JP2629127B2 - 自昇式型枠 - Google Patents

自昇式型枠

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JP2629127B2
JP2629127B2 JP5663293A JP5663293A JP2629127B2 JP 2629127 B2 JP2629127 B2 JP 2629127B2 JP 5663293 A JP5663293 A JP 5663293A JP 5663293 A JP5663293 A JP 5663293A JP 2629127 B2 JP2629127 B2 JP 2629127B2
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道彦 渡辺
満 横山
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、橋脚や煙突などコンク
リートの打設高さが高くない一側面が台形の箱状のコン
クリート構造物を施工する自昇式型枠に関する。
【0002】
【従来の技術】かかるコンクリート構造物に対しては、
従来、図24に示すような基台aに型枠b、レールc及
び足場dを設けたセルフクライミングフォームFを用
い、図25に示すように、型枠bを壁体eから離し、レ
ールcを上昇して壁体eに埋め込んだ図示しないアンカ
ボルトで止着したのち、図26に示すように、レールc
に反力をとって基台aと共に型枠bを上昇させてコンク
リートを打設していた。
【0003】すなわち、図27に示すように、橋脚(図
10)の斜面部Cの勾配に等しい三角形状の固定先行型
枠fの両側に一対のセルフクライミングフォームFを配
置し、逐次、1ロッドずつ型枠bを上昇させ、コンクリ
ートを打設する(図28、図29)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のセルフクライミ
ングフォームすなわち自昇式型枠は、構造が大掛りであ
ると共に、レールcに反力をとって型枠bを上昇させる
ので、最下部から施工することができなく、数回しか上
昇を必要としないので、効率的でなく、工期が長くな
る。
【0005】本発明は、比較的簡単な構造で、台形状コ
ンクリート構造物を最下部から施工できる自昇式型枠を
提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、一側面
が台形の箱状型枠であって、コーナ部型枠と、矩形平面
部型枠と、複数の部分からなり該複数の部分の一部を取
り外すことにより次ロッドの形状が得られる台形部型枠
と、前記コーナ部型枠の頂部を連結して枠組みする連結
材と、該コーナ部型枠及び前記台形部型枠を連結して枠
組みする連結枠とを設けている。
【0007】
【作用】上記のように構成された自昇式型枠において
は、1ロッドの打設が完了したら、連結材による連結を
解いてコーナ部型枠を上昇し、次ロッドに対応する連結
材で連結枠組みすると共に、台形部型枠の一部を取外し
て次ロッドに対応する形状に形成する。次いで、コーナ
部型枠及び連結材に反力を取り、台形部型枠を吊り下げ
て次ロッドに対応する型枠を組み立てる。
【0008】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る図1及び図2において、本発明の自昇式型枠Aは、4
個のコーナ部型枠1、2と、2個の矩形平面部型枠5、
6と、2個の台形部型枠10と、コーナ部型枠1、2の
連結材3、4と、複数(図示の例では3個)の両部型枠
5、6、10、10の連結枠20、21、22とからな
り、また、図11に示す鉄筋及び型枠組立て用の足場D
が設けられている。
【0009】前記コーナ部型枠1は、台形の長辺側で、
コーナ部型枠2は、短辺側であって、頂部が相互に連結
材3、4で連結されている。
【0010】前記矩形平面部型枠5は、台形の長辺側で
あり、矩形平面部型枠6は短辺側である。
【0011】全体を符号10で示す台形部型枠は、複数
(図示の例では4個)の横方向に分割された第1型枠1
1、第2型枠12、第3型枠13及び第4型枠14とか
らなっている。その第1型枠11は、一側が図10に示
すコンクリート構造物すなわち橋脚Bの斜辺部Cの勾配
と同一に形成されている。また、第2〜第4型枠12〜
14は、図1及び図2に示す全部揃った状態で構造物A
の第2ロッドB2を打設する型枠Aの台形部型枠10を
形成し、図6及び図7に示す第2型枠12を外した状態
では、第3ロッドB3を打設する型枠A1の台形部型枠
10aを形成し、図8及び図9に示す第2、第3型枠1
2、13を外した状態では、第4ロッドB4を打設する
型枠A2の台形部型枠10bを形成するようになってい
る。
【0012】図3ないし図5をも参照し、3個の連結枠
20〜22のうち、最下部の連結枠20について説明す
る。この連結枠20は、4個のL字状角筒製の内筒23
と、これらの内筒23が挿入される矩形を平面部型枠
5、6側の短外筒24と、台形部型枠10側の長外筒2
6とからなっている。
【0013】これら内筒23と短外筒24とは、内筒2
3に形成されたくさび状孔23aと、短外筒24に形成
された透孔24a、24bと、両者に係合するくさび2
5とにより図4に示す状態から図5に示す状態に伸長さ
れる。すなわち長外筒26、26を外側に広げて型枠1
0、10を張るようになっている。
【0014】前記長外筒26は、内筒23が挿入される
連結部27、28と、両者にフランジ結合される3個の
継手部29、30、31とからなっている。なお、連結
枠21、22は連結枠20と実質的に同様に構成されて
いる。また、図示はしないが、長外筒26も内筒23と
くさび25により連結されるようになっている。
【0015】このように構成され、第2型枠12を外し
た第1、第3及び第4型枠11、13、14を連結部2
7及び継手部29を外した連結枠20a〜22aで連結
して第3ロッドB3用の型枠A1(図6及び図7)が得
られ、更に、第3型枠13を外した第1、第4型枠1
1、14を継手部30、31を外した連結枠20b〜2
2bで連結して第4ロッドB4用の型枠A2(図8及び
図9)が得られるようになっている。
【0016】次に、図10ないし図23を参照して施工
の態様を説明する。
【0017】図10には、本発明の型枠で築造される橋
脚Bが示されている。すなわち、橋脚Bは、基部である
第1ロッドB1と、その第1ロッドB1の上に順次打設
される第2ないし第4ロッドB2〜B4とから構成され
ている。
【0018】先ず、第1ロッドB1に型枠Aを置き、第
2ロッドB2を打設する(図11)。
【0019】次いで、足場Dに設けたチェーンブロック
40により、コーナ部型枠2を第2ロッドB2の打設位
置に吊り上げ、図示しないフォームタイ(登録商標)で第
1ロッドB1の上部に固定する(図12)。
【0020】次いで、同様にしてコーナ部型枠1を吊り
下げ(図13)、両コーナ部型枠1、2の頂部を連結材
3a、4により連結して枠組みする(図14)。
【0021】次いで、台形部型枠10の第2型枠12を
取り外して台形部型枠10aを形成し(図15)、連結
枠20a〜22aで連結したのち、連結材3に設けたチ
ェーンブロック41で吊り上げ、くさび25を打ち込
み、ガタをなくして第3ロッド用の型枠A1(図17)
を組立て、フォームタイで第2ロッドB2に固定する。
【0022】そこで、第3ロッドB3を打設する(図1
7)。
【0023】次いで、フォームタイを外してコーナ部型
枠1、2を吊り下げ(図18)、連結材3bで連結枠組
みし、第3型枠を取り外す(図19)。
【0024】次いで、台形部型枠10bを形成し、連結
枠20b〜22bで連結したのち(図20)、吊り上
げ、くさび25を打ち込み、ガタをなくして第4ロッド
用の型枠A2を組立て、フォームタイで第3ロッドB3
に固定して第4ロッドB4を打設する(図21)。
【0025】そこで、フォームタイを外して型枠A2を
第1ロッドB1上に吊り下ろし(図22)、解体し撤去
して橋脚Bの築造を終る(図23)。
【0026】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、台形状コンクリート構造物を最下部から施
工し、工期を短縮することができる。
【0027】また、比較的簡単な構造で、安価に提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す上面図。
【図2】図1の側面図。
【図3】連結枠を示す斜視図。
【図4】図3のくさびを打ち込む前の状態を示す要部の
側断面図。
【図5】図3のくさびを打ち込んだ状態を示す要部の側
断面図。
【図6】第3ロッド用の型枠を示す上面図。
【図7】図6の側面図。
【図8】第4ロッド用の型枠を示す上面図。
【図9】図8の側面図。
【図10】本発明の型枠で築造される橋脚を示す側断面
図。
【図11】第2ロッド打設時を示す側断面図。
【図12】一方のコーナ部型枠吊り上げ時を示す側断面
図。
【図13】他方のコーナ部型枠吊り上げ時を示す側断面
図。
【図14】コーナ部型枠の組立時を示す側断面図。
【図15】台形部型枠の一部取外し時を示す側断面図。
【図16】第3ロッド用の型枠組立時を示す側断面図。
【図17】第3ロッド打設時を示す側断面図。
【図18】コーナ部型枠吊り上げ時を示す側断面図。
【図19】コーナ部型枠組立及び台形部型枠の一部取り
外し時を示す側断面図。
【図20】台形型枠組立時を示す側断面図。
【図21】第4ロッド用型枠組立て及び打設時を示す側
断面図。
【図22】型枠吊り下ろし時を示す側断面図。
【図23】型枠の解体撤去時を示す側断面図。
【図24】セルフクライミングフォームによる施工の一
状態を示す側面図。
【図25】型枠を壁体から離してレールを上昇させた状
態を示す側面図。
【図26】型枠を次位置まで上昇させた状態を示す側面
図。
【図27】セルフクライミングフォームによる橋脚の施
工の一状態を示す側面図。
【図28】型枠を上昇させた状態を示す側面図。
【図29】更に型枠を上昇させた状態を示す側面図。
【符号の説明】
A、A1、A2・・・自昇式型枠 B・・・橋脚 B1・・・第1ロッド B2・・・第2ロッド B3・・・第3ロッド B4・・・第4ロッド C・・・斜辺部 D・・・足場 F・・・セルフクライミングフォーム a・・・基台 b・・・型枠 c・・・レール d・・・足場 e・・・壁体 f・・・先行型枠 1、2・・・コーナ部型枠 3、3a、3b、4・・・連結材 5、6・・・矩形平面部型枠 10、10a、10b・・・台形部型枠 11・・・第1型枠 12・・・第2型枠 13・・・第3型枠 14・・・第4型枠 20、21、22・・・連結枠 23・・・内筒 23a・・・くさび状孔 24・・・短外筒 24a、24b・・・透孔 25・・・くさび 26・・・長外筒 27、28・・・連結部 29〜31・・・継手部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一側面が台形の箱状型枠であって、コー
    ナ部型枠と、矩形平面部型枠と、複数の部分からなり該
    複数の部分の一部を取り外すことにより次ロッドの形状
    が得られる台形部型枠と、前記コーナ部型枠の頂部を連
    結して枠組みする連結材と、該コーナ部型枠及び前記台
    形部型枠を連結して枠組みする連結枠とを設けたことを
    特徴とする自昇式型枠。
JP5663293A 1993-03-17 1993-03-17 自昇式型枠 Expired - Lifetime JP2629127B2 (ja)

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