JP2013077128A - プラント機器状態管理方法及びプラント機器状態管理システム - Google Patents

プラント機器状態管理方法及びプラント機器状態管理システム Download PDF

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Abstract

【課題】プラントに設けられた手動弁の開閉状態を示す情報の精度を向上できるプラント機器状態管理方法を提供する。
【解決手段】プラント機器状態管理方法では、プラント機器状態管理装置9から読み出された作業指示情報が携帯端末16に入力されて携帯端末16に表示される。作業員は開閉状態をチェックすべき手動弁17を確認する。携帯端末16により、手動弁17のRFIDタグ18から手動弁17の機器ID情報を読み取る。手動弁17が操作対象の手動弁であるとき、作業員がこの手動弁17を所定の全閉状態にし、全閉状態を示す情報を携帯端末16に入力する。手動弁17の操作結果が作業指示内容と一致するとき、この操作結果を示す情報がプラント機器状態管理装置9に送信される。プラント機器状態管理装置9では、その操作結果を示す情報が追加された配管計装図情報の表示情報が作成され、表示される。
【選択図】図1

Description

本発明は、プラント機器状態管理方法及びプラント機器状態管理システムに係り、特に、原子力プラント及び火力プラントの発電プラント、及び化学プラント等のプラントの機器の状態を管理するのに好適なプラント機器状態管理方法及びプラント機器状態管理システムに関する。
従来、化学プラント及び発電プラント等のプラントでは、運転監視装置の画面上にプラントの系統図を表示し、プラントに設けられた弁の開度等の状態を表示している。しかしながら、この弁の開閉状態の運転監視装置への表示では、オンラインで計測可能な電動弁の開閉状態のみしか表示されていない。プラントに設けられた弁の半分以上を占める手動弁については、オンラインでの開閉状態の確認がなされていない関係上、リアルタイムでの開閉状態の表示が行なわれていない。
特に、原子力プラントにおいては、定期検査が終了した後に系統が所定の状態になっていることを確認した上で、安全にプラントを起動させる必要がある。系統状態の確認作業は、主に、系統における弁の開閉状態を確認することである。電動弁にはリミットスイッチが設置されており、このリミットスイッチにより電動弁の開閉状態を計測することができる。リミットスイッチからの電動弁の開閉状態を示す出力信号は、直接(または制御装置を介して)、プロセス計算機に取り込まれ、この出力信号に基づいた電動弁の開閉情報が表示装置に表示される。このため、中央制御室において電動弁の開閉状態を確認することができる。
しかしながら、原子力プラントにおいては、プラントに設けられた弁のうち原子力プラントの起動前に開閉状態を確認する必要がある弁のうち手動弁が約70%を占めている。これらの手動弁にはリミットスイッチが設置されていなく、検査員が、プラントが設置されている現場を巡回してそれらの手動弁の開閉状態を確認することが多い。この起動前における手動弁の開閉状態の確認に多大な時間を要しており、この確認作業自体の削減及びこの確認作業において発生するヒューマンエラーの低減が強く望まれている。
特開平9−44231号公報は、プラントに設けられた弁の開閉状態を管理するシステムを記載している。この管理システムでは、運転監視装置の画面に弁状態データベースから読み出した弁状態データを表示し、指示書作成手段が、オペレータが選択した弁の状態データに基づいて指示書を作成するとともに、発行状況管理手段に指示書の発行状況を書き込む。指示書読取手段が、弁を操作した操作者が弁の操作後に弁の開閉状態を書き込んだ変更指示書をリーダで読み込み、変更指示書による弁操作の結果と発行状況管理手段からのデータが一致しているかを確認し、一致している場合に、弁状態データベース内の弁開閉状態を示す情報を弁操作後の弁の状態データに基づいて更新する。
特開平9−44231号公報
プラントに設けられた手動弁の開閉状態の確認は、手動弁にリミットスイッチが取り付けられていないので、作業員が、手動弁が設置されている現場を巡回して手動弁の開閉状態を確認している。
弁の開閉状態を、特開平9−44231号公報に示すように、弁状態データベースに登録することによって、弁状態データベースに登録した弁の開閉状態を表示装置に表示することができ、弁の開閉状態を管理することができる。しかしながら、特開平9−44231号公報では、作業員への弁操作の指示を指示書によって行い、作業員が現場で行った弁操作後における弁の状態を変更指示書に記載して、この変更指示書を中央制御室のオペレータに送る。オペレータは、変更指示書に記載された弁操作後の弁の開閉状態と発行状況管理手段からのデータが一致しているかを確認し、一致している場合に、弁状態データベース内の弁開閉状態を示す情報を弁操作後の弁の状態データに基づいて更新する。このような特開平9−44231号公報では、弁、例えば、手動弁に対して操作結果を紙に記載するときにおける記載ミス、及び保守コンソールに入力するときに入力ミスが発生する可能性がある。
本発明の目的は、プラントに設けられた手動弁の開閉状態を示す情報の精度を向上させることができるプラント機器状態管理方法及びプラント機器状態管理システムを提供することにある。
上記した目的を達成する本発明の特徴は、携帯端末に入力された、プラントに設けられた操作対象の手動弁の操作後の開閉状態を示す第1情報と、プラント機器状態管理装置の機器状態記憶装置から携帯端末に入力された作業指示情報に含まれて予め設定された、その手動弁の開閉状態を示す第2情報とが一致するかが、携帯端末において、判定され、第1情報が第2情報と一致するとき、その第1情報が、携帯端末からプラント機器状態管理装置に送信され、プラント機器状態管理装置が、入力した第1情報に基づいて表示情報を作成することにある。
第1情報と第2情報が一致するかが判定されるので、携帯端末への第1情報の入力の際におけるヒューマンエラーを防止することができ、表示情報の作成に用いられる、プラントに設けられた手動弁の開閉状態を示す情報の精度を向上させることができる。
本発明によれば、プラントに設けられた手動弁の開閉状態を示す情報の精度を向上させることができる。
本発明の好適な一実施例であるプラント機器状態管理システムの構成図である。 図1に示すプラント機器状態管理装置の詳細構成図である。 図1に示す保守コンソールの詳細構成図である。 図1に示す携帯端末の平面図である。 図1に示す携帯端末の詳細構成図である。 図2に示す携帯端末で行われる処理の内容を示すフローチャートである。 図1に示すプラント機器状態管理装置の機器状態データベースに格納されている機器状態データの一例を示す説明図である。 図7に示す機器状態データに配管内の状態を示す情報を付加した機器状態データの一例を示す説明図である。 図1に示すプラント機器状態管理装置で実行される処理の内容を示すフローチャートである。 図1に示すプラント機器状態管理装置で実行される表示情報作成の処理の内容を示すフローチャートである。 機器状態データが記入された配管計装図の表示情報を示す説明図である。
本発明の実施例を以下に説明する。
本発明の好適な一実施例であるプラント機器状態管理方法を、図1を用いて説明する。本実施例のプラント機器状態管理方法は原子力プラントに適用される。
まず、本実施例のプラント機器状態管理方法に用いられるプラント機器状態管理システム21を、図1、図2、図3、図4及び図5を用いて説明する。プラント機器状態管理システム21は、操作盤4、大画面表示装置1、大画面可変情報表示装置2,3、制御装置6,7、プロセス計算機8、プラント機器状態管理装置9、保守コンソール10、通信ステーション11、アクセスポイント13,14、携帯端末16及び当直長コンソール19を備えている。当直長コンソール19は、当直長20の専用コンソールである。操作盤4、大画面表示装置1、表示装置2,3、制御装置6,7、プロセス計算機8、プラント機器状態管理装置9、保守コンソール10、通信ステーション11及び当直長コンソール19は、構内有線LAN12により、図1に示すように互いに接続されている。原子力プラントの運転に用いられる操作盤4、大画面表示装置1、表示装置2,3、制御装置6,7、プロセス計算機8及び当直長コンソール19は、中央制御室(図示せず)内に配置されている。保守業務に用いられるプラント機器状態管理装置9及び保守コンソール10は、原子力プラントの運転業務と原子力プラントの保守業務が干渉しないように、中央制御室近くに設置されたサテライトオフィス内に配置される。
原子力プラントの配管に電動弁であるバイパス弁6A,7Aが設けられ、リミットスイッチ6Cがバイパス弁6Aに設けられ、リミットスイッチ7Cがバイパス弁7Aに設けられている。センサである流量計6B,7Bが配管に取り付けられている。他のセンサ8A及びリミッタ8Bも原子力プラントの機器に取り付けられている。バイパス弁6A、流量計6B及びリミットスイッチ6Cが制御装置6に接続される。バイパス弁7A、流量計7B及びリミットスイッチ7Cが制御装置7に接続される。センサ8A及びリミッタ8Bはプロセス計算機8に接続される。
通信ステーション11は、構内有線LAN15により、アクセスポイント13,14等の複数のアクセスポイントに接続される。携帯端末16は、無線によりアクセスポイント(例えば、アクセスポイント14)に接続される。手動弁17(○A入口弁)が原子力プラントの配管に設けられている。RFIDタグ(識別情報保有手段)18が手動弁17の表面に貼り付けられている。RFIDタグ18の替りにバーコード(識別情報保有手段)を用いてもよい。
プラント機器状態管理装置9は、図2に示すように、通信インタフェース31、作業指示情報作成部32、作業確認処理部33、機器状態管理部34、系統状態表示情報作成部35及び機器状態データベース(機器状態記憶装置)36を備えている。通信インタフェース31が構内有線LAN12に接続される。作業指示情報作成部32、作業確認処理部33、機器状態管理部34、系統状態表示情報作成部35及び機器状態データベース36が通信インタフェース31にそれぞれ接続される。
保守コンソール10は、図3に示すように、通信インタフェース37、大画面可変表示切換え管理部38、系統状態表示部39、保守点検作業管理部40、異常機器診断管理部41及び機器管理データベース42を備えている。通信インタフェース37が構内有線LAN12に接続される。大画面可変表示切換え管理部38、系統状態表示部39、保守点検作業管理部40、異常機器診断管理部41及び機器管理データベース42が、それぞれ、通信インタフェース37に接続される。
携帯端末16は、図4に示すように、表示画面16A及びガイドボタン22を有している。携帯端末16は、さらに、表示画面16Aに、「アップロード」、「記録一覧」、「機器一覧」、「メニュー」、「取消」及び「OK」の各タッチ部が表示される。携帯端末16は、さらに、図5に示すように、通信インタフェース43、送受信処理部44、GUI処理部45、機器同定処理部46及び作業結果確認処理部47を有する。通信インタフェース43が、送受信処理部44、グラフィック・ユーザー・インタフェース(GUI)処理部45、機器同定処理部46及び作業結果確認処理部47にそれぞれ接続される。
プラント機器状態管理システム21を用いて行われる本実施例のプラント機器状態管理方法を以下に詳細に説明する。
作業者20は、携帯端末16を持って、原子力プラントに設けられた手動弁17の開閉作業をするするために原子炉建屋およびタービン建屋内等の現場に行き、弁操作作業を実施する。携帯端末16は、さらに、表示画面16Aに、「アップロード」、「記録一覧」、「機器一覧」、「ダウンロード」、「メニュー」、「取消」及び「OK」の各タッチ部が表示される。現場での作業は作業者20への負担が多いので、携帯端末16は、キー入力操作を不要とし、上記したように、表示画面16Aに表示されたタッチ部により、データの入力、出力および読み出しができるようになっている。表示画面16Aに表示された「記録一覧」及び「機器一覧」の各タッチ部は、記録一覧及び機器一覧の各情報を見たい時に、作業者がこれらのタッチ部をタッチすることによりその情報が表示画面16Aに表示される。具体的には、例えば「メニュー」操作で系統を選択して、その系統に対して「記録一覧」及び「機器一覧」のタッチ操作を行う。
携帯端末16では、図6に示す処理が実行される。まず、作業指示情報が入力される(ステップSA1)。作業者20が、携帯端末16の「ダウンロード」のタッチ部を押すことにより、プラント機器状態管理装置9の機器状態データベース36から読み出された作業指示情報(許可番号、系統番号、系統名、機器番号、機器名称、機器状態、操作者名)が携帯端末16に入力される。入力した作業指示情報は携帯端末16の内部メモリ(図示せず)に格納される。機器番号は原子力プラントの設けられた手動弁につけられた番号であり、機器名称は該当する手動弁に対する名称である。機器状態は手動弁の開閉状態である。操作者名は、手動弁を開く操作または閉じる操作を行った操作者の名前である。系統名は、手動弁が設置されている配管系の名称である。その作業指示情報は、構内有線LAN12、通信ステーション11、構内有線LAN15及びアクセスポイント14を経由して、プラント機器状態管理装置9から携帯端末16に伝えられ、携帯端末16の送受信処理部44の作用により携帯端末16の通信インタフェース43から携帯端末16内に取り込まれる。送受信処理部44は、「ダウンロード」のタッチ部が押されたときにおける、外部からの情報の携帯端末16での受信、及び「アップロード」のタッチ部が押されたときにおける、携帯端末16から外部への情報の送信を行う。携帯端末16の表示画面16Aが作業指示情報を表示する。
作業者20は、作業対象の手動弁17の所に来たとき、携帯端末16を手動弁17に貼り付けられたRFIDタグ18に向ける。RFIDタグから機器ID情報を入力する(ステップSA2)。携帯端末16が、手動弁17のRFIDタグ18に記憶されている機器ID情報、すなわち、手動弁17のID情報を読み取る。手動弁17のID情報は、通信インタフェース43から携帯端末16内に取り込まれ、内部メモリに格納される。ID情報を入力した機器が作業対象機器であるかを確認する(ステップSA3)。機器同定処理部46は、入力した作業指示情報に含まれた機器番号と携帯端末16で読み取った、RFIDタグ18に記憶された機器ID情報(手動弁17のID情報)を比較し、手動弁17が作業指示情報で指示された作業対象機器であるかを確認する。機器同定処理部46は、手動弁17のID情報が作業指示情報に含まれた機器番号であると認識したとき、表示画面16Aに手動弁17が作業対象機器である旨を表示する。
携帯端末16の表示画面16Aに表示された作業指示情報その表示を見た作業者20は、この作業指示情報に従って手動弁17を「全閉(または閉じる)」或は「全開(開く)」にする。
図7及び図8に示す「アイソレーション状態」は、弁の保守または取替えなどの作業が発生するときに、原子力プラントが停止されている保守点検時にその弁を含む系統に対してアイソレーション作業(隔離のために弁を閉じたり、ドレインのために弁を開けたりたりする作業)が行われるが、このアイソレーション作業が行われた状態を意味する。アイソレーション状態になっていない状態が通常状態である。
対象機器の操作結果を入力する(ステップSA4)。手動弁17の操作後に、作業者20は、携帯端末16の「ダウンロード」及び「記録一覧」の各タッチ部を押すと、プラント機器状態管理装置9の機器状態データベース36に格納されている機器状態データが読み出され、構内有線LAN15及びアクセスポイント14等を経由して携帯端末16に取り込まれ、内部メモリに記憶される。取り込まれた機器状態データが表示画面16Aに表示される。表示画面16Aに表示され機器状態データの一例を、図7に示す。手動弁17が原子力プラントの定期検査時に「アイソレーション状態」として全閉状態に操作し、その状態を確認したので、作業員20は、ガイドボタン22を操作し、手動弁17の機器番号の欄でアイソレーション状態の枠を指定し、ガイドボタン22により「全閉」を入力する。
操作結果を作業指示内容と比較する(ステップSA5)。作業結果確認処理部47は、ステップSA4で入力された作業対象機器の操作後における機器状態(例えば、手動弁17の開閉状態)の情報とステップSA1で入力した作業指示情報に含まれる機器状態の情報(作業指示内容)を比較し、入力された作業対象機器の機器状態(例えば、手動弁17の開閉状態)が作業指示内容に一致しているかを判定する。作業対象機器の操作後における機器状態(例えば、手動弁17の開閉状態)が作業指示内容に一致していないとき、すなわち、ステップSA4で、手動弁17の操作後における手動弁17の開閉状態の情報が、作業指示内容(手動弁17は全閉状態)と異なり、間違って全開であると入力されたとき、アラームを出力する(ステップSA8)。このアラームが出力されたときには、ステップSA3〜SA5の各処理が、繰り返される。
ステップSA5の比較において入力された作業対象機器の機器状態(例えば、手動弁17の全閉状態)が作業指示内容に一致するとき、作業員20は、手動弁17が取り付けられている配管内の状態を確認する。この配管内の状態の確認は、例えば、ベントするために上流の手動弁を閉にベント弁(手動弁)を開にして水をベントできれば水無しと判断し、上流弁が開でベント弁が閉であれば水有りと判断することにより行われる。確認した配管内の状態を示す情報を入力する(ステップSA6)。作業員20は、確認した、例えば、手動弁17が設置された配管内の状態を示す情報を、手動弁17に対応させて、ガイドボタンにより携帯端末16に入力する。
作業対象機器の操作結果を示す情報及び作業対象機器が設けられた配管内の状態を示す情報を、プラント機器状態管理装置に出力する(ステップSA7)。作業員20は、携帯端末16の「アップロード」のタッチ部を押す。ステップSA4で入力された作業対象機器の操作結果(例えば、手動弁17の開閉状態)を示す情報及びステップSA6で入力された作業対象機器(例えば、手動弁17)が設けられた配管内の状態を示す情報を含む作業対象機器(例えば、手動弁17)の機器状態データが、携帯端末16から近くのアクセスポイント14に無線で伝えられる。この機器状態データは、構内有線LAN15、通信ステーション11及び構内有線LAN12を経由してプラント機器状態管理装置9に伝えられ、機器状態データベース36に格納される。
携帯端末16のGUI処理部45は、作業員が表示画面16Aに表示された「記録一覧」及び「機器一覧」の各タッチ部をタッチしたときに記録一覧リスト及び機器一覧リストの各表示情報を作成し、これらの表示情報を表示画面16Aに表示する。
以上により、1つの手動弁17に対する操作、携帯端末16への関連する情報の入力、及び入力した情報のプラント機器状態管理装置9への送信が終了する。作業員20は、携帯端末16を操作し、ステップSA1における他の作業対象機器(例えば、別の手動弁)に対する作業指示情報を携帯端末16に入力させる。作業員20は、他の作業対象機器(例えば、別の手動弁)の設置位置まで移動し、この他の作業対象機器に関して必要な操作、及び配管内の状態の確認を行い、携帯端末16への必要な情報の入力を行う。携帯端末16は、図6に示されたステップSA1〜SA8の処理を実行する。
このようにして、作業員20が、図7に示す(a)〜(c)の3つの機器番号の作業対象機器(例えば、手動弁)に対して作業対象機器の状態をチェックし、各手動弁が原子力プラントの定期検査期間での保守点検時におけるアイソレーション状態の開閉状態(全閉状態)になっていないときに、携帯端末16の表示画面16Aに表示された作業指示情報に基づいてそれらの手動弁を操作して全閉状態にしたとする。作業員は、操作後における手動弁の確認結果を携帯端末16に入力し、プラント機器状態管理装置9宛に送信する。図7に示す(a)〜(c)の3つの機器番号の作業対象機器(例えば、手動弁)に対するそれぞれの機器状態データが、ステップSA7において、プラント機器状態管理装置9宛に送信される。このため、図7に示された(a)〜(c)の3つの機器番号の作業対象機器(例えば、手動弁)に対するそれぞれの機器状態データが、プラント機器状態管理装置9に入力される。(a)〜(c)の3つの機器番号の作業対象機器(例えば、手動弁)のそれぞれの機器状態データは、それぞれの作業対象機器(例えば、手動弁)の機器状態を示すアイソレーション状態の情報(図7参照)、及び作業対象機器(例えば、手動弁)が設けられた配管内の状態を示す情報(図8参照)を含んでいる。
次に、本実施例のプラント機器状態管理方法を以下に説明する。特に、プラント機器状態管理装置9を用いて実行される処理を、図9及び図10を用いて説明する。まず、本実施例のプラント機器状態管理方法を実施する際における、携帯端末16とプラント機器状態管理装置9の間での情報の伝送を、図9を用いて説明する。
作業指示情報を携帯端末に送信する(ステップSB1)。携帯端末16において「ダウンロード」のタッチ部が押され、作業指示情報の送信依頼があったとき、プラント機器状態管理装置9の作業指示情報作成部32が、作業指示情報(許可番号、系統番号、系統名、機器番号、機器名称、機器状態、操作者名)を機器状態データベース36から読み出して通信インタフェース31から携帯端末16に送信される。この作業指示情報が、前述のステップSA1において、携帯端末16に入力される。
携帯端末から出力された機器状態データを入力する(ステップSB2)。ステップSA7において携帯端末16から出力された、作業対象機器の操作結果(例えば、手動弁17の全閉状態)を示す情報及びステップSA6で入力された作業対象機器(例えば、手動弁17)が設けられた配管内の状態を示す情報を含む作業対象機器(例えば、手動弁17)の機器状態データが、通信インタフェース31より、プラント機器状態管理装置9に取り込まれ、機器状態データベース36に格納される。
入力された機器状態データが作業指示情報と比較される(ステップSB3)。例えば、この機器状態データに含まれる作業対象機器の操作結果(例えば、手動弁17の全閉状態)を示す情報を含んでいたとする。作業確認処理部33は、ステップSB2で入力した機器状態データとステップSB1で出力した作業指示情報を比較し、この機器状態データに含まれる作業対象機器の操作結果を示す情報が作業指示情報に含まれる機器状態の情報に一致しているかを判定する。作業確認処理部33で両者の情報が一致していると判定されたとき、すなわち、例えば、手動弁17の全閉状態を示す情報が作業指示内容である手動弁17は全閉状態に一致していると判定されたときには、ステップSB4の処理が実行される。作業確認処理部33で両者の情報が一致していないと判定されたとき、すなわち、手動弁17の、間違って入力された機器状態の情報である全開状態を示す情報が、作業指示内容である手動弁17の全閉状態と異なっていると判定されたときには、携帯端末にアラーム情報を送信する(ステップSB5)。ステップSB5で作業確認処理部33において作成されたアラーム情報は、構内有線LAN12、通信ステーション11、構内有線LAN15及び現時点で端末16の近くに存在するアクセスポイント14を経由して携帯端末16に入力される。作業確認処理部33は、アラーム情報を出力するとき、作業対象機器の操作結果(例えば、手動弁17の全閉状態)を示す情報が作業指示情報に含まれる機器状態の情報と一致していないことを示す情報及びこの作業対象機器の機器番号を併せて出力する。
アラーム情報を入力した携帯端末16は、アラームを発するとともに、作業対象機器の操作結果(例えば、手動弁17の全開状態)を示す情報が作業指示情報に含まれる機器状態の情報と一致していないことを示す情報、及びこの作業対象機器の機器番号を表示画面16Aに表示する。作業者20は、携帯端末16から警報が発せられたとき、表示画面16Aに表示された両者の情報が一致していないことを示す情報、及び機器番号を見る。作業者20は、機器番号を有する作業対象機器(例えば、手動弁17)に対して、全閉操作を行う。その後、図6に示すステップSA3〜SA5及びSA7の各処理が携帯端末16において行われ、再度実行された作業対象機器の操作結果(例えば、手動弁17の全閉状態)を示す情報を含む機器状態データが、携帯端末16から出力されてプラント機器状態管理装置9に入力される。作業確認処理部33では、この新たに入力した機器状態データに含まれる作業対象機器の操作結果(例えば、手動弁17の全閉状態)を示す情報が作業指示情報に含まれる機器状態の情報(作業指示内容)と一致しているかが判定される。両者の情報が一致していると判定されたとき、ステップSB4の処理が実行される。
入力した機器状態データが機器状態データベースに格納される(ステップSB4)。作業確認処理部33は、ステップSB3の処理で両者の情報が一致していると判定したとき、ステップSB2で携帯端末16から送信されてきた機器状態データ(例えば、図7に示された(a)〜(c)の3つの機器番号の作業対象機器(例えば、手動弁)に対するそれぞれの機器状態データ)を機器状態データベース36に格納する。
その後、正常な機器状態データを受信したことを携帯端末に通知する(ステップSB6)。機器状態データが機器状態データベース36に格納された後、作業確認処理部33は、作業対象機器(例えば、手動弁17)に関する、正常な機器状態データを受信したことを示す受信情報を、通信インタフェース31から携帯端末16宛てに送信する。プラント機器状態管理装置9から出力されたその受信情報は、携帯端末16の表示画面16Aに表示される。この受信情報を見た作業員20は、手動弁17に対する正常な機器状態データがプラント機器状態管理装置9に受信されたことを知ることができる。
プロセス計算機からの機器状態データが機器状態データベースに格納される(ステップSB7)。プロセス計算機8には、制御装置6及び7等の制御装置で実行されるバイパス弁6A,7A等の、原子力プラントに設けられた全ての電動弁の開閉状態を示す情報が記憶されている。これらの電動弁の開閉状態を示す情報は、例えば、制御装置6によりバイパス弁6Aの開度が制御されるとき、バイパス弁6Aに設けられたリミットスイッチ6cにより、バイパス弁6Aの開閉状態が検出される。リミットスイッチ6cで検出されたバイパス弁6Aの開閉状態を示す情報(例えば、図7に示された(d)の1つの機器番号の電動弁(○○バイパス弁)に対する機器状態データ)が、制御装置6からプロセス計算機8に出力され、プロセス計算機8の内部メモリに記憶される。プロセス計算機8の内部メモリに記憶されている全ての電動弁の開閉状態を示す情報が、プラント機器状態管理装置9に入力され、作業確認処理部33により機器状態データベース36に格納される。
プラント機器状態管理装置9の機器状態管理部34は、ステップSA7で携帯端末16から入力した機器状態データ、及びステップSB7でプロセス計算機8から入力した電動弁の開閉状態を示す情報を用いて図7及び図8に示す管理情報を作成する。
次に、本実施例のプラント機器状態管理方法の携帯端末16から入力した機器状態データを用いた表示情報の作成を、図10を用いて説明する。
プラント状態の表示情報を作成するために、保守コンソールからプラントの系統情報を取り込む(ステップSC1)。ステップSB6の処理が終了した後、プラント機器状態管理装置9の系統状態表示情報作成部35は、プラント状態の表示情報を作成するために必要な系統情報を要求する系統情報要求信号を保守コンソール10に出力する。保守コンソール10は、プラント機器状態管理装置9から系統情報要求信号を入力したとき、要求があった系統情報を機器管理データベース42から読み出してプラント機器状態管理装置9に入力する。
表示情報を作成する対象機器が設けられた系統の配管計装図情報を抽出する(ステップSC1)。系統状態表示情報作成部35は、ステップSC1の処理が終了した後、ステップSC1の処理で保守コンソール10の機器管理データベース42から取り込んだ系統情報のうち、表示情報を作成する対象機器が設けられた系統の配管計装図情報、すなわち、携帯端末16から入力した、図7及び図8に示す(a)〜(c)の各機器番号を有するそれぞれの手動弁が設けられている系統である配管系、及びプロセス計算機8から入力した、図7及び図8に示す(d)の機器番号を有する電動弁が設けられている系統である配管系のそれぞれの配管計装図情報を抽出する。
表示情報を作成する対象機器の機器状態データを含む配管計装図情報の表示情報を作成する(ステップSC3)。系統状態表示情報作成部35は、表示情報を作成する対象機器の配管計装図情報に、表示情報を作成する対象機器の機器状態データを追加して、表示情報を作成する対象機器の機器状態データを含む配管計装図情報の表示情報を作成する。具体的には、系統状態表示情報作成部35は、携帯端末16から入力した、図7及び図8に示す(a)〜(c)の各機器番号を有するそれぞれの手動弁(表示情報を作成する対象機器)が設けられている配管系の配管計装図情報に、図7及び図8に示す(a)〜(c)の各機器番号を有するそれぞれの手動弁の開閉状態を示す情報、すなわち、全閉状態を示す情報を付加し、図7及び図8に示す(a)〜(c)の各手動弁の全閉状態を示す情報を付加した配管系の配管計装図情報(以下、第1配管計装図情報という)の表示情報を作成する。さらに、系統状態表示情報作成部35は、プロセス計算機8から入力した、図7及び図8に示す(d)の機器番号を有する電動弁(表示情報を作成する対象機器)が設けられている配管系の配管計装図情報に、図7及び図8に示す(d)の機器番号を有する電動弁の開閉状態を示す情報、すなわち、全閉状態を示す情報を付加し、図7及び図8に示す(d)の電動弁の全閉状態を示す情報を付加した配管系の配管計装図情報(以下、第2配管計装図情報という)の表示情報を作成する。作成された第1及び第2配管計装図情報の各表示情報(図11参照)は、機器状態データベース36に記憶される。
配管計装図情報の表示情報を大画面可変情報表示装置に送信する(ステップSC4)。系統状態表示情報作成部35は、作成された第1及び第2配管計装図情報の各表示情報を大画面可変情報表示装置2に送信する。保守コンソール10の大画面可変表示切替え管理部38は、系統状態表示情報作成部35から大画面可変情報表示装置2への表示情報(例えば、第1及び第2配管計装図情報の各表示情報)の出力を示す情報を入力したとき、大画面可変情報表示装置2に表示されている表示情報を、第1及び第2配管計装図情報の各表示情報の表示に切り換える切り換え信号を大画面可変情報表示装置2に出力する。切り換え信号を入力した大画面可変情報表示装置2は、第1及び第2配管計装図情報の各表示情報(図11参照)を表示する。
保守点検コンソール10において、系統状態表示部39は大画面可変情報表示装置2,3に表示するか否かの切換え処理(切換え判定はしない)を行う。保守点検作業管理部40は、例えば、プラント定期検査期間中の全点検保守作業の作業・工程などの管理をする。異常機器診断管理部41は、診断システムにより機器の正常/異常状態、異常兆候を判定する。
本実施例によれば、作業対象機器である、例えば、手動弁17に貼り付けたRFIDタグ18から手動弁17の機器ID情報を携帯端末16で読み出し、この読み出した手動弁17の機器ID情報と、携帯端末16において、プラント機器状態管理装置9の機器状態データベース36から読み出した作業指示情報に含まれる手動弁との照合を容易に実現することができる。このため、作業員20が、作業対象機器でない手動弁を間違ってチェックすることを避けることができる。
原子力プラントに設けられた各手動弁の、原子力プラント起動前にあるべき開閉状態は決まっている。操作対象の手動弁の、原子力プラント起動前にあるべき開閉状態は、プラント機器状態管理装置9の機器状態データベース36から読み出した作業指示情報に含まれており、携帯端末16の表示画面16Aに表示することができる。このため、作業員20は、現場の操作対象の手動弁17の開閉状態をチェックして、この手動弁17が、原子力プラント起動前にあるべき開閉状態(例えば、全閉状態)になっているかを、表示画面16Aに表示された作業指示情報に含まれるその手動弁の開閉状態の情報を見ることによって、容易に確認することができる。
さらに、手動弁17の開閉状態が、表示画面16Aに表示された作業指示情報に含まれるその手動弁の開閉状態の情報を見ることにより、原子力プラント起動前にあるべき開閉状態(例えば、全閉状態)と異なっていると、作業員20が認識したとき、作業員20は、違った開閉状態になっている手動弁17を、原子力プラント起動前にあるべき開閉状態、例えば、全閉状態になるように、操作し、手動弁17の操作結果を携帯端末16に入力する。携帯端末16では、作業員20が携帯端末16に入力した操作対象の手動弁17の操作結果を示す情報と、プラント機器状態管理装置9の機器状態データベース36から読み出した作業指示情報に含まれた、手動弁17の原子力プラント起動前にあるべき開閉状態(例えば、全閉状態)とが、携帯端末16で比較される。換言すれば、作業員20が携帯端末16に入力した手動弁17の操作結果を示す情報が、手動弁17の原子力プラント起動前にあるべき開閉状態(例えば、全閉状態)と一致しているかが判定される。このように、本実施例では、現場で作業員20が操作対象の手動弁17の操作結果の携帯端末16への入力が、正しいか否かを、携帯端末16を用いて現場で確認することができる。したがって、手動弁17の操作結果を示す情報の携帯端末16への入力が正しいかを短時間に現場で確認することができる。
もし、手動弁17の操作結果を示す情報の携帯端末16への入力が間違っている場合には、手動弁17の開閉状態を再度確認し、手動弁17の操作間違いの場合には、正常な手動弁17の操作をやり直すことができる。作業員20は、この正常な手動弁17の操作結果を示す情報を、携帯端末16に入力する。このようにして、正常な手動弁17の操作をやり直すことができ、手動弁17の正しい操作結果を示す情報の携帯端末16への入力を確認することができる。
万が一、間違っている、手動弁17の操作結果を示す情報が、ステップSA7の処理において、プラント機器状態管理装置9に送信されたとしても、ステップSB3の処理によって、携帯端末16から入力した手動弁17の、機器状態データに含まれる操作結果を示す情報が、ステップSB1の処理で携帯端末16に送信された、作業指示情報に含まれる手動弁17の原子力プラント起動前にあるべき開閉状態を示す情報と一致しているかが判定されるので、携帯端末16から入力した手動弁17の、機器状態データに含まれる正常な操作結果を示す情報(作業指示情報に含まれる手動弁17の原子力プラント起動前にあるべき開閉状態を示す情報と一致している、手動弁17の、機器状態データに含まれる正常な操作結果を示す情報)を機器状態データベース36に記憶させることができる。
本実施例は、上記したように、携帯端末16において、携帯端末16に入力した、作業指示情報に含まれる手動弁に関する情報と、作業員20が携帯端末16に入力した情報または作業員20がチェックする手動弁を比較することによって、ヒューマンエラーを防止することができ、表示情報の作成に用いられる、原子力プラントに設けられた手動弁の開閉状態を示す情報の精度を向上させることができる。
さらに、本実施例では、プラント機器状態管理装置9の処理により、現場に置かれた手動弁17の開閉状態を示す情報が加えられた配管計装線図情報が、大画面可変情報表示装置2にリアルタイムに近い状態で表示されるので、運転員5は原子力プラントに設けられた手動弁の状態をタイムリーに把握することが可能となり、プラントの一層の安全運転を図ることが可能になる。
本実施例は、手動弁の開閉状態を示す情報だけでなく、電動弁の開閉状態を示す情報も、電動弁が設けられた系統の配管計装線図情報に追加されて大画面可変情報表示装置2にリアルタイムに近い状態で表示されるので、運転員5は、電動弁の開閉状態も併せて把握することができる。
本実施例では、配管内の状態を示す情報を携帯端末16から入力して機器状態データベース36に格納し、必要に応じて携帯端末16の表示画16Aに表示するため、作業員が配管内の状態を知ることができる。弁の取替え作業、または配管の取替え作業の際に該当配管に水が残っていると工事を始めたときに残っている水が作業エリアにあふれたり、作業者がぬれたりする。配管内の状態を示す情報を表示画16Aに表示することにより、そのような事態が生じることを避けることができる。
RFIDタグ18の替りにバーコードを手動弁に付与し、このバーコードを携帯端末16で読み取ってその手動弁を認識してもよい。
本発明は、原子力プラント、火力プラント及び化学プラント等のプラントにおいて、このプラントに設置された手動弁の開閉状態を管理する場合に適用することができる。
1…大画面表示装置、2,3…大画面可変情報表示装置、6,7…制御装置、6C,7C…バイパス弁、8…プロセス計算機、9…プラント機器状態管理装置、10…保守コンソール、11…通信ステーション、12,15…構内有線LAN、13,14…アクセスポイント、16…携帯端末、17…手動弁、18…RFIDタグ、21…プラント機器状態管理システム、22…ガイドボタン、32…作業指示情報作成部、33…作業確認処理部、35…系統状態表示情報作成部、36…機器状態データベース。

Claims (14)

  1. 携帯端末に入力された、プラントに設けられた操作対象の手動弁の操作後の開閉状態を示す第1情報と、プラント機器状態管理装置の機器状態記憶装置から前記携帯端末に入力された作業指示情報に含まれて予め設定された、前記手動弁の開閉状態を示す第2情報が一致するかが、前記携帯端末において、判定され、
    前記第1情報が前記第2情報と一致するとき、前記第1情報が、前記携帯端末から前記プラント機器状態管理装置に送信され、
    前記プラント機器状態管理装置が、入力した前記第1情報に基づいて表示情報を作成することを特徴とするプラント機器状態管理方法。
  2. 前記第2情報として、前記手動弁の、前記プラント起動前にあるべき開閉状態を示す情報が用いられる請求項1に記載のプラント機器状態管理方法。
  3. 前記手動弁に取り付けられた、前記手動弁の第1識別情報を保有する識別情報保有手段から前記携帯端末に読み込んだ前記手動弁の前記第1識別情報が前記第2情報に含まれる前記手動弁の第2識別情報と一致しているかを、前記携帯端末において判定する請求項1または2に記載のプラント機器状態管理方法。
  4. 入力した前記作業指示情報を前記携帯端末に表示する請求項1ないし3のいずれか1項に記載のプラント機器状態管理方法。
  5. 前記手動弁が設けられる、前記プラントの配管系の配管計装線図情報に前記第1情報を付加した前記表示情報を作成する請求項1ないし4のいずれか1項に記載のプラント機器状態管理方法。
  6. 前記プラント機器状態管理装置が前記プラントに設けられた電動弁の操作後の開閉状態を示す第3情報を入力し、前記プラント機器状態管理装置における前記表示情報の作成が、前記第1情報と共に及び前記第3情報を用いて行われる請求項1ないし4のいずれか1項に記載のプラント機器状態管理方法。
  7. 前記プラント機器状態管理装置が前記プラントに設けられた電動弁の操作後の開閉状態を示す第3情報を入力し、前記プラント機器状態管理装置における前記表示情報の作成が、前記配管計装線図情報に前記第1情報と共に及び前記第3情報を付加して行われる請求項5に記載のプラント機器状態管理方法。
  8. 前記携帯端末から入力した前記第1情報が前記第2情報と一致するかが、前記プラント機器状態管理装置において、判定され、前記プラント機器状態管理装置における前記表示情報の作成が、前記プラント機器状態管理装置において前記第2情報と一致すると判定された前記第1情報を用いて行われる請求項1ないし7のいずれか1項に記載のプラント機器状態管理方法。
  9. 入力される、プラントに設けられた操作対象の手動弁の操作後の開閉状態を示す第1情報と、プラント機器状態管理装置の機器状態記憶装置から入力される作業指示情報に含まれて予め設定された、前記手動弁の開閉状態を示す第2情報が一致するかを、判定し、前記第1情報が前記第2情報と一致するとき、前記第1情報を出力する携帯端末と、
    前記携帯端末から出力された前記第1情報を伝送する通信ネットワークと、
    前記通信ネットワークから入力する前記第1情報に基づいて表示情報を作成する前記プラント機器状態管理装置とを備えたことを特徴とするプラント機器状態管理システム。
  10. 前記手動弁に取り付けられた、前記手動弁の第1識別情報を保有する識別情報保有手段から読み込んだ前記手動弁の前記第1識別情報が前記第2情報に含まれる前記手動弁の第2識別情報と一致しているかを、判定する前記携帯端末を有する請求項10に記載のプラント機器状態管理システム。
  11. 前記携帯端末が前記作業指示情報を表示する表示装置を有する請求項9または10に記載のプラント機器状態管理システム。
  12. 前記手動弁が設けられる、前記プラントの配管系の配管計装線図情報に前記第1情報を付加した前記表示情報を作成する前記プラント機器状態管理装置を有する請求項9ないし11のいずれか1項に記載のプラント機器状態管理システム。
  13. 前記プラントに設けられた電動弁の操作後の開閉状態を示す第3情報を入力し、前記表示情報の作成を、前記第1情報と共に及び前記第3情報を用いて行う前記プラント機器状態管理装置を有する請求項9ないし11のいずれか1項に記載のプラント機器状態管理システム。
  14. 前記プラントに設けられた電動弁の操作後の開閉状態を示す第3情報を入力し、前記表示情報の作成を、前記配管計装線図情報に前記第1情報と共に及び前記第3情報を付加して行う請求項12に記載のプラント機器状態管理システム。
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