JP2629569B2 - 通話信号増幅方式 - Google Patents

通話信号増幅方式

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JP2629569B2 JP21000593A JP21000593A JP2629569B2 JP 2629569 B2 JP2629569 B2 JP 2629569B2 JP 21000593 A JP21000593 A JP 21000593A JP 21000593 A JP21000593 A JP 21000593A JP 2629569 B2 JP2629569 B2 JP 2629569B2
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  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
  • Interface Circuits In Exchanges (AREA)
  • Use Of Switch Circuits For Exchanges And Methods Of Control Of Multiplex Exchanges (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は通話信号増幅方式に係
り、特にトーンによる通話信号増幅方式に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来の通話信号増幅方式は、そのトラン
クが双方向に伝送する通話信号に対し無条件に増幅を行
い、その増幅により4線区間で発振しないようにハイブ
リッド回路で回り込み信号を防止するよう信号防止装置
(以下、エコーキャンセラと呼称する)が付加され、構
成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来の通話信号増
幅方式では、もしその増幅装置が入力信号のレベルに対
して増幅率が変化するもの(AGC=オートゲインコン
トローラ)であるとすると、その増幅装置に振幅変調を
含む変調方式を行っているモデム信号が入力された場合
には、そのモデム信号の振幅情報が増幅装置により変化
させられるという問題があり、また、モデム自体にエコ
ーキャンセラが内蔵されている場合には、モデム自体の
エコーキャンセラとそのトランク内のエコーキャンセラ
とが重複となり、エコーキャンセラが誤動作し、モデム
信号の情報を変化させてしまう可能性があるという問題
があった。以上の問題により、モデム間通信にビットエ
ラーが発生する,もしくは通信できない事態が発生する
という問題があった。
【0004】本発明はかかる問題を解決するためになさ
れたもので、モデム信号の情報を何等変化せずに伝送す
ることができ、良好なデータ通信ができる通話信号増幅
方式を得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の通話信号増幅方
式は、自動電話交換機に収容されるトランクにおいて、
このトランクが双方向伝送する通話信号を増幅する増幅
手段と、上記トランク内の2線−4線変換回路内に4線
側から2線側に送出した信号が4線側にもどることを防
止する防止手段と、上記双方向伝送する通話信号の中に
2種類の予め定められたトーンの有/無を検出する検出
手段と、この検出手段により得られた上記2種のトーン
の有/無の検出結果に基づき上記通話信号を増幅する上
記増幅手段と、上記2線側に送出した信号が4線側にも
どることを防止する防止手段の制御を行う制御手段とを
備えるものである。また、増幅手段はAGCを行う機能
を有し、検出手段は、位相反転無しアンサートーン検出
回路および位相反転有りアンサートーン検出回路からな
り、制御手段は、アンサートーンが位相反転無しアンサ
ートーン検出回路により検出されたときは増幅手段の機
能を止める制御を行ない、アンサートーンが位相反転有
りアンサートーン検出回路により検出されたときは増幅
手段および防止手段の機能を止める制御を行なうもので
ある。
【0006】
【作用】本発明においては、通話信号を増幅する機能を
持っているトランクに2種類の予め定められたトーンの
有/無を検出するようにし、その検出結果によって増幅
機能と回り込み防止回路の制御を行わせる。
【0007】
【実施例】つぎに本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の一実施例を示すブロック図である。
この図1において、1は自動電話交換機に収容される局
線トランク、2は2線側が公衆網10を介して端末装置
12に接続された2線−4線変換回路(HYB)、3は
この2線−4線変換回路2の4線側に接続された回り込
み信号防止装置(エコーキャンセラ)で、この回り込み
信号防止装置3はトランク内の2線−4線変換回路2内
に4線側から2線側に送出した信号が4線側にもどるこ
とを防止する防止手段を構成している。
【0008】4はこの回り込み信号防止装置3に接続さ
れ通話信号を増幅する通話信号増幅回路(AGC)で、
この通話信号増幅回路4はトランクが双方向伝送する通
話信号を増幅する増幅手段を構成している。5は位相反
転無しのアンサートーンを検出する位相反転無しアンサ
ートーン検出回路、6は位相反転有りのアンサートーン
を検出する位相反転有りアンサートーン検出回路で、こ
れらは双方向伝送する通話信号の中に2種類の予め定め
られたトーンの有/無を検出する検出手段を構成してい
る。
【0009】そして、通話信号増幅装置4は、この検出
手段による2種のトーンの有/無の検出結果に基づき通
話信号を増幅する増幅手段を構成している。7は位相反
転無しアンサートーン検出回路5の出力と位相反転有り
アンサートーン検出回路6の出力を入力とする制御装置
(CPU)で、この制御装置7は2線側に送出した信号
が4線側にもどることを防止する防止手段の制御を行う
制御手段を構成している。
【0010】8は端末装置11に接続された加入者回
路、9はこの加入者回路8に接続された時分割スイッチ
で、この時分割スイッチ9は局線トランク1の通話信号
増幅回路4と位相反転無しアンサートーン検出回路5お
よび位相反転有りアンサートーン検出回路6に接続され
ている。
【0011】つぎにこの図1に示す実施例の動作を説明
する。いま、端末装置11から加入者回路8,時分割ス
イッチ9,局線トランク1,公衆網10を通し端末装置
12に発信したとする。ところで、局線トランク1内の
通話信号増幅装置4はオートゲインコントローラ(AG
C)で入力信号の大きさで増幅率が変化するものとし、
また、回り込み信号防止装置(エコーキャンセラ)3は
2線−4線変換回路(HYB)2へ送出した信号が通話
信号増幅装置(AGC)4へ戻ることを防止するよう動
作する。
【0012】ここで、まず、はじめに、端末装置11,
12は振幅変調を行っておりかつエコーキャンセラを内
蔵していないモデムとした場合には、端末装置12が応
答するとこの端末装置12から位相反転無しアンサート
ーン(2100Hzの位相反転無し)が公衆網10を通
し局線トランク1に到来する。この局線トランク1では
このアンサートーンを位相反転無しのアンサートーン検
出回路5により検出し、制御装置7に通知する。制御装
置7はこの通知により通話信号増幅装置4に対しその機
能を止めるよう指示する。このため、モデム信号の振幅
情報が変化させられることなく、かつ回り込み信号防止
装置3が動作しているためエコーによるS/N劣化が少
なくなる。したがって、端末装置11と12の間で良好
な通信を行うことができる。
【0013】つぎに、端末装置11,12は振幅変調を
行っており、エコーキャンセラを内蔵しているモデムと
した場合には、端末装置12が応答すると、この端末装
置12から位相反転有りのアンサートーン(2100H
z位相反転有り)が公衆網10を通し局線トランク1に
到来する。局線トランク1ではこのアンサートーンを位
相反転有りアンサートーン検出回路6により検出し、制
御装置7に通知する。この制御装置7はこの通知により
通話信号増幅装置4および回り込み防止装置3に対しそ
の機能を止めるよう指示する。このためモデム信号の振
幅情報が変化させられることなく、またエコーキャンセ
ラが重複(ダブル)とならなくなる。したがって、端末
装置11と12との間で良好なデータ通信を行うことが
できる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、通話信号
を増幅する機能を持っているトランクに2種類の予め定
められたトーンの有無を検出するようにし、その検出結
果によって増幅機能と回り込み防止回路の制御を行わせ
るようにしたので、モデム信号の情報を何等変化せずに
伝送することができ、良好なデータ通信を行うことがで
きるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 局線トランク 2 2線−4線変換回路 3 回り込み信号防止装置 4 通話信号増幅装置 5 位相反転無しアンサートーン検出回路 6 位相反転有りアンサートーン検出回路 7 制御装置

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動電話交換機に収容されるトランクに
    おいて、このトランクが双方向伝送する通話信号を増幅
    する増幅手段と、前記トランク内の2線−4線変換回路
    内に4線側から2線側に送出した信号が4線側にもどる
    ことを防止する機能を有する防止手段と、前記双方向伝
    送する通話信号の中に2種類の予め定められたトーンの
    有/無を検出する検出手段と、この検出手段による前記
    2種のトーンの有/無の検出結果に基づき前記通話信号
    を増幅する前記増幅手段と、前記2線側に送出した信号
    が4線側にもどることを防止する防止手段の制御を行う
    制御手段とを備えることを特徴とする通話信号増幅方
    式。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記増幅手段はAGCを行う機能を有し、 前記検出手段は、位相反転無しアンサートーン検出回路
    および位相反転有りアンサートーン検出回路からなり、 前記制御手段は、アンサートーンが前記位相反転無しア
    ンサートーン検出回路により検出されたときは増幅手段
    の前記機能を止める制御を行ない、アンサートーンが前
    記位相反転有りアンサートーン検出回路により検出され
    たときは前記増幅手段および前記防止手段の前記機能を
    止める制御を行なうことを特徴とする通話信号増幅方
    式。
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