写帯電器13によりプラス
極性(現像剤粒子17の帯電電荷極性とは逆極性)の電荷
20が付与されることによってドラム8面側のマイナス極
性の現像剤粒子17をドラム8面から引き剥す力が生じ、
ドラム8面側の現像剤粒子17即ち顕画像(可転写画像)
が搬送転写材19の面に順次に転写17aされていく。
転写域(ドラム8と転写帯電器13との間 )を通過し
て画像転写17aを受けた転写材部分はドラム8面が分離
されて不図示の画像定着器へ案内される。
転写材19はレジスターローラ12により搬送されるが、
転写域においては背面電荷20の作用でドラム8に吸着さ
れることで搬送力を得、転写材19の後端がレジスターロ
ーラ12を離れた後はこの吸着力のみで搬送される。
ドラム8面側から転写材19面側への画像転写は、ドラ
ム上のプラス電荷潜像18とマイナス極性の現像剤粒子17
の引力をf1、転写帯電器13により転写材19の背面に付与
されたプラス極性の電荷20とマイナス極性の現像剤粒子
17の引力をf2とすれば、f1<f2である必要があり、これ
を満たすべく十分な電荷量が転写材19には付与されねば
ならない。これを各種の環境条件や転写材に対応できる
ようにするために、一般的に転写材19の背面に付与され
る電荷量は、通常の使用条件において必要な最小限値よ
りも過剰な値に設定されている。
しかしながら上記のような転写帯電器を画像転写手段と
する画像形成においては、特に近年市場需要の多い複写
機や小型プリンタにおいては、以下のような欠点・不具
合が指摘されている。
(1)転写材19がドラム8と接する以前に転写材19に背
面電荷20が付与されると、一般にその電荷量は必要最小
限の値よりは大きいこともあり、現像剤粒子17が転写紙
19にドラム8の間隙を飛んで転写紙19上に引き寄せられ
文字回りにとびちった画像が生じる。これを防ぐために
は転写帯電器13の開口を絞れば良いが、プリンタの小型
化に応じてドラム8が小径化するに従い開口も狭くせね
ばならず、とびちりを無くすと却って電荷量が不足して
しまい転写不良を生ずるという二律背反現象がある。
(2)転写材19の後端がレジスターローラ12を離れた後
の搬送力はドラム8への転写材19の背面電荷20による吸
着力であるが、ドラム8が小径化するに従いドラム8の
曲率は大きくなり転写材19とドラム8の吸着域は狭くな
り、従って吸着力も下る。
その結果、転写材19の坪量が大きい場合などにドラム
8と転写材19が十分同期して搬送できなくなり、転写材
後端域の転写ズレが顕著になる。
(3)コロナ放電による転写帯電器13を用いる場合、コ
ロナワイヤへの印加電圧は放電の安定化を図り、更に背
面電荷20を十分に与えるためには3〜5キロボルトの高
圧とする必要がある。これは電源のコストを高くし、小
型プリンタの場合にはコスト圧迫要因として無視できな
い要素となる。
一方、上記のような問題点を有する転写帯電器に代わ
る有効な他の画像転写手段としてバイアス転写ローラ式
が開発されている。
即ち、画像担持体面に所定の押圧力をもって押し付け
られて画像担持体面の面移動方向に順方向に回転し、且
つ電圧(画像担持体側の可転写画像の電荷極性とは反対
極性の電圧、或は交流(交互)電圧)が印加された若し
くは接地された転写ローラと画像担持体との間に形成さ
れるニップ部に画像担持体の面移動状態においてシート
状転写材を導入して通過させることにより画像担持体面
に形成担持されている可転写画像をシート状転写材面側
へ順次に転写させるものである。
第4図はその例を示している。18aは画像担持体とし
ての回転ドラム型の電子写真感光体(ドラム)8の面に
形成されたマイナス電荷潜像であり、本例の場合はこの
潜像面をマイナス帯電の現像剤粒子17で反転現像して顕
画化している(例えばレーザビームプリンタにおいて、
感光体面をマイナス極性に一様帯電し、その帯電面をレ
ーザビーム走査露光して画像の文字部(黒部)に相当す
る部分の電荷を減衰させ、反転現像によりその電荷減衰
部分に現像剤を付着させたもの)。
22は弾性体で、比抵抗が105〜1010Ωcmの範囲の材質
からなる転写ローラ、23はその芯金である。この転写ロ
ーラ22は画像担持体たるドラム8に対して略平行にして
ドラム8面に所定の押圧力をもって押し付けてあり、ド
ラム8の回転に伴ない回転する。又このローラ22には芯
金23を介してバイアス電源24により+500〜+1000Vの電
圧が印加されている。Aはドラム8と転写ローラ22との
ニップ部(転写域)である。
このニップ部Aに不図示の給紙部から1枚宛給送され
た転写材19がレジストローラ12でドラム8の回転角と同
期どりされてドラム8の回転周速と同じ移動速度で導入
される。転写材19はドラム8と転写ローラ22とのニップ
部Aを通過していく過程でドラム8面に対して押し付け
られ、又その背面に転写ローラのバイアス電圧を受ける
ことによりドラム8面側の現像剤粒子17即ち顕画像が転
写材19の面(ドラムとの対向面)に順次に転写17aされ
ていく。20は転写ローラ22のバイアス電圧により乗った
転写材背面電荷である。
このバイアス転写ローラ式は転写帯電器式との対比に
おいて次のような有利点がある。
低電圧の転写…従来のコロナ放電による転写において
は、前述のように4〜5KVの電圧が放電ワイヤに印加さ
れねばならず、転写材19の背面電荷20は一般に過剰とな
るため、転写の前工程でドラム8上の顕画像を作ってい
る現像剤粒子17が転写材19に引寄せられる文字回りのと
びちりのみならず、転写の後工程で転写用材19がドラム
8から離れた後に、背面電荷20が近接導体等に放電して
文字が乱れ、現像としてはやはり文字回りのとびちりが
発生することがあり、これを防ぐために転写帯電器13の
開口を狭くしたり、転写後工程で背面電荷20を除電する
などの手段を要した。しかしバイアス転写ローラ式の場
合、本例においては、転写ローラ22への印加電圧は+50
0〜+1000Vと低くて済み、転写材19の背面電荷20も必要
最小限に抑えられるため、文字回りのとびちりは生じな
い。これは反転現像のため現像剤17と反対極性の電荷が
ドラム8上に存在しないので第7図に示したようなマイ
ナスの現像剤17とドラム8上のプラス電荷の吸引作用が
ないために、転写帯電器式の場合の正規現像の場合より
も低い電界で転写が可能なためである。
結果的に転写帯電器式よりも出力電圧が1/5〜1/10で
済ませられるために、バイアス電源24やその出力を転写
ローラ22に伝えるコードのコストは低くなるという効果
を生じる。
転写材のバックアップ…転写域においては転写材19は
ドラム8と転写ローラ22の形成する、転写材19の厚さよ
り広くはない隘路に導入される。従ってドラム8が小径
となっても転写帯電器式のように転写材19がドラム8へ
の吸着力を失って転写ズレが生じることはない。
上記のように有利点のあるバイアス転写ローラ式にも
改善すべき次のような問題点がある。
即ち、ドラム8の回転周速vと転写ローラ22の見掛け
の外径から定まる周速Vが等しくなるように設計してド
ラム8と転写ローラ22が作るニップ部Aに転写材19を導
くことにより、転写を行ったところ、紙シワ、画像ズレ
が発生した。
上記の原因を推察したところ、ドラム8に比べて転写
ローラ22の硬度が小さいためにドラム8と転写ローラ22
のつくるニップ部Aが第5図に示すようにドラム8が転
写ローラ22を押しつぶすように形成されており、ニップ
部Aでの転写ローラ径が見掛け上の外径よりも小さくな
るためにニップ部Aの中央における転写ローラ22の速度
がドラム8の周速よりも遅くなり、転写材19の搬送性が
不安定となるために発生すると考えられる。
転写材19として特に坪量約100g/m2以上の厚紙や封筒
を用いた場合には、紙が所謂あばれることにより画像ズ
レが発生しやすく、坪量約40g/m2程度の薄紙においては
紙シワが発生しやすいことも判った。
上記のような紙シワ、画像ズレの発生についていま少
し詳しく考察する。
まず、ドラム8の半径をr1[mm]、転写ローラ22の半
径をr2[mm]、ニップ部Aの巾をn[mm]としたきのニ
ップ部中央点jでの転写ローラ22の半径R[mm]を求め
てみる。
即ち、第6図の模型図において、ドラム8と転写ロー
ラ22のつくる弦の長さを1[mm]、ドラム中心Oおよび
転写ローラ中心O′から弦までの距離をそれぞれx[m
m]とy[mm]、ニップ部Aの入口点iと中央点jがド
ラム中心Oとなす角をθ)とすると、 式(1),(2)式より よってR=x+y−r1 となる。
而して、ドラム8の周速をvとすると、ニップ部Aの
中心点jにおける転写ローラ速度v′は となる。
実際にドラム径を30[mm]、転写ローラ径を16[m
m]、ニップ部Aの巾を4[mm]、ドラム周速を30π=9
4.25[mm/sec]の画像形成装置については、 R = 7.76[mm] v′= 91.37[mm/sec] となりニップ部Aの中央点jにおける転写ローラ22の速
度v′がドラム周速に比べて3.05%もスピードが遅くな
っている。
また第5図に示したように転写ローラ22はドラム8に
押しつぶされニップ部Aの幅方向両端から転写ローラ22
がはみ出すように変形している。そのためローラ径も一
様ではなく、ニップ部Aの中央が最も小さく(R)、ニ
ップ部からはみ出している部分Bが最も大きく(R′)
となっており、転写ローラの周速もニップ部Aの中央点
jが最も遅く、ニップ部からはみ出している部分Bが最
も速くなっている。即ちニップ部A内で速度分布がある
ことにより、紙シワ、画像ズレが発生しており、転写ロ
ーラ22の見掛けの外径から求まる周速Vをドラム8の周
速vと等しくなるように設計を行っても安定した紙搬送
性は得られないと考察される。
そこで本発明は転写ローラ式の画像形成装置につい
て、種々の坪量の何れの転写材についても紙シワや画像
ズレなく転写ニップ部を安定に通過させて画像転写を安
定に良好に実行させることを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明は、像を担持する像担持体と、前記像担持体と
ニップ部を形成し、このニップ部で前記像担持体から転
写材ヘトナー像を転写する転写ローラと、を有する画像
形成装置において、使用する転写材の坪量が、所定値よ
りも大きい場合には所定値よりも小さい場合に比べて、
前記ニップ部から外れた転写ローラ周部分での転写ロー
ラの周速を大きくすることを特徴とする画像形成装置、
である。
(作 用) 即ち、使用する転写材の坪量が、所定値よりも大きい
場合には所定値よりも小さい場合に比べて、前記ニップ
部から外れた転写ローラ周部分での転写ローラの周速を
大きくすることにより、転写材の坪量の違いにより生じ
る転写ローラと像担持体のニップ部における転写材搬送
性変化を適切に補正・修正する処置ができ、種々の坪量
の何れの転写材についても紙シワや画像ズレなく転写ニ
ップ部を安定に通過させて画像転写を安定に良好に実行
させることが可能となる。
(実施例) 実施例 1(第1・2図) 第1図は本発明に従う画像形成装置の一例の概略図で
あり、本例の画像形成装置は電子写真方式のレーザビー
ムプリンタ(LBP)である。
8は中心軸8aを中心に矢印a方向に所定の周速度vで
回転駆動される画像担持体(像担持体)としてのドラム
型電子写真感光体(以下ドラムと略記)である。
回転ドラム8は帯電手段としてのコロナ帯電器7によ
りその外周面に均一に所定極性の一様な帯電(一次帯
電)を受ける。
次いでその帯電処理面にレーザビームスキャナ25によ
り、不図示のホストコンピュータ・ワードプロセッサ等
からの出力画像情報(時系列電気画素信号)に対応する
変調レーザビーム走査露光Lを受けることによりレーザ
ビームの照射を受けたドラム面部分の帯電電荷が減衰し
てドラム8面に目的画像の静電潜像が順次に形成(情報
書き込み)されていく。
その静電潜像は現像器9により反転現像されて現像剤
(トナー)により顕画化されていく。
一方、給紙機構の転写材収容部11(例えばペーパーカ
セット)から転写材19が給紙ローラ10により1枚宛繰り
出し給送され、レジストローラ12によりドラム8の回転
角と所定に同期どり(タイミング合せ)されてドラム8
と転写ローラ22とのニップ部Aに導入され、ドラム8面
側の顕画像たる現像剤像が前述第4図で説明したように
転写材19面に順次に転写されていく。
ドラム8と転写ローラ22とニップ部Aを通過して像転
写を受けた転写材19はドラム8面から分離されて定着器
14へ導入され、像定着を受けて画像形成物(プリント)
として機外へ出力される。
像転写後のドラム8面はクリーニング装置15で転写残
り現像剤の回収除去を受けて清浄面化され、又前露光器
(LEDアレイ等)16により一様露光を受けて各部均一に
除電されて電気的メモリの消却を受け、繰り返して像形
成に供される。
レーザビームスキャナ25は、インターフェイスコント
ローラ1、レーザ駆動回路2、レーザダイオード3、コ
リメータレンズ31、ボリゴンミラー4、f−θレンズ
5、反射ミラー6等からなる。ホストコンピュータやワ
ードプロセッサなどから出力されてくる時系列電気画素
信号(電気信号化された文字やその他の画像情報)はイ
ンターフェイスコントローラ1に入力して信号処理さ
れ、その出力に対応してレーザ駆動回路2でレーザダイ
オード3が制御され該レーザダイオード3から変調レー
ザ光が出力される。出力レーザ光はコリメータレンズ31
により集光され、回転するポリゴンミラー4に投射さ
れ、f−θレンズ5やポリゴンミラー4の面倒れを補正
する光学系(不図示)、及び反射ミラー6を経てドラム
8面に至り、ドラム8の回転方向とは直角な方向(ドラ
ム母線方向)に偏向される。これによりドラム8の帯電
処理面がレーザビームLで主走査され、ドラム8の回転
に伴なう面移動(副走査)でドラム8面に、レーザダイ
オード3から出力される目的画像情報に対応した変調レ
ーザ光に応じた静電潜像が形成されていく。
転写ローラ22については本発明に従って、第2図に示
すようにニップ部Aの中央における転写ローラ22の速度
v′がドラム8の周速vと等しくなるように転写ローラ
22の見掛けの外径から定まる周速Vを調節してやる。即
ち、前述(5)式よりv=v′=(R/r2)Vであり、転
写ローラ22の周速Vは を満たせばよい。
〈実験1〉 ドラム径30[mm]、転写ローラ径16[mm]、ニップ巾
4[mm]、ドラム周速v=30π[mm/sec]の画像形成装
置において、転写ローラ22の見掛けの外径から定まる速
度Vを としてニップ部Aの中央における転写ローラ速度v′を
ドラム8の周速vに等しくしたところ紙シワ、画像ズレ
のない画像が得られた。
以上のようにニップ部中央における転写ローラ22の速
度v′をドラム8の周速vに等しくすることにより、紙
搬送性が向上し、画像ズレ、紙シワの生じない画を提供
できる。
実施例 2(第3図) 実施例1では転写材の坪量によらずドラム8の周速v
とニップ部中央における転写ローラ22の速度v′が等し
くなるように転写ローラ22の周速Vを可変してやった。
しかし転写材19として用いる紙の坪量の違いにより必ず
しもドラム8の周速vと転写ローラ22のニップ部部中央
における速度v′が一致している場合において、最適な
紙搬送性を示すとは限らない。転写材19として例えば坪
量100g/m2以上の厚紙などを用いた場合、ドラム8と転
写ローラ22のつくるニップ部Aが通紙時において非通紙
時に比べて大きくなるため、ニップ部Aでの転写ローラ
22の速度v′がドラム周速vより小さくなってしまう。
そこで紙種に応じて転写ローラ22の周速Vを切換える実
施例を第3図に示す。
即ち実施例1の画像形成装置(第1・2図)におい
て、転写材19として坪量が100g/m2以上の厚紙、封筒な
どを使用する場合には転写ローラ22の周速Vを実施例1
に比べて2%ほど速く回転させることによりニップ部A
での転写ローラ22の厚紙通紙時における見掛け上の周速
v′をドラム8の周速vと等しくすることができる。
つまり、使用する転写材の坪量が、所定値よりも大き
い場合には所定値よりも小さい場合に比べて、転写ニッ
プ部から外れた転写ローラ周部分での転写ローラの周速
Vを大きくするのである。
尚、転写ローラ周速を切換えることは、2種類の異な
る歯数のギヤを転写ローラ22の駆動に使用し、スイッチ
のON,OFFでギヤを切換えることにより可能である。
〈実験2〉 実験1で使用した画像形成装置を用いて転写材19とし
て坪量135g/m2の厚紙、および封筒を使用した。
実験1と同じ転写ローラ周速V=97.11[mm/sec]で
は厚紙・封筒とも紙搬送性が不安定となり、画像ズレが
発生した。
次に転写ローラ周速Vを表1に示すようにV=97.11
[mm/sec]に対して1%アップ(UP)、2%アップ、3
%アップしたところ2%アップの場合において、厚紙、
封筒とも画像ズレのない良好な画像を得ることができ
た。
以上により坪量の大きな厚紙、封筒を用いる場合には
ドラム8に比べて5%ほど転写ローラ22を速く回転させ
ることにより、紙搬送性をさらに安定させて画像ズレを
防止できることが判ったが、実施例1と合わせて種々に
応じて転写ローラ周速を切換えることにより、常に安定
した紙搬送性を示すことができる。
(発明の効果) 以上のように本発明によれば、転写ローラ式の画像形
成装置について、種々の坪量の何れの転写材についても
紙シワや画像ズレなく転写ニップ部を安定に通過させて
画像転写を安定に良好に実行させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の画像形成装置(電子写真方
式LBP)の概略構成図、第2図は感光体ドラムと転写ロ
ーラの周速説明図、第3図は第2の実施例装置における
感光体ドラムと転写ローラの周速説明図、第4図はバイ
アス転写ローラ式の画像転写原理図、第5図・第6図は
感光体ドラムと転写ローラの周速説明図、第7図は転写
帯電器の画像転写原理図である。 8は画像担持体としての回転ドラム型の電子写真感光
体、22は転写ローラ、24はバイアス電源、19は転写材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹内 昭彦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 谷川 耕一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 昭56−16168(JP,A) 特開 昭56−126875(JP,A) 特開 昭55−88086(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像を担持する像担持体と、前記像担持体と
    ニップ部を形成し、このニップ部で前記像担持体から転
    写材ヘトナー像を転写する転写ローラと、を有する画像
    形成装置において、 使用する転写材の坪量が、所定値よりも大きい場合には
    所定値よりも小さい場合に比べて、前記ニップ部から外
    れた転写ローラ周部分での転写ローラの周速を大きくす
    ることを特徴とする画像形成装置。
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