JP2628576B2 - アンチスキッド装置 - Google Patents

アンチスキッド装置

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JP2628576B2
JP2628576B2 JP62109222A JP10922287A JP2628576B2 JP 2628576 B2 JP2628576 B2 JP 2628576B2 JP 62109222 A JP62109222 A JP 62109222A JP 10922287 A JP10922287 A JP 10922287A JP 2628576 B2 JP2628576 B2 JP 2628576B2
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英昭 東村
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、自動車の制動装置をスリップによるロス
なく効率的に作動させるためのアンチスキッド装置に関
する。
〔従来の技術〕
アンチスキッド装置には、ブレーキ操作に応じて開閉
するストップランプスイッチの信号を取り入れ、アンチ
スキッド制御中に、このスイッチ信号がオンであれば、
例えば車輪のロック状態を早く検出できるような検出レ
ベル(以下制御モードと言う)とし、オフであればホイ
ールシリンダの圧力制御弁のソレノイドが不用意に動作
しないように、ロック状態の検出を遅くするような制御
モードを設定している。
〔従来技術の問題点〕
しかしながら、例えば、ストップランプのスイッチ接
点が溶着などを起こして、オン信号が継続して発せられ
ると、実際に運転者がブレーキを踏み込んでいないの
に、アンチスキッド装置はブレーキを踏んでいると見な
し、スイッチオンの状態即ち感度の高い制御モードで作
動し、例えばわずかな車輪速の変化に敏感に反応して、
スムーズな走行を阻害する問題がある。
この発明は、ストップランプのスイッチのオン、オフ
状態を現実のままに追従することなく、プログラム的に
判断して、上記の問題を解決しようとするものである。
〔問題解決の手段〕
上記の問題を解決するため、この発明においては、ス
トップランプの状態を検出してオン・オフ信号を発生す
るストップランプ検出手段に、アンチスキッド装置の演
算及びロック状態検出手段に対してその制御モードを決
定する手段を接続し、前記演算及びロック状態検出手段
のプロセス開始から、前記ストップランプ検出手段がオ
ン信号を連続して発生すると、前記制御モードをオフモ
ードにし、一方、プロセス開始時点でオフ信号を確実に
検出すると、それ以降は、オン・オフ信号に追従して制
御モードを決定するようにしたものである。
〔作用〕
前記のようにアンチスキッド装置の当初のプロセス開
始から連続してストップランプ検出手段からオン信号が
発せられることは、ストップランプスイッチに溶着等の
異常が発生しているものと考えられ、従って、この場合
には、アンチスキッド装置としては、あたかもストップ
ランプスイッチがオフであるかのようなモードで即ち車
輪速の変化に鈍感に動作することが望ましい。一方、一
度ある時間オフ信号が発せられていると、ストップラン
プスイッチは、異常がないと見られるから、以降は、ス
トップランプの検出信号に従って制御モードを決定すれ
ばよい。
〔実施例〕
第1図は、アンチスキッド装置の電気系統概略図であ
る。図示のように、車輪速センサS1〜S4の信号は、電子
制御装置(以下ECUと云う)に入力され、種々の演算、
判定の後、車輪ブレーキを作動させるホイールシリンダ
を圧力制御弁(図示せず)のソレノイドSOL1〜SOL6を駆
動すると共に、液圧ユニット(図示せず)のポンプPを
駆動するモータMのリレーMLを開閉させ、各車輪ブレー
キのホイールシリンダに対する液圧の上昇、保持、減圧
を行なう。
上記のECU内部で監視回路が異常を検出すると、ウォ
ーニングランプWを点灯し、フェイルセイフリレーFLを
開いて、アンチスキッド装置の制御を解除し、人力でブ
レーキ操作を行なうことができるようにする。
このECUに、ストップランプSTPの信号が取り入れられ
ており、この信号は、後述する論理に従って処理され
る。
なお、図中、+Bは電源に接続されることを示し、IG
1は、イグニッションスイッチを介して電源に接続され
ることを示す。また、SWは、ブレーキペダルの操作に応
じて開閉するスイッチである。
前記ECUの機能の概略を第2図に示す。車輪速センサS
1〜S4の出力信号は交流電圧信号であるので、これをイ
ンターフェイス回路でパルスに変換し、パルス処理回路
において、パルスのカウント及び計算が行われ、その数
値をCPUのプログラムが演算、分析、判定して、その結
果に基づいて、ソレノイド駆動回路及びモータリレー駆
動回路に指令を発し、圧力制御弁のソレノイドSOL1〜SO
L6及びモータリレーMLを駆動する。
一方、ストップランプSTPの点滅信号は、インターフ
ェイス回路で二値化されてオン・オフ信号としてCPUに
供給され、CPUのプログラムに従って、前記車輪速の処
理プログラムに一定のモードを与える。
さらに詳しくは、第3図に示すように、前記車輪速セ
ンサ、インターフェイス回路、パルス処理回路を含む車
輪速検出手段によって供給された車輪速から、減速度や
推定車体速等を検出し、減速度が一定値以下になるか或
いはスリップ率(推定車体速と車輪速の差)が一定以上
になる等の基準値との比較によって、車輪のロック傾向
が生じたことをロック状態検出手段が検出し、ソレノイ
ド駆動回路に減圧指令を出す。そこでソレノイド駆動回
路は、ソレノイドSOL1を励磁し、かつソレノイドSOL2
励磁すると、圧力制御弁1及び2は共に左方へ移動し、
マスタシリンダ3からホイールシリンダ4の液圧回路を
遮断すると共に、ホイールシリンダ4とリザーバ5との
回路を連通せしめるので、ブレーキ液圧は低下する。
そして、車輪速が回復に転じ、減速度又はスリップ率
が一定の基準値を越えると、ロックの恐れが回避された
ものと判断し、ロック状態検出手段は、ソレノイド駆動
回路に加圧指令を出す。そこで、ソレノイド駆動回路
は、ソレノイドSOL1及びSOL2を消磁し、圧力制御弁1、
2を第3図の状態に戻すと、液圧発生源とホイールシリ
ンダ4の液圧回路が連通し、ブレーキ圧力が上昇する。
なお、減圧指令が発せられた途中で、この指令を中断
して圧力保持指令を出す場合もある。このときは、ソレ
ノイドSOL1を励磁し、ソレノイドSOL2を消磁すればよ
い。このため、圧力制御弁1は、図の左方に移動して液
圧回路を遮断するが、圧力制御弁2は、図の位置にある
ので、ホイールシリンダ4内に液圧が封じ込められ、ブ
レーキ圧力は一定に保たれる。
第1図及び第2図は、6個のソレノイドを示している
ので、上述のような動作を前輪の左右輪及び後輪の3チ
ャンネルについて行なう例である。しかし、これに限定
されない。4輪すべて、即ち4チャンネルで行ってもよ
い。
また、ロック傾向が生じたこと或いは回避されたこと
の判断方法は、前記のような減速度やスリップ率による
ほか、他の指標によってもよい。
次に、前記ストップランプSTP信号は、インターフェ
イス回路を含む検出手段によって、ストップランプスイ
ッチの開閉に従ってオン・オフのスイッチ信号として制
御モード決定手段に供給され、このオン・オフ信号を論
理的に処理して、演算及びロック常態検出手段の制御モ
ードをオン又はオフにする。即ち制御モードがオンのと
きは、ロック傾向を早く検出できるレベルとし、オフの
ときは遅く検出するレベルに切換えるのである。
第4図は、前記スイッチ信号の処理フローを示す。
図示のように、まず、前記スイッチ信号のオフを検出
したかどうかを示すフラグが与える。このフラグの意味
は、アンチスキッド装置のプロセス開始前に確実にスト
ップランプスイッチがオフであったこと、即ち正常な状
態であったことを知るためである。
そこでまず、イニシャルステップ1でオフ検出フラグ
をクリヤし、ステップ2でオフ検出フラグがセットされ
ているかどうかを見る。当然、セットされていないか
ら、ステップ3に移行する。そこで実際にストップラン
プ検出手段から供給されているスイッチ信号がオフかど
うかを判定する。このとき、NOの条件が成立すれば、ス
テップ6の処理、即ちアンチスキッド制御(演算及びロ
ック状態検出手段)の制御モードをオフにセットする。
一方、ステップ3でYESの条件が成立すると、ステッ
プ4で、スイッチ信号のオフがある一定時間継続してい
るかどうかを判定する。これは、スイッチのチャタリン
グ等のノイズに影響されずに確実にスイッチがオフにな
っていることを知るためである。
ここでNOの条件が成立すれば、スイッチ信号はオンで
あると見なし、ステップ6に移行する。
ステップ4でYESの条件が成立して初めて、スイッチ
信号のオフが検出されたとして、ステップ5でオフ検出
フラグをセットし、ステップ6及び12を経てステップ2
に戻る。
前述のステップ3、4、5でオフ検出フラグがセット
されておれば、ステップ2でYESの条件が成立する。こ
のことは、プロクラム上、ストップランプスイッチに異
常がないであろうと判断していることを意味する。
そこで、ステップ7において、アンチスキッド制御中
かどうかを見る。これは、オフ検出フラグのセットの必
要性を判断するためである。ここで、NOの条件が成立す
れば、ステップ8で車輌が停止しているかどうかを判定
し、停止しておればオフ検出フラグをクリヤし(ステッ
プ9)制御モードをオフにして(ステップ6)次のスタ
ートに備える。また、車輌が走行中であれば、アンチス
キッド制御中でなくても、ステップ10でスイッチ信号の
オン・オフに従って、それぞれ制御モードをオン(ステ
ップ11)又はオフ(ステップ6)にする。
ステップ7でアンチスキッド制御中であれば、勿論、
ステップ10のスイッチ信号の判定に基づいてそれぞれ制
御モードをオン又はオフにセットする。
なお、この処理フローから分るように、スイッチ信号
が当初から継続してオンであれば、ステップ2、ステッ
プ3からステップ6にシャンプし、制御モードはいつま
でもオフのままである。
〔効果〕
この発明によれば、以上のように、ストップランプス
イッチが溶着等によって閉じたままであっても、これを
スイッチのオンと見なさず、アンチスキッド制御のモー
ドをスイッチがオフであるかのようにして、ブレーキを
踏んでいないのに踏んだかのような誤った制御がなされ
るのを防止し、また、アンチスキッド制御の開始前に、
スイッチ信号が確実にオフであることを判断して、初め
て通常のスイッチ信号のオン・オフに対応する制御モー
ドでアンチスキッド制御を行なうようにしたので、誤っ
た判断の発生をさらに確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はアンチスキッド装置の電気系統図、第2図は同
上の電子制御装置の概略を示すブロック図、第3図は電
子制御装置と液圧回路の関連を示す線図、第4図は第3
図の制御モード決定手段の論理を示すフローチャートで
ある。 S1〜S4……車輪速センサ、SOL1〜SOL6……ソレノイド、
M……モータ、P……ポンプ、ML……モータリレー、FL
……フェイルセーフリレー、W……ウォーニングラン
プ、STP……ストップランプ、SW……ストップランプス
イッチ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車輪速検出手段からの車輪速信号に基づい
    て演算を行い車輪がロック傾向又はロックからの回復傾
    向にあることを検出してそれぞれのブレーキ圧の減圧、
    加圧又は減圧、保持、加圧の信号を出力する演算及びロ
    ック状態検出手段と、この検出手段の出力信号に応じて
    ブレーキ液圧回路の圧力制御弁のソレノイドを駆動する
    ソレノイド駆動手段と、ストップランプスイッチのオン
    オフ検出手段と、この検出手段の信号を受けて前記ロッ
    ク常態検出手段の前記ロック傾向の検出レベルを決定す
    る手段から成るアンチスキッド装置において、前記検出
    レベル決定手段は、前記ロック状態検出手段の演算開始
    前から、ストップランプスイッチがオンの状態であれ
    ば、ロック状態検出手段の検出レベルをロック傾向の検
    出を遅くするレベルとし、ストップランプスイッチが一
    定時間オフであることが検出されると、それ以降はスト
    ップランプスイッチのオン・オフに従って検出レベルを
    それぞれロック傾向を早く検出するレベルと遅く検出す
    るレベルに切換えることを特徴とするアンチスキッド装
    置。
JP62109222A 1987-05-01 1987-05-01 アンチスキッド装置 Expired - Lifetime JP2628576B2 (ja)

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DE88106827T DE3882076T2 (de) 1987-05-01 1988-04-28 Antischleudersteuergerät.
EP88106827A EP0289018B1 (en) 1987-05-01 1988-04-28 Anti-skid control device
US07/188,546 US4953092A (en) 1987-05-01 1988-04-29 Anti-skid control device
KR1019880005000A KR960005837B1 (ko) 1987-05-01 1988-04-30 자동차의 미끄럼방지제어장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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