JP2023083920A - 設備の点検支援装置及び点検支援方法 - Google Patents

設備の点検支援装置及び点検支援方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 定期点検時及び不定期の異常発生時での設備の点検結果を、携帯端末装置から中央管理装置に送信支援することができる設備の点検支援装置及び支援方法を提供すること。【解決手段】 少なくとも一つの機器60、70を含む設備を点検するための設備の点検支援方法は、機器60、70の各々に、第1ICタグ101A、101Bと、第1ICタグとは視覚的に異なる第2ICタグ102A、102Bとを取り付けておく。中央管理装置と通信可能な携帯端末装置の表示部では、携帯端末装置と第1ICタグとの通信により、定期点検操項目について異常か否かを入力するための定期点検操作画面が表示され、携帯端末装置と第2ICタグとの通信により、異常箇所及び異常内容を入力するための異常操作画面が表示される。定期点検操作画面で異常が入力されると、定期点検操作画面から異常操作画面に切り換えられる。【選択図】 図2

Description

本発明は、設備を点検するのに好適な、設備の点検支援装置及び点検支援方法等に関する。
例えば特許文献1の検査管理装置では、熟練者に代わって、発電所または化学プラントでの例えば配管を、携帯端末装置を保持した検査者が検査する。この装置によれば、携帯端末装置は、検査対象物である配管の音を収集し、その音を、配管に付されたICタグから読み取った固体識別符号と共に、中央管理装置へ出力する。中央管理装置は、検査対象物が異常か否かを携帯端末装置から受け付けた音情報に基づいて判断し、その判断結果を、その音情報と共に、その固体識別符号と対応づけて記憶する。中央管理装置から携帯端末装置を介して判断結果を得た検査者は、その判断結果に応じて作業を行う。
特許文献2~4は、物理量を検出するセンサーを付属しているICタグが機器に設けられ、ICタグから端末装置を介してサーバーが故障情報を取得する技術を開示している。特許文献2では、物理量を時間的に連続して監視し、この監視により物理量の異常値が認められた場合には、ICタグの設置場所にサービス員を派遣して精密な異常検査を行うようにしている。特許文献3は、情報通信端末装置が、電動二輪車に設けられたICタグと非接触で通信することにより、故障情報を取得し、ネットワークを介してサーバーに送信し、サーバーが、故障情報に基づいて電動二輪車の故障診断を行うことを開示している。特許文献4の管理装置は、ICタグによって構成された破壊センサーを窓ガラスに貼り付け、ICタグから発信する信号を受信する無線集端装置が、情報通信網を通して、不正侵入等を24時間体制で監視を行う管理センターに接続することを開示している。
特許文献5の現場保守支援装置は、燃焼プラント等の機器に付加されるICタグから点検員が保持する携帯端末装置機を介して、過去に点検員が入力したICタグ情報を自動的に読み取り、その情報の重要度が高い場合(重要度は過去に点検員が入力)、再度点検することで、現場の状況を詳細に把握している点検員レベルでの点検ルートの最適化を可能としている。
特開2007―248278号公報 特開2002―230675号公報 WO2015/111395号公報 特開2008―27416号公報 特開2007―241598号公報
ICタグを異常または故障検出に用いる場合、特許文献1~4では、センサー等で収集された情報を、ICタグで特定される検査対象箇所情報と共に送信している。特許文献5では、検査対象に設置されたICタグに過去の履歴情報が記憶させている。
例えばヒートポンプ、空調機、ボイラー、ポンプ又はタンク、及びそれらを連結する配管等を含む冷熱設備または空調設備等の熱源設備は、点検員に検査される。検査対象の多くの異常や故障は点検員の五感によって判断されるが、対処方法は点検員の熟練度によって異なり、メーカー又は設備工事の施工会社の判断が必要となることがある。このような設備の検査を最短で支援でき、多くの機器について汎用性のある標準的な支援装置及び支援方法が望まれる。
本発明は、定期点検時及び不定期の異常発生時での設備の異常発生箇所と異常内容とを含み得る点検結果を、操作入力に頼らずに両点検間で明確に識別して、携帯端末装置から中央管理装置に送信支援することができる設備の点検支援装置及び点検支援方法を提供することを目的とする。
(1)本発明の一態様は、
少なくとも一つの機器を含む設備の点検支援装置であって、
表示部を含む携帯端末装置と、
前記少なくとも一つの機器に取り付けられ、定期点検時に前記携帯端末装置と通信される第1ICタグと、
前記少なくとも一つの機器に取り付けられ、前記定期点検以外の異常時に前記携帯端末装置と通信される、前記第1ICタグとは視覚的に異なる第2ICタグと、
前記携帯端末装置とネットワークを介して通信可能な中央管理装置と、
を有し、
前記携帯端末装置の前記表示部は、前記携帯端末装置と前記第1ICタグとの通信により、定期点検操項目について異常か否かを入力するための定期点検操作画面が表示され、前記携帯端末装置と前記第2ICタグとの通信により、異常箇所及び異常内容を入力するための異常操作画面が表示され、前記定期点検操作画面で異常が入力されると、前記定期点検操作画面から前記異常操作画面に切り換えられる設備の点検支援装置に関する。
本発明の一態様によれば、携帯端末装置を保持した点検員によって設備が点検される。点検は、点検項目について例えば毎日あるいは1ケ月に一度等の点検頻度で実施される定期点検と、不定期の点検(以下、例えば任意の異常点検)と、が含まれる。定期点検時は、定期点検対象の機器の第1ICタグに携帯端末装置を近接又は接触させる。それにより、情報端末装置に定期点検操作画面が表示され、機器について予め設定された点検項目について異常があるかが入力される。不定期の任意の異常点検では、点検員の五感を通じて機器が異常であると確認されたら、携帯端末装置と前記第2ICタグとの通信により、異常箇所及び異常内容を入力するための異常操作画面が表示される。こうして、点検員は、視覚的に異なる2種のICタグの一方と携帯端末装置を介して選択的に通信することで、定期点検結果または不定期の点検での異常結果を携帯端末装置に入力することできる。しかも、第1ICタグを用いた定期点検で異常が発見されると、第2ICタグを用いた時に利用される異常操作画面に切り換えられて、異常操作画面を定期/不定期点検で共用することができる。
(2)本発明の一態様(1)において、前記定期点検操作画面では、複数の点検項目の各々について正常及び異常の一方が選択可能であり、前記表示部は、前記定期点検操作画面で前記複数の点検項目の一つについて異常が選択されると、前記定期点検操作画面から前記異常操作画面に切り換えられ、かつ、前記異常操作画面では、前記定期点検操作画面で異常が選択されていた前記複数の点検項目の一つが選択済となっても良い。こうすると、定期点検時でも異常点検時でも、機器に異常があった時には同一の異常操作画面を利用することができ、しかも、定期点検操作画面で操作された内容が異常操作画面に反映されて、重複入力を強いることがない。
(3)本発明の一態様(1)または(2)において、前記設備は前記少なくとも一つの機器を含む複数の機器が連結して構成され、前記第1ICタグ及び前記第2ICタグは前記複数の機器の各々に取り付けられ、前記携帯端末装置は、前記異常操作画面では、機器本体及び機器周辺のいずれか一方の異常発生箇所の入力を受付け、前記機器周辺が選択されると、前記携帯端末装置と通信された前記第1ICタグまたは前記第2ICタグを有する前記複数の機器の一つと前記異常発生箇所を介して連結された前記複数の機器の他の一つに取り付けられた前記第2ICタグと通信する旨を案内することができる。このように、複数の機器が連結された設備では、機器本体だけでなく、機器本体同士を連結する機器周辺例えば配管等を異常発生箇所として特定することができる。特に、配管等のようにICタグを取り付けることが困難な機器周辺であっても、その前後の機器本体を特定することによって、機器周辺が異常発生箇所であることを正確に特定することができる。
(4)本発明の一態様(3)において、前記携帯端末装置は、前記異常発生箇所の入力の受付後に、前記異常発生箇所の撮像情報の入力を受付けて、前記異常発生箇所及び前記撮像情報を前記中央管理装置に送信することができる。こうして、点検される設備の異常発生箇所と異常内容とを正確かつ早期に中央管理装置に送信することができる。中央管理装置は、取得された異常発生箇所及び異常内容から、携帯端末装置を介して適切な措置を点検員に指示することができる。適切な措置とは、例えば異常解消対応先(メーカー、設備工事会社等)の特定などである。
(5)本発明の一態様(1)~(4)において、前記第1ICタグと前記第2ICタグとは、着色及び外形の少なくとも一つを互いに異ならせることができる。こうして、第1ICタグと第2ICタグとを明確に識別させることで、誤操作を低減できる。例えば、第1ICタグは寒色系の緑または青とする一方で、第2ICタグは暖色系のオレンジ色、黄色、赤色等の派手な色彩とすることで、その色彩により異常を認識させることが好ましい。それに代えて又はそれに加えて、第1ICタグと第2ICタグとは外形を異ならせることができる。こうすると、視覚障がい者でも2つのICタグを識別することができる。
(6)本発明の一態様(5)において、前記第1ICタグと前記第2ICタグとは、着色が互いに異なり、前記表示部は、前記定期点検操作画面の一部に前記第1ICタグの着色と同色が表示され、前記異常操作画面の一部に前記第2ICタグの着色と同色が表示されても良い。こうすると、表示部に表示される色によって「定期点検」または「異常発生」を再確認することができ、誤操作がより低減される。
(7)本発明の他の態様は、
少なくとも一つの機器を含む設備を点検するための設備の点検支援方法であって、
前記少なくとも一つの機器に、第1ICタグと、前記第1ICタグとは視覚的に異なる第2ICタグとを取り付けておき、
中央管理装置と通信可能な携帯端末装置の表示部では、前記携帯端末装置と前記第1ICタグとの通信により、定期点検操項目について異常か否かを入力するための定期点検操作画面が表示され、前記携帯端末装置と前記第2ICタグとの通信により、異常箇所及び異常内容を入力するための異常操作画面が表示され、前記定期点検操作画面で異常が入力されると、前記定期点検操作画面から前記異常操作画面に切り換えられる設備の点検支援方法に関する。
本発明の他の態様(7)は、本発明の一態様(1)~(6)で好適に実施される設備の点検支援方法が定義される。
本発明の一実施形態である点検支援装置の点検対象の一例である熱源設備を示すブロック図である。 本発明の一実施形態である設備の点検支援装置を示すブロック図である。 異常点検での異常確認時における携帯端末装置の動作を説明するためのフローチャートである。 携帯端末装置の動作を説明するための図3に続くフローチャートである。 異常操作画面(T2)を示す図である。 異常操作画面(T3)を示す図である。 異常操作画面(T4-1)を示す図である。 異常操作画面(T4-2)を示す図である。 異常操作画面(Т5-1)を示す図である。 異常操作画面(Т5-2)を示す図である。 異常操作画面(T6)を示す図である。 定期点検時における携帯端末装置の動作を説明するためのフローチャートである。 定期点検操作画面(Т0)を示す図である。 図14(A)は定期点検操作画面(Т1-1)を示し、図14(B)は定期点検操作画面(Т1-2)を示す図である。 定期点検操作画面(Т7)を示す図である。
以下の開示において、提示された主題の異なる特徴を実施するための多くの異なる実施形態や実施例を提供する。もちろんこれらは単なる例であり、限定的であることを意図するものではない。さらに、本開示では、様々な例において参照番号および/または文字を反復している場合がある。このように反復するのは、簡潔明瞭にするためであり、それ自体が様々な実施形態および/または説明されている構成との間に関係があることを必要とするものではない。さらに、第1の要素が第2の要素に「接続されている」または「連結されている」と記述するとき、そのような記述は、第1の要素と第2の要素とが互いに直接的に接続または連結されている実施形態を含むとともに、第1の要素と第2の要素とが、その間に介在する1以上の他の要素を有して互いに間接的に接続または連結されている実施形態も含む。また、第1の要素が第2の要素に対して「移動する」と記述するとき、そのような記述は、第1の要素及び第2の要素の少なくとも一方が他方に対して移動する相対的な移動の実施形態を含む。
1. 点検対象の設備
本発明の点検支援方法が適用される設備は、少なくとも一つの機器を含む設備、好ましくは複数の機器が連結して構成される設備であれば良い。図1は、本発明の一実施形態である点検支援装置の点検対象の一例である熱源設備を示すブロック図である。ここで、熱源設備の異常は人命にかかわるので、検査員の五感を用いた安心・安全な点検が求められ、本発明の実施形態として特に有効である。熱源設備である給湯システム1は、本出願人の特許第6618748号に記載されたものである。図1に示すように、給湯システム1は、一次給湯サブシステム2と二次給湯サブシステム3とを有する。一次給湯サブシステム2には、一次熱源機10及び一次貯湯タンク20が配置される。二次給湯サブシステム3には、二次貯湯タンク30と、循環路40と、二次熱源機50とが配置される。
一次熱源機10は、給水配管4から給水される水を、COを冷媒とする一台または複数台のヒートポンプ給湯機によって温水にする。本実施形態では、例えば3台のヒートポンプ給湯機12を一次貯湯タンク20に対して並列に設けている。一次貯湯タンク20は、一次熱源機10から供給される温水を貯える開放型貯湯タンクである。二次貯湯タンク30は、一次貯湯タンク20からポンプP1によって供給される温水を貯える。一次貯湯タンク20からの温水には、必要によりバルブVを介して給水配管4からの水が混合される。二次貯湯タンク30は、蓄えられた温水を給湯負荷5に供給する。循環路40は、二次貯湯タンク30に連結され、ポンプP2によって二次貯湯タンク30から供給される温水を二次貯湯タンク30に戻して循環させる。二次熱源機50は、二次貯湯タンク30から循環路40に供給される温水を加熱して、二次貯湯タンク30内の温水を保温する。二次熱源機50は、例えば2台の重油式ボイラー50A、50Bを含む。例えば一方の重油式ボイラー50Aを点検またはメンテナンスで停止する間は、他方の重油式ボイラー50Bに切り換えられる。
ここで、図1に示す3台のヒートポンプ給湯機12、一次貯湯タンク20、2台のポンプP1,P2、二次貯湯タンク30、2台の重油式ボイラー50A,50Bは複数の機器の例であり、本実施形態では複数の機器は配管によって連結されている。本明細書では、これらの機器自体を「機器本体」とも称し、2つの機器(機器本体)間にある配管やバルブVを「機器周辺」とも称する。
2. 設備の点検支援装置
図2は、本発明の一実施形態である設備の点検支援装置を示すブロック図である。なお図2では、図1に示す設備のうち。配管60で連結された任意の2つの機器本体70、80のみを示している。なお、機器本体70(80)は、スロットに差し入れ可能なSDカード71(81)を有することができる。SDカード71(81)には、例えば機器本体70(80)消費電力や運転総時間等の履歴情報が記憶される。なお、本設備に含まれる全ての機器について、履歴情報の取出し方法が統一された段階で、SDカード71(81)に代えてICタグのメモリに履歴情報を記録すれば、履歴情報を自動収集することも可能となる。
図2において、点検支援装置100は、機器本体70(80)に例えば貼付して取り付けられた第1ICタグ101A(101B)及び第2ICタグ102A(102B)と、携帯端末装置例えばスマートフォン110と、中央管理装置120とを含む。中央管理装置120は、例えば、ウェブサーバーと、アプリケーションサーバーと、データベースサーバーとを含んで構成される。中央管理装置120は、ソフトウェアやデータを、ネットワーク例えばインターネット130を介して接続されるスマートフォン110に対して、例えばクラウドサービスの形態で提供することができる。中央管理装置120はまた、スマートフォン110から通信されるデータを取得し、データベースに登録することができる。中央管理装置120は、特に、スマートフォン110等を介して、機器本体70(80)に関するデータを登録している。なお、スマートフォン110は、例えば中央管理装置120からインストールされたアプリケーションソフトウェア(プログラム)に基づいて、点検支援を実施する。中央管理装置120は、スマートフォン110から異常連絡があった時には、給湯システム1中の機器を製造したメーカー端末装置140、給湯システム1の配管等を施工した施工業者端末装置150等に、必要に応じて通知することができる。
スマートフォン110は、第1ICタグ101A(101B)及び第2ICタグ102A(102B)の一つと近接例えば接触することで、接触されたICタグと通信可能である。第1ICタグ101A(101B)及び第2ICタグ102A(102B)は、少なくともユニークコードをIDとして記憶していて、スマートフォン110は接触されたICタグからIDを取得することができる。
ICタグは、例えば、代表的なものとしてスイカ(東日本旅客鉄道株式会社の登録商標)やパスモ(株式会社パスモの登録商標)等に用いられるものと同じである。ICタグはICチップ11とループアンテナ及びこれらの動作に必要な付属部品とで構成される。ICチップには、ICタグを識別するユニークコードやICチップの動作を制御するソフトウェア等が記憶されているメモリ部、無線受信部、無線送信部、電源部及びそれらを制御するCPU部等で構成されている。ICタグは、例えば13.56MHzの無線周波数を用いてスマートフォン110内のICタグリーダと通信を行う。ICタグリーダは、ICタグと同様にICタグリーダの動作を制御するソフトウェア等が記憶されているメモリ部、無線受信部、無線送信部、アンテナ部、電源部及びそれらを制御するCPU部等で構成されている。ICタグリーダは、例えば毎秒150ミリ秒等の一定間隔でリード動作を行っている。
携帯端末装置を保持した点検員によって設備が点検される。点検は、点検項目について例えば毎日又は1ケ月に一度等の予め設定された点検頻度で実施される定期点検と、不定期の任意の点検(以下、例えば異常点検と言う)と、が含まれる。定期点検時は、定期点検対象の機器の第1ICタグ101A(101B)にスマートフォン110を接触させる。一方、不定期の任意の異常点検では、機器に異常があるかが点検される。点検員の五感を通じて機器が異常であると確認されたら、スマートフォン110をその異常のある機器の第2ICタグ102A(102B)に近接又は接触させる。こうして、第1ICタグ101A(101B)及び第2ICタグ102A(102B)は使い分けられる。
スマートフォン110を介して、中央管理装置120に機器本体70(80)を初めて登録する時、スマートフォン110は機器本体70(80)の第1ICタグ101A(101B)及び第2ICタグ102A(102B)に接触されて、各ICタグを識別するユニークコードが、スマートフォン110を介して中央管理装置120に登録される。現場に設置された機器本体70(80)に貼付されたICタグにタッチして、スマートフォン110を介して、機器本体70(80)を登録することで、スマートフォン110のGPS機能を利用して機器本体70(80)の設置場所を登録しても良い。機器本体70(80)の他の情報は、スマートフォン110からキー入力や選択入力することができる。中央管理装置120は、各ICタグのユニークコードを機器本体70(80)のIDとして、登録データや、定期点検及び異常点検で得られた点検データを管理する。
第1ICタグ101A(101B)と第2ICタグ102A(102B)とは、視覚的に異なる形態を有する。本実施形態では、第1ICタグ101A(101B)と第2ICタグ102A(102B)とは、例えば着色を異ならせることができる。第1ICタグ101A(101B)は例えばグリーン色であり、第2ICタグ102A(102B)は例えばオレンジ色である。以下、第1ICタグ101A(101B)はグリーンタグ、第2ICタグ102A(102B)はオレンジタグと称することがある。本実施形態ではさらに、第1ICタグ101A(101B)と第2ICタグ102A(102B)とは、例えば外形を異ならせることができる。第1ICタグ101A(101B)は例えば円形であり、第2ICタグ102A(102B)は例えば矩形である。こうすると、視覚障がい者でも2種のICタグを区別し易くなる。
3. 設備の点検支援方法
次に、点検支援装置100によって実施される設備の点検支援方法について説明する。以下、定期点検の支援方法と、不定期の異常点検の支援方法とについて説明する。
3.1. 異常点検の支援方法
先ず、不定期の異常点検の支援方法について、図3~図10を参照して説明する。不定期の異常点検では、異常発見時にのみ、図3のフローチャートに示すように、該当である例えば機器本体70のオレンジタグ102Aにスマートフォン110がタッチされる。こうすると、スマートフォン110は接触されたオレンジタグ102AからID(ユニークコード)を取得する(ステップ1)。
スマートフォン110は、このIDを中央管理装置120に送信する。中央管理装置120は、予めIDに対応して格納されていた機器本体70に関するデータをデータサーバーから読み出して、スマートフォン110に送信する。こうして、スマートフォン110は機器本体70に関するデータを取得することができる(ステップ2)。これとは異なり、機器本体70に関するデータは、IDに対応させてスマートフォン110に予めダウンロードされていても良い。
次に、スマートフォン110は、表示部111に、図5に示す異常操作画面(T2)を表示する(ステップ3)。この異常操作画面(T2)では、異常発生箇所が「機器本体」か「機器周辺」かのいずれであるかが、点検員によるタッチパネル操作によって選択される。この選択情報は、スマートフォンに記憶される。「機器本体」は、機器本体70自体に異常があるときに選択される。「機器周辺」は、機器本体70自体ではなくその機器周辺に異常があるときに選択される。異常操作画面(T2)で「機器本体」が選択されると、ステップ4での判断がYESとなり、図4のステップ7に移行する。
図5に示す異常操作画面(T2)で「機器周辺」が選択されると、ステップ5に移行する。ステップ5では、スマートフォン110は、表示部111に、図6に示す異常操作画面(T3)を表示する。この異常操作画面(T3)では、機器周辺を特定するために、異常発生箇所について追加入力が求められる。図6に示すように、「機器周辺」が2つの機器本体70と機器本体80との間にある例えば配管である場合、機器本体80のオレンジタグ102Bにスマートフォン110をタッチさせる旨が案内される。その場合、図3に破線で示すように、例えば機器本体80のオレンジタグ102Bにスマートフォン110がタッチされる。こうすると、スマートフォン110は接触されたオレンジタグ102BからID(ユニークコード)を取得することで、異常発生箇所について追加入力がなされる。一方、異常が認められた「機器周辺」を指定するのに、既に指定された機器本体70以外の機器が存在しない場合には、図6に示すように、異常操作画面(T3)内の「オレンジタグ無」が点検員によるタッチパネル操作によって選択される。それによって、異常発生箇所について追加入力がなされる。この2つの追加入力のいずれか一方がなされると、異常発生箇所の追加入力があったと判断されて(ステップ6がYES)、図4のステップ10に移行する。
図4のステップ7では、定期点検操作画面から異常操作画面に移行されたか否かが判断される。つまり、後述する定期点検時で異常が認められた場合も、異常操作画面は共用されているからである。この点については、定期点検の動作で説明する。ここでは、ステップ7の判断がNOの場合、つまり異常点検で異常が認められたものとする。
次に、スマートフォン110は、表示部111に、図7または図8に示す異常操作画面(T4-1)または異常操作画面(T4-2)を表示する(ステップ8、10~11)。そのために、図5及び図6に示す異常操作画面(Т2、Т3)にて過去に入力された情報(記憶情報)に基づいてステップ8が判断され、異常箇所が機器本体であれば図8に示す異常操作画面(T4-1)が表示され、異常箇所が機器周辺であれば図9に示す異常操作画面(T4-2)が表示される。なお、表示部111の画面はスクロール可能であり、図7以降の操作画面ではスクロールによって表示可能な要部画面を図示し、その全画面が一度に表示部111で目視可能でなくても良い。
異常操作画面(T4-1)(T4-2)のいずれにおいても、異常発生箇所をスマートフォン110で撮影して指定枠内に表示する旨が、例えば指定枠内のカメラのマークを表示して案内される。カメラのマークをクリックするとスマートフォン110のカメラが起動して、異常箇所を撮影可能となる。異常操作画面(T4-1)(T4-2)では、コメントの入力が可能である。「コメント」が選択されると、表示部111に例えば文字入力画面がポップアップされ、コメント入力可能となっている。異常操作画面(T4-1)(T4-2)では、エラー番号の特定が可能である。例えば「リストより選択」をクリックするとエラー番号リストが表示され、その中からエラー番号を選択することができる。なお、カメラ撮影、コメント入力及びエラー番号入力の少なくとも一つがなされると、異常内容が特定され、図4のステップ14の判断をYESとすることができる。もちろん、機器に応じて、異常内容の特定の仕方として、上記三種類のうちの少なくとも一つを必須としても良い。なお、異常操作画面(T4-2)では、異常箇所である機器周辺を特定するために、図3のオレンジタグ102A、102Bに対応する2つの機器(図8中の「ヒートポンプ給湯機」と「周辺機器」)が表示され、その2つの機器間で異常が発生していることが特定される。ここで、図8中の「周辺機器」とは、図6の「オレンジタグ無」が操作された時の表示形態であり、図3のオレンジタグ102Bにタッチされた場合には、そのオレンジタグ102Bの機器に予め登録されている機器の名称が表示される。
その後、異常操作画面(T4-1)(T4-2)中の「異常連絡送信」の操作を待って(ステップ15の判断がYES)、異常操作画面(T1)~(T4-2)について入力された情報と共に、中央管理装置120に異常連絡が送信される。中央管理装置120は、異常対象の機器のメーカー(××株式会社)の端末装置140に通知することができる。
その後、スマートフォン110は、表示部111に、図11に示す異常操作画面(T6)を表示する(ステップ16)。異常操作画面(T6)では、異常対象の機器のメーカー(××株式会社)の端末装置140に通知したことが報告される。また、異常操作画面(T6)では、異常対象の機器のメーカーの連絡先電話番号が表示され、点検員に電話連絡するように案内することができる。なお、異常発生箇所が「機器周辺」例えば配管である場合には、工事を請け負った施工業者の端末装置150に通知され、その連絡先電話番号が表示される。
図4に示す最後のステップ17では、図4のステップ7での判断結果に基づいて、定期点検操作画面からの移行でない場合に、異常操作は終了する。
3.2. 定期点検の支援方法
次に、定期点検の支援方法について、図3、図4、図9、図10及び図12~図15を参照して説明する。定期点検では、図12のフローチャートに示すように、点検対象である例えば機器本体70のグリーンタグ101Aにスマートフォン110がタッチされる。こうすると、スマートフォン110は接触されたグリーンタグ101AからID(ユニークコード)を取得する(ステップ1)。
スマートフォン110は、このIDを中央管理装置120に送信する。中央管理装置120は、予めIDに対応して格納されていた機器本体70に関するデータをデータベースサーバーから読み出して、スマートフォン110に送信する。こうして、スマートフォン110は機器本体70に関するデータを取得することができる(ステップ2)。これとは異なり、機器本体70に関するデータは、IDに対応させてスマートフォン110に予めダウンロードされていても良い。
次に、スマートフォン110は、表示部111に、図13に示す定期点検操作画面(Т0)を表示する(ステップ3)。この定期点検操作画面(Т0)には、機器本体70のデータとして、例えば、ユーザーコード、ユーザー名(0001、〇〇株式会社本社)、メーカー名(××株式会社)、カテゴリー(ヒートポンプ給湯機)、機器名称、型式(△△、ESA301-5)、製造番号、設置場所等が表示される。これらのデータは、図12のステップ2で取得されたものである。定期点検操作画面(Т0)には、「点検」、「マニュアル」、「エラーリスト」、「異常・メンテナンス履歴」、「メンテナンス記録登録」及び「運行状況取得」等のメニューのタッチパネルが設けられる。
定期点検操作画面(Т0)で「点検」が選択されると(ステップ4がYES)ステップ5に移行し、「点検」以外が選択されると(ステップ4がNO)ステップ6に移行して、それぞれ画面が切り換えられる。ここでは、定期点検操作画面(Т0)で「点検」が選択されたものとし、表示部111に図14(A)に示す異常操作画面(T1-1)が表示される(ステップ5)。
この異常操作画面(T1-1)では、点検員によるタッチパネル操作によって選択される幾つかの点検項目がある。図14(A)には、点検項目として、例えば、「外観」、「異音」、「漏水」及び「エラー表示」が挙げられ、各点検項目について、「問題無し」または「異常」を点検員によるタッチパネル操作によって選択可能となっている。「その他」の欄も設けられ、「その他」が選択されると、表示部111に例えば文字入力画面がポップアップされ、コメント入力可能となっている。
図14(A)に示す異常操作画面(T1-1)で、全ての点検項目について「問題無し」または「異常」が選択されるか、あるいは「その他」の欄にコメント入力された後に、「点検完了」が選択される。例えば図14(B)に示す入力後の異常操作画面(T1-2)では、点検項目「漏水」について「異常」が選択され、他の点検項目は「問題無し」が選択されている。
図14(B)に示す定期点検操作画面(Т1-2)で「点検完了」が選択されると(ステップ6がYES)、スマートフォン110は定期点検結果を中央管理装置120に送信し、ステップ10に移行する。ここで、定期点検結果とは、定期点検操作画面(Т1-2)で入力された、各点検項目についての「問題無し」又は「異常」の情報である。
ステップ7では、点検項目に「異常」があるか否かが判断される。点検項目に「異常」があると(ステップ7の判断がYES)、図3のステップ3に移行する。そして、定期点検操作画面から移行した場合でも、図3のステップ3から図4のステップ17までが上記と同様にして実行される。
ここで、図4のステップ7では、定期点検操作画面からの移行であると判断され(ステップ7がYES)、さらに、図5及び図6に示す異常操作画面(Т2、Т3)にて過去に入力された情報(記憶情報)に基づいて異常箇所が機器本体か否かが判断される(図4のステップ9)。図4のステップ9の判断により、異常箇所が機器本体である場合には図9に示す異常操作画面(Т5-1)に切り換えられ、異常箇所が機器周辺である場合には図10に示す異常操作画面(Т5-2)に切り換えられる。つまり、定期点検操作画面で異常が選択されると、定期点検操作画面から異常操作画面(Т5-1またはТ5-2)に切り換えられる。こうすると、定期点検時でも異常点検時でも、機器に異常があった時には同一の異常操作画面を利用して、異常箇所の撮影情報を含む異常内容を特定することができる。なお、図7~10に示す異常操作画面(Т4-1、Т4-2、Т5-1及びТ5-2)では、担当者の氏名及び電話番号を入力するための表示欄を設けることができる。
異常操作画面(Т5-1またはТ5-2)は、異常操作画面(Т4-1またはT4-2)と同じである。唯一相違可能な点として、異常操作画面(Т5-1またはТ5-2)では、定期点検操作画面(Т1-2)で選択されていた点検項目毎の問題無し/異常(例えば「漏水」)が、例えばコメント欄に自動的に入力済とすることができる。こうして、定期点検操作画面(Т1-2)で操作された内容が異常操作画面(Т5-1またはТ5-2)に反映されて、重複入力を強いることがない。定期点検での異常入力は、図4のステップ14以降を踏襲して実施される。こうして、定期点検での異常内容も、異常点検と同様にして中央管理装置120に連絡する等の処置が取られる。
定期点検操作画面でいずれの点検項目も「問題無し」であると(図12のステップ7の判断がNO)、スマートフォン110は定期点検結果を中央管理装置120に送信し、図12のステップ8に移行する。ステップ11では、スマートフォン110は、表示部111に、図15に示す定期点検操作画面(T7)を表示する。図15に示す定期点検操作画面(T7)では、定期点検対象(図15では機器1、2、3…)が、例えば設置されている「フロア」、フロア中の「場所」、サブカテゴリ、機種、名称が表示されることで特定される。定期点検操作画面(T7)では、定期点検対象が、点検終了/未終了が区別できるように表示され、かつ、定期点検で異常があったか否かが区別できるように表示される。本実施形態では、例えば着色によって区別し、特に、以上のあった対象機器には、オレンジタグと同じオレンジ色で表示される。
図12では、最後に、全ての定期点検対象について定期点検が終了したか否かについて判断される(ステップ9)。例えば、図15に示す定期点検操作画面(T7)で未終了ある機器2がタッチ操作されると、ステップ9の判断はNOとなり、機器2についての定期点検を図12のステップ3から実施することなる。全ての定期点検対象について定期点検が終了していれば、定期点検は終了される。
3.3.点検支援による効能
3.3.1. ICタグの利用及び使い分け
機器本体70(80)ら取り付けられた視覚的に識別可能な2種のICタグを、「定期点検」と不定期の「異常点検」とで使い分けることができる。それにより、両点検を分かり易く区別し、両点検結果をICタグのIDで区分けして記録し、両点検を区別して実施する上での煩わしい作業を軽減できる。また、現場に設置された機器に取り付けられたICタグと、携帯端末装置とを用いて、機器を中央管理装置に登録することが可能となり、ICタグから読み取られるIDを利用することで誤入力も低減される。2種のICタグは、着色及び外形の少なくとも一つが互いに異なるようにして視覚的または感触的に識別可能とすることができる。特に、異常連絡のための「異常点検」に使用されるICタグは、「異常」を暗示する例えば暖色系とすることで、「定期点検」に使用される例えば寒色系のICタグと明確に識別可能となる。ICタグだけでなく、「定期点検操作画面」や「異常操作画面」も、対応するICタグと同色とするとで、誤入力を防止することができる。このために、図5~図10に示す「異常操作画面」の例えば最上欄はICタグ102A,102Bと同じオレンジ色に表示することができる。同様に、図12~図15に示す「定期点検操作画面」の例えば最上欄はICタグ101A,101Bと同じグリーン色に表示することができる。
3.3.2. 異常入力画面の共用
定期点検時でも異常点検時でも、機器に異常があった時には同一の異常操作画面(例えば図6~図11に示す画面)を利用することができる。それにより、異常入力操作が両点検で共通化され、しかも携帯端末装置110にダウンロードされる操作画面表示のためのソフトウェアの情報量も低減される。また、図14(B)の定期点検操作画面(Т1-2)で操作された内容(例えば「漏水」が異常)が、図9または図10に示すように異常操作画面(Т5-1、Т5-2)に反映されると、重複入力を強いることがない。
3.3.3. 「機器本体」と「機器周辺」との選択
異常発生箇所は、「機器本体」だけでなく、その「機器周辺」も選択できる。それにより異常発生箇所をより正確に特定することができる。特に、「機器周辺」が2つの「機器本体」の間であるとき、その2つの「機器本体」に取り付けられたICタグ101A、101Bに携帯端末装置110を近接させるだけ、「機器周辺」を特定することができる。さらに、異常発生箇所が「機器本体」であればそのメーカーに、異常発生箇所が「機器周辺」であればその工事の施工業者に、異常連絡先を自動選択することができる。
3.3.4. 標準仕様となり得る簡便な点検支援
「定期点検」と不定期の「異常点検」とを20種のICタグで使い分けるという点検支援方式は、簡便であるために誰でも受け入れられる標準仕様となり得る。しかも、どのメーカーの機器でも対応可能なメーカーフリーの点検支援方式となる。点検結果のデータフォーマットが統一されるので、標準化によりビックデータが収集可能となる。ビックデータをAI分析(兆候分析)することで、機器のメンテナンス判断(定期点検の頻度制限の更新を含む)、寿命判断、制御指令の修正、開発へのフィードバック等に利用することが可能となる。また、機器に取り付けられたICタグを、携帯端末装置を介して中央管理装置に登録する時に、携帯端末装置のGPS機能により実現可能な場所登録により、機器の設置場所に依存したデータ解析も可能となる。上述の「定期点検操作画面」及び「異常操作画面」では、検査員の氏名登録の説明は省略したが、どの設備を、誰が、いつ、どのような状態だったかを記録し、関係者に連絡することができる。よって、この点検支援により、点検業務のペーパーレス化を含むDX(デジタルトランスフォーメーション)が実現される。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変形実施が可能である。操作画面には、指標を付すことができる。異常操作画面(T2),(T3),(T4-1),(T4-2),(T5-1),(T5-2),(T6)の右上欄には、XAA01~XAA07の指標が付されている。定期点検操作画面(T0),(T1-1),(T1-2),(T7)の右上欄には、AB,AB01,AB02の指標が付されている。これらの指標は各画面を特定するIDであり、例えば関係者同士が電話で操作画面の内容について連絡する時などに、画面を特定する指標として利用できる。
12、20、30、50A、50B、60、70、P1、P2…機器(機器本体)、71、81…SDカード、100…点検支援装置、101A、101B…第1ICタグ、102A、102B…第2ICタグ、110…携帯端末装置、111…表示部、120…中央管理装置、130…ネットワーク、140、150…施工業者端末装置

Claims (7)

  1. 少なくとも一つの機器を含む設備の点検支援装置であって、
    表示部を含む携帯端末装置と、
    前記少なくとも一つの機器に取り付けられ、定期点検時に前記携帯端末装置と通信される第1ICタグと、
    前記少なくとも一つの機器に取り付けられ、前記定期点検以外の異常時に前記携帯端末装置と通信される、前記第1ICタグとは視覚的に異なる第2ICタグと、
    前記携帯端末装置とネットワークを介して通信可能な中央管理装置と、
    を有し、
    前記携帯端末装置の前記表示部では、前記携帯端末装置と前記第1ICタグとの通信により、定期点検操項目について異常か否かを入力するための定期点検操作画面が表示され、前記携帯端末装置と前記第2ICタグとの通信により、異常箇所及び異常内容を入力するための異常操作画面が表示され、前記定期点検操作画面で異常が入力されると、前記定期点検操作画面から前記異常操作画面に切り換えられる設備の点検支援装置。
  2. 請求項1において、
    前記定期点検操作画面では、複数の点検項目の各々について正常及び異常の一方が選択可能であり、
    前記表示部は、前記定期点検操作画面で前記複数の点検項目の一つについて異常が選択されると、前記定期点検操作画面から前記異常操作画面に切り換えられ、かつ、前記異常操作画面では、前記定期点検操作画面で異常が選択されていた前記複数の点検項目の一つが選択済となる設備の点検支援装置。
  3. 請求項1または2において、
    前記設備は前記少なくとも一つの機器を含む複数の機器が連結して構成され、前記第1ICタグ及び前記第2ICタグは前記複数の機器の各々に取り付けられ、
    前記携帯端末装置は、前記異常操作画面では、機器本体及び機器周辺のいずれか一方の異常発生箇所の入力を受付け、前記機器周辺が選択されると、前記携帯端末装置と通信された前記第1ICタグまたは前記第2ICタグを有する前記複数の機器の一つと前記異常発生箇所を介して連結された前記複数の機器の他の一つに取り付けられた前記第2ICタグと通信する旨を案内する設備の点検支援装置。
  4. 請求項3において、
    前記携帯端末装置は、前記異常発生箇所の入力の受付後に、前記異常発生箇所の撮像情報の入力を受付けて、前記異常発生箇所及び前記撮像情報を前記中央管理装置に送信する設備の点検支援装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項において、
    前記第1ICタグと前記第2ICタグとは、着色及び外形の少なくとも一つが互いに異なる設備の点検支援装置。
  6. 請求項5において、
    前記第1ICタグと前記第2ICタグとは、着色が互いに異なり、
    前記表示部は、前記定期点検操作画面の一部に前記第1ICタグの着色と同色が表示され、前記異常操作画面の一部に前記第2ICタグの着色と同色が表示される設備の点検支援装置。
  7. 少なくとも一つの機器を含む設備を点検するための設備の点検支援方法であって、
    前記少なくとも一つの機器に、第1ICタグと、前記第1ICタグとは視覚的に異なる第2ICタグとを取り付けておき、
    中央管理装置と通信可能な携帯端末装置の表示部では、前記携帯端末装置と前記第1ICタグとの通信により、定期点検操項目について異常か否かを入力するための定期点検操作画面が表示され、前記携帯端末装置と前記第2ICタグとの通信により、異常箇所及び異常内容を入力するための異常操作画面が表示され、前記定期点検操作画面で異常が入力されると、前記定期点検操作画面から前記異常操作画面に切り換えられる設備の点検支援方法。
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