JP2629125B2 - 自昇式型枠 - Google Patents

自昇式型枠

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JP2629125B2
JP2629125B2 JP5031593A JP5031593A JP2629125B2 JP 2629125 B2 JP2629125 B2 JP 2629125B2 JP 5031593 A JP5031593 A JP 5031593A JP 5031593 A JP5031593 A JP 5031593A JP 2629125 B2 JP2629125 B2 JP 2629125B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ケーソンなどの箱状の
コンクリート構造物を築造する自昇式型枠に関する。
【0002】
【従来の技術】自昇式型枠として、次のものが知られて
いる。
【0003】(1) スプリットフォーム ヨークと称する鳥居形のフレームと油圧ジャッキ及びそ
のロッドとで構成され、ヨークにスプリットフォーム型
枠とすべての仮設作業体を吊り下げ、築造されるコンク
リート壁に埋設されるジャッキロッドに全荷重をかけて
滑動上昇する。
【0004】(2) スライディングフォーム 前記スリップフォームを単純化したもの。
【0005】(3) 改良ジャンプフォーム スライディングフォーム装置を使用し、躯体中に埋め込
んだジャッキロッドに反力をとって型枠1段ずつ上昇す
る。
【0006】(4) セルフクライミングフォーム 図8に示す基台aに型枠b、レールc及び足場dを設け
た装置を用い、図9に示すように、型枠bを壁体eから
離し、レールcを上昇して壁体eに埋め込んだ図示しな
いアンカボルトで止着したのち、図10に示すように、
レールcに反力をとって基台aと共に型枠bを上昇させ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ケーソンのようなコン
クリート打上げ高さが高くないコンクリート構造物の場
合には、前記のセルフクライミングフォームを用いる
と、数回(例えば3〜4回)の上昇ですむので有効でな
く、しかも、最下部の1回分については、装置が使用で
きない。
【0008】更に、壁厚が薄い場合は、前記スリップフ
ォーム、スライディングフォーム及び改良ジャンプフォ
ームのように、壁内にジャッキロッドを埋め込むことが
できない。
【0009】本発明は、ケーソンなど高さが低く壁厚が
薄い箱状のコンクリート構造物を最下部から施工できる
自昇式型枠を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、頂部を
連結材で連結されたコーナ部型枠と、該コーナ部型枠に
内接された平面部型枠と、これら両型枠の内側に設けら
れ前記平面部型枠に柱材で連結された複数の作業用足場
と、該足場に設けられたコーナ部型枠吊上げ用手段と、
前記コーナ部型枠に設けられた平面部型枠吊り上げ手段
とを設けている。
【0011】上記コーナ部型枠吊上げ手段及び平面部型
枠吊上げ手段は、チェーンブロックで構成するのが好ま
しい。
【0012】
【作用】上記のように構成された自昇式型枠において
は、最下部のコンクリート打設後に、コーナ部型枠を上
昇し、打設済コンクリート上部に固定し、そのコーナ部
型枠に反力をとって平面部型枠を上昇させて2段目のコ
ンクリート打設を行う。
【0013】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。
【0014】図1及び図2において、平面長方形箱状の
コンクリート壁Aを築造する自昇式型枠は、4個のコー
ナ部型枠1と、これらコーナ部型枠1に内接する平面部
型枠4と、作業用足場10と、平面部型枠吊上げ手段で
ある平面部型枠用チェーンブロック3と、コーナ部型枠
吊上げ手段であるコーナ部型枠用チェーンブロック18
とから概略構成されている。
【0015】前記コーナ部型枠1の頂部は、連結材2で
連結され、頂部にはチェーンブロック3が設けられてい
る。
【0016】前記平面部型枠4は、複数の横板5(図
6)を4本の縦材6と2本の横材7とて連結して構成さ
れている。なお、コーナ部型枠1と平面部型枠4との接
合面は図3及び図4に示すように、コーナ部型枠1が上
昇し易いように、テーパ面1a、4aに形成されてい
る。
【0017】前記作業用足場10には、平面部型枠4内
の第1足場11、第2足場12と、平面部足場4上方の
第3足場13、第4足場14とが設けられ、平面部型枠
4にそれぞれ連結された8本の支持柱15で支持されて
いる。これらの支持柱15の頂部には、直交する横梁1
6、17が設けられ、これらの横梁16、17には、そ
れぞれコーナ部型枠吊上げ手段であるコーナ部型枠用チ
ェーンブロック18が設けられている。
【0018】次に、コンクリート壁Aの築造の態様を説
明する。
【0019】図1及び図2の状態にコンクリート打設が
終ったら、コーナ部型枠1をコンクリート壁Aに固定し
ているフォームタイ(登録商標)Bを取り外す。
【0020】次いで、コーナ部型枠用チェーンブロック
3により図5及び図6に示すように、打設済コンクリー
ト壁Aの上部に吊り上げ、フォームタイBで固定する。
【0021】次いで、コーナ部型枠1を反力受けとして
平面部型枠用チェーンブロック3で、平面部型枠4を仮
受けする。
【0022】次いで、平面部型枠4のフォームタイCを
取り外したのち図7に示すように、コーナ部型枠用チェ
ーンブロック18で平面部型枠4をコーナ部型枠1に対
応する位置すなわち次段位置まで吊り上げ、打設済コン
クリート壁AにフォームタイDで固定する。
【0023】そこで、型枠1、4の全体の調整を行って
型枠組みを終ったのち、第3、第4作業用足場13、1
4で次段の鉄筋組を行い、コンクリートを打設する。
【0024】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、ケーソン等高さが低く壁厚が薄い箱状のコ
ンクリート構造物を最下部から施工し、工期を短縮する
ことができる。
【0025】また、作業用足場で作業を安全に行うこと
ができる。
【0026】また、比較的簡単な構造で、安価に提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す上面図。
【図2】図1の側面図。
【図3】コーナ部型枠及び平面部型枠の接合面を示す側
面図。
【図4】コーナ部型枠が平面部型枠から離れた状態を示
す側面図。
【図5】コーナ部型枠を次位置に上昇した状態を示す側
面図。
【図6】図5の斜視図。
【図7】平面部型枠を次位置に上昇した状態を示す側面
図。
【図8】セルフクライミングフォームによる施工の一状
態を示す側面図。
【図9】型枠を壁体から離してレールを上昇させた状態
を示す側面図。
【図10】型枠を次位置まで上昇させた状態を示す側面
図。
【符号の説明】
A・・・コンクリート壁 B、C、D・・・フォームタイ a・・・基台 b・・・型枠 c・・・レール d・・・足場 e・・・型枠 1・・・コーナ部型枠 1a、4a・・・テーパ面 2・・・連結材 3・・・平面部型枠用チェーンブロック 4・・・平面部型枠 5・・・横板 6・・・縦材 7・・・横材 10・・・作業用足場 11・・・第1足場 12・・・第2足場 13・・・第3足場 14・・・第4足場 15・・・支持柱 16、17・・・横梁 18・・・コーナ部型枠用チェーンブロック

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 頂部を連結材で連結されたコーナ部型枠
    と、該コーナ部型枠に内接された平面部型枠と、これら
    両型枠の内側に設けられ前記平面部型枠に柱材で連結さ
    れた複数の作業用足場と、該足場に設けられたコーナ部
    型枠吊上げ用手段と、前記コーナ部型枠に設けられた平
    面部型枠吊り上げ手段とを設けたことを特徴とする自昇
    式型枠。
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CN108755410B (zh) * 2018-08-13 2023-10-03 中建三局集团有限公司 一种用于桥塔施工的自爬式支承顶升系统及其施工方法
JP7339477B2 (ja) * 2019-02-20 2023-09-06 株式会社熊谷組 コンクリート柱の型枠構築装置およびそれを用いたコンクリート柱の型枠構築方法

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