JP2628453B2 - 機器操作遠隔監視装置 - Google Patents

機器操作遠隔監視装置

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JP2628453B2
JP2628453B2 JP6005098A JP509894A JP2628453B2 JP 2628453 B2 JP2628453 B2 JP 2628453B2 JP 6005098 A JP6005098 A JP 6005098A JP 509894 A JP509894 A JP 509894A JP 2628453 B2 JP2628453 B2 JP 2628453B2
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政人 梅野
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律也 冨田
晶彦 寄田
茂 吉竹
充 岩本
清和 種子尾
裕一 東
一 福井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば発電所に設置さ
れているバルブなどの複数の機器を、予め定められてい
る運転細則に従って操作する際に、機器が設置されてい
る現地および中央制御室それぞれにおいて操作対象機器
の操作状況を把握するために用いられる機器操作遠隔監
視装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来一般的には、中央制御室で複数の機
器に対する操作手順や各機器の操作内容などを含む操作
パターンを設定するとともに、その設定された操作パタ
ーンに対応する操作票(フォーマット)を作成し、この
作成した操作票を現場の作業員が持参して、それを見な
がら、またチェックしながら設定操作パターンに従って
複数の機器に対する所定の操作を進行しているのが実状
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記したよう
な従来の操作方法の場合は、複数の機器に対する操作が
あくまでも現場作業員に依存するものであるから、中央
制御室において運転細則に従った正確な操作パターンを
設定したとしても、ヒューマン的な操作誤りあるいは操
作手順の誤りによる誤操作の発生は避けられないという
課題があった。
【0004】本発明は上記した実情に鑑みてなされたも
ので、複数の機器に対する操作のヒューマン的な誤りあ
るいは操作手順の誤りをシステムチックにチェックし
て、誤操作の発生を未然に防止することができる機器操
作遠隔監視装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る機器操作遠隔監視装置は、中央制御室
に設置され、複数の機器の操作系統図を画面表示する機
能とその表示された操作系統図に基づいて上記複数の機
器に対する操作手順などの操作パターンを設定する機能
とその設定された操作手順などの操作パターンを送出す
る機能および操作状況を監視するモードへの切替え機能
を有する中央制御装置と、上記複数の機器に付設されて
いるコードを読み取るコードリーダを付属しているとと
もに、上記中央制御装置で設定された操作手順などの操
作パターンを受け取って画面表示する機能と上記コード
リーダで読み取ったコードに基づいて操作対象機器が正
しいか否かを照合する機能およびその照合結果を送出す
る機能を有する携帯式の端末器と、上記中央制御装置と
上記携帯式端末器との間に亘って、中央制御装置側で設
定されて送出される操作パターンを携帯式端末器側へ伝
送するとともに、携帯式端末器側における上記の照合結
果を中央制御装置側へ伝送する無線式の送受信装置とを
備えてなるものである。
【0006】上記構成の機器操作遠隔監視装置におい
て、請求項2のように、上記中央制御装置側に、設定さ
れた操作手順などの操作パターンに対応した操作票を発
行するプリンタを付属することが好ましい。
【0007】また、上記構成の機器操作遠隔監視装置に
おいて、請求項3のように、上記携帯式端末器は、2台
を1セットとし、それら2台の携帯式端末器が中央制御
装置から送信されてくる同一の操作パターンを受け取っ
て画面表示するように構成されていることが好ましい。
【0008】さらに、上記構成の機器操作遠隔監視装置
において、請求項4のように、上記携帯式端末器および
中央制御装置それぞれに、携帯式端末器側における上記
の照合結果が不一致であったとき、警報を発信する警報
発信手段を備えさせることが望ましく、さらにまた、請
求項5のように、上記中央制御装置が操作状況の監視モ
ードにある時、該中央制御装置側に画面表示された操作
系統図中の複数の機器に該当する箇所に、操作状況に応
じて互いに異なる表示を行なう表示手段を備えさせるこ
とがより好ましい。
【0009】
【作用】本発明によれば、ある系統の機器類を補修など
のために試運転等する必要が発生した場合、まず、中央
制御室に設置されている中央制御装置を用いて、その系
統に存在する複数の機器の操作系統図を画面表示させた
上、その操作系統図に基づいて複数の機器に対する操作
手順などの操作パターンを設定する。ついで、その設定
された操作パターンを送出させて無線式の送受信装置を
介して携帯式の端末器に伝送させる。その後、中央制御
装置は操作状況を監視するモードに切替えられる。一
方、上記無線式送受信装置を介して伝送されてくる設定
操作パターンを受け取った携帯式端末器側では、その受
け取った操作パターンを画面表示させる。現場作業員は
その画面表示された操作パターンに従って操作対象機器
を順次操作するのであるが、このとき、該携帯式端末器
に付属させたコードリーダにより操作対象機器に付設さ
れているコードを読み取らせ、その読み取りコードと操
作対象機器とが合致しているか否かを照合し確認すると
同時に、その照合結果を送出させて上記無線式送受信装
置を介して監視モードにある中央制御装置側に伝送し中
央制御室においても現場での操作状況を確認する。この
ように、複数の操作対象機器の全てについて、現場およ
び中央制御室の両方で上記設定された操作パターン通り
に操作されているかを確認およびチェックすることによ
って、ヒューマン的な操作誤りや操作手順の誤りを未然
に防止しつつ、複数の機器に対する操作を正確に、かつ
能率的に進行することが可能である。
【0010】また、上記中央制御室で設定された操作手
順などの操作パターンに対応した操作票をプリンタを介
して同時に発行させる場合は、責任者等に対する操作の
報告および承認の受理を迅速に行なえるとともに、操作
記録を保管することが可能である。
【0011】また、携帯式端末器としては、2台を1セ
ットとし、それら2台の携帯式端末器に送信されてくる
同一の操作パターンを受け取って画面表示させることに
より、次の操作機器に対する操作パターンを間違いのな
いように二重に確認することが可能で、誤操作の発生を
確実に防止できる。
【0012】さらに、携帯式端末器側における上記の照
合結果が不一致であったとき、該携帯式端末器および中
央制御装置それぞれにおいて警報を発信させるようにす
ることにより、操作異常の発生を確実に検知して、それ
に対する適切な処置を素早く講じることができる。さら
にまた、中央制御装置が操作状況の監視モードにある
時、該中央制御装置側に画面表示された操作系統図中の
複数の機器に該当する箇所に、操作状況に応じて、例え
ば点灯・消灯および点滅あるいは色を変えるといった互
いに異なる表示を行なうことにより、中央制御室の監視
者において現場の操作状況を一目瞭然に把握することが
可能である。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面にもとづいて
説明する。図1および図2はそれぞれ本発明の一実施例
による機器操作遠隔監視装置を発電プラントに適用した
場合で示すシステム構成図、図2は機器操作遠隔監視装
置の概略的な機器構成図である。
【0014】図1および図2において、1は中央制御室
CCに設置された中央制御装置としてのCPUで、複数
の作業系統一覧や操作系統図などの各種データを選択的
に読出し可能に登録しているHDD2、後述する操作パ
ターンを記憶するメモリ3及びCRT4などを備えてい
るとともに、後述する操作票を発行するプリンタ5が付
属されている。このCPU1は、上記HDD2から読み
出された、ある系統における複数の機器の操作系統図を
上記CRT4に画面表示する機能と、その表示された操
作系統図に基づいて複数の機器に対する操作手順や操作
内容などの操作パターンを設定し、かつ、その設定操作
パターンを上記メモリ3に記憶させるとともに送出する
機能および操作状況を監視する監視モードへの切替え機
能とを有し、さらに、設定された操作パターンに対応し
た操作票を上記プリンタ5により発行するようになされ
ている。
【0015】6は中央制御室CC以外、つまり、作業現
場などに携帯可能な携帯式端末器であって、2台を1セ
ットとしている。これら携帯式端末器6,6はそれぞれ
液晶式の画面6a,6aを備えているとともに、無線ユ
ニット7,7および上記複数の機器に付設されているバ
ーコードなどのコードを読み取るコードリーダ8,8を
付属しており、上記CPU1で設定された操作手順等の
操作パターンを受け取って上記画面6a,6aに表示す
る機能と、上記コードリーダ8,8で読み取ったコード
と操作対象機器とが合致しているか否かを照合する機能
およびその照合結果を送出する機能とを有している。
【0016】9は上記CPU1にケーブル10を介して
接続されたモデムであって、作業現場近くに設置され、
このモデム9と上記携帯式端末器6,6側の無線ユニッ
ト7,7とによって、上記CPU1と携帯式端末器6,
6との間に亘って、操作パターンを携帯式端末器6,6
側へ伝送するとともに、該携帯式端末器6,6側での上
記照合結果をCPU1へ伝送する無線式の送受信装置が
構成されている。
【0017】以上のほかに、上記CPU1および携帯式
端末器6,6側にはそれぞれ、上記携帯式端末器6,6
側での読み取りコードと操作対象機器との照合結果がN
G(不一致)であったとき、警報を発信する警報発信手
段としてのブザーが備えられているが、これらブザーは
極く一般的なものであるために図示を省略している。ま
た、上記CPU1側には、該CPU1が操作状況の監視
モードにある時、CRT4に画面表示された操作系統図
M(図6参照)中の複数の機器に該当する箇所それぞれ
に、操作状況に応じて互いに異なる表示を行なう表示手
段が備えられている。例えば、操作対象機器がバルブで
ある場合において、そのバルブが開の時は赤色に点灯
し、閉のときは緑色に点灯する変色マークmが設けられ
ている。
【0018】つぎに、上記のような構成の機器操作遠隔
監視装置における動作処理について、図4および図5の
フローチャートならびに図6〜図11の画面表示例を参
照しながら説明する。なお、ここでは操作系統として、
発電プラントにおける高圧ドレンポンプの運転(起動)
のみを例に挙げて説明するが、これ以外に、高圧ドレン
ポンプの運転(停止)や発電機系統操作など発電プラン
トには多数の機器操作系統が存在し、そのいずれにも適
用できることはもちろんのことである。まず、その高圧
ドレンポンプの運転系統を図3に基づいて説明する。
【0019】図3において、11は高圧ドレンポンプ、
12はドレンタンク、13は5ヒータ、14は脱気器、
15は復水器であり、これらの各構成要素11〜15間
を連通接続する配管系にはそれぞれ、ドレンタンク入口
弁16、ドレンタンクバイパス弁17、高圧ドレン脱気
器入口弁18、ドレンタンク復水器連絡弁19、ドレン
タンクブロー電動弁20、ドレンポンプ入口弁21およ
びドレンポンプ出口弁22が介在されているとともに、
上記高圧ドレンポンプ11に対する自動および手動運転
を切り替えるセレクタスイッチ23が設けられており、
上記高圧ドレンポンプ11を運転(起動)するにあたっ
ては、上記複数の弁16〜22およびセレクタスイッチ
23(複数の機器の一例)を予め設定された手順で、開
もしくは閉操作およびセレクトする必要があり、その操
作手順および操作内容(開閉)などの操作パターンが上
記CPU1に接続のメモリ3に記憶されている。また、
上記各弁16〜22およびセレクタスイッチ23にはそ
れぞれ、バーコードや磁気コードなどのコードが付設さ
れている。
【0020】図4はCPU1側の処理フローを示し、図
示は省略するが、初期メニューの段階において、機能選
択(ステップS10)により機器操作をマウスクリップ
して選択する(ステップS11)と、CRT4には操作
系統図目録が画面表示され、この目録の中から「高圧ド
レンポンプ運転(起動)系統図」をマウスクリップによ
り選択する(ステップS12)。この「高圧ドレンポン
プ運転(起動)系統図」の選択によって、CRT4に
は、図6に示すように、図3の高圧ドレンポンプの運転
系統に対応する操作系統図Mが画面表示される。なお、
図6において、図3の各構成要素11〜23に対応する
箇所には同一の符号を付して、それらの説明を省略す
る。
【0021】つぎに、CRT4に画面表示された「設
定」をマウスクリップして、画面表示された操作系統図
Mに基づいて上記複数の弁16〜22およびセレクタス
イッチ23に対する操作手順および操作内容などの操作
パターンを設定する(ステップS13)。設定後はその
設定された操作パターンがCPU1からケーブル10、
モデム9および無線ユニット7を経て端末器6,6側へ
伝送される(ステップS14)とともに、「プリンタ出
力」のマウスクリップによりプリンタ5が作動して上記
の設定操作パターンに対応した操作票が発行される(ス
テップS15)。つづいて、「監視開始」をマウスクリ
ップすることにより、CPU1は上記各弁16〜22お
よびセレクタスイッチ23に対する操作の監視処理を開
始する(ステップS16)。すなわち、監視モードに切
り替えられる。
【0022】このような監視モードに移行後は、端末器
6側から伝送されてくる情報を受取り(ステップS1
7)、操作状況がOKか、もしくは、NG(不一致)で
あるかを判定する(ステップS18)。そして、判定が
OKの場合は、機器操作が終了したか否かを判断した
(ステップS19)上、機器操作が未終了のときはステ
ップS17へ戻って端末器6側から伝送されてくる情報
の受取りを継続し、かつ、機器操作が終了のときはステ
ップS10に戻り、システムの終了(ステップS20)
を待って処理を完了する。一方、上記ステップS18で
の判定がNG(不一致)の場合は、ブザーなどの警報を
発信し(ステップS21)、その警報が解除されたか否
かを判断して(ステップS22)、解除されたときはス
テップS17へ戻って端末器6側から伝送されてくる情
報の受取りを継続する。
【0023】なお、図4において、ステップS10で系
統図作成をマウスクリップして選択した場合(ステップ
S23)は、既存の系統図を編集するのか、それとも新
規に系統図を作成するのかを選択し(ステップS2
4)、その選択に基づいてステップS25〜ステップS
28を経て編集された系統図を再登録する処理と、ステ
ップS29〜ステップS33を経て新規作成された系統
図を新規登録する処理とを行なう。
【0024】図5は端末器6側の処理フローを示し、上
記CPU1側で操作パターンを設定中は画面6aに初期
設定中を表示しており、CPU1側からの情報を取得す
るための送受信状態となる(ステップS40)。そし
て、設定後にCPU1側から伝送されてくる操作パター
ンを受取る(ステップS41)。この操作パターンの受
取りにともなって、端末器6の画面6a上には、図7に
示すような操作パターンが表示されることになり、これ
にともなって、現場作業者による端末器6側での操作が
開始される(ステップS42)。つまり、画面表示され
ている該当弁、例えばドレンタンク入口弁16に付設の
バーコードなどのコードを端末器6に付属されているコ
ードリーダ8で読取り、画面表示されている「照合」を
タッチ操作することにより、コードのチェックを行な
い、操作しようとする弁が正しいが否かを判定する(ス
テップS43)。
【0025】その判定結果において、操作対象弁が正し
かった(照合OK)場合は、そのことをCPU1側へ伝
送する(ステップS44)一方、CPU1側からは、該
当弁に対する操作内容、例えば「開操作して下さい」、
「閉操作して下さい」、「開を確認して下さい」、「閉
を確認して下さい」の指示メッセージが伝送されるとと
もに、CRT4上に表示されている操作系統図M中の該
当箇所には「操作中」が表示される。この操作内容指示
メッセージを受取った端末器6側の画面6aには、図8
に示すように、同図中のXXXXXXXXXを付した箇
所に、上記した指示メッセージが表示され、これに基づ
いて現場作業者が所定の操作・確認を行ない(ステップ
S45)、それが終了したならば、画面表示されている
「次の操作」をタッチ操作して、次の操作に進むか否か
を判断する(ステップS46)。
【0026】一方、上記ステップS43での判定結果に
おいて、照合NG(不一致)の場合は、図9に示すよう
に、画面6a上に「操作作業済です」または「操作禁止
です」のエラーメッセージが表示されるとともに、CP
U1側と同期してブザーなどの警報を発信し(ステップ
S47)、かつ、CPU1側に表示された操作系統図M
中の該当箇所には「操作異常」が表示される。そして、
その警報が解除されたか否かを判断して(ステップS4
8)、解除されたときはステップS43へ戻って操作対
象弁が正しいか否かの判定を継続する。
【0027】また、上記ステップS46での判断におい
て、次の操作への進行がNOの場合は、操作の全てが終
了したか否かの判定を行ない(ステップS49)、操作
の全てが終了していないならば、その残操作の内容を図
10に示すように、端末器6の画面6a上に表示させて
現場作業者にそのことを知らせ(ステップS50)、か
つ、操作の全てが終了したならば、そのことをCPU1
へ伝えるとともに、端末器6の画面6a上には図11に
示すように、「操作終了です」のメッセージを表示させ
る。以上の各処理フローによって、高圧ドレンポンプの
運転(起動)の操作系統の作業を終了する。
【0028】なお、上記実施例において説明したよう
に、端末器6として、2台を1セットとして使用する場
合は、それら2台の携帯式端末器6,6にCPU1から
送信されてくる同一の操作パターンを受け取って画面表
示させることが可能で、次の操作機器に対する操作パタ
ーンを間違いのないように二重に確認することができ、
誤操作の発生を確実に防止できる。
【0029】また、操作系統図M(図6参照)中の複数
の機器に該当する箇所それぞれに、操作状況に応じて互
いに異なる表示を行なう表示手段として、例えば、操作
対象弁が開の時は赤色に点灯し、閉のときは緑色に点灯
する変色マークmを設けておくことにより、中央制御室
CCの監視者において現場の操作状況、つまり複数の弁
16〜22の現在の開閉状況をCRT4の画面を通じて
一目瞭然に把握することが可能である。
【0030】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、ある系統の機器類を補修などのために試運転等する
必要が発生した場合、中央制御室に設置されている中央
制御装置側で、その系統に存在する複数の機器の操作系
統図を画面表示させ、その操作系統図に基づいて複数の
機器に対する操作手順などの操作パターンを容易に設定
することができるとともに、設定後は、その中央制御装
置を、操作状況の監視モードに切替えることができる一
方、携帯式端末器側では、設定された操作パターンを画
面表示させて、その画面表示された操作パターンに従っ
て現場作業者が操作対象機器を順次操作することがで
き、また、このとき、該携帯式端末器側で操作対象機器
に付設されているコードを読み取って、その読み取りコ
ードと操作対象機器とが合致しているか否かを照合し確
認すると同時に、その照合結果を監視モードにある中央
制御装置側にも伝送して中央制御室においても現場での
操作状況を確認することができる。このように、複数の
操作対象機器の全てについて、現場および中央制御室の
両方で上記設定された操作パターン通りに操作されてい
るかを確認およびチェックすることが可能であるから、
ヒューマン的な操作誤りや操作手順の誤りを未然に防止
しつつ、複数の機器に対する操作を正確に、かつ能率的
に進行することができるという効果を奏する。
【0031】また、上記中央制御室で設定された操作手
順などの操作パターンに対応した操作票をプリンタを介
して同時に発行させるように構成しておけば、責任者等
に対する操作の報告および承認の受理を迅速に行なえる
とともに、操作記録を保管することができる。
【0032】また、2台を1セットとする携帯式端末器
を使用すれば、中央制御装置側から送信されてくる同一
の操作パターンを受け取って2つの端末器の画面に表示
させることが可能で、これによって、次の操作機器に対
する操作パターンを間違いのないように二重に確認し
て、誤操作の発生を一層確実に防止できる。
【0033】さらに、携帯式端末器側における照合結果
が不一致であったとき、該携帯式端末器および中央制御
装置それぞれにおいて警報を発信させるように構成して
おけば、操作異常の発生を確実に検知して、それに対す
る適切な処置を素早く講じることができる。さらにま
た、中央制御装置が監視モードにある時、画面表示され
た操作系統図中の複数の機器に該当する箇所に、操作状
況に応じて、例えば点灯・消灯および点滅あるいは色を
変えるといった互いに異なる表示を行なうことにより、
中央制御室の監視者において現場の操作状況を一目瞭然
に把握することができ、監視による誤操作防止機能を一
層高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による機器操作遠隔監視装置
を発電プラントに適用した場合で示すシステム構成図で
ある。
【図2】機器操作遠隔監視装置の概略的な機器構成図で
ある。
【図3】高圧ドレンポンプの運転系統を概略的に示す図
である。
【図4】機器操作遠隔監視装置における動作処理のう
ち、CPU側の処理フローチャートである。
【図5】同上動作処理のうち、端末器側の処理フローチ
ャートである。
【図6】CRT上に画面表示された高圧ドレンポンプの
運転系統に対応する操作系統図である。
【図7】端末器側の画面上における操作パターンの表示
状態の説明図である。
【図8】同上端末器側の画面上における操作指示メッセ
ージの表示状態の説明図である。
【図9】同上端末器の画面上におけるエラーメッセージ
の表示状態の説明図である。
【図10】同上端末器側の画面上における残操作内容の
表示状態の説明図である。
【図11】同上端末器側の画面上における操作終了時の
表示状態の説明図である。
【符号の説明】
1 CPU(中央制御装置) 4 CRT 5 プリンタ 6 携帯式端末器 6a 液晶式画面 7 無線ユニット 8 コードリーダ 16〜21 弁 CC 中央制御室 M 操作系統図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 寄田 晶彦 兵庫県姫路市飾磨区清水51番1号 (72)発明者 吉竹 茂 兵庫県姫路市延末246ー2 (72)発明者 岩本 充 兵庫県姫路市白浜町甲261番2号 (72)発明者 種子尾 清和 兵庫県姫路市白浜町甲261番2号 (72)発明者 東 裕一 大阪府河内長野市高向183番地 (72)発明者 福井 一 奈良県大和高田市昭和町6番25号 (56)参考文献 特開 昭62−78609(JP,A) 特開 平5−250010(JP,A) 特開 昭62−143107(JP,A) 特開 昭62−276991(JP,A) 特開 平4−40507(JP,A) 特開 昭56−38609(JP,A) 特開 平6−245279(JP,A)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央制御室に設置され、複数の機器の操
    作系統図を画面表示する機能とその表示された操作系統
    図に基づいて上記複数の機器に対する操作手順などの操
    作パターンを設定する機能とその設定された操作手順な
    どの操作パターンを送出する機能および操作状況を監視
    するモードへの切替え機能を有する中央制御装置と、 上記複数の機器に付設されているコードを読み取るコー
    ドリーダを付属しているとともに、上記中央制御装置で
    設定された操作手順などの操作パターンを受け取って画
    面表示する機能と上記コードリーダで読み取ったコード
    に基づいて操作対象機器が正しいか否かを照合する機能
    およびその照合結果を送出する機能を有する携帯式の端
    末器と、 上記中央制御装置と上記携帯式端末器との間に亘って、
    中央制御装置側で設定されて送出される操作パターンを
    携帯式端末器側へ伝送するとともに、携帯式端末器側に
    おける上記の照合結果を中央制御装置側へ伝送する無線
    式の送受信装置とを備えてなる機器操作遠隔監視装置。
  2. 【請求項2】 上記中央制御装置側には、設定された操
    作手順などの操作パターンに対応した操作票を発行する
    プリンタが付属されている請求項1記載の機器操作遠隔
    監視装置。
  3. 【請求項3】 上記携帯式端末器は、2台を1セットと
    し、それら2台の携帯式端末器が中央制御装置から送信
    されてくる同一の操作パターンを受け取って画面表示す
    るように構成されている請求項1記載の機器操作遠隔監
    視装置。
  4. 【請求項4】 上記携帯式端末器および中央制御装置に
    はそれぞれ、携帯式端末器側における上記の照合結果が
    不一致であったとき、警報を発信する警報発信手段を備
    えている請求項1または3記載の機器操作遠隔監視装
    置。
  5. 【請求項5】 上記中央制御装置が操作状況の監視モー
    ドにある時、該中央制御装置側に画面表示された操作系
    統図中の複数の機器に該当する箇所に、操作状況に応じ
    て互いに異なる表示を行なう表示手段を備えている請求
    項1、2、3、4のいずれかに記載の機器操作遠隔監視
    装置。
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